JP3261874B2 - 複合材料の製造方法および製造装置 - Google Patents

複合材料の製造方法および製造装置

Info

Publication number
JP3261874B2
JP3261874B2 JP15229894A JP15229894A JP3261874B2 JP 3261874 B2 JP3261874 B2 JP 3261874B2 JP 15229894 A JP15229894 A JP 15229894A JP 15229894 A JP15229894 A JP 15229894A JP 3261874 B2 JP3261874 B2 JP 3261874B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composite material
bundle
reinforcing material
alloy
reinforcing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15229894A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0819851A (ja
Inventor
保之 大塚
健史 宮崎
利哉 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP15229894A priority Critical patent/JP3261874B2/ja
Publication of JPH0819851A publication Critical patent/JPH0819851A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3261874B2 publication Critical patent/JP3261874B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
  • Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複合材料の製造方法お
よび製造装置に関するものであり、特に、長尺化が可能
な複合材料の製造方法および製造装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複合材料の製造方法の1つとし
て、連続溶浸法が用いられてきた。この連続溶浸法と
は、細径の強化材の集合体からなる束を溶融マトリクス
材中に浸漬し、溶融金属を含浸させた後、含浸した溶融
マトリクス材を連続的に凝固させて、複合材料を製造す
る方法である。
【0003】従来、この連続溶浸法を用いた複合材料の
製造においては、強化材料の体積割合の制御および形状
の成形のために、ダイス等が用いられてきた。すなわ
ち、強化材束を溶融マトリクス材中に浸漬させ強化材束
とマトリクス材を複合した後、溶融マトリクス材の凝固
前にダイスを通して、余分なマトリクス材を絞り落とす
ことにより、繊維体積割合の制御および形状の成形を行
なう方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来のダイスを用いた複合材料の製造方法では、強化材
の体積割合が高い複合材料を製造する場合、単位断面積
あたりの繊維本数が増加するため、ダイス通過時の抵抗
が大きくなる。そのため、ダイス通過時に強化材の損傷
や破断が起こるという問題があった。また、ダイスとの
接触面において、複合材料表面が削られて強化材が露出
してしまうという問題もあった。
【0005】図8は、従来のダイスを用いた製造方法に
よる複合材料製造中のダイス周辺の状態を模式的に示す
図である。
【0006】図8を参照して、溶融マトリクス材2中に
浸漬された強化材束1は、ダイス3を通すことにより繊
維体積割合の制御および形状の成形が行なわれて複合材
料5が得られる。しかしながら、従来のダイスを用いた
製造方法では、ダイスを通す際に損傷、破断した強化材
や露出した強化材が強化材屑6となり、ダイス3下部に
蓄積して強化材束1の損傷および複合材料5の損傷を引
き起こす。
【0007】このような強化材屑の蓄積によって損傷し
た複合材料の特性は、期待される値よりも低くなってし
まう。また、強化材屑6の蓄積が著しい場合には、強化
材束1がダイス3を通過する際の抵抗が大きくなり、強
化材束1がダイス3を通過できなくなる。その結果、強
化材束1が破断して、複合材料の作製が不可能になると
いう問題もあった。
【0008】通常、強化材屑の蓄積は連続複合時間の経
過に伴って増加する傾向にあるため、従来のダイスを用
いた製造方法によって製造した複合材料の特性は、複合
開始からの時間経過に伴って特性が低下し続け、その後
強化材束が破断し複合材料の作製が不可能になってしま
う。このため、従来のダイスを用いた製造方法により製
造した強化材の体積割合の高い複合材料は、その特性が
期待されるものより低く、安定した長尺複合材料の作製
が不可能であった。
【0009】この発明の目的は、上述の問題点を解決
し、特性に優れ、複合開始からの時間経過に伴なう特性
劣化のない安定した長尺複合材料を連続的に製造する方
法および装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明による複合材料
の製造方法は、強化材とマトリクス材とからなる複合
材料の連続溶浸法を用いた製造方法であって、溶融状態
にあるマトリクス材中に強化材を浸漬し、溶融マトリ
クス材を含浸させるステップと、マトリクス材中に浸漬
した強化材を、組み合わせた2つ以上のローラの間を
通過させることにより所望の形状に成形するステップと
を備えている。
【0011】好ましくは、強化材は、炭素繊維、SiC
繊維、ガラス繊維、Si−C−Ti−O繊維、アルミナ
繊維等の無機系強化材より選ばれるとよい。また、好ま
しくは、強化材は、FeあるいはFe系合金線、Tiあ
るいはTi合金線、WあるいはW合金線およびB繊維等
の金属系強化材より選ばれるとよい。
【0012】また、好ましくは、マトリクス材は、アル
ミニウムあるいはアルミニウム合金、マグネシウムある
いはマグネシウム合金、銅あるいは銅合金、亜鉛あるい
は亜鉛合金、鉛あるいは鉛合金、錫あるいは錫合金等の
金属系マトリクス材より選ばれるとよい。また、好まし
くは、マトリクス材は、エポキシ樹脂、ポリイミド樹
脂、ポリエチレン樹脂等の樹脂系マトリクス材より選ば
れるとよい。
【0013】この発明による複合材料の製造装置は、強
化材とマトリクス材とからなる複合材料の連続溶浸法
を用いた製造装置であって、溶融状態にあるマトリクス
材中に浸漬した強化材を、その間を通過させることに
より所望の形状に成形するための組み合わせた2つ以上
のローラを備えることを特徴としている。
【0014】好ましくは、ローラは、強化材が通過す
るための溝を有するとよい。また、好ましくは、ローラ
は、外的な動力付与により駆動されるとよい。
【0015】さらに、好ましくは、ローラは、強化材
が通過する際の摩擦力により駆動されるとよい。
【0016】また、好ましくは、マトリクス材中に浸漬
した強化材を、ローラへ導くための案内手段を備える
とよい。
【0017】この案内手段としては1対のガイド用ロー
ラもしくは1対のガイド用平板が好ましい。
【0018】
【作用】この発明によれば、溶融マトリクス材を含浸さ
せた細径の強化材束を、組み合わせた2つ以上のローラ
の間を通過させることにより集束、成形する。この際、
強化材束の移動に伴い、ローラが駆動する。そのため、
複合材料に対する強化材の体積割合が多い場合において
も、ローラ通過の際の抵抗が大幅に軽減され、強化材の
損傷、破断等の発生を抑制できる。
【0019】また、この発明によれば、長尺複合材料の
特性劣化の主たる原因である、強化材の損傷、破断によ
るローラ近傍での破断強化材の蓄積を、効果的に抑制す
ることができる。さらに、この発明によれば、破断強化
材が発生した場合においても、破断強化材はローラの駆
動により蓄積することなくローラの外に排出される。そ
のため、蓄積した破断強化材による二次的な強化材の損
傷も防止でき、複合時間の経過に伴なう複合材料特性の
低下およびローラ通過時の抵抗の増加に伴なう複合材料
の破断も防止できる。
【0020】図1は、本発明による製造方法を用いた複
合材料製造中のローラ周辺の状態を模式的に示す図であ
る。
【0021】図1を参照して、1対のローラ4への侵入
前に強化材束1が広がっている場合、また溶融マトリク
ス材2との反応によって強化材表面に反応相が形成され
強化材が太った場合も、この発明によれば、ローラ4の
駆動により、強化材束の集束および成形がより平滑に進
行する。そのため、強化材に対する負荷が低減され
る。
【0022】
【実施例】(実施例1) 図2は、本発明の一実施例による複合材料の製造工程を
示す斜視図である。
【0023】図2を参照して、強化材束1を溶融マトリ
クス材2中に浸漬し、強化材束1内に溶融マトリクス材
2を含浸させる。続いて、溶融マトリクス材2上で、ロ
ーラ4を介して集束させ溶融マトリクス材2を凝固させ
て、複合材料5を製造する。以上の工程は、矢印7の方
向へ連続的に行なわれる。
【0024】ローラ4は強化材束1を集束すると同時
に、所望する強化材の体積割合を得るために余分な溶融
マトリクス材2を取り除く役目、さらには複合材料5の
外形を成形する役目をも果たす。外形の成形に関して
は、ローラ4表面に所望とする複合材料形状を得るため
の溝を予め作成しておく。また、ローラ4は、強化材束
移動時の抵抗力で駆動するものであっても、それ自身に
駆動力をもつものであってもよい。
【0025】図9は、本発明による複合材料の製造装置
において、ローラの組合わせの他の例を模式的に示す図
である。
【0026】図9を参照して、ローラ4は必ずしも1対
である必要はなく、図9(a)のように3つまたは図9
(b)のように4つ等、2つ以上の組み合わせたローラ
であればよい。
【0027】強化材束1を構成する強化材は、炭素繊
維、SiC繊維、ガラス繊維、Si−C−Ti−O繊
維、アルミナ繊維等の無機系強化材、もしくは、Feあ
るいはFe系合金線、TiあるいはTi合金線、Wある
いはW合金線、B繊維等の金属系強化材より選ばれるこ
とが望ましく、強化材とマトリクスの濡れ性あるいは反
応性を改善するために表面に表面改質層を設けたもので
あってもよい。
【0028】さらに、強化材束1は、通常、たとえば炭
素繊維の場合1000本〜12000本を集合させた繊
維束として市販されているため、これをこのまま1単位
束として用いることが望ましい。
【0029】溶融マトリクス材2は、アルミニウムある
いはアルミニウム合金、マグネシウムあるいはマグネシ
ウム合金、銅あるいは銅合金、亜鉛あるいは亜鉛合金、
鉛あるいは鉛合金、錫あるいは錫合金等の金属系マトリ
クス材、もしくは、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポ
リエチレン樹脂等の樹脂系マトリクス材より選ばれるこ
とが望ましい。
【0030】なお、溶融マトリクス材としてエポキシ樹
脂、ポリイミド樹脂、ポリエチレン樹脂等の樹脂系マト
リクス材を用いる場合、図10に示すようにローラ4を
通過した後、複合材料5を樹脂焼き付け炉9に入れマト
リクス材である樹脂を硬化させる必要がある。
【0031】図3は、本発明の他の実施例による複合材
料の製造工程を示す斜視図である。図3を参照して、強
化材束1を溶融マトリクス材2中に浸漬し、強化材束1
内に溶融マトリクス材2を含浸させる。続いて、溶融マ
トリクス材2中で、ガイド用ローラ8を介して強化材束
を集束させ、溶融マトリクス材2上で、ローラ4を介し
て溶融マトリクス材2を凝固させて、複合材料5を製造
する。以上の工程は、矢印7の方向へ連続的に行なわれ
る。
【0032】ガイド用ローラ8は、強化材束1を集束す
ると同時に、ローラ4へ強化材束を導く役割を果たす。
ローラ4は、余分な溶融マトリクス材2を取り除き、複
合材料5の外形を成形する役割を果たす。ガイド用ロー
ラ8とローラ4の回転軸は、直交させておくことが望ま
しい。
【0033】ガイド用ローラ8は、必ずしも駆動可能で
ある必要はなく、強化材束との摩擦抵抗が低い場合は、
図6に示すようなガイド用固定ローラ18もしくは図7
に示すようなガイド用平板28であってもよい。
【0034】なお、以上の実施例に関する開示は、本発
明の単なる具体例にすぎず、本発明の技術的範囲を何ら
制限するものではない。たとえば、強化材束を浸漬する
際、上述の実施例では1本の強化材束を用いているが、
図4に示すように、数本の強化材束を用いてもよい。
【0035】また、製造装置に関しても、上述の実施例
で示したもの以外に、たとえば図5に示すような複合材
料5が矢印17に示すように水平方向に連続的に製造さ
れる装置を用いても、同様な効果が期待できる。
【0036】(実施例2) 図2に示す装置を用いて、表1のNo.1〜No.10
に示す10種の複合材料を作製し、その特性を測定し
た。また、比較のため、従来のダイスを用いて作製した
複合材料の特性を測定した結果を表1のNo.11〜N
o.20に併わせて示す。なお、表1に示す特性は、製
造開始直後での測定値である。
【0037】さらに、表1におけるNo.1〜No.2
0に示す複合材料を、製造開始から10m間隔で特性を
測定した。その結果を表2のNo.1〜No.20に示
す。
【0038】表1および表2中の強化材種類とは、用い
た強化材束を構成する強化材の種類を示す。表中におい
て、Cは炭素繊維、SiCはSiC繊維、Si−C−T
i−OはSi−C−Ti−O繊維、BはB繊維、Al2
O3 はアルミナ繊維、Grassはガラス繊維をそれぞ
れ示す。
【0039】また、表中のマトリクス材種類とは、強化
材束と複合させるマトリクス材の種類を示す。表中にお
いて、Alはアルミニウム合金(A1050)、Mgは
マグネシウム合金(99%Mg)、Cuは銅合金(C1
020)、Znは亜鉛合金(99%Zn)、Pb−Sn
は鉛と錫の合金(Pb−50%Sn)、PIはポリイミ
ド樹脂、EPはエポキシ樹脂を示す。
【0040】なお、炭素繊維に対して、アルミニウム合
金、マグネシウム合金、銅合金をマトリクスとして複合
する場合には、炭素繊維の濡れ性を改善するため、特開
昭61−69448号記載のセラミックスコーティン
グ、具体的には炭素/炭化珪素/ホウ化チタンの3層コ
ーティングを施して用いた。また、炭素繊維に対して亜
鉛合金、錫鉛合金をマトリクスとして複合する場合に
は、炭素繊維にニッケルめっきあるいは銅めっきを施し
て用いた。
【0041】表中の強化材体積割合とは、得られた複合
材料体積に対する強化材の体積割合を示す。また、表中
の引張強さとは、得られた複合材料を引張試験した結果
を示し、引張強さの理論値とは、強化材の引張強さと
マトリクス材の引張強さから予想した複合材料の引張強
さ(複合則から予測される値)を示す。さらに、表中の
R.O.M.比とは、複合材料の引張強さを複合材料の
引張強さの理論値で除した値を百分率で示したものであ
り、表2における距離は複合開始点からの複合距離であ
る。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】表1より明らかなように、本発明の製造方
法によって製造した複合材料の方が、従来の製造方法に
よって製造した複合材料より、高いR.O.M.比を示
しており、良好な特性を有していることが確認された。
【0045】また、表2より明らかなように、本発明の
製造方法によって製造した複合材料には、従来のダイス
を用いた製造方法によって製造した複合材料に見られる
ような複合距離に伴なう特性劣化のないことが確認され
た。
【0046】また、本発明例の製造方法によって製造し
た後のローラ部周辺には、損傷、破断した強化材屑は存
在せず、作製された複合材料表面も従来のダイスを用い
た製造方法によって製造した複合材料表面と比べ非常に
平滑になっており、強化材および複合材料への損傷が抑
制されていることが確認された。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特性に優れた複合材料を製造することが可能となり、ま
た、特性の安定した長尺複合材料を連続して製造するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による製造方法でのローラ周辺の状態を
模式的に示す図である。
【図2】本発明の一実施例による複合材料の製造工程を
模式的に示す図である。
【図3】本発明の他の実施例による複合材料の製造工程
を模式的に示す図である。
【図4】本発明による複合材料の製造において、繊維束
を浸漬する方法の他の例を示す斜視図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例による複合材料の製
造工程を示す図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例による複合材料の製
造工程を示す図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例による複合材料の製
造工程を示す図である。
【図8】従来のダイスを用いた製造方法でのダイス周辺
の状態を模式的に示す図である。
【図9】本発明による複合材料の製造装置においてロー
ラの組み合わせの他の例を模式的に示す図である。
【図10】本発明による複合材料の製造方法においてマ
トリクス材として樹脂系マトリクス材を用いた場合の製
造工程を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 強化材束 2 溶融マトリクス材 3 ダイス 4 ローラ 5 複合材料 6 強化材屑 8 ガイド用ローラ 18 ガイド用固定ローラ 28 ガイド用平板 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B29K 105:06 C22C 1/09 A (56)参考文献 特開 昭62−248556(JP,A) 特開 昭56−128647(JP,A) 特開 昭62−259813(JP,A) 特開 平6−158197(JP,A) 特表 平1−503046(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 19/00 B28B 3/12 B29B 11/16 B29B 15/10 C22C 47/08 B22D 23/04

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強化材とマトリクス材とからなる複合
    材料の連続溶浸法を用いた製造方法であって、 溶融状態にあるマトリクス材中に強化材を浸漬し、溶
    融マトリクス材を含浸させるステップと、 前記マトリクス材中に浸漬した強化材を、組み合わせ
    た2つ以上のローラの間を通過させることにより所望の
    形状に成形するステップとを備える、複合材料の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記強化材は、炭素繊維、SiC繊維、
    ガラス繊維、Si−C−Ti−O繊維、アルミナ繊維、
    Fe線、Fe系合金線、Ti線、Ti合金線、W線、W
    合金線およびB繊維からなる群から選ばれる材料である
    ことを特徴とする、請求項1記載の複合材料の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記マトリクス材は、アルミニウム、ア
    ルミニウム合金、マグネシウム、マグネシウム合金、
    銅、銅合金、亜鉛、亜鉛合金、鉛、鉛合金、錫、錫合
    金、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂およびポリエチレン
    樹脂からなる群から選ばれる材料であることを特徴とす
    る、請求項1また請求項2記載の複合材料の製造方法。
  4. 【請求項4】 強化材とマトリクス材とからなる複合
    材料の連続溶浸法を用いた製造装置であって、 溶融状態にあるマトリクス材中に浸漬した強化材を、
    その間を通過させることにより所望の形状に成形するた
    めの組み合わせた2つ以上のローラを備えることを特徴
    とする、複合材料の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記ローラは、前記強化材が通過する
    ための溝を有することを特徴とする、請求項4記載の複
    合材料の製造装置。
  6. 【請求項6】 前記ローラは、外的な動力付与により駆
    動されることを特徴とする、請求項4記載の複合材料の
    製造装置。
  7. 【請求項7】 前記ローラは、前記強化材が通過する
    際の摩擦力により駆動されることを特徴とする、請求項
    4記載の複合材料の製造装置。
  8. 【請求項8】 前記マトリクス材中に浸漬した強化材
    を、前記ローラへ導くための案内手段を備えることを特
    徴とする、請求項4〜請求項7のいずれかに記載の複合
    材料の製造装置。
  9. 【請求項9】 前記案内手段は、1対のガイド用ローラ
    を含む、請求項8記載の複合材料の製造装置。
  10. 【請求項10】 前記案内手段は、1対のガイド用平板
    を含む、請求項8記載の複合材料の製造装置。
JP15229894A 1994-07-04 1994-07-04 複合材料の製造方法および製造装置 Expired - Fee Related JP3261874B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15229894A JP3261874B2 (ja) 1994-07-04 1994-07-04 複合材料の製造方法および製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15229894A JP3261874B2 (ja) 1994-07-04 1994-07-04 複合材料の製造方法および製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0819851A JPH0819851A (ja) 1996-01-23
JP3261874B2 true JP3261874B2 (ja) 2002-03-04

Family

ID=15537474

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15229894A Expired - Fee Related JP3261874B2 (ja) 1994-07-04 1994-07-04 複合材料の製造方法および製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3261874B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103894414B (zh) * 2014-03-28 2016-05-25 兴化市兴东铸钢有限公司 一种双连续相复合板材连续铸轧成形方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0819851A (ja) 1996-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU707820B2 (en) Fiber reinforced aluminum matrix composite
DE60115655T2 (de) Metallmatrixverbunddrähte, kabel und herstellungsverfahren
DE60104429T2 (de) Verfahren zur herstellung von metallmatrixverbundwerkstoffen
DE60111532T2 (de) Faserverstärkter verbunddraht mit aluminium-matrix, kabel und herstellungsverfahren
JPS6153418B2 (ja)
JP2004504483A5 (ja)
CN115679228A (zh) 一种碳化硅纤维增强铝基复合材料及其制备方法和应用
EP0370546B1 (en) Process for producing composite materials with a metal matrix, with a controlled content of reinforcer agent
JP3261874B2 (ja) 複合材料の製造方法および製造装置
JP3182939B2 (ja) 複合材の製造方法
KR960001715B1 (ko) 섬유강화금속
JP2001101929A (ja) フレキシブル高強度軽量導体
US5207263A (en) VLS silicon carbide whisker reinforced metal matrix composites
JPH10321047A (ja) 高張力線材、それを用いた軽量低弛度架空電線
JP3008687B2 (ja) 架空送電線用複合素線の製造方法
JPH08176701A (ja) 繊維強化複合線の製造方法
JPH08306246A (ja) 架空送電線用複合素線の製造方法
US5249620A (en) Process for producing composite materials with a metal matrix with a controlled content of reinforcer agent
US5697421A (en) Infrared pressureless infiltration of composites
JP3942123B2 (ja) 高耐久性可動電線、高耐久性可動ケーブル及びそれらの製造方法
RU2182605C1 (ru) Композиционный материал
JPS61257440A (ja) 繊維強化金属複合材料
JPS6367534B2 (ja)
JPH0444366B2 (ja)
JP3833846B2 (ja) 低弛度架空線

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20011120

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071221

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081221

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091221

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees