JP3265645B2 - 音声符号化装置 - Google Patents

音声符号化装置

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JP3265645B2 JP26695092A JP26695092A JP3265645B2 JP 3265645 B2 JP3265645 B2 JP 3265645B2 JP 26695092 A JP26695092 A JP 26695092A JP 26695092 A JP26695092 A JP 26695092A JP 3265645 B2 JP3265645 B2 JP 3265645B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音声符号化装置に関し、
特に音声信号を低ビットレートで高品質に符号化する音
声符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、無線回線を用いた自動車電話やコ
ードレス電話等のディジタル化が進展している。無線回
線では使用可能な周波数帯域幅が狭いため、音声信号を
低ビットレートで符号化する方式の開発は重要である。
【0003】従来、音声信号を4〜8Kb/S程度の低
ビットレートで符号化する方法としては、例えば、米国
で発行された1985年アイキャスプ・プロシーデング
ス(ICASP prcceedings 85)第9
37頁〜第940頁所載のシュレーダとアタルの論文
「コードエキサイテッド・リニア・プレデイクション:
ハイ・クォリティ・アト・ロウ・ビット・レーツ」
(M.Schroederand B.S.Ata
l,″Code−excited linear pr
ediction:High quality spe
ech at lowbit rates″)(文献
1)等に示されているCELP(Code Excit
ed LPC Codeing)が知られている。上記
CELPにおいて、送信側では次の手順で符号可処理が
行なわれる。まず、フレーム毎(例えば20mS)に、
音声信号から音声の周波数特性を表すスペクトルパラメ
ータを抽出す次に、フレームをさらに小区間のサブフレ
ーム(例えば5mS)に分割する。上記サブフレーム毎
に過去の音源信号から長区間相関(ピッチ相関)を表す
ピッチパラメータを抽出し、上記ピッチパラメータによ
りそのサブフレームの音声信号を長期予測する。次に、
予め用意された種類の雑音信号(コードベクトル)から
抽出した上記コードベクトルによる合成信号と、上記長
期予測により求められた残差信号との誤差電力が最小に
なるような最小コードベクトルとゲインとを決定上記最
小コードベクトルの種類を表すインデクスと上記ゲイン
ならびにスペクトルパラメータとピッチパラメータとを
伝送するというものであった。
【0004】また、上記長期予測の方法としては、例え
ば、スピーチ・コミュニケーション(Speech C
ommunicasion)1988年第7巻第305
頁〜第316頁所載のクレインの論文「アン・エフィシ
ェント・ストキャスティカリ・エキサイテッド・リニア
・プレディクティブ・コーデイング・アルゴリズム・フ
ォー・ハイ・クォリティ・ロゥ・ビットレート・トラン
スミッション・オブ・スピーチ」(W.Kleij
n,″An efficient stochasti
cally exited linear predi
cteive coding algorithm f
or high quality lowbit ra
te transmisson of speech″
(文献2)等に示されている適応コードブック探索がよ
く知られている。これは、過去の音源を考えられるピッ
チ周期の範囲、例えば2.5〜18.25mSでサンプ
ル毎に遅延させ、重み付け2乗誤差(評価尺度)を最小
にする遅延値と遅延させた上記過去の音源に対するゲイ
ンとを算出するという方法である。上記遅延が上記サブ
フレーム長より短かく、例えば2.5mSの場合は、仮
想音源として遅延させた上記過去の音源をそのまま繰返
して用いているというものであった。
【0005】しかし、整数単位で遅延を探索する場合に
は、女性音声のようなピッチ周期の短かい音声では、上
記遅延として倍ピッチや3倍ピッチが最適遅延として探
索される場合が多発し、遅延すなわちピッチ周期が不連
続に変化することにより音質劣化の原因となっている。
この問題の解決のため遅延の単位を整数から小数に拡張
するという方法が知られている。この方法の一つは、例
えば、米国で発行された1990年アイキャスプ・プロ
シーデングス(ICASP prcceedings9
0)第661頁〜第664頁所載のクルーンの論文「ピ
ッチプレディクターズ・ウイズ・ハイテポラル・レゾル
ーション」(P.Kroon,″Pitch pred
ictors with high temporal
resolution″)(文献3)等に記載されて
いるように、過去の整数単位の音源を多相フィルタによ
り1/D(Dは整数であり上記音源の分割数を示す)サ
ンプル分シフトすることによる小数点遅延探索法であ
る。上記遅延の小数化により、よりスムーズにピッチ変
化が得られるため音質は向上するというものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の音声符
号化装置は、小数点遅延探索を行なう場合には、探索サ
ンプル数が整数単位の探索に比較して分割数倍に増加す
るために、所要処理ステップ数も上記倍数に増大し、使
用している信号処理プロセッサ(DSP)の性能によっ
ては実時間処理が不可能になるという欠点があった。ま
た、性能上実時間処理が可能な場合でもクロック周波数
の増加のため消費電力が増大し、電池の容量に制約があ
る携帯電話の場合には大きな問題となるいう欠点があっ
た。
【0007】本発明の目的は、適応コードブック探索の
演算量と演算時間とを低減することにより上記欠点を解
消し低ビットレートでの音質が良好な音声符号化装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の音声符号化装置
は、音声信号を分析しスペクトルパラメータを抽出する
スペクトルパラメータ抽出手段と、前記音声信号を予め
定めたサブフレーム長に分割しサブフレーム信号を生成
するサブフレーム分割手段と、前記サブフレーム長の音
源ベクトルである音源信号を格納した音源コードブック
格納手段と、前記音源コードブックから最適音源を決定
する最適音源決定手段と、過去の音源を予め定めたピッ
チ周期の範囲で前記サブフレーム毎に遅延させ評価尺度
である重み付け2乗誤差を最小にする遅延値と遅延させ
た前記過去の音源に対するゲインとを算出する適応コー
ドブック探索を行なう適応コードブック探索手段とを備
える音声符号化装置において、前記適応コードブック探
索手段が、 前記適応コードブック探索手段が、前記遅
延値の探索範囲をそれぞれ予め定めた数の前記サブフレ
ームから成る第一および第二の探索区間に分割し信号の
相関値を用いて前記第一および第二の探索区間毎の前記
遅延値の候補である第一および第二の遅延値候補を設定
する第一および第二の遅延値候補設定手段と、前記第一
および第二の遅延値候補を中心にそれぞれ予め定めた数
の前記サブフレームから成る第一および第二の小数遅延
探索区間をそれぞれ設定する第一および第二の探索区間
設定手段と、それぞれ前記第一および第二の小数遅延
索区間における前記サブフレームを予め定めた数で分割
した区間である小数サブフレーム区間で前記適応コード
ブック探索を行ないそれぞれ前記評価尺度と前記ゲイン
とを最適とする遅延値である第一および第二の小数遅延
値をクローズドループにより求める第一および第二の小
数遅延適応コードブック探索手段と、前記第一および第
二の小数遅延探索区間における前記評価尺度を比較する
ことにより前記第一および第二の小数遅延値の中から前
記遅延値を決定する最適遅延決定回路とをを備えて構成
されている。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0010】図1は本発明の音声符号化装置の第一の実
施例を示すブロック図である。
【0011】本実施例の音声符号化装置は、図1に示す
ように、入力の音声信号を一時記格納るバッフア回路1
と、バッファ回路1に格納された音声信号を複数のサブ
フレームに分割するサブフレーム分割回路2と、上記音
声信号の聴感重み付けを行なう重み付け回路3と、音声
信号のスペクトルパラメータである線形予測分析(LP
C)係数を抽出するLPC分析回路4と、LPC係数を
量子化する量子化回路5と、量子化LPC係数を復号化
する逆量子化回路15と、フレーム単位の補間をする補
間回路16と、重み付けされた合成フィルタの零入力応
答信号である影響信号を算出し重み付け信号から減算す
る影響信号減算回路6と、オープンループ(相関計算)
により求められる遅延候補により探索範囲を決定し小数
点探索をクローズドループで探索することにより最適小
数点遅延を決定する候補決定型の適応コードブック探索
回路7と、音源信号を表すサブフレーム長の音源ベクト
ルを格納したコードブックである音源コードブックの探
索を行なう音源コードブック10と、ゲインコードを探
索するゲインコードブック11と、上記適応コードブッ
クによる音源と音源コードブック10による音源とを加
算し音源信号を生成する音源生成回路12と、符号系列
を組合せて出力するマルチプレクサ13と、音源生成回
路12の出力を重み付けし影響信号減算回路6に出力す
る重み付け合成回路14とを備えて構成されている。
【0012】音源コードブック10は、従来例で説明し
た文献1の雑音コードブックやベクトル量子化アルゴリ
ズムにより学習された学習コードブック等を用いて実現
できる。
【0013】図2は、本実施例の適応コードブック探索
回路7の構成の一例を示すブロック図である。適応コー
ドブック探索回路7は、図2に示すように、遅延値の3
つの区間A〜Cのそれぞれにおける信号の相関値により
それぞれ最適整数遅延A〜Cを決定するオープンループ
型の遅延決定回路71A〜71Cと、それぞれ対応する
最適整数遅延A〜Cの前後数サンプルの探索区間A〜C
を設定する探索区間決定回路72A〜72Cと、それぞ
れ対応する探索区間A〜Cで小数遅延探索を行ないその
区間の最適小数点遅延と評価尺度とを算出する小数遅延
コードブック73A〜73Cと、小数遅延コードブック
73A〜73Cで得られた探索区間A〜Cの最適遅延に
対応する評価尺度を比較し最適な遅延を決定する最適遅
延決定回路74とを備えて構成されている。ここで、上
記遅延値の3つの区間はそれぞれ、遅延値20〜39を
区間A、遅延値40〜79を区間B、遅延値80〜14
6を区間Cとするものである。
【0014】次に、本実施例の動作について説明する。
【0015】まず、入力の音声信号Sはバッファ回路1
に格納される。バッファ回路1からの読出音声信号SB
は、LPC分析回路4によりLPC分析され、スペクト
ルパラメータであるαパラメータLが算出される。算出
されたαパラメータLは量子化回路5でLSPパラメー
タに変換された後量子化され量子化LSP係数LQとし
てマルチプレクサ13に送られるとともに、逆量子化回
路15で再度復号化され、補間回路16でフレーム単位
の補間後サブフレーム単位の処理に用いられる。
【0016】また、読出音声信号SBは、サブフレーム
分割回路2により分割され、サブフレーム信号SFが生
成される。各サブフレーム信号SF毎に次の処理が行な
われる。まず、重み付け回路3により聴感重み付けがな
され重み付け信号SWとして出力される。次に、影響信
号減算回路6で影響信号Eが算出され、重み付け信号S
Wから減算され影響減算信号SEとして出力される。影
響減算信号SEは適応コードブック探索回路7で、次の
手順で最適小数点遅延を求める。
【0017】まず、遅延決定回路71A〜71Cでそれ
ぞれの遅延区間A〜Cに対し、それぞれの信号の相関値
を用いて各区間A〜Cの区間最適整数遅延A〜Cを決定
する。次に、探索区間決定回路72A〜72Cにより、
それぞれの最適整数遅延A〜Cの前後数(例えば2)サ
ンプルで設定される探索区間A〜Cを決定する。次に、
小数遅延コードブック73A〜73Cにより、探索区間
A〜Cのそれぞれにおける区間最適小数点遅延をクロー
ズドループにより求める。以上のA〜Cの各処理は並列
に実行することが可能である。次に、最適遅延決定回路
74により、各探索区間A〜Cの区間最適小数点遅延に
対応する評価尺度を比較し、全体で最適な遅延である最
適遅延を決定し、それに対応する音源信号である適応コ
ード音源SAを生成する。
【0018】次に、適応コード音源SAを音源コードブ
ック10に入力し音源コードブック探索を行ない、音源
コードブック音源SCSを出力する。ゲインコードブッ
ク11は、適応コード音源SAと音源コードブック音源
SCSとに対するゲイン項Gを算出する。次に、音源生
成回路12は、適応コード音源SAと音源コード音源S
CSとをゲイン項Gを乗算して加算することにより音源
信号を生成し、過去の音源SPとして蓄積する。次に、
マルチプレクサ13は、量子化LSP係数LQと、適応
コード音源SAと、音源コード音源SCSとの各出力符
号系列を組合せて出力する。以上の処理は各サブフレー
ム毎に実行する。
【0019】次に、本発明の第二の実施例について説明
する。
【0020】図3は、本発明の第二の実施例を示すブロ
ック図である。
【0021】前述の第一の実施例に対する本実施例の相
違点は、音声のスペクトルパラメータとして線形予測分
析(LPC)を用いる代りに米国TIA技術サブコミッ
テーのディジタルセルラー標準に関する勧告書TR.4
5.3「ベースライン・テキスト・フオー・スピーチ・
コーダ・アンド・スピーチ・デコーダ」(TIA Te
chnical Subcommitee TR.4
5.3 DigitalCellular Stand
ards,Baseline Text for Sp
eech Coder and Speech dec
oder)(文献4)所載の反射係数を算出するFLA
T分析を用いるものであり、図1におけるLPC分析回
路4と量子化回路5と逆量子化回路15との代りに、F
LAT分析回路18とαパラメータ変換回路19とを用
い、図2に示す候補決定型の適応コードブック探索回路
7の代りに図4に示す候補決定型の適応コードブック探
索回路8を用い、音源コードブック10の代りにベクト
ルサム型の音源コードブック17を用いるものである。
【0022】本実施例の適応コードブック探索回路8
は、図4に示すように、オープンループ(相関計算)に
より20〜146サンプルの区間の最適整数遅延を算出
する最適遅延決定回路81と、上記最適整数遅延からM
個の整数遅延候補を求める調波遅延候補決定回路82
と、上記M個の整数遅延候補のそれぞれの前後数サンプ
ルの探索区間を設定する区間決定回路83A〜83M
と、上記M個の探索区間のそれぞれの小数遅延探索を行
なう小数遅延適応コードーブック84A〜84Mと、第
一の実施例と同様の最適遅延決定回路74とを備えて構
成されている。
【0023】次に、本実施例の動作について説明する。
【0024】まず、入力の音声信号Sはバッファ回路1
に格納される。バッファ回路1からの読出音声信号SB
は、FLAT分析回路18によりフレームエネルギを算
出しコード化する。次に音声分析しスペクトルパラメー
タである反射係数Rを算出する。算出された反射係数R
は分析時にスカラ量子化され量子化反射係数RQとして
マルチプレクサ13に送られる。また、反射係数Rはα
パラメータ変換回路19によりαパラメータに変換され
る。次にこのαパラメータを用いて、パラメータ補間回
路16によりサブフレーム間の補間が行なわれ、サブフ
レーム単位の処理に用いられる。
【0025】読出音声信号SBはサブフレーム分割回路
2により分割され、サブフレーム信号SFが生成され、
サブフレーム信号SF毎に次の処理が行なわれる。ま
ず、重み付け回路3により聴感重み付けがなされ重み付
け信号SWとして出力される。次に、影響信号減算回路
6で影響信号Eが算出され、重み付け信号SWから減算
され影響減算信号SEとして出力される。影響減算信号
SEは適応コードブック探索回路8で、次の手順で最適
小数点遅延を求める。
【0026】まず、最適遅延決定回路816により、2
0〜146のサンプル値に対し信号の相関値により最適
整数遅延を決定する。次に、調波遅延候補決定回路82
により、上記最適整数遅延の整数倍と整数分の一倍の遅
延とからなるM個の遅延候補を求める。次に、M個の遅
延候補のそれぞれの前後数(例えば2)サンプルを区間
決定回路83A〜83Mにより設定し、小数遅延適応コ
ードーブック84A〜84Mによりそれぞれの区間で小
数遅延探索を行なう。最適遅延決定回路74により、求
められたM個の小数遅延のそれぞれに対応する評価尺度
を比較し、全体で最適な遅延である最適遅延を決定し、
それに対応する音源信号である適応コード音源SAを生
成する。
【0027】次に、適応コード音源SAを音源コードブ
ック17に入力しベクトルの和で表される音源コードブ
ック探索を行ない、音源コードブック音源SCVを出力
する。ゲインコードブック11は、適応コード音源SA
と音源コードブック音源SCVとに対するゲイン項Gを
算出する。次に音源生成回路12は、適応コード音源S
Aと音源コード音源SCSとをゲイン項Gを乗算して加
算することにより音源信号を生成し、過去の音源SPと
して蓄積する。次に、マルチプレクサ13は、量子化反
射係数RQと、適応コード音源SAと、音源コード音源
SCVとの各出力符号系列を組合せて出力する。以上の
処理は各サブフレーム毎に実行する。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の音声符号
化装置は、遅延値の探索範囲を複数個に分割し、分割し
たそれぞれの範囲に対し相関値を用いて遅延の候補を求
め小数点探索区間を限定することにより小数点探索サン
プル数を減少させ、さらに区間毎に遅延探索を分割する
ことにより、遅延の短い区間では小数点遅延の補間比を
向上する等の遅延に対応した差別化が簡単に実現できる
ので、小数点遅延を行なうことによる演算量と演算時間
を低減することができ、DSPによる実時間処理と消費
電力の低減が可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音声符号化装置の第一の実施例を示す
ブロック図である。
【図2】本実施例の適応コードブック探索回路の一例を
示すブロック図である。
【図3】本発明の音声符号化装置の第二の実施例を示す
ブロック図である。
【図4】本実施例の適応コードブック探索回路の一例を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 バッファ回路 2 サブフレーム分割回路 3 重み付け回路 4 LPC分析回路 5 量子化回路 6 影響信号減算回路 7,8 適応コードブック探索回路 10,17 音源コードブック 11 ゲインコードブック 12 音源生成回路 13 マルチプレクサ 14 重み付け合成回路 15 逆量子化回路 16 補間回路 18 FLAT分析回路 19 αパラメータ変換回路 71A〜71C 遅延決定回路 72A〜72C,83A〜83M 探索区間決定回路 73A〜73C,84A〜84M 小数遅延適応コー
ドブック 74,81 最適遅延決定回路 82 調波遅延候補決定回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10L 19/00 - 19/14 H03M 7/30 H04B 14/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号を分析しスペクトルパラメータ
    を抽出するスペクトルパラメータ抽出手段と、前記音声
    信号を予め定めたサブフレーム長に分割しサブフレーム
    信号を生成するサブフレーム分割手段と、前記サブフレ
    ーム長の音源ベクトルである音源信号を格納した音源コ
    ードブック格納手段と、前記音源コードブックから最適
    音源を決定する最適音源決定手段と、過去の音源を予め
    定めたピッチ周期の範囲で前記サブフレーム毎に遅延さ
    せ評価尺度である重み付け2乗誤差を最小にする遅延値
    と遅延させた前記過去の音源に対するゲインとを算出す
    る適応コードブック探索を行なう適応コードブック探索
    手段とを備える音声符号化装置において、前記適応コードブック探索手段が、 前記遅延値の探索範
    囲をそれぞれ予め定めた数の前記サブフレームから成る
    第一および第二の探索区間に分割し信号の相関値を用い
    前記第一および第二の探索区間毎の前記遅延値の候補
    である第一および第二の遅延値候補を設定する第一およ
    び第二の遅延値候補設定手段と、 前記第一および第二の遅延値候補を中心にそれぞれ予め
    定めた数の前記サブフレームから成る第一および第二の
    小数遅延探索区間をそれぞれ設定する第一および第二の
    探索区間設定手段と、 それぞれ前記第一および第二の小数遅延探索区間におけ
    る前記サブフレームを予め定めた数で分割した区間であ
    る小数サブフレーム区間で前記適応コードブック探索を
    行ないそれぞれ前記評価尺度と前記ゲインとを最適とす
    る遅延値である第一および第二の小数遅延値をクローズ
    ドループにより求める第一および第二の小数遅延適応コ
    ードブック探索手段と、前記第一および第二の小数遅延探索区間における前記評
    価尺度を比較することにより 前記第一および第二の小数
    遅延値の中から前記遅延値を決定する最適遅延決定回路
    とを備えることを特徴とする音声符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記第一および第二の遅延値候補設定手
    段と前記第一および第二の探索区間設定手段と前記第一
    および第二の小数遅延適応コードブック探索手段とのそ
    れぞれの処理を並列に実行することを特徴とする請求項
    1記載の音声符号化装置。
  3. 【請求項3】 音声信号を分析しスペクトルパラメータ
    を抽出するスペクトルパラメータ抽出手段と、前記音声
    信号を予め定めたサブフレーム長に分割しサブフレーム
    信号を生成するサブフレーム分割手段と、前記サブフレ
    ーム長の音源ベクトルである音源信号を格納した音源コ
    ードブック格納手段と、前記音源コードブックから最適
    音源を決定する最適音源決定手段と、過去の音源を予め
    定めたピッチ周期の範囲で前記サブフレーム毎に遅延さ
    せ評価尺度である重み付け2乗誤差を最小にする遅延値
    と遅延させた前記過去の音源に対するゲインとを算出す
    る適応コードブック探索を行なう適応コードブック探索
    手段とを備える音声符号化装置において、 前記適応コードブック探索手段が、前記遅延値の探索範
    囲において信号の相関値を用いて前記サブフレーム単位
    の前記遅延値である最適整数遅延値を求める最適整数遅
    延決定回路と、 前記最適整数遅延値の第一および第二の調波成分にそれ
    ぞれ対応する第一および第二の調波遅延値候補を設定す
    る第一および第二の調波遅延値候補決定回路と、 前記第一および第二の調波遅延値候補を中心にそれぞれ
    予め定めた数の前記サブフレームから成る第一および第
    二の調波遅延値探索区間をそれぞれ設定する第一および
    第二の調波遅延値探索区間設定手段と、 それぞれ前記第一および第二の調波遅延値探索区間にお
    ける前記サブフレームを予め定めた数で分割した区間で
    ある小数サブフレーム区間で前記適応コードブック探索
    を行ないそれぞれ前記評価尺度と前記ゲインとを最適と
    する遅延値である第一および第二の小数調波遅延値を求
    める第一および第二の小数調波遅延適応コードブック探
    索手段と、前記第一および第二の調波遅延値探索区間における前記
    評価尺度を比較することにより 前記第一および第二の小
    数調波遅延値の中から前記遅延値を決定する最適遅延決
    定回路とを備えることを特徴とする音声符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記第一および第二の調波遅延値探索区
    間設定手段と前記第一および第二の小数調波遅延適応コ
    ードブック探索手段とのそれぞれの処理を並列に実行す
    ることを特徴とする請求項3記載の音声符号化装置。
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