JP3278293B2 - 映像装置のx線発生防止回路 - Google Patents

映像装置のx線発生防止回路

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JP3278293B2 JP14391494A JP14391494A JP3278293B2 JP 3278293 B2 JP3278293 B2 JP 3278293B2 JP 14391494 A JP14391494 A JP 14391494A JP 14391494 A JP14391494 A JP 14391494A JP 3278293 B2 JP3278293 B2 JP 3278293B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は映像装置のX線発生防止
回路、例えば、映像装置としてテレビ受像機,モニタ装
置などのX線発生防止回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビ受像機などの陰極線管(以後CR
Tと呼ぶ)を用いる映像装置においては、CRTに印加
されるアノード電圧が次第に高くなるに従ってX線は急
激に強く発生する危険がある。すなわち、高アノード電
圧によって電子ビームが加速され、これがアノード電極
に衝突する際にX線を発生させるものであるが、このよ
うなX線はアノード電圧の増加につれて、X線強度は急
激に増加し、その強度がある所定値を超えると身体に有
害となるので、とりわけ幼児や年少者への影響が大き
い。このため、テレビ受像機などのCRTを用いる映像
装置にはX線発生防止回路の装備が不可欠となる。
【0003】CRTに加えられるアノード電圧の異常上
昇の原因には、水平発振回路の共振コンデンサの異常等
に基づく高周波トランスの1次巻線への供給電圧の上昇
や、高周波トランスの捲線間の短絡等の異常発生などが
ある。このような原因でアノード電圧が異常上昇するも
のである。
【0004】これに対して従来のX線発生防止回路は、
高周波トラスンの2次電圧異常上昇を検出した際に、水
平発振回路を停止する構成となっていた。図3について
テレビ受像機に適用した従来のX線発生防止回路を説明
する。図3において、2は交流電源入力スイッチ、3は
整流回路、4は直流電圧を安定化した電源回路(+B電
源)、5は水平発振回路、6は前記水平発振回路5の発
振信号を入力し、前記電源回路4からの電源供給を受け
て、発振信号を増巾出力する水平発振駆動回路、7は高
周波トランジスタであり、その1次捲線(コイル)L1
に前記水平発振駆動回路6の高周波電流を入力し、複数
の2次捲線(コイル)L2側に高周波電流を生成させ
る。8は出力高周波電流を整流し所定の安定直流電圧を
得るための直流安定化電源の一つであり、9はその電圧
安定化集積回路である。これらの直流安定化電源8はテ
レビ受像機の電子回路の駆動用に供給される。10はテ
レビ受像機全体のシステム制御用のCPUであり、バッ
クアップ回路11により、交流電源入力スイッチ2がオ
フでも動作している。キー入力部からテレビ受像機オン
の指令を検出して、P−ONポートに、”H”レベルの
信号を出力し、トランジスタ12をオンとして電磁リレ
ー13を駆動し、交流電源入力スイッチ2をオンさせ、
テレビ受像機を動作させる。20はCRTであり、高周
波トランス7の2次捲線の高周波出力を直接整流してア
ノード、フォーカス、スクリーンの各電極へ供給する。
カソード電極へは、自動輝度制限回路(ABL)21を
介して接続する。22はX線保護回路である。高周波ト
ランス7の次捲線出力端子7xの高周波出力をダイオ
ードDxとコンデンサCxで直流化し、所定レベル以上
のときは高周波トランス7の2次捲線の高周波電圧は所
定値以上を超えたとして、出力端子22yから水平発振
停止信号を出力する。水平発振回路5はこの信号を入力
端子5xより入力し水平発振を停止する。よって、高周
波トランス7の1次捲線の高周波電流成分は無くなり、
2次捲線の出力は零となる。従って、CRT20の動作
は停止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のX線発生防止回路の構成では、CRT20か
らのX線発生を確実に防止するには難があった。すなわ
ち、高周波トランス7ならびにその周辺の電子回路を含
む異常によって、例えば、水平発振回路5,水平発振駆
動回路6などが自励発振状態となれば、X線保護回路2
2が水平発振停止信号を出力していても、高周波トラン
ス7は引き続き昇圧状態を維持続行するという事態が発
生し、その間強度の高いX線の発生が続行するおそれが
ある。
【0006】本発明はこのような従来構成の有する課題
や欠点を解決するためなされたもので、その目的はCR
Tのアノードに規定値以上の電圧が供給された際に、確
実に高周波トランスの作動を停止させる構成の映像装置
のX線発生防止回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を実現するため
本発明に係る映像装置のX線発生防止回路は、交流電源
の入力をオン、オフする交流電源入力スイッチと、制御
部からの制御信号を受けて前記交流電源入力スイッチの
オン、オフを制御する電磁リレーと、前記交流電源入力
スイッチのオンにより入力された交流電源から安定化さ
れた直流電圧を生成して高周波トランスの1次捲線に供
給する電源回路と、前記高周波トランスを駆動する水平
発振駆動回路と、この水平発振駆動回路を駆動制御する
水平発振回路と、前記高周波トランスの1次捲線の出力
端子に得られる高周波出力を直流化する直流化回路と、
この直流化回路で直流化された電圧レベルを入力とし、
その入力された電圧レベルが所定レベル以上のときには
前記水平発振回路に水平発振停止信号を出力するX線保
護回路とを備えた映像装置において、前記直流化回路で
直流化された電圧を、2つの抵抗を介した分圧電圧とし
て前記制御部に入力するとともに、前記制御部には、発
生したX線が異常と判断される最低限界値のときに前記
2つの抵抗を介して得られる分圧電圧が予めしきい値と
して設定されており、前記制御部は、入力された分圧電
圧と内部に設定されたしきい値とを比較し、分圧電圧が
しきい値を超えたとき、前記電磁リレーを制御して、前
記交流電源入力スイッチをオフとすることを特徴とす
る。
【0008】本発明に係る映像装置のX線発生防止回路
は、1次捲線高周波電圧を直流化し、その直流電圧を
つの抵抗からなる分圧回路により、所定比で電圧値を分
圧し、その分圧電圧値を制御部のX線保護入力ポートに
入力する。ここで、X線強度異常と判断される最低限界
値を、制御部の内部に予め設定されたしきい値として判
定できるように分圧比を選択設定しておけば、線保護
入力ポートでX線強度異常が直ちに判定できる。このよ
うにして制御部が高周波トランス出力電圧の異常を判定
すると、この判定結果に基づいて制御部はX線保護出力
ポートから電源スイッチ切換信号を出力し、電磁リレー
を駆動して交流電源入力スイッチをオフとして、電源を
遮断する。この電源スイッチ切換によって、高周波トラ
ンスへのエネルギー供給が絶たれるから、高周波トラン
スは確実に作動停止する。この結果、CRTのアノード
への電源供給が確実に停止され、よってCRTからのX
線発生が確実に停止される。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。先ず、この発明の構成を説明する。図1は
映像装置としてテレビ受像機に適用した本発明に係るX
線発生防止回路の実施例のブロック構成図である。
【0010】テレビ受像機に適用した本発明に係るX線
発生防止回路のブロック構成図の図1について説明す
る。高周波トランス7の次捲線の1つの出力端子7x
から出力される高周波電流はダイオードDxとコンデン
サCxで整流され、それらの接続点Pを通りX線保護回
路22の入力端子22xに接続されているが、さらにP
点からCPU10(制御部)のX線保護入力ポート10
xにも接続されている。ただし、抵抗RxとRyで電圧
を分圧して入力ポート10xに入力する。COU10は
X線保護出力ポート10yを有している。CPU10の
P−ON出力ポートとX線保護出力ポート10yの出力
線はアンド回路14を介してその出力端子はトランジス
タ12に接続される。電磁リレー13が駆動し、交流電
源入力スイッチ2がオン(閉じた状態)となるのはP−
ON端子と10y端子が同時に”H”レベルになるとき
だけである。
【0011】次に、動作を説明する。高周波トランス7
次捲線の一つである7x端子の高周波出力電流はダ
イオードDxとコンデンサCxにより整流されP点を経
由してX線保護回路22の22x端子に入力する。この
入力電圧を監視して、所定値を超えれば水平発振回路5
の入力端子5xに発振停止信号を送ることは従来通り行
わせる。さらに一方P点を経由してCPU10のX線保
護入力ポート10xに抵抗Rxを介して入力する。P点
からの直流電圧は抵抗RxとRyによって分圧する。分
圧電圧値は高周波トランス7の出力端子7xで発生する
と判断される最低限界値で、CPU10側はしきい値を
超え”H”レベルに判定できるように抵抗Rx、Ryの
値を選ぶ。以上のように抵抗Rx、Ryが設定されてい
