JP3279607B2 - 高速アンチ・アンダーシュート及びアンチ・オーバーシュート回路 - Google Patents

高速アンチ・アンダーシュート及びアンチ・オーバーシュート回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集積回路の接地及び供
給レール即ち導体における寄生タンク回路エネルギを散
逸させるための改良したアンチ・ノイズ回路に関するも
のであって、更に詳細には、高速、高周波数の集積回路
装置に適用可能なアンチ・ノイズ技術に関するものであ
る。アンチ・ノイズ回路は、接地アンダーシュートエネ
ルギ、電源オーバーシュートエネルギ、及び集積回路出
力バッファの接地レール及び電源レールにおけるその後
のリンギングを散逸させるために設けられる。本発明
は、高周波数適用のためのアンチ・アンダーシュート及
びアンチ・オーバーシュート回路経路の高速のターンオ
フを与えるために1989年3月22日に出願され本願
出願人に譲渡されている米国特許出願第327,348
号に記載されているアンチ・ノイズ回路の改良を与える
ものである。
【0002】
【従来の技術】上述した米国特許出願第327,348
号に記載されている単一段及び多段回路用のアンチ・ア
ンダーシュート回路は、アンチ・アンダーシュート回路
トランジスタ要素AUCTを有しており、該要素は、ア
ンチ・アンダーシュート回路内に結合されている主要電
流経路第一及び第二ノードを有している。このAUCT
は、例えばVCC出力供給源PVなどのような電流源と、
出力接地PGとの間に結合されており、且つ出力接地リ
ードインダクタンスを介して、外部接地及び出力容量へ
結合されている。AUCT制御回路は、出力端における
高から低電位への遷移に続いて、外部接地への出力接地
リードインダクタンスを介して且つ出力供給電流源から
のAUCT主要電流経路を介して、犠牲電流の過渡的な
流れを確立するために設けられている。AUCTのパラ
メータ及び寸法は、出力接地リードインダクタンス内に
格納されるアンダーシュート電気エネルギを散逸させる
ために導通状態において主要電流経路内に選択された抵
抗値を与えるように設定されており、その際に接地電位
アンダーシュート及びその後の出力接地におけるリンギ
ングをダンプ即ち減衰させる。
【0003】アンチ・オーバーシュート回路の基本的な
要素は、同様に、過渡的犠牲電流を供給するためのオフ
チップ電源電流源と、アンチ・オーバーシュートトラン
ジスタ要素AOCTと、出力端における低から高電位へ
の遷移に続いてアンチ・オーバーシュート回路トランジ
スタ要素AOCTを介して犠牲電流の過渡的な流れを開
始させるための制御回路とを有している。このアンチ・
オーバーシュート回路は、犠牲電流経路内の寄生供給リ
ードインダクタンスを散逸用の抵抗と結合させる。供給
リードインダクタンス内に格納される寄生タンク回路エ
ネルギは、その散逸用抵抗において散逸される。この散
逸用抵抗は、典型的に、AUCTと同様の態様でアンチ
・オーバーシュート回路トランジスタAOCTのチャン
ネル抵抗によって与えられる。
【0004】米国特許第327,348号に記載されて
いる低ノイズ回路を図1に示してある。本願の図1は米
国特許出願第327,348号の図24と同一である。
結合された低ノイズ回路が、例えば、オクタルバッファ
ラインドライバのトライステートの出力段内に組込まれ
ている。このトライステート出力バッファは、接地バウ
ンス(跳ね返り)を抑圧するためのアンチ・バウンス回
路と、接地アンダーシュートエネルギを迅速に散逸させ
るためのアンチ・アンダーシュート回路の両方を組込ん
でいる。図1のトライステート出力バッファは、非反転
型であり、従って高レベルデータ信号が入力端VINに印
加された後に、高電位レベルデータ信号が出力端VOUT
に表われる。このことは、反転を有する二つの段の電流
増幅器によって達成されており、即ち相補的対のMOS
トランジスタP1及びN1を具備する第一段と、出力プ
ルアップトランジスタ要素P2とプルダウントランジス
タ要素N2とを具備する第二段である。プルダウントラ
ンジスタN2は、トランジスタN2の寸法をユーザが選
択することを可能とする形態で示されている。
【0005】アンチ・アンダーシュート回路は、PMO
Sアンチ・アンダーシュート回路トランジスタAUCT
を有しており、その主要電流経路は、出力供給源PVと
出力端VOUT を介して出力接地PGとの間に動作結合さ
れており、出力端VOUT における高から低電位への遷移
に続いて、過渡的な犠牲電流の流れを確立する。AUC
Tのチャンネル幅は、例えば240ミクロンであり、接
地アンダーシュートエネルギを臨界的にダンプ即ち減衰
させ且つ迅速に散逸させるために所望の抵抗値を与える
べく選択されている。このAUCTは、通常、導通状態
にはない。なぜならば、そのPMOSゲートには、AU
CT制御経路抵抗CPR及びアンチ・アンダーシュート
スイッチトランジスタAUSTを介して、出力供給源P
Vにより電荷が供給されているからである。この例にお
いては、CPRのAUCTのゲートの充電及び放電期間
中に電流に対して所望の抵抗値を与える例えば21ミク
ロンの長さと14ミクロンの幅とを持った小さなチャン
ネルを有するゲートを接地したPMOSトランジスタに
よって与えられている。
【0006】アンチ・アンダーシュートスイッチトラン
ジスタAUSTは通常導通状態にあり、そのゲートは例
えば図2の回路のような接地アンダーシュート検知器G
UD回路へ結合されており、尚図2の回路は、検知され
た接地アンダーシュートが存在しない場合に、通常低電
位にある接地アンダーシュート信号GUSを供給する。
高電位の過渡的GUSは、GUD回路のスレッシュホー
ルド差を超える接地アンダーシュートの発生及び検知期
間中に供給される。
【0007】AUCTのゲートも、二つの論理条件トラ
ンジスタ、データ入力条件トランジスタICT1及びデ
ータ出力条件トランジスタOCTによって、出力端V
OUT を介して接地へ結合されている。NMOSトランジ
スタICT1及びOCTの何れか一方がオフである限
り、AUCTのゲートにおける電荷は逃げることができ
ず、且つAUCTは非導通状態に止どまる。
【0008】高レベルのOE信号によってイネーブルさ
れる二状態モードにあり且つ出力端VOUT に高レベルデ
ータ信号が存在するトライステート出力バッファの通常
動作期間中においては、出力条件ネットワークOCN
は、高レベル信号を供給し、NMOS出力条件トランジ
スタOCTのゲートを充電する。従って、OCTは既に
導通状態にある。入力端VINにおいて低レベルデータ信
号を受取ると、反転用データイネーブルネットワーク即
ちデータ入力ネットワークDINが入力条件トランジス
タICT1のゲートを充電し、従ってICT1も導通状
態となる。VOUTの低レベルへの遷移期間中に、現在導
通状態にある論理条件トランジスタICT1及びOCT
が、AUCT主要電流経路を介しての犠牲電流の過渡的
な流れに対し、AUCTのゲートを放電する。注意すべ
きことであるが、出力装置が高レベルOE信号を有する
二状態動作モードにある限り、出力イネーブル条件トラ
ンジスタOECT1は導通状態にはなく且つAUCTの
動作と干渉することはない。高インピーダンス第三状態
において、OECT1は、トライステート制御トランジ
スタとして機能し、AUCTをターンオフさせる。
【0009】出力バッファを介しての伝搬遅延及び高か
ら低電位への出力端VOUT における遷移の後に、ネット
ワークOCNは出力条件トランジスタOCTをターンオ
フさせる。その結果、出力電源PVからの電流の流れ
が、CPR及びAUSTを介して、AUCTのゲートの
充電を開始する。制御経路抵抗CPRが、PMOSトラ
ンジスタAUCTのゲートの充電を遅滞化させ、従って
AUCTのターンオフを遅延させ、出力端VOUT におけ
る高から低電位への遷移に続いて、AUCTの主要電流
経路を介しての犠牲電流の過渡的流れを許容する。
【0010】接地アンダーシュートイベントが検知され
ると、高レベル過渡的GUSがスイッチトランジスタA
USTをターンオフさせ、電流経路における抵抗値を増
加させ、AUCTのゲートを充電して、犠牲電流の流れ
のターンオフを更に抑圧即ち遅滞化させる。従って、こ
の犠牲電流の流れは、検知された接地アンダーシュート
イベントの過渡的発生期間中長びかされる。
【0011】犠牲電流の流れIAUCTは、出力端VOUT
おける高から低電位への遷移期間中上昇し、且つAUC
Tのゲートが充電されるまで、その遷移後も継続する。
AUSTが過渡的なGUSの期間に対し高抵抗を挿入
し、過渡的IAUCTが長期化されて接地アンダーシュート
エネルギを更に散逸させる。AUCTをOCT及びOC
Nを介して出力端へ結合させることの利点は、OCN及
びOCTが、AUCTの主要電流経路を介しての電流の
高速な上昇を防止し、その代わりに、よりゆっくりとし
た凹状の上昇時間を発生させることである。高速な上昇
を回避することは更に電源回路における破壊、ノイズ及
びリンギングを回避し且つ電力消費を減少させる。
【0012】米国特許出願第327,348号のアンチ
・オーバーシュート回路実施例は同様の態様で動作す
る。しかしながら、アンチ・オーバーシュート回路トラ
ンジスタ要素AOCTは、低から高電位への遷移及び出
力端における出力プルアップトランジスタ要素P2のタ
ーンオンに続いてアンチ・オーバーシュート回路内に犠
牲電流の流れを開始させる。アンチ・オーバーシュート
回路は図1の回路内に示されていないが、それは、米国
特許出願第327,348号の他の回路の図面中に示さ
れている。
【0013】図1のトライステート出力バッファ用のア
ンチ・バウンス回路は、アンチ・バウンス回路のアンチ
・バウンストランジスタ要素ABTとして、PMOSト
ランジスタP7及びNMOSトランジスタN7のトライ
ステート制御トランジスタを有している。TCTトラン
ジスタP7及びN7は、二状態動作モードにおいて通常
導通状態にあり、バッファを介してのデータ信号の伝搬
に対し非常に小さな抵抗値を与えるに過ぎない。例え
ば、図3の回路のような接地バウンス検知器GBD回路
により接地バウンスイベントが検知されると、低電位の
過渡的接地バウンス信号GBSがGBS入力端子へ印加
され、アンチ・バウンス論理条件トランジスタICT2
及びOECT2を介して電流の流れを引出す。高レベル
OE信号を有する二状態動作モードにおいて、出力イネ
ーブル条件トランジスタOECT2は導通状態にある。
同様に、入力端VINに低レベル信号が表われると、ネッ
トワークDINは、高レベル信号を入力条件トランジス
タICT2へ供給し、従ってそれも導通状態となる。従
って、低電位がアンチ・バウンスNMOSトランジスタ
要素N7のゲートへ印加され、一方低レベル電位がアン
チ・バウンスPMOSトランジスタ要素P7のゲートへ
印加される。
【0014】ABTトランジスタP7及びN7の両方
は、プルダウントランジスタN2の制御経路回路内にあ
り、且つトランジスタP7及びN7の過渡的ターンオフ
は、抵抗値を増加させ、検知された接地バウンスイベン
ト及び接地バウンス信号及びGBSの期間中の間、プル
ダウントランジスタ要素N2のターンオンを抑圧する。
接地バウンスを補正した後に、GBS入力信号が通常の
高条件へ上昇し、アンチ・バウンス論理条件トランジス
タICT2及びOECT2を介しての電流の流れを阻止
する。その結果、ABTトランジスタP7及びN7は導
通状態となり、プルダウントランジスタN2のターンオ
ン及び出力端VOUT における高から低電位への遷移を完
了させる。高レベルOE信号を有する二状態動作モード
期間中、TCTトランジスタP9及びN9は非導通状態
のままであり、アンチ・バウンス回路の動作又は出力バ
ッファを介しての伝搬と干渉することはない。
【0015】図1の回路と共に使用するための二段の電
流増幅及び反転を有する接地アンダーシュート検知器G
UD回路を図2に示してある。本願の図2は、米国特許
出願第327,348号の図10と同一である。スプリ
ットリードのノイズ性出力接地リード分岐部PGと静か
な内部接地リード分岐部OGとの間の電圧スレッシュホ
ールド検知レベルを超える接地アンダーシュートイベン
トは、相補的なPMOSトランジスタP3と結合された
GUDトランジスタ要素N3によって検知される。トラ
ンジスタP3は、通常、導通状態にあり、且つ第一段N
3,P3の出力端は、第一段の出力が低電位にある場合
の検知された接地アンダーシュートイベントの過渡的発
生期間中以外は、通常高状態にある。第二反転段40が
付加されており、従って最終的な接地アンダーシュート
信号出力GUSは、接地アンダーシュートイベント期間
中、高状態にある。
【0016】図1における回路と共に使用するための接
地バウンス信号GBSを発生する二段の電流増幅を与え
る接地バウンス検知器GBD回路を図3に示してある。
本願の図3は、米国特許出願第327,348号の図7
に対応している。この基本的な接地バウンス検知器トラ
ンジスタ要素及び第一段電流増幅は、相補的PMOSト
ランジスタP3と結合したNMOSトランジスタN3に
よって与えられている。スプリットリードのノイズ性出
力接地リード分岐部PGと静かな内部接地リード分岐部
OGとの間の電圧スレッシュホールド検知レベルを超え
る接地バウンスイベントは、NMOSトランジスタ要素
N3によって検知される。トランジスタN3が、接地バ
ウンスイベント期間中に、導通状態にあると、相補的ト
ランジスタP3は非導通状態にあり、高抵抗として作用
する。NMOSトランジスタ対N4,N5は、低電位の
最終的GBSに対し非反転段の電流増幅を与える。
【0017】より一般的に、米国特許出願第327,3
48号は、スイッチング出力トランジスタ要素を具備す
る集積回路出力段の電力レール即ち導体において接地ア
ンダーシュート及びVccオーバーシュートを発生させる
寄生タンク回路エネルギを散逸させるためのアンチ・ノ
イズ回路を与えている。この出力電力レールは、リード
インダクタンスによって特性付けられる接地及び供給出
力電力レールを包含している。その結果、電力レール
は、出力トランジスタ要素のスイッチング時に、電力レ
ールノイズに露呈される。
【0018】寄生タンク回路エネルギを散逸させるため
のアンチ・ノイズ回路は、広義には、過渡的犠牲電流を
供給するための電流源及び散逸用抵抗を包含する。この
アンチ・ノイズ回路は、電流源、散逸用抵抗、電力レー
ルリードインダクタンスを、犠牲電流経路内において結
合させる。寄生タンク回路エネルギを散逸させるための
出力トランジスタのスイッチングに続いて、制御回路が
犠牲電流経路内に過渡的な犠牲電流の流れを開始させ
る。
【0019】アンチ・アンダーシュート回路の場合にお
いては、興味のある電力レールは接地レールであり、且
つ犠牲電流経路及び散逸用抵抗は、アンチ・アンダーシ
ュート回路トランジスタ要素AUCTによって与えられ
る。アンチ・オーバーシュート回路の場合には、興味の
ある電力レールは供給レールであり、且つ過渡的犠牲電
流経路及び散逸用抵抗は、アンチ・オーバーシュートト
ランジスタ要素AOCTによって与えられる。更に、同
一のトランジスタが、AUCT及びAOCTの両方とし
て作用することが可能である。最後に、制御回路は、過
渡的なアンダーシュート又はオーバーシュート電圧の検
知、出力段の入力端におけるスイッチングイベント、出
力段の出力端におけるスイッチングイベント、又はこれ
らの回路イベントの組合わせに応答して、AUCT/A
OCTを介して犠牲電流の流れを開始させるための多様
な回路のうちの一つとすることが可能である。
【0020】米国特許出願第327,348号は、更
に、接地ノイズ検知器、供給電圧ノイズ検知器、アンチ
・接地バウンス回路、アンチ・Vccドループ回路、アン
チ・接地アンダーシュート回路、及びアンチ・Vccオー
バーシュート回路を任意の多様な組合わせ及び順番で組
込んだ多様な低ノイズ回路を包含している。
【0021】アンチ・ノイズ回路、及び、特に、米国特
許出願第327,348号のアンチ・アンダーシュート
及びアンチ・オーバーシュート回路は、低周波数及び中
間周波数の集積回路動作範囲において満足のいく動作を
与えるものであるが、例えば20−70mHz範囲で動
作する高速のICにおいて問題が発生する。アンダーシ
ュート又はオーバーシュートの何れかの形態での寄生タ
ンク回路エネルギを散逸させるための長期化した犠牲電
流は、集積回路装置の動作速度を制限し、出力特性を劣
化させ、且つダイナミック電力条件を増加させている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した如
き従来技術の欠点を解消し、高速高周波数動作に適用可
能な集積回路の出力段接地及び供給リードにおける寄生
タンク回路エネルギを散逸させるための改善したアンチ
・ノイズ回路を提供することを目的とする。本発明の別
の目的とするところは、集積回路装置のデータ入力端に
おける次続の反対エッジのスイッチングイベントが発生
すると、積極的にAUCT,AOCTをターンオフさせ
且つ長期化された犠牲電流を遮断するアンチ・アンダー
シュート及びアンチ・オーバーシュートのAUCT及び
AOCT用の改良した制御回路を提供することである。
この構成により、アンダーシュート又はオーバーシュー
ト散逸用犠牲電流は、集積回路装置の動作速度に一致し
て積極的にカットオフ即ち遮断される。本発明の更に別
の目的とするところは、高速集積回路適用のために出力
プルアップ及びプルダウントランジスタ要素の高速なタ
ーンオフを与えるために、出力段のデータ入力及び出力
プルアップ及びプルダウントランジスタ要素の間に結合
して入力条件フィードフォワードトランジスタ要素を提
供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、集積回
路装置の電力レールにおいて接地アンダーシュート及び
ccオーバーシュートを発生させる犠牲タンク回路エネ
ルギを散逸させるためのアンチ・ノイズ回路が提供され
る。この様な集積回路装置は、高及び低電位のデータ信
号を受取るためのデータ入力端を有すると共に出力端に
おいてデータ信号を供給するためのスイッチング出力ト
ランジスタ要素を有する出力段を具備している。集積回
路装置の接地及び供給出力電力レールは、出力トランジ
スタ要素のスイッチング時に電力レールノイズへ露呈さ
れるリードインダクタンスによって特性付けられる。
【0024】本発明に基づくアンチ・ノイズ回路の構成
要素は、例えば電源電流源などのような電流源、及びス
イッチング出力トランジスタ要素とは別のアンチ・ノイ
ズ回路トランジスタ要素を包含している。アンチ・ノイ
ズ回路トランジスタ要素は、主要電流経路と、電気的エ
ネルギ散逸用抵抗を与える該主要電流経路内の選択され
た抵抗と、アンチ・ノイズ回路トランジスタ要素の導通
状態を制御する制御ノードとを有している。アンチ・ノ
イズ回路は、電流源、主要電流経路内に散逸用抵抗を与
えるアンチ・ノイズ回路トランジスタ要素、電力レール
リードインダクタンスを、犠牲電流経路内に直列的に結
合している。
【0025】アンチ・ノイズ回路トランジスタ要素の制
御ノードに制御回路が結合されており、出力端における
電位レベルの最初のスイッチングに続いて、犠牲電流経
路内に犠牲電流の流れを発生させる。犠牲電流は、出力
端における電位レベルの遷移に続いて、アンチ・ノイズ
回路トランジスタ要素の散逸用抵抗において寄生タンク
回路エネルギを散逸させる。
【0026】本発明によれば、制御回路は、出力段のデ
ータ入力端と、アンチ・ノイズ回路トランジスタ要素の
制御ノードとの間に結合された活性プルアップ及びプル
ダウンパスゲートを有している。該パスゲートは、デー
タ入力端における電位レベルの2番目の即ち反対のエッ
ジスイッチングに続いて、アンチ・ノイズ回路トランジ
スタ要素を積極的にターンオフさせるべく結合されてい
るパスゲートプルアップトランジスタ要素及びパスゲー
トプルダウントランジスタ要素を有している。該プルア
ップ及びプルダウンパスゲートトランジスタ要素は、デ
ータ入力端へ結合した制御ノードを有している。パスゲ
ート出力端は、アンチ・ノイズ回路トランジスタ要素の
制御ノードへ結合されている。
【0027】アクティブなプルアップ及びプルダウンパ
スゲートを有する制御回路の特徴の一つは、出力プルア
ップ又はプルダウントランジスタ要素のスイッチングに
よって発生される寄生タンク回路エネルギを散逸させる
ために、出力端における電位レベルの遷移に続いて、ア
ンチ・ノイズ回路トランジスタ要素を介して犠牲電流が
開始されるということである。より重要なことである
が、アクティブプルアップ及びプルダウンパスゲート
は、データ入力端における2番目の反対方向の電位遷移
に続いて、犠牲電流を迅速にカットオフし終了させる。
従って、アクティブなプルアップ及びプルダウンパスゲ
ートは、高速適用のための集積回路装置の動作周波数
で、データ入力端における反対エッジの遷移が発生する
と、アンチ・ノイズ回路トランジスタ要素をリセットす
る。
【0028】好適実施例においては、プルアップパスゲ
ートトランジスタ要素はPMOSトランジスタ要素であ
り、且つプルダウンパスゲートトランジスタ要素はNM
OSトランジスタ要素である。非反転出力段に対して
は、PMOSプルアップ及びNMOSプルダウンパスゲ
ートトランジスタ要素の制御ノードは、インバータを介
して、データ入力端へ結合されている。アンチ・アンダ
ーシュート回路の場合には、PMOSプルアップパスゲ
ートトランジスタ要素は、データ入力端における反対方
向のエッジ信号に応答して、アンチ・アンダーシュート
回路トランジスタ要素AUCTの迅速なターンオフのた
めに、リセットトランジスタ要素として機能する。アン
チ・オーバーシュート回路の場合には、NMOSプルダ
ウンパスゲートトランジスタ要素が、データ入力端にお
ける反対方向のエッジ信号に応答してアンチ・オーバー
シュート回路トランジスタ要素AOCTを迅速にターン
オフするためのリセットトランジスタ要素として機能す
る。
【0029】出力段のスイッチング出力トランジスタ要
素は、出力プルアップトランジスタ要素及び出力プルダ
ウントランジスタ要素によって与えられている。アンチ
・アンダーシュート回路の形態でのアンチ・ノイズ回路
の場合には、アンチ・アンダーシュート回路が、電流
源、主要電流経路内に散逸用抵抗を有するアンチ・アン
ダーシュート回路トランジスタ要素AUCT、及び接地
出力電力レールリードインダクタンスを、犠牲電流経路
内において直列に結合している。制御回路は、AUCT
へ結合されており、出力端における高から低電位への遷
移期間中に出力プルダウントランジスタ要素のスイッチ
ングオン期間中に犠牲電流経路内に犠牲電流の流れを発
生させる。この犠牲電流は、AUCTの散逸用抵抗にお
いて、接地出力電力レールからの寄生接地アンダーシュ
ートエネルギを散逸させる。PMOSプルアップパスゲ
ートトランジスタ要素は、犠牲電流の流れを終了させる
ためのリセットトランジスタとして機能し、且つデータ
入力端における反対方向の低から高電位への遷移に続い
てAUCTをリセットする。
【0030】本発明の別の特徴によれば、データ入力端
と出力プルダウントランジスタ要素の制御ノードとの間
に結合して第一入力条件フィードフォワードトランジス
タ要素ICFT1が設けられている。このICFT1
は、データ入力端における反対方向の低から高電位への
遷移に続いて出力プルダウントランジスタ要素の迅速な
ターンオフを与え、集積回路装置の動作速度及び出力特
性を改善している。
【0031】アンチ・オーバーシュート回路の形態での
アンチ・ノイズ回路の場合には、アンチ・オーバーシュ
ート回路が、電流源、散逸用抵抗を有するアンチ・オー
バーシュート回路トランジスタ要素AOCT、及び供給
出力電力レールリードインダクタンスを、犠牲電流経路
内に直列的に結合する。制御回路は、出力端における低
から高電位への遷移期間中において出力プルアップトラ
ンジスタ要素のスイッチングオン期間中に、犠牲電流経
路内に犠牲電流の流れを発生させるべく結合されてい
る。犠牲電流は、AOCTの散逸用抵抗において、供給
出力電力レールからの寄生Vccオーバーシュートエネル
ギを散逸させる。NMOSプルダウンパスゲートトラン
ジスタ要素は、データ入力端における反対方向の高から
低電位への遷移に続いて犠牲電流の流れをカットオフし
て終了させ且つAOCTをリセットするリセットトラン
ジスタとして機能する。
【0032】本発明は、更に、出力プルアップトランジ
スタ要素の制御ノードとデータ入力端との間に結合した
第二入力条件フィードフォワードトランジスタ要素IC
FT2を与えている。このICFT2は、データ入力端
における反対方向の高から低電位への遷移に続いて出力
プルアップトランジスタ要素を迅速にターンオフさせる
べく結合されている。ICFT2は、更に、集積回路装
置の速度及び出力特性を改善している。
【0033】本発明は、二状態及びトライステート(三
状態)出力バッファ回路の両方に適用することが可能で
ある。トライステート回路の場合には、適宜の出力イネ
ーブルOE及びOE信号及び対応する出力イネーブル回
路トランジスタ要素が、回路要素をトライステートモー
ドにディスエーブルさせるために設けられる。
【0034】
【実施例】図4A,4B,4Cを一体的に組合わせる
と、本発明に基づく改良型アンチ・ノイズ回路が構成さ
れる。基本的な出力バッファ回路は、主に、図4Aに示
されており、一方アンチ・アンダーシュート回路及びア
ンチ・オーバーシュート回路部分は、主に、図4B及び
図4Cに示されている。図1の回路要素の回路機能を実
質的に実行する回路要素は同一の参照番号が付されてい
る。しかしながら、図1のアンチ・接地バウンス回路
は、図4の回路からは取除かれている。その結果、出力
イネーブルOEトランジスタ要素P7,N7,P9,N
9は、トライステートモード期間中に、出力段をディス
エーブルさせるためのOEトランジスタ要素の機能のみ
を与えている。該トライステートトランジスタ要素即ち
TCTトランジスタP7,N7は、図1における如く、
アンチ・バウンストランジスタ要素即ちABTとして機
能することはない。
【0035】接地バウンス及びVccドループは、出力プ
ルアップ及びプルダウントランジスタ要素P2,N2の
段階的なターンオンによって、図4Aの回路において抑
圧されている。このために、出力プルダウントランジス
タN2は三つの並列した出力プルダウントランジスタ要
素N2A,N2B,N2Cへ分割されている。段階的な
ターンオン出力プルダウントランジスタ要素N2A,N
2B,N2Cは、遅延抵抗R4,R5,R6によって分
離されている。その結果、出力端VOUT における高から
低電位への遷移があると、比較的大きなチャンネル幅プ
ルダウントランジスタ要素N2Cにより大きなシンク用
電流が完成される前に、比較的小さなチャンネル幅プル
ダウントランジスタ要素N2A,N2Bにより小さなシ
ンク用電流が開始される。この構成により、出力電力接
地における接地バウンスはより小さなインクリメント即
ち増分に分割され、大きなスパイクが発生することを回
避している。
【0036】同様に、出力段のプルアップ側において、
出力プルアップトランジスタ要素P2は、遅延抵抗R
1,R2,R3によって分離されたプルアップトランジ
スタ要素P2A,P2B,P2Cに分割されている。出
力端VOUT における低から高電位レベルへの遷移がある
と、大きなソース即ち供給用電流がプルアップトランジ
スタ要素P2Cによって完成される前に、比較的小さな
チャンネル幅のプルアップトランジスタ要素P2A,P
2Bが小さなインクリメント即ち増分のソース即ち供給
用電流を開始させる。この構成により、Vccドループは
より小さなインクリメント即ち増分に分割され、大きな
スパイクの発生を回避している。段階的なターンオン成
分に対する例示的な値を表Iに示してある。遅延抵抗R
3及びR6は、例えば、2KΩの範囲のプログラム可能
なP型及びN型拡散抵抗を有している。
【0037】出力プルアップ及びプルダウントランジス
タ要素の段階的ターンオン及び二股型ターンオンを使用
してスイッチングにより誘起されるノイズを減少させる
ことに関するその他の説明及び背景については、199
0年10月2日に発行された米国特許第4,961,0
10号(Jeffrey B. Davis)及び19
90年2月22日に出願され本願出願人に譲渡されてい
る米国特許出願第483,927号(Jeffrey
B. Davis)に記載されている。
【0038】本発明のアンチ・アンダーシュート回路部
分は図4Bに示されている。図4Bの回路要素AUC
T,OCN1,OECT1,CPR1,OCT1,IC
T1は、図1に関して説明した回路要素AUCT,OC
N,OCET1,CPR,OCT,ICT1と実質的に
同一の態様で動作し且つ同一の回路機能を有する実質的
に同一の回路構成を有するものである。注意すべきこと
であるが、図4の回路においては、アンチ・ノイズ回路
は、GUS入力を有するAUSTが除去されているとい
う点において簡単化されている。制御経路抵抗CPR
1、即ちゲートを接地したPMOSトランジスタ要素
が、図1のCPR及びAUSTを置換するために、1
4,18のそれぞれのチャンネル幅及び長さ寸法を有す
るように選択されている。GUS制御を有するAUST
は、オプションとして、残すことも可能であるが、図4
の回路内に組込むことも可能である。
【0039】図4Bに示した如き本発明に基づくアンチ
・アンダーシュート回路の改良は、PMOSプルアップ
トランジスタ要素RST1を付加したことであって、そ
れは、前述した如く、アンチ・アンダーシュート回路ト
ランジスタ要素AUCTのアクティブなターンオフ及び
リセット動作のためのリセットトランジスタとして機能
する。図4Bに示した如く、PMOSリセットトランジ
スタ要素RST1は、NMOS入力条件トランジスタ要
素ICT1と結合されて、プルアップ及びプルダウント
ランジスタ要素を有する反転用パスゲートを形成してい
る。この反転用パスゲートプルアップ及びプルダウント
ランジスタ要素の制御ノードは、データ入力ネットワー
クインバータDINを介してデータ入力端へ結合されて
いる。この反転用パスゲートプルアップ及びプルダウン
トランジスタ要素RST1,ICT1の導通状態は、反
転されたデータ入力信号VINによって条件付けされ且つ
反対の位相である。
【0040】更に、NMOS入力条件トランジスタ要素
ICT1の主要電流経路は、NMOS出力条件トランジ
スタ要素OCT1と直列結合されており、そのトランジ
スタ要素は、出力条件ネットワークOCN1を介して出
力バッファ回路の出力端VOUT における論理状態によっ
て条件付けされる導通状態を有する別のパスゲート要素
である。論理条件トランジスタ要素RST1,ICT
1,OCT1は、一体的に、結合アクティブプルアップ
及びプルダウンパスゲートPPPGT1を形成してお
り、それは、少なくとも1個のPMOSプルアップトラ
ンジスタ要素RST1と、少なくとも1個のNMOSプ
ルダウントランジスタ要素ICT1(この場合には、第
二NMOSトランジスタ要素OCT1と直列的に結合さ
れている)を有している。
【0041】入力端VIN及び出力端VOUT の両方におい
て定常状態の高電位レベル信号が存在すると、出力条件
ネットワークOCN1を介して出力端における高電位レ
ベル信号が、出力条件トランジスタ要素OCT1の条件
付けを行ない、従ってそれは導通状態になる。しかしな
がら、低電位の反転された入力信号VINが、プルダウン
パスゲートトランジスタ要素ICT1を非導通状態に保
持し、且つプルアップパスゲートトランジスタ要素RS
T1を導通状態に保持する。その結果、PMOSトラン
ジスタ要素AUCTのゲートは、RST1及びCPR1
の両方によって充電され、従ってAUCTは導通状態で
はなく、犠牲電流は存在しない。データ入力端における
高から低電位への反対のエッジ遷移があると、プルアッ
プパスゲートトランジスタ要素はターンオフし、一方プ
ルダウンパスゲートトランジスタ要素ICT1はターン
オンする。第二のプルダウンパスゲートトランジスタ要
素OCT1は、既に、導通状態にあり、且つ出力バッフ
ァ回路を介しての低電位データ信号の伝搬遅延の期間中
導通状態のままである。従って、アンチ・アンダーシュ
ート回路トランジスタ要素のゲートが放電され、従って
AUCTは、犠牲電流経路内に犠牲電流を導通させる。
【0042】出力端VOUT へ低電位信号を伝搬させた
後、出力条件ネットワークOCN1は出力条件トランジ
スタ要素OCT1をターンオフし、AUCTのゲートか
らの放電電流を阻止する。CPR1を介してのブリード
電流が、AUCTのゲートの充電を開始するが、CPR
1の抵抗のために、寄生タンク回路アンダーシュートエ
ネルギの散逸のために犠牲電流は長期化される。この長
期化された犠牲電流の発生期間中に、データ入力端VIN
において反対のエッジの低から高電位への遷移が発生す
ると、低電位の反転されたデータ信号VINがプルアップ
パスゲートトランジスタ要素RST1をターンオンし、
迅速にAUCTのゲートを充電し、AUCTを非導通状
態にリセットし、且つ出力端VOUT を介しての犠牲電流
の流れをカットオフする。その結果、アンチ・アンダー
シュート回路は、出力スイッチング特性を劣化させるこ
となしに且つ改善した電力条件を持って、高速適用に対
する集積回路装置の動作周波数において各サイクル毎に
リセットされる。
【0043】図4Cに示したアンチ・ノイズ回路のアン
チ・オーバーシュート回路部分は、構成及び機能の両方
の点においてアンチ・アンダーシュート回路の鏡像関係
にある。しかしながら、図4Cのアンチ・オーバーシュ
ート回路においては、データ入力反転用ネットワークD
INを介してデータ入力端へ結合した制御ノードを持っ
た反転用パスゲートトランジスタ要素が、プルアップパ
スゲートトランジスタ要素ICT3及びプルダウンパス
ゲートトランジスタ要素RST2によって与えられてい
る。従って、図4Cに示した如く、NMOSプルダウン
トランジスタ要素RST2は、データ入力端VINにおけ
る高から低電位への反対のエッジ信号遷移の発生と共
に、アンチ・オーバーシュート回路トランジスタ要素A
OCTを迅速にターンオフさせるためのリセットトラン
ジスタを与えている。PMOSプルアップパスゲートト
ランジスタ要素は、PMOS出力条件トランジスタ要素
OCT2と直列結合した主要電流経路を具備する入力条
件トランジスタ要素ICT3によって与えられている。
【0044】直列結合されたPMOSパスゲート要素I
CT3及びOCT2は、NMOSプルダウンパスゲート
トランジスタ要素RST2と結合されており、AOCT
のターンオン及びターンオフの両方の積極的な制御を行
なうための第二のアクティブプルアップ及びプルダウン
パスゲートPPPGGT2を与えている。従って、アン
チ・オーバーシュート回路トランジスタ要素は、出力端
における低から高電位への遷移期間中に、寄生タンク回
路オーバーシュートエネルギを散逸させるための犠牲電
流を開始させるために制御される。データ入力端におけ
る反対のエッジの遷移が発生すると、リセットトランジ
スタ要素RST2が、集積回路装置の動作周波数に従っ
て、AOCTの迅速なリセット動作及び犠牲電流のカッ
トオフを与える。他の点においては、アンチ・オーバー
シュート回路の要素は、アンチ・アンダーシュート回路
の同様の要素と同様の動作を行なう。アンチ・アンダー
シュート及びアンチ・オーバーシュート回路構成要素に
対する例示的な値を表IIに与えてある。
【0045】図4Aの基本的な出力バッファ回路を参照
すると、速度及び出力スイッチング特性における改良
は、更に、入力条件フィードフォワードトランジスタ要
素ICFT1及びICFT2によって与えられている。
NMOSプルダウントランジスタ要素ICFT1へフィ
ードフォワードされる入力データ信号VINは、データ入
力端における低から高への遷移に応答して、大きな出力
プルダウントランジスタ要素NC2の迅速なターンオフ
を与えることを可能としている。PMOSフィードフォ
ワードプルアップトランジスタ要素ICFT2へのデー
タ入力信号VINのフィードフォワードは、データ入力端
における高から低電位への遷移に応答して、比較的大き
な出力プルアップトランジスタ要素P2Cの迅速なター
ンオフを可能としている。トライステート出力バッファ
回路実施例においてアンチ・ノイズ回路が示されている
ので、OEフィードフォワードトランジスタ要素OEF
T及びOEFTは、更に、入力条件フィードフォワード
トランジスタ要素ICFT2及びICFT1をトライス
テートモードでディスエーブルさせるために与えられて
いる。このために、OE反転用ネットワークOEIN
が、OE入力端におけるOE信号に応答してOE信号を
供給するために設けられている。アンチ・ノイズ回路
は、勿論、トライステート制御要素が存在しない、二状
態出力バッファ回路内に設けることも可能である。
【0046】 表 I 段階的ターンオン実施例構成要素の値(図4A) 構成要素 チャンネル幅μm又は抵抗値Ω P2A 265μm P2B 265μm P2C 1320μm N2A 100μm N2B 100μm N2C 800μm R1 100Ω R2 212Ω R3 100Ω+RPDiff:0−5K R4 150Ω R5 300Ω R6 150Ω+RNDiff:0−5K 表 II アンチ・アンダーシュート及びアンチ・オーバーシュート回路実施例の 構成要素の値 構成要素 チャンネル幅μm RST1 27μm ICT1 14μm OCT1 14μm OPR1 14μm OECT1 14μm AUCT 248μm RST2 14μm ICT3 27μm OCT2 27μm OPR2 8μm OECT3 14μm AOCT 128μm 以上、本発明の具体的実施の態様について詳細に説明し
たが、本発明は、これら具体例にのみ限定されるべきも
のではなく、本発明の技術的範囲を逸脱することなしに
種々の変形が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 関連した米国特許出願第327,348の図
