JP3278746B2 - サルフェートおよびサルファイトパルプ工場の薬品回収において緑液を製造する方法 - Google Patents

サルフェートおよびサルファイトパルプ工場の薬品回収において緑液を製造する方法

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、サルフェートおよびサルファイトパルプ工
場の薬品回収において良好な清澄化および/または濾過
性を有する緑液を製造する方法に関する。調製した(清
澄化および/または濾過した)緑液はそれによってリグ
ノセルロース材料例えば木材チップをセルロースパルプ
へ蒸解する新鮮な蒸解液を製造するためサルフェートお
よびサルファイトパルプ工場において使用される。サル
フェート法に従えば、緑液は苛性化によって白液(新鮮
な蒸解液)へ変換される。白液中の主要な薬品は水酸化
ナトリウムおよび硫化ナトリウムの順番である。ナトリ
ウムはこれら薬品の両方に含まれているから、ナトリウ
ムは蒸解液中のベースと呼ばれる。サルファイト法の場
合、新鮮な蒸解液は他の態様で緑液から製造される。ナ
トリウムをベースとするサルファイト蒸解液中の主要薬
品はNaHSO3とSO2である。この点に関し遊離および結合S
O2と呼ばれる。
背景技術 例えばサルフェートパルプを製造する時、リグノセル
ロース材料、例えばチップへ細かく切断された木材と蒸
解液とが蒸解機へ仕込まれる。蒸解液は全部が白液、す
なわち新鮮な蒸解液からなってもよく、または一旦使用
された蒸解液、すなわち蒸解廃液の与えられた量と混合
した白液からなってもよい。蒸解液中に存在する薬品は
高温度高圧力において木材チップと反応せしめられる。
蒸解後、生成したセルロースパルプは使用済蒸解液、す
なわち蒸解廃液から、多様な洗浄および/または圧搾段
階において分離され、これら材料の流れは以下に記載す
る態様で処理される。
セルロースパルプは通常スクリーニングされ、次に一
般に少なくとも一つの漂白操作へかけられる。パルプは
通常、しばしば中間のアルカリ段階(抽出処理)を伴う
多段階で漂白される。パルプは通常各漂白段階後に洗浄
される。酸素、過酸化物およびオゾンのような、使用し
た漂白剤が塩素を含まない処理段階から得られる廃液
は、通常パルプ処理連鎖に対して向流に通され、そして
最終的には蒸解廃液と混合される。このことはアルカリ
段階から得られる廃液にもあてはまる。漂白が例えば塩
素、次亜塩素酸塩および二酸化塩素のような塩素含有漂
白剤で実施される時は、これらの漂白廃液を回収するこ
とは不可能であるが、これらの液はタンクへ排出しなけ
ればならない。
上述のように、黒液とも呼ばれる蒸解廃液はリサイク
ルした漂白廃液と混合することができる。黒液がもっぱ
ら蒸解廃液のみから、またはその混合物からなるかに関
係なく、黒液はその固形分含量を例えば60〜70%へ高め
るために処理(例えば蒸発)される。この液は以後濃縮
廃液と呼ばれる。濃縮廃液は回収ボイラー内で燃焼さ
れ、その中で濃縮廃液中の有機成分は実質上二酸化炭素
と水とエネルギーに変換され、一方濃縮廃液の無機成分
は回収ボイラーの底にスメルトを形成する。スメルトは
ドレーンもしくは注ぎ口に沿って下方へソーダ溶解機中
へ導かれ、そこでスメルトは弱液および/または水に溶
解される。生成した溶液が緑液である。スメルトは主に
炭酸ナトリウムおよび硫化ナトリウムを含み、これら両
方は水に容易に溶解する。スメルトはまた、蒸解操作に
おいて出発原料として使用したリグノセルロース材料か
ら主にもたらされる他の元素を含んでいる。これら他の
元素の中でもカルシウムおよびマグネシウムが主要であ
るが、鉄、マンガン、アルミニウムおよびケイ素も容易
に測定される量で存在する。多数の他の元素を微量(緑
液1中1mg以下)も存在する。二種のナトリウム化合
物とは対照的に、前記元素は緑液中に不溶かまたは一部
しか溶けない。漂白段階からの漂白廃液の全部または該
廃液の一部が蒸解廃液へ戻されることを意味する、酸素
漂白が採用されおよび/または塩素を含有しない漂白剤
による他の漂白方法が採用されるサルフェートパルプ工
場においては、主にスメルトのマグネシウム含量が増加
する。これは酸素および過酸化物漂白段階においてある
種のマグネシウム化合物が保護剤として添加されること
によって生ずる。マグネシウムはまた、前述した漂白段
階の予備処理段階へも添加することができる。スメルト
はまた未燃焼炭素(すす)のいくらかの量を含有する。
前述の不溶性または難溶性物質はスメルト溶解機中に
つくられた緑液中に固体粒子の形で存在する。これらの
粒子は緑液から最大限除去しなければならず、そしてス
ラッジの形の前記粒子の除去は以下に詳細に記載するい
くつかの方法によって実施される。
清澄化された緑液は石灰消和機へ送られ、そこでは生
石灰、すなわち酸化カルシウムCaOが緑液へ添加され
る。酸化カルシウムは緑液中で消和され、水酸化カルシ
ウムCa(OH)へ転換され、緑液の炭酸ナトリウム分と
反応し、水酸化ナトリウムおよび硫化ナトリウムの溶液
と、石灰泥と呼ばれる炭酸カルシウムCaCO3の沈殿を提
供する。石灰泥は苛性化と呼ばれる記載したプロセスに
よって得られる白液から濾去され、可溶性化合物を回収
するため好ましくは熱水で洗浄される。生成する弱液は
通常前述したソーダ溶解機(スメルト溶解機)へ送られ
る。洗浄した石灰泥(CaCO3)は生石灰(CaO)を製造す
るため回転炉(石灰キルン)中で焼かれ、緑液を苛性化
するために石灰消和機へ返還される。
以前に述べたように、得られた白液は新しく仕込んだ
リグノセルロース材料の蒸解のための新鮮な蒸解液とし
て使用される。
もし前に述べたスラッジの緑液からの分離が不十分で
あれば、マグネシウム、アルミニウム、鉄、マンガンお
よび他の遷移金属等が濃縮され、そして石灰消和機およ
び苛性化槽中に生成した石灰泥を汚染するであろう。石
灰泥中の炭酸カルシウム含量および石灰キルン中で再焼
成された石灰中の遊離酸化カルシウムの含量もそれと共
に酸化カルシウム/石灰泥がこのプロセスを循環する、
いわゆる石灰サイクルにつれて次第に低下するであろ
う。このことは石灰サイクル中の材料を一部分を連続的
に純粋な石灰石で置換することを必要とする。
前述のスラッジを除去する典型的な方法は、スラッジ
をいわゆる緑液清澄機中で沈降させることである。これ
ら清澄機の表面負荷を低いレベルへ維持することが必要
である。適切な緑液入力は0.5m3/時である。清浄化成績
は通常広範囲に変動し、液中に残っているスラッジ(汚
染物質)量はまれに清澄化した緑液あたり50mg以下で
ある。パルプtあたり4m3の大量の緑液を清浄化すべき
時は、緑液の許容し得る清浄化を達成するために非常に
大きな清澄機が必要である。
一部はスペース必要性および投資コストを減らし、一
部は緑液のさらに効果的清浄化を達成する意図のもと
に、清澄機のかわりに圧力フィルター、真空フィルタ
ー、プレートフィルターおよびドラムフィルターのよう
な慣用のフィルターを使用する試みがなされた。しかし
ながら、清澄化の代わりに緑液を濾過するのは困難であ
ることが発見された。フィルターはあまりにも急速にブ
ロックされ、詰まり、種々のフィルターはまありにもし
ばしば停止し、清掃しなければならないことを意味す
る。
スウェーデン特許出願8700549−2(456254)は、緑
液を清浄化するための前記フィルターを使用することを
可能にする一方法を記載する。この特許出願によれば、
未清澄化緑液へ攪拌しながら緑液へ、固体粒子を除去す
るため緑液を濾過(沈降)する直前に、生石灰の少量、
すなわち緑液を完全に苛性化するのに要する生石灰の量
の0.5〜10%,好ましくは1〜3%が添加される。この
特許出願によれば、この操作は緑液をもっと効率的に濾
過することを可能にする。
スウェーデン特許出願9003697−1(467465)には、
混合物中の消石灰溶液と緑液を生石灰(固体の形の)に
代わって精密に同じ場所において未清澄化緑液へ供給す
ることが提案されている。この液流は消石灰の一部と、
そして日常の事項として石灰消和機から緑液へ送られる
緑液とからなる。この特許出願によれば、この操作も緑
液の沈降および濾過性を改良することを可能にするであ
ろう。
凝集剤、例えばアニオン性ポリアクリルアミドも緑液
からスラッジの分離を容易化するために使用される。こ
の添加薬品を使用した我々によって実施されたフルスケ
ールの試験は、この薬品はスラッジが清澄機中で比較的
容易に分離できる期間に積極的な効果を持つことができ
ることを示す。この薬品はスラッジが容易に分離できな
い期間は利益を提供しない。凝集剤が導入される場合と
凝集剤が導入されない場合の間で比較すると、長い作業
期間、すなわち1ケ月以上にわたって清澄化した緑液の
スラッジ含量の平均値に差は認められない。
本発明の開示 技術的課題 以上から、今日の状況と比較してそして可能な限り最
小のスラッジ体積を生成させるために、緑液の製造にお
いて改良したスラッジ沈降が求められている。
解決方法 本発明は上記課題に対する解決方法を提供し、そして
セルロースパルプから分離されそして蒸解段階および多
分一つ以上の漂白段階から得られる廃液が、固形分含量
を上昇させること、燃焼、スメルト溶解および他の緑液
調製のような既知の処理段階を含む、そしてカルシウム
含有薬品が燃焼前に廃液へ添加されるか、または廃液の
燃焼へ添加されることを含む処理方法で処理される、サ
ルフェートおよびサルファイトパルプ工場の薬品回収に
おいて良好な清澄化および/または濾過性能を有する緑
液を製造する方法であって、スメルトから由来する炭素
をスメルトが液に溶解される時および後で、燃焼後のス
メルトを基準に計算し最大0.3重量千分率の量で存在さ
せることと、そしてカルシウムの添加は廃液中に既に存
在するカルシウムの量と合算して添加されるカルシウム
の量がモルで計算して廃液中に存在するマグネシウムの
量の少なくとも3/4へ達するように制御され、そしてそ
の添加は廃液中に存在するナトリウムプラスイオウの重
量の最大10%であることを特徴とする前記方法に関す
る。
スメルトを例えば弱液中に溶解する時存在する炭素の
量は、しばしば前記限界値以下にある。この点に関する
一条件は、中でも燃焼すべき廃液の量が、回収ボイラー
を過負荷しないようにその回収ボイラーの能力へ適応し
ていることである。この種のパルプ工場の大多数におい
ては、炭素含量を低レベルへ維持するために別途方策を
取る必要はない。この場合は、前述の方策を取る時、す
なわちカルシウム含有薬品を廃液中に存在するマグネシ
ウムの量に依存した量で廃液へ添加する時、容易に清澄
化できる緑液が自動的に得られる。回収ボイラーがオー
バーロードされるとき、高過ぎるスメルト中の炭素含量
が得られる。そのような場合、緑液は清澄化するのに困
難であり続けるから、前述した方策は効果がないであろ
う。そのような場合、スメルトが回収ボイラーを離れた
後そしてスメルトを弱液および/または水に溶解する前
に、その炭素含量を前述した限界値以下へ減らす態様で
スメルトを処理することが必要になり得る。
例えば、このことを念頭に置いて、それに沿ってスメ
ルトが環境空気と接触する通路をできるだけ延長するの
が有益である。炭素の量に関し重要なことは、スメルト
を溶解中および溶解後の緑液中の炭素含量がいくらにな
るかということである。スメルトが液体の表面と衝突す
る時炭素に対し何かが発生するらしい。すなわち炭素量
はこの場所において著しく減少する。スメルトは弱液お
よび/または水に溶解されそして緑液を生成するので、
緑液中に残りそして不純物または汚染物を形成する炭素
の量を溶液中へ送られるある物に関して決め、それによ
って計算面から、すなわちそれが回収ボイラーから離
れ、排出パルプ中に所在する時の元のスメルトに関して
炭素の量を決めることは不可能である。
本発明方法は、純粋な蒸解廃液、すなわち漂白廃液と
混合されていない蒸解廃液へ適用することができる。さ
らに、本発明方法は蒸解廃液と漂白廃液の混合物よりな
る廃液に有利に適用することができ、そしてパルプ工場
