JP3282300B2 - 露光装置及び半導体素子製造方法 - Google Patents

露光装置及び半導体素子製造方法

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JP3282300B2 JP17616393A JP17616393A JP3282300B2 JP 3282300 B2 JP3282300 B2 JP 3282300B2 JP 17616393 A JP17616393 A JP 17616393A JP 17616393 A JP17616393 A JP 17616393A JP 3282300 B2 JP3282300 B2 JP 3282300B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は露光装置及び半導体素子
製造方法に関し、特に紫外光を利用して、マスクのパタ
ーンを感光剤を塗布したウエハーまたは他の基板等に転
写する半導体素子の製造に好適な露光装置及び半導体素
子製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来用いられている反射型の露光
装置の概略図である。
【0003】露光装置は大きくは4つの部分より構成さ
れており、60は露光装置の光源及び照明光学系を有す
る照明系、20はマスク像(マスクパターン)をウエハ
ーに転写する投影光学系と走査機構と不図示のアライメ
ント機構等を有する本体である。30は露光装置全体の
シーケンス動作をコントロールするCPUを含むコント
ロール・ボックス、40は露光装置の光源である超高圧
水銀灯1を点灯し、点灯時の電力を制御する点灯装置で
ある。これらの各ユニットはケーブルを通して信号伝
達、電力供給を行っている。
【0004】次に光の進む順番に本装置の作用を説明す
る。
【0005】1は光源の超高圧水銀灯で、以下、略して
水銀灯1と記す。水銀灯1は点灯装置40の点灯操作に
より、高電圧を印加するスターター43を通して点灯さ
れる。2は前記水銀灯1からの光源光を1点鎖線で示し
た光路方向に光を収束させる球面鏡である。
【0006】水銀灯1及び球面鏡2で反射された光は1
点鎖線で示した光路をたどり、ミラー4、ミラー5、ミ
ラー6、コンデンサーレンズ7、ミラー8を経て、スリ
ット9へ入射する。スリット9は投影露光に使用する有
効光を切り出す作用を行い、照明光の形状をスリット状
にする。スリット状になった光は球面ミラー10で反射
され、ハーフミラー11により照明照度を一定に保つ定
照度制御用の光量モニターセンサー12へ入射する光
と、本装置の露光用シャッタ13へ入射する光とに分け
られる。
【0007】光量モニターセンサー12は光量信号を電
流値に変換する。27は光量モニターセンサー12の電
流信号出力を電圧に変換し、電圧増幅するアンプ回路で
ある。アンプ回路27により電圧増幅された光量モニタ
ー信号は、定照度モニター信号として点灯装置40に入
力される。
【0008】露光シャッター13に入射する光は露光シ
ャッター13により開放、遮断制御される。露光シャッ
ター13は装置動作シーケンスが露光になると開放とな
り、スリット状の照明光がミラー14、凹面ミラー15
で反射されてマスク16に入射する。
【0009】マスク16とウエハー22はキャリッジ2
1により一体に担持されている。マスク16の像(パタ
ーン)は台形ミラー17、凹面ミラー18、凸面ミラー
19、凹面ミラー18、台形ミラー17を介してウエハ
ー22上に結像される。マスク16とウエハー22が一
体で移動することで、マスク16に入射するスリット状
の光のマスクに対する位置が移動し、マスク16の投影
像の全体がウエハー22全面に転写される。
【0010】30のコントロール・ボックスは装置全体
のシーケンスプログラムを内蔵しているROM31、前
記動作シーケンスプログラムを演算、シーケンス処理す
る中央処理装置CPU36、演算処理データを記憶する
RAM32、装置各部の不図示のアクチュエーター信号
を入出力するインターフェイス回路33、前記のキャリ
ッジ21を不図示のアクチュエーターを駆動して移動動
作をさせるキャリッジ駆動回路34、露光用シャッター
13を駆動するシャッター駆動回路35等より成ってい
る。
【0011】本装置はスリット状の光をマスク16とウ
エハー22の平行度を保って、等速で走査する露光方式
を取っているため、露光量を露光動作中一定に保たねば
ならない。そのため露光中に投影光の照度、即ちマスク
像面の照度を一定に保つことが必要とされる。またウエ
ハー露光工程で、等速走査露光するスピードで露光条件
を管理できるようにするため、繰り返しの照度を一定に
保つことも必要となっている。従って超高圧水銀灯は安
定した状態で点灯されることが要求される。
【0012】超高圧水銀灯は構造状の特性から、点灯し
て安定した照度を得るために内部の水銀の蒸気圧が安定
することが必要で、点灯後数十分時間を置かないと使用
できない。また、点灯時に高電圧を印加する必要がある
が、装置の電源が入っている状態で点灯すると高電圧に
よる放電ノイズにより装置が誤動作するため、装置電源
を落とした状態でなければ点灯動作ができない。
【0013】即ち反射型の投影露光装置では、装置が稼
働している状態で超高圧水銀灯1は常に点灯していなけ
ればならないし、繰り返し露光動作中は照度が一定であ
ることが必要不可欠である。そのため光量モニターセン
サー12に入射する光量を一定に保つように、超高圧水
銀灯1に供給する電力を制御するフィードバックループ
が点灯装置40、超高圧水銀灯1、光量モニター12に
より構成されている。この点灯方式は定照度点灯方式と
呼ばれている。
【0014】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら従来
の定照度点灯方式には以下のような問題点があった。即
ち超高圧水銀灯はメンテナンス時以外は常に点灯状態と
なっているため、光路がシャッター13より光源に近い
光学部品には常に強力な紫外線が照射されている。光学
部品であるミラー及びレンズには各種の反射率、透過率
をコントロールする多層膜が表面にコーティングされて
いる。
【0015】これらの多層膜は長時間の紫外線の照射に
より膜の劣化が生じたり、強い紫外線によって膜の表面
に空気中に浮遊するある種のガスが析出して、光学部品
の表面にクモリが生じてしまう。そのため光学部品の透
過率または反射率が下がり、光学系全体の透過光量が減
少する。
【0016】また光学部品のクモリは光量モニターセン
サーへの光量の減少につながる。その結果、定照度点灯
のため水銀灯1に供給する電力が増加して光源の光量が
上がり、更に光学部品の劣化を加速する。
【0017】電力の増加は超高圧水銀灯の電極の劣化を
加速し、水銀灯の寿命がより短くなるという悪循環を導
く。超高圧水銀灯の発光効率は長期間の点灯にともない
段々と劣化するものであるが、寿命の短縮は装置のラン
ニングコストに大きな影響を与える。そのためこれらの
光学部品の透過率、反射率の劣化を状態が悪化する前に
未然に検出することが重要な課題となっている。
【0018】発明者の知見によると、上記のような劣化
現象の対象となる光学部品は、比較的光源である水銀灯
1に近い光学部品において発生していることが判明し
た。これは水銀灯に近いほど熱の影響で高温であり、光
の強度も強いことによる。
【0019】現在問題となっているのはこれらの光学部
品の劣化を検知する手段である。現状は前記照明系60
内の光学部品を外して目視確認を行うか、該部品を基準
となる新品部品と交換し、投影露光装置内に専用の照度
計を入れて、交換前後の照度の比較を行うことで判別す
る方法が常用されている。
【0020】これらいずれの方法も、実施時には装置を
停止する必要があり、チェックはメンテナンスの時しか
行うことができない。目視確認の方法は劣化の状況が定
量化できないという問題があり、部品を交換して比較す
る方法では、特定の光学部品の劣化は判別可能だが、全
系の劣化の評価を判別するまでに時間がかかるという問
題がある。
【0021】本発明は、従来例のこれらの問題点に鑑み
て成されたものであり、照明光学系の光学部品の劣化を
認識できる露光装置及び半導体素子製造方法を提供する
ことを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の露光装
置は光源と該光源からの光で第1物体を照明する照明光
学系を有し、該光源及び照明光学系を用いて前記第1物
体を照明することにより前記第1物体のパターンを感光
材を塗布した第2物体上に投影する露光装置において、
前記照明光学系に設けた、光量制御用の第1の光量検出
系と、前記光源の近傍に設けた、前記光源の光量を検出
する第2の光量検出系と、前記第1の光量検出系で検出
された光量と前記第2の光量検出系で検出された光量を
比較する手段とを有することを特徴としている。請求項
2の発明は請求項1の発明において前記第2の光量検出
系が前記照明光学系を構成する光学素子を介さないで前
記光源からの光を受光することを特徴としている。請求
項3の発明は請求項1の発明において前記第2の光量検
出系は前記光源側から順にシャッター機構と受光素子を
有することを特徴としている。請求項4の発明は請求項
1の発明において前記第2の光量検出系は冷却装置を有
することを特徴としている。請求項5の発明は請求項3
の発明において前記シャッター機構と前記受光素子の間
に前記光源からの光の量を弱めるフィルターを有するこ
とを特徴としている。請求項6の発明は請求項1の発明
において前記比較する手段の初期設定値とある期間経過
後の出力値の変化量が所定の基準を超えた場合に警報を
発生することを特徴としている。請求項7の発明は請求
項1〜6のいずれか1項の発明において前記第1物体と
前記第2物体の間に投影光学系を有することを特徴とし
ている。請求項8の発明の半導体素子製造方法はウエハ
または他の基板に感光材を塗布し、該感光材を塗布した
ウエハまたは他の基板に請求項1〜7のいずれか1項に
記載の露光装置を用いてマスクのパターンを転写するこ
とを特徴としている。
【0023】後述する本発明の実施例は、照明系60内
の光学部品を通過する前の位置での光量を検出できるよ
うに、照明系60の中に、照明光源である超高圧水銀灯
の光量モニター用センサーを新たに配置することを特徴
としている。照明系内の超高圧水銀灯付近は該水銀灯の
発熱により高温であるため、センサーは動作保証温度範
囲を超えてしまい、取り付けが不可能である。そのため
本発明ではセンサーを照明系外部に取り付けると同時
に、熱、光に対しそれぞれ冷却、減光手段を設けること
でセンサーの配置を可能とした。
【0024】即ち超高圧水銀灯付近の外壁に穴をあけて
熱遮蔽板でできたシャッターを取り付け、装置稼働時は
該シャッターが閉じることで熱及び強力な光の遮断を行
う。シャッターの開放は装置アイドル時等、読み取りを
行うときのみ行われ、また該シャッターの後に耐熱フィ
ルターを配置し、その後の照明系外部にセンサーを配置
する。更に空冷ノズルによりシャッター以降の部分の冷
却も行われる。
【0025】以上の手段により、照明系外部に配置した
光学部品とセンサーの熱及び光により劣化を防止する。
その結果、光量モニターセンサーを経時変化なく、動作
保証範囲内で使用することを可能とした。
【0026】本発明の実施例で新たに設けた光源の光量
モニター用の光量センサーからの出力は以下の手順で処
理されることを特徴とする。
【0027】即ち、従来例で説明した定照度用の光量セ
ンサー信号と新たに配置した光源モニター用の光量セン
サーの出力信号(アナログ信号)をデジタル化し、CP
Uで数値を読み取るために新たにA/D変換の入力部を
設け、読み取ったデータをメモリに格納する。そして読
み取った該2つの光量比が規定条件上回ったら、警報を
出力するシーケンスをソフトにより作成し、表示及びブ
ザー等で警報出力する。
【0028】光量比の規定条件を決める方法は装置の設
置時に光源である超高圧水銀灯のモニター光量と定照度
センサーの光量比を基準値として設定される。この比が
一定値を上回った場合に警報出力が行われ、光学部品の
劣化が報知される。
【0029】以上の手段により、本発明の実施例では水
銀灯の光路上に配置した光学部品の劣化の自動検知を可
能とした。定照度用の光量センサーとの組み合わせで光
量比を定量化できることで、光学部品の劣化の判断を投
影露光装置が稼働中でも自動検知することが可能となっ
た。
【0030】
【実施例】図1は本発明の実施例1の反射投影型の露光
装置の概略図である。以下、従来例と同一の部材につい
ては同一の番号を付けて表わす事とする。
【0031】図中、60は露光装置の光源及び照明光学
系を有する照明系、20はマスク像をウエハーに転写す
る投影光学系と走査機構と不図示のアライメント機構等
を有する本体である。30は露光装置全体のシーケンス
動作をコントロールするCPUを含むコントロール・ボ
ックス、40は露光装置の光源である超高圧水銀灯1を
点灯し、点灯時の電力を制御する点灯装置である。これ
らの各ユニットはケーブルを通して信号伝達、電力供給
を行っている。
【0032】次に光の進む順番に本装置の作用を説明す
る。1は光源の超高圧水銀灯で、以下、略して水銀灯1
と記す。水銀灯1は点灯装置40の点灯操作により、高
電圧を印加するスターター43を通して点灯される。2
は前記水銀灯1からの光源光を1点鎖線で示した光路方
向に光を収束させる球面鏡である。水銀灯1及び球面鏡
2で反射された光は1点鎖線で示した光路をたどり、ミ
ラー4、ミラー5、ミラー6、コンデンサーレンズ7、
ミラー8を経て、スリット9へ入射する、スリット9は
投影露光に使用する有効光を切り出す作用を行い、照明
光の形状をスリット状にする。
【0033】スリット状になった光は球面ミラー10で
反射され、ハーフミラー11により照明照度を一定に保
つ定照度制御用の光量モニターセンサー12へ入射する
光と、本装置の露光用シャッタ13へ入射する光とに分
けられる。光量モニターセンサー12は光量信号を電流
値に変換する。光量モニターセンサー12はハーフミラ
ー11の透過光を受光するため光量は十分に減光されて
おり、使用温度環境も水銀灯1より十分離れているた
め、使用温度範囲に入っている。そのため光量モニター
センサー12は使用上の劣化はない。
【0034】27は光量モニターセンサー12の電流信
号出力を電圧に変換し、電圧増幅するアンプ回路であ
る。アンプ回路27により電圧増幅された光量モニター
信号は定照度モニター信号として点灯装置40に入力さ
れる。
【0035】露光シャッター13に入射する光は露光シ
ャッター13により開放、遮断制御される。露光シャッ
ター13は装置動作シーケンスが露光になると開放とな
り、スリット状の照明光がミラー14、凹面ミラー15
で反射されてマスク16に入射する。
【0036】マスク16とウエハー22はキャリッジ2
1により一体に担持されている。マスク16の像(パタ
ーン)は台形ミラー17、凹面ミラー18、凸面ミラー
19、凹面ミラー18、台形ミラー17を介してウエハ
ー22上に結像される。マスク16とウエハー22が一
体で移動することで、マスク16に入射するスリット状
の光のマスクに対する位置が移動し、マスク16の投影
像の全体がウエハー22全面に転写される。
【0037】以上は図5の従来例と同一の配置である
が、本発明の特長は照明系60の水銀灯1の近傍に配置
された要素26以下のセンサー系である。この系には耐
熱ガラスフィルター(フィルター)23が水銀灯1の強
い光量を弱める働きをする目的で配置されている。24
は水銀灯1の光量をモニターする基準光量センサー、2
5は該基準光量センサー24を保持し、光の外部への漏
れを防止するカバーである。これらは不図示の空冷ノズ
ルにより強制冷却されている。
【0038】26はフィルター23、基準光量センサー
24の光学部品及びセンサー24の保護シャッターで、
シャッター駆動回路35により不図示のアクチュエータ
ーを駆動することで動作する。保護シャッター26は基
準光量センサー24を用いて光量計測しないときには閉
じる構造となっており、フィルター23、基準光量セン
サー24の光学部品及びセンサーの劣化を防止する。こ
のため保護シャッター26には部品も熱遮蔽を行うもの
を使用し、熱伝達を押さえている。
【0039】以上の強光、高温から保護する手段によ
り、基準光量センサー24は劣化することなく基準値を
示すセンサーとして使用できる。
【0040】また保護シャッター26以下の新たなセン
サー系は照明系で本来使用していなかった部分の光を利
用して配置されるか、または照明系のごく一部の光を利
用するだけなので、照明系の光量の損失は実質的にまっ
たくないようにすることができる。
【0041】コントロール・ボックス30は装置全体の
シーケンスプログラムを内蔵しているROM31、前記
動作シーケンスプログラムを演算、シーケンス処理する
中央処理装置CPU36、演算処理データを記憶するR
AM32、該RAM32を装置電源OFF時にバックア
ップするバッテリー電源38、装置各部の不図示のアク
チュエーター信号を入出力するインターフェイス回路3
3、前記のキャリッジ21を不図示のアクチュエーター
を駆動して移動動作をさせるキャリッジ駆動回路34、
露光用シャッター13を駆動するシャッター駆動回路3
5、A/D変換回路37より成っている。
【0042】A/D変換回路37は光量モニターセンサ
ー12及び基準光量センサー24のアナログ信号をデジ
タル化してインターフェイス回路33を通して、CPU
36により数値読み取りを可能としている。
【0043】図2はA/D変換回路37の内部ブロック
図である。図中、51は電流電圧変換回路、52は可変
電圧増幅器、53はアナログスイッチ、54はサンプル
ホールド、55はA/D変換器である。A/D変換回路
37には水銀灯1の光量モニターセンサー24からの信
号と、定照度モニター12からの信号という2つの信号
が入力される。基準光量センサー24の電流信号iは電
流電圧変換回路51で出力電圧V1 となり、可変電圧増
幅器52で電圧出力V2 に変換される。
【0044】可変電圧増幅器52の調整は以下のように
行う。
【0045】まず反射型投影露光装置の照明系の光学部
品の透過率、反射率の劣化のない初期状態で校正のため
の調整を行う。水銀灯1の基準光量をモニターするセン
サー24は照明光学系を介さずに直接水銀灯1から来る
光を受光している。水銀灯1から射出される基準光量に
比例する電圧V2 は基準となる新しい水銀灯を点灯し、
投影露光装置で使用するウエハー像面での照度を測定す
る測定器を用いて校正し、基準光量と電圧の比を規定す
る。
【0046】同様に定照度センサー12への入射光量
と、該光量に比例する電圧V3 も前記照度測定器により
電圧/光量の基準値の校正を行う。次いで電圧V3 に対
して電圧V2 を一定倍した値に校正する。この一定倍の
比率は基準となる光源、照明光学系、基準光量センサー
系の構成等によって決まる値で、各々の初期値の相互関
係が分かれば明確に規定することができる。
【0047】基準光量センサーの電圧出力V2 と定照度
モニター信号出力V3 はアナログスイッチ53によりサ
ンプルホールド54への入力信号として選択される。切
り替え信号はインターフェイス回路33より入力され、
ソフトシーケンスで切り替え可能となっている。サンプ
ルホールド54でサンプルされた信号はA/D変換器5
5でデジタル値に変換され、インターフェイス回路33
を通してCPU36で読み取られる。
【0048】即ちA/D変換回路37を通して水銀灯1
の基準光量と、水銀灯1の光が4〜11の光学部品を通
過した後の照明照度をCPU36にて読み取ることが可
能となる。
【0049】次に光学部品4〜11の透過率、反射率の
劣化をソフトシーケンスにより検出するアルゴリズムに
ついて記述する。基本的な考え方は水銀灯1の基準光量
センサー24に入射する光量と光量モニターセンサー1
2で読み取った照明照度の比の数値が、照明光学系の劣
化により変化することを検出することである。この数値
に一定の基準を設けることで、光学部品の劣化を検出す
ることができる。
【0050】水銀灯1の基準光量センサー24に比例す
る電圧V2、光量モニターセンサー12に比例する電圧V
3 による初期設定値の比をA、ある期間経過後の基準光
量センサー24に比例する電圧V2' 、光量モニターセン
サー12に比例する電圧V3'による比をA' とすると A=V2/V3 , A' =V2'/ V3' ・・・・・・(1) となる。ここで電圧V3 と電圧V3'の値は定照度制御が
行われているためほとんど変化はない。
【0051】光学部品4〜11が劣化すると光量モニタ
ーセンサー12に入射する光量が減少するため、定照度
制御の結果、水銀灯1の光量が増大する。そのため式
(2)が成り立つ。 A<A' ・・・・・・(2) 従って劣化の判別式(3)は、Bを予め設定された劣化
の度合いを表すパラメーターとして次のように与えられ
る。
【0052】 A'/Aー1>B ・・・・・・(3) パラメーターBの値は不図示のコンソール等で入力して
も良いし、ソフトで固定値にしてもよい。劣化パラメー
ターBという基準を超えた場合、装置は光学部品が劣化
したと判断を下すことになる。
【0053】図3は前記光学部品劣化を検知する基準光
量のデータ入力を行うフローチャートである。2つのフ
ローチャートのうち、図3(B)は図3(A)のフロー
にある光量データ入力処理の内容を示している。基準光
量データは最初に入力すれば基本的には装置の故障でも
ない限り再入力されないため、シーケンス上で特殊モー
ド扱いにすればよい。
【0054】実際の手順ではまず手動で基準光量入力の
特殊モード設定に切り換えて、ソフトを自動的に基準光
量データ処理を行う状態とする。
【0055】次に光量データの入力が行われる。CPU
36はアナログスイッチ53を定照度信号電圧のV3
に切り換える信号を発生し、電圧V3 はインターフェイ
ス回路33を通してA/D変換回路37に入力される。
入力電圧V3 はA/D変換され、該変換されたデータを
CPU36がインターフェイス回路33を通して読み取
って、CPU内部の不図示のレジスタに格納する。CP
U36は次いで図1で示した保護シャッター26を開放
する信号をインターフェイス回路33を通してシャッタ
ー駆動回路35に送り、保護シャッター26を開放す
る。
【0056】シャッター26の開放後、CPU36は図
2の入力切り換え信号をV2 側に切り換え、V2 をA/
D変換したデータをインターフェイス回路33を通して
読み取って、CPU内部のレジスタに格納する。電圧V
2 のデータを読み取った後、保護シャッター26は遮断
される。CPU36の内部レジスタにある前記2つのデ
ータV2 ,V3 はRAM32のバッテリバックアップし
てある不揮発メモリ領域に格納され、データ値を確認し
たい場合には光量データ表示を表示器45に表示するこ
とができる。
【0057】図4は光学部品劣化の判別処理を行うフロ
ーチャートである。
【0058】光学部品の劣化は数カ月のオーダーで少し
ずつ進行するため、部品の劣化の判別を常時行う必要は
ない。従って一定間隔ごとに装置のアイドル時にチェッ
クを行えば、装置の稼働率を落とすことはない。定期的
なチェックはタイマー機能により検知指令を作ることで
容易に実現できる。
【0059】図4に示したように検知指令があればCP
U36は光量データの入力処理に入り、ない場合には何
もしないで判別フローを抜ける。光量データの入力処理
に入った場合は、図3の基準光量データの入力処理フロ
ー中の光量入力と同一の処理が行われ、チェック時点で
の電圧V2 ,V3 をA/D変換したデータが得られる。
このデータにより式(3)で示す判別式で光学部品の劣
化判別を行い、劣化の条件を満足した場合には予め定め
られた警報処理を行う。警報処理はブザー39を鳴らす
とか、劣化を表す表示を表示器45に行う等の手段でよ
い。
【0060】以上の手段を用いれば装置の稼働率を落と
すことなく、自動で照明光学系の部品の劣化の判定を行
うことができる。
【0061】図1の実施例ではA/D変換回路37の構
成に電流電圧変換回路、電圧増幅器が入っていたが、こ
の部分はアンプ回路27の構成に入れてもよい。また定
照度モニターセンサー12を光量の変化の読み取りに使
用したが、本発明の目的が長期の変動を検知することで
あるところから経時変化に対してより安定な系を作るた
め、もう一つ別のセンサーをモニターセンサー12と並
べて光束が当たるよう配置し、基準センサーと同様にシ
ャッター機構をつけ、読み取りが必要なときのみ光量計
測するようにしてもよい。
【0062】一方、経験的に劣化の生じる光学部品は要
素4〜11の中で予め特定することができる。従って劣
化の可能性の高い光学部品について、別個に経時変化を
検知できるセンサー系を配置しても本発明の目的は達せ
られる。この場合には定照度モニターセンサー12まで
の照明光学系において、前記特定の光学部品の前後に光
量をモニターできるようにセンサーを配置することで、
特定の光学部品の劣化を検知できる。光量センサーは可
能な限り、光学部品それぞれに対して複数個配置すると
よい。
【0063】以上述べてきたように本発明の実施例では
超高圧水銀灯から直接取り出した光と、照明光学系内の
各種光学素子を経てきた光の強度比を取ることにより、
自動で光学素子の劣化を検知することを可能とした。
【0064】この結果、現状でのサービスマン等による
目視確認、あるいは基準となる光学部品と交換しながら
照度計により光量を求め、基準との光量比で低下率を求
める透過率、反射率の低下度測定というような、照度低
下と言う問題が発生してから後手に回って行われるメン
テナンスをタイムリーに、かつ容易に行うことができる
という効果がある。
【0065】メンテンナンスの作業は時間を要し、装置
のダウンタイムが長いため、後手に回っての対処は問題
が既に起きているだけにロスが大きい。自動検出はメン
テネンスを容易にするのみならず、予め予定を立てて作
業できるため、装置の稼働率の低下も少なくて済むと言
う利点がある。
【0066】また本発明の実施例は曇りの影響によるラ
ンプ寿命の低下の防止にも効果が大きい。照明系内の光
学部品のクモリによる透過率や反射率の低下は、光量モ
ニターセンサーへの光量を減少させる。通常使用される
定照度モード点灯では定照度用の光量モニターに入射す
る光量を一定に保つフィードバック制御を行っているた
め、曇りはランプに供給する電力を増加させる。
【0067】その結果、ランプの電極が早く痛み、寿命
が低下することになる。自動検出は装置稼動中でも検出
が可能なため、部品劣化の具合が一定量を超えたら、警
報を発生することができ、事前にランプ寿命の低下を防
止できるという効果がある。
【発明の効果】以上、本発明によれば、照明光学系の光
学部品の劣化を認識できる露光装置及び半導体製造方法
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1を示した露光装置の概略図
【図2】 A/D変換回路の説明図
【図3】 基準光量値入力のシーケンス処理説明のフロ
ーチャート
【図4】 光学部品劣化の判別処理説明のフローチャー
【図5】 従来例を示す露光装置の概略図
【符号の説明】
1 超高圧水銀灯 2 球面鏡 4,5,6,8 ミラー 7 コンデンサーレンズ 9 スリット 10 球面ミラー 11 ハーフミラー 12 光量モニターセンサー 13 シャッター 14 ミラー 15 凹面ミラー 16 マスク 17 台形ミラー 18 凹面ミラー 20 ウエハー 21 キャリッジ 22 本体 23 耐熱ガラスフィルター 24 水銀灯の光量モニター 25 光量センサーカバー 26 保護シャッター 30 コントロールボックス 31 ROM 32 RAM 33 インターフェイス回路 34 キャリッジ駆動回路 35 シャッター駆動回路 36 CPU 38 バッテリー 39 ブザー 40 点灯装置 43 表示器 51 電流電圧変換回路 52 可変電圧増幅器 53 アナログスイッチ 54 サンプルホールド回路 55 A/D変換回路 60 照明系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と該光源からの光で第1物体を照明
    する照明光学系を有し、該光源及び照明光学系を用いて
    前記第1物体を照明することにより前記第1物体のパタ
    ーンを感光材を塗布した第2物体上に投影する露光装置
    において、 前記照明光学系に設けた、光量制御用の第1の光量検出
    系と、 前記光源の近傍に設けた、前記光源の光量を検出する第
    2の光量検出系と、 前記第1の光量検出系で検出された光量と前記第2の光
    量検出系で検出された光量を比較する手段とを有するこ
    とを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の光量検出系が前記照明光学系
    を構成する光学素子を介さないで前記光源からの光を受
    光することを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の光量検出系は前記光源側から
    順にシャッター機構と受光素子を有することを特徴とす
    る請求項1に記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の光量検出系は冷却装置を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 前記シャッター機構と前記受光素子の間
    に前記光源からの光の量を弱めるフィルターを有するこ
    とを特徴とする請求項3に記載の露光装置。
  6. 【請求項6】 前記比較する手段の初期設定値とある期
    間経過後の出力値の変化量が所定の基準を超えた場合に
    警報を発生することを特徴とする請求項1に記載の露光
    装置。
  7. 【請求項7】 前記第1物体と前記第2物体の間に投影
    光学系を有することを特徴とする請求項1〜のいずれ
    か1項に記載の露光装置。
  8. 【請求項8】 ウエハまたは他の基板に感光材を塗布
    し、該感光材を塗布したウエハまたは他の基板に請求項
    1〜のいずれか1項に記載の露光装置を用いてマスク
    のパターンを転写することを特徴とする半導体素子製造
    方法。
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