JP3259085B2 - プラズマディスプレイユニット搬送用プロテクター - Google Patents
プラズマディスプレイユニット搬送用プロテクターInfo
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Description
報機器に使用されるプラズマディスプレイユニットの搬
送に使用されるプロテクターに関する。
要な半導体デバイス等の電子機器を取り付けてプラズマ
ディスプレイユニットとし、該ディスプレイユニットを
人手により発泡スチロール等の函に詰め、更にその複数
個を通函に収めて例えばテレビ組立ラインへ搬送し、該
ユニットを超薄型テレビに組立することが行われてい
る。該ディスプレイユニットの背面の電子機器に押圧力
や衝撃を受けると故障や破損の原因になり、その搬送時
に触れることは禁物である。
る大型のプラズマディスプレイが開発され、実用に供さ
れるようになったが、これに電子機器を実装したプラズ
マディスプレイユニットを搬送のため持ち上げるとガラ
スが主体になっている該ディスプレイに歪みを生じ、電
子機器や回路に故障を生じるという従来の中小型のディ
スプレイユニットでは考えられない不都合が見られた。
また、大型であるため搬送作業中に背面の電子機器に触
れやすいので、不測の故障をもたらす確率が大きい。搬
送に使用される資材も多量になり、これを安い輸送コス
トで再使用すべく返送することが望ましい。
ニットを歪めず且つこれに付属する電子機器に損傷を与
えずに搬送でき、安い輸送コストで返送できる搬送用プ
ロテクターを提供することを目的とするものである。
ィスプレイユニットの周縁とその背面に取り付けられた
電子機器を覆う金属製の皿形のプロテクター本体と、該
本体に設けられた該ユニットへの止めネジ挿通孔及び保
持用孔とを設けることにより、上記の目的を達成するよ
うにした。該プロテクター本体に該ユニットの検査用穴
を形成しておくことにより、該ユニットの検査を容易に
行え、該プロテクター本体の側縁外周にハンガーとフッ
クを設け、該ハンガーと対称の位置に切欠を形成し、該
本体の該ユニット取付面に複数個の弾性突起を設けてお
くことで輸送コストを一層低減できる。
き説明すると、図1乃至図3に於いて符号1はアルミ合
金等の軽量な金属板で形成した皿形のプロテクター本体
を示す。該プロテクター本体1は、該金属板をプレスし
て搬送物であるプラズマディスプレイユニット2に取り
付けるための止めネジ挿通孔3、搬送時に手を掛けるた
めの保持用穴4、該ユニット2の検査用穴5、軽量化用
抜き穴6、ハンガー進入用の切欠7、返送時の係止用穴
8、及び傾斜した側縁9を形成し、隣接する側縁9、9
の端部同士を溶接して作製した。
ユニット2の取付面10に、間隔を存して2枚の補強板
11、11を接着剤とリベットにて取り付け、該プロテ
クター本体1の剛性を増大させるようにした。該補強板
11には、該プロテクター本体1の止めネジ挿通孔3、
保持用穴4、検査用穴5、軽量化用抜き穴6、係止用穴
8に対応した穴が予め形成される。該プロテクター本体
1の1つの側縁9aの外周には、コ字状のハンガー12
を取り付け、該ハンガー12にチェン13を介してフッ
ク14を設けた。15は該取付面10の四隅に接着剤で
固定した弾性突起である。
3に示したように、ガラス製のプラズマディスプレイの
背面に電子機器16を取り付けた構成のもので、その寸
法が例えば103.5×65cmの大型のものになると
持ち上げたときに該ユニット2に歪みを生じ、また、背
面の殆どは電子機器16で埋まっているのでその持ち上
げも容易でない不都合があるが、本発明のプロテクター
17を該ユニット2の周縁及び背面を覆って取り付ける
ことでこの不都合が解消され、搬送が容易になる。該ユ
ニット2の背面にはテレビ等に組み立てるために複数の
組み付け用ネジ穴18が用意されており、各ネジ穴18
へ該プロテクター17の止めネジ挿通孔3を通して止め
ネジ19を螺着することで該ユニット2にプロテクター
17が一体に取り付けされる。
けたのち、例えば図3に示すように、発泡合成樹脂の緩
衝材20を周囲に介在させて容量減少型コンテナ21に
直立状態で収容し、蓋22を閉じて搬送されるが、その
収容に際して該保持用穴4やハンガー12に手を掛けて
持つことができるから作業性が良く、電子機器16がプ
ロテクター17で覆われているからこれを破損すること
もない。該ユニット2を直立状態で搬送する理由は、デ
ィスプレイ面の保護のためであり、この場合、図4に示
すように、隣接するユニット2同士のハンガー12とフ
ック14を連結し、端部のユニット2のフック14をコ
ンテナ21の金具23に連結しておくことにより、コン
テナ8への出し入れ時に直立した該ユニット2が転倒す
ることを防止できる。また、該プロテクター17には検
査用穴5が設けられているので、その搬送後に該プロテ
