JP3258955B2 - 全自動洗濯機 - Google Patents

全自動洗濯機

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JP3258955B2
JP3258955B2 JP01068298A JP1068298A JP3258955B2 JP 3258955 B2 JP3258955 B2 JP 3258955B2 JP 01068298 A JP01068298 A JP 01068298A JP 1068298 A JP1068298 A JP 1068298A JP 3258955 B2 JP3258955 B2 JP 3258955B2
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washing
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剛 村尾
由佳 芝原
晴美 竹内
和雄 矢野
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は全自動洗濯機に関
する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】電気
洗濯機は、家庭に不可欠の電化製品として普及してお
り、寿命等による買換え需要の際に、ユーザのニーズに
応えるために、製造メーカとしては、安価で使い勝手の
良い製品を提供する必要がある。性能を落とすことな
く、安価で使い勝手の良い製品を提供するためには、構
造自体を改良したり、組立を容易にしたりする工夫が必
要である。
【0003】この発明は、電気配線回りの構成を改良す
ることにより、組立性が良く、かつ安全性の高い洗濯機
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上面視で右回りに回転する洗濯・脱水槽が内部に備えら
れているケーシングと、このケーシングの上方部を形成
する上ケーシングと、この上ケーシングの上面に備えら
れた2つ折り自在な蓋と、この蓋の開閉を検知する蓋開
閉検知スイッチと、前記上ケーシングの前方上部に取り
付けられ、内側にコントロール基板が装着され、スター
トスイッチやコース選択スイッチ等のスイッチが配置さ
れた操作パネルと、前記蓋開閉検知スイッチと兼用され
ない、前記洗濯・脱水槽の脱水時の異常振動を検知する
異常振動検知機構とを備え、この異常振動検知機構は、
前記上ケーシングの前方上部に取り付けられた前記操作
パネルの内側に装着されている前記コントロール基板に
近い位置であって前記ケーシングの前面右側に配置さ
れ、且つ前記異常振動検知機構は、前記洗濯・脱水槽が
異常振動時にぶつかることにより支点を中心に揺れる検
知レバーと、この検知レバーの揺れに基づいてオフする
スイッチとを有することを特徴とするものである。
【0005】請求項2記載の発明は、上面視で右回りに
回転する洗濯・脱水槽が内部に備えられているケーシン
グと、このケーシングの上方部を形成する上ケーシング
と、この上ケーシングの上面に備えられた2つ折り自在
な蓋と、前記上ケーシングの前方上部に取り付けられ、
内側にコントロール基板が装着され、スタートスイッチ
やコース選択スイッチ等のスイッチが配置された操作パ
ネルと、前記洗濯・脱水槽の脱水時の異常振動を検知す
る異常振動検知機構とを備え、この異常振動検知機構
は、前記上ケーシングの前方上部に取り付けられた前記
操作パネルの内側に装着されている前記コントロール基
板に近い位置であって前記ケーシングの前面右側に配置
され、且つ前記異常振動検知機構は、前記洗濯・脱水槽
が異常振動時にぶつかることにより支点を中心に揺れる
検知レバーと、この検知レバーの揺れに基づいてオフす
るスイッチとを有することを特徴とするものである。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】以下には、この発明の一実施形態
にかかる全自動洗濯機について詳細に説明をする。図1
は、この一実施形態にかかる全自動洗濯機1の斜視図で
ある。全自動洗濯機1は、ケーシング2内に洗濯・脱水
槽3が備えられている。ケーシング2には、上方部を形
成する上ケーシング21が含まれており、上ケーシング
21の前方上部には操作パネル4が取り付けられてい
る。操作パネル4には電源入/切スイッチ、スタートス
イッチ、コース選択スイッチ等のスイッチが配置され、
また、コース選択状況を表わす複数のランプが備えられ
ている。
【0010】上ケーシング21の後方上部には、後述す
るようにポンプ、バルブ等の電装品が収容されている。
さらに、上ケーシング21の上面には2つ折り自在な蓋
5が備えられている。洗濯・脱水槽3の後部上方には、
注水口構成部材6が装着されている。注水口構成部材6
は、上ケーシング21に装着されている。
【0011】図2は、注水口構成部材6を正面から見た
斜視図である。注水口構成部材6には本体7およびトレ
イ8が含まれている。このうち本体7は上ケーシング2
1の裏側に取り付けられ、トレイ8は上ケーシング21
の表側に現れる。このような事情であるため、図2で
は、上ケーシング21は1点鎖線で示されて、その裏側
に位置する本体7が実線で示されている。
【0012】図3は、注水口構成部材6と上ケーシング
21との関係を示す断面図であり、Aはトレイ8が閉じ
た状態(閉成状態)、Bはトレイ8が開いた状態(開成
状態)が示されている。次に、図2および図3を参照し
て注水口構成部材6の詳細な構成について説明をする。
【0013】注水口構成部材6は、上述のように、本体
7およびトレイ8を有する。本体7は上ケーシング21
の裏側に装着される。本体7にはほぼ垂直に配置される
基板9および基板9の下方部から前方に向かって下り傾
斜をつけて延設された棚板10が含まれている。基板9
にはその後面から前面に貫通する注水口11が形成され
ている。注水口11の後方側には、図3には示されてい
ないが、水道設備からのホースおよびポンプからのホー
スが接続される。
【0014】注水口11から出る水は基板9の前面およ
び上ケーシング21の幕板211の背面間を伝って下方
へ流れる。この際、注水口11から出る水が左右に広が
るように、基板9の前面側には多数のピン12が植立さ
れている。注水口11から出た水は、下方へ落下し、棚
板10で受け取められ、棚板10の前縁13に沿って落
下する。トレイ8が閉成状態では、図3Aに示すよう
に、トレイ8の根元部14と前縁13との間を水が通
り、水は下方に落下して、洗濯・脱水槽3内へ入る。
【0015】一方、図3Bに示すようにトレイ8が開成
状態では、棚板10で前方に導かれる水は前縁13から
前方へと流れ、トレイ8に沿ってさらに前方へと導かれ
て、洗濯・脱水槽3内へ落下する。通常、トレイ8は、
図3Aに示す閉成状態で使用される。このため、注水口
11から出る水は棚板10の前縁13とトレイ8の根元
部14との間を通って洗濯・脱水槽3内へ落下する。
【0016】一方、洗濯・脱水槽3内に洗濯物を入れて
おき、指定した時間になると洗濯機がスタートする予約
洗濯動作時には、図3Bに示すようにトレイ8は開成状
態にされる。そして開成されたトレイ8の上に洗剤が載
せられる。このようにするのは、洗濯・脱水槽3内に入
れられた洗濯物の上に洗剤をふりかけた状態で長時間放
置しておくと、洗濯物が部分的に脱色する等の弊害があ
る。かかる弊害をなくするために、予約洗濯時には、ト
レイ8を開き、この上に洗剤を載せるようにされてい
る。
【0017】ところで、トレイ8が開かれ、その上に洗
剤が載せられた状態で、注水が開始されると、注水口1
1から出る水は、棚板10で前方へ誘導され、その前縁
13に沿ってトレイ8上に流れ出、トレイ8上に載せら
れた洗剤を洗濯・脱水槽3へ流し落とす。ところが、水
の勢いが強いと、前縁13に沿って流れ出る水がトレイ
8の前方寄りに飛び出し、トレイ8の後方部、特にトレ
イ8の根元部14上に載った洗剤には水がかからない。
このため、根元部14に載った洗剤が流し落とされず
に、トレイ8上に残るということがあった。
【0018】そこで、この実施形態にかかる注水口構成
部材6では、予約洗濯時には、トレイ8の根元部14へ
も水が注がれるように構成を工夫した。具体的には、棚
板10に、図2に示すように、横方向に延びる細いスリ
ット状の通水孔15を形成した。通水孔15は、図3B
に示すように、トレイ8の根元部14上に水を導くこと
のできる位置に形成されている。この結果、トレイ8が
開成状態では、注水口11から出る水は、主として棚板
10の前縁13に沿って前方へと流れ出るが、その主と
して流れ出る水とは別に、水の一部は、通水孔15を通
って下方へ落下し、トレイ8の根元部14上へと流れ
る。この結果、トレイ8の根元部14上に載っている洗
剤は、通水孔15を通って流れ落ちる水によって洗い流
され、洗濯・脱水槽3へと流れ落ちる。よって、トレイ
8上に洗剤が残留することがない。
【0019】通水孔15の形成位置は、図3に示すよう
に、棚板10の前方寄りで、上ケーシング21の幕板2
11の下方に位置している。よってトレイ8が閉成状態
のとき、通水孔15を通って落下する水も洗濯・脱水槽
3内へ入り、水漏れ等の心配はない。通水孔15は、図
2に示すように、スリット状の孔とせず、たとえばピン
ホール状の孔が多数形成されたものでもよい。
【0020】図4は、全自動洗濯機1の上ケーシング2
1上部に配置された電装品に対する配線構造を表わす平
面図である。この実施形態の他の特徴は、電装品に対す
る配線構造に工夫がされていることであり、組立時に配
線がしやすく、かつ、配線が水や洗濯・脱水槽3に触れ
にくいように工夫されていることである。具体的には説
明すると、上ケーシング21の後方上部には、前述した
ように種々の電装品が収容されている。たとえば、図4
において左から順に蓋5(図1参照)の開閉検知スイッ
チ16、風呂水供給用のポンプ17、注水制御用バルブ
18および洗濯・脱水槽3の水位を検知するための水位
センサ19が備えられている。そしてこれらの電装品に
は、それぞれ、接続線22が接続されている。接続線2
2は、上ケーシング21の後方右側(図4において右
上)で1つに束ねられ、上ケーシング21の右側面に沿
って前方へと配線されて、上ケーシング21の前方上部
に配置されたコントロール基板23と接続されている。
【0021】この実施形態では、接続線22に対し、次
の2つの処理が施されている。すなわち、 上ケーシング21の後方部において、接続線22を上
ケーシング21の内面に沿うようにしたこと、および 後部電装品とコントロール基板23とを接続する接続
線22の束が上ケーシング21の右側面内側に沿って配
置され、しかも弛まない構造にしたこと、である。
【0022】上記を実現するために、図5に示すよう
に、上ケーシング21の内側に存在するリブ24や突部
25に溝26を形成した。溝26は、上ケーシング21
の後面板27に当接するリブ24または突部25の一部
を切欠くようにして形成されている。従って、溝26に
接続線22を入れると、接続線22は後面板27の内表
面に沿って配線される(図3も参照)。この結果、電装
品収容スペース28(図4参照)内における接続線22
のばらつきがなく、接続線22の取り扱いが容易にな
り、組立性が向上する。
【0023】また、リブ24や突起25は、従来から備
えられていたものを利用しているので、溝26を形成す
るために、新たにリブ等を作ったわけではないから、製
造コストが高くなったり、電装品の収容スペースが犠牲
にされることもない。図6は後方の電装品と前方のコン
トロール基板23との接続構造の詳細を示す平面図であ
る。両者は束ねられた接続線22で接続されているが、
接続線22が上ケーシング21の内表面に沿って弛まな
いように、上ケーシング21の内側に、複数のフック2
9が形成されている。接続線22は、これらフック29
で支持され、下方へ弛まないようにされている。
【0024】さらに、上ケーシング21の後方部にはピ
ン30が植立されている。同様に、上ケーシング21の
前方部には複数のピン31,32,33が植立されてい
る。後方部において、接続線22の束はピン31に引っ
掛けられている。また前方部において、接続線22の束
は、複数のピン31〜33間を通るように湾曲されてい
る。これにより、後方のピン31と前方のピン群31〜
33間に配線された接続線22は、後方のピン30また
は前方のピン群31〜33で弛まないように係止され
る。これにより、全自動洗濯機を使用する際に生じる振
動により、接続線22の束が徐々に弛んでくるという弊
害を防止できる。よって、接続線22に水がかかった
り、接続線22が弛んで洗濯・脱水槽3に接触すること
がない。
【0025】図6において、前方部の接続線22は、3
本のピン31〜33間を通すように湾曲させているが、
後方部における処理と同様に、いずれかのピン、たとえ
ばピン31に接続線22の束を引っ掛けるような配線構
造を採用してもよい。図7は、右後方上側から見た全自
動洗濯機1の前方上部の部分斜視図である。全自動洗濯
機1の上ケーシング21の前方上部には、前述したよう
に操作パネル4が取り付けられている。図7では、この
操作パネル4が取り外された状態が示されている。
【0026】操作パネル4は、その表面に前述した各種
のスイッチを備えており、その内側にはコントロール基
板23が装着されている。図8Bは操作パネル4および
コントロール基板23を裏側から見た図であり、図8A
は操作パネル4から取り外されたコントロール基板23
のみを描いた図である。コントロール基板23が装着さ
れた操作パネル4は、上述したように、上ケーシング2
1の前方上部に取り付けられる。この際、コントロール
基板23から延び出たリード線35が取付時に邪魔にな
らないよう、リード線35に対して以下のような配線構
造が採用されている。
【0027】図8Aに示すように、コントロール基板2
3には種々の電気,電子素子が配列されており、リード
線35はそれらに接続されている。そして束ねられたリ
ード線35は、コントロール基板32の側縁に沿うよう
に、コントロール基板23の側縁に形成されたガイド突
起36で挟持されるとともに、コントロール基板23の
側縁に樹脂製等の締結具37で括りつけられている。
【0028】図9は、図8BのX−Xに沿う断面図であ
り、締結部37により束なったリード線35を括りつけ
た様子を表わしている。また、図10は、図8BのY−
Yに沿う断面図であり、コントロールパネル23に形成
されたガイド突起36によりリード線35を挟持してい
る様子を示している。図9および図10から明らかなよ
うに、リード線35の束は締結具37およびガイド突起
36によりコントロール基板23の側方にはみ出さない
ように処理されている。
【0029】この結果、コントロール基板23が操作パ
ネル4に取り付けられた状態において、リード線35が
ばらけたり、リード線35が操作パネル4を上ケーシン
グ21へ装着する際の妨げになることがない。特に、操
作パネル4には、操作パネル4を上ケーシング21へ装
着する際に、上ケーシング21に係合させる係合突起3
8が備えられている。この係合突起38にリード線35
が干渉する等の不具合がない。
【0030】図11は、図7と同様に、全自動洗濯機1
を右後方上側から見た全自動洗濯機1の前方上部の斜視
図である。図11では、上ケーシング21に操作パネル
4が装着され、2つのねじ止め部カバー39,40が嵌
め込まれる前の状態が示されている。図12は全自動洗
濯機1の前方上部の部分平面図であり、図13A,B,
Cは、上ケーシング21に操作パネル4を装着する装着
手順を示している。
【0031】図7,11,12および13を参照して、
上ケーシング21へ操作パネル4を取り付ける手順につ
いて説明する。まず、図7に示すように、上ケーシング
21の前方部に操作パネル4を対向させ、続いて図11
に示す状態に操作パネル4を嵌め込む。この際、操作パ
ネル4は、後方側から見て、左から右に少量スライドさ
せることにより上ケーシング21と係合される。具体的
には、図13Aに示す状態から、図13Bに示す状態に
操作パネル4をスライドさせる。このスライドにより、
操作パネル4の係合突起38(図9参照)が上ケーシン
グ21に形成された図示しない嵌合部に嵌合する。
【0032】その後、図11に示すねじ止め部41,4
2において、上ケーシング21に操作パネル4をねじ止
めする。そしてねじ止め部41,42にカバー39,4
0をそれぞれ嵌め込むことにより、操作パネル4の装着
が完了する。ところで、図13に示すように、操作パネ
ル4をAに示す状態からBに示す状態にスライドさせる
ため、上ケーシング21のねじ止め部41には、平面的
な開口43に加えて、上方向に延びる開口44が存在す
る。そこで、ねじ止め部41に嵌め込まれるカバー39
は、図14に示すように、水平カバー部45および縦カ
バー部46を備えた特殊な形状とされている。
【0033】この実施形態にかかる全自動洗濯機1は、
図1に示すように、洗濯・脱水槽3の上方を囲う上ケー
シング21の後方側に注水口構成部材6を配置した。そ
して注水口構成部材6は、たとえば前後方向にスライド
可能な予約洗濯用トレイを備えた構成とはせず、予約洗
濯用トレイ8が支点を中心に開閉する構成にした。この
理由は、図4において、上ケーシング21の後方部にお
ける収容スペース28の大きさに限りがあり、この中に
予約洗濯用トレイをスライドさせるための空き空間が取
れなかったからである。
【0034】しかし、注水口構成部材6を上述の構成に
したことにより、全自動洗濯機1全体としてのコンパク
ト化を図りながら、使い勝手が良く、予約洗濯にも適し
た全自動洗濯機を実現することができた。ところで、こ
の実施形態にかかる全自動洗濯機1は、ケーシング2の
背面がほぼフラット面とされ、ケーシング2の背面にサ
ービスハッチ(故障時等にサービスマンがケーシング2
の内部に配置された機構を修理するために開くハッチ)
が配置されている。このため、洗濯・脱水槽3とケーシ
ング2の背面との隙間が小さく、ここに洗濯・脱水槽3
が異常振動を生じたときの検知機構を配置することがで
きなくなった。
【0035】一方、この全自動洗濯機1は、デザイン
上、ケーシング2の正面が凸湾曲されている。このた
め、洗濯・脱水槽3とケーシング2の正面との間には、
洗濯・脱水槽3と背面との間の隙間に比べてやや広い隙
間が存在する。そこで、全自動洗濯機1では、敢えて蓋
開閉検知スイッチ16と洗濯・脱水槽3の異常振動を検
知するスイッチとを兼用せずに、両者を別々にした。
【0036】すなわち、この全自動洗濯機1では、洗濯
・脱水槽3の異常振動検知機構を、ケーシング2の前面
右側(図4において右下側)に配置した。洗濯・脱水槽
3は、主として脱水時に、中に入れられた洗濯物の片寄
りにより異常振動をたまに発生する。洗濯・脱水槽3
は、脱水時には、図4において右回りに回転されるよう
になっている。洗濯・脱水槽3が右回りに回転し、その
際に異常振動が生じると、洗濯・脱水槽3の周面は、ケ
ーシング21の右前方へ振れやすい。そこで、この位置
に、洗濯・脱水槽3の異常振動検知用機構を配置した。
【0037】洗濯・脱水槽3の異常振動検知用機構50
の具体例を、図15に示す。この機構50には、洗濯・
脱水槽3が異常振動を生じたとき、洗濯・脱水槽3がぶ
つかる検知バー51が備えられている。洗濯・脱水槽3
が揺れると、検知バー51が押され、検知バー51は支
点52を中心に揺れて、スイッチ54をオフするもので
ある。なお、洗濯・脱水槽3が揺れないときは、ばね5
3により、検知バー54には常に右回りの力が与えられ
ており、スイッチ54をオンさせている。
【0038】異常振動検知機構50は、蓋開閉検知機構
と兼用されていないので、その機構が比較的簡素であ
り、小型化を図れる。また、検知バー51が洗濯・脱水
槽3が揺れやすいケーシング2の右前方部に配置するこ
とができ、感度が良くなっている。しかも、この位置
は、図4に示すように、コントロール基板23に近く、
スイッチ53を配線する際に、リード線が少なくてよい
という利点もある。
【0039】なお、洗濯・脱水槽の異常振動検知機構5
0と蓋開閉検知スイッチ16とを別々の構成としたが、
全体としては、組立性の良い安価な全自動洗濯機1とす
ることができた。以上は全自動洗濯機1を例にして説明
したが、この発明にかかる注水口構成部材は、上記全自
動洗濯機1に限らず、他の全自動洗濯機にも適用でき
る。あるいは、二槽式洗濯機の洗濯槽に対する注水口構
成部材としても適用することも可能である。
【0040】
【発明の効果】この発明によれば、安価でかつ使い勝手
のよい全自動洗濯機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる全自動洗濯機の
斜視図である。
【図2】注水口構成部材を正面から見た斜視図である。
【図3】注水口構成部材と上ケーシングとの関係を示す
断面図であり、特に、Aはトレイが閉じた状態、Bはト
レイが開いた状態を示す。
【図4】全自動洗濯機の上ケーシング上部に配置された
電装品に対する配線構造を表わす平面図である。
【図5】上ケーシングの後方部における接続線の処理の
仕方を示す斜視図である。
【図6】後方の電装品と前方のコントロール基板との接
続構造の詳細を示す平面図である。
【図7】全自動洗濯機を右後方上側から見た全自動洗濯
機の前方上部の部分斜視図であり、操作パネルが取り外
された状態を示す図である。
【図8】Aは操作パネルから取り外されたコントロール
基板の図であり、Bは操作パネルおよびコントロール基
板を裏側から見た図である。
【図9】図8BのX−Xに沿う断面図である。
【図10】図8BのY−Yに沿う断面図である。
【図11】全自動洗濯機を右後方上側から見た全自動洗
濯機の前方上部の斜視図であり、上ケーシングに操作パ
ネルが装着され、カバーが嵌め込まれる前の状態であ
る。
【図12】全自動洗濯機の前方上部の部分平面図であ
る。
【図13】上ケーシングに操作パネルを装着する装着手
順を示す図であり、A,B,Cの順に処理が行われる。
【図14】ねじ止め部に嵌め込まれるカバー39の形状
を示す図であり、Aは平面図、Bは正面図、Cは左側面
図である。
【図15】異常振動検知用機構の具体例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 全自動洗濯機 3 洗濯・脱水槽 4 操作パネル 6 注水口構成部材 7 本体 8 トレイ 9 基板 10 棚板 11 注水口 13 前縁 14 根元部 15 通水孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 和雄 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−54870(JP,A) 特開 平9−28981(JP,A) 実開 平4−64381(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 33/02 D06F 37/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面視で右回りに回転する洗濯・脱水槽
    が内部に備えられているケーシングと、このケーシング
    の上方部を形成する上ケーシングと、この上ケーシング
    の上面に備えられた2つ折り自在な蓋と、この蓋の開閉
    を検知する蓋開閉検知スイッチと、前記上ケーシングの
    前方上部に取り付けられ、内側にコントロール基板が装
    着され、スタートスイッチやコース選択スイッチ等のス
    イッチが配置された操作パネルと、前記蓋開閉検知スイ
    ッチと兼用されない、前記洗濯・脱水槽の脱水時の異常
    振動を検知する異常振動検知機構とを備え、 この異常振動検知機構は、前記上ケーシングの前方上部
    に取り付けられた前記操作パネルの内側に装着されてい
    前記コントロール基板に近い位置であって前記ケーシ
    ングの前面右側に配置され、且つ前記異常振動検知機構
    は、前記洗濯・脱水槽が異常振動時にぶつかることによ
    り支点を中心に揺れる検知レバーと、この検知レバーの
    揺れに基づいてオフするスイッチとを有することを特徴
    とする全自動洗濯機。
  2. 【請求項2】 上面視で右回りに回転する洗濯・脱水槽
    が内部に備えられているケーシングと、このケーシング
    の上方部を形成する上ケーシングと、この上ケーシング
    の上面に備えられた2つ折り自在な蓋と、前記上ケーシ
    ングの前方上部に取り付けられ、内側にコントロール基
    板が装着され、スタートスイッチやコース選択スイッチ
    等のスイッチが配置された操作パネルと、前記洗濯・脱
    水槽の脱水時の異常振動を検知する異常振動検知機構と
    を備え、 この異常振動検知機構は、前記上ケーシングの前方上部
    に取り付けられた前記操作パネルの内側に装着されてい
    前記コントロール基板に近い位置であって前記ケーシ
    ングの前面右側に配置され、且つ前記異常振動検知機構
    は、前記洗濯・脱水槽が異常振動時にぶつかることによ
    り支点を中心に揺れる検知レバーと、この検知レバーの
    揺れに基づいてオフするスイッチとを有することを特徴
    とする全自動洗濯機。
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