JP3279177B2 - 周波数分析受信装置 - Google Patents

周波数分析受信装置

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JP3279177B2 JP12038396A JP12038396A JP3279177B2 JP 3279177 B2 JP3279177 B2 JP 3279177B2 JP 12038396 A JP12038396 A JP 12038396A JP 12038396 A JP12038396 A JP 12038396A JP 3279177 B2 JP3279177 B2 JP 3279177B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は未知の周波数の入
力信号の周波数分析を行う周波数分析受信装置に関し、
例えば、レーダ波、通信波の周波数分析を行う周波数分
析受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は例えばスーパーへテロダイン受
信機を示す構成図である。図において21は受信機入力
端子、2は周波数が可変の局部発振器、23はミキサ、
24aは広帯域通過フィルタ(以下、広帯域BPFと称
す。)、24bは狭帯域通過フィルタ(以下、狭帯域BP
Fと称す。)、25は増幅器、26はスイッチ、27は
検波器である。
【0003】次に、動作を図について説明する。図10
に示すスーパーへテロダイン受信機では、入力端子21
からの周波数成分をもつ入力信号をスイッチ26により
所望の通過帯域をもつ広帯域BPF24a(この例で
は、3つのフィルタで3チャンネルとしている。)を通
過させるように切り替え、スイッチ26、広帯域BPF
24a及び接続線路により生じた損失を補うために増幅
器5により増幅し、続いてミキサ23により局部発振器
22の出力する局部周波数と混合し、検波器27にて検
波を行える中間周波数まで周波数を変換し検波を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、ミキサ
23を用いて周波数変換を行う場合ミキサ出力には所望
の信号以外に不要な混変調が混じって出力される。ミキ
サ23にて作り出す所望の出力及び混変調は単一周波数
成分の信号入力時には次式で表される。 fIF=MfRF±NfLO M,N=0,1,2,3,・
・・ fIF :ミキサ出力周波数 fRF :ミキサ入力周波数 fLO :局部発信器からの入力周波数 fRFが広帯域である場合、局部発信器22の出力周波数
が狭帯域BPF24bの通過帯域の選択により混変調が
フィルタの帯域内に入り込み、信号を誤認する恐れがあ
る。また、ミキサ23に複数周波数成分の入力がある場
合には、混変調の発生の組み合わせは更に増加する。
【0005】上述の受信機において、周波数の判別を行
うためには、受信周波数帯域が広帯域である場合、広帯
域BPF24aは周波数帯域を区分するために多くの数
が必要となる。また、広帯域BPF24aの数を増やす
ことは制御、構造の肥大化につながる問題がある。
【0006】また、増幅器5の利得を上げて、高調波、
混変調を発生させないようにすることは、フィルタによ
り受信周波数帯域幅の制限を行うことにより可能である
が、広帯域に渡る受信周波数帯域で混変調を生じないよ
うにするためには1つのフィルタの帯域幅を狭くし、フ
ィルタの種類を増やす必要がある。しかし、フィルタに
よって区切られた複数の帯域幅を同時に受信して検波す
ることは1つの検波器にては行えないという問題があ
り、また、フィルタの数を増やすことは制御、構造の肥
大化につながる問題がある。
【0007】また、局部発振器22の出力信号が機器内
部に漏れ、混変調を引き起こす問題がある。
【0008】上述の受信機において、広帯域BPF24
aの内の1つのチャンネルを選択している際には、他の
チャンネルの割り当てられている周波数領域を受信する
ことはできないので、同時に複数周波数の受信はできな
いため、入力信号の探知確率が低い。
【0009】この発明は上記のような問題を解決するた
めになされたものであり、混変調に影響を受けず、広帯
域に渡って複数の周波数信号を同時に識別することがで
きる周波数解析受信装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る周波数分
析受信装置は、1以上の周波数成分を含む電気信号を入
力する片側開放端の導体素子と、この導体素子の長手方
向に沿って配列され前記電気信号により生じる電界分布
を各々の位置で検出して検出信号を出力する複数の電界
検出手段と、この複数の電界検出手段の各々が出力する
前記検出信号を振幅と位相を含むデータに変換する複数
の位相振幅検出手段と、この複数の位相振幅検出手段の
各々が出力する前記データを合成して前記電気信号の周
波数の成分と振幅を解析する信号解析手段を備えたもの
である。
