JP3286266B2 - 水差し兼用如雨露 - Google Patents

水差し兼用如雨露

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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックのブ
ロー成形法によって成形される中空体構造を有する水差
し兼用如雨露に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブロー成形法によって製造された水差し
ないし如雨露は周知であり、一般に市販されている種類
も多い。その水差しないし如雨露も、ブロー成形法によ
らない例えば昔からの板金製水差し兼用如雨露と同様の
桶に水差し管と取っ手を付けた構造を有する。この構造
では、取っ手が水注入のための開口と重なって設けられ
ることになり、ブロー成形法にとっては面倒である。と
いうのは構造上型成形できない水注入のための開口を、
あとで、刃物を用いて穿口するという2次加工が必要と
なるからである。
【0003】このため従来のブロー成形品から成る水差
し兼用如雨露では、水注入口を避けた位置に取っ手を設
けている例もある。或る例では容器部上面に水注入口を
開口し、その前後(又は左右)に夫々取っ手を設けてお
り、このため両手を使わなければ、バランスが悪くな
り、使用しにくいものとなっている。
【0004】また、はすのみ、はす口などと通称される
如雨露のノズル部材は不使用時水注入口から容器内に放
り込んでおくのが通常であるから、紛失し易くまた損傷
され易いという問題がある。中には鎖などで本体に結び
付けてあるものも見受けられるがこれは取り扱いが面倒
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に着
目してなされたものであり、その課題はブロー成形法に
より効率良く製造することができ、かつ取り扱い易い水
差し兼用如雨露を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は水差し兼用如雨露として、水を溜める容器
部の上部に離れて設けられた、片手で持つための取っ手
と、容器部と取っ手との間に設けられた、ノズル部材の
取り付けのための保持部と、容器部の上部に開口した水
注入口及び水注入口に着脱されるキャップとを具備し同
キャップは水注入口に形成された口縁と掛脱可能な複数
個のフック形の掛止部を有するという手段を講じたもの
である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る水差し兼用如雨露
は、プラスチックのブロー成形法によって成形される、
中空体構造を有するものである。この種の製品のブロー
成形は、型開きした一対の金型間に熱可塑性のプラスチ
ックよりなるパリソンを誘導し、型閉じ後に空気を吹き
込んで中空体を型成形する。
【0008】水差し兼用如雨露であるから、本発明のも
のも、水を溜める桶に相当する容器部を有しており、か
つ容器部内へ水を注入するための水注入口と、溜めた水
を注出するための水差し管とを有する点において従来の
ものと変わるものではない。しかしその水注入口のあり
方と取っ手との関係、さらにはノズル部材の保持との関
係に特徴を有している。
【0009】まず取っ手については、水を溜める容器部
の上部に、離れて設けられた、片手で持つためのもので
ある必要がある。容器部の上面は閉じていて良い。この
ことは取っ手を開口と重ねて設ける必要のないことを意
味するので、ブロー成形による水差し兼用如雨露の設計
及び製造を非常に容易にする。また、容器部の真上に取
っ手を設けられるので、最もバランスの良い位置に設け
ることができ、使い易いものとなる。
【0010】上記容器部と取っ手との間には、ノズル部
材の取り付けのための保持部が設けられる。つまり容器
部の上部の取っ手との間は取っ手を持つ手が入る空所と
なっており、かつそこにノズル部材も収まる構成であ
る。ノズル部材が接続口を具備することから、それと嵌
め込み可能な保持部を上記空所に突出させて設けること
ができる。
【0011】取っ手の後方、かつ容器部の上部には水注
入口が開口する。取っ手の後方であるから水注入口と重
複せずに設けられる。また容器部の上部に開口すること
により水注入口の位置が十分高くなり、水注入時に例え
ば水道の蛇口を十分差し入れるような長さとなり得る。
水注入口にはキャップを着脱可能に設けることができ
る。キャップとはいってもこれが水注入口を閉塞してし
まう必要はない。例えば筒状としてその内部に瀘材とす
るメッシュを張設した構造を有するものであればそれで
十分である。
【0012】このような取っ手、保持部及び水注入口
は、水差し管とともに、ブロー成形の金型の型閉じ面上
に位置している。しかしどの型成形部分も水注入口とは
重なることがないため後処理が不必要である。他方キャ
ップを射出成形によって形成する場合、ブロー成形され
る水注入口との嵌め合いを確実にする必要がある。この
ためにはフック形の掛止部を複数箇所キャップ側に設
け、その内のどれかが確実に水注入口と嵌合可能となる
構成を取ることが望ましい。
【0013】
【実施例】以下図面を参照して本発明をより詳細に説明
する。例示の水差し兼用如雨露10は、容器部11の上
部に容器部上から離れて設けられた取っ手12を有し、
取っ手12の後方かつ容器部11の上部に開口した水注
入口13を具備する。使用しないノズル部材15を取り
付けておく保持部14は容器部11と取っ手12との間
の空所16の前側に設けられる。
【0014】上記構成のために実施例のものは特にデザ
インされており、容器部11は平らな底面の前端から前
上方へ伸び上がる、弧状の曲線によって形作られた水差
し管17を有し、容器部11の閉じた上面の上方を、容
器部11の後端より上方かつ前方へ伸び上がる弧状のも
う一つの曲線によって取っ手12が形作られている。こ
のため水注入口13は容器部11よりも取っ手12の側
に位置する。18は水注入口13の立ち上がり部を示
す。
【0015】このため容器部内は、水注入口13と水差
し管17の部分だけで外部に通じていればよく、しかも
水注入口13も水差し管17もブロー成形の金型の型閉
じ面いわゆるパーティングライン上に並ぶので設計、成
形及び後処理が容易である。なお、パーティングライン
を符号19で示す。
【0016】このような本体部分はブロー成形による中
空体構造を有する(図3参照)。また上記構成を持つこ
とにより、握り部12をもって使うときに大変バランス
が良く、内部に溜められた水が溢れ易いということもな
く、しかも注水時、散水時には水をスムーズに水差し管
先端へ誘導することが可能となる。
【0017】前記の水注入口13にはキャップ20が着
脱可能に取り付けられる。キャップ20はどのようなも
のでも良いけれども、例示のように筒状部21を有する
ものとすると、蛇口やホースなどが十分差し込まれる。
また例示のキャップ20は内部奥に張設されたメッシュ
22を有しており(図5)、これで濾過機能を果たすと
ともに、水の跳ね出しを或る程度は止めることもでき
る。
【0018】また例示のキャップ20は、本体の立ち上
がり部18の口縁24に引っ掛かる掛止部23を有する
(図6)。この掛止部23によりキャップ20は抜け止
め状態で立ち上がり部18の口縁24の出張りの部分に
掛止状態で固定されるが、その際掛止部23は一旦嵌め
込まれると口縁24から外方へ押し広げられない状態と
なる。このため掛止部23には無理な力が殆んど働か
ず、劣化が防止される。
【0019】本発明における本体つまり如雨露本体はブ
ロー成形されたものを対象とするので、製品の精度にお
いて射出成形製品に劣ることがあり、特に水注入口13
は成形型が真円であっても楕円形となり勝ちである。例
示の場合、縦長楕円形の水注入口13となり、キャップ
20は真円に射出成形されるので、掛止部23が円形に
形成されたのでは口縁24に嵌め込むのは困難となる。
そこで本発明ではフック形の掛止部23を8箇所に分散
し、全部が掛止されなくても楕円の長軸方向の両側を中
心に掛止力が働き、確実に固定されるようにした。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されかつ作用す
るものであり、水注入口と重ならない取っ手を有する水
差し兼用如雨露をブロー成形により容易にかつ面倒な後
処理の必要なくして効率良く成形することができ、ブロ
ー成形品にも拘ずキャップを確実に固定することができ
るという効果を奏する。また水注入口が容器部の後方に
あるので邪魔にならず、水の注入をし易くなり、取っ手
を容器部の上に設けられる結果、使用時のバランスが良
くなり、容器部と取っ手との間にノズル部材が保持され
るため不使用時にもどこにあるかが明確に分かり、邪魔
にもならず外れたり紛失したりするおそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水差し兼用如雨露の実施例を示す
斜視図。
【図2】同上の側面図。
【図3】同じく縦断面図。
【図4】同じく後面図。
【図5】キャップの平面図。
【図6】キャップ取り付け部の縦断面図。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックのブロー成形法によって成
    形される中空体構造を有する水差し兼用如雨露であっ
    て、水を溜める容器部の上部に離れて設けられた、片手
    で持つための取っ手と、容器部と取っ手との間に設けら
    れた、ノズル部材の取り付けのための保持部と、容器部
    の上部に開口した水注入口及び水注入口に着脱されるキ
    ャップとを具備し同キャップは水注入口に形成された口
    縁と掛脱可能な複数個のフック形の掛止部を有する水差
    し兼用如雨露。
  2. 【請求項2】 取っ手は、容器部に前後方向に設けられ
    ており、容器部前方へ伸びる水差し管の付け根付近から
    水注入口にわたっている請求項1記載の水差し兼用如雨
    露。
  3. 【請求項3】 容器部と取っ手との間の前側に位置す
    る、ノズル部材の取り付けのための保持部を有し、保持
    部はノズル部材の接続口を嵌め込み可能に突出した形態
    を有している請求項1又は2記載の水差し兼用如雨露。
  4. 【請求項4】 水注入口は容器部の上方に突出して設け
    られている請求項1〜3のいずれかに記載の水差し兼用
    如雨露。
  5. 【請求項5】 取っ手、保持部及び水注入口が水差し管
    とともに、ブロー成形の金型の型閉じ面上に位置してい
    る請求項1〜4のいずれかに記載の水差し兼用如雨露。
  6. 【請求項6】 キャップは蛇口やホースなどが十分差し
    込まれる筒状部を有する請求項1又は2、4又は5のい
    ずれかに記載の水差し兼用如雨露。
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