JP3286540B2 - ポンプ装置 - Google Patents

ポンプ装置

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JP3286540B2
JP3286540B2 JP29051696A JP29051696A JP3286540B2 JP 3286540 B2 JP3286540 B2 JP 3286540B2 JP 29051696 A JP29051696 A JP 29051696A JP 29051696 A JP29051696 A JP 29051696A JP 3286540 B2 JP3286540 B2 JP 3286540B2
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L15/00Washing or rinsing machines for crockery or tableware
    • A47L15/42Details
    • A47L15/4214Water supply, recirculation or discharge arrangements; Devices therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L15/00Washing or rinsing machines for crockery or tableware
    • A47L15/42Details
    • A47L15/4251Details of the casing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のポンプを一
つのユニットに構成し、単一の駆動装置で駆動するポン
プ装置に関する。特に、食器の洗浄、すすぎ等を行う食
器洗い機に好適なポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、食器洗い機では、洗浄、すす
ぎのための渦巻ポンプからなる洗浄ポンプと、排水する
ための渦流ポンプからなる排水ポンプとの両ポンプを一
つのユニットに構成したポンプ装置が用いられている。
このポンプ装置では、両ポンプを構成するそれぞれのイ
ンペラを、同軸に連結し、単一のモータによって駆動し
て、モータの回転方向によって両ポンプの運転を切り換
えることができる(例えば、実公平3−46709号参
照)。
【0003】このようなポンプ装置では、モータは、渦
流ポンプ側のケーシング端部に取付部材を介して取付け
られる。取付部材は、ケーシングの端部に片持ちの脚状
に形成されて、片持ち状の根元に応力が掛からないよう
に、ケーシングからの突き出しを少なくされている。と
ころで、食器洗い機では、使用頻度の高い洗浄ポンプの
外形が排水ポンプよりも大きい傾向にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、洗浄ポ
ンプが排水ポンプよりも大きいと、排水ポンプ側にある
取付部材は、洗浄ポンプと重なり合って配置されること
となるので、洗浄ポンプ側からの組み立て作業を行ない
難い。例えば、モータの端面に取付金具を取り付けて、
この取付金具に取付部材を取付けてモータ側からねじ締
め固定する。その後、反対方向からインペラをモータの
回転軸に取り付けていた。その結果、組立方向が一定せ
ず、組立の途中で組立品を反転させたりしていた。一
方、組立作業性を考慮すると、モータやポンプの各部を
順番に一方向から組み付けられることが望ましい。
【0005】ところで、食器洗い機の排水ポンプでは、
排水中の残菜や油脂分が排水管に付着しないように、水
を勢い良く流したいという要望もある。一方では、排水
ポンプのインペラは、洗浄ポンプの動作時に水中にある
ことから、洗浄ポンプの負荷として作用するので、この
ような負荷の増加を回避したいという相反する課題も存
在する。
【0006】そこで、本発明の目的は、上述のような技
術的課題を解決した、食器洗い機に好適な、複数のポン
プをユニット化したポンプ装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明のポンプ装置は、モータと、こ
のモータの前端面に固定された取付金具と、この取付金
具の前面に取付けられた容器状のケーシング本体と、こ
のケーシング本体内にて前記モータの回転軸に取付けら
れた第2インペラと、この第2インペラの前側に配置さ
れ前記回転軸が挿通するケーシング壁部と、このケーシ
ング壁部を挿通した前記回転軸に取付けられた第1イン
ペラと、この第1インペラを収容し、前記ケーシング本
体との間で前記ケーシング壁部を挟持するようにして前
記ケーシング本体に嵌合固定されたケーシングカバー