るので、CPU10はX線保護入力ポート10xで高周
波トランス7の基準値よりの増加をリアルタイムで監視
する。
【0012】図2は、図1中のCPU10(制御部)の
動作フローチャートである。CPU10のレベル判定手
段が、X線保護入力ポート10xに入力された電圧を検
出し、そのしきい値を判定し、所定の値よりも大か否か
を比較判定する(ステップS1〜S2)。所定のしきい
値以下であれば、正常と判定される。もし所定のしきい
値よりも大であれば、異常電圧発生と判定して、CPU
10はこの判定結果によりX線保護出力ポート10yに
電源スイッチをオフにするための信号を出力する。
【0013】これに基づきX線保護出力ポート10yに
所定のレベル(例えばLレベル)を出力する(ステップ
S3)。このレベル出力に基づき、オフ回路14の出力
はLレベルとなり電磁リレー13が駆動されて交流電源
入力スイッチ2を遮断し、高周波トランス7への+B電
源の遮断を行なう。これによって、CRT20のアノー
ドへの電圧供給が停止され、CRT20は作動を停止
し、X線発生は無くなる。
【0014】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係る映像装
置のX線発生防止回路は、レベル判定手段による高周波
トランス出力電圧の異常判定に基づいて制御部が所定の
出力を行ない、この出力に基づいて交流電源入力スイッ
チを遮断し、トランスへの電源供給を遮断して高周波ト
ランスへのエネルギー供給を断つ構成であるから、高周
波トランスを確実に作動停止できる。
【0015】この結果、CRTのアノードへの電圧供給
を確実に停止でき、よってCRTからのX線発生を確実
に停止できる。このように、本発明によれば、特殊な部
品や特殊な回路を使用することなく、確実にX線発生を
防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テレビ受像機に適用して本発明に係るX線発生
防止回路の一実施例のブロック構成図である。
【図2】図1におけるCPUの動作フローチャートであ
る。
【図3】テレビ受像機に適用した従来のX線発生防止回
路のブロック構成図。
【符号の説明】
2 交流電源入力スイッチ 3 整流回路 4 電源回路 5 水平発振回路 6 水平発振駆動回路 7 高周波トランス 10 CPU(制御部,レベル判定手段) 20 CRT 22 X線保護回路 Rx,Ry 分圧抵抗(分圧回路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−137018(JP,A) 特開 昭63−16772(JP,A) 特開 平4−79583(JP,A) 特開 平3−249875(JP,A) 特開 平2−121570(JP,A) 特開 平4−2277(JP,A) 実開 昭63−10670(JP,U) 実開 平5−68173(JP,U) 実開 昭54−50917(JP,U) 実開 平5−31462(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源の入力をオン、オフする交流電
    源入力スイッチと、制御部からの制御信号を受けて前記
    交流電源入力スイッチのオン、オフを制御する電磁リレ
    ーと、前記交流電源入力スイッチのオンにより入力され
    た交流電源から安定化された直流電圧を生成して高周波
    トランスの1次捲線に供給する電源回路と、前記高周波
    トランスを駆動する水平発振駆動回路と、この水平発振
    駆動回路を駆動制御する水平発振回路と、前記高周波ト
    ランスの1次捲線の出力端子に得られる高周波出力を直
    流化する直流化回路と、この直流化回路で直流化された
    電圧レベルを入力とし、その入力された電圧レベルが所
    定レベル以上のときには前記水平発振回路に水平発振停
    止信号を出力するX線保護回路とを備えた映像装置にお
    いて、前記直流化回路で直流化された電圧を、2つの抵抗を介
    した分圧電圧として前記制御部に入力するとともに、前
    記制御部には、発生したX線が異常と判断される最低限
    界値のときに前記2つの抵抗を介して得られる分圧電圧
    が予めしきい値として設定されており、前記制御部は、
    入力された分圧電圧と内部に設定されたしきい値とを比
    較し、分圧電圧がしきい値を超えたとき、前記電磁リレ
    ーを制御して、前記交流電源入力スイッチをオフとする
    ことを特徴とする映像装置のX線発生防止回路。
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