JP3252202B2 - 穀物の乾燥貯留用建家 - Google Patents

穀物の乾燥貯留用建家

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JP3252202B2
JP3252202B2 JP24597093A JP24597093A JP3252202B2 JP 3252202 B2 JP3252202 B2 JP 3252202B2 JP 24597093 A JP24597093 A JP 24597093A JP 24597093 A JP24597093 A JP 24597093A JP 3252202 B2 JP3252202 B2 JP 3252202B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は穀物の高い品質を維持
し、かつ、穀物の処理施設の建設費およびランニングコ
ストを低減した乾燥貯留用建家に関するものである。
【0002】
【従来の技術】穀物として以下収穫米を例にして説明す
る。収穫米処理施設としては、収穫米の処理過程、すな
わち収穫米の貯留、乾燥および籾摺り工程での米の品質
を保証しなければならない。米の品質とは、貯留時にお
ける収穫米のかび、食味、胴割れ、籾摺り時における玄
米の肌ずれ等をいう。そして、米の水分が多く、かつ、
長期間貯留するとかびが発生し、また、乾燥のし過ぎい
わゆる過乾燥になると食味の低下および胴割れが発生
し、また、水分が多いと肌ずれが起きて食味が低下す
る。したがって、米の含有水分は米の品質に大きく影響
する。
【0003】また、米自体は生き物であるので温度が高
いと米の呼吸が活発になって米内部のエネルギを消費
(以下穀物の劣化という)して米の品質が低下し、ま
た、温度が高いと微生物の繁殖が活発になってかび発生
を引き起こし米の品質を低下させるので、貯留されてい
る米の温度自体も米の品質に大きく影響する。したがっ
て、米を貯留するにはできるだけ低い温度で貯留するこ
とが好ましい。このように、米の品質は米の含有水分お
よび温度に影響されることから、米を貯留する貯留槽を
外気条件から保護して、所定の水分と温度を維持するた
めの建家自体も米の水分および温度の観点から配慮しな
ければならない。
【0004】一方において、農産物の国際的な自由化の
傾向にある現在において、国際的な競争力を養うために
は米の品質と価格の両面を満足させなければならない。
そのうち価格の低減に関しては収穫米の処理施設の建設
費およびランニングコストを低減して、農家一戸当たり
の収穫米処理施設の利用単価を下げることがひとつの大
きな要因となっている。このような理由で収穫米処理施
設の建設費およびランニングコストを低減することが現
在指導されている。
【0005】従来の乾燥貯留用建家とし特開平3ー12
7909号公報には、収穫米を乾燥貯留する貯留ビンを
規格化されたパネルで構築し、この貯留ビンを建家の壁
の一部として使用すると共に、建家のそれ以外の壁面を
貯留ビンを構築したのと同じパネルを使用して構築し、
その上に通常の屋根構造の屋根を設けて、収穫米の処理
施設の建設費を低減するようにした穀物の乾燥貯留用建
家が開示されている。また、通常の屋根構造の屋根は断
熱効果がないことから、貯留ビンから排出される温度が
高い排気を降温させないでそのまま除湿乾燥機にリサイ
クルすることができないので、穀物の乾燥は外気を除湿
乾燥機に取り入れてこの外気を降温することにより、空
気中の水分を凝縮除去し、水分が低く(湿度の低い)、
かつ、温度の低い空気を貯留ビンの底から供給して、貯
留ビンに貯留されている穀物を乾燥してその品質を保証
し、貯留ビンからの排気を大気中に放出するようにして
いた。
【0006】
【発明が解決しょうとする課題】先ず、従来技術の問題
点を指摘するに当たり、穀物の貯留時と乾燥時に分けて
説明する。先ず、貯留時において従来例は次のような改
良すべき問題がある。ここで穀物の貯留とは、穀物の品
質を維持して長期間貯留するに適した、穀物の温度と水
分が既に調節された状態で、ビンに貯留されている状態
をいう。そこで、上記従来の建家の屋根構造は通常のも
のを使用していたので、夏季あるいは昼間場合によって
は太陽熱を強く受ける地域や処理施設の建設場所におい
て、外気温度が高くなると、建家のいわゆる屋根裏空間