と、前記ケーシング本体に設けられ、前記取付金具にね
じ締め固定された取付部材とを備え、前記取付部材は、
前記第2インペラの回転軸線と平行な方向から見て、前
記第1インペラを収容する第1流路室及び前記第2イン
ペラを収容する第2流路室との重なり合いを回避するよ
うに構成され、前記ケーシングは、両流路室の境界部分
から、前記取付部材に接続されたリブをさらに備えた
とを特徴とする。
【0008】この構成によれば、取付部材が流路室と重
なり合うことを回避されて配置されたことによって、
ータを取付部材に取り付ける際に、ケーシングが邪魔に
なることを防止できる。その結果、取付部材とモータ
のねじ締め等の固定作業を、ケーシング側の方向から行
うことができるので、組み立て時の作業性がよい。
【0009】また、取付部材に接続されたリブは、取付
部材を補強できるので、取付部材が流路室との重なり合
いを回避するために片持ち状に形成される場合でも、取
付部材の変形を防止できる。
【0010】特に、リブは、取付部材と第1流路室とを
直結して補強することができるので、第1流路室に対す
る取付部材の変形を確実に防止することができる。ま
た、リブは、境界部分も補強することができるので、
ましい。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発
明の実施の形態にかかるポンプ装置を適用した食器洗い
機の概略構成の側面断面図である。食器洗い機1は、外
形が箱状のハウジング2と、ハウジング2内に区画され
た洗浄室3と、洗浄室3内で食器Tを保持する食器かご
4と、ハウジング2後部に設けられた管61、弁62等
を含む給水機構6と、洗浄室3内へ水を噴射するための
洗浄ポンプ51と、洗浄ポンプ51と接続されて水を噴
射口5aから噴射するアーム5とを備えている。
【0015】ハウジング2は、その前面に配置された開
閉可能な扉21と、内部に設けられた前方の開放された
箱状の内部槽22とを有している。内部槽22は、その
内底部が容器状に形成されて、そこに水を溜めることが
できる。洗浄室3は、扉21の後面と、内部槽22内面
とで囲まれて区画されている。洗浄室3は、その底部に
水を溜めることができる。また、洗浄室3の底部の前部
に、洗浄室3の水を集めることができるように、一段深
く形成された水溜め部31が形成されている。水溜め部
31の入口33には、網状のフィルタ34が着脱自在に
取り付けられ、そこを通過する水中の残菜等を捕獲する
ことができる。
【0016】食器洗い機1では、給水機構6が水道等の
給水設備(図示せず)に接続されて、洗浄室3内に注水
口32を通じて給水することができる。給水された水
は、洗浄室3底部に溜められる。洗浄ポンプ51は、水
溜め部31と管55を介して接続され、水を水溜め部3
1から吸い込み、管57、アーム5を通じて食器かご4
内の食器に吹き付ける。その後、水は、水溜め部31に
戻り、循環しながら、洗浄が行われる。また、アーム5
は、回転自在に設けられ、水を噴射する反動で回転し、
食器をむらなく洗浄することができる。
【0017】また、食器洗い機1は、洗浄室3底部にヒ
ータ7を備えている。ヒータ7は、洗浄室3内の水を加
熱でき、この温水で洗浄やすすぎができる。また、ヒー
タ7は、周囲の空気を加熱して、温風で食器を乾燥させ
ることができる。また、食器洗い機1には、洗浄室3底
部に管56を介して連通する排水ポンプ52が備えられ
ており、排水管54を通じて排水することができる。
【0018】排水管54は、その途中部が、逆U字状に
屈曲されて、ハウジング2内上部にまで達している。そ
れゆえ、サイホン作用によって、排水管54を通る水
は、この最上部を越えるまでは流れずに、排水管54は
弁なしで水の流通を阻止することができる。また、水
が、排水ポンプ52によって一旦排水管54の最上部を
越えると、排水管54を流通して排水することができ
る。なお、図1には、排水管54はその途中部までが図
示されている。
【0019】また、洗浄ポンプ51と排水ポンプ52と
は、一つのユニットのポンプ装置8として構成されてい
る。ポンプ装置8には、その駆動装置としてのモータ9
0が設けられている。一つのモータ90が、洗浄ポンプ
51と排水ポンプ52とを駆動し、モータ90の回転方
向によって、洗浄ポンプ51および排水ポンプ52の運
転を切り換えることができる。
【0020】図2は、図1のポンプ装置の一部断面側面
図であり、図4のC─C断面を示す。図3は、図2のポ
ンプ装置の分解斜視図である。図4は、ポンプ装置の断
面正面図であり、図2のD─D断面矢視図である。図5
は、図2のポンプ装置の断面正面図であり、図2のE─
E断面矢視図である。先ず、図2と図3を参照する。な
お、以下では、特に示す場合を除き、方向を正面図を基
