JP3259976B2 - 金属防食剤 - Google Patents
金属防食剤Info
- Publication number
- JP3259976B2 JP3259976B2 JP09033292A JP9033292A JP3259976B2 JP 3259976 B2 JP3259976 B2 JP 3259976B2 JP 09033292 A JP09033292 A JP 09033292A JP 9033292 A JP9033292 A JP 9033292A JP 3259976 B2 JP3259976 B2 JP 3259976B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal
- water
- fine powder
- treated
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属防食剤に関するもの
であり、特に鉄、鋼、鋳鉄等の鉄材料の防食剤として有
用なものである。
であり、特に鉄、鋼、鋳鉄等の鉄材料の防食剤として有
用なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金属防食剤としては、6価クロム
供給物質と、亜鉛、マンガン、アルミニウム、マグネシ
ウム、これらの混合物、およびこれらの合金から選ばれ
た金属粉末と、界面活性剤とからなる組成が提供されて
いる(特公昭52−1902号)。
供給物質と、亜鉛、マンガン、アルミニウム、マグネシ
ウム、これらの混合物、およびこれらの合金から選ばれ
た金属粉末と、界面活性剤とからなる組成が提供されて
いる(特公昭52−1902号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の金属防食剤には有害物質である6価クロム供給物質が
含まれているので、取扱いや廃水処理の点で問題がある
し、上記金属防食剤は金属表面に塗布され乾燥してから
塗膜を硬化させるのに330℃前後の高温加熱処理を必
要とし、エネルギーが浪費されかつ被処理金属の熱変性
と言う問題もある。更に熱処理後の塗膜表面硬度が充分
でなく傷付き易い。
の金属防食剤には有害物質である6価クロム供給物質が
含まれているので、取扱いや廃水処理の点で問題がある
し、上記金属防食剤は金属表面に塗布され乾燥してから
塗膜を硬化させるのに330℃前後の高温加熱処理を必
要とし、エネルギーが浪費されかつ被処理金属の熱変性
と言う問題もある。更に熱処理後の塗膜表面硬度が充分
でなく傷付き易い。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、α−β不飽和脂肪酸塩類
を含む重合体であり、鉛筆硬度F〜Hの被膜を与える水
溶性合成樹脂バインダーと、被処理金属よりもイオン化
傾向の大きい金属の微粉末と、該金属の酸化防止剤と、
通電剤とからなり、6価クロム供給物質を含まない金属
防食剤を提供するものである。
を解決するための手段として、α−β不飽和脂肪酸塩類
を含む重合体であり、鉛筆硬度F〜Hの被膜を与える水
溶性合成樹脂バインダーと、被処理金属よりもイオン化
傾向の大きい金属の微粉末と、該金属の酸化防止剤と、
通電剤とからなり、6価クロム供給物質を含まない金属
防食剤を提供するものである。
【0005】〔水溶性合成樹脂バインダー〕 本発明のα−β不飽和脂肪酸塩類を含む重合体であり、
鉛筆硬度F〜Hの被膜を与える水溶性合成樹脂バインダ
ーには、加熱硬化後においても速やかに再吸水あるいは
再吸湿する水溶性合成樹脂が用いられる。このような水
溶性合成樹脂としては、アクリル酸、メタクリル酸、イ
タコン酸、アトロパ酸、シトラコン酸等のα−β不飽和
脂肪酸の一種または二種以上の重合体のカリウム、ナト
リウム、リチウム等の金属との塩類、あるいはアンモニ
ア、アミン等の窒素含有塩基との塩類、あるいは上記α
−β不飽和脂肪酸の一種または二種以上とアクリルエス
テル、メタクリルエステル、スチレン、酢酸ビニル、塩
化ビニル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、メタク
リロニトリル等の他のビニル単量体の一種または二種以
上との共重合体の上記金属あるいは窒素含有塩基との塩
類、酢酸ビニルと上記のようなビニル単量体の共重合体
の鹸化物等が例示されるが、上記α−β不飽和脂肪酸を
含む共重合体のアミン塩は本発明にとって望ましい水溶
性合成樹脂である。また本発明の水溶性合成樹脂として
は、塗膜の硬度(鉛筆硬度)としてF〜H程度の硬調な
ものでかつ下記する金属微粉末の自己犠牲作用を阻害せ
ず、良好な通電性を確保するためには、速やかな吸水吸
湿性がある方が望ましい。しかし被覆性を確保するため
には耐水性の良好なものが望ましい。上記水溶性合成樹
脂バインダーは本発明の金属防食剤に通常固形分として
1〜20重量%、望ましくは2.5〜10重量%添加さ
れる。
鉛筆硬度F〜Hの被膜を与える水溶性合成樹脂バインダ
ーには、加熱硬化後においても速やかに再吸水あるいは
再吸湿する水溶性合成樹脂が用いられる。このような水
溶性合成樹脂としては、アクリル酸、メタクリル酸、イ
タコン酸、アトロパ酸、シトラコン酸等のα−β不飽和
脂肪酸の一種または二種以上の重合体のカリウム、ナト
リウム、リチウム等の金属との塩類、あるいはアンモニ
ア、アミン等の窒素含有塩基との塩類、あるいは上記α
−β不飽和脂肪酸の一種または二種以上とアクリルエス
テル、メタクリルエステル、スチレン、酢酸ビニル、塩
化ビニル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、メタク
リロニトリル等の他のビニル単量体の一種または二種以
上との共重合体の上記金属あるいは窒素含有塩基との塩
類、酢酸ビニルと上記のようなビニル単量体の共重合体
の鹸化物等が例示されるが、上記α−β不飽和脂肪酸を
含む共重合体のアミン塩は本発明にとって望ましい水溶
性合成樹脂である。また本発明の水溶性合成樹脂として
は、塗膜の硬度(鉛筆硬度)としてF〜H程度の硬調な
ものでかつ下記する金属微粉末の自己犠牲作用を阻害せ
ず、良好な通電性を確保するためには、速やかな吸水吸
湿性がある方が望ましい。しかし被覆性を確保するため
には耐水性の良好なものが望ましい。上記水溶性合成樹
脂バインダーは本発明の金属防食剤に通常固形分として
1〜20重量%、望ましくは2.5〜10重量%添加さ
れる。
【0006】〔金属微粉末〕 本発明において用いられる金属微粉末は被処理金属より
もイオン化傾向の大きな金属の微粉末であり、粉末の形
態はフレーク状、粒状のいずれでもよい。また該金属微
粉末の純度は望ましくは99.0重量%以上、更に望ま
しくは99.5重量%以上であり、該金属微粉末の粒径
は望ましくは6μ、更に望ましくは5μ以下である。金
属微粉末の純度が99.0重量%以上であれば優れた防
食効果が得られ、また粒径が6μ以下であれば緻密でか
つ平滑な防食性被膜が得られ、優れた防食効果が得られ
る。本発明にとって最も望ましい粒径は3〜5μであ
る。被処理金属が鉄の場合には、鉄よりもイオン化傾向
の大きい亜鉛、アルミニウム、亜鉛−アルミニウム合金
が望ましく、特に望ましいのは亜鉛とアルミニウムとの
併用である。亜鉛とアルミニウムとを併用した場合には
イオン化傾向は亜鉛<アルミニウムであり、塗膜中にお
いて亜鉛微粉末が下層にアルミニウム微粉末が上層に配
置されることが望ましい。アルミニウム微粉末を上層に
配置させるには、ケロシン、ミネラルスピリット、ミネ
ラルターペン等の高沸点有機溶剤、脂肪酸、脂肪酸エス
テル、脂肪酸アミド等の脂肪酸またはその誘導体、ベン
ゾトリアゾール、メチルベンゾトリアゾール等のトリア
ゾール系化合物等によって該アルミニウム微粉末の表面
を処理し、更にソルビタン界面活性剤および/または脂
肪酸系界面活性剤で処理しておく。上記金属微粉末は本
発明の金属防食剤中に通常2〜75重量%、望ましくは
10〜50重量%添加されるが、亜鉛微粉末とアルミニ
ウム微粉末とを併用する場合は、亜鉛微粉末1〜50重
量%、アルミニウム微粉末1〜25重量%、望ましくは
亜鉛微粉末5〜35重量%、アルミニウム微粉末5〜1
5重量%である。
もイオン化傾向の大きな金属の微粉末であり、粉末の形
態はフレーク状、粒状のいずれでもよい。また該金属微
粉末の純度は望ましくは99.0重量%以上、更に望ま
しくは99.5重量%以上であり、該金属微粉末の粒径
は望ましくは6μ、更に望ましくは5μ以下である。金
属微粉末の純度が99.0重量%以上であれば優れた防
食効果が得られ、また粒径が6μ以下であれば緻密でか
つ平滑な防食性被膜が得られ、優れた防食効果が得られ
る。本発明にとって最も望ましい粒径は3〜5μであ
る。被処理金属が鉄の場合には、鉄よりもイオン化傾向
の大きい亜鉛、アルミニウム、亜鉛−アルミニウム合金
が望ましく、特に望ましいのは亜鉛とアルミニウムとの
併用である。亜鉛とアルミニウムとを併用した場合には
イオン化傾向は亜鉛<アルミニウムであり、塗膜中にお
いて亜鉛微粉末が下層にアルミニウム微粉末が上層に配
置されることが望ましい。アルミニウム微粉末を上層に
配置させるには、ケロシン、ミネラルスピリット、ミネ
ラルターペン等の高沸点有機溶剤、脂肪酸、脂肪酸エス
テル、脂肪酸アミド等の脂肪酸またはその誘導体、ベン
ゾトリアゾール、メチルベンゾトリアゾール等のトリア
ゾール系化合物等によって該アルミニウム微粉末の表面
を処理し、更にソルビタン界面活性剤および/または脂
肪酸系界面活性剤で処理しておく。上記金属微粉末は本
発明の金属防食剤中に通常2〜75重量%、望ましくは
10〜50重量%添加されるが、亜鉛微粉末とアルミニ
ウム微粉末とを併用する場合は、亜鉛微粉末1〜50重
量%、アルミニウム微粉末1〜25重量%、望ましくは
亜鉛微粉末5〜35重量%、アルミニウム微粉末5〜1
5重量%である。
【0007】〔酸化防止剤〕 本発明の金属防食剤は水性であるから、金属微粉末が水
と反応して酸化して水酸化物となることを防止する必要
がある。このために添加される酸化防止剤としてはヒド
ロキシ酢酸、グリコール酸、グリセリン酸、酒石酸、グ
ルコン酸、クエン酸等のオキシ酸のカリウム、ナトリウ
ム、リチウム等の金属との塩類、あるいはアンモニア、
アミン等の窒素含有塩基との塩類、あるいはケロシン、
ミネラルスピリット、脂肪酸またはその誘導体、トリア
ゾール系化合物等の被膜形成物質等である。オキシ酸塩
類の場合は本発明の金属防食剤中固形分として通常0.
01〜5重量%、望ましくは0.05〜1.5重量%添
加され、被膜形成物質の場合は該物質または該物質を適
当な溶剤で適当濃度希釈した溶液中に該金属微粉末を浸
漬処理するかまたはスプレー等により塗布する。
と反応して酸化して水酸化物となることを防止する必要
がある。このために添加される酸化防止剤としてはヒド
ロキシ酢酸、グリコール酸、グリセリン酸、酒石酸、グ
ルコン酸、クエン酸等のオキシ酸のカリウム、ナトリウ
ム、リチウム等の金属との塩類、あるいはアンモニア、
アミン等の窒素含有塩基との塩類、あるいはケロシン、
ミネラルスピリット、脂肪酸またはその誘導体、トリア
ゾール系化合物等の被膜形成物質等である。オキシ酸塩
類の場合は本発明の金属防食剤中固形分として通常0.
01〜5重量%、望ましくは0.05〜1.5重量%添
加され、被膜形成物質の場合は該物質または該物質を適
当な溶剤で適当濃度希釈した溶液中に該金属微粉末を浸
漬処理するかまたはスプレー等により塗布する。
【0008】〔通電剤〕 本発明において用いられる通電剤としては、ドデシルト
リメチルアンモニウムクロリド、ドデシルジメチルアン
モニウムクロリド等の第4級アンモニウム塩を含有する
カチオン系界面活性剤が例示される。上記通電剤は本発
明の金属防食剤中通常固形分として通常0.001〜2
重量%、望ましくは0.01〜0.9重量%程度添加さ
れる。本発明の通電剤は上記水溶性合成樹脂の通電性を
補助するために使用される。
リメチルアンモニウムクロリド、ドデシルジメチルアン
モニウムクロリド等の第4級アンモニウム塩を含有する
カチオン系界面活性剤が例示される。上記通電剤は本発
明の金属防食剤中通常固形分として通常0.001〜2
重量%、望ましくは0.01〜0.9重量%程度添加さ
れる。本発明の通電剤は上記水溶性合成樹脂の通電性を
補助するために使用される。
【0009】〔溶剤〕 本発明の金属防食剤は水溶液として提供されるが、上記
金属微粉末の分散性を良好ならしめるために、望ましく
は水溶性の有機溶剤が添加される。上記水溶性有機溶剤
としてはメタノール、エタノール、1−プロパノール、
2−プロパノール、t−ブチルアルコール、エチレング
リコール、プロピレングリコール、1,2−プロパンジ
オール、1,3−プロパンジオール、グリセリン、アセ
トン、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセ
ロソルブ、メチルカルビトール、エチルカルビトール、
プロピルカルビトール、ブチルカルビトール、ジアセト
ンアルコール等があげられる。望ましい水溶性有機溶剤
としてはエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジアセトンアルコール、エチルセロソルブ、エチルカル
ビトール、ブチルセロソルブがあり、該水溶性有機溶剤
の添加量は通常本発明の金属防食剤中3〜30重量%、
望ましくは8〜20重量%である。
金属微粉末の分散性を良好ならしめるために、望ましく
は水溶性の有機溶剤が添加される。上記水溶性有機溶剤
としてはメタノール、エタノール、1−プロパノール、
2−プロパノール、t−ブチルアルコール、エチレング
リコール、プロピレングリコール、1,2−プロパンジ
オール、1,3−プロパンジオール、グリセリン、アセ
トン、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセ
ロソルブ、メチルカルビトール、エチルカルビトール、
プロピルカルビトール、ブチルカルビトール、ジアセト
ンアルコール等があげられる。望ましい水溶性有機溶剤
としてはエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジアセトンアルコール、エチルセロソルブ、エチルカル
ビトール、ブチルセロソルブがあり、該水溶性有機溶剤
の添加量は通常本発明の金属防食剤中3〜30重量%、
望ましくは8〜20重量%である。
【0010】〔増粘剤〕 本発明の金属防食剤の塗布層の厚みを確保するためには
増粘剤の使用が望ましい。本発明において用いられる増
粘剤としてはメチルセルローズ、カルボキシメチルセル
ローズ、ヒドロキシメチルセルローズ、エチルセルロー
ズ、カルボキシエチルセルローズ、ヒドロキシエチルセ
ルローズ、ポリビニルアルコール、澱粉、カチオン澱
粉、非イオン澱粉、ペクチン、グァーガム、タマリンド
ガム、ローストビーンガム、ガラクトマンナン、カラギ
ーナン、寒天、アクリル重合体のナトリウム塩等があげ
られる。望ましい増粘剤としてはヒドロキシメチルセル
ローズ、ヒドロキシエチルセルローズ、メチルセルロー
ズがある。該増粘剤の添加量は本発明の金属防食剤中固
形分として0.1〜2重量%、望ましくは0.2〜0.
8重量%である。
増粘剤の使用が望ましい。本発明において用いられる増
粘剤としてはメチルセルローズ、カルボキシメチルセル
ローズ、ヒドロキシメチルセルローズ、エチルセルロー
ズ、カルボキシエチルセルローズ、ヒドロキシエチルセ
ルローズ、ポリビニルアルコール、澱粉、カチオン澱
粉、非イオン澱粉、ペクチン、グァーガム、タマリンド
ガム、ローストビーンガム、ガラクトマンナン、カラギ
ーナン、寒天、アクリル重合体のナトリウム塩等があげ
られる。望ましい増粘剤としてはヒドロキシメチルセル
ローズ、ヒドロキシエチルセルローズ、メチルセルロー
ズがある。該増粘剤の添加量は本発明の金属防食剤中固
形分として0.1〜2重量%、望ましくは0.2〜0.
8重量%である。
【0011】〔消泡剤〕 本発明の金属防食剤をピンホール等の欠陥がなく被処理
金属表面に塗布するためには消泡剤の使用が望ましい。
本発明に添加される消泡剤としてはシリコーン系、フッ
素系、オイル系等がある。シリコーン系としてはジメチ
ルシリコーン、ジエチルシリコーン、フッ素系ではフッ
化メタノール、2フッ化メタノール、フッ化エタノー
ル、2フッ化エタノール、オイル系では石油系としてケ
ロシン、ミネラルスピリット、ミネラルターペント、ホ
ワイトスピンドル、動物系として牛脂、豚脂等があり、
植物系では硬化ヒマシ油、ヒマシ油、桐油、硬化大豆油
等がある。望ましい消泡剤としてはケロシン、ミネラル
スピリット、ホワイトスピンドル、桐油、硬化ヒマシ油
がある。該消泡剤の添加量は本発明の金属防食剤中0.
01〜5重量%、望ましくは0.1〜1重量%である。
金属表面に塗布するためには消泡剤の使用が望ましい。
本発明に添加される消泡剤としてはシリコーン系、フッ
素系、オイル系等がある。シリコーン系としてはジメチ
ルシリコーン、ジエチルシリコーン、フッ素系ではフッ
化メタノール、2フッ化メタノール、フッ化エタノー
ル、2フッ化エタノール、オイル系では石油系としてケ
ロシン、ミネラルスピリット、ミネラルターペント、ホ
ワイトスピンドル、動物系として牛脂、豚脂等があり、
植物系では硬化ヒマシ油、ヒマシ油、桐油、硬化大豆油
等がある。望ましい消泡剤としてはケロシン、ミネラル
スピリット、ホワイトスピンドル、桐油、硬化ヒマシ油
がある。該消泡剤の添加量は本発明の金属防食剤中0.
01〜5重量%、望ましくは0.1〜1重量%である。
【0012】〔処理方法〕 本発明の金属防食剤のpHは通常6.5〜9.5の範囲
に調節されるが、該金属防食剤を用いて被処理金属表面
を処理するには、まず該金属表面をショットブラスト、
サンドブラスト等によって研磨を行ない、更に必要あれ
ばトリクロルエチレン、パークロルエチレン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の有機溶剤で洗浄し、乾燥後
本発明の金属防食剤を浸漬、スプレー、ロールコータ
ー、カーテンフローコーター、回転ブラシコーター、静
電塗装等によって該金属表面に塗布する。その後室温に
放置し、必要あれば空気を送って乾燥し、200〜23
0℃前後で少なくとも15分間の加熱処理を行なう。こ
のようにして該金属表面には本発明の金属防食剤に起因
する防食性被膜が形成される。該防食性被膜上には所望
なれば更に塗料によって塗装が施されてもよい。
に調節されるが、該金属防食剤を用いて被処理金属表面
を処理するには、まず該金属表面をショットブラスト、
サンドブラスト等によって研磨を行ない、更に必要あれ
ばトリクロルエチレン、パークロルエチレン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の有機溶剤で洗浄し、乾燥後
本発明の金属防食剤を浸漬、スプレー、ロールコータ
ー、カーテンフローコーター、回転ブラシコーター、静
電塗装等によって該金属表面に塗布する。その後室温に
放置し、必要あれば空気を送って乾燥し、200〜23
0℃前後で少なくとも15分間の加熱処理を行なう。こ
のようにして該金属表面には本発明の金属防食剤に起因
する防食性被膜が形成される。該防食性被膜上には所望
なれば更に塗料によって塗装が施されてもよい。
【0013】
【作用】本発明の金属防食剤に起因する防食性被膜にお
いては、該被膜中に含まれる被処理金属よりもイオン化
傾向の大きい金属微粉末が、該被処理金属に先立って腐
食即ち酸化される。このような該金属微粉末の酸素捕捉
作用(自己犠牲作用と云う)によって、被処理金属の酸
化即ち腐食が防止される。
いては、該被膜中に含まれる被処理金属よりもイオン化
傾向の大きい金属微粉末が、該被処理金属に先立って腐
食即ち酸化される。このような該金属微粉末の酸素捕捉
作用(自己犠牲作用と云う)によって、被処理金属の酸
化即ち腐食が防止される。
【0014】α−β不飽和脂肪酸塩類を含む重合体であ
り、鉛筆硬度F〜Hの被膜を与える水溶性合成樹脂はこ
のような自己犠牲作用を有する金属微粉末のバインダー
として強固な被膜を形成し、かつ速やかな吸水吸湿性に
よって上記金属微粉末の自己犠牲作用を円滑に進める場
を提供し、一方該被処理金属表面が外界に曝露されるこ
とを防止するが、該水溶性合成樹脂の被膜が硬く耐水性
を有すると、該金属微粉末の粒子間の通電即ちイオン移
動が困難となり、自己犠牲作用が阻害されるのでこの場
合には通電剤の添加により良好な通電性を確保する。
り、鉛筆硬度F〜Hの被膜を与える水溶性合成樹脂はこ
のような自己犠牲作用を有する金属微粉末のバインダー
として強固な被膜を形成し、かつ速やかな吸水吸湿性に
よって上記金属微粉末の自己犠牲作用を円滑に進める場
を提供し、一方該被処理金属表面が外界に曝露されるこ
とを防止するが、該水溶性合成樹脂の被膜が硬く耐水性
を有すると、該金属微粉末の粒子間の通電即ちイオン移
動が困難となり、自己犠牲作用が阻害されるのでこの場
合には通電剤の添加により良好な通電性を確保する。
【0015】更に本発明の金属防食剤は水性であるか
ら、使用前に金属微粉末が水と反応することを防止する
必要があり、そのために酸化防止剤を添加する。
ら、使用前に金属微粉末が水と反応することを防止する
必要があり、そのために酸化防止剤を添加する。
【0016】
【実施例】〔実施例1〕 n−ブチルアクリレート:メタクリル酸=3:7重量比
の共重合体を2/3アンモニア、1/3ジエタノールア
ミンで中和し、35重量%水溶液とする(水溶性合成樹
脂A)。上記水溶性合成樹脂Aを使用して下記の処方に
より金属防食剤A(pH7.5)を調製する。 水溶性合成樹脂A 18 重量部 アルミニウムペースト*1 10 〃 亜鉛微粉末*2 22 〃 プロピレングリコール(溶剤) 7 〃 エチルセロソルブ(溶剤) 3 〃 ヒドロキシメチルセルローズ(増粘剤) 0.8〃 ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド(通電剤)0.2〃 2−フッ化メタノール(消泡剤) 0.5〃 水 38.5〃 *1 :粒径5〜6μのアルミニウム微粉末をケロシンで処理した後、該ア ルミニウム微粉末75重量部、エチルステアレート15重量部、ベン ゾトリアゾール5重量部、ソルビタンモノラウレート5重量部を混合 してペーストとした。 *2 :亜鉛微粉末はアトマイズ法によって製造した粒径3〜5μのものを 用いた。 上記処方においては、亜鉛微粉末、アルミニウムペース
ト、溶剤を均一に混合した後、水溶性合成樹脂A、通電
剤および消泡剤を添加し攪拌しつゝ増粘剤を徐々に添加
混合し、次いで300メッシュの篩にて濾過し金属防食
剤Aとする。
の共重合体を2/3アンモニア、1/3ジエタノールア
ミンで中和し、35重量%水溶液とする(水溶性合成樹
脂A)。上記水溶性合成樹脂Aを使用して下記の処方に
より金属防食剤A(pH7.5)を調製する。 水溶性合成樹脂A 18 重量部 アルミニウムペースト*1 10 〃 亜鉛微粉末*2 22 〃 プロピレングリコール(溶剤) 7 〃 エチルセロソルブ(溶剤) 3 〃 ヒドロキシメチルセルローズ(増粘剤) 0.8〃 ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド(通電剤)0.2〃 2−フッ化メタノール(消泡剤) 0.5〃 水 38.5〃 *1 :粒径5〜6μのアルミニウム微粉末をケロシンで処理した後、該ア ルミニウム微粉末75重量部、エチルステアレート15重量部、ベン ゾトリアゾール5重量部、ソルビタンモノラウレート5重量部を混合 してペーストとした。 *2 :亜鉛微粉末はアトマイズ法によって製造した粒径3〜5μのものを 用いた。 上記処方においては、亜鉛微粉末、アルミニウムペース
ト、溶剤を均一に混合した後、水溶性合成樹脂A、通電
剤および消泡剤を添加し攪拌しつゝ増粘剤を徐々に添加
混合し、次いで300メッシュの篩にて濾過し金属防食
剤Aとする。
【0017】〔実施例2〕 エチルアクリレート:アクリル酸=3:7重量比の共重
合体をアンモニアで中和し、35重量%水溶液とする
(水溶性合成樹脂B)。上記水溶性合成樹脂Bおよび実
施例1で使用したアルミニウムペーストと亜鉛微粉末を
使用して下記の処方により実施例1と同様に混合して金
属防食剤B(pH8.5)を調製する。 水溶性合成樹脂B 11 重量部 アルミニウムペースト 10 〃 亜鉛微粉末 20 〃 エチレングリコール(溶剤) 7 〃 ジアセトンアルコール(溶剤) 10 〃 ヒドロキシエチルセルローズ(増粘剤) 0.35〃 ラウリルトリメチルアンモニウムクロリド(通電剤) 0.3〃 ホワイトスピンドル(消泡剤) 0.35〃 水 48 〃
合体をアンモニアで中和し、35重量%水溶液とする
(水溶性合成樹脂B)。上記水溶性合成樹脂Bおよび実
施例1で使用したアルミニウムペーストと亜鉛微粉末を
使用して下記の処方により実施例1と同様に混合して金
属防食剤B(pH8.5)を調製する。 水溶性合成樹脂B 11 重量部 アルミニウムペースト 10 〃 亜鉛微粉末 20 〃 エチレングリコール(溶剤) 7 〃 ジアセトンアルコール(溶剤) 10 〃 ヒドロキシエチルセルローズ(増粘剤) 0.35〃 ラウリルトリメチルアンモニウムクロリド(通電剤) 0.3〃 ホワイトスピンドル(消泡剤) 0.35〃 水 48 〃
【0018】〔試験〕 1. 試料 (1) 鋼板:SS−41鋼板(50×100×0.5mm)
を使用した。該鋼板は表面をショットブラストし次いで
トリクロルエチレンで洗浄を行ない乾燥した。 (2)ねじ:長さ75mm、径2mm、頭部8mm、ねじ部50m
mのプラスねじを使用した。 2. 塗布 (1) 鋼板 上記鋼板に上記金属防食剤A,Bを各々厚さ30μに塗
布し、1時間風乾する。その後200〜230℃で20
分間の加熱処理を行なう。 (2) ねじ 上記ねじを上記金属防食剤A,Bの各々に浸漬し、引上
げた後脱水機で1分間脱水を行なった後1分間風乾し、
その後200〜230℃で30分間の加熱処理を行な
う。この操作は2回繰返される。
を使用した。該鋼板は表面をショットブラストし次いで
トリクロルエチレンで洗浄を行ない乾燥した。 (2)ねじ:長さ75mm、径2mm、頭部8mm、ねじ部50m
mのプラスねじを使用した。 2. 塗布 (1) 鋼板 上記鋼板に上記金属防食剤A,Bを各々厚さ30μに塗
布し、1時間風乾する。その後200〜230℃で20
分間の加熱処理を行なう。 (2) ねじ 上記ねじを上記金属防食剤A,Bの各々に浸漬し、引上
げた後脱水機で1分間脱水を行なった後1分間風乾し、
その後200〜230℃で30分間の加熱処理を行な
う。この操作は2回繰返される。
【0019】〔試験結果〕 1. 塗膜の密着性および硬度 上記金属防食剤A,Bを塗布した鋼板についてゴバン目
試験(密着性)および鉛筆硬度を測定した。結果を表1
に示す。
試験(密着性)および鉛筆硬度を測定した。結果を表1
に示す。
【表1】
【0020】表1によれば金属防食剤A,Bはいずれも
鋼板に良好な密着性を示し、かつ硬度も充分であること
が認められる。
鋼板に良好な密着性を示し、かつ硬度も充分であること
が認められる。
【0021】2. 塩水噴霧試験 上記鋼板およびねじについてJIS−Z−2371に準
じて塩水噴霧試験を行なった。その結果は表2に示され
る。
じて塩水噴霧試験を行なった。その結果は表2に示され
る。
【表2】 評価 ○:変化なし,△:若干発錆,×:全面発錆 *1:A',B' はA,Bから通電剤を除いた比較例であ
る。 *2:CはA,Bで用いたねじに8μの亜鉛メッキを施し
た後クロメート処理した試料である。
る。 *2:CはA,Bで用いたねじに8μの亜鉛メッキを施し
た後クロメート処理した試料である。
【0022】表2によれば本発明の金属防食剤A,Bは
いずれも優れた防食性を示すが、通電剤が添加されてい
ないA',B' および亜鉛−クロメート処理品Cはいずれ
も防食性が劣る。
いずれも優れた防食性を示すが、通電剤が添加されてい
ないA',B' および亜鉛−クロメート処理品Cはいずれ
も防食性が劣る。
【0023】3. 耐水性試験 純水に室温下で鋼板およびねじを200時間浸漬し、そ
の後の塗膜の変化をみた。その結果を表3に示す。
の後の塗膜の変化をみた。その結果を表3に示す。
【表3】 評価 ○:変化なし,△:若干発錆,×:全面発錆
【0024】表3によれば本発明の金属防食剤A,Bは
いずれも優れた防食性を示すが、通電剤が添加されてい
ないA',B' はいずれも耐水性に劣り、また亜鉛−クロ
メート処理品Cも耐水性が充分でない。
いずれも優れた防食性を示すが、通電剤が添加されてい
ないA',B' はいずれも耐水性に劣り、また亜鉛−クロ
メート処理品Cも耐水性が充分でない。
【0025】4. 耐侯性試験 上記鋼板を各々京都府城陽市において南面に角度45°
で、30日間放置して耐侯性試験を行なった。その結果
を表4に示す。
で、30日間放置して耐侯性試験を行なった。その結果
を表4に示す。
【表4】 評価 ○:変化なし,△:若干発錆,×:全面発錆
【0026】表4によれば、本発明の金属防食剤A,B
はいずれも優れた耐侯性を示すが、通電剤が添加されて
いないA',B' はいずれも耐侯性が劣る。
はいずれも優れた耐侯性を示すが、通電剤が添加されて
いないA',B' はいずれも耐侯性が劣る。
【0027】
【発明の効果】したがって本発明においては6価クロム
等の有害物質を含有しない、優れた耐食性を金属に与え
る金属防食剤が提供される。
等の有害物質を含有しない、優れた耐食性を金属に与え
る金属防食剤が提供される。
Claims (4)
- 【請求項1】α−β不飽和脂肪酸塩類を含む重合体であ
り、鉛筆硬度F〜Hの被膜を与える水溶性合成樹脂バイ
ンダーと、被処理金属よりもイオン化傾向の大きい金属
の微粉末と、該金属の酸化防止剤と、通電剤とからな
り、6価クロム供給物質を含まないことを特徴とする金
属防食剤 - 【請求項2】上記被処理金属は鉄であり、上記被処理金
属よりもイオン化傾向の大きい金属は、亜鉛、アルミニ
ウム、亜鉛−アルミニウム合金からなる群から選ばれた
一種または二種以上の金属である請求項1に記載の金属
防食剤 - 【請求項3】上記酸化防止剤とはオキシ酸塩である請求
項1に記載の金属防食剤 - 【請求項4】上記通電剤は第4級アンモニウム塩を含有
する界面活性剤である請求項1に記載の金属防食剤
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09033292A JP3259976B2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 金属防食剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09033292A JP3259976B2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 金属防食剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0641472A JPH0641472A (ja) | 1994-02-15 |
JP3259976B2 true JP3259976B2 (ja) | 2002-02-25 |
Family
ID=13995567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09033292A Expired - Fee Related JP3259976B2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 金属防食剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3259976B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03251526A (ja) * | 1990-02-28 | 1991-11-11 | Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd | 糖尿病依存型自己免疫疾患治療、予防用薬剤 |
EP1500686B1 (en) | 2003-07-22 | 2011-07-13 | Hoden Seimitsu Kako Kenkyusho Co., Ltd. | Rust inhibitive treatment method for metals |
JP4509873B2 (ja) * | 2005-06-15 | 2010-07-21 | 邦彦 廣瀬 | 異種金属含有亜鉛フレークの製造方法およびそれを用いた自己犠牲型防錆防食剤の製造方法 |
CN102388166B (zh) * | 2009-04-21 | 2014-03-12 | 恩欧富涂料商贸(亚太)株式会社 | 锌系黑色防锈剂、防锈皮膜及防锈金属部件 |
KR102075592B1 (ko) * | 2019-06-19 | 2020-02-11 | (주)방수하는사람들 | 콘크리트 구조물용 수용성 코팅 조성물 |
KR102075591B1 (ko) * | 2019-06-19 | 2020-02-11 | (주)방수하는사람들 | 금속 기재의 단열 방수 시공 방법 |
KR102059640B1 (ko) * | 2019-06-19 | 2019-12-27 | (주)방수하는사람들 | 수성 아크릴 방수재 및 이를 이용한 방수 시공 방법 |
-
1992
- 1992-03-13 JP JP09033292A patent/JP3259976B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0641472A (ja) | 1994-02-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4357527B2 (ja) | 金属表面処理用窒素含有ポリマー | |
JP2001526324A (ja) | クロムを含有しない腐食保護処理液及び腐食防止法 | |
EP0668891B1 (en) | Coating an object of interest | |
CN111876006B (zh) | 一种水性涂料用抗闪锈剂及其制备方法 | |
JP3259976B2 (ja) | 金属防食剤 | |
JP2001303279A (ja) | 自己犠牲型金属防食剤および金属防食方法 | |
JP2002294466A (ja) | マグネシウム合金用化成処理液及び表面処理方法並びにマグネシウム合金基材 | |
CA2026684A1 (en) | Surface treating agents for metal work | |
JPS62565A (ja) | 酸性水性被膜形成性組成物 | |
WO2017214781A1 (zh) | 无铬免洗皮膜剂、铝材及其表面皮膜化处理方法 | |
JP2005336432A (ja) | 耐食性および防錆性に優れた鋼材用塗料及び鉄鋼材料 | |
JP3615781B2 (ja) | 3価クロム化合物ゾルの製造方法、並びに前記ゾルを含む金属材料用表面処理剤及び表面処理方法 | |
US3085900A (en) | Process of forming a galvanic action coating on a ferrous surface | |
KR101695865B1 (ko) | 수용성 녹 비활성화제 조성물 및 이를 포함하는 수용성 녹 비활성화제 | |
JPH06293975A (ja) | 鋼製品の防食被覆方法 | |
DE1919389C3 (de) | In der Wärme aushärtbares, korrosionshemmendes, sechswertiges Chrom enthaltendes Anstrichmittel | |
JP2000327957A (ja) | 金属防食剤および金属防食方法 | |
JPS60203677A (ja) | 金属材プレコ−ト用塗料組成物 | |
US7008910B2 (en) | Rust inhibitor | |
JP2020517831A (ja) | 腐食抑制剤 | |
CN112625528B (zh) | 适合钢铁表面的水性快速除锈防锈剂 | |
JPS6013068B2 (ja) | 鋼材用耐食性被覆組成物 | |
JPH04234463A (ja) | 水保持ポリマーフィルムによる金属を処理するための組成物及び方法 | |
EP0239288A1 (en) | Corrosion inhibition | |
JP2004010930A (ja) | 自己犠牲型金属防食剤および金属防食方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010612 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20011120 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |