JP3284173B2 - 太陽電池 - Google Patents

太陽電池

Info

Publication number
JP3284173B2
JP3284173B2 JP25420596A JP25420596A JP3284173B2 JP 3284173 B2 JP3284173 B2 JP 3284173B2 JP 25420596 A JP25420596 A JP 25420596A JP 25420596 A JP25420596 A JP 25420596A JP 3284173 B2 JP3284173 B2 JP 3284173B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solar cell
cover glass
divided
gap
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25420596A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10107301A (ja
Inventor
邦夫 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP25420596A priority Critical patent/JP3284173B2/ja
Publication of JPH10107301A publication Critical patent/JPH10107301A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3284173B2 publication Critical patent/JP3284173B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽電池に関し、特
に人工衛星等に使用されるカバーガラス付きの宇宙用太
陽電池の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の太陽電池、特に人工衛星等に使用
されるカバーガラス付きの宇宙用太陽電池の構造につい
て、図7を参照して説明する。
【0003】従来の太陽電池は、図7に示すように1枚
板からなる太陽電池パネル100の上に接着剤101に
よって、複数個の太陽電池セル102が固定されてい
る。そして、各太陽電池セル102にはそれぞれ、接着
剤103によって1枚板からなるカバーガラス104が
個々に接着されている。105は、各太陽電池セルを電
気的に接続するインターコネクタである。
【0004】以上のように、カバーガラス104を各太
陽電池セル102の上部に接着しているのは、太陽電池
セルにとって有害な紫外線や放射線が直接、太陽電池セ
ルに照射されることがないようにするためのものであ
る。従って、特に人工衛星等、紫外線や放射線等の照度
が強い宇宙空間で使用される場合には、このカバーガラ
ス104は不可欠な構成となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記太陽電
池セル102の熱膨張係数とカバーガラス104との熱
膨張係数との間には差があるため、太陽電池を使用する
環境の温度範囲が広い場合には、両者の間に応力がかか
り、カバーガラスや太陽電池セル自体の破損あるいは接
着剤の剥離等が生じるおそれがあり、信頼性に問題が生
じる。
【0006】特に、宇宙空間では温度差が大きく、上記
不具合が生じる可能性が高い。また、太陽電池の寸法が
大きくなればなる程、上記応力が大きくなってしまう。
【0007】そこで、本発明の目的は、使用環境の温度
変化による影響を少なく抑えることのできる高信頼性の
太陽電池を実現することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1による太陽電池は、太陽電池セルの
上部に接着剤を介してカバーガラスが接着されてなる太
陽電池において、前記カバーガラスが複数枚の分割カバ
ーガラスから構成され、且つ前記分割カバーガラスの互
いに隣接する端面は、間隙を介して互いに平行になるよ
うに前記太陽電池セルの表面に対して斜め方向となるよ
うに形成され、互いに近接配置されてなることを特徴と
する。
【0009】このように、分割カバーガラス間の間隙は
斜めになっているので、紫外線等が太陽電池セルにまで
到達しにくく経時変化に対する耐力が大きい。しかも、
高温時に分割カバーガラスが膨張したとしても、両分割
カバーガラスの端面が互いに平行になるように斜めにカ
ットされているので、先端の鋭角部は異なった方向にそ
れてぶつかることがない。このように、環境変化等に対
する耐力の優れた太陽電池を得ることができる。
【0010】また、請求項2は、前記カバーガラスの光
入射側表面の前記間隙部に、前記カバーガラス側から太
陽電池セル側に向かう凹状の溝部が形成されてなること
を特徴とする。
【0011】このように、間隙部の表面側に溝部を形成
しておけば、接着剤が間隙を毛細管現象によりはい上が
ってきてもカバーガラス表面側で盛り上がることはな
く、光学的特性等に影響を及ぼすことがない。
【0012】また、請求項3は、前記溝部が、前記カバ
ーガラスの光入射側表面の前記間隙部において、端面が
鋭角となった前記分割カバーガラスの先端部が切り欠か
れて形成されてなることを特徴とする。
【0013】このように、予め端面が鋭角となった分割
カバーガラスの先端部を切り欠くことによって前記溝部
が形成されるようにすれば、破損しやすい形状を回避で
き、信頼性を向上できる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例による太陽電池
について、図1を参照して説明する。ここでは、図7に
示す従来構造と異なる点についてのみ説明する。なお、
図7に示す従来構造と同一機能部分には同一記号を付し
ている。
【0015】本実施例の特徴は、図1に示すように、図
7に示したような従来構造における1枚板からなるカバ
ーガラスを2枚の分割カバーガラス1、1から構成した
点にある。さらに、両分割カバーガラス1、1の隣接部
端面は、間隙2を介して互いに平行になるように、太陽
電池セル102の表面に対して斜めにカットされた形状
となっている。この間隙2にも、太陽電池セル102と
分割カバーガラス1とを接着する接着剤103が充填さ
れている。
【0016】以上のように、カバーガラスを複数に分割
した構造であれば、太陽電池セルの熱膨張係数とガラス
の熱膨張係数との差異によって生じる応力を分散するこ
とができるので、従来のようにカバーガラスが1枚であ
った場合に生じる問題点、即ち、上記応力によって太陽
電池セル102あるいは1枚板のカバーガラスが破損し
たり、接着剤103が剥離するといった問題を回避でき
る。
【0017】この点について、本実施例の構造と従来構
造との比較を図2及び図3の概念図を用いて説明する。
図2(a)及び(b)はそれぞれ、環境温度が高温にな
った時の従来構造の太陽電池及び本実施例の太陽電池の
断面図である。カバーガラス104の熱膨張係数は太陽
電池セル102の熱膨張係数よりも大きいので、高温
時、まず従来構造においては図2(a)に示すように、
カバーガラス104の方が大きく伸びて太陽電池全体は
上方に凸形状となるように湾曲する。
【0018】一方、本実施例の構造は図2(b)に示す
ように、カバーガラス1、1が分割されていることから
湾曲の程度を小さく抑えることができる。
【0019】そして、図2(a)及び(b)のような湾
曲の相違により、図3に示すように従来構造と本実施例
の構造とではせん断応力(接着剤とカバーガラス、太陽
電池セル間)の相違が生じる。図3(a)及び(b)は
それぞれ、従来構造及び本発明による太陽電池要部断面
図、(c)及び(d)はそれぞれ、(a)及び(b)に
相当するせん断応力の特性図である。
【0020】図3(c)から明らかなように、従来構造
では湾曲の頂上部にあたる太陽電池中央部(P部)でせ
ん断応力が最も大きくなる。これに対して、本実施例の
構造では、図3(d)に示すように、カバーガラス1、
1は分割された構造となっているので、せん断応力はQ
部及びR部で最も大きくなるが、その大きさは図4
(c)のP部よりも小さくなっている。つまり、従来構
造に比較して本実施例の構造は、カバーガラスの破損を
抑制できる。
【0021】ところで、単にカバーガラスをガラス表面
に対して垂直方向に切断、分割しただけであれば、分割
カバーガラス間に太陽電池セル102に対して垂直な隙
間が生じ、この隙間から紫外線や放射線が太陽電池セル
102に容易に到達し、悪影響を及ぼす恐れがある。
【0022】さらに、温度変化によってカバーガラス自
体が若干、膨張、縮小の熱変形を起こすが、例えば、高
温時には膨張した両カバーガラスの端面同志がぶつかっ
て破損してしまう恐れもある。このような問題は、特に
宇宙空間のような環境において大きくなる。
【0023】この点、本発明では上記のように、分散カ
バーガラス1、1の端面の隣接部を斜めにカットした構
造とすることによって、紫外線等が入射しにくく経時変
化に対する耐力が大きい。
【0024】しかも、高温時に分割カバーガラス1、1
が膨張したとしても、両分割カバーガラス1、1の端面
が互いに平行になるように斜めに向かうようにカットさ
れているので、先端の鋭角部は異なった方向にそれてぶ
つかることがない。この状態を図4に示す。
【0025】図4(a)乃至(c)はそれぞれ、図1に
示した構造の太陽電池の分割カバーガラスの温度に対す
る変形を模式的に示したもので、各々、常温時、低温時
及び高温時におけるものである。図より明らかなよう
に、間隔t1、t2、t3はt2>t1>t3の関係となる。
【0026】本実施例による太陽電池の分割カバーガラ
スは上記のように変形するので、設計時においては上記
間隔を、図4(c)のように使用環境の最高温度に対応
する間隔とする。このようにすれば、通常の使用温度に
おいては両分割カバーガラス1、1は離間する方向とな
るので両分割カバーガラス1、1が近接することによる
熱歪みも小さく抑えることができる。
【0027】また、仮に太陽電池の使用環境が設計時以
上の温度になったとしても、前述のように、両分割カバ
ーガラス1、1の端面は斜めにカットされているので、
その先端は異なった方向にそれて両者がぶつかることを
回避できる。
【0028】ところで、上記構造の実施例においては、
太陽電池セル102に分割カバーガラス1を接着する
際、図5に示すように、分割カバーガラス1、1間の隙
間2の毛細管現象により接着剤103が分割カバーガラ
ス1の表側にまではみだし、突起状に盛り上がってしま
う場合がある(図中、3で示す)。このような盛り上が
り部3が形成されると、光学的特性に影響を及ぼすこと
が考えられ、また、この太陽電池の他の機材への組み込
み等にも影響を与える可能性がある。
【0029】そこで、図6に示すように、分割カバーガ
ラス1の鋭角側の先端部を切り欠いて溝部4を設けれ
ば、毛細管現象ではい上がった接着剤は溝部4のみにと
どまり、突起状に盛り上がることはない。しかも、分割
カバーガラス1の鋭角部は破損し易いという問題点があ
るが、このように先端部を切り欠いた形状とすることに
よってこの問題も解消できる。
【0030】なお、上記実施例では、従来のカバーガラ
スを2枚に分割した構造のみを示したが、例えば4枚に
分割するといった構造をとることもできる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
分割カバーガラス間の間隙は斜めになっているので、紫
外線等が太陽電池セルにまで到達しにくく経時変化に対
する耐力が大きい。しかも、高温時に分割カバーガラス
が膨張したとしても、両分割カバーガラスの端面が互い
に平行になるように斜めに向かうようにカットされてい
るので、先端の鋭角部は異なった方向にそれてぶつかる
ことがない。このように、耐環境変化等に優れた太陽電
池を得ることができる。
【0032】また、分割カバーガラスの光入射側表面の
間隙部に、分割カバーガラス側から太陽電池セル側に向
かう凹状の溝部が形成されているので、接着剤が間隙を
毛細管現象によりはい上がってきても表面側で盛り上が
ることはなく、光学的特性等に影響を及ぼすことがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による太陽電池の断面図。
【図2】(a)は従来の問題点を説明するための太陽電
池の断面図、(b)は本発明によって(a)の問題点を
解決できることを説明するための太陽電池の断面図。
【図3】(a)及び(b)はそれぞれ、従来例及び本発
明の一実施例による太陽電池の要部断面図、(c)及び
(d)はそれぞれ、(a)及び(b)の構造のせん断応
力の特性図。
【図4】(a)乃至(c)は本発明の一実施例によるカ
バーガラスの各状態を説明する図で、それぞれ、常温、
低温及び高温における断面図。
【図5】図1の構造で想定される問題点を説明する断面
図。
【図6】図5の問題点を解決する本発明の他の実施例に
よる太陽電池の断面図。
【図7】従来例による太陽電池の断面図。
【符号の説明】
1 分割カバーガラス 2 間隙 4 溝部 102 太陽電池セル 103 接着剤