準に説明する。
【0021】ポンプ装置8は、その後部に設けられた上
述のモータ90と、モータ90の前端面に固定された板
状の取付金具91と、取付金具91の前面に取付けられ
た容器状のケーシング本体83と、ケーシング本体83
とモータ90の回転軸90aとの間をシールするオイル
シール87と、回転軸90aに嵌合される第2インペラ
82と、第2インペラ82の前側に配置された板状のケ
ーシング壁部84と、ケーシング壁部84を貫通してそ
の前側で回転軸90aに嵌合される第1インペラ81
と、第1インペラ81を収容するケーシングカバー85
と、ケーシングカバー85とケーシング本体83の間に
配置されて水封するOリング86とを備えている。
【0022】モータ90は、その回転軸90aを回転自
在に支持する軸受を内蔵し、その軸受によって、第1イ
ンペラ81および第2インペラ82を回動自在に支持し
ている。このポンプ装置8は、以下のようにして組み立
てることができる。まず、モータ90の前面に、取付金
具91を前方から取り付け、前方からねじ92を挿通し
て、固定する。
【0023】次に、取付金具91にケーシング本体83
を前方から取付け、ケーシング本体83の取付部材83
aの挿通孔83iに前方からねじ93を挿通して、ねじ
締め固定する。次に、オイルシール87を、モータ90
の回転軸90aに前方から挿通しながら、ケーシング本
体83内に取り付ける。
【0024】次に、ケーシング本体83内に、第2イン
ペラ82をモータ90の回転軸90aに前方から嵌合し
て取り付ける。次に、ケーシング本体83前部のフラン
ジ部83dに、Oリング86を前方から取り付ける。次
に、ケーシング本体83にケーシング壁部84を前方か
ら嵌合して取り付ける。このとき、ケーシング壁部84
の中央に形成された開口に、第2インペラ82および回
転軸90aを挿通する。
【0025】次に、第1インペラ81を第2インペラ8
2に同軸に回転軸90aに前方から嵌合して取り付け
る。次に、ケーシング本体83に、ケーシングカバー8
5を前方から嵌合して取り付け、前方からねじ94を挿
通して、固定する。このよう組み立てられたポンプ装置
8は、上述の各管と接続されて、ハウジング2の内部槽
22の下面に固定される。
【0026】このように、このポンプ装置8は、前方向
という一方向からの作業によって組み立てることができ
る。以下、各部を説明する。ケーシングカバー85は、
後方に開放された容器状に形成された主体部85aを有
し、その後部には取付部としてのフランジ部85dが形
成されている。フランジ部85dは、Oリング86を介
在させて、ケーシング本体83のフランジ部83cと嵌
合接続されており、その固定のためのねじ94の挿通孔
を有している。
【0027】また、ケーシングカバー85は、主体部8
5aの前面中央から前方に延びる前筒部85bと、主体
部85aの周面の右部から上方に延びる出口筒部85c
とを有している。出口筒部85cは、洗浄ポンプ51の
吐出口71bを形成し、また、前筒部85bは、洗浄ポ
ンプ51の吸込口71aを形成している。ケーシング壁
部84は、ケーシングカバー85とケーシング本体83
の間に挟持されて配置されている。ケーシング壁部84
の後面は、後述する第2流路室72の上左部から吐出口
72bを経て吸込口72aに至る部分(この部分を図4
に一点鎖線84aで図示)で、後方に張り出している。
また、ケーシング壁部84の中央部には、第2インペラ
82とモータ90の回転軸90aとが挿通する開口が形
成されている。
【0028】ケーシング本体83は、前方に開放された
略円筒容器状の主体部83dと、主体部83dの周面の
上部から水平に延びる上筒部83eと、主体部83dの
周面の下部から水平に延びる下筒部83fと、主体部8
3dの外周面から後面に設けられた取付脚部83jと、
主体部83dの前端の周縁部から延設された上述のフラ
ンジ部83cとを備えている。フランジ部83cには、
雌ねじ穴が形成されている。この雌ねじ穴には、ケーシ
ングカバー85のフランジ部85dとの固定のためのね
じ94がねじこまれている。
【0029】上筒部83eは、排水ポンプ52の吐出口
72bを形成している。下筒部83fは、排水ポンプ5
2の吸込口72aを形成しており、上述の管56が接続
されている。下筒部83fの内下面は、主体部83dの
内周面よりも距離G(図4参照)下方に位置している。
それゆえ、吸込口72aは、主体部83dの内周面に対
して低く形成されているので、低く形成されない場合に
比べて、より低い水位の水を吸い込むことができる。ま
た、低い水位の水を吸い込む際に、空気の吸い込みが生
じるまでの時間を長くできるので、空気の吸い込みに伴
う排水ポンプ52の効率低下を防止できる。なお、主体
部83dの内周面に対して、吸込口72aに接続される