【0011】また、次の発明に係る周波数分析受信装置
は、導体素子を線状導体により形成したものである。
【0012】また、次の発明に係る周波数分析受信装置
は、導体素子はプリント基板にプリントされた導体によ
り形成されているものである。
【0013】また、次の発明に係る周波数分析受信装置
は、導体素子はセラミック基板を用いたMIC線路によ
り形成されているものである。
【0014】また、次の発明に係る周波数分析受信装置
は、複数の電界検出手段は同軸ケーブルにより形成され
ているものである。
【0015】また、次の発明に係る周波数分析受信装置
は、複数の電界検出手段は導体素子とともに同一プリン
ト基板にプリントされて形成されているものである。
【0016】また、次の発明に係る周波数分析受信装置
は、1以上の周波数成分を含む電気信号を入力する、1
面に誘電体を接合するとともにこの誘電体と連通するス
ロットを設けた、板状導体と、前記スロットの長手方向
に沿って配列され前記電気信号により生じる電界分布を
各々の位置で検出して検出信号を出力する複数の電界検
出手段と、この複数の電界検出手段の各々が出力する前
記検出信号を振幅と位相を含むデータに変換する複数の
位相振幅検出手段と、この複数の位相振幅検出手段の各
々が出力する前記データを合成して前記電気信号の周波
数の成分と振幅を解析する信号解析手段を備えたもので
ある。
【0017】更に、次の発明に係る周波数分析受信装置
は、複数の電界検出手段の各々は同一プリント基板にプ
リントして形成され、かつ、前記プリント基板は誘電体
と重ね合わせて設けられているものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1 以下、この発明の一実施の形態を図について説明する。
図1はこの発明の実施の形態1による周波数分析受信装
置を示す構成図である。図において、1は入力端、2は
接続ケーブル、3は信号検出器であり、入力端1の他端
が開放端である導体素子4、電界検出手段であるプロー
ブ5、I/Q検波器6を含んでいる。7は信号解析器で
あり、A/D変換器8、演算装置9を含んでいる。
【0019】次に動作を図について説明する。この発明
の周波数分析受信装置における信号検出器3は、例え
ば、空中線(図示せず。)より入力した1以上の周波数
成分を含む入力信号を内部の線状導体である導体素子4
に入力し、励振することにより、導体素子4に電流の分
布を構築し、その電流分布、若しくは電流により作り出
される電界を導体素子4に沿って一定間隔若しくは不定
間隔である微小区間△Z(以下、単に△Zと呼ぶ)ずつ
離した、互いに干渉がない複数のプローブ5により拾い
出し、各プローブ5より得られた各々の信号の位相/振
幅情報をI/Q検波器6により検出し、実数成分と虚数
成分に分解して複素数化したI/Q検波後の情報を信号
解析器7に受け渡す。尚、ΔZは測定周波数に依存し、
例えば、高い周波数を測定する場合にはプローブ5の間
隔を狭めΔZを小さく設定することが必要であり、要求
される周波数の測定精度に応じて変化させる。また、導
体素子4の電気長は測定する周波数の範囲に応じて変化
したものを用意する。
【0020】次に、信号解析器7の動作を説明する。各
プローブ5より得られた導体素子4の△Zずつ離れた点
における、I/Q検波後の情報をA/D変換器8にて数
値情報として抽出する。A/D変換にて得られた値は導
体素子4に流れる電流により形成される電界を各プロー
ブの点で電流情報に変換した値であり、サンプリングさ
れた各電流情報In(S)より、導体の電流分布を合成す
る。ここで、Sは導体素子4の給電点より導体素子4の
開放端に向かってとった距離である。
【0021】信号解析器7による波形解析は、導体素子
4上の電流振幅I(S)を各プローブ5により検出し、入
力端1から入力された入力信号を周波数成分による展開
を行うものであり、導体素子4上の電流I(S)は一般
に、
【0022】
【数1】
【0023】で表すことができる。ここで、Anは進行
波成分の振幅、Bnは反射波成分の振幅であり、knは伝
搬定数である。添字nは電流を構成するn番目の周波数
成分であることを示すものである。
【0024】図2は留数定理を用いた場合の演算装置9
内の周波数導出の概略フローチャートであり、プローブ
5よりの電流値はI/Q検波された後(ステップS
1)、信号解析器7に入れられA/D変換され(ステッ
プS2)、信号解析器7の定めた周波数範囲内に存在す
ると考えられ得る周波数成分の数を調べる(ステップS
3)。周波数成分を導出する過程の演算については、他
にフーリエ級数展開等の波形分析手法を用いることも可
能である。
【0025】つづいて、ステップS4では周波数成分の
数のみの計算を要求されている場合には周波数成分の数
を出力してステップを終了し、周波数成分の計算を求め
られている場合には、周波数成分を求める過程に入り
(ステップS5)、周波数の値、振幅値を導出する(ス
テップS6)。信号検出器3の導体素子4の固有の特
性、及びシステムの雑音レベルを加味して(ステップS
7)、導出されたAnを雑音スレッショルドレベルと比
較し(ステップS8)、雑音スレシホルドレベル以下の
場合にはその周波数成分を雑音とみなし(ステップS
9)、雑音スレシホルド以上の入力レベルの周波数成分
を実入力信号とみなす(ステップS10)。ステップS
5において、knは周波数情報を含み、knを求めること
が電流を構成する周波数を求めることになる。ここで、
留数定理を用いて周波数成分を求める式を提示すると、
nは(2)式のようになる。
【0026】
【数2】
【0027】ここで、Cnは信号解析の対象となる伝般
定数の範囲を囲む積分路、Lは導体素子4の電気長であ
る。また、入力信号が複数の周波数成分をもつ場合、複
数成分の数を調べるためには、信号解析器7が信号解析
を実施すると定めた伝搬定数の範囲で、(3)式を計算
することにより、周波数成分の分析を行う。
【0028】
【数3】
【0029】ここで、FNは入力信号に含まれる周波数
成分の種類数である。
【0030】上述のように周波数分析受信装置を構成す
ると、入力端1からの入力信号もしくは増幅器により増
幅された入力信号により導体素子4を励振し、導体素子
4に流れる電流を測定する複数のプローブ5を用い、複
数のプローブ5により得られた信号をI/Q検波器6に
より複素数検波する信号検出器3より得られた信号をデ
ィジタル処理により波形分析し、信号の諸元であるとこ
ろの周波数、信号レベル、信号タイミングを検出するた
め、周波数を変換する行程が不要となり、局部発振器の
出力信号が機器内部に漏れて混変調を引き起こすことが
なくなるとともに、入力端1から同時に入力した複数の
周波数を分析できるようになり、入力信号の探知確率が
向上する。
【0031】実施の形態2 図3はこの発明の実施の形態2による導体素子とプロー
ブを示す構成図である。図3において、2は接続ケーブ
ル、5はプローブ、10は線状導体とした導体素子であ
り、例えば銅ワイヤを用いたものである。導体素子10
の一端は接続ケーブル2に接続され、他端は開放端であ
り、銅ワイヤである導体素子10が励振されることによ
り生じる電界を等間隔△Zで位置して測定するプローブ
5により測定する構造である。この実施の形態2では、
導体素子10の構成以外は図1と同様の構成であり、プ
ローブ5でとらえられた電界は波形データとして信号解
析器にて解析され、実施の形態1と同様の解析を行い、
周波数分析を行うものである。
【0032】実施の形態3 図4はこの発明の実施の形態3による導体素子とプロー
ブを示す構成図である。図4において、2は接続ケーブ
ル、11は1面に誘電体11aを接合するとともにこの
誘電体と連通するスロット11bを設けた、板状導体、
12はスロット11b内に生じる電界を等間隔△Zで位
置して測定するプローブである。この実施の形態3で
は、導体素子11及びプローブ12の構成以外は図1と
同様の構成であり、プローブ12でとらえられた電界は
波形データとして信号解析器にて解析され、実施の形態
1と同様の解析を行い、周波数分析を行うものである。
このような構成とすると、導体素子11は板状導体11
にスロット11bを設けた構造となるので製作が容易と
なり、導体素子11と誘電体11aを合わせた平面構造
とするので、厚さを薄くできる。
【0033】実施の形態4 図5はこの発明の実施の形態4による導体素子とプロー
ブを示す構成図である。図5において、2は接続ケーブ
ル、5はプローブ、13はプリント基板、13aはプリ
ント基板13にプリント配線された導体素子であり、導
体素子13aの一端は接続ケーブル2に接続され、他端
は開放端となっている。この実施の形態4では、導体素
子13aの構成以外は図1と同様の構成であり、プロー
ブ5でとらえられた電界は波形データとして信号解析器
にて解析され、実施の形態1と同様の解析を行い、周波
数分析を行うものである。このような構成とすると、導
体素子13aをプリント基板13にプリント配線したパ
ターン線路とする構造とし、構造の簡略化を実現すると
ともに生産性を向上するものである。
【0034】尚、プリント基板13をセラミック基板に
よるMIC構造とすると、精度の高い導体素子13aの
作製が可能となる。
【0035】実施の形態5 図6はこの発明の実施の形態4による導体素子とプロー
ブを示す構成図である。図6において、2は接続ケーブ
ル、10は線状導体である導体素子、14は同軸ケーブ
ルからなるプローブである。同軸ケーブルによるプロー
ブ14は複数個おかれるプローブ間で特性の変化が小さ
くなり、また、ノイズの影響がすくなくなる。この実施
の形態4では導体素子10として銅ワイヤのもの例とし
て示したが、スロット構造、パターン成形の導体素子に
ついても適用が可能である。また、このプローブ14に
よって導体素子の形状を選ばず測定が行える。
【0036】実施の形態6 図7はこの発明の実施の形態6よる導体素子とプローブ
を示す構成図である。図7において、2は接続ケーブ
