JP3267952B2 - 平面型入力装置 - Google Patents
平面型入力装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポインティングデバ
イスに関し、さらに詳しくはコンピュータ等の情報処理
装置のポインティングデバイスとして使用される平面型
入力装置に関する。
イスに関し、さらに詳しくはコンピュータ等の情報処理
装置のポインティングデバイスとして使用される平面型
入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ、特にノ
ートブックタイプの携帯型パーソナルコンピュータ(以
降、ノートブック型パーソナルコンピュータと称する)
においては、ポインティングデバイスとして、ユーザが
その表面に触れて操作する平面型入力装置が広く用いら
れている。
ートブックタイプの携帯型パーソナルコンピュータ(以
降、ノートブック型パーソナルコンピュータと称する)
においては、ポインティングデバイスとして、ユーザが
その表面に触れて操作する平面型入力装置が広く用いら
れている。
【0003】図11、図12、図13、および図14を
参照して、このような従来の平面型入力装置の構造につ
いて説明する。先ず、図11に示すように、従来の平面
型入力装置TSPcは、大別して、片面に座標検出セン
サ(図示せず)を有する回路基板101と表面シート1
02とを含む。平面型入力装置TSPcは、回路基板1
01の座標検出センサ面を設けた側に、表面シート10
2が重ねて構成される。
参照して、このような従来の平面型入力装置の構造につ
いて説明する。先ず、図11に示すように、従来の平面
型入力装置TSPcは、大別して、片面に座標検出セン
サ(図示せず)を有する回路基板101と表面シート1
02とを含む。平面型入力装置TSPcは、回路基板1
01の座標検出センサ面を設けた側に、表面シート10
2が重ねて構成される。
【0004】図12に示すように、平面型入力装置TS
Pcは、表面シート102の周辺を囲む入力操作面枠1
05をさらに有する。なお、入力操作面枠105で囲ま
れた表面シート102の内側は、ユーザが操作する入力
操作面104である。このような状態で、平面型入力装
置TSPcはノートブック型パーソナルコンピュータ
(図示せず)の前面に取り付けられて使用されることが
多い。
Pcは、表面シート102の周辺を囲む入力操作面枠1
05をさらに有する。なお、入力操作面枠105で囲ま
れた表面シート102の内側は、ユーザが操作する入力
操作面104である。このような状態で、平面型入力装
置TSPcはノートブック型パーソナルコンピュータ
(図示せず)の前面に取り付けられて使用されることが
多い。
【0005】ユーザが、表面シート102の表面、つま
り入力操作面104を指で触れると、座標検出センサが
押され、回路基板101が押された位置を表す座標を検
出する。この平面型入力装置を使用してノートブック型
パーソナルコンピュータの画面上でカーソルを移動させ
るには、入力操作面104上に指を置いて、そのまま指
を滑らせて所望の方向に移動させる。
り入力操作面104を指で触れると、座標検出センサが
押され、回路基板101が押された位置を表す座標を検
出する。この平面型入力装置を使用してノートブック型
パーソナルコンピュータの画面上でカーソルを移動させ
るには、入力操作面104上に指を置いて、そのまま指
を滑らせて所望の方向に移動させる。
【0006】回路基板101は、座標検出センサに指が
始めに置かれた位置の座標を出力する。そして、指の移
動する位置の座標を順次検出して、ノートブック型パー
ソナルコンピュータのCPUに信号を送る。CPUはこ
の信号に基づいて、ノートブック型パーソナルコンピュ
ータの表示部に表示されているカーソルの位置を指の移
動に応じて移動させる。
始めに置かれた位置の座標を出力する。そして、指の移
動する位置の座標を順次検出して、ノートブック型パー
ソナルコンピュータのCPUに信号を送る。CPUはこ
の信号に基づいて、ノートブック型パーソナルコンピュ
ータの表示部に表示されているカーソルの位置を指の移
動に応じて移動させる。
【0007】平面型入力装置TSPcは、表示部に表示
されるカーソルを移動させる機能と共に、その入力操作
面104上の絶対座標を指定できる機能を合わせ持って
いる。この絶対座標指定機能を利用して、入力操作面1
04上の絶対座標指定領域に種々の機能を割り当てるこ
とができる平面型入力装置(以降、「機能割当型平面型
入力装置」と称する)が開発されている。
されるカーソルを移動させる機能と共に、その入力操作
面104上の絶対座標を指定できる機能を合わせ持って
いる。この絶対座標指定機能を利用して、入力操作面1
04上の絶対座標指定領域に種々の機能を割り当てるこ
とができる平面型入力装置(以降、「機能割当型平面型
入力装置」と称する)が開発されている。
【0008】この機能割当型平面型入力装置において
は、入力操作面104上の任意の位置に、ユーザは複数
の機能から特定の機能を選択或いは、機能を任意に設定
して割り当てることができる。このような特定の機能が
割り当てられた入力操作面104上の部分を機能領域と
呼ぶ。
は、入力操作面104上の任意の位置に、ユーザは複数
の機能から特定の機能を選択或いは、機能を任意に設定
して割り当てることができる。このような特定の機能が
割り当てられた入力操作面104上の部分を機能領域と
呼ぶ。
【0009】図12において、入力操作面104に設け
られた第1の機能領域106および第2の機能領域10
7が点線で明示されている。左上隅の第1の機能領域1
06を指で触れると、回路基板101は接触点の絶対座
標を検出して、ノートブック型パーソナルコンピュータ
のCPUに座標信号を送る。CPUは送られた座標信号
がカーソル移動命令か、割当機能実効命令かを判断す
る。そして、CPUは、割当機能実効命令と判断した場
合には、予め絶対座標に割り当てられている機能を実行
し、ノートブック型パーソナルコンピュータの表示部に
結果を表示する。
られた第1の機能領域106および第2の機能領域10
7が点線で明示されている。左上隅の第1の機能領域1
06を指で触れると、回路基板101は接触点の絶対座
標を検出して、ノートブック型パーソナルコンピュータ
のCPUに座標信号を送る。CPUは送られた座標信号
がカーソル移動命令か、割当機能実効命令かを判断す
る。そして、CPUは、割当機能実効命令と判断した場
合には、予め絶対座標に割り当てられている機能を実行
し、ノートブック型パーソナルコンピュータの表示部に
結果を表示する。
【0010】第1の機能領域106に割り当てられた機
能が、例えばENTERキー入力機能であれば、第1の
機能領域106に指を触れることによって、キーボード
に設けられたENTERキーを押した場合と同じ命令が
実行される。つまり、平面型入力装置の操作途中でEN
TERキーを押す必要のある場合にも、平面型入力装置
の入力操作面104上で指を移動させるだけで、ENT
ERキーを押すのと同じ入力操作ができるので便利であ
る。同様に、例えば第2の機能領域107に上下スクロ
ール機能を割り当てておけば、第2の機能領域107に
指を触れ、指を上下に滑らすことで上下スクロールを実
現できる。
能が、例えばENTERキー入力機能であれば、第1の
機能領域106に指を触れることによって、キーボード
に設けられたENTERキーを押した場合と同じ命令が
実行される。つまり、平面型入力装置の操作途中でEN
TERキーを押す必要のある場合にも、平面型入力装置
の入力操作面104上で指を移動させるだけで、ENT
ERキーを押すのと同じ入力操作ができるので便利であ
る。同様に、例えば第2の機能領域107に上下スクロ
ール機能を割り当てておけば、第2の機能領域107に
指を触れ、指を上下に滑らすことで上下スクロールを実
現できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】説明の便宜のために、
図12において、機能領域を点線で明示したが、実際の
平面型入力装置TSPcの入力操作面104には、機能
領域は具体的には表示がなされていない。このために、
ユーザが提供されている機能を利用するには下記に述べ
るような不便な点がある。
図12において、機能領域を点線で明示したが、実際の
平面型入力装置TSPcの入力操作面104には、機能
領域は具体的には表示がなされていない。このために、
ユーザが提供されている機能を利用するには下記に述べ
るような不便な点がある。
【0012】(1)機能領域の位置が正確には分からな
いので、ユーザは所望の割当機能に対応する機能領域に
正しく触れることが困難である。つまり、所望の機能領
域の周辺に間違って触れてしまうことになる。結果、平
面型入力装置は例えばカーソルの移動が指示されたもの
と判断し、ユーザは所望の機能を実行させることができ
ない。
いので、ユーザは所望の割当機能に対応する機能領域に
正しく触れることが困難である。つまり、所望の機能領
域の周辺に間違って触れてしまうことになる。結果、平
面型入力装置は例えばカーソルの移動が指示されたもの
と判断し、ユーザは所望の機能を実行させることができ
ない。
【0013】(2)機能領域が多くなると、さらに所望
外の機能領域に触れてしまうことが多くなる。このよう
な事態を避けるために、機能領域機能は、多くても、入
力操作面上の四隅にしか割り当てることができない。
外の機能領域に触れてしまうことが多くなる。このよう
な事態を避けるために、機能領域機能は、多くても、入
力操作面上の四隅にしか割り当てることができない。
【0014】(3)機能領域のそれぞれに割り当てられ
た機能の内容が分からない。
た機能の内容が分からない。
【0015】(4)本来、表面シートの全域のすべてを
入力操作面として使用できるのに、表面シートの周辺を
入力操作面枠で囲むことによって、入力操作面の面積を
減少させている。結果、軽量小型化が必須のノートブッ
ク型パーソナルコンピュータに取り付けられる部品は、
体積および有効面積の無駄を極力なくすことが求められ
ているにもかかわらず、ユーザが用いることのできない
無駄な面積および体積が生じている。
入力操作面として使用できるのに、表面シートの周辺を
入力操作面枠で囲むことによって、入力操作面の面積を
減少させている。結果、軽量小型化が必須のノートブッ
ク型パーソナルコンピュータに取り付けられる部品は、
体積および有効面積の無駄を極力なくすことが求められ
ているにもかかわらず、ユーザが用いることのできない
無駄な面積および体積が生じている。
【0016】(5)図13に示すように、ユーザが指F
で入力操作面104に触れる場合、入力操作面枠105
に阻まれて、指Fは入力操作面枠105から距離Gだけ
離れた位置より内側の領域にしか触れることができな
い。つまり、図14に示すようにユーザは入力操作面1
04の全面に触れることができず、入力操作面枠105
の内周から距離Gだけ離れた内側の可触領域AOeにし
か触れられない。可触領域AOeと入力操作面枠105
の内周縁の間の領域は、センサSが設けられているにも
拘わらず、ユーザが操作することができない操作不可領
域AOnである。ノートブック型パーソナルコンピュー
タにおいて、この操作不可領域AOnが無駄に面積およ
び体積を空費していると共に平面型入力装置における有
効操作面積を減少させている。
で入力操作面104に触れる場合、入力操作面枠105
に阻まれて、指Fは入力操作面枠105から距離Gだけ
離れた位置より内側の領域にしか触れることができな
い。つまり、図14に示すようにユーザは入力操作面1
04の全面に触れることができず、入力操作面枠105
の内周から距離Gだけ離れた内側の可触領域AOeにし
か触れられない。可触領域AOeと入力操作面枠105
の内周縁の間の領域は、センサSが設けられているにも
拘わらず、ユーザが操作することができない操作不可領
域AOnである。ノートブック型パーソナルコンピュー
タにおいて、この操作不可領域AOnが無駄に面積およ
び体積を空費していると共に平面型入力装置における有
効操作面積を減少させている。
【0017】(6)ノートブック型パーソナルコンピュ
ータに搭載するために、それ自体が小さく作られている
平面型入力装置において、さらに小さな面積の入力操作
面には、ディスプレイの高解像度に対応する解像度を有
する座標の識別能力が求められている。しかるに、本来
小さい操作面積しか有しない入力操作面の有効操作面積
が、上述の(4)項および(5)項の理由によってさら
に縮小されてしまう。結果、ユーザが入力操作面に触れ
て正しく入力することが一層困難である。さらに、上述
の(2)項および(3)項で述べた問題もより一層深刻
になる。
ータに搭載するために、それ自体が小さく作られている
平面型入力装置において、さらに小さな面積の入力操作
面には、ディスプレイの高解像度に対応する解像度を有
する座標の識別能力が求められている。しかるに、本来
小さい操作面積しか有しない入力操作面の有効操作面積
が、上述の(4)項および(5)項の理由によってさら
に縮小されてしまう。結果、ユーザが入力操作面に触れ
て正しく入力することが一層困難である。さらに、上述
の(2)項および(3)項で述べた問題もより一層深刻
になる。
【0018】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、絶対座標域指定によって特定の機能を起動する機
能を持ち、その操作をより正確、直感的に理解、操作で
きる平面型入力装置を提供することを目的とする。
あり、絶対座標域指定によって特定の機能を起動する機
能を持ち、その操作をより正確、直感的に理解、操作で
きる平面型入力装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、指示部を平面状の入力面上を移動させると、指
示部と入力面の接触点の情報を表す入力信号を生成する
平面操作部と、指示部との接触に応じて入力信号を生成
できる入力面の有効入力領域の外縁より所定の離反距離
をもって、有効入力領域の周囲を取り囲むように設けら
れて、指示部の最大移動範囲を規定する入力操作枠とを
備える平面型入力装置であって、離反距離は、指示部が
入力操作枠によって移動が制限された時には、接触点が
有効入力領域の外縁部上にあるように決められ、 有効入
力領域が複数の辺部で規定される多角形状に構成される
場合には、辺部の中央部で最小となり、辺部から離れる
につれて大きくなり、隣接辺部となす角部で最大になる
ことを特徴とする。
発明は、指示部を平面状の入力面上を移動させると、指
示部と入力面の接触点の情報を表す入力信号を生成する
平面操作部と、指示部との接触に応じて入力信号を生成
できる入力面の有効入力領域の外縁より所定の離反距離
をもって、有効入力領域の周囲を取り囲むように設けら
れて、指示部の最大移動範囲を規定する入力操作枠とを
備える平面型入力装置であって、離反距離は、指示部が
入力操作枠によって移動が制限された時には、接触点が
有効入力領域の外縁部上にあるように決められ、 有効入
力領域が複数の辺部で規定される多角形状に構成される
場合には、辺部の中央部で最小となり、辺部から離れる
につれて大きくなり、隣接辺部となす角部で最大になる
ことを特徴とする。
【0020】上述のように、第1の発明においては、入
力操作枠に邪魔されることなく、平面型入力装置の感応
領域である有効入力面の全域を活用できる。
力操作枠に邪魔されることなく、平面型入力装置の感応
領域である有効入力面の全域を活用できる。
【0021】第2の発明は、第1の発明において、離反
距離は、入力面と入力操作枠に接する指示部の先端部分
形状と、入力操作枠の入力面よりの高さによって決めら
れることを特徴とする。
距離は、入力面と入力操作枠に接する指示部の先端部分
形状と、入力操作枠の入力面よりの高さによって決めら
れることを特徴とする。
【0022】上述のように、第2の発明においては、指
等の指示手段および入力操作枠の大きさや形状に応じ
て、有効入力面と入力操作枠間の離間距離を適正に決定
できる。
等の指示手段および入力操作枠の大きさや形状に応じ
て、有効入力面と入力操作枠間の離間距離を適正に決定
できる。
【0023】第3の発明は、指示部を平面状の入力面上
を移動させると、指示部と入力面の接触点の情報を表す
入力信号を生成する平面操作部と、指示部との接触に応
じて入力信号を生成できる入力面の有効入力領域の外縁
より所定の離反距離をもって、有効入力領域の周囲を取
り囲むように設けられて、指示部の最大移動範囲を規定
する入力操作枠とを備える平面型入力装置であって、離
反距離は、指示部が有効入力領域の任意の位置に接触す
ることを可能とする最小値と決められ、 有効入力領域が
複数の辺部で規定される多角形状に構成される場合に
は、辺部の中央部で最小となり、辺部から離れるにつれ
て大きくなり、隣接辺部となす角部で最大になることを
特徴とする。
を移動させると、指示部と入力面の接触点の情報を表す
入力信号を生成する平面操作部と、指示部との接触に応
じて入力信号を生成できる入力面の有効入力領域の外縁
より所定の離反距離をもって、有効入力領域の周囲を取
り囲むように設けられて、指示部の最大移動範囲を規定
する入力操作枠とを備える平面型入力装置であって、離
反距離は、指示部が有効入力領域の任意の位置に接触す
ることを可能とする最小値と決められ、 有効入力領域が
複数の辺部で規定される多角形状に構成される場合に
は、辺部の中央部で最小となり、辺部から離れるにつれ
て大きくなり、隣接辺部となす角部で最大になることを
特徴とする。
【0024】上述のように、第3の発明においては、第
1の発明と同様の効果が得られる。
1の発明と同様の効果が得られる。
【0025】第4の発明は、第1の発明、第2の発明、
および第3の発明の何れかにおいて、有効入力領域に
は、特定の機能が割り当てられた機能領域が設けられ、
機能領域に指示部による入力があれば、平面操作部が特
定の機能の実行を指示する機能実行指示信号を生成する
ことを特徴とする。
および第3の発明の何れかにおいて、有効入力領域に
は、特定の機能が割り当てられた機能領域が設けられ、
機能領域に指示部による入力があれば、平面操作部が特
定の機能の実行を指示する機能実行指示信号を生成する
ことを特徴とする。
【0026】上述のように、第4の発明においては、操
作入力枠で案内されることによって、容易に所望する機
能領域に選択的に接触できる。
作入力枠で案内されることによって、容易に所望する機
能領域に選択的に接触できる。
【0027】第5の発明は、第1の発明、第2の発明、
第3の発明、および第4の発明の何れかにおいて、機能
領域に割り当てられた特定の機能の内容を表す標識が、
機能領域上に或いは入力操作枠上に設けられることを特
徴とする。
第3の発明、および第4の発明の何れかにおいて、機能
領域に割り当てられた特定の機能の内容を表す標識が、
機能領域上に或いは入力操作枠上に設けられることを特
徴とする。
【0028】上述のように、第5の発明においては、標
識により、ユーザは入力操作面の有効入力領域に設けら
れた機能領域の位置、あるいは機能領域に割り当てられ
た機能の内容を知ることができる。
識により、ユーザは入力操作面の有効入力領域に設けら
れた機能領域の位置、あるいは機能領域に割り当てられ
た機能の内容を知ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1〜図10を参照して、本発明
の実施形態にかかる平面型入力装置をノートブック型パ
ーソナルコンピュータへ適用した場合を例に説明する。
なお、本実施例にかかる平面型入力装置は、上述の目的
を達成するために考案されたものである。
の実施形態にかかる平面型入力装置をノートブック型パ
ーソナルコンピュータへ適用した場合を例に説明する。
なお、本実施例にかかる平面型入力装置は、上述の目的
を達成するために考案されたものである。
【0030】図1に、本発明の実施形態にかかる平面型
入力装置を搭載したノートブック型パーソナルコンピュ
ータを示す。ノートブック型パーソナルコンピュータN
BPCは、パーソナルコンピュータ本体部1、表示部
2、表示画面3、キーボード4、本実施例にかかる平面
型入力装置TSP1、および左クリックボタン8および
右クリックボタン9を含む。平面型入力装置TSP1は
キーボード4の手前に設けてあり、入力操作面枠6に囲
まれた部分が入力操作面7である。
入力装置を搭載したノートブック型パーソナルコンピュ
ータを示す。ノートブック型パーソナルコンピュータN
BPCは、パーソナルコンピュータ本体部1、表示部
2、表示画面3、キーボード4、本実施例にかかる平面
型入力装置TSP1、および左クリックボタン8および
右クリックボタン9を含む。平面型入力装置TSP1は
キーボード4の手前に設けてあり、入力操作面枠6に囲
まれた部分が入力操作面7である。
【0031】図2に、図1における平面型入力装置TS
P1のII−II断面を示す。同図に示すように、平面型入
力装置TSP1は、回路基板10、座標検出センサ1
1、表面シート12が図示の如くパーソナルコンピュー
タ本体部1の筐体13によって保持されている。平面型
入力装置TSP1は表面シート12、座標検出センサ1
1が回路基板10の上に積層されたものであり、数セン
チ角の平板な入力操作面7を有し、パーソナルコンピュ
ータ本体部1の筐体に設けた切り欠きの中に埋め込まれ
ている。
P1のII−II断面を示す。同図に示すように、平面型入
力装置TSP1は、回路基板10、座標検出センサ1
1、表面シート12が図示の如くパーソナルコンピュー
タ本体部1の筐体13によって保持されている。平面型
入力装置TSP1は表面シート12、座標検出センサ1
1が回路基板10の上に積層されたものであり、数セン
チ角の平板な入力操作面7を有し、パーソナルコンピュ
ータ本体部1の筐体に設けた切り欠きの中に埋め込まれ
ている。
【0032】入力操作面7は、入力操作面枠6で囲われ
ており、入力操作面7の表面は表面シート12で覆われ
ている。表面シート12は手触りの良い不透明なフィル
ムで、座標検出センサ11を保護するとともに、内部が
透けて見えないようにしている。本実施の形態で使用し
た座標検出センサ11は、好ましくは静電容量式のタブ
レットであるが、感圧式等の他の方式を採用したもので
あっても良い。
ており、入力操作面7の表面は表面シート12で覆われ
ている。表面シート12は手触りの良い不透明なフィル
ムで、座標検出センサ11を保護するとともに、内部が
透けて見えないようにしている。本実施の形態で使用し
た座標検出センサ11は、好ましくは静電容量式のタブ
レットであるが、感圧式等の他の方式を採用したもので
あっても良い。
【0033】図3に平面型入力装置TSP1の電子回路
の構成を示す。座標検出センサ11には、1024列×
768行で規定される各区画のそれぞれに座標検出セン
サが配置されている。表面シート12を介して、座標検
出センサ11の上に指を置くと、指を置いた部分の静電
容量が減るので、この静電容量の変化を電流値の変化に
変換して指の置かれた部分の位置が検出される。
の構成を示す。座標検出センサ11には、1024列×
768行で規定される各区画のそれぞれに座標検出セン
サが配置されている。表面シート12を介して、座標検
出センサ11の上に指を置くと、指を置いた部分の静電
容量が減るので、この静電容量の変化を電流値の変化に
変換して指の置かれた部分の位置が検出される。
【0034】すなわち、表面シート12を介して指が座
標検出センサ11に接触する部分の座標位置を検出部1
4が横方向走査線と縦方向走査線との交点により検出し
て、座標信号Scを生成する。座標信号Scは、インタ
ーフェース部15およびI/O部(図示せず)を介して
パーソナルコンピュータ本体部1のCPU(図示せず)
に出力される。
標検出センサ11に接触する部分の座標位置を検出部1
4が横方向走査線と縦方向走査線との交点により検出し
て、座標信号Scを生成する。座標信号Scは、インタ
ーフェース部15およびI/O部(図示せず)を介して
パーソナルコンピュータ本体部1のCPU(図示せず)
に出力される。
【0035】回路基板10から送出される座標信号Sc
は指が指示した絶対座標位置を表す信号である。CPU
は、その座標信号Scが表示画面上のカーソルの移動を
指示するものか、或いは特定の機能領域に割り当てられ
た機能の実行を指示するものかを判断する。そして、C
PUは、その判断に対応する命令を実行して、その結果
を表示画面3に表示させる。
は指が指示した絶対座標位置を表す信号である。CPU
は、その座標信号Scが表示画面上のカーソルの移動を
指示するものか、或いは特定の機能領域に割り当てられ
た機能の実行を指示するものかを判断する。そして、C
PUは、その判断に対応する命令を実行して、その結果
を表示画面3に表示させる。
【0036】以下に、図4、図5、図6、図7、および
図8に示す平面型入力装置TSP1の正面図を参照し
て、座標検出センサ11上の特定の機能領域を示す標
識、または機能領域に割り当てられた機能の内容を示す
標識の様々な例について説明する。
図8に示す平面型入力装置TSP1の正面図を参照し
て、座標検出センサ11上の特定の機能領域を示す標
識、または機能領域に割り当てられた機能の内容を示す
標識の様々な例について説明する。
【0037】先ず、図4において、丸印17a、17
b、17c、および17dと矢印18aおよび18b
は、平面型入力装置TSP1の入力操作面7A上に設け
られた標識である。標識17a〜17dと18aおよび
18bは、好ましくは表面シート12A上に印刷される
が、ユーザが容易に認識できると共に操作の妨げになら
ない方法であれば、刻印或いは浮き出しのような方法で
あっても良い。つまり、ユーザが指で位置確認ができる
ように、表面シート12Aの表面に凹凸を設ければ、ユ
ーザはブラインドタッチ入力できる。
b、17c、および17dと矢印18aおよび18b
は、平面型入力装置TSP1の入力操作面7A上に設け
られた標識である。標識17a〜17dと18aおよび
18bは、好ましくは表面シート12A上に印刷される
が、ユーザが容易に認識できると共に操作の妨げになら
ない方法であれば、刻印或いは浮き出しのような方法で
あっても良い。つまり、ユーザが指で位置確認ができる
ように、表面シート12Aの表面に凹凸を設ければ、ユ
ーザはブラインドタッチ入力できる。
【0038】図4において、例えば左上隅の丸印17a
を指で触れると、ENTERキーを押した場合と同じ命
令が実行される。右上隅の丸印17b、左下隅の丸印1
7c、および右下隅の丸印17dも、丸印17aと同様
に、ENTERキーの機能が割り付けられている。この
ような機能をランチャ機能と言う。
を指で触れると、ENTERキーを押した場合と同じ命
令が実行される。右上隅の丸印17b、左下隅の丸印1
7c、および右下隅の丸印17dも、丸印17aと同様
に、ENTERキーの機能が割り付けられている。この
ような機能をランチャ機能と言う。
【0039】また、右辺側の矢印18aは上下スクロー
ル機能と上下スクロール機能の位置を表示する標識であ
る。ユーザは矢印によって、機能の内容と機能が割り当
てられている位置との両方を知ることができる。ユーザ
は右辺側矢印18aの意味を理解すれば、後は説明の必
要もなく下辺側の矢印18bは左右スクロール機能であ
ることを容易に認識できる。図12に示した平面型入力
装置TSPcの例と比較すれば明らかなように、本発明
による平面型入力装置TSP1においては、表面シート
12Aに表示された標識に基づいて、ユーザは、正確、
迅速に入力操作を行うことができる。
ル機能と上下スクロール機能の位置を表示する標識であ
る。ユーザは矢印によって、機能の内容と機能が割り当
てられている位置との両方を知ることができる。ユーザ
は右辺側矢印18aの意味を理解すれば、後は説明の必
要もなく下辺側の矢印18bは左右スクロール機能であ
ることを容易に認識できる。図12に示した平面型入力
装置TSPcの例と比較すれば明らかなように、本発明
による平面型入力装置TSP1においては、表面シート
12Aに表示された標識に基づいて、ユーザは、正確、
迅速に入力操作を行うことができる。
【0040】次に、図5に、入力操作面枠6Bの内側に
8個の凹状の標識を設けた例を示す。入力操作面枠6B
の四隅には、3/4円状の切り欠き19a、19b、1
9c、および19dが機能領域の標識として設けられて
いる。そして、入力操作面枠6Bの内周側の四辺には、
半円状の切り欠き20T、20R、20L、および20
Bが機能領域の標識として設けられている。
8個の凹状の標識を設けた例を示す。入力操作面枠6B
の四隅には、3/4円状の切り欠き19a、19b、1
9c、および19dが機能領域の標識として設けられて
いる。そして、入力操作面枠6Bの内周側の四辺には、
半円状の切り欠き20T、20R、20L、および20
Bが機能領域の標識として設けられている。
【0041】ユーザは、入力操作面枠6Bの内周側周辺
を指で辿ることによって、これらの凹状標識によって機
能領域の位置を知ることができる。標識19a、19
b、19c、19d、20T、20R、20L、および
20Bの内、所望の機能が割り当てられた機能領域を示
す標識のところで指を止め、そして指を滑らして入力操
作面7Bを軽く押すことによって、正確、かつ迅速に所
望の機能実行命令の入力操作を行うことができる。勿
論、本例においても、図4で説明したように、表面シー
ト12の上に印刷した標識を凹状標識と併設すれば、一
層操作性が良い。
を指で辿ることによって、これらの凹状標識によって機
能領域の位置を知ることができる。標識19a、19
b、19c、19d、20T、20R、20L、および
20Bの内、所望の機能が割り当てられた機能領域を示
す標識のところで指を止め、そして指を滑らして入力操
作面7Bを軽く押すことによって、正確、かつ迅速に所
望の機能実行命令の入力操作を行うことができる。勿
論、本例においても、図4で説明したように、表面シー
ト12の上に印刷した標識を凹状標識と併設すれば、一
層操作性が良い。
【0042】図6に、図5に示した標識19a、19
b、19c、19dの変形例を示す。同例においては、
図5に示した標識19a、19b、19c、19dの3
/4円状の切り欠き形状に工夫を加え、ユーザの操作性
の便宜を図っている。本例においては、入力操作面枠6
Cの内周辺は、入力操作面7に対して緩やかな凸の曲線
状に形成されている。
b、19c、19dの変形例を示す。同例においては、
図5に示した標識19a、19b、19c、19dの3
/4円状の切り欠き形状に工夫を加え、ユーザの操作性
の便宜を図っている。本例においては、入力操作面枠6
Cの内周辺は、入力操作面7に対して緩やかな凸の曲線
状に形成されている。
【0043】これらの曲線状の四辺で規定される四隅の
内、例えば、左上隅には、半円状の切り欠き21aが設
けられている。図5に示した例と異なり、標識21aは
3/4円状ではなく、半円状である。さらに、半円状の
端部は入力操作面7に対して緩やか凸状の曲線を有する
入力操作面枠6Cの辺22と滑らかに接合されている。
内、例えば、左上隅には、半円状の切り欠き21aが設
けられている。図5に示した例と異なり、標識21aは
3/4円状ではなく、半円状である。さらに、半円状の
端部は入力操作面7に対して緩やか凸状の曲線を有する
入力操作面枠6Cの辺22と滑らかに接合されている。
【0044】結果、図4に示した例と異なり、入力操作
面枠6Cの内周面側(特に隅部)には角がなく、全体的
に滑らかな連続線で形成される。このように形成された
入力操作面枠6Cの内周辺部を、ユーザは指で辿り易
い。また、通常のカーソル移動操作の時、角がないので
指を滑らす操作に違和感がない。
面枠6Cの内周面側(特に隅部)には角がなく、全体的
に滑らかな連続線で形成される。このように形成された
入力操作面枠6Cの内周辺部を、ユーザは指で辿り易
い。また、通常のカーソル移動操作の時、角がないので
指を滑らす操作に違和感がない。
【0045】図7に、入力操作面7上の機能領域を示す
標識を、それぞれ入力操作面枠6D上の対応する位置に
凹状、または凸状に設けた例を示す。これらの標識24
a、24b、25a、および25bを印刷したシート
を、入力操作面枠6Dの上面に張り合わせても良い。
標識を、それぞれ入力操作面枠6D上の対応する位置に
凹状、または凸状に設けた例を示す。これらの標識24
a、24b、25a、および25bを印刷したシート
を、入力操作面枠6Dの上面に張り合わせても良い。
【0046】図8に、図4に示した、入力操作面枠6A
の内周側の四隅に設けた標識17a、17b、17c、
および17dと表面シート12の全面に格子部26を設
けた例を示す。本例は、図4に示した例における2辺の
スクロール機能を格子26によって置き換えたものであ
る。
の内周側の四隅に設けた標識17a、17b、17c、
および17dと表面シート12の全面に格子部26を設
けた例を示す。本例は、図4に示した例における2辺の
スクロール機能を格子26によって置き換えたものであ
る。
【0047】格子部26の機能を利用するには、始めに
例えば標識17a〜17dの何れかに触れて、対応する
ランチャ機能領域を指定する。すると、ノートブック型
パーソナルコンピュータの表示画面3には、アプリケー
ションプログラムの機能を絵柄などでシンボル化したア
イコンが表示される。このとき表示されるアイコンは、
予め格子部26の格子配列と一致するように設定してあ
る。
例えば標識17a〜17dの何れかに触れて、対応する
ランチャ機能領域を指定する。すると、ノートブック型
パーソナルコンピュータの表示画面3には、アプリケー
ションプログラムの機能を絵柄などでシンボル化したア
イコンが表示される。このとき表示されるアイコンは、
予め格子部26の格子配列と一致するように設定してあ
る。
【0048】本例ではアイコンは、3列×3行を基本と
して配列される。表示画面3を見ながら、希望するアイ
コンが第3列、第2行目にあれば、これに対応する平面
型入力装置TSP1上の領域28を指で触れると、予め
平面型入力装置TSP1上の領域と表示画面3上のアイ
コンとの対応を登録しておけば、所望のアプリケーショ
ンプログラムを立ち上げることができる。
して配列される。表示画面3を見ながら、希望するアイ
コンが第3列、第2行目にあれば、これに対応する平面
型入力装置TSP1上の領域28を指で触れると、予め
平面型入力装置TSP1上の領域と表示画面3上のアイ
コンとの対応を登録しておけば、所望のアプリケーショ
ンプログラムを立ち上げることができる。
【0049】なおアイコンに対応するアプリケーション
プログラムを登録しておき、そのアイコンを操作するこ
とで登録されたアプリケーションプログラムを起動する
方法は、特願平10−244880号公報に開示された
方法と同様である。本例によれば、表示画面3上のアイ
コンの表示サイズに左右されずに、平面型入力装置TS
P1上の格子部26によって迅速にアイコンを選択する
ことができる。
プログラムを登録しておき、そのアイコンを操作するこ
とで登録されたアプリケーションプログラムを起動する
方法は、特願平10−244880号公報に開示された
方法と同様である。本例によれば、表示画面3上のアイ
コンの表示サイズに左右されずに、平面型入力装置TS
P1上の格子部26によって迅速にアイコンを選択する
ことができる。
【0050】図9に、入力操作面枠6Eが曲線で形成さ
れた例を示す。同図において、点線Lsは、回路基板1
0の座標検出センサ11がユーザの操作により座標信号
を出力できる領域を示す有効センサ領域を示す。さら
に、点線Lfは、回路基板10の座標検出センサ11の
入力面を覆って設けられた表面シート12の外形を示
す。
れた例を示す。同図において、点線Lsは、回路基板1
0の座標検出センサ11がユーザの操作により座標信号
を出力できる領域を示す有効センサ領域を示す。さら
に、点線Lfは、回路基板10の座標検出センサ11の
入力面を覆って設けられた表面シート12の外形を示
す。
【0051】このように、本例においては、入力操作面
枠6Eの内周辺は、入力操作面7Eに対して内側に凸な
曲線と隅部が外側に凸な曲線とで形成される。このよう
に入力操作面枠6Eの内周は、有効センサ領域Lsより
外側に位置する。つまり、有効センサ領域Lsと入力操
作面枠6Eとの間には、座標検出センサが配置されてい
ないセンサ非設領域Ansが設けられている。これは、
図12を参照して説明した、ユーザの指の移動が入力操
作面枠によって制限されることによって、ユーザが実際
に触れることのできる有効操作面域が制限されて入力操
作面の一部が無駄になっていることを解消するものであ
る。
枠6Eの内周辺は、入力操作面7Eに対して内側に凸な
曲線と隅部が外側に凸な曲線とで形成される。このよう
に入力操作面枠6Eの内周は、有効センサ領域Lsより
外側に位置する。つまり、有効センサ領域Lsと入力操
作面枠6Eとの間には、座標検出センサが配置されてい
ないセンサ非設領域Ansが設けられている。これは、
図12を参照して説明した、ユーザの指の移動が入力操
作面枠によって制限されることによって、ユーザが実際
に触れることのできる有効操作面域が制限されて入力操
作面の一部が無駄になっていることを解消するものであ
る。
【0052】つまり、センサ非設領域Ansは、ユーザ
が入力操作面7E上を滑らせた指が、入力操作面枠6E
によって止められる場合に、入力操作面7Eの端部に設
けられたセンサがユーザの指の存在を検知して座標信号
を生成できるように決められる。つまり、入力操作面枠
6Eの内周縁は、有効センサ領域Lsの外縁に対して、
所定の距離Gだけ離反するように決められる。この離反
距離をギャップGと称す。
が入力操作面7E上を滑らせた指が、入力操作面枠6E
によって止められる場合に、入力操作面7Eの端部に設
けられたセンサがユーザの指の存在を検知して座標信号
を生成できるように決められる。つまり、入力操作面枠
6Eの内周縁は、有効センサ領域Lsの外縁に対して、
所定の距離Gだけ離反するように決められる。この離反
距離をギャップGと称す。
【0053】入力操作面枠6Eの内周側(以降、「入力
操作面枠6E」と略称す)の四辺の各部においては、入
力操作面枠6Eは、有効センサ領域Lsから概ね所定の
距離GLだけ離反していれば良い。この四辺部での離反
距離を辺部ギャップGLと称す。しかしながら、入力操
作面枠6Eの四隅のそれぞれにおいては2辺が交わる頂
点(角)に近づくほど、ギャップGは辺部ギャップGL
より大きくする必要がある。
操作面枠6E」と略称す)の四辺の各部においては、入
力操作面枠6Eは、有効センサ領域Lsから概ね所定の
距離GLだけ離反していれば良い。この四辺部での離反
距離を辺部ギャップGLと称す。しかしながら、入力操
作面枠6Eの四隅のそれぞれにおいては2辺が交わる頂
点(角)に近づくほど、ギャップGは辺部ギャップGL
より大きくする必要がある。
【0054】そして、有効センサ領域Lsの角部に位置
するセンサがユーザの指を検出できるためには、ギャッ
プGは最大値GCをとる。この有効センサ領域Lsの角
部に対するギャップGを角部ギャップGCと称する。す
なわち、隅部の機能領域31に指を移動させようとして
も、入力操作面7Eより高い位置にある入力操作面枠6
Eの2辺の壁が指を受け止めて、指先を隅まで押し込む
ことが困難である。このため、隅にある機能領域31の
位置を確実に指定するために、入力操作面枠6Eの内周
側隅部に膨らみを持たせている。
するセンサがユーザの指を検出できるためには、ギャッ
プGは最大値GCをとる。この有効センサ領域Lsの角
部に対するギャップGを角部ギャップGCと称する。す
なわち、隅部の機能領域31に指を移動させようとして
も、入力操作面7Eより高い位置にある入力操作面枠6
Eの2辺の壁が指を受け止めて、指先を隅まで押し込む
ことが困難である。このため、隅にある機能領域31の
位置を確実に指定するために、入力操作面枠6Eの内周
側隅部に膨らみを持たせている。
【0055】このように、入力操作面枠6Eは、有効セ
ンサ領域Lsから最小で辺部ギャップGL離反し、最大
で角部ギャップGCだけ離反する滑らかな連続線で形成
される内周部を有する。この入力操作面枠6Eの内周と
有効センサ領域Lsとの間のセンサが設けられていない
領域がセンサ非設領域Ansである。つまり、センサ非
設領域Ansおよび入力操作面枠6Eの内周形状は、有
効センサ領域Lsの形状と、ユーザの指の形状、そして
入力操作面枠6Eの入力操作面7Eからの高さおよび側
面形状によって適宜決められる。
ンサ領域Lsから最小で辺部ギャップGL離反し、最大
で角部ギャップGCだけ離反する滑らかな連続線で形成
される内周部を有する。この入力操作面枠6Eの内周と
有効センサ領域Lsとの間のセンサが設けられていない
領域がセンサ非設領域Ansである。つまり、センサ非
設領域Ansおよび入力操作面枠6Eの内周形状は、有
効センサ領域Lsの形状と、ユーザの指の形状、そして
入力操作面枠6Eの入力操作面7Eからの高さおよび側
面形状によって適宜決められる。
【0056】また、四隅に対して、四辺の中央部は指の
侵入を防ぐ壁は一辺なので、指先が入力操作面7Eの端
近くまで届き易い。したがって、辺に沿った部分では基
本的にはセンサ非設領域Ansは小さくて良い。さら
に、図6を参照して説明したように、指の移動を滑らか
にするために、四辺部では内側に凸の形状にしている。
侵入を防ぐ壁は一辺なので、指先が入力操作面7Eの端
近くまで届き易い。したがって、辺に沿った部分では基
本的にはセンサ非設領域Ansは小さくて良い。さら
に、図6を参照して説明したように、指の移動を滑らか
にするために、四辺部では内側に凸の形状にしている。
【0057】勿論、センサ非設領域Ansの許容程度
は、入力操作面枠6Eの壁の高さや、指の太さ、座標検
出センサの感度等によって異なるので、誤動作が発生し
ない範囲を実験によって求めることが必要である。図9
に示す例では、実質的にひとまわり大きな従来の座標検
出センサを使用した場合と同じ操作範囲が実現されてい
る。このため隅部に配した機能領域31を確実に位置指
定することができる。また、丸みを有する枠で囲まれた
入力操作面7Eは、通常のカーソル移動操作の場合に
も、指先が隅に引っ掛かることがない。
は、入力操作面枠6Eの壁の高さや、指の太さ、座標検
出センサの感度等によって異なるので、誤動作が発生し
ない範囲を実験によって求めることが必要である。図9
に示す例では、実質的にひとまわり大きな従来の座標検
出センサを使用した場合と同じ操作範囲が実現されてい
る。このため隅部に配した機能領域31を確実に位置指
定することができる。また、丸みを有する枠で囲まれた
入力操作面7Eは、通常のカーソル移動操作の場合に
も、指先が隅に引っ掛かることがない。
【0058】本発明は上述の標識に限定されるものでな
く、例えば標識を音声で告知することも可能である。例
えば、入力操作面枠の所定の位置に感圧センサを取り付
けておけば、指が指定位置に触れた時に音声告知をす
る。また、表面シートに代えて液晶パネルを前面に配す
ることもできる。この場合には、標識を液晶画面上に表
示できるので、平面型入力装置の設定に合わせて標識を
変更することができるので、ユーザの使い勝手はさらに
改善される。
く、例えば標識を音声で告知することも可能である。例
えば、入力操作面枠の所定の位置に感圧センサを取り付
けておけば、指が指定位置に触れた時に音声告知をす
る。また、表面シートに代えて液晶パネルを前面に配す
ることもできる。この場合には、標識を液晶画面上に表
示できるので、平面型入力装置の設定に合わせて標識を
変更することができるので、ユーザの使い勝手はさらに
改善される。
【0059】また、回路基板10のセンサ領域が要求に
対して充分広く且つ、分解能が十分である場合には、セ
ンサ非設領域Ansを小さく或いはなくして、入力操作
面枠6Eの一部が有効センサ領域Ls上に位置するよう
にしても良い。
対して充分広く且つ、分解能が十分である場合には、セ
ンサ非設領域Ansを小さく或いはなくして、入力操作
面枠6Eの一部が有効センサ領域Ls上に位置するよう
にしても良い。
【0060】上述のように、本発明の実施形態において
は、入力操作面枠上に設けた凹凸、または印刷された図
案等の標識により、ユーザは入力操作面上の機能領域を
触覚・視覚により正確に知ることができ、機能領域を指
先で指定することが容易である。
は、入力操作面枠上に設けた凹凸、または印刷された図
案等の標識により、ユーザは入力操作面上の機能領域を
触覚・視覚により正確に知ることができ、機能領域を指
先で指定することが容易である。
【0061】また、機能領域の機能内容を示す標識を入
力操作面枠に設けることにより、機能領域の指定が容易
であり、誤入力が少なくなる効果を有する。また、機能
領域を正確に認識できるので、機能領域の数を増やすこ
とが可能となり、入力効率が改善できる。
力操作面枠に設けることにより、機能領域の指定が容易
であり、誤入力が少なくなる効果を有する。また、機能
領域を正確に認識できるので、機能領域の数を増やすこ
とが可能となり、入力効率が改善できる。
【0062】さらに、標識を入力操作面枠に形成した凹
凸、または印刷物とすることにより、指先によっても機
能領域、または機能領域の機能内容が分かるのでブライ
ンドタッチが容易である。また、表面シートに標識を印
刷する方法に対し、入力操作面を無地にすることができ
るため通常のカーソル移動操作時における違和感がな
い。
凸、または印刷物とすることにより、指先によっても機
能領域、または機能領域の機能内容が分かるのでブライ
ンドタッチが容易である。また、表面シートに標識を印
刷する方法に対し、入力操作面を無地にすることができ
るため通常のカーソル移動操作時における違和感がな
い。
【0063】座標検出センサ部と入力操作面枠の内周部
の間に座標検出センサが配置されていないセンサ非設領
域を設けることにより、隅部における機能領域の指定を
容易にするものである。また、座標検出センサの有効限
度いっぱいまで機能指定領域として利用できるので、効
率よく入力操作面を使用できる。
の間に座標検出センサが配置されていないセンサ非設領
域を設けることにより、隅部における機能領域の指定を
容易にするものである。また、座標検出センサの有効限
度いっぱいまで機能指定領域として利用できるので、効
率よく入力操作面を使用できる。
【図1】本発明の実施形態にかかる平面型入力装置を組
み込んだノートブック型パーソナルコンピュータを示す
斜視図である。
み込んだノートブック型パーソナルコンピュータを示す
斜視図である。
【図2】図1に示す平面型入力装置のII−II断面図であ
る。
る。
【図3】図1に示す平面型入力装置の電子回路の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態にかかる平面型入力装置に設
けられる標識の第1の例を示す説明図である。
けられる標識の第1の例を示す説明図である。
【図5】本発明の実施形態にかかる平面型入力装置に設
けられる標識の第2の例を示す説明図である。
けられる標識の第2の例を示す説明図である。
【図6】本発明の実施形態にかかる平面型入力装置に設
けられる標識の第3の例を示す説明図である。
けられる標識の第3の例を示す説明図である。
【図7】本発明の実施形態にかかる平面型入力装置に設
けられる標識の第4の例を示す説明図である。
けられる標識の第4の例を示す説明図である。
【図8】本発明の実施形態にかかる平面型入力装置に設
けられる標識の第5の例を示す説明図である。
けられる標識の第5の例を示す説明図である。
【図9】本発明の実施形態にかかる平面型入力装置に設
けられる入力操作面枠の変形例を示す説明図である。
けられる入力操作面枠の変形例を示す説明図である。
【図10】図9に示した平面型入力装置のX−X断面図
である。
である。
【図11】従来の平面型入力装置の構造を示す斜視展開
図である。
図である。
【図12】従来の平面型入力装置の入力操作面を示す正
面図である。
面図である。
【図13】従来の平面型入力装置の入力操作面を指で操
作する場合の様子を示す説明図である。
作する場合の様子を示す説明図である。
【図14】図12に示した従来の平面型入力装置の入力
操作面を指で操作できる有効操作領域を示す正面図であ
る。
操作面を指で操作できる有効操作領域を示す正面図であ
る。
1 パソコン本体部 2 表示部 3 表示画面 4 キーボード 6、6A、6C、6D、6E 入力操作面枠 7、7A、7B、7E 入力操作面 8 左クリックボタン 9 右クリックボタン 10 回路基板 11 座標検出センサ 12、12A、12E 表面シート 13 筐体 14 検出部 15 インターフェース部 17a、17b、17d、17e 丸印 18a、18b 矢印 19a、19b、19c、19d 切り欠き 20L、20R、20T、20B 切り欠き 21a 標識 22 辺 24a、24b 標識 25a、25b 標識 26 格子 28 領域 31 機能領域 101 回路基板 102 表面シート 104 入力操作面 105 入力操作面枠 106 第1の機能領域 107 第2の機能領域 NBPC ノートブック型パーソナルコンピュータ TSP1 平面型入力装置 Ans センサ非設領域 AOn 操作不可領域 F 指 G ギャップ GL 辺部ギャップ GC 角部ギャップ Lf 表面シートの外形 Ls 有効センサ領域 TSPc 平面型入力装置 S センサ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/033 310
Claims (5)
- 【請求項1】 指示手段を平面状の入力面上を移動させ
ると、当該指示手段と当該入力面の接触点の情報を表す
入力信号を生成する平面操作部と、 前記指示手段との接触に応じて前記入力信号を生成でき
る前記入力面の有効入力領域の外縁より所定の離反距離
をもって、当該有効入力領域の周囲を取り囲むように設
けられて、前記指示手段の最大移動範囲を規定する入力
操作枠とを備える平面型入力装置であって、 前記離反距離は、 前記指示手段が前記入力操作枠によって移動が制限され
た時には、前記接触点が前記有効入力領域の外縁部上に
あるように決められ、 前記有効入力領域が複数の辺部で規定される多角形状に
構成される場合には、前記辺部の中央部で最小となり、
当該辺部から離れるにつれて大きくなり、隣接辺部とな
す角部で最大になる ことを特徴とする平面型入力装置。 - 【請求項2】 前記離反距離は、前記入力面と前記入力
操作枠に接する前記指示手段の先端部分形状と、当該入
力操作枠の当該入力面よりの高さによって決められるこ
とを特徴とする請求項1に記載の平面型入力装置。 - 【請求項3】 指示手段を平面状の入力面上を移動させ
ると、当該指示手段と当該入力面の接触点の情報を表す
入力信号を生成する平面操作部と、 前記指示手段との接触に応じて前記入力信号を生成でき
る前記入力面の有効入力領域の外縁より所定の離反距離
をもって、当該有効入力領域の周囲を取り囲むように設
けられて、前記指示手段の最大移動範囲を規定する入力
操作枠とを備える平面型入力装置であって、 前記離反距離は、前記指示手段が前記有効入力領域の任
意の位置に接触することを可能とする最小値と決めら
れ、 前記有効入力領域が複数の辺部で規定される多角形状に
構成される場合には、前記辺部の中央部で最小となり、
当該辺部から離れるにつれて大きくなり、隣接辺部とな
す角部で最大になる ことを特徴とする平面型入力装置。 - 【請求項4】 前記有効入力領域には、特定の機能が割
り当てられた機能領域が設けられ、当該機能領域に前記
指示手段による入力があれば、前記平面操作 部が特定の
機能の実行を指示する機能実行指示信号を生成すること
を特徴とする請求項1、請求項2、および請求項3の何
れかに記載の平面型入力装置。 - 【請求項5】 前記機能領域に割り当てられた特定の機
能の内容を表す標識が、当該機能領域上に或いは前記入
力操作枠上に設けられることを特徴とする請求項1、
2、3、および4の何れかに記載の平面型入力装置。
Priority Applications (1)
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