JP3284520B2 - ベネシャンブラインドの昇降操作装置 - Google Patents
ベネシャンブラインドの昇降操作装置Info
- Publication number
- JP3284520B2 JP3284520B2 JP10705293A JP10705293A JP3284520B2 JP 3284520 B2 JP3284520 B2 JP 3284520B2 JP 10705293 A JP10705293 A JP 10705293A JP 10705293 A JP10705293 A JP 10705293A JP 3284520 B2 JP3284520 B2 JP 3284520B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grip
- cord
- lock
- cord lock
- coil spring
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- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はベネシャンブラインドの
昇降操作装置に関するものであり、さらに詳しく述べる
と、ブラインドの昇降コードをヘッドボックスから垂下
する中空操作棒に通し、その中空操作棒の下端部に設け
たグリップから昇降コードを外へ引出し、そのグリップ
内に設けたロック機構により昇降コードを制動してブラ
インドの急速自重落下を防止する装置の改良に係わるも
のである。
昇降操作装置に関するものであり、さらに詳しく述べる
と、ブラインドの昇降コードをヘッドボックスから垂下
する中空操作棒に通し、その中空操作棒の下端部に設け
たグリップから昇降コードを外へ引出し、そのグリップ
内に設けたロック機構により昇降コードを制動してブラ
インドの急速自重落下を防止する装置の改良に係わるも
のである。
【０００２】
【従来の技術】スラットを開閉させる回転軸を駆動する
ことができる中空操作棒をヘッドボックスから垂下し、
その中空操作棒にブラインドを昇降させる昇降コードを
通し、その下端に取り付けたグリップから外へ引出し、
そのグリップ内に設けたロック機構によって昇降コード
操作装置は特公昭５７−５５８６３号によって公知であ
る。
ことができる中空操作棒をヘッドボックスから垂下し、
その中空操作棒にブラインドを昇降させる昇降コードを
通し、その下端に取り付けたグリップから外へ引出し、
そのグリップ内に設けたロック機構によって昇降コード
操作装置は特公昭５７−５５８６３号によって公知であ
る。
【０００３】この公知装置は、中空操作棒の下端部にグ
リップを軸方向摺動可能に外嵌し、中空操作棒の下端に
スリーブ状のロック受けを取り付け、そのコードロック
受けに挿脱するプラグ状のコードロックをグリップの軸
孔底部に取り付け、中空操作棒の下端部とグリップの間
にコイルスプリングを介在させてグリップを上方へ弾圧
する方式であった。グリップをコイルスプリングに抗し
て下げると、コードロックがコードロック受けから抜け
て、その間に狭持していた昇降コードが開放され、ブラ
インドは自重によって下降し、グリップを放すと、コイ
ルスプリングがグリップを押し上げてコードロックをコ
ードロック受けに挿入し、その間で昇降コードを狭持し
てブラインドをその位置に停止させる。この状態でコー
ドロックとコードロック受けの狭持に抗して昇降コード
を引き下げると、ブラインドが上昇する。
リップを軸方向摺動可能に外嵌し、中空操作棒の下端に
スリーブ状のロック受けを取り付け、そのコードロック
受けに挿脱するプラグ状のコードロックをグリップの軸
孔底部に取り付け、中空操作棒の下端部とグリップの間
にコイルスプリングを介在させてグリップを上方へ弾圧
する方式であった。グリップをコイルスプリングに抗し
て下げると、コードロックがコードロック受けから抜け
て、その間に狭持していた昇降コードが開放され、ブラ
インドは自重によって下降し、グリップを放すと、コイ
ルスプリングがグリップを押し上げてコードロックをコ
ードロック受けに挿入し、その間で昇降コードを狭持し
てブラインドをその位置に停止させる。この状態でコー
ドロックとコードロック受けの狭持に抗して昇降コード
を引き下げると、ブラインドが上昇する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記装置はブラインド
を下降させるため、一方の手でグリップを下げて昇降コ
ードのロックを解放するとき、ブラインドが自重で急速
に落下しないように、他方の手でグリップから出ている
昇降コードを制止するという両手操作が必要であった。
そこで、片手だけで急落下を防止しつつブラインドを降
下させることができる装置が要望されていた。
を下降させるため、一方の手でグリップを下げて昇降コ
ードのロックを解放するとき、ブラインドが自重で急速
に落下しないように、他方の手でグリップから出ている
昇降コードを制止するという両手操作が必要であった。
そこで、片手だけで急落下を防止しつつブラインドを降
下させることができる装置が要望されていた。
【０００５】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、グリップ操作時のブライ
ンド自重による急速落下を防止することができる装置を
提供することにある。
り、その目的とするところは、グリップ操作時のブライ
ンド自重による急速落下を防止することができる装置を
提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明が採用する手段は、グリップを中空操作棒の
下端に軸方向摺動可能に外嵌し、その中空操作棒の下端
にスリーブ状のコードロック受けを接続し、そのコード
ロック受けに挿脱可能なプラグ状のコードロックをグリ
ップの軸孔の底部に取り付け、グリップと中空操作棒の
間にグリップ用コイルスプリングを介在させたブライン
ド操作装置において、コードロックとグリップの間にグ
リップ用コイルスプリングを付加したことにある。
め、本発明が採用する手段は、グリップを中空操作棒の
下端に軸方向摺動可能に外嵌し、その中空操作棒の下端
にスリーブ状のコードロック受けを接続し、そのコード
ロック受けに挿脱可能なプラグ状のコードロックをグリ
ップの軸孔の底部に取り付け、グリップと中空操作棒の
間にグリップ用コイルスプリングを介在させたブライン
ド操作装置において、コードロックとグリップの間にグ
リップ用コイルスプリングを付加したことにある。
【０００７】
【作用】ブラインドの昇降停止中、コードロックは圧縮
したコードロック用コイルスプリングの弾性反発力によ
ってコードロック受けに押し込まれ、その間の昇降コー
ドを狭持してロックするブラインドを下降するために、
グリップを下方へ引くと、コードロックはコードロック
受けに押し込まれたままであるから、ブラインドは直ち
に自重で急速落下するおそれはないが、コードロック用
コイルスプリングは弛緩してコードロック受けとコード
ロックの間の昇降コード狭持力は減少するから、ブライ
ンドは自重で徐々に下降し始める。したがって、グリッ
プをさらに引き下げると、コードロックがコードロック
受けから抜け、昇降コードは完全に解放されるから、ブ
ラインドを下限まで下降させることができる。
したコードロック用コイルスプリングの弾性反発力によ
ってコードロック受けに押し込まれ、その間の昇降コー
ドを狭持してロックするブラインドを下降するために、
グリップを下方へ引くと、コードロックはコードロック
受けに押し込まれたままであるから、ブラインドは直ち
に自重で急速落下するおそれはないが、コードロック用
コイルスプリングは弛緩してコードロック受けとコード
ロックの間の昇降コード狭持力は減少するから、ブライ
ンドは自重で徐々に下降し始める。したがって、グリッ
プをさらに引き下げると、コードロックがコードロック
受けから抜け、昇降コードは完全に解放されるから、ブ
ラインドを下限まで下降させることができる。
【０００８】
【実施例】本発明の装置を図面に示す実施例に基づいて
説明する。図１に示すように、ベネシャンブラインドの
ヘッドボックス10から垂下する昇降コード11はスラット
12を貫通してボトムレール13に至り、そこに止着され
る。昇降コード11の他端はヘッドボックス10が突出する
中空自在継手14の内部を通り、その中空自在継手に接続
した中空操作棒15は内部に通される。中空操作棒15の下
端部にはグリップ16が軸方向摺動自在に外嵌され、昇降
コード11の他端はグリップ16から外へ引き出されてつま
み25に至り、そこに止着される。
説明する。図１に示すように、ベネシャンブラインドの
ヘッドボックス10から垂下する昇降コード11はスラット
12を貫通してボトムレール13に至り、そこに止着され
る。昇降コード11の他端はヘッドボックス10が突出する
中空自在継手14の内部を通り、その中空自在継手に接続
した中空操作棒15は内部に通される。中空操作棒15の下
端部にはグリップ16が軸方向摺動自在に外嵌され、昇降
コード11の他端はグリップ16から外へ引き出されてつま
み25に至り、そこに止着される。
【０００９】図１及び図２に示すように、グリップ16の
中央を軸方向に貫通する軸孔17は中空操作棒15の外径よ
りわずかに大きな内径の小軸孔部17ａ、グリップ用コイ
ルスプリング18を収容する中軸孔部17ｂ、コードロック
21を軸方向摺動自在に収容する大軸孔部17ｃからなる。
中空操作棒15の下端に中軸孔17ｂの内径よりわずかに小
さな外径のブッシュ19を嵌着し、そのブッシュに下から
コードロック受け20を内嵌する。グリップ用コイルスプ
リング18の上端は中軸孔部17ｂの内上縁に、下端はブッ
シュ19の上面に接する。大軸孔部17ｃの底面近くにスナ
ップリング22を内嵌してコードロック21の脱落を防止す
る。コードロック21の頭部はプラグ状であり、コードロ
ック受け20の軸孔に挿入可能である。２本ないし３本の