は太陽熱で昇温された屋根の輻射熱により昇温されて建
家内の温度が昇温され、この昇温された建家内の温度が
貯留槽に貯留されている穀物の適正な温度に影響を与え
て穀物の品質を低下させるという問題がある。
【0007】また逆に冬期あるいは夜間、場合によって
は寒冷地や処理施設の建設場所において、外気温度が乾
燥貯留建家内の温度よりも低くなると、外気の温度条件
と建家内の温度条件との間の熱力学的な関係で屋根の内
面に結露する場合があり、この、結露水により貯留され
ている穀物の適正な水分に影響を与えて穀物の品質を低
下させるなどの問題がある。
【0008】次に、穀物の乾燥時において従来例は次の
ような改良すべき問題がある。ここで穀物の乾燥とは、
穀物の品質が維持されるように、穀物の温度および水分
を適正な値に調整することをいい、穀物の収穫時に水分
を大量に含んでいる穀物を短時間に所定の水分になるよ
うに乾燥し、また、貯留時においても穀物の温度が高く
なり、そして水分が多くなった時に、その温度と水分を
適正な値にするようにする。
【0009】そこで、上記貯留時のところで述べたよう
に、輻射熱により屋根裏室の温度が上昇し穀物の温度が
上昇した場合には穀物の品質を低下させるので、穀物の
温度を適正な温度まで低くしなければならない。したが
って、夏季などにおいて、屋根裏室の温度を上昇させる
ような外気条件のときには、貯留時においても穀物の温
度を常時監視して、穀物の温度が適正な温度よりも高く
なるような場合には、除湿乾燥機を運転しなければなら
ないので除湿乾燥機の運転頻度が多くなり、そのため除
湿乾燥機の動力が消費されてランニングコストが高くな
り、施設を利用する農家一戸あたりの経済的負担が多く
なるという問題がある。また、乾燥貯留建家内の大量の
空気全体を適正な温度にしなければならないので、上記
動力費が更に高くなるという問題がある。
【0010】また、冬期において屋根裏室に結露し貯留
されている穀物の水分が変化した場合も同様に、穀物の
適正な水分を維持するために除湿乾燥機を運転しなけれ
ばならず、そのため除湿乾燥機の動力が消費されてラン
ニングコストが高くなり、施設を利用する農家一戸あた
りの経済的負担が多くなるという問題がある。
【0011】そして、従来の乾燥の仕方は除湿乾燥機に
外気を取り入れて、温度が低く、かつ、湿度の低い空気
として貯留ビンに供給し、貯留ビン内の穀物を乾燥した
後に貯留ビンから排出される排気を除湿乾燥機にリサイ
クルさせないで外気中に放散するようにしていたので、
次のような問題がある。
【0012】すなわち、収穫された直後の穀物のように
含有水分が高い間の貯留ビンからの排気中には大量の水
分が含まれているので、大気中に放出するのが得策であ
るが、穀物の乾燥が所定の水分近くになると、穀物から
除去される水分が少なくなり、その結果、貯留ビンから
の排気の温度が高くなり、その逆に湿度が低くなる。そ
こで、例えば冬期で、かつ、雨天のような場合の外気
は、温度が低く、かつ、湿度が高いので、このような外
気を取り入れた場合と除湿乾燥機による乾燥条件がよい
排気(温度が高く、かつ、湿度が低い)をリサイクルさ
せた場合とを比較したときに、この外気を取り入れた場
合には除湿乾燥機の運転時間が長くなってランニングコ
ストが高くなり、農家一戸あたりの経済的負担が多くな
ると共に、更に穀物を所定の水分まで乾燥するのに長時
間を必要として、品質保証の点で問題がある。
【0013】このように、外気条件により建家内の空気
温度が影響され、これによりビンに貯留されている穀物
の温度と含有水分が変化して、穀物の安定した品質の保
証が困難になるという問題があり、またこれに伴い安定
した品質の保証を得るために穀物の温度および湿度の調
整の頻度が多くなって、ランニングコストが高くなり、
更に、貯留ビンからの排気をすべて排気するようにして
いたので、乾燥および冷却効率が低下してランニングコ
ストが高くなり、農家一戸当たりの経済的負担が大きく
なるという問題がある。
【0014】また、屋根の輻射熱の影響や結露の問題を
なくすために屋根裏に断熱層ないしは断熱空間を形成す
ることも考えられるが、その分処理施設の建設費が高く
なり農家一戸当たりの施設利用単価が高くなるという問
題がある。
【0015】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、屋根の輻射熱による影響をなくして穀物の高い品
