JP3265060B2 - 気体燃料エンジン用混合気形成装置 - Google Patents

気体燃料エンジン用混合気形成装置

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JP3265060B2
JP3265060B2 JP15397493A JP15397493A JP3265060B2 JP 3265060 B2 JP3265060 B2 JP 3265060B2 JP 15397493 A JP15397493 A JP 15397493A JP 15397493 A JP15397493 A JP 15397493A JP 3265060 B2 JP3265060 B2 JP 3265060B2
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気体燃料を燃料とする
気体燃料エンジンの混合気形成装置に関し、とくに簡単
な構造でA/Fの正確な制御を可能にした混合気形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガソリンに代わる自動車用燃料としてア
ルコールや水素等の使用が検討されているが、これらの
一般車両への適用はいずれも種々のエンジン運転状態へ
の適合性及びコスト等の観点から現在のところあまり実
現性が高くないと考えられる。その一方、液化石油ガス
(LPG:Liquified Petroleum Gas )や液化天然ガス
(LNG:Liquified Natural Gas )等の気体燃料は以
下のような優れた点を有しているため、ガソリンの代替
燃料として極めて有望であると考えられる。すなわち i )気体燃料には有害な鉛化合物や刺激性アルデヒドは
なく、また硫黄分も少ないので亜硫酸ガスの発生は少な
い。しかも各気筒への配分を均等にできるので、各気筒
での燃焼を均一にできる。この結果、排気ガスをきれい
にできる。 ii )燃焼によるカーボンの発生が少なく、スラッジの発
生もごくわずかであるため、オイルの汚れがわずかであ
る。これにより、オイル交換時期が延び、エンジン寿命
も延びる。 iii)オクタン価がガソリンに比較して非常に高いため、
高圧縮比のエンジンでもノッキングを起こしにくい。 iv )完全なガス体としてシリンダ内に導入されるため、
ガソリンのようにシリンダ壁のオイルを洗い流すことに
よりエンジンの摩耗を早めるというようなことはなく、
これによってもエンジンの寿命を向上できる。 v )燃料のベーパロックやパーコレーションを起こさな
い。 vi )ガソリンに比較して一般に安価である。 とくに、上記i)の利点は最近地球レベルでクローズア
ップされている環境問題とのからみからも非常に重要で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような気体燃料を
燃料とする気体燃料エンジンは、一般に、加圧下で液体
状態で貯えられている気体燃料を気化するための圧力調
整器(ベーパライザ)と、該圧力調整器からの気体燃料
と大気との混合気を形成するためのミキサとを備えてい
る。また、構造の簡略化のために上記ミキサとしては従
来より固定ベンチュリ型のものが用いられ、これに加え
て燃料噴射用のインジェクタが採用されている。
【0004】ところが、気体燃料は単位発熱量当たりの
体積が大きいため、燃料量を例えばインジェクタ等の燃
料弁によって直接制御するように構成すると、この燃料
弁の可動部分が大きくなって、特に高負荷高速回転時に
エンジン回転数への対応が困難となる。
【0005】また上記インジェクタを備えた上記従来の
気体燃料エンジンにおいては、インジェクタにより燃料
噴射が間欠的に行われるため、吸気装置内の空燃比(A
/F)が不均一になるという問題が生じる。また固定ベ
ンチュリであるため、吸気流量に合わせた燃料量の調量
が正確に行えない場合がある。とくに低速低負荷時にお
いてはベンチュリ部の負圧が不十分であることにより、
制御した燃料が確実に吸気通路に供給されず、この結果
A/Fが不均一になりやすく、また吸気流量の変化に対
して燃料量を正確に追従させることが困難である。さら
に、燃料量の広範囲にわたってA/Fを調整するために
はスロー系やその他種々の部品を設ける必要が生じ、こ
の結果却って構造が複雑となる。
【0006】本発明は、このような要請に鑑みてなされ
たもので、高速応答性を向上でき、また簡単な構造を有
しかつ燃料量の広範囲にわたってA/Fを正確に制御す
ることができる気体燃料エンジン用混合気形成装置を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、気体
燃料エンジンの燃焼室に供給すべき気体燃料と空気との
混合気を形成するための気体燃料エンジン用混合気形成
装置において、吸気通路に接続された気体燃料通路の途
中に該気体燃料通路をこれの下流側圧力により開閉する
ダイヤフラム式圧力調整器を介設し、上記気体燃料通路
の上記吸気通路への接続部に配置された主ジェットを介
して上記吸気通路に気体燃料を供給する気体燃料ミキサ
を設けるとともに、上記気体燃料通路の上記主ジェット
より上流側でかつ上記圧力調整器より下流側に制御され
た量のブリードエアを供給することにより上記圧力調整
器のダイヤフラムに作用する圧力を調整しもって燃料量
を制御するためのブリードエア供給制御装置を設けたこ
とを特徴としている。請求項2の発明は、気体燃料エン
ジンの燃焼室に供給すべき気体燃料と空気との混合気を
形成するための気体燃料エンジン用混合気形成装置にお
いて、吸気通路に接続された気体燃料通路の途中に該気
体燃料通路をこれの下流側圧力により開閉するダイヤフ
ラム式圧力調整器を介設し、上記気体燃料通路の上記吸
気通路への接続部に配置された主ジェットを介して上記
吸気通路に気体燃料を供給する気体燃料ミキサを設ける
とともに、上記気体燃料通路の上記主ジエットより上流
側でかつ上記圧力調整器より下流側に該気体燃料通路の
通路面積を可変制御することにより上記圧力調整器のダ
イヤフラムに作用する圧力を調整しもって燃料量を制御
するための燃料供給制御装置を設けたことを特徴として
いる。請求項3の発明は、気体燃料エンジンの燃焼室に
供給すべき気体燃料と空気との混合気を形成するための
気体燃料エンジン用混合気形成装置において、吸気通路
に接続された気体燃料通路の途中に該気体燃料通路をこ
れの下流側圧力により開閉するダイヤフラム式圧力調整
器を介設し、上記気体燃料通路の上記吸気通路への接続
部に配置された主ジェットを介して上記吸気通路に気体
燃料を供給する気体燃料ミキサを設けるとともに、上記
気体燃料通路の上記主ジエットより上流側でかつ上記圧
力調整器より下流側に、制御された量のブリードエアを
供給するブリードエア供給制御装置と上記気体燃料通路
の通路面積を可変制御する燃料供給制御装置とを設け、
これにより上記圧力調整器のダイヤフラムに作用する圧
力を調整しもって燃料量を制御するようにしたことを特
徴としている。
【0008】また請求項2の発明は、上記主ジェット上
流側に制御された量の燃料を供給する燃料供給制御装置
を設けたことを、請求項3の発明はブリードエア供給制
御装置と、燃料供給制御装置との両方を設けたことをそ
れぞれ特徴としている。
【0009】
【作用】本発明に係る気体燃料エンジン用混合気形成装
置では、ブリードエア供給制御装置により主ジェット上
流側へのブリードエア供給量が制御され、これにより圧
力調整器のダイヤフラムに作用する圧力が制御され、も
って該圧力調整器により燃料量が制御される。また燃料
供給制御装置により主ジェット上流側への燃料量が制御
される。制御された燃料は気体燃料ミキサのベンチュリ
部から吸気通路に供給される。このとき上記ミキサのベ
ンチュリ部には燃料を吸い出すのに十分な負圧があるた
め、上記制御された燃料は吸気通路内に連続的にかつ確
実に供給され、これによりA/Fを均一にすることがで
きる。しかも、ブリードエア供給量及び燃料量の制御が
2 センサからの信号に基づいて行われるので、三元触
媒の浄化率が高いウインドウの範囲にA/Fを制御する
ことができ、燃料量の広範囲にわたってA/Fの正確な
制御が可能となる。また、A/Fを調整するために、加
速時に燃料を増量するパワー系やその他種々の部品を設
ける必要がなく、構造が簡単となる。
【0010】また請求項1,3の発明では、A/F制御
は、いずれもブリードエア量を制御し、もって燃料量を
制御することにより行われる。そのため請求項1の発明
では燃料供給制御弁が不要となり、また請求項2の発明
では燃料供給制御弁の開度をあまり変えることなくA/
F制御可能となり、その結果、特にエンジンの高速回転
への対応が可能となる。
【0011】なお、ガソリンエンジンにおいて、可変ベ
ンチュリを備えエアブリードを行うものがあるが、この
場合のエアブリードはガソリンの霧化のために行われて
おり、A/Fを制御するために行われているのではな
い。したがって、本発明に係る気体燃料エンジン用混合
気形成装置とは異なるものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。第1実施例 図1ないし図7は請求項1の発明に係る第1実施例によ
る気体燃料エンジン用混合気形成装置を説明するための
図である。図1は上記第1実施的装置が採用された気体
燃料エンジンの断面部分図、図2、図3は主ジェット部
分の拡大部分図、図4は吸気流量と燃料量との関係を示
す図、図5は空燃比フィードバーク制御のフローチャー
ト、図6、図7はステップ数と燃料量との関係を示す図
である。図において、1は本発明の第1実施例が適用さ
れた水冷式4気筒4バルブ型気体燃料エンジンであり、
これは図示しないクランクケース上にシリンダブロック
2,シリンダヘッド3を積層してヘッドボルトで締結
し、該シリンダヘッド3上にヘッドカバー4を装着した
構造のものである。上記シリンダブロック2に形成され
た4つのシリンダボア2a内にはそれぞれピストン5が
摺動自在に挿入配置されており、該各ピストン5はコン
ロッドを介して図示しないクランク軸に連結されてい
る。
【0013】上記シリンダヘッド3の下部には燃焼凹部
3aが凹設されている。該燃焼凹部3a,シリンダボア
2a及びピストン5の頭部5aにより燃焼室6が形成さ
れている。燃焼凹部3aには吸気弁開口3b,排気弁開
口3cがそれぞれ2つずつ開口している。なお、上記各
開口3b,3cは、これらの部分にそれぞれ圧入装着さ
れた概ねリング状のバルブシート7,8の各開口によっ
て形成されている。また、各吸気弁開口3bには吸気弁
10のバルブヘッド10aが、各排気弁開口3cには排
気弁11のバルブヘッド11aがそれぞれ各開口を開閉
可能に、すなわち上記バルブシート7,8の各シート面
に密接可能に配置されている。これらの吸気,排気弁1
0,11の上端には吸気,排気リフタ12,13がそれ
ぞれ装着されている。該各リフタ12,13上には、こ
れを押圧駆動する吸気,排気カム軸14,15が気筒軸
と直角方向に向けて、かつ互いに平行に配置されてい
る。なお、上記シリンダヘッド3内部には点火プラグ1
6が装着されており、この点火プラグ16の電極部は上
記燃焼凹部3aの中央に配置されている。また、上記シ
リンダブロック2及びシリンダヘッド3内には、図示し
ないクーラントポンプによりクーラント液が循環するク
ーリングジャケット25が設けられている。該クーラン
ト液は、図示しない外部の熱交換器を通って周知の方法
で冷却されるようになっている。
【0014】上記シリンダヘッド3の側壁3d内には、
吸気弁開口3bを介して上記燃焼室6と連通する吸気通
路17が形成され、また上記シリンダヘッド3の側壁3
e内には、排気弁開口3cを介して上記燃焼室6と連通
する排気通路18が形成されている。上記吸気通路17
の壁面開口部には吸気マニホールド19の一端が、上記
排気通路18の壁面開口部には排気マニホールド20の
一端がそれぞれ接続されている。上記吸気マニホールド
19の他端にはプリーナムチャンバ21が設けられてい
る。上記排気マニホールド20他端の出口20aには、
触媒層を有する触媒コンバータ22が接続されている。
この触媒層は、一酸化炭素(CO)及び炭化水素(H
C)の酸化及び窒素酸化物(NOX )の還元を行うため
のいわゆる三元触媒を含んでいる。触媒コンバータ22
により処理された排気ガスは、図示しない排気・消音シ
ステムを通って大気中に排出されるようになっている。
また排気マニホールド20には、排気ガス中の酸素濃度
を検出するためのO2 センサ23が取り付けられてい
る。このO2 センサ23としては、混合気の空燃比(A
/F)がリッチ側にあるときに検出するタイプまたはA
/Fがリーン側にあるときに検出するタイプのいずれで
あってもよい。
【0015】上記気体燃料エンジン1の側方には、上記
吸気マニホールド19を介して上記燃焼室6に供給すべ
き混合気を形成するための混合気形成装置30が配置さ
れている。この混合気形成装置30は可変ベンチュリ型
ミキサ31を有している。このミキサ31は、その下部
開口が上記吸気マニホールド19側に接続された主本体
部32を有している。該主本体部32の上部には吸気通
路33が形成されており、該吸気通路33にはエアクリ
ーナ35が接続されている。これにより、エアクリーナ
35の大気導入口36から導入されフィルタエレメント
37によりフィルタ処理されたエアが吸気通路33内に
供給されるようになっている(第1図矢印参照)。
【0016】上記ミキサ31は、チャンバ38と、該チ
ャンバ38内に摺動自在に設けられ、上記吸気通路33
内に突出するピストン39とを備えている。上記チャン
バ38内には、上記ピストン39を上記吸気通路33の
閉方向に付勢するコイルばね40が縮設されている。上
記ピストン39の先端には、燃料供給チャンバ42の主
ジェット43と協働するメータリングロッド(ニードル
弁)44が設けられている。これらの主ジェット43及
びニードル弁44は、いかなる吸気流量に対しても後述
するブリードエア用制御弁84の開度の平均値が略一定
のままA/Fを略一定に維持できるような形状を有して
いる。上記ピストン39の端部には上記チャンバ38内
部と連通するブリードポート46が形成されており、ま
た上記チャンバ38の上部には大気側に開口する大気ポ
ート47が形成され、この大気ポート47を介して上記
ピストン39には上記吸気通路33の開方向に大気圧が
作用している。なお、この大気ポート47は、主ジェッ
ト43が開口するベンチュリ部よりも上流の吸気通路3
3に開口してもよく、この場合もピストン39には吸気
通路33の開方向に大気圧が作用する。
【0017】このような構成により、吸気通路33の上
記ピストン39下流側部分が負圧になったときにはピス
トン39がチャンバ38側に移動して流路を開くように
なっており、これにより流路面積を効果的に変化させる
ことができ、主ジェット43が開口するスロート部が実
質的に一定の負圧状態に維持されるようになっている。
上記吸気通路33内においてピストン39の下流側に
は、スロットル操作によって開閉するスロットルバルブ
48が設けられている。
【0018】また上記ミキサ31には、燃料供給チャン
バ42から延びているアイドルディスチャージライン5
1,燃料遮断弁52,調節可能なニードル弁53及びア
イドルポート54を含むアイドル回路50が設けられて
いる。上記アイドルポート54は、吸気通路33内にお
いて上記スロットルバルブ48のアイドル位置下流側に
開口している。また上記燃料遮断弁52はECU92に
よってその開閉が制御されるようになっており、これに
よりアイドルディスチャージライン51を通る燃料量が
制御される。アイドリング時にはこのアイドル回路50
から燃料が供給されるようになっている。
【0019】なお、図示していないが、上記ECU92
には、スロットルバルブ48のスロットル位置,クーラ
ント液の液温,エンジン回転数,O2 センサ23の出
力,排気温,負圧センサの出力等の各種信号が入力され
る。
【0020】また上記気体燃料エンジン1には、排気ガ
ス中のNOX を低減させるためのEGR装置が設けられ
ている。このEGR装置はEGRバルブ56を有してお
り、該EGRバルブ56により、排気マニホールド20
から第1EGRライン57を介し第2EGRライン58
を通って吸気マニホールド19のプリーナムチャンバ2
1に戻る排気ガス量が制御されるようになっている。
【0021】上記燃料供給チャンバ42に気体燃料を供
給するための圧力調整器(ベーパライザ,レギュレー
タ)60が設けられている。レギュレータ60には、図
示しない高圧源に圧力下で液体状態で貯えられている気
体燃料が導入管61から導入されるようになっている。
上記気体燃料としては、たとえばブタン,プロパン,こ
れらの混合気またはその他の周知の気体燃料が用いられ
る。
【0022】レギュレータ60は主本体部(ハウジン
グ)62を有している。該ハウジング62内には導入管
61と連絡する導入路63が形成されている。該導入路
63は第1圧力調整ポート64まで延びており、該第1
圧力調整ポート64は第1圧力調整弁65によってその
開閉が制御されるようになっている。上記第1圧力調整
弁65は、調節ねじ66及びばね67等を含む第1付勢
部材68によって作動するようになっている。また上記
ハウジング62には第1蓋板69が装着されており、こ
れにより該ハウジング62内に第1圧力調整室70が形
成されている。上記第1付勢部材68の調節により該第
1圧力調節室内の気体燃料の圧力はゲージ圧で約0.3
kg/cm2に設定される。
【0023】上記ハウジング62の上記第1蓋板69と
逆側にはダイヤフラム72及び第2蓋板73が装着され
ており、これにより第2圧力調整室74が形成されてい
る。該第2圧力調整室74は通路75を介して上記第1
圧力調整室70に連絡している。また上記通路75の第
2圧力調整室側開口には、開閉可能な第2圧力調整弁7
6が設けられており、該第2圧力調整弁76は、上記ダ
イヤフラム72と連動する第2付勢部材77によってそ
の作動が制御されるようになっている。また上記ダイヤ
フラム72の背面側には大気ポート73aを介して大気
圧が作用している。上記第2付勢部材77の調節によっ
て、上記第2圧力調整室74内の気体燃料の圧力は大気
圧よりもわずかに低い圧力に設定され、このように設定
された気体燃料が上部の燃料供給通路78を通って燃料
供給チャンバ42内に供給されるようになっている。な
お、上記ハウジング62内には加熱通路80が設けられ
ている。上記エンジン1のクーリングジャケット25で
加熱されたクーラント液がこの加熱通路80を通って循
環するようになっている。これにより、レギュレータ6
0内部においてより安定した気体温度が維持され、より
良好な気化及び調整作用が行われる。
【0024】また、上記燃料供給チャンバ42の絞り部
42a下流には、該燃料供給チャンバ42内にブリード
エアを導入するためのブリードエア通路82の一端が開
口しており、該ブリードエア通路82はブリードエア用
制御弁84に接続されている。該ブリードエア用制御弁
84には、エアクリーナ35下流側にその一端が開口す
るブリードエア通路85からエアが導入されるようにな
っている。上記ブリードエア用制御弁84は、ステッピ
ングモータ90の駆動により開閉するバルブエレメント
86を備えており、このバルブエレメント86の作動に
より燃料供給チャンバ42へのブリードエア量が制御さ
れる。また上記ステッピングモータ90は、上記O2
ンサ23からの出力信号に基づきECU92によってそ
の駆動が制御(フィードバック制御)されるようになっ
ている。
【0025】上述のように、主ジェット43と協働する
ニードル弁44は、通常のエンジン運転状態において吸
気流量が変化してもブリードエア用制御弁84のステッ
プ数の平均値が略一定のままA/Fを略一定(λ≒1)
に維持できるような円錐形状を有している。なお、上記
λはつぎのように定義される。すなわち λ=F/Fc ここで、Fは実際の空燃比であり、Fc はストイキ状態
の理論空燃比である。よって、ストイキ状態の混合気で
は、気体燃料の種類及び組成の如何に拘らず常にλ=1
である。
【0026】上述のことから、スロットルバルブ48が
開き吸気流量が増加すると、図2及び図3に示すように
ピストン39が移動して主ジェット43の開口面積がS
1からS2(>S1)に変化し、この結果、主ジェット
43から吸気通路33内に導入される燃料及びブリード
エア量が上記増加した吸気流量に見合う分だけ増加する
が、このときブリードエア用制御弁84の開度を変える
必要はなく、すなわちブリードエア用制御弁84のステ
ップ数が実質的に一定の値、例えば50に維持された状
態でA/Fが一定に維持される。
【0027】図4を参照しつつこれをさらに詳細に説明
すると、図4ではまずストイキ状態(λ=1)を維持す
るための、プロパン100%の燃料及びブタン100%
の燃料における吸入空気量と燃料量との関係がそれぞれ
実線で示されている。なお、吸入空気量の単位は質量流
量であり、一方燃料量の単位はプロパンとブタンの差を
明確にするため体積流量で示している。また図中各折線
は実験結果であり、プロパン100%の燃料を用いた場
合においてブリードエア用制御弁84を種々の開度に保
持したときの吸入空気量と燃料量との関係を示してい
る。各パーセント数字は開度を示しており、開度0%
(ステップ数0)は全閉状態を、開度100%(ステッ
プ数100)は全開状態を、他の数字は途中開度の状態
をそれぞれ示している。この図4から、O2 センサ23
から信号が出力されていない場合には、ブリードエア用
制御弁84のステップ数をある値に維持した状態で吸気
流量を増加させると、燃料量も比例的に増加してA/F
が略一定に維持されることが分かる。また開度50%
(ステップ数50)の折れ線と、プロパン100%の燃
料においてストイキ状態を維持するための関係を示す実
線とがほぼ一致していることから、ステップ数を50に
維持しておけば吸気流量が変化してもストイキ状態がほ
ぼ維持されることが分かる。
【0028】次に、O2 センサ23からの出力信号に基
づいた上記ブリードエア用制御弁84のフィードバック
制御について、図5,図6及び図7を用いて説明する。
図5は本フィードバック制御の基本的な流れを示してお
り、図6及び図7はこれに対応する装置図である。図5
のステップS1では、混合気がリッチ状態またはそれ以
外の状態(ストイキあるいはリーンのいずれかの状態)
にあるかを示す信号をECU92がO2 センサ23から
受け取る。ステップS2では、O2 センサ23の出力信
号がリッチ信号か否かを判断する。リッチ信号であると
判断されればステップS3に移行し、ステッピングモー
タ90を所定スピードで駆動してバルブエレメント86
を開き、ステップ数を50から例えば55に上昇させる
(図6(a)参照)。すると、主ジェット43の開口面
積がブリードエア用制御弁84と絞り部42aの開口面
積の和よりも常に小さいため、図6(b)に示すよう
に、ステップ数の増加量に対応して燃料供給チャンバ4
2内においてブリードエア量が増加するとともにその分
だけ燃料量が減少する。この結果、リッチ状態にあった
混合気の空燃比がリーン側に移行する。
【0029】またステップS2において、O2 センサ2
3の出力信号がリッチ信号でない(すなわちストイキあ
るいはリーン信号である)と判断されればステップS4
に移行する。なお、O2 センサ23として混合気がリー
ン状態のときにのみ信号を出力するタイプを採用した場
合には、ステップS1ではO2 センサ23からリーン信
号のみが出力されることになり、信号が出力されない場
合においてステップS3に移行する。ステップS4で
は、ステップモータ90を所定スピードで駆動してバル
ブエレメント86を閉じ、ステップ数を50から例えば
45に減少させる(図7(a)参照)。すると、ステッ
プ数の減少量に対応して燃料供給チャンバ42内におい
てブリードエア量が減少し、その分だけ燃料量が増加す
る(図7(b)参照)。この結果、リーンまたはストイ
キ状態にあった混合気の空燃比がリッチ側に移行する。
【0030】このようなフィードバック制御により、混
合気を理論空燃比に維持することができる。また、本実
施例では、フィードバック制御がなされない(すなわち
2センサ23の信号によってブリードエア用制御弁8
4が駆動していない)状態において、吸気流量が変化し
ても常時同じステップ数(50)でA/Fを略一定(λ
=1の状態)に維持できるようにニードル弁44の形状
が決められており、従ってフィードバック制御は、常時
同じステップ数(50)から制御が開始されているの
で、λ=1を維持するためのブリードエア用制御弁84
の動きを最小限にすることができ、迅速な制御が可能に
なる。なお、上記燃料供給チャンバ42内に導入される
ブリードエア量は吸気流量に比べると実際には極わずか
であるため、該ブリードエア量は直接A/Fには関与し
ていない。また、ブリードエア量の供給により気体燃料
の量を制御しているため、とくに高地使用での燃料量の
補正を容易に行える。これは、ブリードエア及び燃料が
いずれも気体であることにより、各密度が同様に変化す
るためである。
【0031】以上のように本実施例では、吸気通路33
に可変ベンチュリ型ミキサ31を設けるとともに、該ミ
キサ31の主ジェット43上流側の燃料供給チャンバ4
2に開口するブリード通路82にブリードエア用制御弁
84を設けたので、ブリードエア量の制御により制御さ
れた量の燃料が吸気通路33内に連続的にかつ確実に供
給され、これによりA/Fを均一にすることができる。
しかも、ブリードエア供給量の制御がO2 センサ23か
らの信号に基づいて行われるので、三元触媒の浄化率が
高いウインドウの範囲にA/Fを制御することができ、
燃料量の広範囲にわたってA/Fの正確な制御が可能と
なる。
【0032】また、ブリードエア用制御弁84からのブ
リードエアが燃料供給チャンバ42の絞り部42a下流
側に供給されるようになっているので、燃料量すなわち
A/Fの制御を少ないブリードエア量で行うことがで
き、これによりA/F制御のための可動部分を小さくし
て素早いフィードバック制御が可能になり、特にエンジ
ンの高速運転への対応が容易となる。さらにA/Fを調
整するために、加速時に燃料を増量するパワー系やその
他種々の部品を設ける必要がなく、装置全体の構造が簡
単となる。
【0033】第2実施例 図8は請求項2の発明に係る第2実施例による気体燃料
エンジン用混合気形成装置を説明するための図である。
本図において、図1と同一符号は同一または相当部分を
示している。なお、ここでは気体燃料エンジンは省略さ
れているが、本第2実施例装置は上記第1実施例装置
(図1)の気体燃料エンジン1と同様の気体燃料エンジ
ンに適用されるものである。図8では、レギュレータ6
0から燃料供給チャンバ42へ供給される気体燃料の量
を調整するための燃料供給制御弁100が設けられてい
る。この燃料供給制御弁100はステッピングモータに
よって作動し、該ステッピングモータは、O 2 センサ2
3(図1)からの制御信号に基づいてECU92により
制御される。
【0034】この燃料供給制御弁100を設けることに
より、レギュレータ60からの燃料量を直接制御するこ
とができる。制御された燃料は吸気通路33内に連続的
にかつ確実に供給され、これにより燃料量の広範囲にわ
たってA/Fを均一にすることができる。しかも燃料量
の制御がO2 センサ23からの信号に基づいて行われる
ので、三元触媒の浄化率が高いウインドウの範囲にA/
Fを制御することができる。また、A/Fを調整するた
めにスロー系やその他種々の部品を設ける必要がなく、
構造が簡単となる。また図8では明確に表れていない
が、エンジンが停止した際に上記燃料供給制御弁100
をエンジン停止前の途中開度に保持しておくためのスト
ッパが燃料供給通路78内に設けられており、これによ
りエンジン再始動時において該燃料供給制御弁100の
無駄な動きをなくすことができ、迅速な制御が可能にな
る。
【0035】なお、この第2実施例装置では、EGR装
置の一部としてEGRレギュレータ110が示されてい
る点、及び吸気通路33のスロットルバルブ48下流側
に負圧スイッチ112が設けられている点が第1実施例
装置(図1)と異なっているが、これらのEGRレギュ
レータ110及び負圧スイッチ112はいずれも図1で
は省略されているものである。また、アイドルディスチ
ャージライン51に燃料切換弁114が設けられている
が、これは図1の燃料遮断弁52に相当するものであ
る。
【0036】また、この第2実施例装置では、第1実施
例装置と異なり、燃料遮断弁120,アイドルスピード
制御弁130及び補助燃料供給弁140が設けられてい
る。上記燃料遮断弁120は、エンジンの急減速時にお
いて燃焼室内への燃料供給を遮断するためのものであ
り、大気を引き込むためのフィルタエレメント121を
備えている。急減速時すなわちエンジン高速回転中にス
ロットルバルブ48を急激に絞ったときには、この急減
速状態が負圧センサ112により検出され、この検出信
号がECU92に入力される。そして、ECU92から
の制御信号を受けて上記燃料遮断弁120が開かれ、こ
れにより多量の大気が上記フィルタエレメント121か
らバイパス通路122を通って燃料供給チャンバ42内
に導入される。この結果、吸気通路33内への燃料供給
が遮断される。これにより、急減速時に不完全燃焼の燃
料が触媒コンバータ内に排出されることによって媒内が
高温になるのが回避できる。
【0037】上記アイドルスピード制御弁130は、吸
気通路33の下流側に形成されたアイドルバイパス通路
131に設けられており、一般に電気作動式の制御弁で
ある。上記アイドルバイパス通路131は、吸気通路3
3内においてアイドル位置にあるスロットルバルブ48
の上流側及び下流側に開口しており、上記アイドルスピ
ード制御弁130は、ECU92からの制御信号に基づ
き上記アイドルバイパス通路131を流れる吸気流量を
制御してアイドルスピード(回転数)を調節するための
ものである。すなわち、アイドルスピードが低下した場
合には該アイドルスピード制御弁130の開度が増して
吸気をバイパスさせ、またアイドルスピードが速い場合
には該アイドルスピード制御弁130の開度が減少する
ことになる。このようにしてアイドルスピードを安定さ
せることができる。
【0038】上記補助燃料供給弁140は、一般に電気
作動式の制御弁であり、主に急加速時にレギュレータ6
0の第1圧力調整室70内の流路141から流路142
及びバイパス通路143を通ってエンリッチメント用の
燃料を上記プリーナムチャンバ21に補助的に供給する
ためのものである。この補助燃料供給弁140もECU
92からの制御信号に基づいて制御される。なお、この
エンリッチメント用燃料の供給は、エンジン始動時にO
2 センサ23が活性化したかどうかを判定するために行
われるものである。
【0039】また図8では、吸気通路33の上流側に吸
気通路33と燃料供給チャンバ42とを連通するブリー
ドエア通路150が形成されている点が図1と異なって
いる。該ブリードエア通路150の入口にはブリードエ
ア量を調節するためのジェット151が設けられてい
る。このようなブリードエア通路150を設けることに
よって燃料供給チャンバ42内に絶えずブリードエアが
供給されることになる。これにより、燃料供給チャンバ
42から吸気通路33に流入する燃料とブリードエアと
の総量が、ブリードエア通路150を設けない場合に比
較して多くなるために、主ジェット43とニードル弁4
4との隙間を大きくとることが可能となる。従って、主
ジェット43とニードル弁44の形状の精度が、上記隙
間が小さいときほど厳密には要求されないので、主ジェ
ット43とニードル弁44の製造を容易に行えるように
なる。
【0040】第3実施例 図9は請求項3の発明に係る第3実施例による気体燃料
エンジン用混合気形成装置を説明するための図である。
本図において図1と同一符号は同一または相当部分を示
している。なお、ここでは気体燃料エンジンは省略され
ているが、本第3実施例装置は上記第1実施例装置(図
1)の気体燃料エンジン1と同様の気体燃料エンジンに
適用されるものである。図9では、ブリードエア用制御
弁84が設けられるとともに、エンジンの外的条件によ
って制御される燃料供給制御弁100が設けられてい
る。このように両制御弁を併設することによって、A/
Fの正確な制御が可能となるばかりでなく、各制御弁を
小型化することが可能になる。これにより装置全体をコ
ンパクトにでき、しかも各制御弁の応答速度を高めるこ
とができる。なお、上記エンジン外的条件としては、用
いられる気体燃料の種類や組成及びエアクリーナ35の
流路抵抗、高地使用に伴う大気圧降下等がある。また上
記各制御弁84,100の制御の仕方としては、両制御
弁ともO2 センサ23からの信号に基づいて制御する方
法もあるが、この第3実施例では、ブリードエア用制御
弁84のみO2 センサ23からの信号で制御され、燃料
供給制御弁100はエンジンの外的条件に応じてブリー
ドエア用制御弁84の変化量が補償される、すなわちエ
ンジンの外的条件が変化してもブリードエア用制御弁8
4の開度が一定に維持されるように制御されるようにな
っている。
【0041】なお、本発明はレシプロエンジンにのみ適
用されるものではなく、ロータリエンジンにも同様に適
用することができる。また、上記実施例では本発明が4
気筒エンジンに適用された例を示したが、本発明は4気
筒以外の多気筒エンジンにも同様に適用されるものであ
る。また、上記実施例では、ブリードエア用制御弁84
及び燃料供給制御弁100の開閉をステッピングモータ
により行うものを示したが、本発明の適用はこれに限定
されない。たとえば比例制御電磁弁を採用し、供給電流
の制御により弁開度を調節するようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明に係る気体燃料エン
ジン用混合気形成装置では、吸気通路に気体燃料ミキサ
を設け、気体燃料通路にダイヤフラム式圧力調整器を設
けるとともに、該気体燃料通路の主ジェットより上流側
でかつ圧力調整器より下流側にブリードエア供給制御装
置,燃料供給制御装置の何れか一方又は両方を設けたの
で、制御された量の燃料を吸気通路内に連続的にかつ確
実に供給することができ、これによりA/Fを均一にす
ることができる。しかも、上記ブリードエア量及び燃料
量の制御がO2 センサからの信号に基づいて行われるの
で、三元触媒の浄化率が高いウインドウの範囲にA/F
を制御することができ、燃料量の広範囲にわたってA/
Fの正確な制御が可能となる。また、A/Fを調整する
ために、加速時に燃料を増量するパワー系やその他種々
の部品を設ける必要がなく、構造が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による気体燃料エンジン用
混合気形成装置が採用された気体燃料エンジンの断面部
分図である。
【図2】上記第1実施例装置におけるスロットルバルブ
閉時の主ジェット部分の拡大部分図である。
【図3】上記第1実施例装置におけるスロットルバルブ
開時の主ジェット部分の拡大部分図である。
【図4】上記第1実施例装置における吸入空気量と燃料
量との相関関係を示す図である。
【図5】上記第1実施例における空燃比フィードバック
制御のフローチャートである。
【図6】上記第1実施例におけるブリードエア用制御弁
のステップ数と燃料量との相関関係を示す図である。
【図7】上記第1実施例におけるブリードエア用制御弁
のステップ数と燃料量との相関関係を示す図である。
【図8】本発明の第2実施例による気体燃料エンジン用
混合気形成装置の概略構成図である。
【図9】本発明の第3実施例による気体燃料エンジン用
混合気形成装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 気体燃料エンジン 6 燃焼室 23 O2 センサ 30 混合気形成装置 31 可変ベンチュリミキサ 43 主ジェット 84 ブリードエア用制御弁 100 燃料供給制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−160147(JP,A) 特開 昭62−20665(JP,A) 特開 昭51−108130(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 21/02 311

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体燃料エンジンの燃焼室に供給すべき
    気体燃料と空気との混合気を形成するための気体燃料エ
    ンジン用混合気形成装置において、吸気通路に接続され
    た気体燃料通路の途中に該気体燃料通路をこれの下流側
    圧力により開閉するダイヤフラム式圧力調整器を介設
    し、上記気体燃料通路の上記吸気通路への接続部に配置
    された主ジェットを介して上記吸気通路に気体燃料を供
    給する気体燃料ミキサを設けるとともに、上記気体燃料
    通路の上記主ジェットより上流側でかつ上記圧力調整器
    より下流側に制御された量のブリードエアを供給するこ
    とにより上記圧力調整器のダイヤフラムに作用する圧力
    を調整しもって燃料量を制御するためのブリードエア供
    給制御装置を設けたことを特徴とする気体燃料エンジン
    用混合気形成装置。
  2. 【請求項2】 気体燃料エンジンの燃焼室に供給すべき
    気体燃料と空気との混合気を形成するための気体燃料エ
    ンジン用混合気形成装置において、吸気通路に接続され
    た気体燃料通路の途中に該気体燃料通路をこれの下流側
    圧力により開閉するダイヤフラム式圧力調整器を介設
    し、上記気体燃料通路の上記吸気通路への接続部に配置
    された主ジェットを介して上記吸気通路に気体燃料を供
    給する気体燃料ミキサを設けるとともに、上記気体燃料
    通路の上記主ジエットより上流側でかつ上記圧力調整器
    より下流側に該気体燃料通路の通路面積を可変制御する
    ことにより上記圧力調整器のダイヤフラムに作用する圧
    力を調整しもって燃料量を制御するための燃料供給制御
    装置を設けたことを特徴とする気体燃料エンジンの混合
    気形成装置。
  3. 【請求項3】 気体燃料エンジンの燃焼室に供給すべき
    気体燃料と空気との混合気を形成するための気体燃料エ
    ンジン用混合気形成装置において、吸気通路に接続され
    た気体燃料通路の途中に該気体燃料通路をこれの下流側
    圧力により開閉するダイヤフラム式圧力調整器を介設
    し、上記気体燃料通路の上記吸気通路への接続部に配置
    された主ジェットを介して上記吸気通路に気体燃料を供
    給する気体燃料ミキサを設けるとともに、上記気体燃料
    通路の上記主ジエットより上流側でかつ上記圧力調整器
    より下流側に、制御された量のブリードエアを供給する
    ブリードエア供給制御装置と上記気体燃料通路の通路面
    積を可変制御する燃料供給 制御装置とを設け、これによ
    り上記圧力調整器のダイヤフラムに作用する圧力を調整
    しもって燃料量を制御するようにしたことを特徴とする
    気体燃料エンジン用混合気形成装置。
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