昇降コード11はコードロック受け20とコードロック21の
頭部の間を通り、コードロック21のコード孔を抜けて外
に出る。コードロック21の底面とスナップリング22の間
にコードロック用コイルスプリング23を配置する。
中央を軸方向に貫通する軸孔17は中空操作棒15の外径よ
りわずかに大きな内径の小軸孔部17ａ、グリップ用コイ
ルスプリング18を収容する中軸孔部17ｂ、コードロック
21を軸方向摺動自在に収容する大軸孔部17ｃからなる。
中空操作棒15の下端に中軸孔17ｂの内径よりわずかに小
さな外径のブッシュ19を嵌着し、そのブッシュに下から
コードロック受け20を内嵌する。グリップ用コイルスプ
リング18の上端は中軸孔部17ｂの内上縁に、下端はブッ
シュ19の上面に接する。大軸孔部17ｃの底面近くにスナ
ップリング22を内嵌してコードロック21の脱落を防止す
る。コードロック21の頭部はプラグ状であり、コードロ
ック受け20の軸孔に挿入可能である。２本ないし３本の
昇降コード11はコードロック受け20とコードロック21の
頭部の間を通り、コードロック21のコード孔を抜けて外
に出る。コードロック21の底面とスナップリング22の間
にコードロック用コイルスプリング23を配置する。
【００１０】ブラインドの昇降停止中、コードロック21
は圧縮したコードロック用コイルスプリング23の弾性反
発力によってコードロック受け20に押し込まれ、昇降コ
ード11を固く狭持する。ブラインドを下降するために、
図３に矢印で示すように、グリップ16を少し押し下げる
と、コードロック21はコードロック受け20に押し込まれ
たままであるが、コードロック用コイルスプリング23が
弛むため、昇降コード11を狭持する力は弱くなり、ブラ
インドの自重によって昇降コード11はコードロック受け
20とコードロック21の間をすり抜けるが、摩擦抵抗を受
けるため、昇降コード11の移動速度は小さく、ブライン
ドは除々に降下する。それにつれて昇降コード11にかか
るブラインドの自重は除々に軽くなる。ブラインドが下
限に近づいたとき、図４に矢印で示すように、グリップ
16を下げきると、コードロック21はコードロック受け20
から抜け、昇降コード11は完全に解放されるから、ブラ
インドは軽くなったブラインドの自重によって下限まで
確実に降下する。
は圧縮したコードロック用コイルスプリング23の弾性反
発力によってコードロック受け20に押し込まれ、昇降コ
ード11を固く狭持する。ブラインドを下降するために、
図３に矢印で示すように、グリップ16を少し押し下げる
と、コードロック21はコードロック受け20に押し込まれ
たままであるが、コードロック用コイルスプリング23が
弛むため、昇降コード11を狭持する力は弱くなり、ブラ
インドの自重によって昇降コード11はコードロック受け
20とコードロック21の間をすり抜けるが、摩擦抵抗を受
けるため、昇降コード11の移動速度は小さく、ブライン
ドは除々に降下する。それにつれて昇降コード11にかか
るブラインドの自重は除々に軽くなる。ブラインドが下
限に近づいたとき、図４に矢印で示すように、グリップ
16を下げきると、コードロック21はコードロック受け20
から抜け、昇降コード11は完全に解放されるから、ブラ
インドは軽くなったブラインドの自重によって下限まで
確実に降下する。
【００１１】
【発明の効果】上記のとおり、本発明の装置は従来のグ
リップ用コイルスプリングによってコードロックをコー
ドロック受けに押し込んで昇降コードを狭持していたも
のとは異なり、別のコードロック用コイルスプリングに
よってコードロックをコードロック受けに押し込んで昇
降コードを狭持する方式であるから、グリップ用コイル
スプリングに抗してグリップを押し下げたときに、コー
ドロック用コイルスプリングは弛むが、コードロックは
コードロック受けから直ちに抜けることはない。したが
って、グリップを押し下げても、ブラインドが自重で急
速に落下するおそれはなく、必ず、徐々に下降し始める
という優れた効果を奏する。
リップ用コイルスプリングによってコードロックをコー
ドロック受けに押し込んで昇降コードを狭持していたも
のとは異なり、別のコードロック用コイルスプリングに
よってコードロックをコードロック受けに押し込んで昇
降コードを狭持する方式であるから、グリップ用コイル
スプリングに抗してグリップを押し下げたときに、コー
ドロック用コイルスプリングは弛むが、コードロックは
コードロック受けから直ちに抜けることはない。したが
って、グリップを押し下げても、ブラインドが自重で急
速に落下するおそれはなく、必ず、徐々に下降し始める
という優れた効果を奏する。
【図１】は本発明の一実施例の装置を備えたベネシャン
ブラインドの要部を断面で示す側面図、
ブラインドの要部を断面で示す側面図、
【図２】は図１の装置の分解斜視図、
【図３】は図１の装置のグリップを下げ始めたときの状
態を示す断面図、
態を示す断面図、
【図４】は図１の装置のグリップを下げきったときの状
態を示す断面図、