管56の位置を低くしても、同様の効果を得ることがで
きる。
【0030】取付脚部83jは、主体部83dの周囲の
後部から後方に延びた立設部(図示せず)と、立設部の
後端から軸方向に直交する方向に延びた取付部材83a
と、取付部材83aに設けられたリブ83bとによっ
て、主体部83dと一体に形成されている。取付部材8
3aは、主体部83dの外周部よりも径方向の外側に延
びており、その端部近傍には、モータ90を取り付ける
ためのねじ93の挿通孔83iが形成されている。挿通
孔83iは、ケーシング本体83のフランジ部83cお
よびケーシングカバー85のフランジ部85dと、正面
視で重なり合いを回避できる位置に配置されている。そ
れゆえ、両フランジ部が邪魔になることなく、挿通孔8
3iにねじ93を挿入したり、そのねじ締め作業を容易
に行うことができる。なお、ここで正面視としたのは、
ポンプ装置8の上述の組立方向が、モータ90の回転軸
90aの突出し方向である前方からとなるためである。
また、取付部材83aは、両フランジ部との重なり合い
の回避に限定されるものではなく、例えば、ねじを挿通
でき、且つねじ締め工具を操作できる孔が両フランジ部
に形成されても構わない。要は、取付部材83aは、ケ
ーシング本体83と、ケーシング壁部84と、ケーシン
グカバー85とで構成された後述するケーシング80で
区画される内部空間、すなわち、第1流路室71および
第2流路室72との重なり合いを回避できればよい。
【0031】また、取付部材83aは、ケーシング本体
83のフランジ部83cおよびケーシングカバー85の
フランジ部85dに対して高さ方向に突出しないように
形成されている。取付部材83aの上端部は、両フラン
ジ部の上端部よりも低く、取付部材83aの下端部は、
両フランジ部の下端部よりも高く、ポンプ装置8として
の高さを抑えてコンパクトに形成されている。
【0032】リブ83bは、取付部材83aの挿通孔8
3iの近傍の前面から、立設部83g、主体部83d外
周面、フランジ部83cの後面に接続されており、取付
部材83aを補強して、その変形を防止することができ
る。リブ83bは、取付部材83aの両側に一対で設け
られている。このように、リブ83bは、取付部材83
aを補強できるので、取付部材83aがケーシング80
の内部空間との重なり合いを回避するために片持ち状に
長く形成される場合でも、取付部材83aの変形を防止
できる。特に、リブ83bは、フランジ部83cに接続
されることによって、取付部材83aとケーシングカバ
ー85とを直結して補強することができるので、ケーシ
ングカバー85内に区画される後述する第1流路室71
に対する取付部材83aの変形を確実に防止することが
できる。
【0033】また、リブ83bは、両流路室の境界部分
であるフランジ部83cも補強することができるので、
好ましい。というのは、ポンプ装置8が食器洗い機に使
用される場合、使用頻度等の理由から、洗浄ポンプ51
が排水ポンプ52よりも大きい。このような場合、両ポ
ンプの境界部分に、上述の両フランジ部のような段差が
生じたり、部品同士の接続部分が設けられたりして、そ
の結果、境界部分の強度が弱くなる傾向にあるからであ
る。
【0034】上述のケーシング本体83と、ケーシング
壁部84と、ケーシングカバー85とは、互いに組み合
わされて一つのケーシング80として機能する。ケーシ
ング80内には、第1インペラ81を回動可能に収容す
る第1流路室71と、第2インペラ82を回動可能に収
容する第2流路室72とが区画されている。第2流路室
72は、第1流路室よりも、正面視の外形が小さく形成
されている。両流路室の境界部分には、ケーシングカバ
ー85のフランジ部85d、ケーシング本体83のフラ
ンジ部83c、およびケーシング壁部84が位置してい
る。
【0035】第1流路室71は、ケーシングカバー85
の主体部85aの内面と、ケーシング壁部84の前面と
によって区画されている。第1流路室71は、図5に示
すように、中央の吸込口71aから、外周部の吐出口7
1bへ至る渦巻状に形成されており、その中央に第1イ
ンペラ81が配置されている。第1インペラ81は、湾
曲状の羽根を有する回転羽根車である。第1インペラ8
1が回転すると、その羽根は、中心部の水を外周寄りに
押し出すことができる。第1インペラ81は、第1流路
室71とともに、洗浄ポンプ51を構成している。
【0036】洗浄ポンプ51は、渦巻状の中央から水を
吸い込み渦巻の外周部から吐出する、いわゆる渦巻ポン
プである。第1インペラ81が、図5に示すように、正
面視で反時計方向に回転すると、吸込口71aから吸い
込んだ水を外周寄りに押し動かし、吐出口71bへ吐出
することができる。図4を参照する。
【0037】第2インペラ82は、放射状の羽根を複数
有している回転円板である。第2インペラ82が回転す
ると、羽根の間に形成された凹部によってその周囲に渦
を発生させて、その周囲の水を移動させることができ
る。第2インペラ82は、その中央に嵌合穴を有し、そ
こにモータ90の回転軸90aが固定され、ケーシング
本体83の主体部83dの中央部に配置されている。
【0038】第2流路室72は、ケーシング本体83の
主体部83dの内面と、ケーシング壁部84の後面とで
区画されている。第2流路室72は、吸込口72aから
第2インペラ82の外周に沿って吐出口72bへ至る間
(図4の回転軸90aに対する左側部分)で、第2イン
ペラ82の図4での時計回り方向の回転に伴って水を流
通させることができる。この間の部分、すなわち、吸込
口72aから第2インペラ82の外周に沿って吐出口7
2bへ至る流路は、その断面が、徐々に少なくなるよう
に形成されている。すなわち、主体部83dの内面と、
第2インペラ82の外周面との間隔は、吐出口72b寄
りの部分で、吸込口72a寄りの部分よりも小さくされ
ている。また、吐出口72b寄りの部分(図4で上側の
部分F)で、ケーシング壁部84の後面の張り出しによ
って、第2インペラ82の回転軸の延びる方向である前
後方向に狭く形成されている。なお、ケーシング本体8
3の主体部83dの内周面と、第2インペラ82の外周
面とで区画された部分であって、吐出口72bと吸込口
72aとの間の部分(図4の回転軸90aに対する右側
部分)では、その間隔は水を流通させないように、狭く
形成されている。
【0039】排水ポンプ52は、第2流路室72と、第
2インペラ82とによって構成され、流路室内で回転す
るインペラがその周囲の水を移動させる、いわゆる渦流
式ポンプである。第2インペラ82が、図4に示す正面
視で時計方向に回転すると、下方の吸込口72aから吸
い込んだ水を上方の吐出口72bへ吐出することができ
る。一方、第2インペラ82が、正面視で反時計方向に
回転すると、上方の吐出口72bから水を吸い込むこと
となるが、吐出口72bは排水管54に接続されてお
り、排水ポンプとしては機能しない。
【0040】このように、排水ポンプ52では、第2流
路室72が吸込口72a寄りの部分が広く、且つ吐出口
72b寄りの部分、特に部分Fで狭いので、この部分F
で第2インペラ82によって動かされる水は流速を高め
られる結果、吐出口72bから勢い良く流出することが
できる。従って、食器洗い機では、排水ポンプ72を通
過する水が汚れていることが想定されることから、流路
に汚れが付着することを防止することができて好まし
い。
【0041】また、第2流路室72の水路を狭くした排
水ポンプ52は、第2インペラ82を大きくする場合に
比べて、第2流路室72に水がある場合に、排水ポンプ
52が、洗浄ポンプ51の運転時の負荷になることを防
止するのに好ましい。また、第2流路室72は、部分F
で前後方向に狭くされていることによって、排水ポンプ
52は、より一層勢い良く水を送り出すことができる。
【0042】また、第2流路室72は、吐出口72b寄
りの部分で、前後方向に加えて、第2インペラ82の径
方向にも狭くされていることによって、第2流路室72
は、水の流れる方向と直交する2方向に狭くできるの
で、一方向に狭くなる場合に比べて、より一層狭くでき
る。その結果、排水ポンプ52は、より一層勢い良く水
を送り出すことができる。
【0043】このように本実施の形態によれば、図5に
示すように、ケーシング80の取付部材83aが両流路
室と重なり合うことを回避されて配置されたことによっ
て、モータ90を取付部材83aに取り付ける際に、ケ
ーシング80が邪魔になることを防止できる。その結
果、取付部材83aとモータ90に取り付けた取付金具
91とのねじ締め等の固定作業を、ケーシング80側の
方向である前方から行うことができるので、組み立て時
の作業性がよい。例えば、ポンプ装置8の組立方向を各
インペラの組み付け方向となるケーシング80側からの
一方向にすることができて、組立の途中でポンプやモー
タ等の半組立品の向きを反転させたりせずに済む。ま
た、通常、モータ90は、ポンプ装置8よりも重い。従
って、このような重いモータ90を静置したままで、ポ
ンプ装置8を組み立てることができる。
【0044】ところで、取付部材83aが変形する場合
には、取付部材83aに取り付けられたモータ90に接
続された各インペラと、ケーシング80との両者がぶつ
かることを防止するために、両者の間の隙間を大きく設
定する必要があり、その結果、各ポンプの効率を高くす
ることができない。一方、リブ83bが取付部材83a
の変形を防止できる本発明では、各インペラとケーシン
グ80との間の隙間を大きくせずに済むので、各ポンプ
