JP3268168B2 - 文字情報出力装置および文字情報出力方法 - Google Patents

文字情報出力装置および文字情報出力方法

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JP3268168B2
JP3268168B2 JP15609895A JP15609895A JP3268168B2 JP 3268168 B2 JP3268168 B2 JP 3268168B2 JP 15609895 A JP15609895 A JP 15609895A JP 15609895 A JP15609895 A JP 15609895A JP 3268168 B2 JP3268168 B2 JP 3268168B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パソコン通信や文字放
送等の文字情報を取り込む文字情報取り込み部と、複数
の文字情報を格納するメモリ部と、このメモリ部に格納
されている文字情報を出力する出力部とを備えた文字情
報出力装置および文字情報出力方法に係り、より詳細に
は、文字情報に優先順位を付けて出力する文字情報出力
装置および文字情報出力方法に関する。ここで、文字情
報とは、1つの文章あるいは関連した複数文章により構
成された文書や、株価、スポーツの結果等、情報として
一つのまとまりのある単位をいう。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコン通信システムや文字放送
システム等の普及により、ニュースや天気予報等のリア
ルタイムな情報を迅速に入手、再生できる環境が整いつ
つある。
【0003】これらの情報を利用する場合、あらかじめ
必要とするジャンルを設定しておくか、再生時にジャン
ルを指定することによって、該当するジャンルの情報を
得るようにしたシステムが提供されている(例えば、特
開平6−205378号公報等参照)。
【0004】すなわち、パソコン通信の記事や文字放送
の番組は、「株式市況」、「ニュース」、「天気予報」
等のようにジャンル分けされて多数用意されており、こ
れらの中から任意のジャンルを指定することによって、
個人が必要とする情報がいつでも入手可能な構成となっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同じジ
ャンルの内容でも、個人によって好みがあり、必要とす
る情報と必要でない情報とが混在している場合が多い。
その結果、指定したジャンルに格納されている記事を全
て読まないと、該当するジャンルをカバーしたことには
ならない。
【0006】しかし、指定したジャンルの記事を全て読
むことは時間的にも無駄が多く、例えば「ニュース」の
ように扱う範囲の広いジャンルでは記事の数も多く、全
てを読むのは難しいといった問題があった。
【0007】また、このような文字情報の伝達に音声が
用いられることは少ない。なぜなら、音声は時系列情報
であるため、ディスプレイ表示のように全体を掲載して
その中からユーザに選ばせるといったことが難しいため
である。その結果、ディスプレイを利用できる場所でな
いとこのような情報の入手ができないといった問題もあ
った。
【0008】本発明は係る問題点を解決すべく創案され
たもので、その目的は、文字情報の言語解析結果と、あ
らかじめ設定したキーワードとに基づいて文字情報の出
力の順番に優先順位を与え、次に出力された文字情報の
重要度を入力してキーワードを随時更新することによ
り、個人の要求する情報を合成音声により優先的に出力
する文字情報出力装置および文字情報出力方法を提供す
るものである。また、個人の要求する情報を優先的に出
力することにより、音声による情報の出力であっても短
時間に行える文字情報出力装置および文字情報出力方法
を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、文字情報を取
り込む文字情報取り込み部と、複数の文字情報を格納す
るメモリ部と、このメモリ部に格納されている文字情報
を言語解析する言語解析部と、文字情報に優先順位を付
与するのに用いるキーワードを格納するキーワード格納
部と、前記言語解析部による言語解析結果と前記キーワ
ード格納部に格納されているキーワードとに基づいて、
前記メモリ部に格納されている文字情報に優先順位を付
与する優先順位付与部と、この優先順位付与部により付
与された優先順位に従い、優先順位の高い文字情報から
順番に出力ポインタを合わせると共に、その合わされた
出力ポインタの文字情報を順番に合成音声により出力す
る出力部と、この出力部により出力された文字情報の重
要度を入力する入力部と、この入力部より入力された文
字情報毎の重要度に基づき、前記キーワード格納部に格
納された各文字情報のキーワードを更新するキーワード
更新部とを備え、前記キーワード格納部には、キーワー
ドとなる単語と優先度係数とが対応付けられて記憶され
ており、前記優先順位付与部は、前記言語解析部による
言語解析によって抽出された単語に対応する前記キーワ
ード格納部の優先度係数と、抽出された単語数との関係
式に基づいて計算した優先度に従って優先順位を付与
し、前記キーワード更新部は、入力される重要度が複数
段階に分けられているとともに、各段階の重要度に対応
した計算式が与えられており、前記入力部から任意の段
階の重要度が入力されたとき、その重要度に対応する計
算式により求めた変数を前記優先度係数に加算すること
によって、キーワードの更新を行うものである文字情報
出力装置を提供する。
【0010】また、本発明は、前記入力部は、少なくと
も重要度に対応する単語を認識可能な音声認識を用いた
音声入力によって文字情報の重要度を入力するものであ
文字情報出力装置を提供する。
【0011】また、本発明は、文字情報を取り込む手順
と、複数の文字情報をメモリ部に格納する手順と、この
メモリ部に格納されている文字情報を言語解析する手順
と、文字情報に優先順位を付与するのに用いるキーワー
ドをキーワード格納部に格納する手順と、前記言語解析
による言語解析結果と前記キーワード格納部に格納され
ているキーワードとに基づいて、前記メモリ部に格納さ
れている文字情報に優先順位を付与する手順と、この付
与された優先順位に従い、優先順位の高い文字情報から
順番に出力ポインタを合わせると共に、その合わされた
出力ポインタの文字情報を順番に合成音声により出力す
る手順と、この出力された文字情報の重要度を入力する
手順と、この入力された文字情報毎の重要度に基づき、
前記キーワード格納部に格納された各文字情報のキーワ
ードを更新する手順とを備え、前記キーワード格納部に
は、キーワードとなる単語と優先度係数とが対応付けら
れて記憶されており、前記優先順位を付与する手順は、
前記言語解析による言語解析によって抽出された単語に
対応する前記キーワード格納部の優先度係数と、抽出さ
れた単語数との関係式に基づいて計算した優先度に従っ
て優先順位を付与し、前記キーワードを更新する手順
は、入力される重要度が複数段階に分けられているとと
もに、各段階の重要度に対応した計算式が与えられてお
り、前記入力部から任意の段階の重要度が入力されたと
き、その重要度に対応する計算式により求めた変数を前
記優先度係数に加算することによって、キーワードの更
新を行うものである文字情報出力方法を提供する。
【0012】また、本発明は、前記入力する手順は、少
なくとも重要度に対応する単語を認識可能な音声認識を
用いた音声入力によって文字情報の重要度を入力するも
のである文字情報出力方法を提供する。
【0013】
【作用】語解析部による言語解析結果とキーワード格
納部に格納されているキーワードとに基づき、優先順位
付与部において、メモリ部に格納されている文字情報に
優先順位を付与する。出力部では、この優先順位付与部
により付与された優先順位に従い、優先順位の高い文字
情報から順番に出力ポインタを合わせると共に、その合
わされた出力ポインタの文字情報を順番に合成音声によ
り出力する。そして、この出力部により出力された文字
情報の重要度を入力部から入力すると、キーワード更新
部では、入力された文字情報毎の重要度に基づき、キー
ワード格納部に格納された各文字情報のキーワードを更
新する。このような処理を繰り返すことにより、個人の
要求する情報を優先的に出力することが可能となる。
【0014】また、出力部は文字情報を合成音声により
出力するので、ディスプレイを利用できる場所でないと
情報が入手できないといった不具合も解消され、使い勝
手の良いものとなる。例えば車の運転中のように両手が
使用できず、また視野も制約される場合であっても、安
全性を損なうことなく確実に情報を得ることができる。
つまり、利用場所に対する制約が低減され、さまざまな