24に対応する結合型アンチ・ノイズ回路を示した概略
回路図。
【図2】 米国特許出願第327,348号の図10に
対応し且つ図1の回路と共に使用するための接地アンダ
ーシュート検知器GUD回路を示した部分的概略回路
図。
【図3】 米国特許出願第327,348号の図7に対
応しており且つ図1の回路と共に使用するための接地バ
ウンス検知器GBD回路を示した部分的概略回路図。
【図4A】 本発明の一実施例に基づいて構成された改
良型ノイズ回路を有する出力バッファの一部を示した概
略回路図。
【図4B】 本発明の一実施例に基づいて構成された改
良型ノイズ回路を有する出力バッファの一部を示した概
略回路図。
【図4C】 本発明の一実施例に基づいて構成された改
良型ノイズ回路を有する出力バッファの一部を示した概
略回路図。
【符号の説明】
PG,PV 電力レール AUCT アンチ・アンダーシュート回路トランジスタ
要素 AOCT アンチ・オーバーシュート回路トランジスタ
要素 PV 電流源 RST1,ICT3 プルアップパスゲートトランジス
タ要素 ICT1,RST2 プルダウンパスゲートトランジス
タ要素 VIN データ入力端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 17/00 - 17/70

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積回路装置の電源レールに接地アンダ
    ーシュート及びVccオーバーシュートを発生させる寄生
    タンク回路エネルギを散逸させるアンチ・ノイズ回路に
    おいて、前記集積回路装置は高及び低電位のデータ信号
    を受取るデータ入力端(VIN)及び出力端(VOUT )に
    おいてデータ信号を送信するスイッチング出力トランジ
    スタ要素(N2,P2)を具備する出力段を有してお
    り、前記集積回路装置は前記出力トランジスタ要素のス
    イッチング時に電力レールノイズに露呈されるリードイ
    ンダクタンスにより特性付けられる接地及び供給出力電
    力レール(PG,PV)を有しており、電流源(PV)
    が設けられており、主要電流経路及び散逸用の抵抗値を
    与える前記主要電流経路において選択した抵抗値を有す
    る前記スイッチング出力トランジスタ要素(N2,P
    2)とは別のアンチ・ノイズ回路トランジスタ要素(A
    UCT,AOCT)が設けられており、前記アンチ・ノ
    イズ回路トランジスタ要素は前記アンチ・ノイズ回路ト
    ランジスタ要素の導通状態を制御するための制御ノード
    を有しており、前記アンチ・ノイズ回路は前記電流源
    (PV)、散逸用抵抗値を有する前記アンチ・ノイズ回
    路トランジスタ要素(AUCT,AOCT)及び前記電
    力レールリードインダクタンスを犠牲電流経路内に直列
    して結合させており、前記アンチ・ノイズ回路トランジ
    スタ要素(AUCT,AOCT)の制御ノードへ結合さ
    れており前記散逸用抵抗において寄生タンク回路エネル
    ギを散逸させるために前記出力端(VOUT )における電
    位レベルの最初のスイッチングに続いて前記犠牲電流経
    路内に犠牲電流の流れを発生させる制御回路手段が設け
    られており、前記制御回路手段は、前記アンチ・ノイズ
    回路トランジスタ要素のデータ入力端と制御ノードとの
    間に結合された活性プルアップ及びプルダウンパスゲー
    ト(PPPGT1)を有しており、前記パスゲートはプ
    ルアップパスゲートトランジスタ要素(RST1,IC
    T3)及びプルダウンパスゲートトランジスタ要素(I
    CT1,RST2)を有しており、前記パスゲートは前
    記データ入力端の電位レベルの2番目のスイッチングに
    続いて、前記アンチ・ノイズ回路トランジスタ要素(A
    UCT,AOCT)を積極的にターンオフさせるべく結
    合されていることを特徴とするアンチ・ノイズ回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記プルアップ及び
    プルダウンパスゲートトランジスタ要素(RST1,I
    CT1)(ICT3,RST2)は、前記データ入力端
    (VIN)へ結合された制御ノードを有しており、且つ前
    記パスゲートは前記アンチ・ノイズ回路トランジスタ要
    素(AUCT,AOCT)の制御ノードへ結合されたパ
    スゲート出力端を有していることを特徴とするアンチ・
    ノイズ回路。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記プルアップパス
    ゲートトランジスタ要素(RST1,ICT3)はPM
    OSトランジスタ要素であり、且つ前記プルダウンパス
    ゲートトランジスタ要素(ICT1,RST2)はNM
    OSトランジスタ要素であり、前記プルアップ及びプル
    ダウンパスゲートトランジスタ要素はインバータ(DI
    N)を介してデータ入力端(VIN)へ結合された制御ノ
    ードを有することを特徴とするアンチ・ノイズ回路。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記スイッチング出
    力トランジスタ要素は、出力プルアップトランジスタ要
    素(P2)及び出力プルダウントランジスタ要素(N
    2)を有しており、前記アンチ・ノイズ回路は、前記電
    流源、散逸用抵抗手段を具備するアンチ・ノイズ回路ト
    ランジスタ要素(AUCT)、及び接地出力電力レール
    リードインダクタンスを犠牲電流経路内に直列的に結合
    しており、前記制御回路手段が、前記散逸用抵抗手段に
    おいて接地出力電力レール(PG)から寄生接地アンダ
    ーシュートエネルギを散逸させるために出力プルダウン
    トランジスタ要素(N2)のスイッチングオン期間中に
    犠牲電流経路内に犠牲電流の流れを発生させるべく結合
    されており、且つ前記プルアップパスゲートトランジス
    タ要素(RST1)が前記データ入力端(VIN)におけ
    る低から高への電位の遷移に続いて前記犠牲電流の流れ
    を終了させるべく結合されていることを特徴とするアン
    チ・ノイズ回路。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記スイッチング出
    力トランジスタ要素が出力プルアップトランジスタ要素
    (P2)及び出力プルダウントランジスタ要素(N2)
    を有しており、前記アンチ・ノイズ回路が、前記電流源
    と、散逸用抵抗手段を具備するアンチ・ノイズ回路トラ
    ンジスタ要素(AOCT)と、供給出力電力レールリー
    ドインダクタンスとを前記犠牲電流経路内に直列的に結
    合しており、前記制御回路手段が前記散逸用抵抗手段に
    おいて供給出力電力レール(PV)から寄生Vccオーバ
    ーシュートエネルギを散逸させるために出力プルアップ
    トランジスタ要素(P2)のスイッチングオン期間中に
    前記犠牲電流経路内に犠牲電流の流れを発生させるべく
    結合されており、前記プルダウンパスゲートトランジス
    タ要素(RST2)が、前記データ入力端における高か
    ら低への電位の遷移に続いて前記犠牲電流の流れを終了
    させるべく結合されていることを特徴とするアンチ・ノ
    イズ回路。
  6. 【請求項6】 請求項4において、更に、前記データ入
    力端(VIN)と出力プルダウントランジスタ要素(N
    2)の制御ノードとの間に結合されており前記データ入
    力端における低から高への電位の遷移に続いて前記出力
    プルダウントランジスタ要素(N2)を迅速にターンオ
    フさせるための第一入力条件フィードフォワードトラン
    ジスタ要素(ICFT1)が設けられていることを特徴
    とするアンチ・ノイズ回路。
  7. 【請求項7】 請求項5において、更に、前記データ入
    力端(VIN)と出力プルアップトランジスタ要素(P
    2)の制御ノードとの間に結合されており、前記データ
    入力端における高から低への電位の遷移に続いて前記出
    力プルアップトランジスタ要素(P2)を迅速にターン
    オフさせるための第二入力条件フィードフォワードトラ
    ンジスタ要素(ICFT2)が設けられていることを特
    徴とするアンチ・ノイズ回路。
  8. 【請求項8】 請求項4において、前記制御回路手段
    が、前記出力供給源(PV)と前記アンチ・ノイズ回路
    トランジスタ要素(AUCT)制御ノードとの間に結合
    されており、前記アンチ・ノイズ回路トランジスタ要素
    (AUCT)のターンオフを遅延させ且つ前記出力端に
    おける高から低電位への遷移に続いて前記アンチ・ノイ
    ズ回路内の過渡的な犠牲電流の流れをイネーブルさせる
    アンチ・アンダーシュート制御経路抵抗要素(CPR
    1)を有することを特徴とするアンチ・ノイズ回路。
  9. 【請求項9】 請求項5において、前記制御回路手段
    が、前記出力供給源(PV)と前記アンチ・ノイズ回路
    トランジスタ要素(AOCT)制御ノードとの間に結合
    されており、前記アンチ・ノイズ回路トランジスタ要素
    (AOCT)のターンオフを遅延させ且つ前記出力端に
    おける低から高電位への遷移に続いて前記アンチ・ノイ
    ズ回路内に過渡的な犠牲電流の流れをイネーブルさせる
    アンチ・オーバーシュート制御経路抵抗要素(CPR
    2)を有することを特徴とするアンチ・ノイズ回路。
  10. 【請求項10】 出力接地(PG)を有する出力接地リ
    ード及び出力供給源(PV)を有する出力供給リードを
    具備する少なくとも1個の出力段を持った集積回路用の
    アンチ・アンダーシュート回路において、前記出力段
    は、高及び低電位のデータ信号を受取るためのデータ入
    力端(VIN)及びデータ信号を供給するための出力端
    (VOUT )、前記出力端と出力接地(PG)との間に結
    合されており前記出力端から出力接地へ電流をシンクす
    るための出力プルダウントランジスタ要素(N2)、出
    力供給源(PV)と前記出力端との間に結合されており
    前記出力供給源から前記出力端へ電流を供給するための
    出力プルアップトランジスタ要素(P2)を有してお
    り、前記トランジスタ要素の各々が主要電流経路及び主
    要電流経路第一及び第二ノード、及び前記主要電流経路
    の導通状態を制御するための制御ノード及び制御回路を
    有しており、前記出力接地は、前記出力端における高か
    ら低電位への遷移期間中における出力接地リードインダ
    クタンスに起因する電位の接地アンダーシュートを包含
    する接地ノイズへ露呈されるものであり、アンチ・アン
    ダーシュート回路内に結合した主要電流経路第一及び第
    二ノードを持ったアンチ・アンダーシュート回路トラン
    ジスタ要素(AUCT)が設けられており、前記アンチ
    ・アンダーシュート回路は、直列的に結合された電流源
    (PV)と、AUCTの主要電流経路と、前記出力接地
    リードインダクタンスとを有しており、前記出力端にお
    ける高から低電位への遷移期間中に前記出力プルダウン
    トランジスタ要素のスイッチオン時に前記AUCT主要
    電流経路を介して且つ前記出力接地リードインダクタン
    スを介して前記電流源からの犠牲電流の流れを確立する
    ためのAUCT制御回路(CPR1,RST1,ICT
    1,OCT1,OCN1)が前記AUCTの制御ノード
    へ結合して設けられており、前記AUCTは前記出力接
    地リードインダクタンスからアンダーシュート電気エネ
    ルギを散逸させるために導通状態において前記主要電流
    経路内に選択した抵抗値を有しており、その際に電位の
    接地アンダーシュートを前記出力接地内にダンプさせ、
    前記AUCT制御回路は、前記データ入力端と前記AU
    CT制御ノードとの間に結合された活性プルアップ及び
    プルダウンパスゲート(PPPGT1)を有しており、
    前記パスゲートは、前記データ入力端へ結合した制御ノ
    ードを持ったプルダウンパスゲートトランジスタ要素
    (ICT1)及びプルアップパスゲートトランジスタ要
    素(RST1)を有すると共に前記AUCTの制御ノー
    ドへ結合されたパスゲート出力端を有しており、前記パ
    スゲートは前記データ入力端(VIN)における低から高
    への電位の遷移時に前記犠牲電流の流れを積極的にター
    ンオフさせるべく結合されていることを特徴とするアン
    チ・アンダーシュート回路。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記アンチ・ア
    ンダーシュート回路は、前記出力段の出力端(VOUT
    を介して出力供給源(PV)と出力接地(PG)との間
    に結合されており、前記AUCTの前記主要電流経路第
    一及び第二ノードが前記出力プルアップトランジスタ要
    素(P2)の主要電流経路第一及び第二ノードと並列的
    に結合されており、且つ、更に、前記出力供給源(P
    V)と前記AUCTの制御ノードとの間において前記A
    UCTの制御回路内に結合してアンチ・アンダーシュー
    ト制御経路抵抗要素(CPR1)が設けられており、前
    記CPR1は前記出力端における高から低電位への遷移
    に続いて前記AUCTのターンオフを遅延させ、その際
    に前記AUCTの主要電流経路抵抗を介しての過渡的な
    犠牲電流の流れ及び前記出力接地リードインダクタンス
    内に格納されたアンダーシュート電気エネルギの散逸の
    ための出力接地リードインダクタンスを確立し、前記C
    PR1が前記プルアップパスゲートトランジスタ要素
    (RST1)の主要電流経路と並列に結合されているこ
    とを特徴とするアンチ・アンダーシュート回路。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記AUCTの
    それぞれの主要電流経路第一ノード及び出力プルアップ
    トランジスタ要素が前記出力供給源(PV)へ結合され
    ており、前記AUCTのそれぞれの主要電流経路第二ノ
    ード及び出力プルアップトランジスタ要素が前記出力段
    の出力端へ結合されており、且つ前記AUCTの制御ノ
    ードが、前記AUCTのターンオフを遅延させその際に
    過渡的な犠牲電流の流れを確立するために前記制御経路
    抵抗要素(CPR)を介して出力供給源(PV)へ結合
    されていることを特徴とするアンチ・アンダーシュート
    回路。
  13. 【請求項13】 請求項10において、前記AUCT制
    御回路が、前記CPR1抵抗要素を介して前記AUCT
