JP3271193B2 - 音声符号化方法 - Google Patents

音声符号化方法

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JP3271193B2
JP3271193B2 JP10534492A JP10534492A JP3271193B2 JP 3271193 B2 JP3271193 B2 JP 3271193B2 JP 10534492 A JP10534492 A JP 10534492A JP 10534492 A JP10534492 A JP 10534492A JP 3271193 B2 JP3271193 B2 JP 3271193B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力音声信号を周波数
軸上に変換して得られた周波数軸上データを符号化する
ような音声符号化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】音声信号の時間軸領域や周波数領域にお
ける統計的性質と人間の聴感上の特性を利用して信号圧
縮を行うような符号化方法としては、大別して時間領域
での符号化、周波数領域での符号化、分析合成符号化等
が知られている。
【0003】音声信号等の符号化の具体的な例として
は、MBE(Multiband Excitation:マルチバンド励
起)符号化、SBE(Singleband Excitation:シングル
バンド励起) 符号化、ハーモニック(Harmonic) 符号
化、SBC(Sub-band Coding:帯域分割符号化) 、LP
C(Linear Predictive Coding: 線形予測符号化) 、あ
るいはDCT(離散コサイン変換)、MDCT(モデフ
ァイドDCT)、FFT(高速フーリエ変換)等があ
る。
【0004】例えば、上記MBE符号化においては、入
力音声信号波形からピッチを抽出する場合、明確なピッ
チが表れない場合でもピッチの軌跡を追跡することによ
り、ピッチを捉えていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記MBE
符号化等においては、1ブロック(フレーム)内の音声
信号のスペクトル包絡を該ブロックで抽出したピッチに
応じて帯域(バンド)分割し、各バンド毎に有声音/無
声音の判断を行っており、また、スペクトルの周期性を
考慮し、各高調波(ハーモニクス)位置での振幅を求め
て得たスペクトル包絡(エンベロープ)を量子化してい
るため、上記ピッチが不確実なときには、有声音/無声
音の判断及びスペクトルマッチングも不正確になり、結
果的に合成された音声の音質の劣化を招く虞れがあっ
た。
【0006】つまり、ピッチが不明確な時に、図10の破
線で示すように無理にスペクトルのマッチングをとろう
とすると2番目以降のバンドでは、正確なスペクトルの
振幅を得ることができない。また、1番目のバンドのよ
うにたまたまマッチングがとれたとしても該1番目のバ
ンドは有声音として処理されてしまい、異音の原因とな
ってしまう。ここで図10は、横軸に周波数及びバンド、
縦軸にスペクトルの振幅を示している。また、実線の波
形は、入力音声波形のスペクトル包絡である。
【0007】そこで、本発明は、上記実情に鑑みてなさ
れたものであり、入力音声信号から検出したピッチが不
確実なときには、スペクトル包絡のバンド幅を狭く設定
してスペクトル分析を行う符号化方法の提供を目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る音声符号化
方法は、入力音声信号のスペクトル包絡を求め、該スペ
クトル包絡を複数のバンドに分割し、各バンド毎のパワ
ーに応じて量子化を行う音声符号化方法において、上記
入力音声信号のピッチを検出し、上記ピッチが確実に検
出されたときには検出されたピッチに応じた帯域幅で上
記スペクトル包絡を分割し、上記ピッチが確実に検出さ
れないときには所定の狭い帯域幅で上記スペクトル包絡
を分割することを特徴として上記課題を解決する。
【0009】ここで、上記ピッチが確実に検出されたと
きには、該ピッチに応じて分割された各バンド毎にV
(有声音)/UV(無声音)を判断し、上記ピッチが確
実に検出されなかったときには、上記所定の狭い帯域幅
の全帯域を無声音とする。
【0010】
【作用】本発明に係る音声符号化方法は、上記入力音声
信号から検出されたピッチが確実であるときには検出さ
