JP3270751B2 - 屈折光学系の屈折特性測定システム及び装置 - Google Patents

屈折光学系の屈折特性測定システム及び装置

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JP3270751B2
JP3270751B2 JP2000011187A JP2000011187A JP3270751B2 JP 3270751 B2 JP3270751 B2 JP 3270751B2 JP 2000011187 A JP2000011187 A JP 2000011187A JP 2000011187 A JP2000011187 A JP 2000011187A JP 3270751 B2 JP3270751 B2 JP 3270751B2
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    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/103Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for determining refraction, e.g. refractometers, skiascopes

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  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には眼科学
の分野に関し、より詳細には、屈折光学系の屈折特性を
測定するための自動式オプトメータおよびレンズメータ
の分野に関する。
【0002】
【従来の技術】眼の屈折特性を対物的に測定するための
自動屈折計およびレンズの屈折特性を測定するための自
動レンズ計は、測定すべき特定の屈折光学系へビーム光
を照射し、屈折によるビームへの影響を検出することに
より作動することが知られている。対物レンズオプトメ
ータとも称される対物レンズ屈折計の場合、眼球への照
明光路を画定する光源および複数の光学要素と、眼球か
ら検出器への検出光路を画定する複数の整合した光学的
要素とを設け、網膜に形成される光源の像のすべてまた
は一部を、検出器へのレトロ(再帰)反射によって検出
することが知られている。眼球による網膜に対する異な
る位置で光源を合焦させるよう、ある範囲の位置にわた
ってオプトメータのうちの光学的要素の所定要素を移動
させ、よって網膜で最良の合焦状態が生じるオプトメー
タ位置を発見できるように、照明ビームの輻輳(ないし
収束性 vergence)を変える。当業者であれば
理解できるように、これら光学的要素はバダール(Ba
dal)系を構成する。照明ビームの輻輳(収束)の度
合はジオプトリ(ジオプター)という用語で表現され
る。このように、球面屈折誤差量が測定される。照明光
路および検出光路を中心として、逆の度を有する円柱レ
ンズの対を回転することにより、シリンドリカル屈折誤
差量およびその回転角方向の配向または軸線を決定する
ために、同様な「最良合焦」方法が続けて行われる。
【0003】これまで自動対物レンズオプトメータ(o
bjective optmeter)は一般に測定を
反復する原理に依存してきたので、同じ眼に関し、測定
装置の測定サイクルを何度も繰り返すことにより、最大
検出信号が受信されるオプトメータ位置を記録し、オプ
トメータの最良の合焦位置が得られる1つの総合値に達
するよう、測定結果の統計的な評価を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような方法はかな
り複雑であり、フルレンジのオプトメータ位置にわたっ
て利用できる信号情報およびオプトメータ位置の予想さ
れる挙動を無視していた。更に、検出器の要素(ピクセ
ル)の個々の感度に起因する変調ノイズは測定値に影響
する要因となり続けている。
【0005】従って、本発明の主たる課題は屈折光学系
の屈折特性、例えば眼の屈折特性を測定するのに使用す
るためのこのような方法を使用する、改良された評価な
いし測定方法および装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の視点にお
ける屈折光学系の屈折特性を測定するためのシステム
は、 A)光源からの光線により前記屈折光学系を照明し、前
記屈折光学系の像平面における光の強度分布を変えるよ
う、ある範囲にわたって前記光線の輻輳を徐々に変える
手段と、 B)前記像平面における光の、前記変化する強度分布を
示す信号情報を発生するよう、前記屈折光学系によって
形成される前記光源の像を検出する手段と、 C)複数のデータポイントを提供するよう、前記光線の
輻輳の変化する度合いに対応する、検出された強度信号
情報を抽出する手段と、 D)誘導関数に前記複数のデータポイントをはめ込むこ
とにより、前記屈折光学系の前記屈折特性を評価する
と、 E)前記屈折特性をレポートする手段とを、含むことを
特徴とする。
【0007】本発明の第2の視点における屈折光学系の
屈折特性を測定するためのシステムは、 A)光源からの、非ゼロシリンダ成分を有する光線によ
り、前記屈折光学系を照明する手段と、 B)前記屈折光学系の像平面における光の強度分布を変
えるよう、ある範囲にわたって前記シリンダ成分の回転
角方向の配置を徐々に変える手段と、 C)前記像平面における光の、前記変化する強度分布を
示す信号情報を発生するよう、前記屈折光学系によって
形成される前記光源の像を検出する手段と、 D)複数のデータポイントを発生するよう、前記シリン
ダ成分の、変化する配向角度に対応する、検出された強
度信号情報を抽出する手段と、 E)誘導関数に前記複数のデータポイントをはめ込むこ
とにより、前記屈折光学系の前記屈折特性を評価する
と、 F)前記屈折特性をレポートする手段とを、含むことを
特徴とする。
【0008】本発明の第3の視点によれば、屈折光学系
の屈折特性を測定するための装置は、光源と、受信した
光の強度を示す信号を発生するための感光性検出器と、
前記光源から前記屈折光学系を光線を送るよう、前記光
源から前記屈折光学系まで設けられた照明光路と、前記
屈折光学系から前記検出器へ光線を送るよう、前記屈折
光学系から前記検出器まで設けられた検出光路と、前記
屈折光学系に入射する前記光線の輻輳を変えるよう、前
記屈折光学系に対する前記光源の光学的位置を変える手
段と、複数のデータポイントを発生するよう、前記光源
の複数の対応する光学的位置の各々に対し、前記検出器
によって発生される前記信号を抽出すると共に、前記
数のデータポイントを誘導関数にはめ込み、前記屈折特
性を推定するための処理手段と、前記屈折特性をレポー
トするための手段とを備えた、ことを特徴とする。
【0009】本発明の第4の視点によれば、屈折光学系
の屈折特性を測定するための装置は、光源と、受信した
光の強度を示す信号を発生するための感光性検出器と、
前記光源から前記屈折光学系を光線を送るよう、前記光
源から前記屈折光学系まで設けられた照明光路と、前記
屈折光学系から前記検出器へ光線を送るよう、前記屈折
光学系から前記検出器まで設けられた検出光路と、前記
屈折光学系に入射する前記光線に、非ゼロシリンダ成分
を導入するための手段と、前記屈折光学系の像平面にお
ける光の強度分布を変えるよう、ある範囲にわたって前
記シリンダ成分の回転角方向の配向を変えるための手段
と、複数のデータポイントを発生するよう、前記シリン
ダ成分の複数の対応する回転角方向の配向に対し、前記
検出器によって発生される前記信号を抽出すると共に、
前記複数のデータポイントを誘導関数にはめ込み、前記
屈折特性を推定するための処理手段と、前記屈折特性を
レポートするための手段とを備えた、ことを特徴とす
る。
【0010】本発明のさらなる展開特徴は、各従属請求
項に記載したとおりであり、必要に応じ、ここに引照を
もって組込むことができるものとする。
【0011】
【発明の実施の形態】簡単に説明すれば、本発明は、測
定データポイントを誘導関数にはめ込むことにより、屈
折光学系の屈折特性を測定するための方法および装置に
関する。自動対物レンズオプトメータに関連する好まし
い実施例では、各データポイントはオプトメータの特定
の位置における照明された屈折光学系からの光を受ける
面状(エリア)検出器アレイ上の複数のピクセルを1回
スキャンすることによって抽出されたピーク信号の振幅
を示す。誘導された関数は、ピクセルのピーク信号と共
焦配置における屈折光学系の像平面における、合焦状態
に対応する検出器アレイにおける光の変化する合焦状態
に基づくオプトメータ位置との関係を定める。広く、か
つ高精度の範囲にわたる高速および低速球面オプトメー
タスイープの間、第1の誘導関数が適用される。この第
1の誘導関数は眼の球面の度およびシリンダ(円柱レン
ズ系)の度の大きさを示すよう、第1および第2非点収
差焦点において、一対の極を含む。そして、照明光に導
入された非ゼロシリンダ軸線を変える、シリンダスイー
プの間、第2の誘導関数が適用される。この第2の誘導
関数はシリンダ軸線を定める単一の極を含む。
【0012】さらに本発明の展開実施形態は、各従属項
に記載されており、必要に応じて、ここに参照するもの
とする。
【0013】[実施例]次に、添付図面を参照した次の
好ましい実施例の詳細な説明に、本発明の性質および作
動の態様をより詳細に説明する。
【0014】まず最初に、添付図面のうちの図1を参照
する。図1には、本発明の好ましい実施例に従って形成
された装置が番号10で総称されている。好ましい実施
例のこの装置10は角膜3と、水晶体4と、ガラス体5
と、網膜6とを含むように示された眼2の屈折光学系の
屈折誤差を測定するための対物レンズオプトメータであ
る。このオプトメータ10はある範囲の異なる球面及び
シリンダにわたる眼の眼底からレトロ反射される光源の
光および円筒合焦状態をモニタし、網膜に「最良の合焦
像」が生じる球面およびシリンダの特定の合焦状態を測
定するタイプのものである。本発明の好ましい実施例
は、レトロ反射による眼内の屈折誤差を測定するための
対物レンズオプトメータに関連して説明するが、この説
明から本発明はレトロ反射を使用しないで、レンズ、特
に眼科用矯正レンズの屈折特性を測定するためのレンズ
メータにも適用できることが容易に理解できよう。
【0015】図1に略図で示された好ましい実施例のオ
プトメータ10は、眼2を照明するための照明光学系1
2と、眼からレトロ反射された光を検出するための検出
光学系14を概略含む。
【0016】照明光学系12は、点光源16、好ましく
は近赤外線スペクトル領域内の光を放出する超輝度ダイ
オード(SLD)を含み、このダイオードは両凸正シン
グレットの両側に設けられた一対の両凸正ダブレットか
ら成る主オプトメータレンズ20へ向けて光源16から
の光を反射するように傾斜したビームスプリッタ18に
向くように配置されている。ビームスプリッタ18の光
透過方向に沿って位置する非球面レンズ26の前方で、
目標(ターゲット)レチクル24を照明し、よって光源
16からの照明光線と一致する被検体に固定目標(ター
ゲット)を提示できるように、目標照明光源22が配置
されていることが好ましい。オプトメータレンズ20を
光が出て、逆のシリンダの度を有する一対の協働する円
柱レンズ28a、28bおよび制限アパーチュア30を
通過し、その後、反射ミラー32によって向きが変えら
れるようになっている。このような向きを変えられた光
はビームスプリッタ34を通過し、次に眼2の方向のオ
プトメータのテスト軸線Aに沿って進むよう、別のビー
ムスプリッタ36によって反射される。この照明光はリ
レーレンズ系38を通過するように、テスト軸線Aに沿
って進む。このリレーレンズ系38は角膜3の表面にお
いて制限アパーチュア30を合焦し、下記に説明する球
面オプトメータ位置に応じてミラー(ビームスプリッ
タ)36によって反射される常時正の輻輳(収束)光を
正または負の輻輳(発散)光に変換する。この照明光は
次にレンズ系38を通過し、眼2に到達する。従って、
光源16から網膜6までの照明光路40が画定される。
好ましい実施例のために示された照明光路40の一部
は、本発明に関連しない理由からオプトメータのテスト
軸線A(眼2がテスト軸線に沿って整合される)から離
間するようになっている。
【0017】検出光学系14は網膜6からビームスプリ
ッタ34への逆方向において、照明光学系12と物理的
に一致している。ビームスプリッタ34において制限ア
パーチュア44と、逆のシリンダの度を有する一対の協
働する円柱レンズ46b、46aと、公称的にオプトメ
ータレンズ20と同一のオプトメータレンズ48と、リ
レーレンズ50と、赤外線通過フィルタ52とによって
レトロ反射光の向きが再び定められ、感光性検出器54
に達する。従って、網膜6から検出器54への検出光学
系光路56が画定されている。感光性検出器54は複数
の感光性ピクセルを有する二次元の面状の(エリア)検
出器であることが好ましく、ピクセルの各々はピクセル
が受信した光エネルギーの強度を示す出力電圧信号を発
生する。検出器54は眼2からレトロ反射された光が、
光源が眼を照明したのと逆の同じ光学的経路構成(コン
フィギュレーション)を通過するように、光源16に対
して光学的に相補的な位置に位置している。従って、光
源16の像が網膜6に良好に合焦されると、このような
共焦配置で検出器54にレトロ反射された光が良好に合
焦される。
【0018】オプトメータ10は更に負のシリンダ成分
可変モータ(シリンダモータ)58aと、正のシリンダ
成分可変モータ58b(シリンダモータ)と、球面成分
可変モータ(球面モータ)60とを含む。負のシリンダ
成分可変モータ58aは照明光路40および検出光路5
6を中心に、負の円柱レンズ28aおよび46aをそれ
ぞれ同期した状態でステップ状に駆動回転するよう、こ
れら負の円柱レンズに作動的に結合されたステップモー
タである。同様に、正のシリンダ成分可変モータ58b
も、照明光路40および検出光路56を中心にして、同
期した状態でステップ状に、正のレンズ28bおよび4
6bをそれぞれ回転駆動するように、これら正の円柱レ
ンズに作動的に結合されたステップモータとなってい
る。従って、負の円柱レンズ28aと正の円柱レンズ2
8bとは、0でないシリンダの輻輳(non−zero
cylinder vergence)、すなわち度
を生じるように、それぞれのシリンダ軸線が平行となら
ないように互いに回転でき、これら双方の円柱レンズ2
8aと28bとは、この結果生じる、0でないシリンダ
の度の全体のシリンダ軸線を変えるように、1つの対と
して共に回転できる。このように、眼2に入射する照明
光にシリンダ成分を導入することができ、180度の範
囲にわたってこのシリンダ成分の回転角方向の配置(軸
線)を変えることができる。共焦光学系を維持するため
に、照明光路40を中心とする円柱レンズ28a、28
bの回転と同期して、検出光路56を中心にシリンダ成
分可変モータ58a、58bにより、円柱レンズ46
a、46bを回転するようになっている。
【0019】球面成分可変モータ60はキャリア62に
作動的に結合されており、このキャリアは光源16と、
ビームスプリッタ18と、目標(ターゲット)照明光源
22と、目標レチクル24と、非球面レンズ26と、リ
レーレンズ50と、フィルタ52と、検出器54とを支
持している。この球面成分可変モータ60は、照明光路
40および検出光路56のそれぞれの部分に平行な光路
に沿って、ある範囲の直線位置を通過するよう、キャリ
ア62を直線状に前後に駆動する。光路40および56
に対し、オプトメータレンズ20と48とが夫々整合し
ている。光源16とビームスプリッタ18とは、リレー
レンズ50、フィルタ52および検出器54がオプトメ
ータレンズ48に対して移動するのと同じ距離だけ、主
オプトメータレンズ20に対して移動するので、キャリ
ア62のその直線状移動範囲内の位置に拘わらず、光源
16と検出器54との間には相補的な光学的関係が維持
される。当業者であれば理解できるように、キャリア6
2の移動はバダール(Badal)光学空間における、
移動する光源16と等価的である。好ましい実施例で
は、この直線状のオプトメータ位置を「ジオプター」な
る用語で表現する。
【0020】概観すると眼の球面屈折誤差は上記共焦系
の下で網膜6および検出器54に最良の合焦像(焦点)
を発生する正常な基準位置に対する光源16および検出
器54の直線状位置を探すことにより決定する。網膜6
で最良の合焦像を発生するオプトメータのリニアな位置
は大きさが眼の球面屈折誤差に対応しており、ジオプタ
ーで表現される。正常な基準位置はゼロジオプターにあ
り、好ましい実施例では−20〜+20のジオプターの
最大テスト範囲が得られる。乱視では、直線運動の範囲
にわたってオプトメータを調節する際に、第2の焦点と
第1の焦点とを区別でき、オプトメータの線形位置の差
は、眼の円筒面屈折誤差の大きさに対応する。乱視のな
い眼では、すなわちシリンダの度(cylinder
power)のない眼では、上記2つの焦点は大きさが
球面屈折誤差に対応する単一の焦点に縮退(colla
pse)する。負および正の円柱レンズ28a、28b
を相互の対応するような回転位置に調節し、双方の円柱
レンズ28a、28bを夫々180度だけ回転して入射
光のシリンダ軸線を変え、最良の焦点が生じる回転角位
置を探すことにより、非ゼロのシリンダの度を示す所定
の輻輳点(ないし度)で光を導入することによって、眼
のシリンダ軸線を決定できる。本発明によれば、球面お
よびシリンダの度を計算するよう、直線状にオプトメー
タをスイープする間発生するピークピクセルデータポイ
ントを評価し、シリンダ軸線を計算するように回転スイ
ープする間に発生されるピークピクセルデータを評価
し、シリンダの度の第2の独立した測定を行うように、
数値曲線のはめ込みないし適合(fit)を実行する。
性質上、直線状または回転運動である、上記のようなス
イープを使用する他に、照明光の輻輳の度合を変えるこ
とも可能であるので、以下、照明ビームの球面の輻輳の
度合を変えるのに実行されるスイープをその運動が直線
状であるか否かに拘わらず、以下、「球面スイープ」な
る用語を使用し、非ゼロシリンダ成分ないし要素(no
n−zero cylinder componen
t)の軸線を変えるスイープを意味するのに、以下、
「シリンダスイープ」なる用語を使用する。
【0021】図2は、対物レンズオプトメータ10の電
気ブロック図である。パワー入出力回路64と、主制御
回路66とはデータバス68によって接続されている。
全体が破線で示されている光学的ヘッドアセンブリ70
は、接続されている一対の整合カメラ74および76か
らのビデオ情報を処理するための整合/ビデオ制御回路
72を含む。これら整合カメラ74および76は本願出
願人が特許権者となっている米国特許第4,881,807号が
教示するように、測定装置と眼とを整合させるために一
対の整合照明光源78および80と協働する。光学的ヘ
ッドアセンブリ70は更に光源16と、検出器(アレ
イ)54と、目標(ターゲット)照明光源22とを更に
含む。これらはすべて整合/ビデオ制御回路72に接続
されている。入出力回路64からライン84に沿って整
合/ビデオ制御回路72に電力が供給されるが、整合/
ビデオ制御回路72と主制御回路66との間の制御およ
び測定データの転送はライン86に沿って行われる。光
学的ヘッドアセンブリ70は、負のシリンダ可変モータ
58a、正のシリンダ可変モータ58bおよび球面成分
可変モータ60のみならず、円柱レンズの対28a、2
8bおよび46aおよび46bのうちの1つに対する基
準を設定するためのシリンダ成分リミットスイッチ88
およびキャリア62の直線状の移動を制限するための球
面成分シリンダリミットスイッチ90も含む。負のシリ
ンダ成分(要素)可変モータ58a、正のシリンダ成分
(要素)可変モータ58b、球面成分(要素)モータ6
0、シリンダ成分リミットスイッチ88および球面成分
リミットスイッチ90の各々は、モータ制御回路92に
接続されている。ステップモータ58a、58bおよび
60を駆動するための合成された直交正弦波を発生し、
各モータの精密なステップ位置をそれぞれトラッキング
するために、モータ制御回路92の一部として3つの電
界プログラマブルゲートアレイ(FPGA)94、96
および98が設けられている。図2から判るように、X
軸線モータ100と、Y軸線モータ102と、Z軸線モ
ータ104も、テスト軸線Aと眼2とを整合させるよ
う、Xリミットスイッチ106、Yリミットスイッチ1
08およびZリミットスイッチ110によって決まる範
囲内で、モータ制御回路92によって駆動される。
【0022】本発明による測定データの抽出と処理と
は、主制御回路66内の中央処理ユニット(CPU)1
18の制御により、A/Dコンバータ112、FPGA
114、デジタル信号プロセッサ(DSP)116およ
びプログラマブルメモリ(EPROM)117(ME
M)によって実行される。FPGA114はA/Dコン
バータ112からのデジタル化されたピクセル信号を受
信し、シリアルに受信された各ピクセル信号の振幅と、
そのスキャンの間に先に保持されていたピークピクセル
振幅とを比較し、比較が認める場合に、新しいピークピ
クセル振幅を登録し、これによりリアルタイムで検出器
アレイ54をスキャンするごとに、ピークピクセル信号
を抽出する。各スキャンの間の、この結果生じるピーク
ピクセル振幅は、単一のデータポイントを生じるよう、
対応するオプトメータの位置と整合(一部)するように
保持される。オプトメータの各スイープの間で複数のデ
ータポイントが抽出され、DSP116はプログラマブ
ルメモリ117に記憶されたルーチンに従って、抽出さ
れたデータポイントの誘導関数へのシンプレックス曲線
はめ込みないし適合(fit)を実行する。後に説明す
るように、球面オプトメータスイープからのデータの曲
線へのはめ込みにより、球面およびシリンダの度を計算
することが可能となり、オプトメータのシリンダスイー
プからのデータの曲線へのはめ込みにより、シリンダ軸
線の計算だけでなく、シリンダの度の第2の独立した決
定が可能となる。
【0023】図2の回路図には、オプトメータ10をオ
ペレータが制御するためのキーパッド入力装置120、
ディスプレイデバイス122、例えばオペレータに向く
ように配置された一体型液晶ディスプレイおよび測定結
果のハードコピー出力を発生するためのプリンタ124
も略図で示されている。次にオプトメータ10の作動お
よびその屈折特性の計算について説明する。テスト軸線
Aが眼2に整合するようにいったん位置すると、整合シ
ステムにより自動的に、またはオペレータによってマニ
ュアルで、オプトメータの測定サイクルが開始される。
オプトメータの測定サイクルの間、下記のような所定の
作動シーケンスでモータ58a、58bおよび60が駆
動され、球面およびシリンダの度、およびシリンダ軸線
の計算が可能となる。
【0024】オプトメータの測定サイクルの最初の部分
は、高速の球面スイープである。この球面スイープで
は、負の円柱レンズ28aと正の円柱レンズ28bとが
全体でゼロのシリンダに対して互いにキャンセルし合う
ようにセットされ、球面成分可変モータ60が所定の比
較的広い範囲、例えば−10〜+10ジオプターまでの
範囲にわたる一連の等間隔の直線状位置を通過するよう
に、可動キャリア62を駆動する。検出器アレイ54は
固定されたフレームレート、例えば50Hzでスキャン
され、A/Dコンバータ112により0〜255の範囲
のデジタル化された値に変換されるピークピクセル振幅
がFPGA114によって抽出される。このピークピク
セル情報は対応するオプトメータの球面位置情報と共
に、非同期的にDSP116へ与えられ、本明細書で説
明する多次元数値曲線はめ込み(numerical
curve fit)に従って処理される。好ましい高
速測定サイクルでは、球面成分可変モータ60はステッ
プごとに0.0635ジオプターの均等値だけ移動す
る。高速スイープでは、球面成分可変モータ60はスキ
ャンごとに約12回のステップで移動し、範囲に沿った
約0.76ジオプターごとに1つのデータポイントが発
生されるよう、各検出器のスキャンの終了時にモータ中
断信号が送られる。
【0025】オプトメータの球面スイープ中は、レトロ
反射ビームによって照明される検出器54上の面積(エ
リア)は、網膜6に対する異なる位置で、変化する輻輳
光が眼によって合焦される際に変化する。直感的にはレ
トロ反射ビームによって照明される検出器65上の面積
が不良な合焦状態により大きくなるにつれて、検出器に
より受信される光の総エネルギーは多数のピクセルの間
に広がって分布するので、ピクセルのピーク振幅は低下
する。これと逆に、合焦状態が良好になることにより、
検出器54上の照明面積がより狭くなるにつれ、検出器
が受信する総光エネルギー量はより少数のピクセルに制
限されるので、ピクセルのピーク振幅は増大する。特定
のオプトメータ位置におけるピクセルのピーク振幅は、
検出器54上の総照明面積の逆数に比例するので、次の
式により球面オプトメータ位置(z)の関数としてのピ
クセルのピーク振幅を極めて良好な近似式に表現でき
る。
【0026】
【数1】
【0027】ここで、PPは0〜255の範囲のデジタ
ル化されたピクセルのピーク振幅であり、zはジオプタ
ーで示したオプトメータの位置であり、f1はジオプタ
ーで示した第1の非点焦点の位置であり、f2はジオプ
ターで示した第2の非点焦点の位置であり、Mは任意の
スキャンの間、振幅スケーリングファクタがとる定数で
あり、Aは1未満の無次元の有効光源サイズパラメータ
であり、Oは任意のスキャンの間に系(システム)オフ
セット値がとる比較的小さい定数である。上記の式にお
いて、f1およびf2は球面およびシリンダ(要素)の屈
折誤差の大きさを示す。より詳細には、「正のシリンダ
要素可変モード」(シリンダモード)では、眼はf1
オプターの球面の度を有し、(f2−f1)ジオプターの
シリンダの度を有し、「負のシリンダ要素可変モード」
では、f2ジオプターの球面の度を有し、(f1−f2
ジオプターのシリンダの度を有すると称すことができ
る。オフセットOに対する初期値は0とすることができ
る。より高い振幅データポイントをクラスター化し、M
およびAについて解くことにより、f1およびf2に対し
大まかな値を割り当てることにより、MおよびAに対す
るスタート値を決定できる。次の説明から理解できるよ
うに、上記関数の結果、f1およびf2において一対の極
(ピーク)が生じる。
【0028】焦点f1およびf2に対する値に達するよ
う、プログラマブルメモリ117内に記憶されたシンプ
レックス数値曲線はめ込みソフトウェアルーチンを使っ
てDSP116により、上記誘導関数にピクセルのピー
ク信号データポイントをはめ込む。好ましい曲線はめ込
みアルゴリズムとしては、J.A.ネルダー(Nelde
r)およびR.ミード(Mead)両氏により、「コン
ピュータジャーナル」第7巻、308〜313ページ
(1965年)で発表されたダウンヒルシンプレックス
法が挙げられる。このアルゴリズムおよびC言語による
ソフトウェアコードの例の説明はC言語による数値レシ
ピ:科学的計算の技術(NumericalRecip
es in C:The Art of Scient
ificComputing)、第2版、1992年著
作権、ケンブリッジ大学出版、408〜412ページに
記載されている。
【0029】このような初期の高速球面スイープの結果
として、焦点f1およびf2の値を探すことにより、球面
およびシリンダの度の粗い値を決定する。次に、これら
球面およびシリンダの度の粗い値を使って、例えば最初
の焦点f1からの−3ジオプターでスタートし、第2焦
点f2から+3ジオプターだけ移動することにより、関
心のある当該領域内の、より狭い範囲を選択する。オプ
トメータの測定サイクルの第2部分において、狭い範囲
にわたって低速でより細かく球面スイープするために、
キャリア62を駆動するに球面成分可変モータ60に命
令する。好ましい実施例のこの低速スイープでは、球面
成分可変モータ60は1回のスキャンにつき約3ステッ
プだけ移動し、当該範囲に沿って約0.19ジオプター
ごとに1つのデーアポイントが発生されるよう、各検出
器の終了時にモータ中断信号が送られる。細かいスイー
プからのピクセルピークデータポイントには初期の高速
スイープに関してこれまで述べたのと同じシンプレック
ス曲線はめ込み法を施し、眼の屈折光学系の球面および
シリンダの度を最終決定する。
【0030】高速および低速球面スイープが一旦実行さ
れると、球面オプトメータ位置は焦点f1とf2との間の
中間の眼の球面等価的位置に調節され、負の円柱レンズ
28aと正の円柱レンズ28bとの間での相対的回転に
より、照明光、例えばシリンダの2つのジオプターに非
ゼロシリンダ成分(要素)を導入する。オプトメータの
測定サイクルの第3部分は非ゼロシリンダ成分(要素)
の有効角度を0度から180度に変えるよう、照明光軸
40を中心として円柱レンズ28aと28bの対をシリ
ンダスイープすることである。現在のところ好ましい測
定サイクルでは、シリンダ成分可変モータ58a、58
bは円柱レンズ28a、28bだけでなく、対応する円
柱レンズ46a、46bも、0.76度に等しい離散的
ステップで回転する。直感的には、測定装置のシリンダ
の回転角の回転角方向の配置は眼のシリンダ軸線と同じ
回転角方向の配置に接近するにつれ、レトロ反射された
ビームによって照明される検出器54上の面積は合焦が
改善されることにより、より小さくなる。この結果、検
出器によって受信される総光エネルギーはより少ない数
のピクセルだけに限定されるので、ピクセルのピーク振
幅は最大値に接近する。オプトメータのシリンダの成分
の特定の角度におけるピクセルのピーク振幅は、検出器
54上の証明される総面積の逆数に比例するので、オプ
トメータのシリンダの角度(Θ)の関数としてのピクセ
ルのピーク振幅は、次の式により極めて良好に近似的に
示される。
【0031】
【数2】
【0032】ここで、PPは0〜255の範囲のデジタ
ル化されたピクセルピーク振幅であり、Θはオプトメー
タのシリンダの角度であり、Tは眼のシリンダの角度で
あり、CRは眼のシリンダの度/測定器のシリンダの度
で定義される「シリンダ比」であり、Mは任意のスケー
リング定数である。シリンダのスイープにおいて、シリ
ンダ成分可変モータ58a、58bは、1回回転角の範
囲をほぼ5度回転するごとに1つのデータポイントが発
生されるよう、1回の検出器にスキャンにつき、約7ス
テップだけ移動する。
【0033】球面スイープと同じように、眼のシリンダ
軸線Tだけでなく、シリンダ比CRに対する値に達する
よう、プログラマブルメモリ117に記憶された同様な
シンプレックス数値曲線はめ込みソフトウェアルーチン
を使ってDSP116により誘導された回転角方向の強
度関数(angular intensity fun
ction)に、シリンダスイープからのピクセルのピ
ーク信号データがはめ込まれる。シリンダ比CRの分母
は非ゼロ測定値の円筒成分に対応する既知の値であるの
で、読者は多次元曲線のはめ込みによるシリンダ比CR
の決定により、シリンダスイープおよびこれに関連する
データ曲線のはめ込みによって、この特性の計算と独立
して、眼のシリンダの度の大きさを別個に計算すること
が可能となることが理解できよう。
【0034】次に、報告手段、例えばディスプレイ装置
122およびプリンタ124により、眼の特性として、
または眼に対する矯正レンズの処方の度として、これら
球面およびシリンダの度、およびシリンダ軸線を報告す
る。
【0035】図3〜5に示されたグラフとして、これら
測定および曲線のはめ込みの結果例が示されている。図
3は、正視眼、すなわち正常なシリンダの度を有しない
眼を測定する球面スイープに対するオプトメータの位置
の関数としてのピクセルのピーク信号のプロット図であ
る。曲線はめ込みルーチンによって発生された、その結
果生じる曲線も示されている。眼は実質的に乱視がない
ので、単一焦点に対応する曲線内の1つの極(ピーク)
が容易に認められる。換言すれば、焦点f1とf2の双方
はほぼ同じ位置にある。+3ジオプターの球面の度にわ
たって極(ピーク)が生じている。図4のプロットは乱
視を有する眼を測定した結果得られたものである。理解
できるように、データポイントをはめ込んだ曲線は焦点
1およびf2に対応する一対の分離した極(ピーク)を
含む。測定された眼は正のシリンダ成分可変モードで
は、−2.134ジオプターの球面の度および+2.82
2ジオプターのシリンダの度を有する。最後に、図5
は、乱視の眼を円筒面(シリンダ)スイープした間にプ
ロットされたデータポイントおよびその結果はめ込まれ
た曲線を示す。この分析は、シリンダ軸線が約72度に
あることを示す。
【0036】
【発明の効果】本発明は、従来の技術で可能であったよ
りも、より短い時間で、より正確な測定値を発生するよ
う、1回の球面またはシリンダスイープで収集される多
数のデータポイントを利用するものである。データを決
定する包括的な形態の関数的関係は既知であるので、元
のデータポイントの間隔よりもより高い精度で、焦点お
よびシリンダ軸線の位置を測定できる。更に、本発明の
曲線はめ込み方法は、任意の系のオフセットおよびスケ
ーリングファクタを自動的に決定し、これを補償する。
眼から反射されたラジオメトリック情報の決定は、焦点
近くでは本来的に不安定である。その理由は、網膜から
の散乱反射の面積は極めて狭く、局所的な網膜の形態に
極めて影響されやすいからであり、この曲線はめ込みル
ーチンは一般的ないし包括的なデータ関係の知識に基づ
きこの効果を最適の仕方で平均化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施例に従って形成された対
物レンズオプトメータの光学略図である。
【図2】図1に示された対物レンズオプトメータの電子
ブロック図である。
【図3】正常視眼に対する測定データの球面スイープ曲
線のはめ込み(fit)を示すグラフである。
【図4】乱視の眼に対する測定データの球面スイープ曲
線のはめ込みを示すグラフである。
【図5】乱視の眼に対する測定データのシリンダスイー
プ曲線のはめ込みを示すグラフである。
【符号の説明】
2 眼 3 角膜 4 レンズ体 5 ガラス体 6 網膜 10 オプトメータ 12 照明光学系 14 検出光学系 16 光源 18 ビームスプリッタ 20 オプトメータレンズ 22 目標(ターゲット)照明光源 26 非球面レンズ 28a、28b 円柱レンズ 30 アパーチャー 32 反射ミラー 34、36 ビームスプリッタ 38 リレーレンズ 40 照明光路 58a 負のシリンダ成分(要素)可変モータ(シリン
ダモータ) 58b 正のシリンダ成分(要素)可変モータ(シリン
ダモータ) 60 球面成分可変モータ 70 光学的ヘッドアセンブリ 78、80 整合照明光源 88 シリンダリミットスイッチ 90 球面成分リミットスイッチ 94、96、98 プログラマブルゲートアレイ(F
PGA) 100 X軸線モータ 102 Y軸線モータ 104 Z軸線モータ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−255674(JP,A) 特開 平7−280703(JP,A) 特開 平7−39517(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 3/10 - 3/107

Claims (27)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屈折光学系の屈折特性を測定するための
    ステムであって、 A)光源からの光線により前記屈折光学系を照明し、前
    記屈折光学系の像平面における光の強度分布を変えるよ
    う、ある範囲にわたって前記光線の輻輳を徐々に変える
    手段と、 B)前記像平面における光の、前記変化する強度分布を
    示す信号情報を発生するよう、前記屈折光学系によって
    形成される前記光源の像を検出する手段と、 C)複数のデータポイントを提供するよう、前記光線の
    輻輳の変化する度合いに対応する、検出された強度信号
    情報を抽出する手段と、 D)誘導関数に前記複数のデータポイントをはめ込むこ
    とにより、前記屈折光学系の前記屈折特性を評価する
    と、 E)前記屈折特性をレポートする手段とを備えた、 屈折特性の測定システム
  2. 【請求項2】感光性ピクセルのアレイを有する二次元の
    面状検出器によって前記光源の前記像を検出し、前記強
    度信号情報が輻輳の各対応する度合いに対して抽出され
    たピクセルピーク信号を含む、請求項1記載の、屈折特
    の測定システム
  3. 【請求項3】前記工程(B)が前記光源のレトロ反射さ
    れた像を検出することを含む、請求項1記載の、屈折特
    性の測定システム
  4. 【請求項4】前記屈折光学系が人の眼の屈折光学系であ
    り、前記像平面が前記眼の網膜によって規定されてい
    る、請求項3記載の、屈折特性の測定システム
  5. 【請求項5】感光性ピクセルのアレイを有する二次元の
    面状検出器によって前記光源の前記像を検出し、前記強
    度信号情報が輻輳の各対応する度合いに対して抽出され
    たピクセルピーク信号を含む、請求項4記載の、屈折特
    の測定システム
  6. 【請求項6】前記屈折光学系の球面の度およびシリンダ
    の度を測定する、請求項1記載の、屈折特性の測定シス
    テム
  7. 【請求項7】屈折光学系の屈折特性を測定するための
    ステムであって、 A)光源からの、非ゼロシリンダ成分を有する光線によ
    り、前記屈折光学系を照明する手段と、 B)前記屈折光学系の像平面における光の強度分布を変
    えるよう、ある範囲にわたって前記シリンダ成分の回転
    角方向の配置を徐々に変える手段と、 C)前記像平面における光の、前記変化する強度分布を
    示す信号情報を発生するよう、前記屈折光学系によって
    形成される前記光源の像を検出する手段と、 D)複数のデータポイントを発生するよう、前記シリン
    ダ成分の、変化する配向角度に対応する、検出された強
    度信号情報を抽出する手段と、 E)誘導関数に前記複数のデータポイントをはめ込むこ
    とにより、前記屈折光学系の前記屈折特性を評価する
    と、 F)前記屈折特性をレポートする手段とを備えた、 屈折特性の測定システム
  8. 【請求項8】感光性ピクセルのアレイを有する二次元の
    面状検出器によって前記光源の前記像を検出し、前記強
    度信号情報が前記シリンダ成分の各対応する配向角度に
    対して抽出されたピクセルピーク信号を含む、請求項7
    記載の、屈折特性の測定システム
  9. 【請求項9】前記工程(C)が前記光源のレトロ反射さ
    れた像を検出することを含む、請求項7記載の、屈折特
    の測定システム
  10. 【請求項10】前記屈折光学系が人の眼の屈折光学系で
    あり、前記像平面が前記眼の網膜によって規定されてい
    る、請求項9記載の、屈折特性の測定システム
  11. 【請求項11】感光性ピクセルのアレイを有する二次元
    の面状検出器によって前記光源の前記像を検出し、前記
    強度信号情報が前記シリンダ成分の各対応する配向角度
    に対して抽出されたピクセルピーク信号を含む、請求項
    10記載の、屈折特性の測定システム
  12. 【請求項12】前記屈折光学系のシリンダの度およびシ
    リンダ軸線を測定する、請求項7記載の、屈折特性の測
    定システム
  13. 【請求項13】光源と、 受信した光の強度を示す信号を発生するための感光性検
    出器と、 前記光源から前記屈折光学系を光線を送るよう、前記光
    源から前記屈折光学系まで設けられた照明光路と、 前記屈折光学系から前記検出器へ光線を送るよう、前記
    屈折光学系から前記検出器まで設けられた検出光路と、 前記屈折光学系に入射する前記光線の輻輳を変えるよ
    う、前記屈折光学系に対する前記光源の光学的位置を変
    える手段と、 複数のデータポイントを発生するよう、前記光源の複数
    の対応する光学的位置の各々に対し、前記検出器によっ
    て発生される前記信号を抽出すると共に、前記複数の
    ータポイントを誘導関数にはめ込み、前記屈折特性を推
    定するための処理手段と、 前記屈折特性をレポートするための手段とを備えた、 屈折光学系の屈折特性を測定するための装置。
  14. 【請求項14】前記検出器が感光性ピクセルのアレイを
    有する二次元の面状検出器であり、前記処理手段が前記
    光源の対応する各光学的位置に対するピクセルピーク信
    号を抽出するためのピーク検出手段を含む、請求項13
    記載の、屈折特性を測定するための装置。
  15. 【請求項15】前記光源の光学的位置を変えるための前
    記手段が、前記光源を離散的ステップで移動するよう、
    前記光源に駆動自在に接続されたステップモータを含
    む、請求項13記載の、屈折特性を測定するための装
    置。
  16. 【請求項16】前記屈折光学系からレトロ反射された光
    が前記検出光路に導かれる、請求項13記載の、屈折特
    性を測定するための装置。
  17. 【請求項17】前記屈折光学系が人の眼の屈折光学系で
    あり、前記像平面が前記眼の網膜によって規定されてい
    る、請求項16記載の、屈折特性を測定するための装
    置。
  18. 【請求項18】前記検出器が感光性ピクセルのアレイを
    有する二次元の面状検出器であり、前記処理手段が前記
    光源の対応する各光学的位置に対するピクセルピーク信
    号を抽出するためのピーク検出手段を含む、請求項17
    記載の、屈折特性を測定するための装置。
  19. 【請求項19】前記レポート手段が、前記屈折光学系の
    球面の度およびシリンダの度をレポートする、請求項1
    3記載の、屈折特性を測定するための装置。
  20. 【請求項20】光源と、 受信した光の強度を示す信号を発生するための感光性検
    出器と、 前記光源から前記屈折光学系を光線を送るよう、前記光
    源から前記屈折光学系まで設けられた照明光路と、 前記屈折光学系から前記検出器へ光線を送るよう、前記
    屈折光学系から前記検出器まで設けられた検出光路と、 前記屈折光学系に入射する前記光線に、非ゼロシリンダ
    成分を導入するための手段と、 前記屈折光学系の像平面における光の強度分布を変える
    よう、ある範囲にわたって前記シリンダ成分の回転角方
    向の配向を変えるための手段と、 複数のデータポイントを発生するよう、前記シリンダ成
    分の複数の対応する回転角方向の配向に対し、前記検出
    器によって発生される前記信号を抽出すると共に、前記
    複数のデータポイントを誘導関数にはめ込み、前記屈折
    特性を推定するための処理手段と、 前記屈折特性をレポートするための手段とを備えた、 屈折光学系の屈折特性を測定するための装置。
  21. 【請求項21】前記検出器が感光性ピクセルのアレイを
    有する二次元の面状検出器であり、前記処理手段が前記
    シリンダ成分の対応する各回転角方向の配向に対するピ
    クセルピーク信号を抽出するためのピーク検出手段を含
    む、請求項20記載の、屈折特性を測定するための装
    置。
  22. 【請求項22】シリンダ成分を導入するための前記手段
    が、前記照明光路上に設けられた一対の対向する円柱レ
    ンズを含む、請求項20記載の、屈折特性を測定するた
    めの装置。
  23. 【請求項23】前記シリンダ成分の回転角方向の配向を
    変えるための前記手段が、前記照明光路を中心として離
    散的回転角方向のステップで前記円柱レンズを回転する
    よう、円柱レンズの前記対の各々に1つずつ接続された
    一対のステップモータを含む、請求項22記載の、屈折
    特性を測定するための装置。
  24. 【請求項24】前記屈折光学系からレトロ反射された光
    が前記検出光路に導かれる、請求項20記載の、屈折特
    性を測定するための装置。
  25. 【請求項25】前記屈折光学系が人の眼の屈折光学系で
    あり、前記像平面が前記眼の網膜によって構成されてい
    る、請求項24記載の、屈折特性を測定するための装
    置。
  26. 【請求項26】前記検出器が感光性ピクセルのアレイを
    有する二次元の面状検出器であり、前記処理手段が前記
    シリンダ成分の対応する各回転角方向の配向に対するピ
    クセルピーク信号を抽出するためのピーク検出手段を含
    む、請求項25記載の、屈折特性を測定するための装
    置。
  27. 【請求項27】前記レポート手段が、前記屈折光学系の
    シリンダの度およびシリンダ軸線をレポートする、請求
    項20記載の、屈折特性を測定するための装置。
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