JP3262587B2 - 医療用熱交換器 - Google Patents

医療用熱交換器

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    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D7/00Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D7/16Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being arranged in parallel spaced relation
    • F28D7/1607Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being arranged in parallel spaced relation with particular pattern of flow of the heat exchange media, e.g. change of flow direction

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱交換率が高く、し
かも低コストで容易に製造することができる医療用熱交
換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】医療分野にあっては、患者の血液を一定
温度に保持するか、あるいは冷却または復温するための
熱交換器が、主として手術時や、患者への人工肺接続時
に用いられている。
【0003】従来、この種の医療用熱交換器としては、
多数の細管およびこの細管とハウジングとの間に、血液
および熱交換用媒体を流通させ、両液体の熱交換を図る
ようにしたものが一般的であり、例えば図3に示した構
造のものが主として用いられていた。
【0004】すなわち、図3に示した従来の医療用熱交
換器は、第1液体(例えば熱交換用媒体)の流入ポート
2および排出ポート3を有するハウジング1と、このハ
ウジング1の内の軸方向に平行に配置された第2液体
(例えば血液)を流通するための複数の細管4と、前記
ハウジング1内を液密にシールすると共に、前記細管4
を前記ハウジング1の外部へと連通せしめるシール部5
a、5bとから大略構成されている。
【0005】なお、図示していないが、ハウジング1両
端のシール部5a、5bのさらに外側には、第2液体の
流入室および排出室が設けられ、これら各流入室および
排出室に接続された流入口および排出口から第2液体を
流入、排出するようになっている。
【0006】そして、図3に示した従来の医療用熱交換
器は、流入ポート2から第1液体をハウジング1内に流
入させて排出ポート3から排出すると共に、第2液体を
細管4内に流通させ、これら第1液体と第2液体との熱
交換を図るもので、いわゆる内部潅流型熱交換器として
の機能を奏する。
【0007】また、図4に示した医療用熱交換器は、上
記図3に示した態様に加えて、ハウジング1内にリブ
6、7および8を設け、ハウジング1内に第1液体の往
復流路を形成した比較対応例を示す。
【0008】すなわち、図4に示した医療用熱交換器に
おいては、ハウジング1内の流入ポート2および排出ポ
ート3側に、それぞれ上方に向かって直立し、シール部
5aとの間が離間した管状のリブ6、7を、またハウジ
ング1の軸方向中央部に一端がシール部5aに接続さ
れ、他端がシール部5bと離間したリブ8を設けてあ
る。
【0009】したがって、流入ポート2からハウジング
1内に流入した第1液体は、矢印方向、すなわちまずリ
ブ6に当たって上方→リブ6の先端とシール部5aとの
隙間を通って下方→リブ8の先端とシール部5bとの隙
間を通って上方→リブ7の先端とシール部5aとの隙間
を通って下方へと方向転換しつつ流通し、排出ポート3
から排出されることになるので、第1液体がハウジング
1内で繰返し往復して、細管4内を流通する第2液体と
の熱交換を図ることができ、いわゆる内部復循環型熱交
換器としての機能を発揮する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これら医療
用熱交換器に要求される性能としては、ハウジングと細
管との間を流通する液体の循環性が均一で、流れの不均
一性(チャンネリング)を生じないばかりか、この液体
の流通速度を高めることができ、細管内を流通する液体
との熱交換率が高いこと、およびハウジングと細管とを
液密化するシール部を、ポッティングにより容易に形成
することができ、製造工程が簡便でコストアップを招か
ないことなどが挙げられる。
【0011】しかるに、上記図3に示した内部潅流型熱
交換器においては、ハウジング1内部を流通する第1液
体の流れが不均一となるばかりか、ハウジング1内の限
られた空間内に、第1液体を高速度で循環することがで
きないため、細管4内を流通する第2液体との熱交換性
能が劣り、高い熱交換率が得られないという問題があっ
た。
【0012】また、上記図4に示した内部復循環型熱交
換器においては、ハウジング1内に第1液体の繰返し往
復流路が形成されることから、上記図3に示した内部潅
流型熱交換器に比較して、熱交換性能の改良を図ること
ができるものの、シール部5bを形成することがきわめ
て困難であるために、コストアップが招かれるという問
題があった。
【0013】すなわち、シール部5bの形成は、ハウジ
ング1内に細管4およびリブ6、7、8を配置し、細管
4の両端にゴムなどの被覆部材を被せた後、流入ポート
2または排出ポート3からハウジング1内へ、ポリウレ
タンやシリコンなどの高分子ポッティング剤を注入し、
遠心分離によってハウジング1の両端に高分子ポッティ
ング剤を移動させ、硬化せしめてから、前記被覆部材を
剥離除去することにより行われるが、図4の態様では、
リブ6および7が流入ポート2および排出ポート3を塞
ぐ形で配置されているため、シール部5b側への高分子
ポッティング剤の注入が不可能であり、例え遠心分離を
行っても、シール部5b側へ高分子ポッティング剤を移
動させることができず、前記流入ポート2および排出ポ
ート3とは別に、高分子ポッティング剤注入用の専用の
ポッティング用ポート9をハウジング1に設ける必要が
ある。
【0014】したがって、ハウジング1を製造するため
の金型のコストが高くなるばかりか、シール部5bの形
成工程が繁雑化し、大幅なコストアップを招くという不
具合を包含していたのである。
【0015】この発明は、上記図3および図4に示した
医療用熱交換器が有する問題点を解決するために検討し
た結果、達成されたものである。
【0016】したがって、この発明の目的は、熱交換率
が高く、しかも低コストで容易に製造することができる
医療用熱交換器を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の医療用熱交換器は、第1液体の流入ポ
ートおよび排出ポートを有する外筒およびこの外筒の内
径内に空隙を残して配置された内筒からなる二重構造の
筒状のハウジングと、このハウジング内筒内の軸方向に
平行に配置された複数の第2液体流通用細管と、前記ハ
ウジングの両端に設けられた第2液体の導入室および排
出室と、前記ハウジングの両端にあって、前記第2液体
の導入室および排出室と前記ハウジングの内部とを液密
にシールし、かつ前記細管と前記第2液体の導入室およ
び排出室とを連通せしめるシール部とを備えた熱交換器
において、前記ハウジング内に前記第1液体の繰返し往
復流路を形成したことを特徴とする。また、前記ハウジ
ング内の前記第1液体の繰返し往復流路は、前記第1液
体流入ポートおよび排出ポートと直交し、かつ前記外筒
と前記内筒とを連結する長手方向位置に仕切り板を設け
ることにより形成することが好ましい。また、前記ハウ
ジングの一端側では、前記内筒の端部と前記シール部と
の間に間隙を有すると共に、このシール部に前記仕切り
板の端部が埋設されていることが好ましい。また、前記
ハウジングの他端側では、前記内筒の端部が前記シール
部に埋設されると共に、前記内筒内における前記シール
部と前記仕切り板の端部との間に間隙を有するように、
前記シール部を形成していることが好ましい。さらに、
人工肺と接続されていることが好ましい。
【0018】
【作用】この発明の医療用熱交換器は、ハウジング内に
第1液体の繰返し往復流路を形成したため、この第1液
体と、細管内を流通する第2液体との熱交換性能がきわ
めてすぐれている。
【0019】また、上述した比較対応例におけるリブを
用いる代わりに、ハウジングを外筒と内筒の二重構造に
すると共に、このハウジング内に仕切り壁を設けて、前
記外筒、内筒および仕切り板との間で、上記のように第
1液体の繰返し往復流路を形成したため、ハウジングの
両端にシール部を形成するに際しては、ハウジングに高
分子ポッティング剤を注入するためのポッティング用ポ
ートを設ける必要がなく、流入ポートまたは排出ポート
からハウジング内へ直接高分子ポッティング剤を注入す
ることが可能であることから、繰返し往復流路を形成す
るための製造工程の簡便化およびコストダウンを図るこ
とができる。
【0020】したがって、この発明の医療用熱交換器
は、熱交換率が高く、しかも低コストで容易に製造する
ことができ、各種手術用や人工肺との接続用などの医療
用途に好ましく適用することができる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照しつつ、この発明の医療用
熱交換器の一実施例について詳細に説明する。
【0022】図1はこの発明の医療用熱交換器の一実施
例を示す縦断断面図、図2は図1におけるA−A線矢視
断面図である。
【0023】図1に示したように、この発明の医療用熱
交換器は、第1液体の流入ポート12および排出ポート
13を有する筒状のハウジング10と、このハウジング
10内の軸方向に平行に配置された複数の第2液体流通
用細管20と、前記ハウジング10の両端に設けられた
第2液体の導入室16および排出室17と、前記ハウジ
ング10の両端に設けられて、前記第2液体の導入室1
6および排出室17と前記ハウジング10の内部とを液
密にシールし、かつ前記細管20と前記第2液体の導入
室16および排出室17とを連通せしめるシール部21
a、21bとから大略構成されている。
【0024】ハウジング10は、外筒11およびこの外
筒11の内径内に空隙14を残して配置された内筒15
からなる二重構造となっており、前記外筒11の好まし
くは径方向に対向する位置に、第1液体の流入ポート1
2および排出ポート13が設けられている。
【0025】これら外筒11および内筒15の形状とし
ては、円筒状および多角筒状などの種々の形状が考えら
れるが、第1液体をその周上から広く分布させつつ流入
することができることから、円筒状に形成することが最
も好ましい。
【0026】この外筒11および内筒15からなるハウ
ジング10を形成するために用いる材料としては、一般
的に合成樹脂が用いられ、具体的にはポリカーボネー
ト、アクリロニトリル−スチレン共重合体およびアクリ
ロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体などが挙げ
られる。
【0027】また、ハウジング10内の第1液体流入ポ
ート12および排出ポート13と直交し、かつ外筒11
と前記内筒15とを連結する長手方向位置には、仕切り
板22が設けられており、この仕切り板22によって、
ハウジング10内は長手方向に二分されている。
【0028】この仕切り板22は、外筒11または内筒
15の成形時に同時に成形し、その内筒15から突出し
た長手方向の端部を、外筒11の内壁に接合することに
より形成することができるが、外筒11または内筒15
とは別体として得たものをハウジング10内に組込み、
接合して形成することもできる。
【0029】細管20は、熱伝導率の高い金属管、例え
ばステンレス管およびアルミニウム管などからなり、熱
交換効率を向上させ、圧力損失をおさえるために、内径
0.5〜10mm、好ましくは0.5〜5mm程度のもの
が、約10〜2000本、好ましくは約50〜1000
本、ハウジング10の内筒15内軸方向に平行に配置さ
れている。
【0030】ハウジング10の両端に設けられた第2液
体の導入室16および排出室17は、ハウジング10の
両端に、Oリング19aおよび19bを介して、隔壁1
8aおよび18bを嵌合することにより形成されてお
り、これら隔壁18aおよび18bには、それぞれ第2
液体の導入口16aおよび同じく排出口17aが設けら
れている。
【0031】シール部21a、21bは、例えば、ポリ
ウレタンやシリコンゴムなどの高分子ポッティング剤が
硬化したものである。
【0032】なお、ハウジング10の一端側のシール部
21aでは、内筒15の端部とこのシール部21aとの
間に、間隙23a、23bを有すると共に、このシール
部21aに仕切り板22の端部が埋設されている。
【0033】また、ハウジング10の他端側のシール部
21bでは、内筒15の端部がこのシール部21bに埋
設されると共に、このシール部21bと仕切り板22の
端部との間に間隙23cが形成されている。
【0034】すなわち、シール部21a側では、内筒1
5の一端側が、このシール部21aとの間に間隙23
a、23bを残しているため、ハウジング10内で外筒
11と内筒15が連通しており、シール部21b側で
は、内筒15の他端側がこのシール部21bに埋設され
ているため、ハウジング10内で外筒11と内筒15が
閉鎖している。
【0035】したがって、ハウジング10内は、上記外
筒11、内筒15、シール部21a、21bおよび仕切
り板22によって、第1液体の繰返し往復流路が形成さ
れており、流入ポート12からハウジング10内に流入
した第1液体、例えば熱交換用媒体は、矢印方向、すな
わちまず内筒15に当たって空隙14内を上方→内筒1
5の先端とシール部21aとの間隙23aを通って内筒
15内を下方→仕切り板22の先端とシール部21bと
の間隙23cを通って内筒15内を上方→内筒15の先
端とシール部21aとの間隙23bを通って空隙14内
を下方へと、2回の方向転換をしつつ流通し、排出ポー
ト13から排出されることになるので、第1液体がハウ
ジング10内で繰返し往復し、チャンネリングを生じな
いばかりか、限られたハウジング10の空間内を高い速
度で流通可能であるため、細管20内を流通する第2液
体、例えば血液との熱交換をきわめて効率的に行うこと
ができる。
【0036】なお、上記間隙23a、23b、23c
は、上記したように内筒15または仕切り板22の端部
とシール部21a、21bの間に間隙を形成する方法以
外に、内筒15または仕切り板22の端部近傍に第1液
体流通用の穴を設けておき、これら端部を、上記穴が埋
まらない範囲で、シール部21a、21bに埋設させる
ことによって形成することもできる。
【0037】上述の構成からなるこの発明の医療用熱交
換器は、以下に説明するような簡便な工程により容易に
製造することができる。
【0038】すなわち、まず外筒11内に、内筒15、
仕切り板22および細管20を例えばホルダーなどで固
定して、それぞれが正規位置となるよう配置し、細管2
0の両端にゴムなどの被覆部材を被せる。
【0039】次いで、流入ポート12または排出ポート
13からハウジング10内へ、ポリウレタンやシリコン
などの高分子ポッティング剤を注入し、遠心分離によっ
てハウジング10の両端に高分子ポッティング剤を移動
させて均一厚みとなし、これを硬化せしめてから、前記
被覆部材を剥離除去する。
【0040】この場合、流入ポート12または排出ポー
ト13は、上述した従来例のようにリブによって塞がれ
ていないため、高分子ポッティング剤専用の注入口をハ
ウジング外筒11に別に設ける必要がなく、流入ポート
12または排出ポート13から直接ハウジング10内へ
高分子ポッティング剤を注入することができ、工程的お
よびコスト的にきわめて有利である。
【0041】そして、ハウジング10の両端に、Oリン
グ19a、19bを介して隔壁18a、18bを嵌合す
ることにより、この発明の医療用熱交換器を容易に製造
することができる。
【0042】次に、試験例を挙げて、この発明の医療用
熱交換器による効果をさらに説明する。
【0043】
【試験例】図1および図2に示した構造を有し、ポリカ
ーボネート製の外筒11の内容積:450ml、同じ材料
からなりあらかじめ仕切り板22を形成した内筒15の
内容積:250ml、この内筒15内に配置するステンレ
ス管からなる細管20の内径:0.84mm、配置本数:
約850本、シール部21a、21bの構成材料:ポリ
ウレタンとして、本発明の医療用熱交換器を製造した。
【0044】一方、比較のために、上記と同様の条件
で、図3に示した従来構造の医療用熱交換器(比較例
1)および図4に示した従来構造の医療用熱交換器(比
較例2)を製造した。
【0045】これら3種類の医療用熱交換器について、
ハウジング内に水温:37℃の熱交換用媒体(水)を流
速:15l/min で、また細管内にヘモクロビン:12
g/dl、温度20℃の牛血を流速:4l/minでそれぞ
れ流通させた場合の熱交換率を測定した結果を表1に示
す。
【0046】また、各医療用熱交換器を製造する場合の
容易度評価結果をも表1に併せて示す。
【0047】
【表1】 熱交換率 製造容易度 本発明 0.66 容易 比較例1 0.55 容易 比較例2 0.66 困難(シール部の形成不能)。
【0048】以上の結果から明らかなように、この発明
の医療用熱交換器は、熱交換率が高く、しかも低コスト
で容易に製造することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の医療用
熱交換器は、熱交換率が高く、しかも低コストで容易に
製造することができ、各種手術用や人工肺との接続用な
どの医療用途に好ましく適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の医療用熱交換器の一実施例を
示す縦断断面図である。
【図2】図2は図1におけるA−A線矢視断面図であ
る。
【図3】図3は従来の医療用熱交換器の一例を示す縦断
断面図である。
【図4】図4は従来の医療用熱交換器の他の一例を示す
縦断断面図である。
【符号の説明】 10 ハウジング 11 外筒 12 流入ポート 13 排出ポート 14 空隙 15 内筒 16 第2液体導入室 17 〃 排出室 18a 隔壁 18b 隔壁 20 細管 21a シール部 21b シール部 22 仕切り板 23a 間隙 23b 間隙 23c 間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 1/00 - 1/36

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1液体の流入ポートおよび排出ポートを
    有する外筒およびこの外筒の内径内に空隙を残して配置
    された内筒からなる二重構造の筒状のハウジングと、 このハウジング内筒内の軸方向に平行に配置された複数
    の第2液体流通用細管と、 前記ハウジングの両端に設けられた第2液体の導入室お
    よび排出室と、 前記ハウジングの両端にあって、前記第2液体の導入室
    および排出室と前記ハウジングの内部とを液密にシール
    し、かつ前記細管と前記第2液体の導入室および排出室
    とを連通せしめるシール部とを備えた熱交換器におい
    て、 前記ハウジング内に前記第1液体の繰返し往復流路を形
    成したことを特徴とする医療用熱交換器。
  2. 【請求項2】前記ハウジング内の前記第1液体の繰返し
    往復流路は、前記第1液体流入ポートおよび排出ポート
    と直交し、かつ前記外筒と前記内筒とを連結する長手方
    向位置に仕切り板を設けることにより形成される請求項
    1に記載の医療用熱交換器。
  3. 【請求項3】前記ハウジングの一端側では、前記内筒の
    端部と前記シール部との間に間隙を有すると共に、この
    シール部に前記仕切り板の端部が埋設されている請求項
    に記載の医療用熱交換器。
  4. 【請求項4】前記ハウジングの他端側では、前記内筒の
    端部が前記シール部に埋設されると共に、前記内筒内に
    おける前記シール部と前記仕切り板の端部との間に間隙
    を有するように、前記シール部を形成している請求項
    に記載の医療用熱交換器。
  5. 【請求項5】人工肺と接続されている請求項1ないし請
    求項4のいずれかに記載の医療用熱交換器。
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