JP3289577B2 - 動力ファスニング工具 - Google Patents

動力ファスニング工具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、釘打ち機やネジ
締め機等の動力ファスニング工具に関するものであり、
特に、携帯用動力ファスニング工具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】建築施工において、釘打ち機やネジ締め
機等の携帯用動力ファスニング工具によって木材やC形
チャネル鋼等の桟の上にベニヤ合板や石膏ボード等のパ
ネルを釘止め或いはネジ止めする際は、パネルの表面に
桟の位置を表示する線を墨入れし、この墨線を目標にし
て釘打ちあるいはネジ止め作業を行うことが望ましい。
【0003】しかし、既成の家屋を改築する際に既設の
壁面へパネルを貼着ける場合等は、壁の裏面の桟の位置
が不明なまま作業しなければならないことが多い。ま
た、新築工事であっても、工期の制限や人手の不足等に
因り墨入れ作業を省略して作業をする場合がある。この
ような場合は、一般に職人がパネルの表面を叩いてその
音響や感触により桟の存在を判断して釘やネジを打ち込
んでいる。
【0004】また、壁の裏面の金属桟や木質桟を検知す
ることができる近接センサや金属センサを内蔵した携帯
用センサ装置も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】パネルの貼着作業にお
いてパネルの裏面の桟の位置が不明な場合に、パネルの
表面を叩いてその音響や感触により桟の存在を判断する
方法は、人間の感覚によって判断するため、桟の位置を
誤認して桟以外の位置に釘やネジを打ち込むことがあ
り、往々にしてパネルの取付不良が発生する。
【0006】また、携帯用センサ装置を使用すれば正確
に桟の位置を検出できるが、片手でセンサ装置を壁面に
沿って移動して桟を検出し、検出された桟の位置へ他方
の手でマーキングした後に、釘打ち機やネジ締め機に持
ち替えて締結作業を行う手順が煩雑であり、作業性が悪
いという欠点がある。
【0007】そこで、釘打ち機やネジ締め機を保持した
まま、パネルの裏面の桟の位置及び非金属桟か或いは金
属桟の何れであるかを正確に検知できるようにして、締
着不良の防止並びに作業性を向上するために解決すべき
技術的課題が生じてくるのであり、本発明は上記課題を
解決することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために提案するものであり、ネジ締め機や釘打
ち機等の動力ファスニング工具のノーズの先端部位にセ
ンサを設け、センサの検出信号に基づいて発光器或
は警報器等の表示手段を駆動する制御回路を設け、前
ンサが壁面パネル等の裏面の桟を検出したとき、前記
表示手段によって桟の存在を表示するように形成された
動力ファスニング工具に於いて、前記ノーズの先端部位
には非金属桟を検出する近接センサと金属桟を検出する
金属センサとが設けられ、且つ、之等双方のセンサはセ
ンサオンオフスイッチに接続され、前記壁面パネル等の
裏面に存在する桟が非金属桟か或いは金属桟の何れであ
るかを検出すると共に、該桟の検出を必要としないとき
には、通常の釘打ち或いはネジ締め動作が実行できるよ
うに構成して成る動力ファスニング工具を提供するもの
である。
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図に従って詳述する。図1は、電動ネジ締め機1を示
し、ネジ締め機構部は従来公知の構成であり、ケーシン
グ2内にDCモータ及びドライバ駆動歯車機構が内蔵さ
れ、ノーズ3内のドライバビットをDCモータにより駆
動し、ノーズ3内のネジを回転しつつ押し出して建材に
締結する。
【0011】ケーシング2の後部のグリップ部2aには
制御回路が内蔵され、前面にトリガレバー4が設けられ
ており、グリップ部2aの下端に駆動電源である充電電
池5が装着される。
【0012】ケーシング2の下面にはネジ供給装置6が
連結され、ネジ供給装置6の後方下端開口部へ挿入され
る連結形ネジは、公知のネジ送り機構によってノーズ3
内へ供給される。
【0013】ノーズ3の先端にはコンタクトヘッド7が
スライド自在に装着されてバネの付勢により突出してお
り、コンタクトヘッド7の外周部に静電容量形の近接セ
ンサ8と電磁誘導形の金属センサ9が並設されている。
金属センサ9には単一指向性のものを用いて、コンタク
トヘッド7に対向する壁面の金属部材を検出できる姿勢
で取付けてある。
【0014】また、ノーズ3の側面には近接センサ8或
いは金属センサ9の検出信号に応じて発光するLED1
0が埋設され、グリップ部2aの前方には、センサ切換
スイッチ11並びにセンサ回路を開閉するセンサオンオ
フスイッチ12が設けられている。
【0015】図2に示すように、制御回路13にはセン
サ切換スイッチ11とセンサオンオフスイッチ12を介
して近接センサ8と金属センサ9とが接続されるととも
に、トリガレバー4によって操作されるトリガスイッチ
14と、コンタクトヘッド7によって機械的にオンオフ
されるコンタクトスイッチ15が接続されている。
【0016】制御回路13はトリガ信号とコンタクト信
号とセンサ信号の3入力論理回路であり、トリガ信号と
コンタクト信号とセンサ信号の入力状態が全てLoのと
きにモータ駆動回路16を制御してDCモータ17を起
動し、1サイクルの動作を行うとともに、センサ信号オ
ン時にはトリガ信号とコンタクト信号の状態にかかわら
ず、LED駆動回路18によってLED10が点灯す
る。
【0017】近接センサ8による桟検出のしきい値は、
石膏ボードやベニヤ板等のパネル材の表面にコンタクト
ヘッド7を接触させた状態の静電容量以上の値に設定
し、パネル材の裏面に配設された桟により近接センサの
静電容量がしきい値以上に変化して桟の存在が検出され
る。
【0018】ネジ締め作業の際に、ネジの打ち込み位置