れたピッチに応じたバンド幅で上記スペクトル包絡を分
割し、上記ピッチが確実でないときには上記スペクトル
包絡のバンド幅を狭く設定することにより、それぞれの
場合に応じた符号化を行うことができる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明に係る音声符号化方法の実施
例について説明する。この音声符号化方法には、MBE
符号化等のように、ブロック毎の信号を周波数軸上に変
換し、複数帯域に分割して各帯域毎にV(有声音)かU
V(無声音)かを判別するような符号化方法を用いるこ
とができる。
【0012】すなわち、本発明が適用される一般的な符
号化方法としては、音声信号を一定サンプル数(例えば
256サンプル)毎にブロック化して、FFT等の直交
変換により周波数軸上のスペクトルデータに変換すると
共に、該ブロック内の音声のピッチを検出し、このピッ
チが確実であるときにはこの確実なピッチに応じた間隔
で周波数軸上のスペクトルを帯域分割し、分割された各
帯域についてV(有声音)/UV(無声音)の判別を行
っている。また、検出されたピッチが確実でないときあ
るいは全くピッチが検出されないときには上記周波数軸
上のスペクトルを狭く帯域分割し、全ての帯域を無声音
とする。
【0013】この本発明に係る音声符号化方法の符号化
の流れを図1に示すフローチャートを参照しながら以下
に説明する。図1において、最初のステップS1では、
入力音声信号のスペクトル包絡を求める。例えば、図2
に示す実線の波形(いわゆるオリジナルのスペクトル)
である。
【0014】ステップS2では、上記ステップS1で求
められた入力音声信号のスペクトル包絡からピッチを検
出する。このピッチ検出では、確実にピッチを検出する
ために、例えばセンタクリップ波形の自己相関法を採用
する。このセンタクリップ波形の自己相関法は、クリッ
ピングレベルを越えたセンタクリップ波形を自己相関処
理し、ピッチを求める方法である。
【0015】ステップS3では、上記ステップS2で検
出したピッチが確実なピッチであるか否かを判別する。
上記ステップS2では、確実にピッチを検出しようとし
ているが突発的にピッチの取りこぼし、整数倍または、
整数分の1等の誤ったピッチの検出もある。このような
不確実な検出ピッチをこのステップS3で、区別する。
ここで、YES(検出ピッチが確実である)を判別する
とステップS4に進み、NO(検出ピッチが確実でな
い)を判別するとステップS5に進む。
【0016】ステップS4では、上記ステップS2で検
出されたピッチが確実であるという上記ステップS3で
の判別を受けて、確実なピッチに応じたバンド幅で上記
スペクトル包絡を分割する。言い換えると、ピッチに応
じた間隔で周波数軸上のスペクトル包絡をバンド分割す
る。
【0017】ステップS5では、上記ステップS2で検
出されたピッチが不確実であるという上記ステップ3で
の判別を受けて、最も狭いバンド幅で上記スペクトル包
絡を分割する。
【0018】ステップS6では、上記ステップS4でピ
ッチに応じた間隔で分割されたバンド毎にV(有声音)
/UV(無声音)を判別する。
【0019】ステップS7では、上記ステップS5で最
も狭い幅で分割された全バンドを無声音とする。本実施
例では、図2に示すように0から147 までの148 バンド
に分割し、強制的にUVとしている。このように148 分
割という細かいバンドにすると、実線で示す元のスペク
トル包絡を忠実になぞることができる。
【0020】ステップS8では、上記ステップS4及び
ステップS5で設定された各バンド毎のパワーに応じて
スペクトル包絡を量子化する。特に、上記ステップS5
で設定された最も狭いバンド幅による分割のときには、
上記量子化の精度を向上させることができ、さらに、全
バンドの励振源として、白色雑音を用いると合成音声
は、図2に破線で示すようなマッチングをとったスペク
トルによって色づけされた雑音となるため、耳につくよ
うな異音を生じない。
【0021】このように、本発明に係る音声符号化方法
の実施例は、入力音声信号のピッチ検出で検出されたピ
ッチが確実であるか否かによって、スペクトル包絡の分
割帯域の幅を変えて設定している。例えば、上記ピッチ
が確実であれば、この確実なピッチに応じて分割帯域幅
を設定し、V/UVの判定を行っている。また、上記ピ
ッチが不確実であれば、分割帯域幅を最も狭く(例えば
148 分割) 設定し、全帯域をUVとしている。