ル、13はプリント基板、13aはプリント基板13に
プリント配線された導体素子、15はプリント基板13
にプリント配線されたプローブであり、導体素子13a
とプローブ15とをプリント基板13の同じ面に形成す
る構造ものである。導体素子13aの一端は接続ケーブ
ル2に接続され、他端は開放端となっている。この実施
の形態6では、導体素子13aとプローブ15の構成以
外は図1と同様の構成であり、プローブ15でとらえら
れた電界は波形データとして信号解析器にて解析され、
実施の形態1と同様の解析を行い、周波数分析を行うも
のである。このような構成とすると、導体素子13aと
プローブ15の一体化を行うことができ、製作の合理化
が可能となる。
【0037】実施の形態7 図8はこの発明の実施の形態7よる導体素子とプローブ
を示す構成図である。図8において、2aは接続ケーブ
ル、11は1面に誘電体11aを接合するとともにこの
誘電体11aと連通するスロット11bを設けた、板状
導体、16はプリント基板17にプリント配線されスロ
ット11b内に生じる電界を等間隔△Zで位置して測定
するプローブであり、接続ケーブル2aとプリント基板
17と同一面に形成されている。図9は図8に示す板状
導体11とプリント基板17の2層構造を示す断面図で
あり、プリント基板17に形成されたプローブ16と接
続ケーブル2aは誘電体11aに対向して重ね合わせら
れ、プローブ16と接続ケーブル2aはスロット11b
と係合するように設けられている。板状導体11、接続
ケーブル2a及びプローブ16の構成以外は図1と同様
の構成であり、プローブ16でとらえられた電界は波形
データとして信号解析器にて解析され、実施の形態1と
同様の解析を行い、周波数分析を行うものである。この
ような構成とすると、スロット構造の導体素子がつくる
界分布を測定するための複数のプローブ16を同一基板
上に構築する構造であり、スロット構造をもつ導体素子
11の場合には導体素子11、プローブ16間の結合の
平面化を実現できる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば周波数
分析受信装置を、複数の電界分布検出手段が、導体素子
の電気信号により生じる電界を各々の位置で検出して検
出信号を出力し、複数の位相振幅検出手段が、複数の電
界検出手段の各々が出力する検出信号を振幅と位相を含
むデータに変換し、信号解析手段が、複数の位相振幅検
出手段の各々が出力する前記データを合成して前記電気
信号の周波数の成分と振幅を解析するようにすると、周
波数を変換する行程が不要となり、局部発振器の出力信
号が機器内部に漏れ、混変調を引き起ことがなくなり、
入力端から同時に入力した複数の周波数を分析できるよ
うになり、入力信号の探知確率が向上する効果を奏す
る。
【0039】また、次の発明によれば周波数分析受信装
置を、線状導体により導体素子を形成すると、導体素子
をプリント基板にプリント配線したパターン線路とする
構造となるので、構造の簡略化を実現するとともに生産
性を向上する効果を奏する。
【0040】また、次の発明によれば周波数分析受信装
置を、プリント基板にプリントされた導体により導体素
子を形成すると、構造が簡単となり製作が容易となる効
果を奏する。
【0041】また、次の発明によれば周波数分析受信装
置を、更に、プリント基板をセラミック基板によるMI
C構造とすると、精度の高い導体素子の作製が可能とな
る効果を奏する。
【0042】また、次の発明によれば周波数分析受信装
置を、同軸ケーブルにより複数の電界検出手段を形成す
ると、電界検出手段間で特性の変化が小さくなり、ま
た、ノイズの影響がすくなくなる効果を奏する。
【0043】また、次の発明によれば周波数分析受信装
置を、導体素子とともに同一プリント基板にプリントし
て複数の電界検出手段を形成すると、導体素子と複数の
電界検出手段の一体化を行うことができ、製作の合理化
が可能となる効果を奏する。
【0044】また、次の発明によれば周波数分析受信装
置を、複数の電界検出手段が、板状導体のスロットの長
手方向に沿って配列され前記電気信号により生じる電界
分布を各々の位置で検出して検出信号を出力し、複数の
位相振幅検出手段が、複数の電界検出手段の各々が出力
する検出信号を振幅と位相を含むデータに変換し、信号
解析手段が、複数の位相振幅検出手段の各々が出力する
前記データを合成して前記電気信号の周波数の成分と振
幅を解析するようにすると、板状導体にスロットを設け
た構造においても線状導体と同様の情報が得られるとと
もに、製作が容易となり、板状導体と誘電体を合わせた
厚さを薄くできる効果を奏する。
【0045】更に、次の発明によれば周波数分析受信装
置を、複数の電界検出手段の各々が同一プリント基板に
プリントして形成され、かつ、プリント基板は誘電体と
重ね合わせて設けるようにすると、複数の電界検出手段
を同一基板上に構築する構造となり、スロット構造をも
つ板状導体と複数の電界検出手段間の結合の平面化を実
現できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による周波数分析受
信装置を示す構成図図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による信号解析器の
動作を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態2による導体素子とプ
ローブを示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態3による導体素子とプ
ローブを示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態4による導体素子とプ
ローブを示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態5による導体素子とプ
ローブを示す構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態6による導体素子とプ
ローブを示す構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態7による導体素子とプ
ローブを示す構成図である。
【図9】 図8の断面図である。
【図10】 従来の受信装置を示す構成図である。
【符号の説明】
4、10、11、13a 導体素子 5、14、1
5、16 プローブ(電界検出手段) 6 I/Q検波
器(位相振幅検出手段) 7 信号解析器(信号解析手
段) 13 プリント基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01R 27/04 G01R 27/04 H04B 1/06 H04B 1/06 Z (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 23/163 G01R 23/16 G01R 23/175 G01R 27/04 H04B 1/06

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1以上の周波数成分を含む電気信号を入
    力する片側開放端の導体素子と、この導体素子の長手方
    向に沿って配列され前記電気信号により生じる電界分布
    を各々の位置で検出して検出信号を出力する複数の電界
    検出手段と、この複数の電界検出手段の各々が出力する
    前記検出信号を振幅と位相を含むデータに変換する複数
    の位相振幅検出手段と、この複数の位相振幅検出手段の
    各々が出力する前記データを合成して前記電気信号の周
    波数の成分と振幅を解析する信号解析手段を備えたこと
    を特徴とする周波数分析受信装置。
  2. 【請求項2】 導体素子を線状導体により形成したこと
    を特徴とする請求項1に記載の周波数分析受信装置。
  3. 【請求項3】 導体素子はプリント基板にプリントされ
    た導体により形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の周波数分析受信装置。
  4. 【請求項4】 導体素子はセラミック基板を用いたMI
    C線路により形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の周波数分析受信装置。
  5. 【請求項5】 複数の電界検出手段は同軸ケーブルによ
    り形成されていることを特徴とする請求項1に記載の周
    波数分析受信装置。
  6. 【請求項6】 複数の電界検出手段は導体素子とともに
    同一プリント基板にプリントされて形成されていること
    を特徴とする請求項3又は4に記載の周波数分析受信装
    置。
  7. 【請求項7】 1以上の周波数成分を含む電気信号を入
    力する、1面に誘電体を接合するとともにこの誘電体と
    連通するスロットを設けた、板状導体と、前記スロット
    の長手方向に沿って配列され前記電気信号により生じる
    電界分布を各々の位置で検出して検出信号を出力する複
    数の電界検出手段と、この複数の電界検出手段の各々が
    出力する前記検出信号を振幅と位相を含むデータに変換
    する複数の位相振幅検出手段と、この複数の位相振幅検
    出手段の各々が出力する前記データを合成して前記電気
    信号の周波数の成分と振幅を解析する信号解析手段を備
    えたことを特徴とする周波数分析受信装置。
  8. 【請求項8】 複数の電界検出手段の各々は同一プリン
    ト基板にプリントして形成され、かつ、前記プリント基
    板は誘電体と重ね合わせて設けられていることを特徴と
    する請求項7に記載の周波数分析受信装置。
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