JP3264038B2 - 気体圧縮機 - Google Patents
気体圧縮機Info
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- JP3264038B2 JP3264038B2 JP10433093A JP10433093A JP3264038B2 JP 3264038 B2 JP3264038 B2 JP 3264038B2 JP 10433093 A JP10433093 A JP 10433093A JP 10433093 A JP10433093 A JP 10433093A JP 3264038 B2 JP3264038 B2 JP 3264038B2
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- Rotary Pumps (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、空調機、冷蔵庫等に使
用される冷凍用の電動圧縮機に関するものである。
用される冷凍用の電動圧縮機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】冷凍用の電動圧縮機としては、現在圧縮
機構部がレシプロ式のもの、ロータリー式のもの、そし
てスクロール式のものが家庭用、業務用空調分野で使用
されている。ロータリー式の場合は、密閉容器内が吐出
圧力になるので一般に高圧タイプ、レシプロ式は密閉容
器内が吸入圧力になるので低圧タイプと云われている。
スクロール圧縮機については、高圧式、低圧式いずれの
タイプも考えられるが、どちらの方式も現在既に一部実
用化されてきている。
機構部がレシプロ式のもの、ロータリー式のもの、そし
てスクロール式のものが家庭用、業務用空調分野で使用
されている。ロータリー式の場合は、密閉容器内が吐出
圧力になるので一般に高圧タイプ、レシプロ式は密閉容
器内が吸入圧力になるので低圧タイプと云われている。
スクロール圧縮機については、高圧式、低圧式いずれの
タイプも考えられるが、どちらの方式も現在既に一部実
用化されてきている。
【０００３】図３に従来の低圧式のスクロール型圧縮機
の断面構成図を示す。密閉容器１の内部に圧縮機構２と
これを支持する軸受部品１４、圧縮機構２をシャフト６
を介して回転駆動する回転子５、固定子４からなる電動
機３を軸受部品１４の下部に配設している。電動機３の
固定子４は密閉容器１で固着配設されており、密閉容器
１の下方底部には潤滑油８を貯溜する油溜め９を設けて
いる。７は密封絶縁端子で、固定子４に電力を外部から
供給する。シャフト６下端には油溜め９に浸された吸い
込み管１９を設け、この吸い込み管１９から潤滑油８を
回転によって吸入し、偏心孔１０を通って、遠心力作用
で各摺動部、軸受部へ給油する。つり、偏心孔１０を通
った潤滑油８は、シャフト６の横孔１２へ入り込んで油
溝１３へ流れて、軸受部品１４の副軸受１４ａを潤滑し
て上部の細孔２０を通って圧縮機構２の一部品である旋
回渦巻羽根部品２１の偏心軸受部２２へ流れ込む潤滑経
路と、偏心孔１０から直接潤滑油８が偏心軸受部２２へ
流れる潤滑経路を有する。この２つの経路は、偏心軸受
部２２で合流して、潤滑油８は圧縮機構２の旋回渦巻羽
根部品２１のスラスト力を支えるスラスト軸受２３、摺
動部２３ａを潤滑、冷却し、そして軸受部品１４の主軸
受部２４を潤滑してから軸受部品１４に設けた油排出孔
２５から排出される。排出された潤滑油８は、固定子４
と軸受部品１４の間の空間へ放出される。
の断面構成図を示す。密閉容器１の内部に圧縮機構２と
これを支持する軸受部品１４、圧縮機構２をシャフト６
を介して回転駆動する回転子５、固定子４からなる電動
機３を軸受部品１４の下部に配設している。電動機３の
固定子４は密閉容器１で固着配設されており、密閉容器
１の下方底部には潤滑油８を貯溜する油溜め９を設けて
いる。７は密封絶縁端子で、固定子４に電力を外部から
供給する。シャフト６下端には油溜め９に浸された吸い
込み管１９を設け、この吸い込み管１９から潤滑油８を
回転によって吸入し、偏心孔１０を通って、遠心力作用
で各摺動部、軸受部へ給油する。つり、偏心孔１０を通
った潤滑油８は、シャフト６の横孔１２へ入り込んで油
溝１３へ流れて、軸受部品１４の副軸受１４ａを潤滑し
て上部の細孔２０を通って圧縮機構２の一部品である旋
回渦巻羽根部品２１の偏心軸受部２２へ流れ込む潤滑経
路と、偏心孔１０から直接潤滑油８が偏心軸受部２２へ
流れる潤滑経路を有する。この２つの経路は、偏心軸受
部２２で合流して、潤滑油８は圧縮機構２の旋回渦巻羽
根部品２１のスラスト力を支えるスラスト軸受２３、摺
動部２３ａを潤滑、冷却し、そして軸受部品１４の主軸
受部２４を潤滑してから軸受部品１４に設けた油排出孔
２５から排出される。排出された潤滑油８は、固定子４
と軸受部品１４の間の空間へ放出される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記スクロール型の従
来の電動圧縮機は密閉容器の内部に吸入側の冷媒ガスの
圧力が作用するいわゆる低圧形の圧縮機である。図３の
スクロール圧縮機の場合を例にとって説明する。この低
圧形圧縮機の問題点の一つは、吸入管１７より吸い込ま
れた冷媒ガスが吸入孔１８に入るまでに電動機３から受
ける熱の影響で加熱され、その体積が膨張し、吸入体積
が減少し、圧縮機としての体積効率が低下する点であ
る。
来の電動圧縮機は密閉容器の内部に吸入側の冷媒ガスの
圧力が作用するいわゆる低圧形の圧縮機である。図３の
スクロール圧縮機の場合を例にとって説明する。この低
圧形圧縮機の問題点の一つは、吸入管１７より吸い込ま
れた冷媒ガスが吸入孔１８に入るまでに電動機３から受
ける熱の影響で加熱され、その体積が膨張し、吸入体積
が減少し、圧縮機としての体積効率が低下する点であ
る。
【０００５】このような欠点を解決するため、従来とら
れた方法は、吸入管をできる限り、吸入孔１８に近接さ
せたり、吸入ガスを導くガイドを吸入管と吸入孔の間に
入れたりした。しかしながら、この方法では電動機の冷
却が損なわれ、電動機巻線の温度が上昇する欠点があっ
た。
れた方法は、吸入管をできる限り、吸入孔１８に近接さ
せたり、吸入ガスを導くガイドを吸入管と吸入孔の間に
入れたりした。しかしながら、この方法では電動機の冷
却が損なわれ、電動機巻線の温度が上昇する欠点があっ
た。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明の手段は、密閉容器の内部に、固定スクロー
ルと固定スクロールに対して旋回運動する可動スクロー
ルを噛み合わせてなる圧縮機構と、前記可動スクロール
の自転防止のためのオルダムリングと、前記可動スクロ
ールを支えるスラスト軸受と、前記スラスト軸受を支承
する軸受部品と、前記可動スクロールの軸が嵌合する偏
心軸受を上部に具備し、かつ前記可動スクロールを旋回
駆動させるクランク軸と、前記クランク軸に取り付けた
回転子、固定子からなる電動機を配設し、前記圧縮機構
および軸受部品を上部に、前記電動機の固定子を下部に
配設し、前記密閉容器の底部に潤滑油を貯溜する油溜め
を、前記密閉容器の前記圧縮機構近傍にガスの吸入管を
設けて、圧縮機部吸入孔と前記吸入管を近接させた構成
とし、前記軸受部品に前記圧縮機の軸受部あるいは摺動
部を潤滑した潤滑油を排出する油排出孔を前記電動機の
固定子コイルエンドに向けた位置関係に構成する。
めの本発明の手段は、密閉容器の内部に、固定スクロー
ルと固定スクロールに対して旋回運動する可動スクロー
ルを噛み合わせてなる圧縮機構と、前記可動スクロール
の自転防止のためのオルダムリングと、前記可動スクロ
ールを支えるスラスト軸受と、前記スラスト軸受を支承
する軸受部品と、前記可動スクロールの軸が嵌合する偏
心軸受を上部に具備し、かつ前記可動スクロールを旋回
駆動させるクランク軸と、前記クランク軸に取り付けた
回転子、固定子からなる電動機を配設し、前記圧縮機構
および軸受部品を上部に、前記電動機の固定子を下部に
配設し、前記密閉容器の底部に潤滑油を貯溜する油溜め
を、前記密閉容器の前記圧縮機構近傍にガスの吸入管を
設けて、圧縮機部吸入孔と前記吸入管を近接させた構成
とし、前記軸受部品に前記圧縮機の軸受部あるいは摺動
部を潤滑した潤滑油を排出する油排出孔を前記電動機の
固定子コイルエンドに向けた位置関係に構成する。
【０００７】また、固定子コイルエンドの上部にプロテ
クターを配設し、このプロテクターとほぼ反対方向に油
排出孔を位置する。
クターを配設し、このプロテクターとほぼ反対方向に油
排出孔を位置する。
【０００８】
【作用】本発明の技術的手段による作用は次の通りであ
る。
る。
【０００９】圧縮機部吸入孔と吸入管を近接させた構成
のため、加熱等による損失が減少し、体積効率の上昇が
見られる。
のため、加熱等による損失が減少し、体積効率の上昇が
見られる。
【００１０】軸受部や摺動部を潤滑あるいは冷却した潤
滑油が軸受部品に設けた油排出孔から排出する。この時
油排出孔は電動機の固定子コイルエンドに向けた位置に
あるので、油排出孔から飛出してくる潤滑油は拡散され
噴霧状になることなく殆どコイルエンドを伝わり、固定
子の外縁切欠部を通って油溜めに戻る。従って油溜め内
の潤滑油が不足したり、吸入孔から圧縮機構へ吸入され
て密閉容器外へ多量に吐出したりすることがなくなる。
また油排出孔から排出された潤滑油のため固定子コイル
エンドが冷却されモータの過熱を防ぐ。
滑油が軸受部品に設けた油排出孔から排出する。この時
油排出孔は電動機の固定子コイルエンドに向けた位置に
あるので、油排出孔から飛出してくる潤滑油は拡散され
噴霧状になることなく殆どコイルエンドを伝わり、固定
子の外縁切欠部を通って油溜めに戻る。従って油溜め内
の潤滑油が不足したり、吸入孔から圧縮機構へ吸入され
て密閉容器外へ多量に吐出したりすることがなくなる。
また油排出孔から排出された潤滑油のため固定子コイル
エンドが冷却されモータの過熱を防ぐ。
【００１１】固定子コイルエンドの上部に配設されたプ
ロテクターは油排出孔と反対方向に構成されているた
め、モータ温度が最も高い場所で検出されモータの焼損
を防ぐ。
ロテクターは油排出孔と反対方向に構成されているた
め、モータ温度が最も高い場所で検出されモータの焼損
を防ぐ。
【００１２】
【実施例】図１は本発明の電動圧縮機の一実施例を示す
断面図、図２は同じくそれらの基本的な部品の組付図で
ある。図１、図２の本発明の同一機能部品については同
一番号を付している。
断面図、図２は同じくそれらの基本的な部品の組付図で
ある。図１、図２の本発明の同一機能部品については同
一番号を付している。
【００１３】図１の実施例で説明すると、密閉容器１の
内部に圧縮機構２とこれを支持する軸受部品１４、圧縮
機構２をシャフト６を介して回転駆動する回転子５、固
定子４からなる電動機３を軸受部品１４の下部に配設し
ている。電動機３の固定子４は密閉容器１で固着配設さ
れており、密閉容器１の下方底部には潤滑油８を貯溜す
る油溜め９を設けている。７は密封絶縁端子で、固定子
４に電力を外部から供給する。吸入管１７より吸い込ま
れた冷媒ガスは吸入ガイド２９を通り吸入孔１８に、電
動機３から受ける熱の影響を最小限にして入る。シャフ
ト６下端には油溜め９に浸された吸い込み管１９を設
け、この吸い込み管１９から潤滑油８を回転によって吸
入し、偏心孔１０を通って、遠心力作用で各摺動部、軸
受部へ給油する。つまり、偏心孔１０を通った潤滑油８
は、シャフト６の横孔１２へ入り込んで油溝１３へ流れ
て、軸受部品１４の副軸受１４ａを潤滑して上部の細孔
２０を通って圧縮機構２の一部品である旋回渦巻羽根部
品２１の偏心軸受部２２へ流れ込む潤滑経路と、偏心孔
１０から直接潤滑油８が偏心軸受部２２へ流れる潤滑経
路を有する。この２つの経路は、偏心軸受部２２で合流
して、潤滑油８は圧縮機構２の旋回渦巻羽根部品２１の
スラスト力を支えるスラスト軸受２３、摺動部２３ａを
潤滑、冷却し、そして軸受部品１４の主軸受部２４を潤
滑してから軸受部品１４に設けた油排出孔２５ａからオ
イル管２８を通って排出される。排出された潤滑油８
は、電動機の固定子コイルエンド４ａへ向けて放出され
るが、潤滑油８は拡散され噴霧状になることなく固定子
のコイルエンド４ａを冷却しながら伝わって、固定子４
の外縁切欠部１５から下部へ落下して油溜め９へ戻る。
このときプロテクター３０は、潤滑油８による冷却を受
けない油吐出孔と反対方向に位置する。１６は圧縮機２
の旋回渦巻羽根部品２１と固定渦巻羽根部品２６とで圧
縮されたガスが外部へ吐出される吐出管で、吸入管１７
から再び密閉容器１へ入り、吸入口１８から圧縮機構２
へ吸入されるようになっている。従って、この場合、密
閉容器１内、特に油溜め９には吸入側の冷媒ガス圧力が
作用している。２７は旋回渦巻羽根部品２１を固定渦巻
羽根部品２６に対して旋回運動させるための自転拘束部
品である。
内部に圧縮機構２とこれを支持する軸受部品１４、圧縮
機構２をシャフト６を介して回転駆動する回転子５、固
定子４からなる電動機３を軸受部品１４の下部に配設し
ている。電動機３の固定子４は密閉容器１で固着配設さ
れており、密閉容器１の下方底部には潤滑油８を貯溜す
る油溜め９を設けている。７は密封絶縁端子で、固定子
４に電力を外部から供給する。吸入管１７より吸い込ま
れた冷媒ガスは吸入ガイド２９を通り吸入孔１８に、電
動機３から受ける熱の影響を最小限にして入る。シャフ
ト６下端には油溜め９に浸された吸い込み管１９を設
け、この吸い込み管１９から潤滑油８を回転によって吸
入し、偏心孔１０を通って、遠心力作用で各摺動部、軸
受部へ給油する。つまり、偏心孔１０を通った潤滑油８
は、シャフト６の横孔１２へ入り込んで油溝１３へ流れ
て、軸受部品１４の副軸受１４ａを潤滑して上部の細孔
２０を通って圧縮機構２の一部品である旋回渦巻羽根部
品２１の偏心軸受部２２へ流れ込む潤滑経路と、偏心孔
１０から直接潤滑油８が偏心軸受部２２へ流れる潤滑経
路を有する。この２つの経路は、偏心軸受部２２で合流
して、潤滑油８は圧縮機構２の旋回渦巻羽根部品２１の
スラスト力を支えるスラスト軸受２３、摺動部２３ａを
潤滑、冷却し、そして軸受部品１４の主軸受部２４を潤
滑してから軸受部品１４に設けた油排出孔２５ａからオ
イル管２８を通って排出される。排出された潤滑油８
は、電動機の固定子コイルエンド４ａへ向けて放出され
るが、潤滑油８は拡散され噴霧状になることなく固定子
のコイルエンド４ａを冷却しながら伝わって、固定子４
の外縁切欠部１５から下部へ落下して油溜め９へ戻る。
このときプロテクター３０は、潤滑油８による冷却を受
けない油吐出孔と反対方向に位置する。１６は圧縮機２
の旋回渦巻羽根部品２１と固定渦巻羽根部品２６とで圧
縮されたガスが外部へ吐出される吐出管で、吸入管１７
から再び密閉容器１へ入り、吸入口１８から圧縮機構２
へ吸入されるようになっている。従って、この場合、密
閉容器１内、特に油溜め９には吸入側の冷媒ガス圧力が
作用している。２７は旋回渦巻羽根部品２１を固定渦巻
羽根部品２６に対して旋回運動させるための自転拘束部
品である。
【００１４】本発明の実施例として圧縮機構２がスクロ
ール式のもので説明したが、別にスクロール式に限らず
圧縮機構２が密閉容器１の上部にあり、電動機３が下部
にある電動圧縮機であれば良い。
ール式のもので説明したが、別にスクロール式に限らず
圧縮機構２が密閉容器１の上部にあり、電動機３が下部
にある電動圧縮機であれば良い。
【００１５】
【発明の効果】本発明によれば、圧縮機構の軸受部や摺
動部を潤滑冷却した潤滑油を排出させる油吐出孔を電動
機の固定子コイルエンド位置に向けているので、潤滑油
により固定コイルエンドが冷却されモータの過熱が防が
れる。
動部を潤滑冷却した潤滑油を排出させる油吐出孔を電動
機の固定子コイルエンド位置に向けているので、潤滑油
により固定コイルエンドが冷却されモータの過熱が防が
れる。
【００１６】これにより圧縮機部吸入孔と吸入管をより
近接させた構成ができるため、冷媒ガスが吸入管から吸
入孔へ入るまでに電動機から受ける熱の影響が減少さ
れ、吸入体積が増加し効率の高い圧縮機が実現できる。
近接させた構成ができるため、冷媒ガスが吸入管から吸
入孔へ入るまでに電動機から受ける熱の影響が減少さ
れ、吸入体積が増加し効率の高い圧縮機が実現できる。
【００１７】さらに、油吐出孔からの潤滑油が圧縮機構
へ吸入するのを防止でき、軸受部や摺動部を潤滑した油
が常に油溜めに戻り、油溜め内の潤滑油を確保でき、オ
イル欠乏による摺動部の焼付を防げる。さらに潤滑油が
密閉容器外の冷媒回路へ多量に飛び出すのを防ぐこと
で、熱交換器の伝熱性を損なうことも防止できる。
へ吸入するのを防止でき、軸受部や摺動部を潤滑した油
が常に油溜めに戻り、油溜め内の潤滑油を確保でき、オ
イル欠乏による摺動部の焼付を防げる。さらに潤滑油が
密閉容器外の冷媒回路へ多量に飛び出すのを防ぐこと
で、熱交換器の伝熱性を損なうことも防止できる。
【００１８】また、固定子コイルエンドの上部に配設さ
れたプロテクターは油排出孔と反対方向に構成されてい
るため、モータ温度が最も高い場所で検出されモータの
焼損が防止できる等の利点をもつ。
れたプロテクターは油排出孔と反対方向に構成されてい
るため、モータ温度が最も高い場所で検出されモータの
焼損が防止できる等の利点をもつ。
【図１】本発明の一実施例を示すスクロール型の電動圧
縮機の縦断面図
縮機の縦断面図
【図２】同電動圧縮機の基本部品の分解斜視図
【図３】従来のスクロール型の電動圧縮機の縦断面図
１ 密閉容器 ２ 圧縮機構 ３ 電動機 ４ 固定子 ５ 回転子 ６ シャフト ８ 潤滑油 ９ 油溜め １４ 軸受部品 １７ 吸入管 １８ 吸入孔 ２５ 油排出孔 ２８ オイル管 ２９ 吸入ガイド ３０ プロテクター
フロントページの続き (72)発明者 福原 弘之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−36072（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F04C 18/02 311 F04C 29/02 311 F04C 29/02 361
Claims (2)
- 【請求項１】密閉容器の内部に圧縮機構部と前記圧縮機
構部を支持する軸受部品、前記圧縮機構部をシャフトを
介して回転駆動する回転子、固定子からなる電動機を配
設し、前記圧縮機構部および軸受部品を上部に、前記電
動機の固定子を下部に配設し、前記密閉容器の底部に潤
滑油を貯溜する油溜め、および前記密閉容器の前記圧縮
機部近傍にガスの吸入管を設けて、圧縮機部吸入孔と前
記吸入管を近接させた構成とし、前記軸受部品に前記圧
縮機の軸受部あるいは摺動部を潤滑した潤滑油を排出す
る油排出孔を前記電動機の固定子コイルエンドに向けた
位置関係に構成してなる気体圧縮機であって、固定子コ
イルエンドの上部にプロテクターを配設し、このプロテ
クターとほぼ反対方向に油排出孔を位置したことを特徴
とする気体圧縮機。 - 【請求項２】密閉容器の内部に、固定スクロールと固定
スクロールに対して旋回運動する可動スクロールを噛み
合わせてなる圧縮機構と、前記可動スクロールの自転防
止のためのオルダムリングと、前記可動スクロールを支
えるスラスト軸受と、前記スラスト軸受を支承する軸受
部品と、前記可動スクロールの軸が嵌合する偏心軸受を
上部に具備し、かつ前記可動スクロールを旋回駆動させ
るクランク軸と、前記クランク軸に取り付けた回転子、
固定子からなる電動機を配設し、前記圧縮機構および軸
受部品を上部に、前記電動機の固定子を下部に配設し、
前記密閉容器の底部に潤滑油を貯溜する油溜めを、前記
密閉容器の前記圧縮機構近傍にガスの吸入管を設けて、
圧縮機部吸入孔と前記吸入管を近接させた構成とし、前
記軸受部品に前記圧縮機の軸受部あるいは摺動部を潤滑
した潤滑油を排出する油排出孔を前記電動機の固定子コ
イルエンドに向けた位置関係に構成してなる気体圧縮機
であって、固定子コイルエンドの上部にプロテクターを
配設し、このプロテクターとほぼ反対方向に油排出孔を
位置したことを特徴とする気体圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10433093A JP3264038B2 (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 気体圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10433093A JP3264038B2 (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 気体圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06317264A JPH06317264A (ja) | 1994-11-15 |
| JP3264038B2 true JP3264038B2 (ja) | 2002-03-11 |
Family
ID=14377930
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10433093A Expired - Fee Related JP3264038B2 (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 気体圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3264038B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5934898B2 (ja) * | 2011-05-18 | 2016-06-15 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 圧縮機 |
| WO2020170886A1 (ja) * | 2019-02-21 | 2020-08-27 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 密閉型圧縮機 |
| US11867164B2 (en) | 2021-07-07 | 2024-01-09 | Copeland Lp | Compressor with cooling pump |
-
1993
- 1993-04-30 JP JP10433093A patent/JP3264038B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06317264A (ja) | 1994-11-15 |
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