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池セルの上部に接着剤を介してカ
    バーガラスが接着されてなる太陽電池において、 前記カバーガラスが複数枚の分割カバーガラスから構成
    され、且つ前記分割カバーガラスの互いに隣接する端面
    は、間隙を介して互いに平行になるように前記太陽電池
    セルの表面に対して斜め方向となるように形成され、近
    接配置されてなることを特徴とする太陽電池。
  2. 【請求項2】 前記カバーガラスの光入射側表面の前記
    間隙部には、前記カバーガラス側から太陽電池セル側に
    向かう凹状の溝部が形成されてなることを特徴とする請
    求項1に記載の太陽電池。
  3. 【請求項3】 前記溝部は、前記カバーガラスの光入射
    側表面の前記間隙部において、端面が鋭角である前記分
    割カバーガラスの先端部が切り欠かれて形成されてなる
    ことを特徴とする請求項2に記載の太陽電池。
JP25420596A 1996-09-26 1996-09-26 太陽電池 Expired - Fee Related JP3284173B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25420596A JP3284173B2 (ja) 1996-09-26 1996-09-26 太陽電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25420596A JP3284173B2 (ja) 1996-09-26 1996-09-26 太陽電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10107301A JPH10107301A (ja) 1998-04-24
JP3284173B2 true JP3284173B2 (ja) 2002-05-20

Family

ID=17261723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25420596A Expired - Fee Related JP3284173B2 (ja) 1996-09-26 1996-09-26 太陽電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3284173B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3839719B2 (ja) * 1999-11-22 2006-11-01 ベンタナ・メデイカル・システムズ・インコーポレーテツド 積み重ね可能な非接着性カバースリップ
EP1895597A1 (en) 2005-06-07 2008-03-05 Sharp Kabushiki Kaisha Condensing photovoltaic power generation unit and condensing photovoltaic power generation system, and condensing lens, condensing lens structure, and production method of condensing lens structure
CN118435361A (zh) * 2021-12-22 2024-08-02 Agc株式会社 罩部件和太阳能电池

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10107301A (ja) 1998-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4313023A (en) Solar cell module
US8884153B2 (en) Photoelectric conversion element and interconnector-equipped photoelectric conversion element
US4053327A (en) Light concentrating solar cell cover
US6903261B2 (en) Solar concentrator
US20090250093A1 (en) Enhanced concentrator PV pannel
KR970701433A (ko) 반도체 섬유 태양 전지와 모듈(semiconductor fiber solar cells and modules)
EP1080498A1 (en) Solar module having reflector between cells
US5430616A (en) Interconnector and electronic device element with the interconnector
CA2463981A1 (en) Light-emitting or light-receiving semiconductor module, and method for manufacturing the same
US20080185032A1 (en) Discrete secondary reflector for solid concentrator
EP2141747B2 (en) Solar cell module
JPS6216579A (ja) 太陽電池インタ−コネクタ
JP3284173B2 (ja) 太陽電池
CN212182345U (zh) 封装胶膜及光伏组件
US20090188563A1 (en) Solar Cell Structure Including A Plurality of Concentrator Elements With A Notch Design and Predetermined Radii and Method
US5940203A (en) High-energy-burst deformable mirror
JP2004087884A (ja) 太陽電池パネルの支持枠構造
JPH0718458U (ja) 太陽電池モジュ−ル
JP6249369B2 (ja) 太陽電池モジュールの配線材、太陽電池モジュール、及び太陽電池モジュールの製造方法
US20100254028A1 (en) Lens for Concentration Photovoltaic Module
CN211123565U (zh) 背光模组及显示装置
JP2934369B2 (ja) 太陽電池セル
US20240274737A1 (en) Photovoltaic cell and photovoltaic module
CN216285843U (zh) 一种新型一体化组件
CN215266329U (zh) 太阳能电池片及光伏组件

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees