JP3259830B2 - ガスメータ - Google Patents

ガスメータ

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JP3259830B2
JP3259830B2 JP29439897A JP29439897A JP3259830B2 JP 3259830 B2 JP3259830 B2 JP 3259830B2 JP 29439897 A JP29439897 A JP 29439897A JP 29439897 A JP29439897 A JP 29439897A JP 3259830 B2 JP3259830 B2 JP 3259830B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、膜式のガスメータ
に関し、詳しくは、地震信号や衝撃信号を検出して自動
的に遮断弁を閉じるようにした地震センサ内蔵型のガス
メータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2に従来の地震センサ内蔵型のガスメ
ータの論理回路図を示しており、ガスメータに地震の振
動加速度が加わったとき、地震センサ1はこの振動加速
度をON−OFF信号として膜式ガスメータのマイコン
部4に出力する。マイコン部4に入力された信号は、マ
イコン部4で地震と判断したとき、ガスメータの遮断弁
5に弁閉の信号を出力し、これによって遮断弁5を遮断
してガスの流れを止めるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の方式では、地震
センサ1により地震振動をON−OFF信号で認識して
いるだけで、振動の大きさについては検出できないし、
記録もしない。したがって、地震以外の例えば輸送中や
施工中の落下等による衝撃も大きさは感知できないし、
記録もしない。一般にガスメータは、輸送や施工中に衝
撃にあったものは、安全上使用不能にする必要がある
が、従来は衝撃値の大きさを検出できないため、必要以
上に使用不能と判定することが多かった。
【0004】また、従来の地震センサ1は、水平方向の
揺れは感知しやすいが、縦揺れに対しては不適格であ
り、また、ガスメータの取付姿勢によっても影響されや
すく、検出精度があまりよくないという問題がある。
【0005】本発明は上述の点に着目してなされたもの
で、地震信号のみならずそれ以外の衝撃信号も大きさま
で正確に検出でき、検出精度が高く、安全性に優れたガ
スメータを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、振動を検出する地震センサ
が内蔵され、該地震センサからの信号に基づいて遮断弁
を作動させてガスの流れを遮断するようにしたガスメー
タであって、前記地震センサとしてX軸、Y軸、Z軸よ
り出力されている加速度信号の絶対値を電圧値に変換し
て出力する3軸加速度センサを使用し、前記電圧値を電
圧判定回路に入力して地震信号か地震以外の衝撃信号か
を判断し、地震信号であればそのガル値を衝撃判別回路
で計算してその値をマイコン部に記憶すると共に、前記
ガル値が規定値以上のときは、前記マイコン部からの信
号に基づいて前記遮断弁を閉じるようにし、衝撃信号で
あればその衝撃値を前記衝撃判別回路で計算してその値
を前記マイコン部に記憶すると共に前記衝撃値が規定値
以上のときは前記マイコン部からの信号に基づいて衝撃
を受けたことをディスプレイに警告表示し、かつ出荷時
に閉じられている前記遮断弁を復帰不能に構成したこと
を特徴とするものである。
【0007】このため、請求項1記載の発明では、3軸
加速度センサが地震の揺れ、あるいは落下等による衝撃
を受けると、3軸加速度センサからその大きさに対応し
た電圧値が電圧判定回路に送られ、電圧判定回路では、
地震による揺れと衝撃とを判別し、地震による揺れと判
定したときは衝撃判別回路に送られてガル値を計算し、
ガル値が規定値以上の場合マイコン部からの信号でガス
メータの遮断弁を閉じる。
【0008】地震以外の衝撃信号が3軸加速度センサに
加わった場合は、電圧値の変化に基づいて電圧判定回路
が衝撃信号と判断し、衝撃判別回路で計算した衝撃値を
マイコン部に記憶すると共に、規定値以上の衝撃値の場
合にはディスプレイに警告表示し、かつ出荷時に閉じら
れている遮断弁を復帰不能にする。
【0009】3軸加速度センサを使用したことにより、
横揺れ、縦揺れの関係なく地震の揺れを正確にとらえる
ことができ、また、揺れの大きさ、方向も検出でき、安
全性の高いガスメータが得られる。
【0010】また、3軸加速度センサは、立体角360
度を検出できるので、感知精度はメータの取付け姿勢に
影響されず、施工が容易になる。
【0011】
【0012】さらには、例えば輸送や施工中に衝撃を受
け、その衝撃値が規定値以上のときは閉じた遮断弁が復
帰不能となって使用不能状態となる。
【0013】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のガスメータであって、地震および衝撃の方向および
日時のデータを前記ガル値又は衝撃値と共に前記マイコ
ン部に記憶するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0014】このため、請求項2記載の発明では、衝撃
の大きさや方向、日時を画面で知ることができると共
に、後日衝撃のデータに基づいてクレームの解析やメー
タ管理を行うことが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、図2と同一部材または同一
機能のものは同一符号で示している。
【0016】図1において、膜式のガスメータの内部
に、従来の地震センサ1に代えて3軸加速度センサ10
が設けられ、さらに、電圧判定回路2、衝撃判別回路
3、マイコン部4、ディスプレイ6が内蔵されている。
【0017】3軸加速度センサ10は、X軸、Y軸、Z
軸より出力されている加速度信号の絶対値Gを、 G= √(X2 +Y2 +Z2 ) の演算で計算するものである。
【0018】3軸加速度センサ10が地震の揺れ、ある
いは落下等による衝撃を受けると、3軸加速度センサ1
0からその大きさ(G)に対応した電圧値が出力され、
電圧判定回路2に送られる。
【0019】電圧判定回路2では、地震による揺れと衝
撃とを判別する機能を持っている。すなわち、地震の揺
れは衝撃よりもゆっくりした周期を持つので、その特性
を利用する。地震のゆっくりとした周期は3軸加速度セ
ンサ10から出力される電圧値の変化として現れるの
で、その電圧値の変化に基づいて電圧判定回路2で地震
信号と判断する。
【0020】電圧判定回路2で地震と判断された信号、
すなわち地震信号は衝撃判別回路3に送られ、衝撃判別
回路3で地震のガル値を計算する。ガル値が例えば80
〜250ガルの加速度範囲の場合、マイコン部4からの
信号でガスメータの遮断弁5を閉じる。また、このガル
値はマイコン部4に記憶される。
【0021】地震以外の衝撃信号が3軸加速度センサ1
0に加わった場合、3軸加速度センサ10からの電圧値
の変化(周期が地震信号より速い)に基づいて電圧判定
回路2が衝撃信号と判断し、衝撃判別回路3で計算され
た衝撃値はマイコン部4に記憶されると共に、そのとき
の衝撃値が規定値以上のときはマイコン部4からの信号
に基づいてディスプレイ6に警告表示する。例えば輸送
中の落下、施工時の落下等により規定値以上の衝撃を受
けた場合は、マイコン部4からの信号に基づいて、ディ
スプレイ6に警告表示する。この表示により施工前に衝
撃を受けたメータの使用不能を適確に判定することがで
きる。
【0022】また、好ましくは規定値以上の衝撃を受け
たときに出荷時に閉じている遮断弁5はマイコン部4か
らの信号に基づいて施工後復帰をかけても復帰しないよ
うに構成する。この構成により輸送や施工中に衝撃を受
けた使用不能メータの使用を未然に防止できる。この復
帰不能は、例えば異常衝撃によりスイッチがOFFとな
って電気的導通状態がカットされることにより遮断弁5
の開作動も不能とする方法や、異常衝撃があったという
情報と共にこの異常衝撃をマイコン部4が記憶し、その
後の遮断弁5の復帰操作に対してマイコン部4が復帰を
拒絶するようにして遮断弁5の開作動を不能とする方法
が採用される。
【0023】また、マイコン部4には、前記のガル値、
衝撃値のほか、地震または衝撃の方向、日時等もデータ
として記憶されている。マイコン部4に記憶されたデー
タは、メータ自体としてもマイコン部4から読み出すこ
とができるが、図1の破線で示すように、メータに付帯
させた設定器7、通信用コントローラ8からも読み出す
ことができ、ディスプレイ9に表示することができるよ
うになっている。したがって、衝撃の大きさや方向、日
時を画面で知ることで、クレームの解析やメータ管理を
行うことが可能となる。
【0024】以上のように、本実施の形態では、センサ
として3軸加速度センサ10を使用しているので、横揺
れ、縦揺れの関係なく地震の揺れを正確にとらえること
ができ、また、揺れ(加速度)の大きさ、方向も検出で
きるため、輸送や施工中に生じた衝撃も判定でき、衝撃
による使用不能メータを適格に判定することができる。
【0025】また、3軸加速度センサ10は立体角36
0度を検出できるので、メータの取付け姿勢に影響され
ず、施工が容易になる。
【0026】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1記載の
発明によれば、センサとして3軸加速度センサを使用し
たことにより、横揺れ、縦揺れの関係なく地震の揺れの
大きさ及び方向を正確にとらえることができ、また、施
工前の衝撃をディスプレイで警告表示することができる
ので、安全性の高いガスメータが得られる。また、立体
角360度を検出できるので、感知精度はメータの取付
け姿勢に影響されず、施工が容易になる。
【0027】また、請求項1記載の発明によれば、施工
前の衝撃値が規定値以上のとき出荷時に閉じられている
遮断弁を復帰不能に構成したので、例えば輸送や施工中
に衝撃を受けた使用不能のメータを復帰させての使用を
未然に防止できる。
【0028】また、請求項2記載の発明によれば、地震
および衝撃の方向および日時のデータをガル値又は衝撃
値と共に前記マイコン部に記憶するようにしたので、請
求項1の発明の効果に加えて、衝撃の大きさや方向、日
時を画面で知ることができると共に、衝撃のデータに基
づいてクレームの解析やメータ管理を行うことが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスメータの実施の形態を示す論理回
線図である。
【図2】従来のガスメータの論理回線図である。
【符号の説明】
2 電圧判定回路 3 衝撃判定回路 4 マイコン部 5 遮断弁 6 ディスプレイ 10 3軸加速度センサ(地震センサ)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動を検出する地震センサが内蔵され、
    該地震センサからの信号に基づいて遮断弁を作動させて
    ガスの流れを遮断するようにしたガスメータであって、 前記地震センサとしてX軸、Y軸、Z軸より出力されて
    いる加速度信号の絶対値を電圧値に変換して出力する3
    軸加速度センサを使用し、前記電圧値を電圧判定回路に
    入力して地震信号か地震以外の衝撃信号かを判断し、地
    震信号であればそのガル値を衝撃判別回路で計算してそ
    の値をマイコン部に記憶すると共に、前記ガル値が規定
    値以上のときは、前記マイコン部からの信号に基づいて
    前記遮断弁を閉じるようにし、衝撃信号であればその衝
    撃値を前記衝撃判別回路で計算してその値を前記マイコ
    ン部に記憶すると共に前記衝撃値が規定値以上のときは
    前記マイコン部からの信号に基づいて衝撃を受けたこと
    をディスプレイに警告表示し、かつ出荷時に閉じられて
    いる前記遮断弁を復帰不能に構成したことを特徴とする
    ガスメータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のガスメータであって、 地震および衝撃の方向および日時のデータを前記ガル値
    又は衝撃値と共に前記マイコン部に記憶するようにした
    ことを特徴とするガスメータ。
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