JP3260774B2 - フィルムウェブにまち付けをする方法 - Google Patents

フィルムウェブにまち付けをする方法

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JP3260774B2 JP07954291A JP7954291A JP3260774B2 JP 3260774 B2 JP3260774 B2 JP 3260774B2 JP 07954291 A JP07954291 A JP 07954291A JP 7954291 A JP7954291 A JP 7954291A JP 3260774 B2 JP3260774 B2 JP 3260774B2
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ディー. バータ レイモンド
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性プラスチック
袋の製造中の袋内のまち形成後のこのまちの安定性維持
に関する。
【0002】
【従来の技術】まち付きプラスチック袋は標準的には、
少なくとも1つの連続した縁部に沿って完全に連結され
た双璧プラスチックフィルムのほぼ連続的なシートから
製造される。完全に連結された縁部の反対側のフィルム
ウェブの縁部は側面が開放されていてもよいし或いは
又、ファスナといった締めつけ手段に沿って開放可能に
なっていてもよい。さらに、フィルムウェブは管の形を
していてよい。
【0003】Wamsleyの米国特許第2,961,930 号に記さ
れているように、完全に連結されたフィルムウェブの縁
部が内方へ折り畳まれこの縁部に沿って折り目を形成し
た時点で、まちが形成される。このときフィルムウェブ
は切断され密封されて個々のまち付き袋を形成すること
ができる。まち付き袋の充てん時点で、これらのまち折
り目は膨張して折り目の幅と釣り合った寸法の側壁又は
底壁を露出する。まち付きプラスチック袋はまち無しの
プラスチック袋に比べて、充てん時点で直立状態でいら
れる又は矩形の側面をもち得るという利点を有する。
【0004】先行技術において、プラスチックフィルム
ウェブ内でまちを形成する装置が数多く知られている。
Wech の米国特許第3678,813号及びKnuetter の米国特
許第2,283,069 号は、側面が開放したフィルムウェブに
まち付けするための装置に関する。Hummel 他の米国特
許第4,526,565 号及びRochla の米国特許第 3,587,907
号は管状フィルムウェブにまち付けするための装置に関
する。共通して見られる加工上の問題点は、まちを形成
した後のこのまちの安定性維持の問題である。安定性と
いう語は、まちがフィルムウェブ内に導入された後にま
ち折り目の形状がどれほど維持されるかを意味する。互
いに対する及びウェブ全体に対するまち折り目の深さ及
び心合わせは、フィルムウェブが個々の袋の形に切断及
び密封されるまでほぼ維持されなくてはならない。まち
構造は常時、結果として得られる袋内に密封されるた
め、切断及び密封後のまちの安定性は問題ではない。
【0005】まちの安定性を高める一般的な方法は、フ
ィルムウェブを機械的手段内に通してまち折り目をフィ
ルムウェブ内にプレスし、その後流れ方向に適当なレベ
ルの加工フィルムウェブのテンションを提供することに
より、こうして得られたクリーズ(しわ)を維持するこ
とである。しかし、数多くのタイプ及び厚みのプラスチ
ックフィルムウェブ特に厚み0.051mm(1000
分の2インチ)未満のポリエチレンフィルムは無視でき
ないクリーズ生成可能性をもつことから、これらの措置
は不適当である可能性がある。
【0006】まち付き袋について見られるもう1つの共
通の加工上の問題点は、袋のフィルムウェブの切断及び
密封後の個々の袋の側面溶接に沿った漏洩点の形成であ
る。漏洩点の形成は、まちの壁を含む袋の壁の縁部のヒ
ートシールが不完全であることに起因する。袋が空気又
は液体のいずれか又は両方で充てんされた場合に、空気
又は液体がこれらの袋漏洩点から漏れ出す可能性があ
る。側面溶接に沿っての特に問題となる漏れ部域は、ま
ちの内方折り目の最も内側の点又は上部にある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、まちの安定性
が維持されまち付きフィルムウェブから形成された個々
の袋の側面溶接に沿った漏洩点の発生が最小限におさえ
られているような、連続した双璧熱可塑性プラスチック
フィルムウェブにまち付けするための方法に対するニー
ズが存在する。
【0008】
【課題を解決するための手段】ここで記述する発明は、
まち付け手段内でのまち形成の後プラスチックフィルム
ウェブ内のまちの安定性を維持するための手段、ならび
に、まち付きフィルムウェブから形成された個々の袋の
側面溶接に沿っての漏洩点の発生を低減するための手段
を開示している。まちの安定性を維持し漏洩点発生を低
減するための手段には、まち形成後にまちに対して又は
フィルムウェブのその他の部分に対して及びまち付きフ
ィルムウェブの処理に先立って負又は正の極性の静電荷
を適用する作業が含まれる。
【0009】まちに静電荷を適用するための手段には、
フィルムウェブのまちのまわりに位置づけされた導電性
の接地された表面及び静電荷荷電源が含まれている。ま
ちに与えられた静電荷は、まち折り目又は各折り目のそ
れぞれの壁を、少なくともフィルムウェブの処理時点ま
で互いに付着させる。本発明は以下に詳しく記述するよ
うに、まち無しのフィルムウェブから形成された個々の
袋の側面溶接に沿った漏洩点の発生を低減するための手
段を開示する。この手段には、フィルムウェブの処理に
先立ってフィルムウェブに静電荷を適用する作業が含ま
れている。
【0010】
【実施例】本発明の新規な機構及びこれらの機構が設定
される状況は、さまざまな図において同じ部品には同じ
番号を用いている添付の図面を参照しながら以下の明細
を検討することにより、より良く理解できることだろ
う。
【0011】少なくとも1つの連続縁部に沿って完全に
連結された壁を有する側面開放式及びファスナ付きのプ
ラスチックフィルムウェブのための本発明に基づく改良
型まち付け装置は全体としてそれぞれ17及び18とい
う番号が付され、それぞれ図1及び図3に図示されてい
る。管状の連続したプラスチックフィルムウェブのため
の本発明に基づく1つの改良型まち付け装置は、全体と
して19という番号が付され、図4に示されている。こ
こで説明する3つの実施態様は例として示すものにすぎ
ず、制限的意味をもつものとしてみなされるべきもので
はない。
【0012】まち無しフィルムウェブは全体として10
という番号が付され、ウェブ10の形状に関係なくまち
無しフィルムに言及する場合には明細書中に10と記さ
れており、図面中では参照番号10a,10b及び10cとし
て示されている。完全連結縁部とは反対側の縁部に沿っ
て側面開放されているウェブ10は、特に10aという番
号で参照指示されている。ファスナ付きの又は管状のフ
ィルム材料を有するウェブ10についての相応する番号
はそれぞれ10b又は10cである。中に単数又は複数のま
ち12が導入された後、フィルムウェブ10は全体とし
てまち付きフィルムウェブ11として言及されており、
図中11a,11b及び11cという参照番号で示されてい
る。側面開放式、ファスナ付き及び管状のフィルム材料
についてのウェブ11の相応する特定的参照番号は、そ
れぞれ11a,11b,及び11cである。フィルムウェブ1
0及び11は両方共、流れ方向にウェブ10及び11の
縁部に沿って互いのまわりに反対側に位置づけされた連
続した第1及び第2の縁部を有する。第1の連続縁部は
ウェブ10及び11の完全に連結された縁部に沿って定
まり、一方第2の連続縁部は、それと反対側の縁部であ
る。
【0013】ここで記述するまち付け装置には、プラス
チックフィルムウェブ10を提供する手段、まち12を
形成する手段、まち付きフィルムウェブ11からため込
まれた空気を追い出すための手段、及びまち12の折り
目13を互いに付着させるのに充分な静電荷をまち12
に適用するための手段、まち付きフィルムウェブ11を
処理するための手段、及び、フィルムウェブ10提供手
段からまち付きフィルムウェブ処理手段まで順次フィル
ムウェブ10を前送りするための手段が含まれている。
【0014】まち12を形成するための方法又は装置に
対する言及は、本発明におけるまち付けのための方法又
は装置に対する言及すなわちまち付け方法又は装置に対
する言及とは異なる。まち付け方法又は装置というの
は、フィルムウェブ10を提供する手段からまち付きフ
ィルムウェブ11の処理のための手段までのまち付けの
全工程のことである。まち12の成形又は形成のための
方法又は装置というのは、まち12自体の物理的形成の
みを指す。
【0015】本発明に基づく方法のためのプラスチック
フィルムウェブ10を提供する手段は、押出し成形され
たばかりのウェブ10、補給ロール又はその他の貯蔵レ
セプタクルからの前もって押出し成形されたウェブ10
又は、まち付け装置の前にあるもう1つの加工段階から
の押出し成形されたウェブ10であると考えられる。
【0016】プラスチックフィルムウェブ10a又は10b
内でのまち12を形成するための手段には、2つ以上の
薄く狹い間隔で置かれた全体として平行で心合わせされ
た受入れプレート20、ならびにこれらの受入れプレー
ト20の間に突出しこれらから全体に等距離にありこれ
らのプレートに対して全体として平行な単数又は複数の
薄い突出プレート26a又は26bが含まれている。受入れ
プレート20は、まち付けされるべきウェブ10a及び10
bの完全に連結された縁部に隣接してそれぞれの実施態
様各々のウェブ10a及び10bの内側に位置づけされてい
る。突出プレート26a及び26bは、まち付けされるべき
ウェブ10a及び10bの完全に連結された縁部に隣接し
て、ウェブ10a及び10bの外側に位置づけされている。
受入れプレート20間の突出プレート26の突出程度
が、まち12の深さ又は幅を決定する。
【0017】管状サイズのフィルムウェブ10c内にまち
12を形成する手段には、ウェブ10cの完全に連結され
た縁部と隣接してその中で突出しているウェブ10cの外
にある突出プレート26cが含まれている。好ましい手段
は図4に示されており、これには、ウェブ10cの反対側
で好ましくは等しい深さの2つのまちを形成する全体と
して反対側に位置づけされ全体として水平に心合わせさ
れた一対の突出プレート26cが含まれている。プレート
26cは、2点間でウェブ10cの完全に連結された縁部に
接する平面をはさみ取っている。ウェブ10cとプレート
26cの接合部でウェブ10c内には、プレート26c又はそ
の一部分の上下でのウェブ10cの完全に連結された縁部
の重なり合いを可能にするのに充分な空気圧が存在す
る。この中に充分な空気圧があればファスナ付きウェブ
10bといった非管状ウェブ内でまち12を形成するため
にプレート26cを用いることができる、ということは予
想可能である。
【0018】受入れプレート20及び突出プレート26
a,26b及び26cの好ましい構成材料は金属であるが、
剛性プラスチック又は仕上げ処理、研摩処理された木材
といった剛性のあらゆる材料を用いることが可能であ
る。
【0019】突出プレート26の好ましい形状は薄い円
形であるが、フィルムウェブ10の物理的無欠性を損な
うことなくまち12を形成することのできる楕円又は矩
形といったあらゆる形状を用いることが可能である。薄
く円形の突出プレート26a及び26bは図1及び図3に示
されており、全体として矩形の突出プレート26cが図4
に示されている。受入れプレート20の好ましい形状は
図1及び図3にあるような翼状であるが、フィルムウェ
ブ10の物理的無欠性を損なうことなくまち12を形成
することのできる矩形2は方形といったあらゆる形状を
用いることが可能である。ウェブ10と接触することに
なる突出プレート26a,26b及び26c又は受入れプレー
ト20のあらゆるコーナー又は縁部は好ましくは丸味づ
けされるか又は平滑にされている。
【0020】フィルムウェブからため込み空気を追い出
すための手段には、まち付きフィルムウェブ11内のた
め込み空気の通過をほぼ妨げるための手段及び蓄積した
空気を排出するための手段が含まれている。ウェブ11
内のため込み空気の通過をほぼ妨げるための手段は、並
置され交差する一対のプレート31又は、好ましくはウ
ェブ11が間を通る並置された一対のニップローラ30
を含むことができる。交差するプレート31は図4及び
図5に示され、ニップローラ30aは図1及び3に示され
ている。ニップローラ30及び交差プレート31は密に
隣接しており、ウェブ11の壁を合わせてプレスし、ウ
ェブ11内のため込み空気が大量に通過しないようにし
ている。フィルムウェブ11cについては、交差プレート
31は、ニップローラ30に比べてさらに限定されたま
ち12形成に適した完全連結縁部を提供するよう管状形
を平坦化するという付加的な機能を提供する。
【0021】並置された一対の平坦なプレートといった
ようなウェブ11の壁を合わせてプレスするためのその
他の同等な手段を用いることもできるということがわか
る。ニップローラ30又は交差プレート31の後ろに捕
獲され、蓄積されたため込み空気は、それが形成後形成
された状態のまち12を吹きとばしたり、まち形成全体
を妨げたりすることのないよう、排出されなくてはなら
ない。
【0022】蓄積空気を排出するための手段は、ウェブ
10及び11の形態によって変わる。ウェブ10a及び11
aについては、開放側面が蓄積空気排出に役立つ。ウェ
ブ10b及び11bについては、蓄積空気を排出するための
手段は好ましくは、棒22及びこの棒22から下流側に
ある閉鎖ローラ32を含んでいる。棒22は、ウェブ10
bがそのまわりを通過するにつれて、ファスナ14のリ
ブ及び溝の縦断面を分離する。閉鎖ローラ32は一対の
並置されたローラを含み、これらのローラはファスナが
中を通るにつれてそのリブ及び溝の縦断面を再度連結さ
せる。ファスナ14に沿ったウェブ11bの開放側面は蓄
積された空気を排出するのに役立つ。全てのウェブ10
及び11特にウェブ10c及び11cについては、上流の押
出し成型金型内にあるオリフィス又は吹き出し弁(図示
せず)といった蓄積空気排出用の代替的手段を用いるこ
とができる。
【0023】まち付きフィルムウェブ11内のため込み
空気の通過を妨げるための手段の後には、まち折り目1
3を互いに付着させるのに充分な静電荷をまち12に適
用するための手段が位置づけされている。この手段は好
ましくは、ウェブ11のまち12の上表面のまわり最も
好ましくはこの表面の上にある静電荷荷電源、ならびに
全体として荷電源と反対側に心合わせされた状態にある
ウェブ11のまち12の下面のまわり、最も好ましくは
この下面の下の位置づけされた導電性を有する接地され
た表面を含んでいる。しかしながらウェブ11との関係
における静電荷荷電源及び導電性接地表面の配置は逆で
あってもよい。接地表面はフィルムウェブ11に隣接し
ており、最も好ましくはこれに接触している。好ましい
接触面には、その上を通過するウェブ11の横方向幅を
ほぼ横断する導電性の接地されたローラ42が含まれ
る。
【0024】好ましい静電荷荷電源には、静電荷荷電ヘ
ッド40及びそれと電気的に接続状態にある電源43が
含まれている。まち付け装置17,18及び19の各々
及びフィルムウェブ10との関係における荷電ヘッド4
0及び接地されたローラ42の好ましい位置的配置は、
図1,2,3及び4に示されている。荷電ヘッド40は
好ましくは、図1及び3に示されている電源43により
約5キロボルトから約30キロボルトの大きさの電荷を
受け、これを適用することができ、まち12の上面より
約6.35mm乃至約76.2mm(約1/4インチ乃
至約3インチ)のところに位置づけされている。荷電ヘ
ッド40の高さ及び所要電荷は互いに直接的な関数であ
る。荷電ヘッド40の高さが高くなればなるほど、まち
12を安定化するのに必要な所要電圧は大きくなる。さ
らに好ましくは、荷電ヘッド40は、電源43による約
10キロボルト乃至約25キロボルトの大きさの電荷を
受けこれを適用することができ、まち12の上面より上
約12.7mm乃至約25.4mm(約1/2インチ乃
至約1インチ)のところに位置づけられている。最も好
ましくは、荷電ヘッド40は電源43による約15キロ
ボルトの大きさの電荷を受けこれを適用することがで
き、まち12の上面より上約25.4mm(約1イン
チ)のところに位置づけされている。電源43は、正又
は負のいずれかの極性の静電荷を提供することができ、
荷電ヘッド40は正又は負のいずれかの極性の静電荷を
適用できる。正又は負のいずれの極性が望ましいかは、
フィルムウェブ10の極性特性及び組成によって異な
る。基本的にポリエチレンベースのフィルムについて用
いるのに好ましい極性は負である。
【0025】代表的な適当な電源43は、Simco C
o., Inc製のSimco N27c陰極静電荷荷電ユニットで
あり、代表的な適当な荷電ヘッド40は、同じ供給業者
から入手できる多点スポット荷電器40016 である。
【0026】まち折り目を互いに付着させるのに充分な
大きさの静電荷をまちに適用するための手段には同様
に、まちを中心に反対側にある反対の極性の2つの静電
荷荷電源(図示せず)を用いる装置が含まれている。さ
らに、この手段には、Levy の米国特許第3,892,614 号
に見られるように直流、交流又はその両方の組合せを用
いるような装置が含まれている。
【0027】静電荷の適用以降のまち折り目13の相互
のひきつけ合い又は付着は一週間も接続する。このよう
なひきつけ力は、まち付きフィルムウェブ11が荷電後
直ちに個々の袋の形に切断、密封される場合には、ほん
の数分しか必要でない。しかしながらこのような接続す
るひきつけ力は、フィルムウェブ10内でのまち形成段
階及び袋の形へのウェブ11の切断・密封段階の分岐を
可能にするという点で役に立つ。ウェブ11を、大量の
電荷散逸が起こるまで、ロール又はその他の貯蔵用レセ
プタクル上に巻きつけておき後で切断及び密封すること
が可能である。この残留電荷の不均衡は、プラスチック
袋のための数多くのタイプのフィルム化合物の半導体特
性によるものと考えられている。フィルムは、強い外部
電源からの静電荷荷電に対し一般に伝導性を有するが、
獲得した電荷を漸進的にしか散逸させない。
【0028】まち12に静電荷を適用するための手段の
後には、まち付きフィルムウェブ11を処理するための
手段が位置づけられている。このウェブ11を処理する
手段には通常、ウェブ11を個々の袋(図示せず)の形
に切断及び密封するための手段、或いは、次に続く貯
蔵、輸送、加工及び場合によっては個々の袋の形への切
断及び密封のために巻き取りロール又はその他の貯蔵用
レセプタクル(図示せず)上にウェブ11を巻き上げる
ための手段のいずれかが含まれている。個々の袋の形へ
のウェブ11の切断・密封用の代表的な手段は、Tummi
nia の米国特許第4,396,449 号及びCarlandの米国特許
第2,711,779 号のシーリング装置に見られる。
【0029】まち付きフィルムウェブ11に対する静電
荷の適用は、さらに、フィルムウェブ11の切断及び密
封により形成された個々の袋の側面溶接に沿った漏洩点
の形成の発生率を低くするという利点ももたらす。特定
のいかなる理論によっても束縛されたくないと考えては
いるものの、この漏洩点発生率の低下は、誘導された静
電荷によるまち12自身をも含むまち付きフィルムウェ
ブ11の壁のより密で近い位置づけとより高い付着度に
起因するものと考えられている。まち付きフィルムウェ
ブ11の壁のより近い位置づけの結果、米国特許第4,39
6,449 号及び米国特許第2,711,779 号にみられるような
加熱線による切断及び密封の後の漏洩点の発生率がさら
に低い側面溶接が得られることになる。フィルムウェブ
11の切断及び密封により形成された個々の袋の側面溶
接に沿った漏洩点の発生率を低減させる目的で、まち1
2以外のフィルムウェブ11の一部分に静電荷を適用す
ることもできる。適用に適した部域としては、最も望ま
しくはほぼ漏洩防止状態にあるまち12とファスナ又は
再閉鎖可能な締結装置14の間の部域がある。側面溶接
漏洩の発生率の低いまち無しの個々の袋は、上述の方法
でフィルムウェブ10といったまち無しフィルムウェブ
に対して静電荷を適用しこのようなまち無しフィルムウ
ェブを個々の袋の形に切断、密封することによって形成
されうる。
【0030】ウェブ10を提供するための手段からウェ
ブ11を処理するための手段まで換言すると最初から最
後までウェブ10を前送りするための手段というのは、
あらゆる機械的又は電気機械的方法又はそれを達成する
ための推進機構のことである。このような手段の例とし
ては、機械的又は電気的駆動の巻き取りマンドレル又は
調整された駆動ローラシステムがある。ウェブ10及び
11は順次的に又は連続的に前送りされる。
【0031】例.袋の製造材料である袋フィルムウェブ
のまちに対して負の静電荷が適用された状態又はこれが
適用されない状態で作られた3.8 センチメートルのまち
のついた0.7 リットル入り熱可塑性袋の漏洩発生率を比
較した。静電荷が適用されたフィルムウェブから作られ
た袋をここでは拘束袋と呼び、このような電荷が適用さ
れなかったフィルムウェブから作られた袋を非拘束袋と
呼ぶ。静電気的に拘束された及び非拘束のまち付き袋
は、商業的生産設備内でこの設備にとって標準的な速度
で作られ、プロセス変数は両方の運転についてほぼ同じ
であった。
【0032】静電荷は、多点スポット荷電器をまちより
約25.4mm(約1インチ)上に位置づけすることに
より、袋フィルムウェブのまちに対して適用された。多
点スポット荷電器は、Simco Co. Inc. から市販さ
れているNo. 40016型であった。Simco N27c 陰極荷
電ユニットにより、荷電器に対し17キロボルトの負の
電荷を供給した。約10万個の非拘束袋と拘束袋25個
入りの箱1000箱が生産された。それぞれの運転の初め、
中間及び終わりから無作為に25のグループに分けた12
50個の非拘束袋と50箱の拘束袋を選択した。
【0033】拘束袋及び非拘束袋の各々に約半分から約
3分の2まで空気を満たしこれを密封し、袋の側面溶接
及び再閉鎖可能な締結装置が浸漬するまでこの空気が充
てんされた袋を水中に沈め、中の空気圧を増大させるべ
くこの空気が充てんされた袋に機械的な応力を加えるこ
とによって、漏洩の兆しがあるか否かテストした。袋に
機械的応力を加えた時点で、まちを含む袋の上部から底
部まで両方の側面溶接を、気泡の形での袋からの空気の
漏洩について検査した。気泡が袋から出てくるのが見ら
れたならば、漏洩の場所の如何に関わらずその袋は「漏
洩有り」と記載された。
【0034】拘束袋は、非拘束袋に比べ漏洩発生率が著
しく低かった。非拘束袋については、漏洩発生率は、試
験の対象となった25個の袋のグループ1つあたり「漏
洩有り」が6個から10個であった。拘束袋について
は、漏洩発生率は、サンプリングされた各々の箱のうち
試験の対象となった25個の袋につき「漏洩有り」が0
個乃至3個であった。
【0035】まち付け方法における特定の細部に関して
本発明の好ましい実施態様を示してきたが、まち付け方
法及び製造業者の望みに応じて、本発明はその一般的教
示及び原理の範囲から逸脱することなく、さまざまな変
更によって修正することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】開放側面を有するフィルムウェブについて用い
るための本発明に従って作られた装置の一実施態様の平
面図である。
【図2】図3の装置のライン2−2に沿って切りとられ
た断片的断面図である。
【図3】ファスナ付き縁部を有するフィルムウェブにつ
いて使用するための、本発明に従って作られた装置のも
う1つの実施態様の平面図である。
【図4】管形状をもつフィルムウェブについて使用する
ための、本発明に従って作られた装置のもう1つの実施
態様の平面図である。
【図5】ライン5−5に従って切りとられた図4の装置
の断面図である。
【符号の説明】
10…まち無しフィルムウェブ 11…まち付きフィルムウェブ 12…まち 13…まち折り目 17,18,19…改良型まち付け装置 20…受入れプレート 22…棒 26a,26b,26c…突出プレート 30…ニップローラ 31…交差プレート 32…閉鎖ローラ 40…荷電ヘッド 43…電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−125175(JP,A) 特開 昭54−104983(JP,A) 特開 昭55−103946(JP,A) 米国特許2961930(US,A) 米国特許3678813(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B31B 1/00 - 49/04

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つの壁が完全に連結されている連続縁
    部を少なくとも1つ有する熱可塑性プラスチックフィル
    ムウェブから側面溶接漏洩の発生が低減された再閉鎖可
    能な熱可塑性プラスチック袋を作るために、フィルムウ
    ェブを個々の袋になるよう切断し密封する前に壁を互
    いに付着させるのに充分な大きさで静電荷ウェブに加
    えることを特徴とする、フィルムウェブにまち付けをす
    方法。
  2. 【請求項2】 まち折り目を有するまちがフィルムウェ
    ブ内で、完全に連結された縁部に沿って連続的に形成さ
    れること、ならびに、静電荷がこれらのまち折り目を互
    いに付着させるのに充分な大きさでまちに対し加えられ
    ることを特徴とする、請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 まちが静電荷荷電源と導電性ある接地さ
    れた表面の間を通されることを特徴とする、請求項2の
    方法。
  4. 【請求項4】 まちが荷電源から6.35mm以上7
    6.2mm以内のところを通され、5乃至30キロワッ
    トの電荷がこれに加えられることを特徴とする、請求項
    3の方法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2の方法から作られた再閉
    鎖可能な熱可塑性プラスチック袋。
  6. 【請求項6】 二つの壁が完全に連結されている連続縁
    部を少なくとも1つ有する熱可塑性プラスチックウェブ
    を個々の袋の形にすべく切断及び密封することにより、
    側面溶接漏洩の発生が低減された再閉鎖可能な熱可塑性
    プラスチックの袋を作るために、壁を互いに付着させる
    のに充分な大きさの静電荷をフィルムウェブに適用する
    ための手段が設けられていることを特徴とする、フィル
    ムウェブにまち付けをする装置。
  7. 【請求項7】 ウェブの完全に連結された縁部に沿って
    連続的に延びるまち折り目を有するまちを形成するため
    の手段があることならびに、まち折り目を互いに付着さ
    せるのに充分な大きさの静電荷を適用するための手段が
    設けられていることを特徴とする、請求項6の装置。
  8. 【請求項8】 ウェブに対して静電荷を適用するための
    手段が、静電荷荷電源ならびに、間を通るウェブに静電
    荷を加えるように位置づけされた導電性の接地された表
    面であることを特徴とする、請求項7の装置。
  9. 【請求項9】 静電荷荷電源が、静電電源及び静電荷荷
    電ヘッドであり、このヘッドが電源に電気的に接続状態
    にあることを特徴とする、請求項7の装置。
  10. 【請求項10】 荷電ヘッドが、ウェブをそれに沿って
    引き出す平面から6.35mm以上76.2mm以内
    ところに位置し、電源が5乃至30キロボルトの電荷を
    提供でき、且つ荷電棒がこのような電荷を適用できるこ
    とを特徴とする、請求項7の装置。
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