態を示す断面図、
10：ヘッドボックス、11：昇降コード、12：スラット、
13：ボトムレール、14：中空自在継手、15：中空操作
棒、16：グリップ、17：軸孔、18：グリップ用コイルス
プリング、19：ブッシュ、20：コードロック受け、21：
コードロック、22：スナップリング、23：コードロック
用コイルスプリング
13：ボトムレール、14：中空自在継手、15：中空操作
棒、16：グリップ、17：軸孔、18：グリップ用コイルス
プリング、19：ブッシュ、20：コードロック受け、21：
コードロック、22：スナップリング、23：コードロック
用コイルスプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河田 幸助 東京都中央区新川１丁目４番９号 トー ソー株式会社内 (56)参考文献 特公 昭57−55863（ＪＰ，Ｂ１) 実公 平３−35035（ＪＰ，Ｙ２) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) E06B 9/324
Claims (1)
- 【請求項１】ヘッドボックス（10）に接続した中空操作
棒（15）と、前記中空操作棒の下端部に軸方向摺動自在
に外嵌したグリップ（16）と、前記グリップと前記中空
操作棒の間にあって前記グリップを押し上げるグリップ
用コイルスプリング（18）と、前記中空操作棒の下端に
接続した環状のコードロック受け（20）と、前記グリッ
プの軸孔（17）内において前記コードロック受けに挿脱
可能に配置されたコードロック（21）と、一端側がボト
ムレール（13）に止着され他端側が前記ヘッドボックス
から前記中空操作棒と前記コードロック受けを経て前記
グリップから引き出された昇降コード（11）とからなる
昇降操作装置において、前記グリップと前記コードロッ
クの間にあって前記コードロックを前記コードロック受
けに押し込むコードロック用コイルスプリング（23）を
設け、前記グリップを少し押し下げると、前記コードロ
ックは前記コードロック受けに押し込まれたままで前記
コードロック用コイルスプリングが弛み、ブラインドは
除々に降下するようにしたことを特徴とするベネシャン
ブラインドの昇降操作装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10705293A JP3284520B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | ベネシャンブラインドの昇降操作装置 |
| US08/330,730 US5501262A (en) | 1993-05-07 | 1994-10-28 | Cord locking assembly for use with venetian blind |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10705293A JP3284520B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | ベネシャンブラインドの昇降操作装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06317077A JPH06317077A (ja) | 1994-11-15 |
| JP3284520B2 true JP3284520B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
ID=14449294
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10705293A Expired - Lifetime JP3284520B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | ベネシャンブラインドの昇降操作装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3284520B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5501262A (en) * | 1993-05-07 | 1996-03-26 | Toso Co., Ltd. | Cord locking assembly for use with venetian blind |
-
1993
- 1993-05-07 JP JP10705293A patent/JP3284520B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06317077A (ja) | 1994-11-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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