JP3270008B2 - 形状情報符号化・復号装置 - Google Patents

形状情報符号化・復号装置

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JP3270008B2 JP18062798A JP18062798A JP3270008B2 JP 3270008 B2 JP3270008 B2 JP 3270008B2 JP 18062798 A JP18062798 A JP 18062798A JP 18062798 A JP18062798 A JP 18062798A JP 3270008 B2 JP3270008 B2 JP 3270008B2
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  • Image Processing (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静止画像あるいは
動画像の符号化・復号化装置に用いられる形状情報符号
化の高能率化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来このような分野の技術として例え
ば、下記の文献に記載されるものがあった。特許公報第
2610169号:縮小画像の符号化方法。
【0003】前記文献には、2値画像の符号化方法が記
載されており、形状情報を2値画像として扱うことによ
り段階的に解像度の高い形状情報を符号化することが出
来る。
【0004】以下、図を用いて従来手法の説明を行う。
図7は従来手法における縮小画像(低解像度画像)の生
成手法を説明する図である。画像0は画像1の解像度を
1/2に縮小した縮小画像であり、画像1上の画素a,b,
c,dは縮小画像0上では画素Aの位置に対応している。縮
小画像を作成する際には、対応する4画素の多数決およ
び該4画素に隣接する画素との関係から、縮小画像の画
素値を決定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の形
状情報符号化方法を形状情報を利用したウェーブレット
変換符号化などの階層的に符号化を行う手法に用いるに
は、次のような課題があった。ウェーブレット変換など
では、サブサンプリングにより画素を間引いて低解像度
の画像情報を作成するが、従来手法では多数決により縮
小処理を行い形状情報を作成するため、画像情報と形状
情報の不一致が生じる。この不一致により、形状外の画
素に対してウェーブレット変換したり、形状内の画素が
変換されずに欠落したりするなど、符号化画像の画質に
劣化が生じる原因となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の形状情報符号化
装置は、入力される形状(シェープ)情報に対して水平
(または垂直)方向のサブサンプリングを行う第1シェ
ープ変換手段と、第1シェープ変換手段によって変換さ
れた形状情報に対して垂直(または水平)方向のサブサ
ンプリングを行う第2シェープ変換手段と、第2シェー
プ変換手段によって変換された形状情報を格納する符号
化メモリと、符号化メモリから符号化対象画素に対する
参照画素を抽出する符号化参照画素決定手段と、参照画
素決定手段によって抽出された参照画素の状態に応じて
符号化対象画素の符号化を行う対象画素符号化手段とを
n+1(n:1以上の整数)段備える形状情報符号化装
置である。そして、第n+1段に入力される形状情報
は、 第n段の前記第1シェープ変換手段および前記第
2シェープ変換手段によってそれぞれ解像度を1/2に
された4種類の形状情報の内のいずれか1つの形状情報
である。また本発明の形状情報復号化装置は、入力され
る符号化情報に対して参照画素の状態に応じて対象画素
の復号を行う対象画素復号手段と、対象画素復号手段に
よって復号された形状情報を格納する復号メモリと、こ
の復号メモリから復号対象画素に対する参照画素を抽出
して対象画素復号手段に出力する復号参照画素決定手段
と、復号メモリから出力された形状情報を垂直(または
水平)方向に逆サブサンプリングして統合する第1シェ
ープ逆変換手段と、第1シェープ逆変換手段によって統
合された形状情報を水平(または垂直)方向に逆サブサ
ンプリングして統合する第2シェープ逆変換手段とをn
+1(n:1以上の整数)段備える形状情報符号化装置
である。そして、第n+1段に入力される形状情報は、
第n段の前記第1シェープ逆変換手段および前記第2シ
ェープ逆変換手段によってそれぞれ解像度を2倍にされ
た形状情報である。さらに、本発明の形状情報符号化装
置ないし形状情報復号化装置は、対象画素についての参
照画素位置情報、および参照画素変換情報を保持する参
照画素位置情報保持手段と、入力された画像の形状情報
と参照画素位置情報とから、参照画素位置の画素値を識
別して参照画素識別情報を出力する参照画素情報生成手
段と、参照画素識別情報を、参照画素変換情報に規定さ
れる変換則に従って変換し、参照画素情報として出力す
る参照画素情報変換手段と、を備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】《具体例1》 <構成>以下、本発明による具体例1の形状情報符号化
装置を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に
よる具体例1の形状情報符号化装置の構成図である。本
発明の第1の具体例の形状情報符号化は、シェープ変換
手段とメモリと参照画素決定手段と対象画素符号化手段
とから構成されている。図1の符号化装置は3段で構成
されているが、各段の構成は同様であるため、高解像度
の形状情報を出力する第1段の構成を中心に説明する。
第2段は第1段と比較して低解像度であるため、出力され
る形状情報は中解像度であると定義する。第3段は第2
段と比較して低解像度であるため、出力される形状情報
は低解像度であると定義する。
【0008】図1において、入力される形状情報s10が水
平方向のシェープ変換手段11に接続され、シェープ変換
手段11のシェープ情報の出力s11-1及びs11-2がそれぞれ
垂直方向の第1のシェープ変換手段12-1および第2のシ
ェープ変換手段12-2に接続され、第1のシェープ変換手
段12-1の出力s12-1及びs12-2がそれぞれ第1のメモリ13
-1及び第2のメモリ13-2に接続され、第2のシェープ変
換手段12-2の出力s12-3及びs12-4がそれぞれ第3のメモ
リ13-3及び第4のメモリ13-4に接続され、第1のメモリ
13-1から第4のメモリ13-4の出力s13-1、s13-2、s13-
3、s13-4が参照画素決定手段14に接続され、参照画素決
定手段14の出力s14が対象画素符号化手段15に接続され
ている。また、第2のメモリ13-2から第4のメモリ13-4の
出力s13-2からs13-4が対象画素符号化手段15に接続さ
れ、第1のメモリ13-1の出力s13-1は後段の水平方向のシ
ェープ変換手段21に接続されている。以降、第2段、第3
段は同様の構成をとり最低解像度の段(図1では第3段)
の第1のメモリ33-1の出力s33-1が対象画素符号化手段15
に接続されている。そして、対象画素符号化手段15の出
力s15が外部端子に接続されている。
【0009】<動作>形状情報s10が入力されると、シ
ェープ変換手段11では水平方向のサブサンプリングを行
い、絶対位置が偶数である形状情報s11-1と、絶対位置
が奇数である形状情報s11-2を出力する。シェープ変換
手段12-1及び12-2では入力形状情報s11-1およびs11-2に
対して垂直方向のサブサンプリングを行い、それぞれ絶
対位置が偶数である形状情報s12-1およびs12-3、絶対位
置が奇数である形状情報s12-2およびs12-4を出力する。
出力された形状情報s12-1からs12-4はそれぞれメモリ13
-1から13-4に格納され、符号化時に参照画素の形状情報
として呼び出される。メモリ13-2から13-4は対象画素
の形状情報としても呼び出される。また、第1のメモリ1
3-1に格納された形状情報s13-1を第2段のシェープ変換
手段21の入力として、以下第1段と同様の動作をする。
そして、最低解像度の段(図1では第3段)の第1のメモ
リ33-1に格納された形状情報s33-1は対象画素符号化手
段への入力となる。
【0010】図3は前高解像度の形状情報に対してシェ
ープ変換を施し、各メモリへ格納する動作を示したもの
である。前高解像度の隣接する4つの画素●▲■◆が、
水平方向および垂直方向にサブサンプリングされて、そ
れぞれ第1のメモリから第4のメモリの対応する位置に格
納されている。
【0011】対象画素符号化手段15ではメモリ(13-2〜
13-4、23-2〜23-4、33-1〜33-4)に格納された形状情報
(s13-2〜s13-4、s23-2〜s23-4、s33-1〜s33-4)を参照
画素決定手段14,24,34から出力される参照画素情報s14,
s24,s34を用いて符号化を行う。すでに符号化の終了し
た画素中、符号化対象画素とできるだけ相関の高いと思
われる画素をあらかじめ参照画素として選択すれば、よ
り高い圧縮性能を実現することができる。以下、低解像
度の形状情報s33-1からs33-2,s33-3,s33-4、中解像度の
形状情報s23-2,s23-3,s23-4、高解像度の形状情報s13-
2,s133,s13-4の順に符号化を行う場合を例として説明す
る。
【0012】s33-1中の対象画素を順次走査で符号化す
る際は、第1のメモリ33-1に格納された形状情報に対し
て図4(a)に示すような対象画素●の周辺の位置に参照
画素〜を設定する。通常、対象画素の周辺画素は相
関が高いとされ、周辺でありかつ符号化の終了した画素
は〜となるからである。また、s33-2中の対象画素
を符号化する際は、第2のメモリ33-2だけでなく第1の
メモリ33-1に対しても参照画素を設定し、図4(b)に示
すような位置に参照画素を設定する。第1のメモリの参
照画素およびと第2のメモリの対象画素●は、高解
像度では●のように上下に連続する3画素である。
形状情報では比較的同じ値が連続して分布するため、対
象画素の上下の画素を参照することは符号化効率を高め
るのに有効である。水平方向では、右隣の画素は符号化
が終了していないため右斜め上および右斜め下の画素を
参照させている。同様にs33-3およびs33-4中の対象画素
を符号化する際にも、図4 (c)および図4(d)に示すよ
うに既に符号化の終了したメモリに対して参照画素を設
定する。また、形状情報を符号化する際には、より低解
像度のメモリに対しても参照画素を設定することができ
る。低解像度の第1から第4のメモリ33-1から33-4の画素
は、中解像度の第1のメモリ23-1の出力に対してシェー
プ変換手段によりサブサンプリングした画素であるた
め、中解像度の第1のメモリ23-1に参照画素を設定して
も同等の効果が得られる。したがって、s23-2中の対象
画素を符号化する際には、s33-2と同様に図4(b)に示す
ような位置に参照画素を設定する。同様に、s23-3およ
びs23-4に対してもそれぞれ図4(c)および図4(d)に示
すような位置に参照画素を設定する。
【0013】また、図5のように第1のメモリと符号化
対象のメモリに対してのみ参照画素を設定すると、同一
解像度内の第2から第4のメモリ同士での参照依存関係
がなくなるため、第2から第4のメモリの符号化順序を
柔軟に設定することが可能となる。これにより、画像中
の任意の部分から符号化することが可能になり、多様な
用途に適応させることができる。
【0014】さらに後段の高解像度の符号化についても
同様である。そして、参照画素情報により符号化状態を
決定し、算術符号化などのエントロピー符号化を行い符
号化情報s15を出力する。
【0015】<効果>以上説明したように本発明の具体
例1によれば、形状情報に対して多段接続されたシェー
プ変換手段により低解像度の形状情報を階層的に作成し
符号化することによって、初期の少ない情報量だけでも
概略が判別可能となる階層的な符号化が可能となる。ま
た、シェープ変換手段を一般的なサブサンプリング手法
を用いて実現することにより、ウェーブレット変換など
の階層的に符号化を行う手法を用いた場合に、画像情報
と形状情報とが一致する符号化を行うことができる。ま
た、符号化の際にすでに符号化の終了した形状情報に対
して符号化対象画素とできるだけ相関が高いと思われる
画素を参照画素として設定することにより、圧縮効率の
良い形状情報符号化装置を提供することができる。この
ため、画質に優れかつ圧縮効率の良い符号化を行うこと
ができるという効果を奏する。
【0016】さらに、ウェーブレット変換などの階層的
な符号化を行う符号化装置と構成を共有化することが可
能となるため、装置の小型化を図ることが可能となる。
【0017】《具体例2》 <構成>以下、本発明による具体例2の形状情報符号化
装置を図面を参照して詳細に説明する。図2は本発明に
よる具体例2の形状情報符号化装置の構成図である。本
発明の第2の具体例の形状情報符号化は、シェープ変換
手段とメモリと参照画素決定手段と対象画素符号化手段
とから構成されている。図2の符号化装置は3段で構成
されているが、各段の構成は同様であるため、高解像度
の第1段の構成を中心に説明する。図2において、入力
される形状情報s40が水平方向のシェープ変換手段41に
接続され、シェープ変換手段41のシェープ情報の出力s4
1-1及びs41-2がそれぞれ垂直方向の第1のシェープ変換
手段42-1および第2のシェープ変換手段42-2に接続さ
れ、第1のシェープ変換手段の出力s42-1及びs42-2がそ
れぞれ後段の水平方向のシェープ変換手段51及び第2の
メモリ43-2に接続され、第2のシェープ変換手段の出力
s42-3及びs42-4がそれぞれ第3のメモリ43-3及び第4の
メモリ43-4に接続され、第2から第4のメモリの出力s4
3-2からs43-4が参照画素決定手段44に接続され、参照画
素決定手段44の出力s44が対象画素符号化手段45に接続
されている。また、第2から第4のメモリの出力s43-2か
らs43-4が対象画素符号化手段45に接続されている。以
降、第2、第3段は同様の構成をとるが最低解像度の段
(図2では第3段)では、垂直方向の第1のシェープ変換
手段の出力s62-1は第1のメモリ63-1に接続され、第1
のメモリ63-1の出力s63-1が参照画素決定手段64および
対象画素符号化手段45に接続されている。
【0018】<動作>シェープ変換手段については具体
例1の形状符号化装置と同じであるため説明を省略す
る。具体例1との構成上の相違点は、多段接続の次段の
入力となる形状情報が格納される第1のメモリの有無で
ある。具体例2では垂直方向のシェープ変換手段42-1の
出力s42-1がメモリを介さず直接次段の水平方向のシェ
ープ変換手段51に接続されているため、構成が簡単にな
り、メモリ使用量が削減される。一方、符号化の際の参
照画素は、第1のメモリがないため、さらに低解像度の
メモリを参照することになる。例えば低解像度の形状情
報s63-1からs63-2,s63-3,s63-4、中解像度の形状情報s5
3-2,s53-3,s53-4、高解像度の形状情報s43-2,s43-3,s43
-4の順に符号化を行う場合、低解像度の形状情報s63-1
からs63-4は具体例1と同じである。次の中解像度の形
状情報s53-2を符号化する際には、第1のメモリが存在
しないため、図6のように低解像度の第1のメモリ33-1
から第4のメモリ33-4に対しても参照画素を設定するこ
とにより、図4(b)に示した具体例1と同じ参照画素情
報を得ることができる。このとき、符号化対象画素の絶
対位置が奇数または偶数により、前低解像度における参
照画素位置が異なるため、4つの場合(水平および垂直
方向の位置がそれぞれ奇数または偶数)に分けて参照画
素位置を設定する。s53-3およびs53-4を符号化する際に
もs53-2と同様に場合分けを行い参照画素位置を設定す
ることにより、具体例1と同じ参照画素情報を得ること
ができる。このように、符号化が終了した画素中で、符
号化対象画素とできるだけ相関の高いと思われる画素を
あらかじめ参照画素として設定することにより、より高
い圧縮性能を実現することができる。そして、参照画素
情報により符号化状態を決定し、算術符号化などのエン
トロピー符号化を行い符号化情報s45を出力する。
【0019】<効果>以上説明したように本発明の具体
例2によれば、具体例1と同じ効果を有しながら、参照
画素位置を変更することにより第1のメモリを削減する
ことができるため、装置の小型化が可能になるという効
果を奏する。
【0020】《具体例3》 <構成>以下、本発明による具体例3の形状情報復号装
置を図面を参照して詳細に説明する。図8は本発明によ
る具体例3の形状情報復号装置の構成図である。本発明
の第3の具体例の形状情報復号装置は、シェープ逆変換
手段とメモリと参照画素決定手段と対象画素復号手段と
から構成されている。図8の復号装置は3段で構成され
ているが、各段の構成は同様であるため、高解像度の第
1段の構成を例として説明する。
【0021】図8において、入力される符号化情報s115
が対象画素復号手段115に接続され、対象画素復号手段1
15の出力s116が第2のメモリ113-2から第4のメモリ113-4
に接続され、前低解像度のシェープ逆変換手段121の出
力s117が第1のメモリ113-1に接続され、第1のメモリ11
3-1から第4のメモリ113-4の出力の一方が参照画素決定
手段114に接続され、参照画素決定手段114の出力が対象
画素復号手段115に接続されている。
【0022】また、第1のメモリ113-1および第2のメモ
リ113-2のもう一方の出力s112-1およびs112-2は垂直方
向の第1のシェープ逆変換手段112-1に接続され、第3の
メモリ113-3および第4のメモリ113-4のもう一方の出力
s112-3およびs112-4は垂直方向の第2のシェープ逆変換
手段112-2に接続され、垂直方向の第1のシェープ逆変換
手段112-1の出力s111-1および垂直方向の第2のシェープ
逆変換手段112-2の出力s111-2は水平方向のシェープ逆
変換手段111に出力され、水平方向のシェープ逆変換手
段111の出力s110が外部端子に接続されている。以降の
低解像度の第2、第3段も同様の構成をとり、最低解像度
の段(図8では第3段)の第1のメモリ135-1に対象画素
復号手段115の出力s137が接続されている。
【0023】<動作>図8の復号装置は3段で構成され
ているが、各段の動作は同様であるため、高解像度の第
1段の動作を例として説明する。
【0024】符号化情報s115が入力されると、参照画素
決定手段114,124,134では、すでに復号が終了してメモ
リに格納されている形状情報を用いて参照画素情報s11
4,s124,s134を出力する。対象画素復号手段115では参照
画素決定手段114,124,134から出力される参照画素情報s
114,s124,s134を用いて算術復号などのエントロピー復
号を行い、復号した形状情報s116,s126,s136,s137をメ
モリに格納する。参照画素は本発明の具体例1の符号化
と同じであり、図4に示すような位置に参照画素を設定
する。
【0025】垂直方向の第1のシェープ逆変換手段112-1
では、第1のメモリ113-1に格納された絶対位置が偶数で
ある形状情報s112-1と、第2のメモリ113-2に格納された
絶対位置が奇数である形状情報s112-2を統合した形状情
報s111-1を出力する。同様に垂直方向の第2のシェープ
逆変換手段112-2でも、第3のメモリ113-3に格納された
絶対位置が偶数である形状情報s112-3と、第4のメモリ
113-4に格納された絶対位置が奇数である形状情報s112-
4を統合した形状情報s111-2を出力する。水平方向のシ
ェープ逆変換手段111では、垂直方向の第1のシェープ逆
変換手段112-1から出力された絶対位置が偶数である形
状情報s111-1と垂直方向の第2のシェープ逆変換手段11
2-2から出力された絶対位置が奇数である形状情報s111-
2を統合した形状情報s110を出力する。
【0026】<効果>以上説明したように本発明の具体
例3によれば、本発明の具体例1または具体例2の形状
情報符号化装置で階層的に符号化された形状情報に対し
て、低解像度の形状情報から順次復号することが可能と
なる。また、シェープ逆変換手段を一般的な逆サブサン
プリング手法を用いて実現することにより、構成が簡単
で、形状情報を利用したウェーブレット変換などの階層
的に復号する手法に利用できる形状情報復号装置を提供
することができる。
【0027】《具体例4》 <構成>以下、本発明による具体例4の形状情報復号装
置を図面を参照して詳細に説明する。図9は本発明によ
る具体例4の形状情報復号装置の構成図である。本発明
の第4の具体例の形状情報復号装置は、シェープ逆変換
手段とメモリと参照画素決定手段と対象画素復号手段と
から構成されている。図9の復号装置は3段で構成され
ているが、各段の構成は同様であるため、高解像度の第
1段の構成を中心に説明する。
【0028】図9において、入力される符号化情報s145
が対象画素復号手段145に接続され、対象画素復号手段1
45の出力s146が第2のメモリ143-2から第4のメモリ143-4
に接続され、第2のメモリ143-2から第4のメモリ143-4
の出力の一方が参照画素決定手段144に接続され、参照
画素決定手段144の出力が対象画素復号手段145に接続さ
れている。
【0029】また、中解像度のシェープ逆変換手段151
の出力s142-1および第2のメモリ143-2のもう一方の出力
s142-2は垂直方向の第1のシェープ逆変換手段142-1に接
続され、第3のメモリ143-3および第4のメモリ143-4の
もう一方の出力s142-3およびs142-4は垂直方向の第2の
シェープ逆変換手段142-2に接続され、垂直方向の第1の
シェープ逆変換手段142-1の出力s141-1および垂直方向
の第2のシェープ逆変換手段142-2の出力s141-2は水平方
向のシェープ逆変換手段141に出力され、水平方向のシ
ェープ逆変換手段141の出力s140が外部端子に接続され
ている。以降の低解像度の第2段、第3段も同様の構成を
とり、最低解像度の段(図9では第3段)では、第1のメ
モリ163-1に対象画素復号手段145の出力s167が接続さ
れ、第1のメモリ163-1の一方の出力s163-1が参照画素決
定手段164に接続され、第1のメモリ163-1のもう一方の
出力s162-1が垂直方向の第1のシェープ逆変換手段162-1
に接続されている。
【0030】<動作>具体例3との構成上の相違点は、
多段接続の出力形状情報が格納される次段の第1のメモ
リの有無である。具体例4では水平方向のシェープ逆変
換手段151の出力s142-1がメモリを介さず直接、次高解
像度次段の垂直方向の第1のシェープ逆変換手段142-1に
接続されているため、構成が簡単になり、メモリ使用量
が削減される。
【0031】一方、復号の際の参照画素は、第1のメモ
リがないため、具体例2の形状情報符号化装置と同様
に、さらに低解像度の第1から第4のメモリを参照する
ことになる。よって、図5に示すような位置に参照画素
を設定する。
【0032】シェープ逆変換手段等、その他の動作につ
いては具体例3の形状復号装置と同じであるため説明を
省略する。
【0033】<効果>以上説明したように本発明の具体
例4によれば、具体例3と同じ効果を有しながら、参照
画素位置を変更することにより第1のメモリを削減する
ことができるため、装置の小型化が可能になるという効
果を奏する。
【0034】《具体例5》 <構成>以下、本発明による具体例5の形状情報符号化
装置を図面を参照して詳細に説明する。図10は本発明
による具体例5の形状情報符号化装置の1段の構成図で
ある。本発明の第5の具体例の形状情報符号化装置は、
第1の具体例の形状符号化装置に対して、符号化対象画
素が格納されているメモリ毎に参照画素決定手段および
対象画素符号化手段を個別に備えたことを特徴とし、そ
の他の構成は第1の具体例の形状符号化装置と同じであ
る。ここで符号化対象画素が格納されているメモリとは
第1段の第2から第4のメモリ313-2〜313-4のように形状
情報を対象画素符号化手段へ出力するメモリを指してい
る。
【0035】第2のメモリ313-2の出力s313-2が第2の参
照画素決定手段314-2および第2の対象画素符号化手段31
5-2に接続され、第2の参照画素決定手段314-2の出力s31
4-2の出力が第2の対象画素符号化手段315-2に接続され
ている。第3のメモリ313-3および第4のメモリ313-4につ
いても同様である。また、第1のメモリ313-1の出力s313
-1が第2の参照画素決定手段314-2から第4の参照画素決
定手段314-4および次の低解像度の段の水平方向のシェ
ープ変換手段に接続されている。ただし、低解像度の段
ではさらに低解像度の段の水平方向のシェープ変換手段
が存在しないため、第1の参照画素決定手段および第1の
対象画素符号化手段に接続されている。
【0036】<動作>シェープ変換手段およびメモリへ
の格納については具体例1の形状符号化装置と同じ動作
であるため説明を省略する。
【0037】第2の対象画素符号化手段315-2では第2の
メモリ313-2に格納された形状情報と参照画素決定手段3
14-2から出力される参照画素情報s314-2とを用いて符号
化を行う。参照画素は第1のメモリ313-1および第2のメ
モリ313-2中のすでに符号化の終了した画素から選択す
る。例えば、低解像度の形状情報から順に符号化を行
い、S313-2中の対象画素を符号化する際は、図5(b)に
示すような位置に参照画素を設定する。第3の対象画素
符号化手段315-3および第4の対象画素符号化手段315-4
の動作も同様で、それぞれ図5(c)および図5(d)に示す
ような位置に参照画素を設定する。
【0038】<効果>以上説明したように本発明の具体
例5によれば、具体例1の発明に対して符号化対象画素
が格納されているメモリ毎に参照画素決定手段および対
象画素符号化手段を個別に備えることにより、メモリに
格納されている形状情報を独立に符号化することができ
る。したがって、具体例1の形状符号化装置のように、
同じ解像度内のメモリの符号化順序を規定する必要がな
く、また、同じ解像度内の符号化処理を並列に行うこと
が可能となる形状情報符号化装置を提供することができ
る。よって符号化処理速度を向上させることができると
いう効果を奏する。
【0039】《具体例6》 <構成>以下、本発明による具体例6の形状情報復号装
置を図面を参照して詳細に説明する。図11は本発明に
よる具体例6の形状情報復号装置の1段の構成図であ
る。本発明の第6の具体例の形状情報復号装置は、第3
の具体例の形状復号装置に対して、復号形状情報を格納
するメモリ毎に参照画素決定手段および対象画素復号手
段を個別に備えたことを特徴とし、その他の構成は第3
の具体例の形状復号装置と同じである。
【0040】第2の対象画素復号手段415-2の出力s416-2
が第2のメモリ413-2に接続され、第2のメモリ413-2の一
方の出力s413-2および第1のメモリ413-1の一方の出力s4
13-1が第2の参照画素決定手段414-2に接続され、第2の
参照画素決定手段414-2の出力s414-2が対象画素復号手
段415-2に接続されている。第3の対象画素復号手段414-
3および第4の対象画素復号手段414-4についても同様で
ある。第1のメモリ413-1への入力s416-1は次の低解像度
の段の水平方向のシェープ変換手段に接続されている。
ただし、最低解像度の段では次の低解像度の段の水平方
向のシェープ変換手段ではなく、第1の対象画素復号手
段に接続されている。
【0041】<動作>シェープ変換手段については具体
例3の形状情報復号装置と同じ動作であるため説明を省
略する。
【0042】第2の対象画素復号手段415-2では第2の参
照画素決定手段414-2から出力される参照画素情報s414-
2を用いて算術復号などのエントロピー復号を行い、復
号した形状情報s416-2を第2のメモリ413-2に格納する。
参照画素は本発明の具体例5の符号化と同じであり、第
1のメモリ413-1および第2のメモリ413-2中のすでに復号
の終了した画素に対して、例えば図5(b)に示すような
位置に参照画素を設定する。第3の対象画素復号手段415
-3および第4の対象画素復号手段415-4の動作も同様で、
それぞれ図5(c)および図5(d)に示すような位置に参照
画素を設定する。
【0043】<効果>以上説明したように本発明の具体
例6によれば、具体例3の発明に対して復号形状情報を
格納するメモリ毎に参照画素決定手段および対象画素復
号手段を個別に備えることにより、形状情報を独立に復
号してメモリに格納することができる。したがって、具
体例3の形状復号装置のように、同じ解像度内のメモリ
の復号順序を規定する必要がなく、また、同じ解像度内
の復号処理を並列に行うことが可能となる形状情報復号
装置を提供することができる。よって復号処理速度を向
上させることができるという効果を奏する。
【0044】《具体例7》 <構成>以下、本発明による具体例1から6の形状情報
符号化装置および形状情報復号装置における参照画素決
定手段を詳細に説明する。図12は参照画素決定手段の
構成図である。
【0045】メモリに蓄積された形状情報s510および参
照画素位置情報保持手段512の出力s512が参照画素情報
生成手段手段511に接続され、参照画素情報生成手段511
の出力s511および参照画素位置情報保持手段512のもう
一方の出力s514が参照画素情報変換手段513に接続さ
れ、参照画素情報変換手段513の出力s513が参照画素決
定手段の出力として外部端子と接続されている。
【0046】<動作>図13は従来の参照画素決定手段
の構成図である。図12の本発明の参照画素決定手段
と、図13に示す従来の参照画素決定手段との相違点は
参照画素情報変換手段の有無である。参照画素位置情報
保持手段512は図4から図6に例示したように、符号化
対象画素毎に参照画素位置を設定した参照画素情位置報
を保持している。参照画素位置情報保持手段512から出
力された符号化対象画素の参照画素位置情報s512とメモ
リから出力された形状情報510をもとに、参照画素情報
生成手段511では参照画素位置の画素値を識別し参照画
素識別情報s511が出力される。たとえば図4(b)のよう
な参照画素位置情報が与えられた時、からまでの番
号に従って参照画素位置の画素値を出力する。参照画素
数が5、形状情報の場合は2値情報(0または1)である
から、0 (00000)から31(11111)までの32状態(25通り)
に当てはまる参照画素識別情報が出力される。従来手法
では参照画素識別情報を参照画素情報として外部へ出力
されていたが、参照画素数が多くなると状態数も増大す
るため、後段のエントロピー符号化器の構成が複雑にな
る。また、適応的に確率分布を更新するエントロピー符
号化器では、状態数が多いと各状態の発生頻度が少なく
なるため、正確な確率推定が難しくなり、圧縮性能の低
下を招く原因となる場合もある。そこで、本発明では参
照画素情報変換手段513において、参照画素位置情報保
持手段512から出力された参照画素変換情報s514をもと
に、参照画素識別情報s511の状態数を削減して、参照画
素情報s513として出力する。
【0047】例えば、図4(b)の参照画素位置情報に対
して以下のような参照画素変換情報を定義する。
【0048】およびの値が両方とも0のとき、状態
8とする。
【0049】およびの値が両方とも1のとき、状態
9とする。
【0050】との値が異なるとき、からの値か
ら8通りの状態(状態0から状態7)とする。
【0051】以上のように、符号化対象画素と最も相関
が高いと思われるおよびの値をもとに場合分けを行
い、0から9までの10状態の参照画素情報に変換して出
力する。同様に他の参照画素位置情報に対しても、上記
のような参照画素変換情報を定義する。
【0052】<効果>以上説明したように本発明の具体
例7によれば、従来の参照画素決定手段に対して、参照
画素変換情報を定義し、参照画素情報を変換することに
より、参照画素情報の状態数を削減し、後段のエントロ
ピー符号化器の構成を簡単にすることができる。また、
適応的に確率分布を更新するエントロピー符号化器で
は、状態数を削減することにより各状態の発生頻度が多
くなるため、確率推定の精度が向上し、圧縮性能を高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による具体例1の形状情報符号化装置の
構成図である。
【図2】本発明による具体例2の形状情報符号化装置の
構成図である。
【図3】シェープ変換手段の動作を説明する図である。
【図4】本発明による具体例1の参照画素位置の設定を
説明する図である。
【図5】本発明による具体例1の参照画素位置の設定を
説明する図である。
【図6】本発明による具体例2の参照画素位置の設定を
説明する図である。
【図7】従来手法における縮小画像の生成手法を説明す
る図である。
【図8】本発明による具体例3の形状情報復号装置の構
成図である。
【図9】本発明による具体例4の形状情報復号装置の構
成図である。
【図10】本発明による具体例5の形状情報符号化装置
の一部の構成図である。
【図11】本発明による具体例6の形状情報復号装置の
一部の構成図である。
【図12】本発明による具体例7の参照画素決定手段の
構成図である。
【図13】従来手法における参照画素決定手段の構成図
である。
【符号の説明】
11,21,31,12-1,12-2,22-1,22-2,32-1,32-2 シェープ変
換手段 41,51,61,42-1,42-2,52-1,52-2,62-1,62-2 シェープ変
換手段 13-1,13-2,13-3,13-4,23-1,23-2,23-3,23-4,33-1,33-2,
33-3,33-4 メモリ 43-2,43-3,43-4,53-2,53-3,53-4,63-1,63-2,63-3,63-4
メモリ 14,24,34,44,54,64 参照画素決定手段 15,45 対象画素符号化手段 111,121,131,112-1,112-2,122-1,122-2,132-1,132-2 シ
ェープ逆変換手段 141,151,161,142-1,142-2,152-1,152-2,162-1,162-2 シ
ェープ変換手段 113-1,113-2,113-3,113-4,123-1,123-2,123-3,123-4,13
3-1,133-2,133-3,133-4メモリ 143-2,143-3,143-4,153-2,153-3,153-4,163-1,163-2,16
3-3,163-4 メモリ 114,124,134,144,154,164 参照画素決定手段 115,145 対象画素復号手段 311,312-1,312-2 シェープ変換手段 313-1,313-2,313-3,313-4 メモリ 314-2,314-3,314-4 参照画素決定手段 315-2,315-3,315-4 対象画素符号化手段 411,412-1,412-2 シェープ逆変換手段 413-1,413-2,413-3,413-4 メモリ 414-2,414-3,414-4 参照画素決定手段 415-2,415-3,415-4 対象画素復号手段 511,512 参照画素情報生成手段 512,522 参照画素位置情報保持手段 513 参照画素情報変換手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 9/20 H04N 1/393 H04N 1/41

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される形状(シェープ)情報に対し
    て水平(または垂直)方向のサブサンプリングを行う第
    1シェープ変換手段と、 前記第1シェープ変換手段によって変換された形状情報
    に対して垂直(または水平)方向のサブサンプリングを
    行う第2シェープ変換手段と、 前記第2シェープ変換手段によって変換された形状情報
    を格納する符号化メモリと、 前記符号化メモリから符号化対象画素に対する参照画素
    を抽出する符号化参照画素決定手段と、 前記参照画素決定手段によって抽出された参照画素の状
    態に応じて符号化対象画素の符号化を行う対象画素符号
    化手段とをn+1(n:1以上の整数)段備える形状情
    報符号化装置であって、 第n+1段に入力される形状情報は、第n段の前記第1
    シェープ変換手段および前記第2シェープ変換手段によ
    ってそれぞれ解像度を1/2にされた4種類の形状情報
    の内のいずれか1つの形状情報であることを特徴とする
    形状情報符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記第n+1段に入力される形状情報
    は、前記第1シェープ変換手段から直接に入力されるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の形状情報符号化装
    置。
  3. 【請求項3】 前記符号化参照画素決定手段は、前記対
    象画素符号化手段によって符号化の行われた画素であっ
    て、かつ相関の高い画素を抽出することを特徴とする、
    請求項1または2に記載の形状情報符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記符号化メモリは、前記第1シェープ
    変換手段および前記第2シェープ変換手段によってそれ
    ぞれ解像度を1/2にされた形状情報が格納される4つ
    の符号化メモリであることを特徴とする、請求項1また
    は3に記載の形状情報符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記符号化参照画素決定手段および前記
    対象画素符号化手段は、符号化対象画素が格納されてい
    る符号化メモリ毎に備えられることを特徴とする、請求
    項1から4の何れかに記載の形状情報符号化装置。
  6. 【請求項6】 入力される符号化情報に対して参照画素
    の状態に応じて対象画素の復号を行う対象画素復号手段
    と、 前記対象画素復号手段によって復号された形状情報を格
    納する復号メモリと、 前記復号メモリから復号対象画素に対する参照画素を抽
    出して前記対象画素復号手段に出力する復号参照画素決
    定手段と、 前記復号メモリから出力された形状情報を垂直(または
    水平)方向に逆サブサンプリングして統合する第1シェ
    ープ逆変換手段と、 前記第1シェープ逆変換手段によって統合された形状情
    報を水平(または垂直)方向に逆サブサンプリングして
    統合する第2シェープ逆変換手段とをn+1(n:1以
    上の整数)段備える形状情報符号化装置であって、 第n+1段に入力される形状情報は、第n段の前記第1
    シェープ逆変換手段および前記第2シェープ逆変換手段
    によってそれぞれ解像度を2倍にされた形状情報である
    ことを特徴とする、形状情報復号化装置。
  7. 【請求項7】 前記第n+1段に入力される形状情報
    は、第n段の前記第2シェープ逆変換手段から直接に入
    力されることを特徴とする、請求項6に記載の形状情報
    復号化装置。
  8. 【請求項8】 前記復号参照画素決定手段は、前記対象
    画素復号手段によって復号化の行われた画素であって、
    かつ相関の高い画素を抽出することを特徴とする請求項
    6または7に記載の形状情報復号化装置。
  9. 【請求項9】 前記復号メモリは、前記第2シェープ変
    換手段によってそれぞれ解像度を2倍にされた画像の形
    状情報が格納される4つの復号メモリであることを特徴
    とする、請求項6または8に記載の形状情報復号化装
    置。
  10. 【請求項10】 前記復号参照画素決定手段および前記
    対象画素復号手段は、復号対象画素が格納されている復
    号メモリ毎に備えられることを特徴とする、請求項6か
    ら9の何れかに記載の形状情報復号化装置。
  11. 【請求項11】 前記符号化参照画素決定手段は、 対象画素についての参照画素位置情報、および参照画素
    変換情報を保持する参照画素位置情報保持手段と、 入力された画像の形状情報と、前記参照画素位置情報と
    から、参照画素位置の画素値を識別して参照画素識別情
    報を出力する参照画素情報生成手段と、 前記参照画素識別情報を、前記参照画素変換情報に規定
    される変換則に従って変換し、参照画素情報として出力
    する参照画素情報変換手段と、 を備えたことを特徴とする、請求項1に記載の参照画素
    決定装置。
  12. 【請求項12】 前記復号化参照画素決定手段は、 対象画素についての参照画素位置情報、および参照画素
    変換情報を保持する参照画素位置情報保持手段と、 入力された画像の形状情報と、前記参照画素位置情報と
    から、参照画素位置の画素値を識別して参照画素識別情
    報を出力する参照画素情報生成手段と、 前記参照画素識別情報を、前記参照画素変換情報に規定
    される変換則に従って変換し、参照画素情報として出力
    する参照画素情報変換手段と、 を備えたことを特徴とする、請求項7に記載の形状情報
    復号化装置。
  13. 【請求項13】 前記復号参照画素決定手段は、請求項
    11に記載の参照画素決定手段を含むことを特徴とす
    る、請求項6から10の何れかに記載の形状情報復号化
    装置。
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