JP3252709B2 - 電動カーテン駆動装置 - Google Patents

電動カーテン駆動装置

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JP3252709B2
JP3252709B2 JP16330996A JP16330996A JP3252709B2 JP 3252709 B2 JP3252709 B2 JP 3252709B2 JP 16330996 A JP16330996 A JP 16330996A JP 16330996 A JP16330996 A JP 16330996A JP 3252709 B2 JP3252709 B2 JP 3252709B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカーテンをモータに
て開閉する電動カーテン駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】モータを用いてカーテンを所定速度で開
閉する電動カーテン駆動装置にあっては、カーテン重量
や電源電圧などが変動しても、モータ速度に影響がでな
いようにする、速度制御部が設けられる。
【0003】従来の電動カーテン駆動装置は、図3に示
すように、商用電源ACを所定の直流電圧に変換して出
力する電力供給部1と、モータMに印加する電圧の極性
を反転することにより回転方向を変換する回転変換部2
と、モータMの回転速度を検出する速度検出部3と、モ
ータMへの入力電流をデューティ比制御するスイッチン
グ素子Qと、カーテンを開閉駆動するときにオンする電
源スイッチSと、カーテンの開閉および停止操作を行う
ための操作部4と、カーテンの開閉速度を設定する速度
設定部5と、操作部4からの操作信号に基づいて電源ス
イッチSと回転変換部2とを制御するリレー制御部6
と、速度設定部5の設定速度と速度検出部3の検出する
速度とに基づきスイッチング素子Qを制御することによ
って、モータMの回転速度を速度設定部5の設定速度に
制御する速度制御部7とを備える。電力供給部1は、降
圧トランスTと、ダイオードブリッジDと、平滑コンデ
ンサCとから構成され、電力は平滑コンデンサCの両端
から出力される。
【0004】上述のような図3に示す電動カーテン駆動
装置にあっては、モータMの全消費電力は、ダイオード
ブリッジDと降圧トランスTとを介して、殆ど緩衝され
ることなく即時に商用電源から供給される。従って、商
用電源の負荷変動率は高くなり、多くのカーテンを一斉
に開閉したりすると、カーテンを開閉している期間のみ
商用電源に多大な電流が流れ、商用電源に負担をかける
ことになるとともに、流れる電流にあわせて、ダイオー
ドブリッジDおよび降圧トランスTの定格容量も大きく
しなければならない。また、モータMの消費電流にはノ
イズ成分が含まれ、モータMのノイズ成分を含んだ消費
電流は商用電源から即刻供給されるので、カーテンの開
閉動作中は屋内に引き回されている商用電源配線から、
電磁ノイズが放散されてしまう。
【0005】また、従来の電動カーテン駆動装置のなか
には、上述のような電力供給部1の代わりに、特開平3
−139189号に示すような、電力供給部としてスイ
ッチング電源を備えるものも考案されている。しかしな
がら、電力供給部としてスイッチング電源を用いた電動
カーテン駆動装置にあっても、モータMの全消費電力
は、殆ど緩衝されることなく即時に商用電源から供給さ
れる。従って、商用電源の負荷変動率は高く、多くのカ
ーテンを一斉に開閉したりすると、カーテンを開閉して
いる期間のみ商用電源に多大な電流が流れ、商用電源に
負担をかけることになる。また、高周波のスイッチング
に用いるスイッチング素子や高周波トランスなどは高価
であり、しかも、電磁ノイズ抑制対策や各種半導体素子
の発熱対策を施さなければならず、使用部品点数が増加
し、コスト的にも大きさ的にも制約を生じていた。
【0006】更に、他の従来例として、特開平6−22
580号に述べられているような、二次電池を利用した
電動カーテン駆動装置も考案されているが、電池の寿命
管理が難しく、二次電池の能力を充分に引き出すことが
できない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来の電動
カーテン駆動装置にあっては、モータの全消費電力が殆
ど緩衝されることなく直接的に即時に商用電源から供給
されるので、商用電源の負荷変動率が高くなり商用電源
に負担をかける。また、降圧トランスやダイオードブリ
ッジなどからなる電力供給部は、流れる電流に整合する
定格容量に設定しなければならず、大型となって重くな
り且つコストも嵩む。更に、カーテンの開閉動作中は、
屋内に引き回されている商用電源配線から、電磁ノイズ
が放散される。また更に、使用部品自体が高価であると
ともに、電磁ノイズ抑制対策や発熱対策が必要で、使用
部品点数が増加してコストが嵩む。更にまた、電池の寿
命管理が難しく、二次電池の能力を充分に引き出すこと
ができないという問題点があった。
【0008】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、商用電源に
かかる負担が少なく、発熱も少なく、小型軽量で電磁ノ
イズの放散も少く、且つ、使用している二次電池を有効
に利用できる、優れた電動カーテン駆動装置を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、請求項1記載の発明にあっては、カーテ
ンを開閉するモータと、カーテンの開閉操作を行う操作
部と、操作部からの入力に応じてモータを駆動制御して
カーテンの開閉および停止制御を行う開閉制御部と、カ
ーテンの開閉速度を設定する速度設定部と、カーテンの
開閉速度を検出して開閉速度を速度設定部の設定速度に
一致させる速度制御を行う速度制御部と、モータ駆動に
必要な電力を供給する電力供給部とを備える電動カーテ
ン駆動装置において、前記電力供給部は、充放電を繰り
返すことのできる二次電池と、商用電源からの電気エネ
ルギーを二次電池に蓄える充電回路部と、二次電池と充
電回路部との接続を切断する開閉部と、二次電池の充放
電を監視する充放電監視部と、充放電制御部と、充電方
式切替操作部とを備えることを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明にあっては、カーテン
を開閉するモータと、カーテンの開閉操作を行う操作部
と、操作部からの入力に応じてモータを駆動制御してカ
ーテンの開閉および停止制御を行う開閉制御部と、カー
テンの開閉速度を設定する速度設定部と、カーテンの開
閉速度を検出して開閉速度を速度設定部の設定速度に一
致させる速度制御を行う速度制御部と、モータ駆動に必
要な電力を供給する電力供給部とを備える電動カーテン
駆動装置において、前記電力供給部は、充放電を繰り返
すことのできる複数の二次電池と、商用電源からの電気
エネルギーを二次電池に蓄える充電回路部と、二次電池
と充電回路部との接続を切断する開閉部と、二次電池の
充放電を監視する充放電監視部と、充放電制御部と、充
電方式切替操作部と、複数の二次電池の中の使用する二
次電池を選択する使用電池切替部と、使用電池切替部を
制御する使用電池切替制御部とを備えることを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電動カーテン
駆動装置の第1の実施の形態を図1に基づいて、第2の
実施の形態を図2に基づいて、それぞれ詳細に説明す
る。
【0012】〔第1の実施の形態〕図1は電動カーテン
駆動装置を示すブロック図である。図1に示すように、
電動カーテン駆動装置は、電力供給部1と、回転変換部
2と、速度検出部3と、スイッチング素子Qと、電源ス
イッチSと、操作部4と、速度設定部5と、リレー制御
部6と、速度制御部7と、充放電制御部8と、充電方式
切替操作部9と、を備える。
【0013】電力供給部1は、降圧トランスTと、ダイ
オードブリッジDと、充電回路部10と、開閉部11
と、充放電監視部12と、二次電池Eとから構成され
る。速度制御部7は、波形成形回路70と、周波数電圧
変換部71と、電圧比較部72と、PWM信号発生部7
3と、から構成される。
【0014】降圧トランスTは、商用電源ACを降圧す
る。ダイオードブリッジDは、降圧トランスTの降圧し
た電気エネルギーを整流する。充電回路部10は、2次
電池Eに最適な充電電流で、ゆっくりと電荷を徐々に蓄
えるための回路である。2次電池Eは、カーテンを開閉
するためのモータMへの電力供給を行う部分であり、ニ
ッケル・カドミウム電池、鉛蓄電池あるいはニッケル・
水素電池などが用いられ、電力供給は2次電池Eの両端
から行われる。
【0015】充放電監視部12は、2次電池Eの充電と
放電とを検出し、この充電電流の情報と放電電流の情報
とを充放電制御部8へ出力する。充電方式切替操作部9
は、使用する二次電池Eの種類に応じて、電気工事屋に
より電動カーテン駆動装置の設置時に操作設定されるも
のである。
【0016】充放電制御部8は、二次電池Eの種類に応
じた最適な充放電サイクルを予め記憶しており、充電方
式切替操作部9からの二次電池Eの種類設定情報に基づ
いて、現在用いられている二次電池Eの種類の最適な充
放電サイクルを選択する。すなわち、充放電制御部8
は、例えば、二次電池Eの種類がニッケル・カドミウム
電池であるならば、100%放電に至らしめてから10
0%充電を行う充放電サイクルが電池寿命に好ましいこ
とを認識しているし、二次電池Eの種類が鉛蓄電池であ
るならば、50%放電に至らしめてから100%充電を
行う充放電サイクルが電池寿命に好ましいことを認識し
ている。そして、充放電制御部8は、充電方式切替操作
部9からの二次電池Eの種類設定情報と、充放電監視部
12からの充放電電流の情報とに基づいて、充電時期あ
るいは放電時期である旨の、充放電指示を、リレー制御
部6に対して行う。
【0017】回転変換部2は、リレー制御部6が操作部
4の操作に応じて制御する4つのリレー接点により構成
され、一方の対向辺同士のリレー接点のオンから他方の
対向辺同士のリレー接点のオンへ切り換えることによ
り、モータMへ流入する電流方向を逆転してモータMの
回転方向を逆転する。
【0018】速度検出部3は、モータMの回転速度を検
出するもので、カレントトランスなどにて構成され、モ
ータMに流れる電流から電圧を生成し、波形成形回路7
0へ出力する。スイッチング素子Qは、PWM信号発生
部73から入力される制御信号に基づいて、モータMに
流入する電流をデューティ比制御し、二次電池Eからの
モータMへの電力供給を制御することにより、モータM
の回転速度を制御する。
【0019】電源スイッチSは、リレー制御部6が操作
部4の操作に応じて制御するリレー接点により構成さ
れ、カーテンを開閉するときにのみオンされる。操作部
4は、カーテンを開閉しようとする操作者が操作する部
分であり、開操作部、閉操作部および停止操作部を備え
る。速度設定部5は、カーテンを開閉しようとする操作
者がカーテンの開閉速度を適宜設定するための部分であ
り、ポテンショメータなどにて構成される。リレー制御
部6は、操作部4からの操作指示、充放電制御部8から
の充放電指示あるいは波形成形回路70からの信号に基
づいて、回転変換部2と電源スイッチSと開閉部11と
を制御する。
【0020】速度制御部7は、モータMの回転速度が速
度設定部5の設定速度になるようにスイッチング素子Q
を制御する部分である。波形成形回路70は、速度検出
部3から出力される電圧波形を矩形波に変換し、周波数
電圧変換部71へ出力する。周波数電圧変換部71は、
波形成形回路70の出力する矩形波の周波数に比例した
電圧を、電圧比較部72の一方の入力部に出力する。電
圧比較部72は、一方の入力部に入力される周波数電圧
変換部71からの出力電圧と、他方の入力部に入力され
る速度設定部5からの出力電圧とを比較して差分信号を
出力し、この差分信号をPWM信号発生部73へ出力す
る。PWM信号発生部73は、電圧比較部72からの差
分信号に応じたデューティ比の出力パルスを生成し、ス
イッチング素子Qへ出力する。
【0021】なお、この種の電動カーテン駆動装置で
は、カーテンがカーテンレールの終端に達したとき、モ
ータMの駆動は停止する。このとき、波形成形回路70
からの矩形波は出力されなくなるので、リレー制御部6
は矩形波が出力されなくなったことを検出してスイッチ
部Sをオフし、自動的にモータMへの電流供給を停止で
きるようにしてある。
【0022】上述のように構成される電動カーテン駆動
装置は次のように動作する。すなわち、設置された電動
カーテン駆動装置に商用電源ACが供給されると、リレ
ー制御部6は、電源スイッチSのオフを維持した状態で
開閉部11をオンして二次電池Eを100%充電になる
まで充電し続け、この充電期間中に、操作部4からカー
テンの開閉駆動操作がたとえなされたにしても、電源ス
イッチSのオフを維持する。つまり、充電期間中は、カ
ーテンの開閉駆動操作はできないようにされている。
【0023】二次電池Eへの充電は、降圧トランスTと
ダイオードブリッジDと充電回路部10と開閉部11と
を介して、商用電源ACから微小電流を以て行われる。
充放電制御部8は、充放電監視部12からの情報に基づ
いて二次電池Eが100%充電されたことを認識する
と、二次電池Eが100%充電された旨の情報をリレー
制御部6に出力する。二次電池Eが100%充電された
旨の情報を受け取ったリレー制御部6は、電源スイッチ
Sのオフを維持したまま開閉部11をオフするととも
に、操作部4からの操作信号を受け付けできる状態にな
る。
【0024】そこで、操作者が操作部4から例えばカー
テンの開操作を行ったとすると、モータ制御部6はモー
タMにカーテン開方向の回転が生ずるよう回転変換部2
のリレー接点をオンするとともに開閉部11のオフを維
持したまま電源スイッチSをオンし、モータMはカーテ
ン開方向の回転を開始する。そして、モータMは、速度
検出部3と速度制御部7とスイッチング素子Qとによ
り、速度設定部5の設定速度で回転して、大きな電流を
消費する。このモータMの消費電流は、二次電池Eから
賄われる。
【0025】つまり、モータMの消費電流は、二次電池
Eを充電する充電電流よりも遙かに大きいにもかかわら
ず、商用電源ACには降圧トランスTの無負荷励磁電流
が流れる程度で殆ど電流は流れない。従って、商用電源
配線から放散する電磁ノイズを少なくできる。また、降
圧トランスTやダイオードブリッジDは、その定格電流
容量を少なくでき、小型軽量で且つ安価なのものにでき
る。
【0026】ところで、二次電池Eは、充電されること
なく放電を繰り返すので、カーテンの開閉の度に放電が
進む。充放電制御部8は、充放電監視部12からの情報
に基づいて二次電池Eの放電の進行具合を監視してい
る。そして、例えば、充電方式切替操作部9からの二次
電池Eの種類設定情報が鉛蓄電池であるならば、二次電
池Eの放電の進行が50%に達した時点で、充放電制御
部8はリレー制御部6に対して二次電池Eへの充電開始
を指示する。
【0027】二次電池Eの充電開始を指示されたリレー
制御部6は、電源スイッチSのオフを維持した状態で開
閉部11をオンし、100%充電になるまで二次電池E
を充電し続け、この充電期間中に、操作部4からカーテ
ンの開閉駆動操作がたとえなされたにしても、電源スイ
ッチSのオフを維持する。そして、充放電制御部8は、
充放電監視部12からの情報に基づいて二次電池Eが1
00%充電されたことを認識すると、二次電池Eが10
0%充電された旨の情報をリレー制御部6に出力し、リ
レー制御部6は、電源スイッチSのオフを維持したまま
開閉部11をオフするとともに操作部4からの操作信号
を受け付ける状態になる。
【0028】なお、例えば、充電方式切替操作部9から
の二次電池Eの種類設定情報がニッケル・カドミウム電
池であるならば、二次電池Eの放電の進行が100%に
達した時点で、充放電制御部8はリレー制御部6に対し
て二次電池Eへの充電開始を指示する。つまり、上述の
電動カーテン駆動装置にあっては、使用する二次電池E
の種類に応じた最適な充放電サイクルでの使用ができ、
電池寿命を延ばす経済的なものにできる。
【0029】〔第2の実施の形態〕図2は電動カーテン
駆動装置を示すブロック図である。なお、図2におい
て、第1の実施の形態の電動カーテン駆動装置と同等の
部分には同じ符号を付してあるので、同等の部分の詳細
な説明は省略する。
【0030】この図2に示す電動カーテン駆動装置が第
1の実施の形態のものと異なり特徴となるのは、複数の
二次電池E1,2,3 を備えるとともに、リレー制御部
6からの指示に基づいて複数の二次電池E1,2,3
それぞれ独立にオン・オフする使用電池切替部13を設
けた構成である。
【0031】この図2に示す電動カーテン駆動装置は次
のように動作する。すなわち、設置された電動カーテン
駆動装置に商用電源ACが供給されると、リレー制御部
6は、電源スイッチSのオフを維持した状態で開閉部1
1をオンするとともに、使用電池切替部13の全ての開
閉接点をオンにし、100%充電になるまで全ての二次
電池E1,2,3 を充電し続け、この充電期間中に、操
作部4からカーテンの開閉駆動操作がたとえなされたに
しても、電源スイッチSのオフを維持する。つまり、充
電期間中は、カーテンの開閉駆動操作はできないように
されている。
【0032】二次電池E1,2,3 への充電は、降圧ト
ランスTとダイオードブリッジDと充電回路部10と開
閉部11とを介して、商用電源ACから微小電流を以て
行われる。充放電制御部8は、充放電監視部12からの
情報に基づいて二次電池E1,2,3 が100%充電さ
れたことを認識すると、二次電池E1,2,3 が100
%充電された旨の情報をリレー制御部6に出力する。二
次電池E1,2,3 が100%充電された旨の情報を受
け取ったリレー制御部6は、電源スイッチSのオフを維
持したまま開閉部11をオフするとともに使用電池切替
部13の全ての開閉接点をオフし、操作部4からの操作
信号を受け付ける状態になる。
【0033】そこで、操作者が操作部4から例えばカー
テンの開操作を行ったとすると、モータ制御部6はモー
タMにカーテン開方向の回転が生ずるよう回転変換部2
のリレー接点をオンした後、開閉部11のオフを維持し
たまま電源スイッチSをオンするとともに、二次電池E
1 に対応する使用電池切替部13の開閉接点のみをオン
し、モータMはカーテン開方向の回転を開始する。そし
て、モータMは、速度検出部3と速度制御部7とスイッ
チング素子Qとにより、速度設定部5の設定速度で回転
して、大きな電流を消費する。このモータMの消費電流
は、二次電池E 1 から賄われる。
【0034】モータMの消費電流は、二次電池E1,2,
3 を充電する充電電流よりも遙かに大きいにもかかわ
らず、商用電源ACには降圧トランスTの無負荷励磁電
流が流れる程度で殆ど電流は流れない。従って、商用電
源配線から放散する電磁ノイズを少なくできる。また、
降圧トランスTやダイオードブリッジDは、その定格電
流容量を少なくでき、小型軽量で且つ安価なのものにで
きる。
【0035】ところで、二次電池E1 は、充電されるこ
となく放電を繰り返すので、カーテンの開閉の度に放電
が進む。充放電制御部8は、充放電監視部12からの情
報に基づいて二次電池E1 の放電の進行具合を監視して
いる。そして、例えば、充電方式切替操作部9からの二
次電池E1,2,3 の種類設定情報が鉛蓄電池であれ
ば、二次電池E1 の放電の進行が50%に達した時点
で、充放電制御部8はリレー制御部6に対して二次電池
1 から二次電池E2 への接続替えを指示する。
【0036】二次電池E2 への接続替えを指示されたリ
レー制御部6は、二次電池E1 に対応する使用電池切替
部13の開閉接点をオフし、二次電池E2 に対応する使
用電池切替部13の開閉接点のみをオンする。そして、
カーテンの開閉が繰り返され、二次電池E2 の放電の進
行が50%に達した時点で、充放電制御部8はリレー制
御部6に対して二次電池E2 から二次電池E3 への接続
替えを指示する。
【0037】二次電池E3 への接続替えを指示されたリ
レー制御部6は、二次電池E2 に対応する使用電池切替
部13の開閉接点をオフし、二次電池E3 に対応する使
用電池切替部13の開閉接点のみをオンする。そして、
カーテンの開閉が繰り返され、二次電池E3 の放電の進
行が50%に達した時点で、充放電制御部8はリレー制
御部6に対して二次電池E1,2,3 への充電開始を指
示する。
【0038】二次電池Eの充電開始を指示されたリレー
制御部6は、電源スイッチSのオフを維持した状態で開
閉部11をオンするとともに、使用電池切替部13の全
ての開閉接点をオンし、全ての二次電池E1,2,3
100%充電になるまで充電し続け、この充電期間中
に、操作部4からカーテンの開閉駆動操作がたとえなさ
れたにしても、電源スイッチSのオフを維持する。そし
て、充放電制御部8は、充放電監視部12からの情報に
基づいて二次電池E1,2,3 が100%充電されたこ
とを認識すると、二次電池Eが100%充電された旨の
情報をリレー制御部6に出力し、リレー制御部6は、電
源スイッチSのオフを維持したまま開閉部11をオフす
るとともに操作部4からの操作信号を受け付ける状態に
なる。
【0039】また、例えば、充電方式切替操作部9から
の二次電池E1,2,3 の種類設定情報がニッケル・カ
ドミウム電池であるならば、二次電池E1 の放電の進行
が100%に達した時点で、充放電制御部8はリレー制
御部6に二次電池E1 から二次電池E2 への接続替えを
指示し、二次電池E2 の放電の進行が100%に達した
時点で、充放電制御部8はリレー制御部6に二次電池E
2 から二次電池E3 への接続替えを指示し、二次電池E
3 の放電の進行が100%に達した時点で、充放電制御
部8はリレー制御部6に対して二次電池E1,2,3
の充電開始を指示する。
【0040】つまり、上述の電動カーテン駆動装置にあ
っては、使用する二次電池E1,2,3 の種類に応じた
最適な充放電サイクルでの使用ができ、電池寿命を延ば
す経済的なものにできる。
【0041】なお、この時、モータMの消費電流が大き
く、1つの二次電池E1 から賄いきれない場合には、使
用電池切替部13の開閉接点の中の更に他の開閉接点が
オンして、複数の二次電池から並列に電流供給できる構
成とされており、カーテンとカーテンレールとの摩擦変
動が生じ、大きな電流を必要とした場合でも対応できる
ようにされている。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、モータの
消費電流は二次電池を充電する充電電流よりも遙かに大
きいにもかかわらず、商用電源には二次電池を充電する
微小電流しか流れないので、商用電源配線の放散する電
磁ノイズを少なくでき、且つ、降圧トランスTやダイオ
ードブリッジDは、定格電流容量を少なくでき、小型軽
量で且つ安価なのものにできるとともに、使用される二
次電池の種類に応じて最適な充放電サイクルで二次電池
を使用することができ、電池寿命を延ばすことのでき
る、経済的な優れた電動カーテン駆動装置を提供できる
という効果を奏する。
【0043】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、カーテンとカーテンレールと
の摩擦変動が生じて大きな電流を必要とした場合でも対
応できる、優れた電動カーテン駆動装置を提供できると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態の電動カーテン
駆動装置を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る第2の実施の形態の電動カーテン
駆動装置を示すブロック図である。
【図3】従来の電動カーテン駆動装置を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 電力供給部 4 操作部 5 速度設定部 6 モータ制御部 7 速度制御部 8 充放電制御部 9 充電方式切替操作部 10 充電回路部 11 開閉部 12 充放電監視部 13 使用電池切替部 E 二次電池 M モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶山 智史 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−22580(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47H 5/00 - 5/14 H02P 5/06 E06B 9/24 - 9/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーテンを開閉するモータと、カーテン
    の開閉操作を行う操作部と、操作部からの入力に応じて
    モータを駆動制御してカーテンの開閉および停止制御を
    行う開閉制御部と、カーテンの開閉速度を設定する速度
    設定部と、カーテンの開閉速度を検出して開閉速度を速
    度設定部の設定速度に一致させる速度制御を行う速度制
    御部と、モータ駆動に必要な電力を供給する電力供給部
    とを備える電動カーテン駆動装置において、前記電力供
    給部は、充放電を繰り返すことのできる二次電池と、商
    用電源からの電気エネルギーを二次電池に蓄える充電回
    路部と、二次電池と充電回路部との接続を切断する開閉
    部と、二次電池の充放電を監視する充放電監視部と、充
    放電制御部と、充電方式切替操作部とを備えることを特
    徴とする電動カーテン駆動装置。
  2. 【請求項2】 カーテンを開閉するモータと、カーテン
    の開閉操作を行う操作部と、操作部からの入力に応じて
    モータを駆動制御してカーテンの開閉および停止制御を
    行う開閉制御部と、カーテンの開閉速度を設定する速度
    設定部と、カーテンの開閉速度を検出して開閉速度を速
    度設定部の設定速度に一致させる速度制御を行う速度制
    御部と、モータ駆動に必要な電力を供給する電力供給部
    とを備える電動カーテン駆動装置において、前記電力供
    給部は、充放電を繰り返すことのできる複数の二次電池
    と、商用電源からの電気エネルギーを二次電池に蓄える
    充電回路部と、二次電池と充電回路部との接続を切断す
    る開閉部と、二次電池の充放電を監視する充放電監視部
    と、充放電制御部と、充電方式切替操作部と、複数の二
    次電池の中の使用する二次電池を選択する使用電池切替
    部と、使用電池切替部を制御する使用電池切替制御部と
    を備えることを特徴とする電動カーテン駆動装置。
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