クター17を付けたまま該ユニット2を検査機に安全に
運べ、検査用穴5から検査機端子を挿入して該ユニット
2の作動を検査することができる。
のために返送することが好ましく、その返送の際、図5
のように該コンテナ8の側板24の上部を畳み込み、容
積を減少させて輸送コストを低減すると有利である。該
プロテクター17の側縁9には、ハンガー進入用の切欠
7を形成してあるので、図5のように該プロテクター1
7の取付面10を上方へ向け、該ハンガー12の方向を
交互に変えてコンテナ21内に平積すると、その積み重
ね高さが大幅に減少し、狭い容積で緩衝材10と共に返
送できる。該コンテナ21の底面に固定ピン25を突設
し、これに該プロテクター17に形成した係止用穴8を
嵌合させると、積まれたプロテクター17がコンテナ2
1内で遊動することが防止でき、安全に返送できる。積
み重ねた各プロテクター17間の間隔は、その取付面1
0に設けたゴム突起15により維持され、プロテクター
17同士が互いに入り組みすぎて変形することを防止で
きる。
ズマディスプレイユニットの周縁とその背面を覆う皿形
の金属製プロテクター本体に止めネジ挿通孔と保持用孔
を形成し、その側縁外周にハンガーとフックを設けてプ
ロテクターに構成したので、これを該ユニットに取り付
けて搬送することにより、該ユニットの歪みを防止でき
電子機器に触れる不都合がなく、該ハンガーとフックで
該ユニットの転倒を防止できるから能率良く安全に搬送
作業を行え、容量を減少して該プロテクターを返送でき
るから経済的である等の効果があり、該プロテクター本
体に検査用穴を設けることで検査時まで該ユニットを安
全に取り扱え、請求項3の構成とすることにより該プロ
テクターを小さな容量で返送できて経済的である等の効
果がある。
ット、3 止めネジ挿通孔、4 保持用穴、5 検査用
穴、7 切欠、8 係止用穴、9 側縁、10取付面、
12 ハンガー、14 フック、15 弾性突起、16
電子機器、17 プロテクター、
Claims (4)
- 【請求項1】プラズマディスプレイユニットの周縁とそ
の背面に取り付けられた電子機器を覆う金属製の皿形の
プロテクター本体と、該本体に設けられた該ユニットへ
の止めネジ挿通孔及び保持用孔とを有することを特徴と
するプラズマディスプレイユニット搬送用プロテクタ
ー。 - 【請求項2】上記プロテクター本体に上記ユニットの検
査用穴を形成したことを特徴とする請求項1に記載のプ
ラズマディスプレイユニット搬送用プロテクター。 - 【請求項3】上記プロテクター本体の側縁外周にハンガ
ーとフックを設け、該ハンガーと対称の位置に切欠を形
成したことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディ
スプレイユニット搬送用プロテクター。 - 【請求項4】上記プロテクター本体の上記ユニット取付
面に複数個の弾性突起を設けたことを特徴とする請求項
1に記載のプラズマディスプレイユニット搬送用プロテ
クター。
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JP34961296A JP3259085B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | プラズマディスプレイユニット搬送用プロテクター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP34961296A JP3259085B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | プラズマディスプレイユニット搬送用プロテクター |
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JPH10194344A JPH10194344A (ja) | 1998-07-28 |
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ID=18404913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP34961296A Expired - Fee Related JP3259085B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | プラズマディスプレイユニット搬送用プロテクター |
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1996
- 1996-12-27 JP JP34961296A patent/JP3259085B2/ja not_active Expired - Fee Related
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