使用状況に対応することが可能となる。
【0015】力部は、少なくとも重要度に対応する単
語を認識可能な音声認識を用いた音声入力によって文字
情報の重要度を入力する。このように、音声による入力
とすれば、例えば車の運転中のように両手が使用でき
ず、また視野も制約される場合であっても、安全性を損
なうことなく確実に情報を得ることができる。つまり、
利用場所に対する制約が低減され、さまざまな使用状況
に対応することが可能となる。
【0016】ーワード格納部には、キーワードとなる
単語と優先度係数とが対応付けられて記憶されている。
優先順位付与部は、言語解析部による言語解析によって
抽出された単語に対応する優先度係数をキーワード格納
部から抽出し、この抽出した優先度係数と、言語解析部
によって抽出された単語数との関係式に基づいて、新た
な優先度を計算し、優先順位を付与する。
【0017】また、キーワード更新部には、入力される
重要度が複数段階に分けられているとともに、各段階の
重要度に対応した計算式が与えられている。そのため、
キーワード更新部は、入力部から任意の段階の重要度が
入力されたとき、その重要度に対応する計算式により求
めた変数を、その重要度に対応する単語の優先度係数に
加算することによって、キーワードの更新を行う。
【0018】つまり、重要度が高い場合には、その単語
の優先度係数が変数分だけ高くなることになる。またそ
の反対に、優先度が低い場合には、変数をマイナス値と
して求めることにより、その単語の優先度係数に変数を
加算することによって、実質的には優先度係数から変数
分が減算されることになる。つまり、優先度が変数分だ
け低くなることになる。
【0019】このような処理を繰り返すことにより、個
人の要求する情報を優先的に出力することが可能とな
る。
【0020】語解析による言語解析結果とキーワード
格納部に格納されているキーワードとに基づき、メモリ
部に格納されている文字情報に優先順位を付与する。そ
して、この付与された優先順位に従い、優先順位の高い
文字情報から順番に出力ポインタを合わせると共に、そ
の合わされた出力ポインタの文字情報を順番に合成音声
により出力する。また、この出力された文字情報の重要
度を入力すると、入力された文字情報毎の重要度に基づ
き、キーワード格納部に格納された各文字情報のキーワ
ードを更新する。このような処理を繰り返すことによ
り、個人の要求する情報を優先的に出力することが可能
となる。
【0021】また、文字情報を合成音声により出力する
ので、ディスプレイを利用できる場所でないと情報が入
手できないといった不具合も解消され、使い勝手の良い
ものとなる。例えば車の運転中のように両手が使用でき
ず、また視野も制約される場合であっても、安全性を損
なうことなく確実に情報を得ることができる。つまり、
利用場所に対する制約が低減され、さまざまな使用状況
に対応することが可能となる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0023】図1は、本発明の文字情報出力装置の電気
的構成を示すブロック図である。
【0024】本発明の文字情報出力装置は、文字情報を
取り込む文字情報取り込み部1と、複数の文字情報を格
納するメモリ部2と、文字情報を言語解析する言語解析
部3と、文字情報に優先順位を付与するのに用いるキー
ワードを格納するキーワード格納部4と、文字情報に優
先順位を付与する優先順位付与部5と、文字情報を出力
する出力部6と、出力された文字情報に重要度を入力す
る入力部7と、この入力部により文字情報毎に付与され
た重要度に基づいてキーワードを更新するキーワード更
新部8とを備え、これら各機能ブロックの全体が制御部
9により制御される構成となっている。
【0025】キーワード格納部4は、キーワードとなる
単語とその単語の優先度係数とが対応付けられて記憶さ
れている。
【0026】また、優先順位付与部5は、言語解析部3
による言語解析によって抽出された単語に対応する優先
度係数をキーワード格納部4から抽出し、この抽出した
優先度係数と、言語解析部3によって抽出された単語数
との関係式に基づいて、新たな優先度を計算し、優先順
位を付与するブロックである。
【0027】また、キーワード更新部8は、入力される
重要度が複数段階に分けられているとともに、各段階の
重要度に対応した計算式が与えられている。そのため、
キーワード更新部8は、入力部7から任意の段階の重要
度が入力されたとき、その重要度に対応する計算式によ
り求めた変数を、その重要度に対応する単語の優先度係
数に加算することによって、キーワードの更新を行うよ
うになっている。
【0028】つまり、重要度が高い場合には、その単語
の優先度係数が変数分だけ高くなることになる。またそ
の反対に、優先度が低い場合には、変数をマイナス値と
して求めることにより、その単語の優先度係数に変数を
加算することによって、実質的には優先度係数から変数
分が減算されることになる。つまり、優先度が変数分だ
け低くなることになる。
【0029】次に、上記構成の文字情報出力装置の動作
について、図2に示すフローチャートを参照して説明す
る。
【0030】文字情報取り込み部1より取り込まれた文
字情報は、言語解析部3において言語解析が行われ、文
字情報を構成する単語を抽出した後、文字情報とともに
メモリ部2に格納される(ステップS1)。
【0031】優先順位付与部5は、言語解析部3におい
て言語解析された単語と、キーワード格納部4に格納さ
れたキーワードとを照合し、後述する方法によって文字
情報毎の優先度を算出し、その単語に優先順位を付与す
る(ステップS2)。
【0032】そして、このようにして優先度の算出され
た文字情報について、最も優先度の高い文字情報に出力
ポインタを合わせ、優先度の高いものから順番に文字情
報を出力させる(ステップS3)。
【0033】次に、出力された文字情報に対して、その
情報がユーザにとって重要であるか否かを判断し、入力
部7から文字情報毎に重要度を入力する(ステップS
4)。ただし、出力部6が優先順位に従って同時に複数
の文字情報を出力したときには、該当する文字情報にカ
ーソルを移動させてキー入力を行う。
【0034】そして、入力された結果に基づき、後述す
る方法によってキーワードの更新を行う(ステップS
5)。
【0035】この後、他の文字情報があればステップS
7へと動作を進め、なければ処理を終了する。そして、
優先順位が次に高い文字情報に出力ポインタを合わせて
ステップS3へと動作を進める。
【0036】以上が、全体の処理の流れである。
【0037】次に、上記処理において、優先度及び優先
順位の算出方法(ステップS2)について具体的に説明
する。
【0038】ここで、キーワード格納部4に予め格納さ
れているキーワードの例を図3に示す。図3に示すよう
に、各キーワードは、表記と優先度係数とからなってい
る。これらのキーワードの作成は、過去の文字情報デー
タベースから出現頻度の高い順にキーワードを作成して
もよいし、ユーザが直接入力してもよい。
【0039】各キーワードの優先度係数は、図3に示す
ようにデフォルトは同じ値(本実施例では、100とし
ている)でよい。ただし、出現頻度は低いが重要と思わ
れる災害関係(地震、台風、火災等)の情報については
優先度係数を最初から高くして格納(例えば、100
0)しておいた方がよい。
【0040】このように、災害関係等の優先度を最初か
ら高くしておくのは、出現頻度が比較的低いと考えられ
ることから、以後の処理によって優先度係数を高く更新
してゆくことが少ないため、出現頻度の高いキーワード
との兼ね合いを考慮しているためである。つまり、出現
頻度の高いキーワードでは、以後どんどん更新されて優
先度係数が高くなる結果、相対的な比較において災害関
係等の優先度がどんどん低くなる可能性があるからであ
る。
【0041】また、図3に示すように、出現頻度の高い
キーワードに同じ優先度係数(例えば、100)を付け
ているが、これは後述するキーワードの更新によって、
自動的にユーザの好みに合わせた優先度係数に変えてい
くことができるので、全く問題はない。
【0042】また、文字情報毎の優先度は、言語解析部
3において言語解析された単語と、キーワード格納部4
に格納されたキーワードとの照合をとって、次式により
算出する。
【0043】
【数1】優先度=Σマッチした単語の優先度係数/(マ
ッチした単語の数+α) ここで、αは正の定数(例えば1)である。このαを大
きくするほど、マッチした単語の数の多いものが優先さ
れる。なお、同一の単語については、複数回出現しても
1回としてカウントする。
【0044】また、キーワードにマッチしなかった文字
情報の優先度は0とする。
【0045】このようにして得られた優先度を大きい順
に並び替えることによって、文字情報に優先順位を付け
ることができる。なお、優先度が同じものは任意の順番
となる。
【0046】次に、キーワードの更新方法(ステップS
5)について具体的に説明する。
【0047】ステップS4でユーザが入力する文字情報
毎の重要度は、複数段階に分かれており、本実施例で
は、○,△,×の3段階となっている。ただし、この他
にも1,2,3等の数値によって複数段階に分けること
も可能である。
【0048】○,△,×の3段階を使用した場合、次に
示す場合分けで変数γを算出する。
【0049】
【数2】○の場合:γ=β/マッチした単語の数(ただ
し、βは正の定数) △の場合:γ=0 ×の場合:γ=−β/マッチした単語の数(ただし、β
は正の定数) 次に、文字情報にマッチする各キーワードの優先度係数
に変数γを加算する。ただし、最小値(例えば0)<優
先度係数<最大値(例えば200)とする。
【0050】また、キーワードにマッチした単語がな
く、係数γが正の場合は該当する文字情報の名詞の単語
をキーワードとして登録するか、優先度係数の最も低い
単語と入れ換える。この場合、優先度係数はデフォルト
(ここでは100)とする。
【0051】ここで、例えば「A社はXを開発した」
「B社はYとZとを開発した」という各文字情報に対し
て○をつけ、「C社はZを開発した」という文字情報に
対して×をつけた場合を考える。
【0052】そして、このような情報に対応した図3に
示すキーワードに対して、定数βを3とすると、「A社
はXを開発した」のキーワードは、「A社」と「X」の
2単語であり、「B社はYとZとを開発した」のキーワ
ードは、「B社」と「Y」と「Z」の3単語であり、
「C社はZを開発した」のキーワードは、「C社」と
「Z」の2単語であるから、各キーワードの優先度係数
は次のように更新される。
【0053】
【数3】 A社の優先度係数=100+β/2=101.5 B社の優先度係数=100+β/3=101 C社の優先度係数=100−β/2=98.5 Xの優先度係数=100+β/2=101.5 Yの優先度係数=100+β/3−β/2=99.5 Zの優先度係数=100−β/2=98.5 図4に、上記計算によって更新した後のキーワードの一
例を示す。
【0054】このように処理することにより、簡単な入
力操作でキーワードを更新することができるので、その
結果、ユーザの好みにあった文字情報が優先的に出力さ
れることになる。
【0055】以上は、出力部6にディスプレイを用いた
場合の例であるが、本発明の特徴である出力部7にテキ
スト音声合成を用いた場合には、次のようになる。
【0056】すなわち、図1の概略構成において、出力
部6はテキスト音声合成部とスピーカとで構成される。
【0057】また、音声合成を出力に用いた場合、ディ
スプレイのように一度に全体を掲示してユーザが選択す
るといったことができないので、操作手順が上述のもの
(図2に示すフローチャート)とは変わってくる。
【0058】図5は、音声合成を用いた場合のフローチ
ャートを示している。
【0059】すなわち、文字情報取り込み部1より取り
込まれた文字情報は、言語解析部3において言語解析が
行われ、文字情報を構成する単語を抽出した後、文字情
報とともにメモリ部2に格納される(ステップS1
1)。
【0060】優先順位付与部5は、言語解析部3におい
て言語解析された単語と、キーワード格納部4に格納さ
れたキーワードとを照合し、後述する方法によって文字
情報毎の優先度を算出し、その単語に優先順位を付与す
る(ステップS12)。
【0061】そして、このようにして優先度の算出され
た文字情報について、最も優先度の高い文字情報に出力
ポインタを合わせ、優先度の高いものから順番に文字情
報を合成音声により出力させる(ステップS13)。
【0062】次に、出力された合成音声による文字情報
に対して、その情報がユーザにとって重要であるか否か
を判断し、入力部7から文字情報毎に重要度を入力する
(ステップS14)。
【0063】ここで、入力部7から入力されたものが重
要度(例えば、○,△,×等)であればステップS15
からステップS16へと動作を進め、入力されたものが
重要度ではなく再出力を表す記号(例えば、「r」)で
あれば、ステップS13へと動作を進める。もし、一定
時間(例えば2〜3秒)入力がない場合には、デフォル
トの重要度(例えば△)が入力されたとしてステップS
16へと動作を進める。
【0064】ステップS16では、入力された結果に基
づき、上述した方法によってキーワードの更新を行う。
【0065】この後、他の文字情報があればステップS
17からステップS18へと動作を進め、優先順位が次
に高い文字情報に出力ポインタを合わせてステップS1
3へと動作を進める。
【0066】以上が、出力に合成音声を用いた場合の全
体の処理の流れである。このように、優先順位をつけて
出力するので、音声を用いた場合であっても、短時間に
ユーザの好む情報を得ることが可能となるものである。
【0067】次に、重要度の入力を音声で行う場合につ
いて説明する。
【0068】この場合には、図1の概略構成において、
入力部7が音声認識部とマイクとで構成される。
【0069】音声認識の能力としては、重要度に対応す
る数単語(例えば、「はい」「つぎ」「いいえ」等)が
認識できれば十分なので、現状の単語音声認識技術で十
分である。この場合、全体の処理の流れは、図2に示す
ステップS4及び図5に示すステップS14の重要度の
入力手段が音声に置き変わるだけであって、他の処理は
全く変わらない。
【0070】このように、出力及び入力に音声合成を用
いると、例えば車の運転中のように両手が使用できず、
また視野も制約される場合であっても、安全性を損なう
ことなく確実に情報を得ることができる。つまり、利用
場所に対する制約が低減され、さまざまな使用状況に対
応することが可能となる。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、文字情報の言語解析結
果と、あらかじめ設定したキーワードとに基づいて文字
情報の出力の順番に優先順位を与え、この付与された優
先順位に従い、優先順位の高い文字情報から順番に出力
ポインタを合わせると共に、その合わされた出力ポイン
タの文字情報を順番に合成音声により出力するように構
成したので、例えば、車の運転中のように両手が使用で
きず、また視野も制約される場合であっても、安全性を
損なうことなく確実に情報を得ることができる。つま
り、利用場所に対する制約が低減され、さまざまな使用
状況に対応することが可能となる。
【0072】また、本発明によれば、入力部は、少なく
とも重要度に対応する単語を認識可能な音声認識を用い
た音声入力によって文字情報の重要度を入力するように
構成したので、例えば車の運転中のように両手が使用で
きず、また視野も制約される場合であっても、安全性を
損なうことなく確実に情報を得ることができる。つま
り、利用場所に対する制約が低減され、さまざま使用状
況に対応することが可能となる。
【0073】また、本発明によれば、キーワード格納部
に、キーワードとなる単語と優先度係数とを対応付けて
記憶し、優先順位付与部は、言語解析部による言語解析
によって抽出された単語に対応するキーワード格納部の
優先度係数と、抽出された単語数との関係式に基づいて
計算した優先度に従って優先順位を付与し、キーワード
更新部は、入力される重要度が複数段階に分けられてい
るとともに、各段階の重要度に対応した計算式が与えら
れており、入力部から任意の段階の重要度が入力された
とき、その重要度に対応する計算式により求めた変数を
優先度係数に加算することによって、キーワードの更新
を行うように構成する。すなわち、重要度が高い場合に
は、その単語の優先度係数が変数分だけ高くなり、優先
度が低い場合には、その単語の優先度係数が変数分だけ
低くなるため、このような処理を繰り返すことによっ
て、個人の要求する情報を優先的に出力することが可能
となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の文字情報出力装置の電気的構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の文字情報出力装置の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図3】キーワード格納部に予め格納されているキーワ
ードを例示する表である。
【図4】更新処理された後のキーワード格納部に格納さ
れているキーワードを例示する表である。
【図5】出力を音声合成によって実現した場合の動作を
説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 文字情報読み込み部 2 メモリ部 3 言語解析部 4 キーワード格納部 5 優先順位付与部 6 出力部 7 入力部 8 キーワード更新部 9 制御部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字情報を取り込む文字情報取り込み部
    と、 複数の文字情報を格納するメモリ部と、 このメモリ部に格納されている文字情報を言語解析する
    言語解析部と、 文字情報に優先順位を付与するのに用いるキーワードを
    格納するキーワード格納部と、 前記言語解析部による言語解析結果と前記キーワード格
    納部に格納されているキーワードとに基づいて、前記メ
    モリ部に格納されている文字情報に優先順位を付与する
    優先順位付与部と、 この優先順位付与部により付与された優先順位に従い、
    優先順位の高い文字情報から順番に出力ポインタを合わ
    せると共に、その合わされた出力ポインタの文字情報を
    順番に合成音声により出力する出力部と、 この出力部により出力された文字情報の重要度を入力す
    る入力部と、 この入力部より入力された文字情報毎の重要度に基づ
    き、前記キーワード格納部に格納された各文字情報のキ
    ーワードを更新するキーワード更新部とを備え 前記キーワード格納部には、キーワードとなる単語と優
    先度係数とが対応付けられて記憶されており、 前記優先順位付与部は、前記言語解析部による言語解析
    によって抽出された単語に対応する前記キーワード格納
    部の優先度係数と、抽出された単語数との関係式に基づ
    いて計算した優先度に従って優先順位を付与し、 前記キーワード更新部は、入力される重要度が複数段階
    に分けられているとともに、各段階の重要度に対応した
    計算式が与えられており、前記入力部から任意の段階の
    重要度が入力されたとき、その重要度に対応する計算式
    により求めた変数を前記優先度係数に加算することによ
    って、キーワードの更新を行うものである文字情報出力
    装置。
  2. 【請求項2】 前記入力部は、少なくとも重要度に対応
    する単語を認識可能な音声認識を用いた音声入力によっ
    て文字情報の重要度を入力するものである請求項1記載
    の文字情報出力装置。
  3. 【請求項3】 文字情報を取り込む手順と、 複数の文字情報をメモリ部に格納する手順と、 このメモリ部に格納されている文字情報を言語解析する
    手順と、 文字情報に優先順位を付与するのに用いるキーワードを
    キーワード格納部に格納する手順と、 前記言語解析による言語解析結果と前記キーワード格納
    部に格納されているキーワードとに基づいて、前記メモ
    リ部に格納されている文字情報に優先順位を付与する手
    順と、 この付与された優先順位に従い、優先順位の高い文字情
    報から順番に出力ポインタを合わせると共に、その合わ
    された出力ポインタの文字情報を順番に合成音声により
    出力する手順と、 この出力された文字情報の重要度を入力する手順と、 この入力された文字情報毎の重要度に基づき、前記キー
    ワード格納部に格納された各文字情報のキーワードを更
    新する手順とを備え 前記キーワード格納部には、キーワードとなる単語と優
    先度係数とが対応付けられて記憶されており、 前記優先順位を付与する手順は、前記言語解析による言
    語解析によって抽出された単語に対応する前記キーワー
    ド格納部の優先度係数と、抽出された単語数との関係式
    に基づいて計算した優先度に従って優先順位を付与し、 前記キーワードを更新する手順は、入力される重要度が
    複数段階に分けられているとともに、各段階の重要度に
    対応した計算式が与えられており、前記入力部から任意
    の段階の重要度が入力されたとき、その重要度に対応す
    る計算式により求めた変数を前記優先度係数に加算する
    ことによって、キーワードの更新を行うものである文字
    情報出力方法。
  4. 【請求項4】 前記入力する手順は、少なくとも重要度
    に対応する単語を認識可能な音声認識を用いた音声入力
    によって文字情報の重要度を入力するものである請求項
    3記載の文字情報出力方法。
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