をクローズド化すればする程、本発明をより良く適用す
ることができる。これは特にサルフェートパルプ工場に
ついてあてはまる。パルプ工場システムがクローズド化
される程度は、中でも廃液のより高いマグネシウム含量
へしばしば導くであろう。廃液へのカルシウム含有薬品
の添加は、廃液中に既に存在するカルシウムの量と合算
したシステムへ添加したカルシウムの量が、モルで計算
して廃液中に存在するマグネシウムの量と少なくとも等
しくなるように適応されるのが好ましい。カルシウム添
加の上限も等しく臨界的ではないが、それは例えば廃液
中に存在するナトリウムプラスイオウの量の最大5重量
%でよい。優秀な結果は、廃液中のカルシウムの総量が
モルで計算して廃液中に存在するマグネシウムの1/2な
いし2倍に制御されたフルスケールで本発明方法を実施
する時に得られた。
カルシウムを含有する多数の薬品が本発明を実施する
時廃液へ放出されることができる。そのような薬品の例
は、塩化カルシウム、硝酸カルシウム、酸化カルシウム
および水酸化カルシウムである。しかしながら塩化カル
シウムおよび硝酸カルシウムは望ましくないタイプのイ
オン(塩化または硝酸イオン)がその時プロセスへ供給
されるのでより適当でない。特に好ましい薬品は石灰泥
としてプロセス中に、さらに詳しくは石灰サイクル中に
存在する石灰泥の形の炭酸カルシウムである。廃液へ添
加される石灰泥はスラリーの形でよく、または例えば通
常石灰キルンに隣接して配置される電気フィルターから
抽出したダストの形の完全な乾燥形でもよい。
カルシウム含有薬品例えば石灰泥は、廃液へ燃焼前の
任意の場所で放出されることができる。薬品を実際の回
収ボイラー自体へ加えることは実際においては適当でな
いが、それでも完全に可能である。本発明の好ましい一
具体例によれば、薬品は廃液へ、廃液を濃縮廃液を形成
するように蒸発した後、すなわち濃縮もしくは濃厚液の
形の廃液の燃焼直前に添加される。薬品は濃縮液へ硫酸
ナトリウムも添加されるダストミキサー中で、そして回
収ボイラーへ直接の接続に配置されたダストミキサーの
すぐ上流に配置される任意の濃縮液の貯槽中で廃液へ特
に有利に添加することができる。廃液へカルシウム含有
薬品の前述の添加は、他のタイプの薬品の廃液への添加
を排除するものではなく、または前記薬品を緑液製造プ
ロセスの他の位置において廃液へ添加することを排除す
るものではない。反対に、前述の態様でのこの添加を例
えば未清澄化緑液への一種以上の凝集剤の直接添加と組
合わせることも完全に可能である。
利 益 本発明方法は、容易に清澄化されそして容易に濾過さ
れる緑液へ導く。このためパルプ工場の現存の清澄機お
よび/またはフィルターはセルロースパルプの望ましい
生産を達成するのに常に十分である。換言すれば、本発
明は緑液およびその後でリグノセルロースの蒸解に使用
するための白液の製造の間発生する問題によって発生す
るパルプの減産を回避する。
緑液清浄化のため一部は投資コストおよび一部はスペ
ース必要性が新しいパルプ工場建設において低く保たれ
ることができる。サルフェートパルプ工場の場合、容易
に清浄化されそして容易に濾過された緑液は清浄な石灰
原料/石灰泥をもたらし、このことは石灰キルン中の減
少したせき止め、改良された石灰泥洗浄および石灰泥を
白液から分離するために使用する装置を清浄化する減少
した必要性のような利益へ導く。
図面の簡単な説明 図1において、一部は慣用の技術に従い、一部は本発
明方法の好ましい具体例で補強した薬品回収システムが
概略的に図示されている。
本発明を実施する最良の形態 本発明方法のすべての好ましい具体例および慣用技術
が本発明方法に関連した種々の条件のさらに詳しい説明
と組合せて図1を参照してこれから記載される。この説
明は図1を参照して記載した実施例で終了する。
図1において、サルフェートパルプ工場の薬品回収が
概略的に図示されている。最初リグノセルロース(木材
チップ)そしてその後セルロースパルプすなわち繊維部
分のための種々の処理段階はスペースおよび明解性理由
のため省かれている。通常一つ以上の漂白段階からの廃
液と混合された蒸解廃液は収集タンク1へ送られる。シ
ステムのこの位置において、廃液(薄い液)は通常16〜
20重量%の固形分を持つであろう。廃液は導管2を通っ
て蒸発プラント3へ送られ、そこで廃液の固形分含量は
60〜70重量%へ増加され、そして廃液は今や濃縮もしく
は濃厚液と呼ばれる。濃縮液は次に導管4を通って濃厚
液タンク5へ送られ、そこから液は導管6を通ってスト
リッパーを備えたダストミキサー7へ送られる。電気フ
ィルターダスト(後で説明するような)の形で硫酸ナト
リウムがダストミキサー7中で濃縮液へ供給される。
濃縮液をダストミキサー7へ放出する前に、濃厚液の
分流が二酸化塩素を製造しそしてこの二酸化塩素製造の
間生成した硫酸ナトリウムが供給される工場のセクショ
ンへポンプされている。これはパルプ製造(図面には示
していない)において発生する薬品損失をカバーするた
めに実施される。
硫酸ナトリウムを補給した濃縮液は導管8を通って回
収ボイラー9へ送られ、そこでそれは燃焼される。濃縮
液中の有機成分は二酸化炭素と、水と、エネルギーに変
換される。濃縮液の不燃性および不揮発性成分は回収ボ
イラーの底にスメルトを形成する。スメルトはスメルト
出口10を通ってスメルト溶解機(ソーダ溶解機)11中へ
下方へ流れる。濃縮液のナトリウム分の一部は煙道ガス
と共に導管12を通ってボイラーから電気フィルター13へ
離れ、そこで硫酸ナトリウムの形で集められ、導管14を
通って前述したダストミキサーへ送られる。実質上すべ
ての硫酸ナトリウムを除去した煙道ガスは導管15を通っ
て大気へ放出される。
スメルトはスメルト溶解機11において弱液(後で記載
するような)および多分水に未清澄化緑液を生成するよ
うに溶解される。この液は導管16を通って清澄機17へ送
られる。緑液中に存在する不溶性粒子はスラッジを形成
し、そしてスラッジの大部分は清澄機17中で沈降し、そ
の底へ落下する。そこからスラッジは導管18を通ってス
ラッジの洗浄および脱水のためフィルター19へ除去され
る。代わって、位置17に濾過プラントを設置することが
できる。さらに直列に接続した清澄機およびフィルター
を使用することができる。スラッジは導管20を通ってシ
ステムから排出される。清澄化した(および/または濾
過した)緑液は導管21を通ってタンク22へ排出される。
緑液は次に導管23を通って石灰消和機24へ送られ、そこ
で導管26を通って石灰サイロ25から放出される酸化カル
シウム(生石灰)と混合される。
不溶性すなわち固体形の石灰は石灰消和機から除去さ
れ、そしてシステムから排出される(矢印で示すよう
に)。酸化カルシウムは石灰消和機中で水および緑液中
の炭酸イオンと反応し、石灰泥すなわち炭酸カルシウム
と水酸イオンを生成する。関係ある薬品は導管27を通っ
て苛性化槽28へ送られ、そこで前記した反応が平衡へ達
するまで続けられる。薬品混合物は次に導管29を通って
フィルター30へ送られ、そこでは生成した石灰泥が液
相、すなわち白液から分離される。清浄化された白液は
導管31を通って収集タンク32へ送られ、そこから白液は
必要な時導管33を通って蒸解機ハウスへ運搬される。
石灰泥は導管34を通って洗浄フィルター35へ運搬され
る。洗浄フィルター35へのその通過の間、スラッジは実
質上純粋な熱水(図示せず)で繰り返して希釈される。
弱液と呼ばれる生成した洗浄液は導管36を通って弱液タ
ンク37へ送られ、そこから導管38を通ってソーダ溶解機
11へ後で運ばれる。スメルトはソーダ溶解機中で未清澄
化緑液を提供するように弱液(場合によって水を一所
に)に溶解される。部分的に洗浄された石灰泥は導管39
を通って石灰サイロ40へ送られる。その通過の間、石灰
泥はポンプ輸送できるスラリー(図示せず)を形成する
ように実質上きれいな水で希釈される。この石灰泥は次
に導管41を通って次の洗浄フィルター42へ送られる。実
質上きれいな熱水がそのドラムフィルターおよびその上
を動いている石灰泥のウエブへ適用される。このフィル
ターの底に集められた洗浄液は弱液タンクへ送られ、そ
こで弱液と混合されその一部を形成する。(これら二つ
の言及した操作は図示されていない)十分洗浄された石
灰泥は導管43を通って石灰キルン44へ送られ、そこで石
灰泥(CaCO3)は焼成され、生石灰(CaO)へ変換され
る。生石灰は導管45を通って石灰サイロ25へ送られる。
石灰キルンで発生した煙道ガスは集められ、そして導管
46を通って電気フィルター47へ送られる。実質上石灰泥
(CaCO3)よりなるダストがこのフィルターに集められ
る。清浄化した煙道ガスは導管48を通って大気へ排出さ
れる。
図1を参照してこれまで記載した事項は、慣用技術に
従って緑液の製造およびその後の白液の製造を含んでい
る。
これから本発明方法の種々の具体例が図1も参照して
記載される。容易に清澄化されおよび/または容易に濾
過される緑液を製造するためには少なくとも二つの条件
が満たされなければならない。
一つの条件は、スメルトが液体表面と接触しそして弱
液に溶解される時、残留炭素が比較的低いレベルに保た
れることである。炭素の量は元のスメルトに対して計算
して最大0.3重量千分率であろう。回収ボイラーが過負
荷されない限り、すなわち過剰な濃縮液がボイラーへそ
の能力に関して放出されない限り、スメルトの炭素含量
は、必ずしもそうではないけれども通常十分に低いレベ
ルにある。もしそうでなければ、回収ボイラー9を離れ
た後、スメルトはスメルトが弱液に溶解される時前記の
炭素の低いレベルを含有することを確実にする態様で処
理されなければならない。この位置において炭素の引続
く燃焼へ導く方策は実行可能な方法を代表する。
第2の条件は、カルシウム含有薬品が廃液へ燃焼前任
意の適当な位置において供給されることである。カルシ
ウム含有薬品は、廃液中に既に存在するカルシウムの量
と合算した、供給したカルシウムの量が液中に存在する
マグネシウムの量に関して立脚する一定の最小量を構成
するような量において供給されることである。代わり
に、廃液へカルシウムを供給する代わりに、関係する薬
品を回収ボイラー中の廃液(濃縮液)の燃焼中に供給し
てもよい。
このことから、廃液は規則的間隔で主としてそのマグ
ネシウムおよびカルシウム含量に関して分析されなけれ
ばならないことが理解されるであろう。スメルトを形成
する前に、存在するカルシウムの総量はモルで計算して
マグネシウムの量の少なくとも3/4に達し、カルシウム
の好ましい総量はモルで計算してマグネシウムの量と少
なくとも同じである。すばらしい結果は、後の実施例か
ら明らかなように、モルで計算してマグネシウムの量の
1.5倍に相当する総カルシウム量で得られた。添加され
るカルシウムの量の上限は下限ほど臨界的でない。適当
なカルシウムに関する最大限界は廃液中に存在するナト
リウムプラスイオウの重量の10%であり、好ましい最高
量は5重量%である。
以上から明瞭にわかるように、カルシウム含有薬品は
好ましくは石灰泥、すなわち炭酸カルシウムからなって
いる。石灰泥の形、およびそれが廃液へ好ましくは放出
される位置は図1に鎖線で示した導管から明瞭であろ
う。
本発明の好ましい一具体例によれば、石灰泥スラリー
の分流を導管41から取り、そして導管49および50を通っ
てダストミキサー7へ送り、そこで石灰泥スラリーを前
に詳しく確立した量で濃縮液中へ混合する。代わって、
スラリーは導管49および51を通ってタンク5へ送られ、
そこで石灰泥スラリーは濃縮液と混合されることができ
る。石灰泥スラリーをこれら両方の場所において加える
ことも完全に可能である。
本発明の他の特に好ましい具体例によれば、石灰泥は
乾燥した電気フィルターダストの形で電気フィルター47
から取られ、そして導管52および53を通ってダストミキ
サー7に送られ、そこで濃縮液と混合される。代わっ
て、石灰泥は導管52および54を通ってタンク5へ送ら
れ、そこで石灰泥は濃縮液と混合される。また乾燥状態
の石灰泥をこれら両方の位置において添加することも可
能である。完全に乾燥した石灰泥を添加することの利益
は、蒸発によって薄い液から得た濃縮液へ追加の水が供
給されないことである。蒸発は高度にエネルギーを必要
とする操作であり、そのカロリー値を高めるため濃縮液
中の固形分(乾燥物質含量)をできるだけ高く維持する
ように努力される。それ故濃縮液へ水を加えることを避
けることが有益である。
図1に示した石灰泥添加位置は好ましい位置である
が、多数の他の位置が可能であることは理解し得るであ
ろう。例えば、位置1,2,4および6が可能な添加位置で
ある。
石灰泥が添加剤として好ましいが、原理的には任意の
カルシウム含有薬品がどれでも添加できることが理解さ
れるであろう。この点に関し重要なのはカルシウムイオ
ン(陽イオン)であってそれに結合する陰イオンではな
い。しかしながら、薬品回収システムへある種の陰イオ
ンを添加することに反対する他の理由が存在する。上記
から一種類のカルシウム含有薬品のみを添加する必要は
なく、勿論カルシウム含有薬品の混合物を添加できるこ
とが理解されるであろう。
前に説明したように、シュートまたは取出し口10を通
って流出するスメルトは主として二つの薬品すなわち炭
酸ナトリウムおよび硫化ナトリウムを含んでいる。これ
ら両方の薬品は水および弱液に易溶であるため、緑液も
主としてこれら二つの薬品を含むことを意味する。しか
しながらスメルトは、水および弱液に容易に溶解しない
または不溶な多数の薬品をも含んでいる。これら薬品
(あるものは粒子形)は新しく製造された緑液中にスラ
ッジを形成する。前に記載したように、このスラッジの
大部分は清澄機17および/またはフィルター(図示せ
ず)中で除去される。新しくつくられた(未清澄化)緑
液を研究する時、我々はスラッジの表面化学的性質がス
ラッジを緑液からどの程度容易に除去できるかに関して
重要らしいことを発見した。このことは、清澄化過程を
肉眼だけで観察しながら緑液を導管16から除去し、また
は清澄機17へ導入し、そして透明な容器へ注加するとき
に明瞭になる。容易に清澄化されないスラッジ中の粒子
は互いに反撥し合うが、容易に清澄化されるスラッジ中
の粒子は自然に沈下する凝集体を形成する。本発明に従
って遅くとも回収ボイラーへカルシウム含有薬品の与え
られた量の添加は、沈下する粒子集合体の自然形成に対
して強く貢献するように見える。
緑液中に望ましくなくそしてスラッジ中に含まれる薬
品のリストは前に提供されている。貧弱な緑液清澄化を
もって2週間以上の操業期間後、これら望ましくない薬
品、すなわち苛性化段階前に緑液から分離できなかった
スラッジ中に存在する薬品に富んだ石灰ストック/石灰
泥ストックが工場内に発見された。緑液が本発明方法に
よって効果的に分離された1週間以上後に、これら薬品
の少量のみを含有した石灰ストック/石灰泥ストックが
工場内に得られた。
実施例1 本発明方法がサルフェートパルプ工場においてフルス
ケールでテストされた。
緑液および白液は59暦日にわたって図1の基本的レイ
アウトに完全に従って製造された。緑液が本発明方法を
適用してその後の19暦日の間製造された。図1に示すよ
うに、与えられた量の石灰泥が35ないし40%の間を変動
する乾燥固形分を有するスラリーの形で採取され、そし
て導管49および50を通ってダストミキサー7へ運ばれ、
そこで石灰泥は濃縮液とプロペラ式攪拌機の助けを借り
て混合された。ダストミキサーへ入る濃縮液からランダ
ムに採取したサンプルは、中でもそれらのマグネシウム
およびカルシウム含量に関して分析された。石灰泥添加
は、濃縮液中に既に存在するカルシウムとシステムへ添
加したカルシウムの合算量がモルで濃縮液中に存在する
マグネシウムの約1.5倍になるように調節された。これ
は、石灰泥添加は濃縮液kgあたり炭酸カルシウム約1gで
あることを意味した。二つのテスト期間中、緑液、すな
わちスメルトが弱液中に溶解された時の炭素含量は過剰
に高い炭素含量に基づく清澄化問題を排除するほど一貫
して低かった。
未清澄化緑液中の、すなわち位置11,16および17にお
けるスラッジは濃縮液への石灰泥添加開始約2時間後性
質が変化した。以前黒色のフロックは灰色のそして小さ
い粒子へ変化し、そしてこれら粒子は以前含まれていた
スラッジより一層コンパクトなスラッジを与えた。これ
はスラッジ重量が石灰泥添加後著明に増加した事実にも
かかわらず達成された。清澄化された緑液のスラッジ含
量は、土曜日および日曜日を除いて毎日測定された。得
られた結果を以下の表1に示す。
ここでyは個々の測定点の測定指数、ηは母集団平
均、Nは測定点の数である。
見られるように、清澄化した緑液のスラッジ含量、す
なわち苛性化段階へ緑液と同伴するスラッジの量は、本
発明を実施する時は慣用技術に従って製造した清澄化緑
液のスラッジ含量の1/3以下である。これによって達せ
られる利益は本明細書中で前に例証してある。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−139889(JP,A) 特開 昭59−36793(JP,A) 特開 平1−221589(JP,A) 特開 平1−78158(JP,A) 特開 昭59−146933(JP,A) 特開 昭54−23702(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21C 11/00 - 11/14

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セルロースパルプから分離されそして蒸解
    段階および多分一以上の漂白段階から得られる廃液が、
    固形分含量を上昇させること、燃焼、スメルト溶解およ
    び他の緑液調製のように既知の処理段階を含む、そして
    カルシウム含有薬品が燃焼前に廃液へ添加されるか、ま
    たは廃液の燃焼へ添加されることを含む処理方法で処理
    される、サルフェートおよびサルファイトパルプ工場の
    薬品回収において良好な清澄化および/または濾過性能
    を有する緑液を製造する方法であって、 スメルトから由来する炭素をスメルトが液に溶解される
    時および後で、燃焼後のスメルトを基準にして計算し最
    大0.3重量千分率の量で存在させることと、 カルシウムの添加は廃液中に既に存在するカルシウムの
    量と添加されるカルシウムの量を合算して、モルで計算
    して廃液中に存在するマグネシウムの量の少なくとも3/
    4へ達するように制御されることと、 そしてその添加は廃液中に存在するナトリウムプラスイ
    オウの重量の最大10%であること を特徴とする前記方法。
  2. 【請求項2】廃液中に既に存在するカルシウムの量と添
    加されるカルシウムの量を合算した量が、モルで計算し
    て、廃液中に存在するマグネシウムの量と少なくとも等
    しくなるようにカルシウムの添加を調節することと、そ
    して添加は廃液中に存在するナトリウムプラスイオウの
    重量の最大5%であることを特徴とする請求項1の方
    法。
  3. 【請求項3】濃縮液(高固形分含量を有する廃液)の燃
    焼直前にそれへカルシウム含有薬品を添加することを特
    徴とする請求項1または2の方法。
  4. 【請求項4】カルシウム含有薬品は、燃焼位置(回収ボ
    イラー)のすぐ上流に位置するダストミキサーおよび/
    または濃縮液タンク内で濃縮液へ添加されることを特徴
    とする請求項3の方法。
  5. 【請求項5】カルシウム含有薬品は石灰泥(炭酸カルシ
    ウム)であることを特徴とする請求項1ないし4のいず
    れかの方法。
  6. 【請求項6】石灰泥は乾燥しており、そして石灰キルン
    の下流の電気フィルターから得られることを特徴とする
    請求項5の方法。
  7. 【請求項7】石灰泥はスラリー形であることを特徴とす
    る請求項5の方法。
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