JP3281704B2 - 振動インテンシティ検出器 - Google Patents
振動インテンシティ検出器Info
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- JP3281704B2 JP3281704B2 JP00353194A JP353194A JP3281704B2 JP 3281704 B2 JP3281704 B2 JP 3281704B2 JP 00353194 A JP00353194 A JP 00353194A JP 353194 A JP353194 A JP 353194A JP 3281704 B2 JP3281704 B2 JP 3281704B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration intensity
- intensity detector
- piezoelectric film
- polymer piezoelectric
- vibration
- Prior art date
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、梁及び板構造部材を伝
搬する曲げ波の振動エネルギー計測に適用される振動イ
ンテンシティ検出器に関する。
搬する曲げ波の振動エネルギー計測に適用される振動イ
ンテンシティ検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】梁構造を単位時間に伝搬する振動エネル
ギー(以下伝達パワー)は、次式(1)で表される。
ギー(以下伝達パワー)は、次式(1)で表される。
【0003】
【数1】
【0004】ここで、Π:伝達パワー w:梁の面外変位 D:梁の曲げ剛性=Ebh3 /12 E:梁のヤング率 b:梁の幅 h:梁の高さ 従来、振動エネルギーの伝搬量計測には、一般に加速度
計が用いられている。例えば梁の伝達パワーを計測する
場合、加速度計9,9−1,9−2,9−3を図3に示
すように、所定長のスペーサ10を介して、梁8の表面
に、長手方向に沿って接着5する。そして梁の面外変位
を計測し、空間微分項∂w/∂x,∂w 2 /∂x2 ,∂
w3 /∂x3 を差分近似することによって、式(1)か
ら伝達パワーを求めている。
計が用いられている。例えば梁の伝達パワーを計測する
場合、加速度計9,9−1,9−2,9−3を図3に示
すように、所定長のスペーサ10を介して、梁8の表面
に、長手方向に沿って接着5する。そして梁の面外変位
を計測し、空間微分項∂w/∂x,∂w 2 /∂x2 ,∂
w3 /∂x3 を差分近似することによって、式(1)か
ら伝達パワーを求めている。
【0005】空間微分項の差分は次式(2)〜(4)に
よりもとめている。
よりもとめている。
【0006】
【数2】
【0007】ここで、δ:加速度計間隔 加速度計9,9−1,9−2,9−3を取り付けるとき
には、スペーサ10等を介して取り付け加速度計間の寸
法誤差を小さくしている。
には、スペーサ10等を介して取り付け加速度計間の寸
法誤差を小さくしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法では、
加速度計間の寸法誤差を解消することが出来ず、伝達パ
ワーの計測結果に誤差を生じる原因となっている。
加速度計間の寸法誤差を解消することが出来ず、伝達パ
ワーの計測結果に誤差を生じる原因となっている。
【0009】寸法誤差と計測誤差の関係の一例を、各組
合せ6ケースについて計算した結果を図4に示す。
合せ6ケースについて計算した結果を図4に示す。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため次の手段を講ずる。
するため次の手段を講ずる。
【0011】すなわち、振動インテンシティ検出器とし
て、長方形の高分子圧電膜と、同高分子圧電膜の両面に
互に対向しかつ長手方向に等間隔に設けられた4組の電
極対と、上記高分子圧電膜および電極対を覆う保護フィ
ルムとを設ける。
て、長方形の高分子圧電膜と、同高分子圧電膜の両面に
互に対向しかつ長手方向に等間隔に設けられた4組の電
極対と、上記高分子圧電膜および電極対を覆う保護フィ
ルムとを設ける。
【0012】
【作用】上記手段の振動インテンシティ検出器を計測対
象の、例えば橋梁等の梁表面に長手方向軸を平行にし
て、接着して取付ける。そして各電極対を計測装置に接
続して、計測する。
象の、例えば橋梁等の梁表面に長手方向軸を平行にし
て、接着して取付ける。そして各電極対を計測装置に接
続して、計測する。
【0013】すると、各電極対は予め正確に等間隔に配
列されているので、正確に等間隔位置での、梁表面の歪
に比例した電圧が、精度よく検出される。
列されているので、正確に等間隔位置での、梁表面の歪
に比例した電圧が、精度よく検出される。
【0014】また振動検出器の取付けが、スペーサ等を
用いる必要なく極めて簡単にできる。
用いる必要なく極めて簡単にできる。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例を図1および図2により説
明する。なお、従来例で説明した部分は省略し、この発
明に関する部分を主体に説明する。
明する。なお、従来例で説明した部分は省略し、この発
明に関する部分を主体に説明する。
【0016】分極処理したPVDF(ポリフッ化ビニリ
デン)等の長方形の高分子圧電膜1の両面に、電極対
2,3,2−1,3−1,2−2,3−2,2−3,3
−3が、長手方向に等間隔に互に対向して配置される。
各電極は高分子圧電膜1上の所定の区画に導電性金属膜
が蒸着して形成される。その一辺側にある各端子aにリ
ード線6,7がつながれる。
デン)等の長方形の高分子圧電膜1の両面に、電極対
2,3,2−1,3−1,2−2,3−2,2−3,3
−3が、長手方向に等間隔に互に対向して配置される。
各電極は高分子圧電膜1上の所定の区画に導電性金属膜
が蒸着して形成される。その一辺側にある各端子aにリ
ード線6,7がつながれる。
【0017】各電極対および高分子圧電膜1は、防水、
絶縁等のため、絶縁性のエポキシ樹脂等の保護フィルム
4で全面が覆われている。
絶縁等のため、絶縁性のエポキシ樹脂等の保護フィルム
4で全面が覆われている。
【0018】以上の振動インテンシティ検出器01を計
測対象の、例えば橋梁等の梁8表面に長手方向軸を平行
にして、接着剤5で貼り付ける。そして各電極対のリー
ド線6,7を計測装置に接続して、計測する。
測対象の、例えば橋梁等の梁8表面に長手方向軸を平行
にして、接着剤5で貼り付ける。そして各電極対のリー
ド線6,7を計測装置に接続して、計測する。
【0019】すると、各電極対は予め正確に等間隔に配
列されているので、正確に等間位置での梁表面の歪に比
例した電圧が、精度よく検出される。この検出出力か
ら、従来と同様にして振動伝達パワーが計算される。従
って精度のよい計測が可能となる。
列されているので、正確に等間位置での梁表面の歪に比
例した電圧が、精度よく検出される。この検出出力か
ら、従来と同様にして振動伝達パワーが計算される。従
って精度のよい計測が可能となる。
【0020】また振動検出器の取付けは、従来のように
スペーサ等を用いる必要なく極めて簡単にできる。
スペーサ等を用いる必要なく極めて簡単にできる。
【0021】
【発明の効果】以上に説明したように本発明の振動イン
テンシティ検出器は、4組の電極対を高分子圧電膜上
に、等間隔に配置するとともに、保護フィルムで覆われ
ている。このため本検出器を計測対象の梁に接着剤で貼
り付けることによって、容易に取付けられる。また正確
な等間隔位置での梁表面の歪みに比例した電圧出力がえ
られる。
テンシティ検出器は、4組の電極対を高分子圧電膜上
に、等間隔に配置するとともに、保護フィルムで覆われ
ている。このため本検出器を計測対象の梁に接着剤で貼
り付けることによって、容易に取付けられる。また正確
な等間隔位置での梁表面の歪みに比例した電圧出力がえ
られる。
【図1】本発明の一実施例としての振動インテンシティ
検出器の断面図である。
検出器の断面図である。
【図2】同実施例の図1のA−A視図である。
【図3】従来例の加速度計による振動インテンシティ計
測状況を示す説明図である。
測状況を示す説明図である。
【図4】検出器間の寸法誤差による振動インテンシティ
計測誤差の各計算例を示す図である。
計測誤差の各計算例を示す図である。
1 高分子圧電膜 2,2−1,2−2,2−3 電極 3,3−1,3−2,3−3 電極 4 保護フィルム 5 接着剤 6,7 リード線 8 梁(計測対象) 9,9−1,9−2,9−3 加速度計 10 スペーサ
Claims (1)
- 【請求項1】 長方形の高分子圧電膜と、同高分子圧電
膜の両面に互に対向しかつ長手方向に等間隔に設けられ
た4組の電極対と、上記高分子圧電膜および電極対を覆
う保護フィルムとを備えてなることを特徴とする振動イ
ンテンシティ検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00353194A JP3281704B2 (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | 振動インテンシティ検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00353194A JP3281704B2 (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | 振動インテンシティ検出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07209072A JPH07209072A (ja) | 1995-08-11 |
JP3281704B2 true JP3281704B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=11559981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00353194A Expired - Fee Related JP3281704B2 (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | 振動インテンシティ検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3281704B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5344944B2 (ja) | 2009-02-02 | 2013-11-20 | 富士フイルム株式会社 | 振動抑制フィルム |
JP6078860B1 (ja) * | 2016-04-15 | 2017-02-15 | 学校法人神奈川大学 | 振動検出装置、振動特性計測システムおよび振動特性計測方法 |
-
1994
- 1994-01-18 JP JP00353194A patent/JP3281704B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07209072A (ja) | 1995-08-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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