JP3277092B2 - 有機ガス検知用ポリマーフィルム - Google Patents

有機ガス検知用ポリマーフィルム

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JP3277092B2 JP08039595A JP8039595A JP3277092B2 JP 3277092 B2 JP3277092 B2 JP 3277092B2 JP 08039595 A JP08039595 A JP 08039595A JP 8039595 A JP8039595 A JP 8039595A JP 3277092 B2 JP3277092 B2 JP 3277092B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は有機ガスセンサー用のフ
ッ素を含有するポリマーに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリマーを用いた有機ガスセンサーにお
いてセンサーは測定対象の有機ガスのみならず空気中の
水分にも感応しシグナルを発する。これは材料のポリマ
ーが空気中の水分も吸着することに起因する。例えば通
常のポリメタクリル酸エステルを用いた有機ガスセンサ
ーにおいてはは50%の相対湿度を数百ppmの有機ガ
スのシグナルとして発する(有機ガス=トルエンの場
合)。このような湿度変化によるシグナルの発信は、湿
度変化が起こり得る長時間の測定の際に誤動作(誤警
報)の原因になり得る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は有機ガ
スセンサーを用いて有機ガスを測定する際、湿度の変化
によるシグナルの発信を低減させることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる本発明は,有機ガ
スセンサーの材料にフッ素の含まれるポリマーを用いる
ことで湿度影響を低減させることにより達成される。即
ち本願発明は、下記の繰り返し単位(I)を有するホモ
ポリマーから成る有機ガス検知用フィルムを提供する。
【0005】
【化2】 上記式中、Xは、H,F,Cl,Br,CH3,CF3
CN,又はCH2CH3を表わし,R1は,R2又は−Z−
2を表わし、Zは、−O−、−S−、−NH−、−N
2'−、−(C=Y)−、−C(=Y)−Y−、−Y−
(C=Y)−、−(SO2)−、−Y'−(SO2)−、
−(SO2)−Y'−、−Y'−(SO2)−Y'−、−N
H−(C=O)−、−(C=O)−NH−、−(C=
O)−NR2'−、−Y'−(C=Y)−Y'−、又は−O
−(C=O)−(CH2p−(C=O)−O−を表わ
し、Yは同一又は異なってO又はSを表わし、Y’は同
一又は異なってO又はNHを表わし、pは0−20の整
数を表わし、R2およびR2'は、同一の又は異なる水
素、直鎖アルキル基、分岐アルキル基、シクロアルキル
基、不飽和炭化水素基、アリール基、飽和若しくは不飽
和ヘテロ環、又はそれらの置換体を表わし(但し、R1
は水素、直鎖アルキル基、分岐アルキル基でない)、R
3はR4又は−Z−R4を表わし、R4は1つ以上のFで置
換された直鎖アルキル基、分岐アルキル基、シクロアル
キル基、不飽和炭化水素基、アリール基、飽和若しくは
不飽和ヘテロ環、又はそれらの置換体をを表わし、nは
0以上1未満の、mは1−nの数値を表わす。
【0006】上記繰り返し単位(I)を有するフッ素含
有ホモポリマーにおける各モノマーの種類、割合を適宜
変えることにより測定ガスに適当な材料が得られる。例
えば、芳香族ガスに対して芳香族置換基含有の、脂肪族
炭化水素に対して長鎖のアルキル基含有ポリマーが適す
る。
【0007】また、本発明は有機ガスとの接触の際、膜
厚及び/又は屈折率が変化する様な平滑な基板に塗布さ
れた、上記検知用フィルム、光源、及び光検知素子を有
する光検知方式有機ガスセンサーを提供する。
【0008】本発明の有機ガス検知用フィルムに用いら
れるホモポリマーとして好ましいのは、繰り返し単位
(I)において、XがH又はCH3を表わし、R1が置換
若しくは無置換アリール基又は−Z−R2を表わし,Z
が−O−、−(C=O)−O−、又は−O−(C=O)
−を表わし、そしてR2が直鎖アルキル基、分岐アルキ
ル基、シクロアルキル基、不飽和炭化水素基、アリール
基、飽和若しくは不飽和ヘテロ環、又はそれらの置換体
を表わし、R3は1つ以上のFで置換されたアリール基
又は−Z−R4を表わし,Zが−O−、−(C=O)−
O−、又は−O−(C=O)−を表わし、そしてR4
1つ以上のFで置換された直鎖アルキル基、分岐アルキ
ル基、シクロアルキル基、不飽和炭化水素基、アリール
基、飽和若しくは不飽和ヘテロ環、又はそれらの置換体
を表わす場合である。
【0009】本発明の有機ガス検知用フィルムに用いら
れるホモポリマーとして特に好ましいのは、繰り返し単
位(I)において、XがH又はCH3を表わし、R1が−
Z−R2を表わし、Zが−(C=O)−O−を表わし、
そしてR2が直鎖アルキル基、分岐アルキル基、シクロ
アルキル基、又はそれらの置換体を表わし、R3は−Z
−R4を表わし、Zが−(C=O)−O−を表わし、そ
してR4が1つ以上のFで置換された直鎖アルキル基、
分岐アルキル基、又はそれらの置換体を表わす場合であ
る。
【0010】繰り返し単位(I)を有するホモポリマー
は架橋されていることが好ましい。その理由は、架橋す
ることによりポリマーの溶解性が減少し、フィルムの耐
久性が向上するためである。例えば、グリシジル基を有
するポリマーは芳香族及び脂肪族ジアミン等を用いて架
橋することができる。
【0011】本発明の有機ガス検知用フィルムは種々の
有機ガスの測定に使用することができる。例えば、ベン
ゼン、トルエン、キシレン等の芳香族ガス、ヘキサン等
の脂肪族炭化水素ガス、アセトン等のケトン類、アルコ
ール類、エーテル類などが挙げられる。
【0012】本発明においてはここで作られた材料をシ
リコンウエハーの上に200−600nmの厚さで塗布
し,LED,PDから成るIERセンサーにおいて湿度
の影響を低減しながらガスを検知できる。
【0013】本発明において用いられる好ましいポリマ
ーは、ポリメタクリル酸エステル類、ポリアクリル酸エ
ステル類等である。エステルの側鎖基の一方は、好まし
くは直鎖アルキル基若しくは分岐アルキル基又はシクロ
アルキル基であり、炭素数は好ましくは4−22であ
り、他方はこれらのアルキル基が1つ以上のFで置換さ
れた物である。
【0014】本発明における好ましいポリマーとして
は、例えば以下の化合物を挙げることができる。
【0015】ポリ(メタクリル酸ブチル−co−メタク
リル酸1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプ
ロピル) ポリ(メタクリル酸シクロヘキシル−co−メタクリル
酸1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロピ
ル) ポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co−メタク
リル酸1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプ
ロピル) ポリ(メタクリル酸ドデシル−co−メタクリル酸1,
1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロピル) ポリ(メタクリル酸オクタデシシル−co−メタクリル
酸1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロピ
ル) ポリ(メタクリル酸ベンジル−co−メタクリル酸1,
1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロピル) ポリ(メタクリル酸グリシジル−co−メタクリル酸
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロピ
ル) ポリ(メタクリル酸ブチル−co−メタクリル酸2,
2,2−トリフルオロエチル) ポリ(メタクリル酸シクロヘキシル−co−メタクリル
酸2,2,2−トリフルオロエチル) ポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co−メタク
リル酸2,2,2−トリフルオロエチル) ポリ(メタクリル酸ドデシル−co−メタクリル酸2,
2,2−トリフルオロエチル) ポリ(メタクリル酸オクタデシシル−co−メタクリル
酸2,2,2−トリフルオロエチル) ポリ(メタクリル酸ベンジル−co−メタクリル酸2,
2,2−トリフルオロエチル) ポリ(メタクリル酸グリシジル−co−メタクリル酸
2,2,2−トリフルオロエチル) ポリ(メタクリル酸ブチル−co−メタクリル酸パーフ
ルオロオクチルエチル) ポリ(メタクリル酸シクロヘキシル−co−メタクリル
酸パーフルオロオクチルエチル) ポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co−メタク
リル酸パーフルオロオクチルエチル) ポリ(メタクリル酸ドデシル−co−メタクリル酸パー
フルオロオクチルエチル) ポリ(メタクリル酸オクタデシシル−co−メタクリル
酸パーフルオロオクチルエチル) ポリ(メタクリル酸ベンジル−co−メタクリル酸パー
フルオロオクチルエチル) ポリ(メタクリル酸グリシジル−co−メタクリル酸パ
ーフルオロオクチルエチル) ポリ(メタクリル酸ブチル−co−メタクリル酸2,
2,3,4,4−ヘキサフルオロブチル) ポリ(メタクリル酸シクロヘキシル−co−メタクリル
酸2,2,3,4,4−ヘキサフルオロブチル) ポリ(メタクリル酸ドデシル−co−メタクリル酸2,
2,3,4,4−ヘキサフルオロブチル) ポリ(メタクリル酸オクタデシシル−co−メタクリル
酸2,2,3,4,4−ヘキサフルオロブチル) ポリ(メタクリル酸ベンジル−co−メタクリル酸2,
2,3,4,4−ヘキサフルオロブチル) ポリ(メタクリル酸グリシジル−co−メタクリル酸
2,2,3,4,4−ヘキサフルオロブチル) ポリ(メタクリル酸ブチル−co−メタクリル酸パーフ
ルオロヘキシルエチル) ポリ(メタクリル酸シクロヘキシル−co−メタクリル
酸パーフルオロヘキシルエチル) ポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co−メタク
リル酸パーフルオロヘキシルエチル) ポリ(メタクリル酸ドデシル−co−メタクリル酸パー
フルオロヘキシルエチル) ポリ(メタクリル酸オクタデシシル−co−メタリル酸
パーフルオロヘキシルエチル) ポリ(メタクリル酸ベンジル−co−メタリル酸パーフ
ルオロヘキシルエチル) ポリ(メタクリル酸グリシジル−co−メタリル酸パー
フルオロヘキシルエチル) ポリ(メタクリル酸ブチル−co−アクリル酸1,1,
1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロピル) ポリ(メタクリル酸シクロヘキシル−co−アクリル酸
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロピ
ル) ポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co−アクリ
ル酸1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロ
ピル) ポリ(メタクリル酸ドデシル−co−アクリル酸1,
1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロピル) ポリ(メタクリル酸オクタデシシル−co−アクリル酸
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロピ
ル) ポリ(メタクリル酸ベンジル−co−アクリル酸1,
1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロピル) ポリ(メタクリル酸グリシジル−co−アクリル酸1,
1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロピル) ポリ(メタクリル酸ブチル−co−アクリル酸2,2,
2−トリフルオロエチル) ポリ(メタクリル酸シクロヘキシル−co−アクリル酸
2,2,2−トリフルオロエチル) ポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co−アクリ
ル酸2,2,2−トリフルオロエチル) ポリ(メタクリル酸ドデシル−co−アクリル酸2,
2,2−トリフルオロエチル) ポリ(メタクリル酸オクタデシシル−co−アクリル酸
2,2,2−トリフルオロエチル) ポリ(メタクリル酸ベンジル−co−アクリル酸2,
2,2−トリフルオロエチル) ポリ(メタクリル酸グリシジル−co−アクリル酸2,
2,2−トリフルオロエチル) ポリ(メタクリル酸ブチル−co−アクリル酸パーフル
オロヘキシルエチル) ポリ(メタクリル酸シクロヘキシル−co−アクリル酸
パーフルオロヘキシルエチル) ポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co−アクリ
ル酸パーフルオロヘキシルエチル) ポリ(メタクリル酸ドデシル−co−アクリル酸パーフ
ルオロヘキシルエチル) ポリ(メタクリル酸オクタデシシル−co−アクリル酸
パーフルオロヘキシルエチル) ポリ(メタクリル酸ベンジル−co−アクリル酸パーフ
ルオロヘキシルエチル) ポリ(メタクリル酸グリシジル−co−アクリル酸パー
フルオロヘキシルエチル) 上述のポリマーからフィル
ムを形成する場合には、公知の如何なるフィルム形成法
をも使用することができる。例えば、スピンコーティン
グ、ポリマー溶液のキャスティング及び溶融押出法等を
使用することができる。検出感度を高めるためにはフィ
ルムの厚みはなるべく小さいことが望ましく、通常好ま
しくは1μm以下である。したがって、フィルムの厚み
を小さくし得るようなフィルム形成法、特にスピンコー
ティング法を用いることが望ましい。
【0016】
【発明の作用及び効果】本発明のフッ素含有ポリマーは
有機ガスセンサーに適当な他のポリマーに比べ水分の吸
着は少ないが、有機ガスに対する吸着に対しては他と同
程度に起こる。すなわち、有機ガス/水分の吸着比率が
大きくなる。この吸着はこれらの材料を用いた検知器
の、発信するシグナルに対応するため、有機ガス測定時
における湿度変化に起因するシグナルが低減される。
【0017】
【実施例】以下に実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。
【0018】
【実施例1】13.88グラム(0.07モル)のメタ
クリル酸2−エチルヘキシル、12.97グラム(0.
03モル)のメタクリル酸パーフルオロヘキシルエチル
と、164ミリグラムのアゾビスイソブチロニトリル
(AIBN)とを100ミリリットルのテトラヒドロフ
ランに20℃において溶解させた。この溶液を窒素で1
時間パージした。次いで、溶液を加熱して65℃で4時
間還流した。還流中は、溶液を窒素でパージして酸素が
混入しないようにした。溶液を20℃まで冷却し、引き
続き溶液を2リットルのメタノールに注ぐとポリ(メタ
クリル酸2−エチルヘキシル−co−メタクリル酸パー
フルオロヘキシルエチル)が沈殿した。このポリ(メタ
クリル酸2−エチルヘキシル−co−メタクリル酸パー
フルオロヘキシルエチル)の純度を更に高めるために、
このポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co−メ
タクリル酸パーフルオロヘキシルエチル)を50ミリリ
ットルのテトラヒドロフランに溶解させ、引き続き1リ
ットルのメタノールで沈殿させた。最後に、粘稠なポリ
(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co−メタクリル
酸パーフルオロヘキシルエチル)を捕集し、真空中60
℃にて乾燥した。乾燥後に得られたポリ(メタクリル酸
2−エチルヘキシル−co−メタクリル酸パーフルオロ
ヘキシルエチル)中に残留するモノマーを検出するため
に、薄層クロマトグラフィーによる試験をしたが、この
ポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co−メタク
リル酸パーフルオロヘキシルエチル)中には残留モノマ
ーは全く含まれていなかった。最終的に無色透明のポリ
(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co−メタクリル
酸パーフルオロヘキシルエチル)が18グラム得られ
た。このポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル−co
−メタクリル酸パーフルオロヘキシルエチル)の屈折率
をルドルフリサーチ社製三波長自動エリプソメータAu
to EL IV NIR IIIを用いて測定したと
ころ、23℃において1.420であった。
【0019】
【実施例2】ポリ(メタクリル酸オクタデシル−co−メタクリル酸
パーフルオロヘキシルエチル)の薄膜の調製 フッ素含有ポリマーである(メタクリル酸オクタデシル
−co−メタクリル酸パーフルオロヘキシルエチル)は
トルエンに溶解して濃度5−10%の溶液となし、次い
で、シリコン基板上にスピンコートした。スピンコーテ
ィング後に、真空下60℃にて2時間フィルムを乾燥し
た。このようにして得られたフィルムの厚みをDEKT
AK社製の3030STサーフェステクスチャ分析シス
テムによって測定した。最高の検出感度を得るために
は、ポリマーフィルムの厚みは1ミクロンメートル未満
であるべきであり、典型的には500nm前後であっ
た。
【0020】
【実施例3】干渉増幅反射法による有機ガスの検知及び湿度影響試験 本発明の有機ガス検知用ポリマーフィルムを用いた図1
に示される有機ガス検知器を用いて、干渉増幅反射法
(IER法)によってトルエン等の炭化水素類を室温
下、光学的に検出し、その際の湿度の影響を調べた。
【0021】本試験では本発明によるフッ素含有ポリマ
ーと従来の有機ガス検知法に用いられているポリマーの
比較により検討を行なった。
【0022】IER測定中はポリマーフィルムを有する
シリコン基板を、フロースルーセル中に密閉した。フロ
ースルーセルには空気又は窒素と共にトルエン蒸気及び
その他の有機ガス若しくは水蒸気を導入せしめることが
できる。それらのガスは、ガスパーミエーター(ガステ
ック製)若しくは,ガス校正器(理研計器製)より発生
させ、テフロン製ガスバックに捕集して用いた。本実施
例で使用した有機ガスはトルエンであった。
【0023】湿度の影響を比較する際には、水中に沈め
られたゴアテックス製チューブに空気を通し、約90%
に加湿された空気のシグナルを測定し、1000ppm
のトルエンガスのシグナルとの比を求めた。
【0024】He−Neレーザー光を、入射角70°で
ポリマーフィルムに照射した。このレーザー光は入射面
に対して直角の方向に偏光していた。反射光の強度を光
検出器でモニターした。光検出器の出力を電圧計で測定
した。
【0025】測定結果を表1に示す。表1における感度
は図1に示す装置を用いたときの出力電圧を示してい
る。表1からわかる様に本発明のフッ素含有ポリマーを
用いたセンサーは、10%の湿度変動に対して約10−
25ppmのトルエンに相当するシグナルを発する。そ
の際の反応曲線を図2に示す。はじめに1000ppm
のトルエン、続いて90%RHの加湿空気を測定した。
【0026】
【表1】 ポリマー トルエン 加湿空気 比 (1000ppm) (90%RH) (トルエン/加湿空気) ODMA-co-PFMA 40 8 5 ODMA-co-HFMA 29 7 4.1 DDMA-co-PFMA 34 4 8.5 表中の記号は以下のポリマーを示す。 ODMA−co−PFMA:ポリ(メタクリル酸オクタ
デシル−co−メタクリル酸パーフルオロヘキシルエチ
ル) ODMA−co−HFMA:ポリ(メタクリル酸オクタ
デシル−co−アクリル酸1,1,1,3,3,3−ヘ
キサフルオロイソプロピル) DDMA−co−PFMA:ポリ(メタクリル酸ドデシ
シル−co−メタリル酸パーフルオロヘキシルエチル)
【0027】
【比較例1】本発明のフッ素含有ポリマーを用いたセン
サーがフッ素の含まれないポリマーを用いたセンサーに
比べて、どれだけ湿度の影響が軽減されたかを調べるた
めに比較テストを行なった。フッ素の含まれないポリマ
ーとしてポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル)及び
ポリ(メタクリル酸オクタデシル)を用い、図1に示す
ような干渉増幅反射法(IER法)の装置にて、実施例
3の場合と同様の測定ガス、測定条件で比較を行なっ
た。
【0028】比較結果を表2に示す。表2における感度
は図1に示す装置を用いたときの出力電圧を示してい
る。
【0029】フッ素の含まれないポリマーを用いたセン
サーは、10%の湿度変動に対して約30ー40ppm
のトルエンに相当するシグナルを発する。表2の結果と
実施例3の結果を比較すると明らかな様に、請求項に表
わされるフッ素含有ポリマーを用いたセンサーは、フッ
素の含まれないポリマーを用いたセンサーに比べて、ト
ルエン/加湿空気の比が大きい。即ち、有機ガスのシグ
ナルに対する湿度の影響が軽減された事を示している。
その際の反応曲線を図3に示す。
【0030】
【表2】 ポリマー トルエン 加湿空気 比 (1000ppm) (90%RH) (トルエン/加湿空気) EHMA 28 9 3.1 ODMA 35 13 2.7 表中の記号は以下のポリマーを示す。 EHMA:ポリ(メタクリル酸2−エチルヘキシル) ODMA:ポリ(メタクリル酸オクタデシル)
【図面の簡単な説明】
【図1】IER法による有機ガス検知器の略図である。
【図2】フッ素含有ポリマーを用いたセンサーのトルエ
ン(1000ppm)及び加湿空気に対する感度を表わ
した図である。
【図3】フッ素を含有しないポリマーを用いたセンサー
のトルエン(1000ppm)及び加湿空気に対する感
度を表わした図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08F 218/04 C08F 218/04 220/18 220/18 220/24 220/24 C08J 5/18 CER C08J 5/18 CER G01N 21/45 G01N 21/45 A (56)参考文献 特開 平7−260773(JP,A) 特開 平8−184560(JP,A) 特開 平2−210253(JP,A) 特開 平6−222006(JP,A) 特開 平3−7745(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 10/00 - 299/08 C08J 5/18 G01N 21/45 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の繰り返し単位(I)を有するコポ
    リマーから成る有機ガス検知用フィルム。 【化1】 (式中、Xは、H,F,Cl,Br,CH3,CF3,C
    N,又はCH2CH3を表わし,R1は,R2又は−Z−R
    2を表わし、Zは、−O−、−S−、−NH−、−NR
    2'−、−(C=Y)−、−C(=Y)−Y−、−Y−
    (C=Y)−、−(SO2)−、−Y'−(SO2)−、
    −(SO2)−Y'−、−Y'−(SO2)−Y'−、−N
    H−(C=O)−、−(C=O)−NH−、−(C=
    O)−NR2'−、−Y'−(C=Y)−Y'−、又は−O
    −(C=O)−(CH2P−(C=O)−O−を表わ
    し、 Yは同一又は異なってO又はSを表わし、 Y’は同一又は異なってO又はNHを表わし、 pは0−20の整数を表わし、 R2およびR2'は、同一の又は異なる水素、直鎖アルキ
    ル基、分岐アルキル基、シクロアルキル基、不飽和炭化
    水素基、アリール基、飽和若しくは不飽和ヘテロ環、又
    はそれらの置換体を表わし(但し、R1は水素、直鎖ア
    ルキル基、分岐アルキル基でない)、 R3はR4又は−Z−R4を表わし、 R4は1つ以上のFで置換された、直鎖アルキル基、分
    岐アルキル基、シクロアルキル基、不飽和炭化水素基、
    アリール基、飽和若しくは不飽和ヘテロ環、又はそれら
    の置換体を表わし、 nは0以上1未満の、mは1−nの数値を表わす。
  2. 【請求項2】 XがH又はCH3を表わし、R1が置換若
    しくは無置換アリール基又は−Z−R2を表わし,Zが
    −O−、−(C=O)−O−、又は−O−(C=O)−
    を表わし、そしてR2が直鎖アルキル基、分岐アルキル
    基、シクロアルキル基、不飽和炭化水素基、アリール
    基、飽和若しくは不飽和ヘテロ環、又はそれらの置換体
    を表わし、R3は1つ以上のFで置換されたアリール基
    又は−Z−R4を表わし,Zが−O−、−(C=O)−
    O−、又は−O−(C=O)−を表わし、そしてR4
    1つ以上のFで置換された直鎖アルキル基、分岐アルキ
    ル基、シクロアルキル基、不飽和炭化水素基、アリール
    基、飽和若しくは不飽和ヘテロ環、又はそれらの置換体
    を表わす、請求項1に記載の有機ガス検知用フィルム。
  3. 【請求項3】 XがH又はCH3を表わし、R1が−Z−
    2を表わし、Zが−(C=O)−O−を表わし、そし
    てR2が直鎖アルキル基、分岐アルキル基、シクロアル
    キル基、又はそれらの置換体を表わし、R3は−Z−R4
    を表わし、Zが−(C=O)−O−を表わし、そしてR
    4が1つ以上のFで置換された直鎖アルキル基、分岐ア
    ルキル基、又はそれらの置換体を表わす、請求項1に記
    載の有機ガス検知用フィルム.
  4. 【請求項4】 ポリマーが架橋されている、請求項1に
    記載の有機ガス検知用フィルム。
  5. 【請求項5】 有機ガスとの接触の際、膜厚及び/又は
    屈折率が変化する様な平滑な基板に塗布された、請求項
    1に記載のフィルム、光源、及び光検知素子を有する光
    検知方式有機ガスセンサー。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のフィルムの膜厚の変化
    を検知可能な、干渉増幅反射法(IER法)を用いた請
    求項5に記載の有機ガスセンサー。
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