質を維持することを可能にすると共に、ランニングコス
トを低減し、かつ、従来の屋根構造よりも簡略化して処
理施設の建設費を低減し、農家一戸当たりの施設利用単
価を低減した穀物の乾燥貯留用建家を提供するものであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明に係る手段は、穀物の乾燥貯留用建家の屋根を
インナテントとアウタテントで二重構造とし、該インナ
テントとアウタテントで空気室を形成し、前記アウタテ
ントで庇部を閉塞し、該閉塞された庇部の一部に孔を設
けたことを特徴とするものである。
【0017】
【作用】本発明はこのように構成したので、次の通りの
作用がある。すなわち、穀物の乾燥貯留用建家の屋根を
インナテントとアウタテントで二重構造とし、該インナ
テントとアウタテントで空気室を形成し、前記アウタテ
ントで庇部を閉塞し、該閉塞された庇部の一部に孔を設
けたので、密閉した庇部の一部に開けた孔を通して外気
と連通させることにより、この孔を利用して、インナテ
ントとアウタテントで形成される空気室の空気を自然対
流させたり、あるいは自然対流をさせないようにするこ
とが可能になる。
【0018】これにより、夏季等においては空気室内の
空気を自然対流させて空気室内の空気の昇温を防止する
と共に、冬期等においては空気室内の空気に自然対流を
起こさせないようにして、空気室内の空気の温度を下げ
ないようにし、夏季あるいは冬期などの外気条件に応じ
て空気室内の空気による断熱層効果を対応させ、屋根裏
室の空気温度の上昇および結露発生を防止することが可
能になる。
【0019】このようにして、空気室内の空気を単なる
空気層による断熱効果だけでなく、外気条件に応じて空
気室内の空気を自然対流させたりさせないようにして空
気室内の空気の温度を変化させ、この空気層により外気
と屋根裏室とを熱的に遮断するようにしたので、外気条
件による屋根裏室内の空気温度の影響を少なくすること
ができ、外気条件に関係なく穀物の品質を保証すること
が可能になる。また、テントにより屋根を形成するので
屋根構造は勿論のこと建家構造および建家の基礎構造を
簡略化することが可能になる。
【0020】
【実施例】以下に説明する実施例の理解を深めるため
に、平面図を示す図11において穀物の乾燥貯留施設とし
て最も一般的な器機の配置について説明する。ここに示
す穀物の乾燥貯留施設にあっては正方形の四個の貯留ビ
ン1が設けられ、この貯留ビン1に一体的に機械室2が
設けられている。この貯留ビン1および機械室2は規格
化された同一寸法のパネルPで構築されている。このパ
ネルPは例えば多孔質からなる断熱効果があるものを使
用するか、あるいは図示が省略されているが、パネルP
の外面は断熱されている。この穀物の乾燥貯留施設では
貯留ビン1に一体的に機械室2が設けられているものを
例示している。これ以外に機械室2をパネルPで構築せ
ずに風雨をしのげる簡易なテント構造にしたものもあ
る。
【0021】収穫されてオーガホッパ5に受け入れられ
た収穫米は図10にも示すようにビン投入昇降機6により
上方に移送されて、ビン1の上方に配設されたビン受け
入れコンベヤ7に受け渡される。次に、このビン受け入
れコンベヤ7により移送された収穫米は回転分散装置8
により分散されながらビン1に略均一な層高さに投入さ
れると共に、四個のビン1に分配されて乾燥後に貯留さ
れる。一方において、ドライエアーゼネレータ(除湿乾
燥機)4によって温度と湿度が調整された空気は送風機
2によりビン1の底部に設けられた風道12およびダクト
11を通して収穫米が貯留されているビン1の底から供給
され、ビン1内に貯留されている収穫米を乾燥し、その
後に貯留しての温度と湿度を調節するようにしている。
そして、貯留ビン1に貯留されている収穫米の払い出し
はボトムコンベア10により行うようになっている。
【0022】ここに例示した穀物の乾燥貯留施設ではビ
ン1を乾燥貯留用建家の外壁に兼用し、機械室2をビン
1に使用しているパネルPと同一のパネルPを使用して
構築したものであるが、次に説明する本実施例はビン1
を建家の外壁に兼用しないでビン1を囲むように同一の
パネルPで建家の外壁を構築したもの、あるいは通常の
鉄骨構造の建家にも適用可能である。
【0023】以下本発明の一実施例について説明する。
図4に示すように、ビン1および機械室2に設けられた
屋根13はアウタテント 131とインナテント 132の二重構
造になっており、このアウタテント 131とインナテント
132により空気室 133が形成されている。
【0024】この屋根13の庇部15は図1に示すように、
屋根13を構成する骨組みは貯留ビンポスト22の頂部に、
L字状に形成されたインナテント取り付け部材31を一体
に設けると共に、所定の間隔をあけて設けられたアウタ
テント骨材16の端部が、貯留ビンポスト22に固定された
固定金物28とアウタテント骨材16の端部に取り付けられ
た固定金物29とをボルト30にて締結することにより固定
されている。アウタテント骨材16の端部には庇部材18が
一体に設けられており、この庇部材18よりも少し高い位
置にアウタテント止め部材33が設けられている。
【0025】そして、アウタテント 131はアウタテント
骨材16を連結し、かつ、アウタテント 131を支持するた
めの横梁34の部分から下が、アウタテント 131と 134の
二重になっており、アウタテント 131の端部は庇部材18
を折り返してその端部 135が係止部材により、貯留ビン
ポスト22およびビン1の壁面に係止されて庇部15を閉塞
するようにし、アウタテント 134の端部は後で説明する
アウタテント止め部材33に止められている。
【0026】一方、インナテント 132の端部は後で説明
するインナテント取り付け部材31に止め具 311にて固定
され、その途中はアウタテント骨材16に設けた吊り具25
(図4)にロープなどを介して吊るようにしている。ま
た、インナテント 132と移動する攪拌混合装置8とが干
渉しないようにするために、インナテント 132の端部に
近い部分には、アウタテント骨材16に吊り棒 312が設け
られて、インナテント132がこの吊り棒 312に吊り下げ
固定されている。アウタテント 131とインナテント 132
で形成される空気室 133は庇部15の一部に明けた孔32
(図5)により外気と連通するようになっており、か
つ、雨は閉塞された庇部15とインナテント取り付け部材
31にインナテント 132の端部を固定することにより建家
内部に入らないようになっている。
【0027】アウタテント 134の取り付けは図2に示す
ように、アウタテント 134の端部を棒材35に巻き付け、
これをC型の止め具36で押えるようにし、この止め具36
のフック部 361をテンションボルト37のリング部 371に
係合し、テンションボルト37の螺子部をアウタテント止
め部材33に明けた孔に挿通して、ナット39で締め付けて
アウタテント 131を張り、その後に緩み止めボルト38を
締めつけてアウタテント 131の張りを保持するようにし
ている。
【0028】このように、アウタテントを131 と134 の
二重にし、アウタテント 134でアウタテント 131全体を
張るようにしたので、アウタテント 131の端部に張力を
掛けないようにして、閉塞された庇部15を形成すること
ができる。また、アウタテント 134の端部を棒材35に巻
き付け、これをC型の止め具36で押えるようにし、この
止め具36のフック部 361をテンションボルト37のリング
部 371に係合し、テンションボルト37によりアウタテン
ト 131を張るようにしているので、アウタテント 131の
取り付け工事が簡略化される。
【0029】一方インナテント 132の端部は図3に示す
ように、その端部をインナテント取り付け部材31の先端
に載せ(イの状態)、次にC型の止め具 311を上方より
差し込むようにして、インナテント取り付け部材31にイ
ンナテントの端部を係止するようにしている(ロの状
態)。このように、インナテント 131の端部をインナテ
ント取り付け部材31に止め具 311にて係止することによ
り、インナテント 132の端部取り付け工事が簡略化さ
れ、雨水の侵入を確実に防止するようにしている。この
ようにして、アウタテント 131とインナテント 132の端
部を係止することにより、図1に示すように庇部15が閉
塞され、その一部に孔32(図5)が明けられ、アウタテ
ント 131とインナテント 132とで空気室 133を形成した
屋根13が得られる。
【0030】図6および図7に示すように、空気室 133
が外気に連通するように空気連通孔40が外壁テント43に
設けられている。この空気連通孔40には図示のように下
向きに開口したフードが取りつけられており、雨水など
が空気室 133内に侵入しないようになっている。この空
気連通孔40を開閉可能な孔にしてもよい。そして、この
空気連通孔40は図7に示すように建家の両側の外壁テン
ト43に設けられている。また、屋根裏室14が外気に連通
するように開閉可能な連通窓41が外壁テント43および内
壁テント46(図8参照)を貫通して設けられている。本
実施例では図7に示すように、この連通窓41は機械室2
とは反対側の側壁部に設けられている。42は機械室2の
入口に設けられた外気取り込み用の庇である。
【0031】図8および図9に示すように、機械室2に
おけるインナテント 132は内部で仕切られている。図9
はビン1および機械室2を斜視図で示した図であり、図
面の線が交錯しないように投影図法を用いてインナテン
ト 132の仕切り部を表して説明する。機械室2の部分の
インナテント 132の内部は内壁テント44、45および46に
より仕切られており、内壁テント44には空気室14に連通
する開閉可能な連通窓47が設けられている。本実施例で
はこの連通窓47が内壁テント44に設けられているが、内
壁テント45に設けてもよく、または両方の内壁テント4
4、45に設けてもよい。また、内壁テント44、45、46の
下端は図3に示した施工方法により行われる。このよう
に、機械室2を内壁テント44、45および46で仕切ること
により、ビン1側への鼠や害虫の侵入を防止することが
できるようになっている。なお、図示が省略されている
が、パネルPの外表面には断熱部材が設けられる。
【0032】このように構成した本実施例の作用につい
て次に説明する。先ず、貯留されている収穫米の貯留の
観点からその作用を説明する。屋根13はアウタテント 1
31とインナテント 132の二重構造にして空気室 133を形
成し、閉塞されている庇部15に部分的に孔32を設けてい
るので、この孔32を介して空気室 133と外気とを連通さ
せることが可能になる。そして、この孔32は閉塞された
庇部15に部分的に設けられているので、この孔32を開閉
することにより、空気室 133の空気を自然対流させた
り、自然対流をさせないようにすることができ、外気条
件に応じて空気室133内の空気温度を対応させることが
可能になる。このように、空気室 133内の空気の温度を
外気条件に応じて対応させることにより、単なる空気の
熱伝導の物理的性質を利用した断熱層ではなく、この空
気室 133内の空気は外気条件に応じた断熱層の役目を果
たすことになり、屋根裏室14内の温度雰囲気と外気温度
との間を遮断することが可能になる。
【0033】これについて更に具体的に説明すると、夏
季などにおいて外気温度が高い場合には、孔32を開口し
て空気室 133内の空気を自然対流させて、空気室 133内
の空気温度を低下させるようにする。すなわち、太陽熱
によりアウタテント 131が加熱されて、空気室 133内の
空気が昇温される。このように昇温された空気室 133内
の空気は空気室 133内で上昇気流を発生させ、この上昇
気流により開口されている孔32から外気を吸引し、空気
室 133内で自然対流を起こし、空気室 133内の空気の温
度を低下させる。このようにして、空気室 133内の空気
を自然対流させてその温度を低下した空気により外気と
遮断するので、インナテント 132の温度上昇が抑制さ
れ、インナテント 132から屋根裏室14の空間に放射され
る輻射熱を軽減することが可能になる。
【0034】また、図6および図7に示すように、空気
室 133と外気とを連通するように空気連通孔40が設けら
れているので、上記太陽熱で昇温された空気室 133内の
空気の上昇気流で上昇した温度の高い空気をこの空気連
通孔40から排気することができ、空気室 133内の空気の
自然対流をより積極的に行わせることが可能になり、こ
れによりインナテント 132の温度上昇を抑制し、インナ
テント 132から屋根裏室14の空間に放射される輻射熱を
より確実に軽減することが可能になる。また、図7に示
すように、この空気連通孔40を外壁テント43の両側に設
けることにより、空気室 133内での上記自然対流を屋根
13の空気室 133全体にわたって均一に行わせることが可
能になる。
【0035】また、この自然対流を屋根13の空気室 133
の全体にわたって偏流を起こさせることなく均一に行わ
せるためには、空気連通孔40を外壁テント43の両側のみ
ならず、屋根13の棟に複数個設けるようにしてもよい。
このように、屋根13の棟に複数個の空気連通孔40を設け
ても、屋根13はアウタテント 131とインナテント 132に
より二重構造になっているので、屋根裏室14内への雨の
侵入はインナテント 132により防ぐことが可能である。
上記輻射熱の更なる軽減はアウタテント 131の色を黒く
して輻射熱を吸収するかあるいは輻射熱を反射するよう
な色を選択することにより達成することが可能になる。
【0036】次に、冬期などにおいて外気温度が低くな
った時には、孔32を閉じて空気室 133内の空気の自然対
流を起こさせないようにして、空気室 133内の空気温度
が低下しないようにする。すなわち、孔32を閉じること
により空気室 133と外気との連通を遮断し、屋根裏室14
内の温度が高い空気により、空気室 133内の空気が昇温
されて空気室 133内の空気が自然対流をしょうとして
も、その自然対流を起こさせないようにすることが可能
である。
【0037】このようにして、空気室 133内での自然対
流を起こさせないようにすることにより、インナテント
132を境界にした空気室 133内と屋根裏室14との間の温
度勾配が緩やかになるので、インナテント 132の内面に
発生する結露を防止することが可能になる。このように
結露の発生が防止されるならば、穀物は低温貯留する方
が品質保証の点で安全側であるので、屋根裏室14内の空
気温度が低下しても問題はない。また、空気連通孔40を
設けている場合には、孔32を閉じるだけで空気室 133内
での自然対流の発生を抑制することができるが、更に確
実にするために、空気連通孔40も閉じて空気室 133内で
の自然対流の発生を確実に抑制するようにする。
【0038】また、空気室 133内での空気の自然対流を
起こさないようにして空気を静止させた場合に、空気の
熱伝導により高温空気がある屋根裏室14、インナテント
132、空気室 133、アウタテント 131および低温の外気
へと緩やかな温度勾配で温度が低くなり、アウタテント
131を境界にしてその内外の温度勾配も緩やかになっ
て、アウタテント 131の内面への結露発生が防止され
る。
【0039】もしも寒冷地などで外気温度が極度に低下
してアウタテント 131の空気室 133側面に結露したとし
ても、アウタテント 131の内面に結露した水滴はインナ
テント 132をつたって庇部15に溜り、乾燥貯留施設内に
侵入するのを防止することが可能になる。また、図1に
示すように閉塞された庇部15がインナテント 132の端部
を取りつけるためのインナテント取り付け部材31よりも
下側にあるので、庇部15に溜った水滴がインナテント 1
32の内側に侵入することはない。そして、閉じられてい
た孔32を開けることにより、その水滴を排水することが
できる。
【0040】このように、穀物の貯留をする場合におい
て、空気室 133内にある空気の物理的性質である熱伝導
を単に利用した断熱効果のみの利用ではなく、夏季とか
冬期などの外気条件に応じて、空気室 133内の空気を自
然対流させたり、自然対流をさせないようにして、屋根
裏室14と外気とを遮断するようにしたので、屋根裏室14
内の空気温度の昇温および結露発生を防止することが可
能になる。これにより、穀物の品質を保証した貯留が可
能となり、かつ、貯留時における乾燥の頻度を少なくし
てランニングコストの低減を図ることが可能になる。
【0041】次に、穀物の乾燥の観点から作用を説明す
る。先ず、収穫された直後の収穫米には大量の水分が含
まれているので、品質保証の観点より短時間に乾燥する
必要がある。そして、収穫直後の収穫米を貯留するビン
1内を通過し収穫米の水分を吸収して排気された空気中
には大量の水分が含まれている。したがって、この水分
の多い排気をドライエアーゼネレータ4に再循環して使
用した場合には乾燥効率が低下するので、実質上穀物を
乾燥することができない。
【0042】そこで、図6および図7に示すように、屋
根裏室14が外気に連通する開閉可能な連通窓41が設けら
れているので、この連通窓41を開くことによりビン1か
ら排気された湿度が高い排気を外気中に放出し、湿度が
低い外気をドライエアーゼネレータ4に取り入れて、収
穫米を短時間に乾燥するようにすることが可能になる。
【0043】一方において、収穫米を短時間に乾燥する
には、できるだけ高い温度で、かつ、低い湿度の空気を
ドライエアーゼネレータ4に取り入れる必要がある。ま
た、湿度が低い空気を取り入れる程、ドライエアーゼネ
レータ4の負荷が軽くなり、ドライエアーゼネレータ4
の駆動消費電力を低減することができる。
【0044】そこで、ビン1から排気される空気の温度
と湿度(排気条件)と外気の温度と湿度(外気条件)と
を比較し、排気条件の方が外気条件よりも良い場合に
は、連通窓41を閉めて窓47を開けることにより、乾燥貯
留室内の空気を再循環して使用することが可能になり、
また、逆に外気条件が排気条件よりも良い場合には、連
通窓41を開けて窓47を閉めることにより、外気取り入れ
用の庇部42から外気をドライエアーゼネレータ4に取り
入れて、排気を連通窓41から大気中に放出することが可
能になる。これにより、穀物の乾燥を短時間に行うこと
ができ、また、ドライエアーゼネレータ4の負荷を少な
くしてその動力を節減しながら、収穫米を乾燥すること
が可能になる。
【0045】また、図8および図9に示すように、機械
室2のインナテント 132内部を内壁テント44および45で
仕切り、この内壁テントに開閉可能な窓47を設けたの
で、貯留中の穀物の乾燥および冷却においては、窓47を
開けて乾燥貯留室内と連通させることにより、乾燥貯留
室内に排気を循環させることが可能になり、ドライエア
ーゼネレータ4の除湿効率を向上して、穀物の温度およ
び湿度を下げることが可能になる。
【0046】このように、収穫時における水分が高い収
穫米を短時間に乾燥するためには、上記のように連通窓
41を開けると共に窓47を閉めて水分の多い排気を外気に
放出しながら、外気取り入れ用の庇部42から外気をドラ
イエアーゼネレータ4に取り入れて、収穫米を短時間に
乾燥させることが可能になる。そして、ビン1内に貯留
されている収穫米の温度および湿度が低くなり、排気条
件が外気条件よりも良くなった時に、上記のように連通
窓41を閉めると共に窓47を開けて排気を再循環させ、ド
ライエアーゼネレータ4の負荷を少なくしてその動力を
節減しながら、収穫米を乾燥することが可能になる。
【0047】次に、建設費の観点から作用を説明する。
屋根13はアウタテント 131とインナテント 132により構
築するようにしたので、特別な断熱構造を採用しないで
屋根裏室14しいては建家全体の内部雰囲気条件を外気条
件に影響されないようにすることが可能になると共に、
屋根13の構造を簡略化することが可能になる。また、屋
根13をアウタテント 131とインナテント 132により構築
することにより屋根13の重量が軽減されるので、貯留ビ
ン1および建家外壁を規格化された同一のパネルPで構
築することが可能になり、これに伴い建築材料費、納期
および設計施工工事を簡略化することが可能になり、更
に施設全体の基礎工事を簡略化することも可能である。
【0048】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、穀物
の乾燥貯留用建家の屋根をインナテントとアウタテント
で二重構造とし、このインナテントとアウタテントで空
気室を形成し、前記アウタテントで庇部を閉塞し、この
閉塞された庇部の一部に孔を設けたので、密閉した庇部
の一部に開けた孔を通して外気と連通させることによ
り、この孔を利用して、インナテントとアウタテントで
形成される空気室の空気を自然対流させたり、あるいは
自然対流をさせないようにすることができる。
【0049】これにより、夏季等においては空気室内の
空気を自然対流させて空気室内の空気の昇温を防止する
と共に、冬期等においては空気室内の空気に自然対流を
起こさせないようにして、空気室内の空気の温度を下げ
ないようにし、夏季あるいは冬期などの外気条件に応じ
て空気室内の空気による断熱層効果を対応させ、屋根裏
室の空気温度の変化および結露発生を防止することがで
きると共に、貯留時における穀物の乾燥頻度を少なく
し、あるいは穀物の乾燥をする場合でもその乾燥を短時
間に行うようにして、ランニングコストを大幅に削減す
ることができる。
【0050】このようにして、空気室内の空気を単なる
空気層による断熱効果だけでなく、外気条件に応じて空
気室内の空気を自然対流させたりさせないようにして空
気室内の空気の温度を変化させ、この空気層により外気
と屋根裏室とを熱的に遮断するようにしたので、外気条
件による屋根裏室内の空気温度の影響を少なくすること
ができ、特別な温度調節をしなくても外気条件に関係な
く穀物の品質を保証することができる。
【0051】また、インナテントとアウタテントで形成
される空気室が外気と連通するように孔ないしは連通孔
を設けたので、空気室内における自然対流を促進させる
ことができ、上記自然対流により得られる効果を更に向
上することができる。また、屋根裏室が外気に連通する
ように連通窓を設け、機械室のインナテントの内部を内
壁テントで仕切り、この内壁テントに開閉可能な窓を設
けたので、穀物の乾燥効率を向上することができ、そし
て、穀物の貯留施設と乾燥施設を兼用して、総合的な穀
物の処理施設の建設費を低減することができる。また、
テントにより屋根を形成するので屋根構造は勿論のこと
建家構造および建家の基礎構造を簡略化することがで
き、穀物の処理施設の建設費を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部を部分拡大して示した
正面図である。
【図2】図1におけるアウタテントの端部係止部を拡大
して示した図である。
【図3】図1におけるインナテントの端部係止部を拡大
して示した図である。
【図4】図1における実施例の屋根全体を示す正面図で
ある。
【図5】図4のAーA線から見た図である。
【図6】本発明の一実施例における建家全体の正面図で
ある。
【図7】図6の側面図である。
【図8】機械室におけるインナテントの内部を示す斜視
図である。
【図9】図7の屋根を取り外した状態を示す斜視図であ
る。
【図10】機械の配置を側面図で示した説明用図であ
る。
【図11】図10の平面図である。
【符合の説明】
13 屋根 131 アウタテント 132 インナテント 133 空気室 15 庇部 32 孔 40 空気連通孔 41 連通窓 44 内壁テント 45 内壁テント 47 窓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 5/08 A01F 25/00 E04H 15/20

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀物の乾燥貯留用建家の屋根をインナテ
    ントとアウタテントで二重構造とし、該インナテントと
    アウタテントで空気室を形成し、前記アウタテントで庇
    部を閉塞し、該閉塞された庇部の一部に孔を設けたこと
    を特徴とする穀物の乾燥貯留用建家。
  2. 【請求項2】 穀物の乾燥貯留用建家の屋根をインナテ
    ントとアウタテントで二重構造とし、該インナテントと
    アウタテントで空気室を形成し、前記アウタテントで庇
    部を閉塞し、該閉塞された庇部の一部に孔を設け、前記
    空気室と外気が連通する連通孔を設けたことを特徴とす
    る穀物の乾燥貯留用建家。
  3. 【請求項3】 庇部の一部に設けた孔を開閉可能にした
    ことを特徴とする請求項1又は記載の穀物の乾燥貯
    留用建家。
  4. 【請求項4】 空気室と外気が連通する連通孔を開閉可
    能にしたことを特徴とする請求項2記載の穀物の乾燥貯
    留用建家。
  5. 【請求項5】 庇部の一部に設けた孔を開閉可能にした
    ことを特徴とする請求項4記載の穀物の乾燥貯留用建
    家。
  6. 【請求項6】 インナテントとアウタテントで形成され
    た屋根の屋根裏室と外気とを連通するように、外壁テン
    トと内壁テントとを貫通して開閉可能な連通窓を設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の穀
    物の乾燥貯留用建家。
  7. 【請求項7】 機械室のインナテント内部を内壁テント
    で仕切り、該内壁テントに開閉可能な窓を設けたことを
    特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の穀物の乾
    燥貯留用建家。
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