が判明している場合や桟を検出する必要がない場合は、
センサオンオフスイッチ12をオフにすれば、コンタク
トヘッド7を壁面に押し当ててトリガレバー4をオン操
作する通常の起動操作によってDCモータ17が起動し
てネジが締め込まれる。
【0019】貼着すべきパネルの裏面側に木質桟が配設
されている現場で桟を検出する場合は、センサ切換スイ
ッチ11を近接センサ側に切り換え、センサオンオフス
イッチ12をオンにして、コンタクトヘッド7の先端面
を壁面に接触させて移動すると、近接センサ8の正面に
桟が位置したときにLED10が発光する。そして、L
ED10が発光した位置で起動操作を行うとその位置へ
ネジが締め込まれる。
【0020】一方、LED10が発光していない場合、
即ち、パネルの裏面に桟が存在しない場合は起動操作を
行っても制御回路13の論理によってDCモータ17は
起動せず、誤って桟以外の位置にネジが締め込まれるこ
とはない。
【0021】また、金属桟のみを検出する場合は、セン
サ切換スイッチ11を金属センサ9側に切り換えて、上
述した検出操作を行うことにより、金属桟の位置でLE
D10が発光し、ネジ締め可能な状態となる。
【0022】図3は他の実施形態を示し、同図に示す電
動ネジ締め機21は、近接センサ8と金属センサ9とを
4連形センサオンオフスイッチ22を介して別個に制御
回路23へ接続して2系統のLED駆動回路24,25
を設け、近接センサ8の信号によって発光するLED2
6と、金属センサ9の信号によって発光するLED27
とをノーズに設けている。
【0023】センサオンオフスイッチ22をオン位置に
切り換えて、コンタクトヘッド7の先端面を壁面に接触
させて移動すると、金属桟を検出したときは近接センサ
8と金属センサ9との出力により2個のLED26,2
7が発光する。
【0024】桟が木質等の非金属の場合は、金属センサ
9によりオンオフするLED27は発光せず、近接セン
サ8の検出信号によってオンオフするLED26のみが
発光し、使用者は2個のLED26,27の発光状態に
より、検出した桟が木か金属かが判断できる。尚、2個
のLED26,27はそれぞれ異なる発光色のものを用
いて視認を容易にすることが望ましい。また、2個のL
EDに代えて警音器を用いる場合は、2個の警音器の音
程や音色を相違させることによって、検出した桟が木か
金属かを判断することができる。
【0025】尚、この発明は上記の電動ファスニング工
具の他に空気駆動形の釘打ち機やステープラ等に適用す
ることができるとともに、制御回路等の構成は上記の実
施形態に限定するものではなく、空気駆動形ファスニン
グ工具の起動制御弁を電気的に制御する等種々の改変が
可能であり、この発明がそれらの改変されたものに及ぶ
ことは当然である。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は、釘打
ち機やネジ締め機等の動力ファスニング工具のノーズの
先端部非金属を検出する近接センサと金属桟を検出
する金属センサとが設けられ、之等双方のセンサはセン
サオンオフスイッチに接続されている。従って、該動力
ファスニング工具のノーズを壁面パネルに接触させた作
業姿勢で該壁面パネルの裏面に存在する桟が非金属桟か
或いは金属桟の何れであるか、並びに之等の桟の位置を
正確に検知して釘打ち或いはネジ締め等の作業を連続的
に行うことができ、ネジの打ち込み位置、及び、非金属
桟か或いは金属桟であるかの誤認による締着不良の防止
並びに作業能率の向上に効果を発揮する。更に、ネジの
打ち込み又はネジ締めの位置が判明している場合や桟を
検出する必要がない場合には、前記センサオンオフスイ
ッチをオフにすることにより、単に、トリガーレバーを
オン操作する通常の起動操作によってネジの打ち込み或
いはネジ締めが実行されることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、電動ネジ締め機の側
面図。
【図2】図1に示す電動ネジ締め機の回路ブロック図。
【図3】他の実施形態を示し、電動ネジ締め機の回路ブ
ロック図。
【符号の説明】
1,21 電動ネジ締め機 3 ノーズ 7 コンタクトヘッド 8 近接センサ 9 金属センサ 10,26,27 LED 11 センサ切換スイッチ 12,22 センサオンオフスイッチ 13 制御回路 14 トリガスイッチ 15 コンタクトスイッチ 16 モータ駆動回路 17 DCモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−115579(JP,A) 実開 昭62−123901(JP,U) 実開 昭59−45585(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25B 21/00 B27F 7/02 B25C 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネジ締め機や釘打ち機等の動力ファスニ
    ング工具のノーズの先端部位にセンサを設け、センサ
    の検出信号に基づいて発光器或いは警報器等の表示手段
    を駆動する制御回路を設け、前記センサが壁面パネル等
    の裏面の桟を検出したとき、前記表示手段によって桟の
    存在を表示するように形成された動力ファスニング工具
    に於いて、 前記ノーズの先端部位には非金属桟を検出する近接セン
    サと金属桟を検出する金属センサとが設けられ、且つ、
    之等双方のセンサはセンサオンオフスイッチに接続さ
    れ、前記壁面パネル等の裏面に存在する桟が非金属桟か
    或いは金属桟の何れであるかを検出すると共に、該桟の
    検出を必要としないときには、通常の釘打ち或いはネジ
    締め動作が実行できるように構成されたことを特徴とす
    動力ファスニング工具。
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