    の制御ノードへ電流を供給するために前記AUCTの制
    御ノードと出力供給源(PV)との間に結合されたアン
    チ・アンダーシュート制御経路抵抗要素(CPR1)を
    有すると共に、前記AUCTの制御ノードへ動作結合さ
    れた主要電流経路を持った論理条件トランジスタ要素
    (OCT1)を有しており、前記論理条件トランジスタ
    要素(OCT1)の制御ノードは、前記出力端の論理条
    件に応答して前記AUCTの導通状態を条件付け且つ制
    御するために前記出力段の出力端へ動作結合されている
    ことを特徴とするアンチ・アンダーシュート回路。
  14. 【請求項14】 請求項10において、前記AUCT制
    御回路が、前記AUCT制御ノードと出力接地との間に
    おいてそれぞれの主要電流経路と直列的に動作結合され
    ているデータ入力条件トランジスタ(ICT1)及び出
    力条件トランジスタ(OCT1)を具備する複数個の論
    理条件トランジスタ要素を有しており、前記出力供給源
    (PV)が制御経路抵抗要素(CPR1)を介して前記
    AUCT制御ノードへ結合されており、前記ICT1が
    前記出力段の入力端における信号により条件付けされ且
    つ前記OCT1は前記出力段の出力端における信号によ
    り条件付けされて、前記電力接地リードインダクタンス
    内に格納された電気的エネルギを散逸させるために、前
    記出力供給源から前記アンチ・アンダーシュート回路内
    に犠牲電流を確立するために前記出力端における高から
    低電位への遷移と関連する前記AUCTの主要電流経路
    を介して、前記AUCT主要電流経路及び主要電流経路
    の選択した抵抗を介し、且つ前記出力接地リードインダ
    クタンスを介して過渡的導通状態を制御することを特徴
    とするアンチ・アンダーシュート回路。
  15. 【請求項15】 請求項14において、更に、前記AU
    CTの電流条件により出力供給源(PV)における干渉
    を減少させるために前記AUCTのターンオン期間中に
    犠牲電流におけるゆっくりとした上昇を発生させるため
    に前記OCT1の制御ノードへの出力条件信号の伝搬を
    条件付けさせるための出力条件ネットワーク(OCN
    1)が出力端(VOUT )と前記OCT1の制御ノードと
    の間に動作結合されていることを特徴とするアンチ・ア
    ンダーシュート回路。
  16. 【請求項16】 請求項14において、前記出力段が出
    力イネーブル信号(OE,OE_)を有するトライステ
    ート出力装置を有しており、且つ前記AUCT制御回路
    が、更に、前記トライステート出力装置の高インピーダ
    ンス第三状態において前記AUCTをディスエーブルさ
    せるために前記AUCT制御回路へ動作結合されている
    出力イネーブル条件トランジスタ要素(OECT1)を
    有することを特徴とするアンチ・アンダーシュート回
    路。
  17. 【請求項17】 請求項10において、更に、データ入
    力端における低から高電位への遷移に続いて前記出力プ
    ルダウントランジスタ要素を迅速にターンオフさせるた
    めに第一入力条件フィードフォワードトランジスタ要素
    (ICFT1)がデータ入力端(VIN)と出力プルダウ
    ントランジスタ要素(N2)の制御ノードとの間に結合
    して設けられていることを特徴とするアンチ・アンダー
    シュート回路。
  18. 【請求項18】 請求項17において、更に、データ入
    力端における高から低電位への遷移に続いて出力プルア
    ップトランジスタ要素を迅速にターンオフさせるため
    に、第二入力条件フィードフォワードトランジスタ要素
    (ICFT2)がデータ入力端(VIN)と出力プルアッ
    プトランジスタ要素(P2)の制御ノードとの間に結合
    して設けられていることを特徴とするアンチ・アンダー
    シュート回路。
  19. 【請求項19】 多段回路用のアンチ・オーバーシュー
    ト回路において、出力供給源(PV)を有する出力Vcc
    供給リードを具備する出力段が設けられており、前記出
    力供給リードはリードインダクタンスを持っており、前
    記出力段は高及び低電位のデータ信号を受取るための入
    力端(VIN)を有すると共にデータ信号を供給するため
    の出力端(VOUT )を有しており、前記出力端から接地
    へ電流をシンクするために前記出力端(VOUT )と接地
    (PG)との間に結合して出力プルダウントランジスタ
    要素(N2)が設けられており、且つ前記出力供給源か
    ら前記出力端へ電流を供給するために前記出力供給源
    (PV)と前記出力端との間に結合して出力プルアップ
    トランジスタ要素(P2)が設けられており、前記トラ
    ンジスタ要素は主要電流経路及び主要電流経路第一及び
    第二ノードを有すると共に、前記主要電流経路の導通状
    態を制御するための制御ノード及び制御回路を有してお
    り、前記出力供給源(PV)と、AOCTの主要電流経
    路と、接地と、出力供給リードインダクタンスとを直列
    結合するアンチ・オーバーシュート回路内に結合されて
    いる主要電流経路第一及び第二ノードを持ったアンチ・
    オーバーシュート回路トランジスタ要素(AOCT)が
    設けられており、前記出力端における低から高への電位
    の遷移に続いて前記出力供給源(PV)からのAOCT
    主要電流経路を介し且つ前記出力供給リードインダクタ
    ンスを介して犠牲電流の過渡的な流れを確立するために
    前記AOCTの制御ノードへ結合されているAOCT制
    御回路(CPR2,RST2,ICT3,OCT2,O
    CN2)が設けられており、前記AOCTは、導通状態
    において前記主要電流経路内に選択した抵抗値を有して
    おり、前記出力供給(PV)リードインダクタンス内に
    格納されたオーバーシュート電気エネルギを散逸させる
    ための散逸用抵抗手段を与え、前記AOCT制御回路
    は、前記データ入力端と前記AOCTの制御ノードとの
    間に結合されている活性プルアップ及びプルダウンパス
    ゲートを有しており、前記パスゲートは、前記データ入
    力端(VIN)における低から高への電位の遷移時に前記
    犠牲電流を積極的にターンオフさせるために前記データ
    入力端に結合された制御ノードと前記AOCT制御ノー
    ドへ結合されたパスゲート出力端とを持ったプルアップ
    パスゲートトランジスタ要素(ICT3)及びプルダウ
    ンパスゲートトランジスタ要素(RST2)を有するこ
    とを特徴とするアンチ・オーバーシュート回路。
  20. 【請求項20】 請求項19において、更に、前記デー
    タ入力端(VIN)における高から低電位への遷移時に出
    力プルアップトランジスタ要素(P2)の高速のターン
    オフのために前記データ入力端(VIN)と出力プルアッ
    プトランジスタ要素(P2)の制御ノードとの間に結合
    されている入力条件フィードフォワードトランジスタ要
    素(ICFT2)が設けられていることを特徴とするア
    ンチ・オーバーシュート回路。
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