の効率を高くすることができる。
【0045】また、洗浄ポンプ51では、第1流路室7
1が排水ポンプ52に比べてモータ90から遠くに位置
し、且つ第1インペラ81が片持ち状態の自由端側で支
持されていることから、第1流路室71に対する組立精
度が低下する傾向にある。このような洗浄ポンプ51に
おいて、リブ83bによって第1流路室71に対する取
付部材83aの変形を防止できる本発明は、取付部材8
3aを介して第1インペラ81と第1流路室71との組
立精度を高くでき、洗浄ポンプ51の効率を高くするこ
とができる。
【0046】また、取付金具91や取付部材83aは、
側面視でモータ90やケーシング本体83やケーシング
カバー85の両フランジ部の外形から突出しない。それ
ゆえ、取付部材83a等が流路室と重なり合いを回避し
て配置しても、ポンプ装置8の高さを抑制でき、食器洗
い機1をコンパクトにすることができる。なお、ポンプ
装置8は、その駆動装置としてのモータ90を備えてい
たが、これには限定されない。例えば、第2インペラ8
2が、ケーシング80に軸受によって回転自在に支持さ
れ、回転軸90aと継手を介して接続されるように構成
してもよい。要は、上述の洗浄ポンプ51にあたる第1
のポンプと、排水ポンプ52にあたる第2のポンプとが
隣接して配置され、単一の駆動装置によって駆動される
ものであればよい。
【0047】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことが可能である。
【0048】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、以下の効
果を奏する。すなわち、取付部材が流路室と重なり合う
ことを回避されて配置されたことによって、モータを取
付部材に取り付ける際のねじ締め等の固定作業を、ケー
シング側の方向から行うことができるので、組み立て時
の作業性がよい。
【0049】さらに、取付部材をリブによって補強でき
るので、取付部材の変形を防止できる。特に、取付部材
と第1流路室とを直結するリブは、第1流路室に対する
取付部材の変形を確実に防止することができる。また、
リブは、境界部分も補強することができるので、好まし
い。
【0050】
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるポンプ装置を適用
した食器洗い機の概略構成の側面断面図である。
【図2】図1のポンプ装置の一部断面側面図である。
【図3】図2のポンプ装置の分解斜視図である。
【図4】図2のポンプ装置の断面正面図であり、図2の
D─D断面矢視図である。
【図5】図2のポンプ装置の断面正面図であり、図2の
E─E断面矢視図である。
【符号の説明】
1 食器洗い機 8 ポンプ装置 51 洗浄ポンプ 52 排水ポンプ 71 第1流路室 72 第2流路室 72a 吸込口 72b 吐出口 80 ケーシング 81 第1インペラ 82 第2インペラ 83a 取付部材 83b リブ 83c フランジ部(境界部分) 90 モータ(駆動装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−70382(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 15/42 F04D 29/18 F04D 29/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータと、このモータの前端面に固定され
    た取付金具と、この取付金具の前面に取付けられた容器
    状のケーシング本体と、このケーシング本体内にて前記
    モータの回転軸に取付けられた第2インペラと、この第
    2インペラの前側に配置され前記回転軸が挿通するケー
    シング壁部と、このケーシング壁部を挿通した前記回転
    軸に取付けられた第1インペラと、この第1インペラを
    収容し、前記ケーシング本体との間で前記ケーシング壁
    部を挟持するようにして前記ケーシング本体に嵌合固定
    されたケーシングカバーと、前記ケーシング本体に設け
    られ、前記取付金具にねじ締め固定された取付部材とを
    備え、 前記取付部材は、前記第2インペラの回転軸線と平行な
    方向から見て、前記第1インペラを収容する第1流路室
    及び前記第2インペラを収容する第2流路室との重なり
    合いを回避するように構成され、 前記ケーシングは、両流路室の境界部分から、前記取付
    部材に接続されたリブをさらに備えたことを特徴とする
    ポンプ装置。
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