【0022】したがって、特にピッチがはっきり現れな
いような不確実な場合には、特殊ケースとしてスペクト
ル分析を行っており、合成される音声の音質を劣化させ
ることがない。
【0023】次に、本発明に係る音声符号化方法を適用
することができる音声信号の合成分析符号化装置(いわ
ゆるボコーダ)の一種であるMBE(Multiband Excita
tion: マルチバンド励起)について、図面を参照しなが
ら説明する。このMBEボコーダは、D. W.Griffin and
J. S. Lim,"Multiband Excitation Vocoder," IEEETra
ns.Acoustics,Speech,and Signal Processing, vol.36,
No.8, pp.1223-1235, Aug.1988に開示されているもの
であり、従来のPARCOR( PARtial auto-CORrelat
ion:偏自己相関)ボコーダ等では、音声のモデル化の際
に有声音区間と無声音区間とをブロックあるいはフレー
ム毎に切り換えていたのに対し、MBEボコーダでは、
同時刻(同じブロックあるいはフレーム内)の周波数軸
領域に有声音(Voiced)区間と無声音(Unvoiced)区間
とが存在するという仮定でモデル化している。
【0024】図3は、上記MBEボコーダの全体の概略
構成を示すブロック図である。この図3において、入力
端子101には音声信号が供給されるようになってお
り、この入力音声信号は、HPF(ハイパスフィルタ)
等のフィルタ102に送られて、いわゆるDC(直流)
オフセット分の除去や帯域制限(例えば200〜340
0Hzに制限)のための少なくとも低域成分(200Hz以
下)の除去が行われる。このフィルタ102を介して得
られた信号は、ピッチ抽出部103及び窓かけ処理部1
04にそれぞれ送られる。ピッチ抽出部103では、入
力音声信号データが所定サンプル数N(例えばN=25
6)単位でブロック分割され(あるいは方形窓による切
り出しが行われ)、このブロック内の音声信号について
のピッチ抽出が行われる。このような切り出しブロック
(256サンプル)を、例えば図4のAに示すようにL
サンプル(例えばL=160)のフレーム間隔で時間軸
方向に移動させており、各ブロック間のオーバラップは
N−Lサンプル(例えば96サンプル)となっている。
また、窓かけ処理部104では、1ブロックNサンプル
に対して所定の窓関数、例えばハミング窓をかけ、この
窓かけブロックを1フレームLサンプルの間隔で時間軸
方向に順次移動させている。
【0025】このような窓かけ処理を数式で表すと、 xw (k,q) =x(q) w(kL-q) ・・・(1) となる。この(1)式において、kはブロック番号を、
qはデータの時間インデックス(サンプル番号)を表
し、処理前の入力信号のq番目のデータx(q) に対して
第kブロックの窓(ウィンドウ)関数w(kL-q)により窓
かけ処理されることによりデータxw (k,q) が得られる
ことを示している。ピッチ抽出部103内での図4のA
に示すような方形窓の場合の窓関数wr (r) は、 wr (r) =1 0≦r<N ・・・(2) =0 r<0,N≦r また、窓かけ処理部104での図4のBに示すようなハ
ミング窓の場合の窓関数wh (r) は、 wh (r) = 0.54 − 0.46 cos(2πr/(N-1)) 0≦r<N ・・・(3) =0 r<0,N≦r である。このような窓関数wr (r) あるいはwh (r) を
用いるときの上記(1)式の窓関数w(r) (=w(kL-
q))の否零区間は、 0≦kL−q<N これを変形して、 kL−N<q≦kL 従って、例えば上記方形窓の場合に窓関数wr (kL-q)=
1となるのは、図5に示すように、kL−N<q≦kL
のときとなる。また、上記(1)〜(3)式は、長さN
(=256)サンプルの窓が、L(=160)サンプル
ずつ前進してゆくことを示している。以下、上記(2)
式、(3)式の各窓関数で切り出された各N点(0≦r
<N)の否零サンプル列を、それぞれxwr(k,r) 、xwh
(k,r) と表すことにする。
【0026】窓かけ処理部104では、図6に示すよう
に、上記(3)式のハミング窓がかけられた1ブロック
256サンプルのサンプル列xwh(k,r) に対して179
2サンプル分の0データが付加されて(いわゆる0詰め
されて)2048サンプルとされ、この2048サンプ
ルの時間軸データ列に対して、直交変換部105により
例えばFFT(高速フーリエ変換)等の直交変換処理が
施される。
【0027】ピッチ抽出部103では、上記xwr(k,r)
のサンプル列(1ブロックNサンプル)に基づいてピッ
チ抽出が行われる。このピッチ抽出法には、時間波形の
周期性や、スペクトルの周期的周波数構造や、自己相関
関数を用いるもの等が知られているが、本実施例では、
センタクリップ波形の自己相関法を採用している。この
ときのブロック内でのセンタクリップレベルについて
は、1ブロックにつき1つのクリップレベルを設定して
もよいが、ブロックを細分割した各部(各サブブロッ
ク)の信号のピークレベル等を検出し、これらの各サブ
ブロックのピークレベル等の差が大きいときに、ブロッ
ク内でクリップレベルを段階的にあるいは連続的に変化
させるようにしている。このセンタクリップ波形の自己
相関データのピーク位置に基づいてピッチ周期を決めて
いる。このとき、現在フレームに属する自己相関データ
(自己相関は1ブロックNサンプルのデータを対象とし
て求められる)から複数のピークを求めておき、これら
の複数のピークの内の最大ピークが所定の閾値以上のと
きには該最大ピーク位置をピッチ周期とし、それ以外の
ときには、現在フレーム以外のフレーム、例えば前後の
フレームで求められたピッチに対して所定の関係を満た
すピッチ範囲内、例えば前フレームのピッチを中心とし
て±20%の範囲内にあるピークを求め、このピーク位
置に基づいて現在フレームのピッチを決定するようにし
ている。このピッチ抽出部103ではオープンループに
よる比較的ラフなピッチのサーチが行われ、抽出された
ピッチデータは高精度(ファイン)ピッチサーチ部10
6に送られて、クローズドループによる高精度のピッチ
サーチ(ピッチのファインサーチ)が行われる。
【0028】高精度(ファイン)ピッチサーチ部106
には、ピッチ抽出部103で抽出された整数(インテジ
ャー)値の粗(ラフ)ピッチデータと、直交変換部10
5により例えばFFTされた周波数軸上のデータとが供
給されている。この高精度ピッチサーチ部106では、
上記粗ピッチデータ値を中心に、0.2〜0.5きざみで±
数サンプルずつ振って、最適な小数点付き(フローティ
ング)のファインピッチデータの値へ追い込む。このと
きのファインサーチの手法として、いわゆる合成による
分析 (Analysis by Synthesis)法を用い、合成されたパ
ワースペクトルが原音のパワースペクトルに最も近くな
るようにピッチを選んでいる。
【0029】このピッチのファインサーチについて説明
する。先ず、上記MBEボコーダにおいては、上記FF
T等により直交変換された周波数軸上のスペクトルデー
タとしてのS(j) を S(j) =H(j) |E(j) | 0<j<J ・・・(4) と表現するようなモデルを想定している。ここで、Jは
ω s /4π=fs /2に対応し、サンプリング周波数f
s ω s /2πが例えば8kHzのときには4kHzに対応
する。上記(4)式中において、周波数軸上のスペクト
ルデータS(j) が図7のAに示すような波形のとき、H
(j) は、図7のBに示すような元のスペクトルデータS
(j) のスペクトル包絡線(エンベロープ)を示し、E
(j) は、図7のCに示すような等レベルで周期的な励起
信号(エキサイテイション)のスペクトルを示してい
る。すなわち、FFTスペクトルS(j) は、スペクトル
エンベロープH(j) と励起信号のパワースペクトル|E
(j) |との積としてモデル化される。
【0030】上記励起信号のパワースペクトル|E(j)
|は、上記ピッチに応じて決定される周波数軸上の波形
の周期性(ピッチ構造)を考慮して、1つの帯域(バン
ド)の波形に相当するスペクトル波形を周波数軸上の各
バンド毎に繰り返すように配列することにより形成され
る。この1バンド分の波形は、例えば上記図6に示すよ
うな256サンプルのハミング窓関数に1792サンプ
ル分の0データを付加(0詰め)した波形を時間軸信号
と見なしてFFTし、得られた周波数軸上のある帯域幅
を持つインパルス波形を上記ピッチに応じて切り出すこ
とにより形成することができる。
【0031】次に、上記ピッチに応じて分割された各バ
ンド毎に、上記H(j) を代表させるような(各バンド毎
のエラーを最小化するような)値(一種の振幅)|Am
|を求める。ここで、例えば第mバンド(第m高調波の
帯域)の下限、上限の点をそれぞれam 、bm とすると
き、この第mバンドのエラーεm は、
【0032】
【数1】
【0033】で表せる。このエラーεm を最小化するよ
うな|Am |は、
【0034】
【数2】
【0035】となり、この(6)式の|Am |のとき、
エラーεm を最小化する。このような振幅|Am |を各
バンド毎に求め、得られた各振幅|Am |を用いて上記
(5)式で定義された各バンド毎のエラーεm を求め
る。次に、このような各バンド毎のエラーεm の全バン
ドの総和値Σεm を求める。さらに、このような全バン
ドのエラー総和値Σεm を、いくつかの微小に異なるピ
ッチについて求め、エラー総和値Σεm が最小となるよ
うなピッチを求める。
【0036】すなわち、上記ピッチ抽出部103で求め
られたラフピッチを中心として、例えば 0.25 きざみで
上下に数種類ずつ用意する。これらの複数種類の微小に
異なるピッチの各ピッチに対してそれぞれ上記エラー総
和値Σεm を求める。この場合、ピッチが定まるとバン
ド幅が決まり、上記(6)式より、周波数軸上データの
パワースペクトル|S(j) |と励起信号スペクトル|E
(j) |とを用いて上記(5)式のエラーεm を求め、そ
の全バンドの総和値Σεm を求めることができる。この
エラー総和値Σεm を各ピッチ毎に求め、最小となるエ
ラー総和値に対応するピッチを最適のピッチとして決定
するわけである。以上のようにして高精度ピッチサーチ
部106で最適のファイン(例えば 0.25 きざみ)ピッ
チが求められ、この最適ピッチに対応する振幅|Am
が決定される。
【0037】以上ピッチのファインサーチの説明におい
ては、説明を簡略化するために、全バンドが有声音(Vo
iced)の場合を想定しているが、上述したようにMBE
ボコーダにおいては、同時刻の周波数軸上に無声音(Un
voiced)領域が存在するというモデルを採用しているこ
とから、上記各バンド毎に有声音/無声音の判別を行う
ことが必要とされる。
【0038】上記高精度ピッチサーチ部106からの最
適ピッチ及び振幅|Am |のデータは、有声音/無声音
判別部107に送られ、上記各バンド毎に有声音/無声
音の判別が行われる。この判別のために、NSR(ノイ
ズtoシグナル比)を利用する。すなわち、第mバンド
のNSRは、
【0039】
【数3】
【0040】と表せ、このNSR値が所定の閾値(例え
ば0.3)より大のとき(エラーが大きい)ときには、そ
のバンドでの|Am ||E(j) |による|S(j) |の近
似が良くない(上記励起信号|E(j) |が基底として不
適当である)と判断でき、当該バンドをUV(Unvoice
d、無声音)と判別する。これ以外のときは、近似があ
る程度良好に行われていると判断でき、そのバンドをV
(Voiced、有声音)と判別する。
【0041】次に、振幅再評価部108には、直交変換
部105からの周波数軸上データ、高精度ピッチサーチ
部106からのファインピッチと評価された振幅|Am
|との各データ、及び上記有声音/無声音判別部107
からのV/UV(有声音/無声音)判別データが供給さ
れている。この振幅再評価部108では、有声音/無声
音判別部107において無声音(UV)と判別されたバ
ンドに関して、再度振幅を求めている。このUVのバン
ドについての振幅|Am UVは、
【0042】
【数4】
【0043】にて求められる。
【0044】この振幅再評価部108からのデータは、
データ数変換(一種のサンプリングレート変換)部10
9に送られる。このデータ数変換部109は、上記ピッ
チに応じて周波数軸上での分割帯域数が異なり、データ
数(特に振幅データの数)が異なることを考慮して、一
定の個数にするためのものである。すなわち、例えば有
効帯域を3400Hzまでとすると、この有効帯域が上記
ピッチに応じて、8バンド〜63バンドに分割されるこ
とになり、これらの各バンド毎に得られる上記振幅|A
m |(UVバンドの振幅|Am UVも含む)データの個
MX +1も8〜63と変化することになる。このため
データ数変換部109では、この可変個数 MX +1の振
幅データを一定個数NC (例えば44個)のデータに変
換している。
【0045】ここで本実施例においては、周波数軸上の
有効帯域1ブロック分の振幅データに対して、ブロック
内の最後のデータからブロック内の最初のデータまでの
値を補間するようなダミーデータを付加してデータ個数
をNF 個に拡大した後、帯域制限型のKOS倍(例えば8
倍)のオーバーサンプリングを施すことによりKOS倍の
個数の振幅データを求め、このKOS倍の個数(( MX
) ×KOS個)の振幅データを直線補間してさらに多く
のNM 個(例えば2048個)に拡張し、このNM 個の
データを間引いて上記一定個数NC (例えば44個)の
データに変換する。
【0046】このデータ数変換部109からのデータ
(上記一定個数NC の振幅データ)がベクトル量子化部
110に送られて、所定個数のデータ毎にまとめられて
ベクトルとされ、ベクトル量子化が施される。ベクトル
量子化部110からの量子化出力データは、出力端子1
11を介して取り出される。また、上記高精度のピッチ
サーチ部106からの高精度(ファイン)ピッチデータ
は、ピッチ符号化部115で符号化され、出力端子11
2を介して取り出される。さらに、上記有声音/無声音
判別部107からの有声音/無声音(V/UV)判別デ
ータは、出力端子113を介して取り出される。これら
の各出力端子111〜113からのデータは、所定の伝
送フォーマットの信号とされて伝送される。
【0047】なお、これらの各データは、上記Nサンプ
ル(例えば256サンプル)のブロック内のデータに対
して処理を施すことにより得られるものであるが、ブロ
ックは時間軸上を上記Lサンプルのフレームを単位とし
て前進することから、伝送するデータは上記フレーム単
位で得られる。すなわち、上記フレーム周期でピッチデ
ータ、V/UV判別データ、振幅データが更新されるこ
とになる。
【0048】次に、伝送されて得られた上記各データに
基づき音声信号を合成するための合成側(デコード側)
の概略構成について、図8を参照しながら説明する。こ
の図8において、入力端子121には上記ベクトル量子
化された振幅データが、入力端子122には上記符号化
されたピッチデータが、また入力端子123には上記V
/UV判別データがそれぞれ供給される。入力端子12
1からの量子化振幅データは、逆ベクトル量子化部12
4に送られて逆量子化され、データ数逆変換部125に
送られて逆変換され、得られた振幅データが有声音合成
部126及び無声音合成部127に送られる。入力端子
122からの符号化ピッチデータは、ピッチ復号化部1
28で復号化され、データ数逆変換部125、有声音合
成部126及び無声音合成部127に送られる。また入
力端子123からのV/UV判別データは、有声音合成
部126及び無声音合成部127に送られる。
【0049】有声音合成部126では例えば余弦(cosin
e)波合成により時間軸上の有声音波形を合成し、無声音
合成部127では例えばホワイトノイズをバンドパスフ
ィルタでフィルタリングして時間軸上の無声音波形を合
成し、これらの各有声音合成波形と無声音合成波形とを
加算部129で加算合成して、出力端子130より取り
出すようにしている。この場合、上記振幅データ、ピッ
チデータ及びV/UV判別データは、上記分析時の1フ
レーム(Lサンプル、例えば160サンプル)毎に更新
されて与えられるが、フレーム間の連続性を高める(円
滑化する)ために、上記振幅データやピッチデータの各
値を1フレーム中の例えば中心位置における各データ値
とし、次のフレームの中心位置までの間(合成時の1フ
レーム)の各データ値を補間により求める。すなわち、
合成時の1フレーム(例えば上記分析フレームの中心か
ら次の分析フレームの中心まで)において、先端サンプ
ル点での各データ値と終端(次の合成フレームの先端)
サンプル点での各データ値とが与えられ、これらのサン
プル点間の各データ値を補間により求めるようにしてい
る。
【0050】以下、有声音合成部126における合成処
理を詳細に説明する。上記V(有声音)と判別された第
mバンド(第m高調波の帯域)における時間軸上の上記
1合成フレーム(Lサンプル、例えば160サンプル)
分の有声音をVm (n) とするとき、この合成フレーム内
の時間インデックス(サンプル番号)nを用いて、 Vm (n) =Am (n) cos(θm (n)) 0≦n<L ・・・(9) と表すことができる。全バンドの内のV(有声音)と判
別された全てのバンドの有声音を加算(ΣVm (n) )し
て最終的な有声音V(n) を合成する。
【0051】この(9)式中のAm (n) は、上記合成フ
レームの先端から終端までの間で補間された第m高調波
の振幅である。最も簡単には、フレーム単位で更新され
る振幅データの第m高調波の値を直線補間すればよい。
すなわち、上記合成フレームの先端(n=0)での第m
高調波の振幅値をA0m、該合成フレームの終端(n=
L:次の合成フレームの先端)での第m高調波の振幅値
をALmとするとき、 Am (n) = (L-n)A0m/L+nALm/L ・・・(10) の式によりAm (n) を計算すればよい。
【0052】次に、上記(9)式中の位相θm (n) は、 θ m (n) =mωO1n+n2 m(ωL1−ω01)/2L+φ0m+Δωn ・・・(11) により求めることができる。この(11)式中で、φ0m
上記合成フレームの先端(n=0)での第m高調波の位
相(フレーム初期位相)を示し、ω01は合成フレーム先
端(n=0)での基本角周波数、ωL1は該合成フレーム
の終端(n=L:次の合成フレーム先端)での基本角周
波数をそれぞれ示している。上記(11)式中のΔωは、
n=Lにおける位相φLmがθm (L) に等しくなるような
最小のΔωを設定する。
【0053】以下、任意の第mバンドにおいて、それぞ
れn=0、n=LのときのV/UV判別結果に応じた上
記振幅Am (n) 、位相θm (n) の求め方を説明する。第
mバンドが、n=0、n=LのいずれもV(有声音)と
される場合に、振幅Am (n) は、上述した(10)式によ
り、伝送された振幅値A0m、ALmを直線補間して振幅A
m (n) を算出すればよい。位相θm (n) は、n=0でθ
m (0) =φ0mからn=Lでθm (L) がφLmとなるように
Δωを設定する。
【0054】次に、n=0のときV(有声音)で、n=
LのときUV(無声音)とされる場合に、振幅Am (n)
は、Am (0) の伝送振幅値A0mからAm (L) で0となる
ように直線補間する。n=Lでの伝送振幅値ALmは無声
音の振幅値であり、後述する無声音合成の際に用いられ
る。位相θm (n) は、θm (0) =φ0mとし、かつΔω=
0とする。
【0055】さらに、n=0のときUV(無声音)で、
n=LのときV(有声音)とされる場合には、振幅Am
(n) は、n=0での振幅Am (0) を0とし、n=Lで伝
送された振幅値ALmとなるように直線補間する。位相θ
m (n) については、n=0での位相θm (0) として、フ
レーム終端での位相値φLmを用いて、 θm (0) =φLm−m(ωO1+ωL1)L/2 ・・・(12) とし、かつΔω=0とする。
【0056】上記n=0、n=LのいずれもV(有声
音)とされる場合に、θm (L) がφLmとなるようにΔω
を設定する手法について説明する。上記(11)式で、n
=Lと置くことにより、 θm (L) =mωO1L+L2 m(ωL1−ω01)/2L+φ0m+ΔωL =m(ωO1+ωL1)L/2+φ0m+ΔωL =φLm となり、これを整理すると、Δωは、 Δω=(mod2π((φLm−φ0m) − mL(ω01+ωL1)/2)/L ・・・(13) となる。この(13)式でmod2π(x) とは、xの主値を−
π〜+πの間の値で返す関数である。例えば、x=1.3
πのときmod2π(x) =−0.7π、x=2.3πのときmod2
π(x) =0.3π、x=−1.3πのときmod2π(x) =0.7
π、等である。
【0057】ここで、図9のAは、音声信号のスペクト
ルの一例を示しており、バンド番号(ハーモニクスナン
バ)mが8、9、10の各バンドがUV(無声音)とさ
れ、他のバンドはV(有声音)とされている。このV
(有声音)のバンドの時間軸信号が上記有声音合成部1
26により合成され、UV(無声音)のバンドの時間軸
信号が無声音合成部127で合成されるわけである。
【0058】以下、無声音合成部127における無声音
合成処理を説明する。ホワイトノイズ発生部131から
の時間軸上のホワイトノイズ信号波形を、所定の長さ
(例えば256サンプル)で適当な窓関数(例えばハミ
ング窓)により窓かけをし、STFT処理部132によ
りSTFT(ショートタームフーリエ変換)処理を施す
ことにより、図9のBに示すようなホワイトノイズの周
波数軸上のパワースペクトルを得る。このSTFT処理
部132からのパワースペクトルをバンド振幅処理部1
33に送り、図9のCに示すように、上記UV(無声
音)とされたバンド(例えばm=8、9、10)につい
て上記振幅|Am UVを乗算し、他のV(有声音)とさ
れたバンドの振幅を0にする。このバンド振幅処理部1
33には上記振幅データ、ピッチデータ、V/UV判別
データが供給されている。バンド振幅処理部133から
の出力は、ISTFT処理部134に送られ、位相は元
のホワイトノイズの位相を用いて逆STFT処理を施す
ことにより時間軸上の信号に変換する。ISTFT処理
部134からの出力は、オーバーラップ加算部135に
送られ、時間軸上で適当な(元の連続的なノイズ波形を
復元できるように)重み付けをしながらオーバーラップ
及び加算を繰り返し、連続的な時間軸波形を合成する。
オーバーラップ加算部135からの出力信号が上記加算
部129に送られる。
【0059】このように、各合成部126、127にお
いて合成されて時間軸上に戻された有声音部及び無声音
部の各信号は、加算部129により適当な固定の混合比
で加算して、出力端子130より再生された音声信号を
取り出す。
【0060】以上のように上記MBEでは、高精度のピ
ッチ検出が必要とされるが、本発明に係る音声符号化方
法を適用し、ピッチがはっきりと現れないときには、ス
ペクトル包絡の分割を最も狭くし、全バンドを無声音と
すれば、元のスペクトル包絡を忠実になぞることがで
き、スペクトル量子化の精度を向上させることができ
る。
【0061】なお、上記図3の音声分析側(エンコード
側)の構成や図8の音声合成側(デコード側)の構成に
ついては、各部をハードウェア的に記載しているが、い
わゆるDSP(ディジタル信号プロセッサ)等を用いて
ソフトウェアプログラムにより実現することも可能であ
る。
【0062】
【発明の効果】本発明に係る音声符号化方法は、上記入
力音声信号から検出されたピッチが確実であるときには
検出されたピッチに応じた帯域幅で上記スペクトル包絡
を分割し、上記ピッチが確実でないときには上記スペク
トル包絡の帯域幅を狭く設定することにより、それぞれ
の場合に応じた符号化を行うことができる。特にピッチ
がはっきりと現れないような場合は、特殊ケースとして
全バンドを無声音として処理するため、スペクトル分析
の精度向上が可能となり、異音を発生することもなく、
音質の劣化を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る音声符号化方法の実施例の符号化
の流れを説明するためのフローチャートである。
【図2】本発明に係る音声符号化方法の実施例の符号化
を説明するための波形図である。
【図3】本発明に係る音声符号化方法が適用可能な装置
の具体例としての音声信号の合成分析符号化装置の分析
側(エンコード側)の概略構成を示す機能ブロック図で
ある。
【図4】窓かけ処理を説明するための図である。
【図5】窓かけ処理と窓関数との関係を説明するための
図である。
【図6】直交変換(FFT)処理対象としての時間軸デ
ータを示す図である。
【図7】周波数軸上のスペクトルデータ、スペクトル包
絡線(エンベロープ)及び励起信号のパワースペクトル
を示す図である。
【図8】本発明に係る音声符号化方法が適用可能な装置
の具体例としての音声信号の合成分析符号化装置の合成
側(デコード側)の概略構成を示す機能ブロック図であ
る。
【図9】音声信号を合成する際の無声音合成を説明する
ための図である。
【図10】従来の音声符号化を説明するための波形図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−211795(JP,A) 特開 昭62−54300(JP,A) 特開 昭62−271000(JP,A) 特開 昭63−285032(JP,A) 特開 平2−7100(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10L 11/04 - 11/06 G10L 19/00 - 19/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力音声信号のスペクトル包絡を求め、
    該スペクトル包絡を複数の帯域に分割し、各帯域毎のパ
    ワーに応じて量子化を行う音声符号化方法において、 上記入力音声信号のピッチを検出し、上記ピッチが確実
    に検出されたときには検出されたピッチに応じた帯域幅
    で上記スペクトル包絡を分割し、上記ピッチが確実に検
    出されないときには所定の狭い帯域幅で上記スペクトル
    包絡を分割することを特徴とする音声符号化方法。
  2. 【請求項2】 上記入力音声信号のピッチを検出する際
    に全くピッチが検出されないときには上記スペクトル包
    絡の全ての帯域を無声音とすることを特徴とする請求項
    1記載の音声符号化方法。
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