JP3251880B2 - 運動用靴の鋲 - Google Patents

運動用靴の鋲

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嘉七 廣田
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、例えばゴルフ靴のよ
うな運動用靴の鋲に関する。特に本発明は、運動用靴の
金属製スパイクの代替となる運動用靴の鋲に関する。
【0002】
【従来技術】 例えばゴルフ靴においては、靴底に金属
製の鋲をネジ込んで固定する構造を有する。この種の靴
では、金属製の鋲がゴルフ場のグリーンを傷めるという
問題があることが指摘されている。このため、靴底にプ
ラスチック材料製の突起を一体に形成したスパイクレス
シューズが使用される傾向にある。しかし、靴底に突起
を一体に形成した構造では、該突起が磨耗したとき、靴
底全体を交換することが必要になる。この問題を解決す
るため、靴底にプラスチック材料製の鋲をネジ止めする
ことが考えられる。しかし、プラスチック材料製の鋲を
金属鋲と同様にネジ止めしたのでは、材料の特性上、使
用中に緩みを生じる可能性が高くなり、実用上の問題を
生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は、ゴルフ靴
のような運動靴にプラスチック材料製の鋲を使用する場
合の上述した問題に対処するため、主体部をプラスチッ
ク材料製としながら、使用中の緩みの問題を解決できる
新規な鋲構造を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本発明においては、上
記課題を解決するため、運動靴用の鋲をプラスチック材
料製の鋲本体と金属製の芯部材とから形成する。鋲本体
は、フランジ状部分と該フランジ状部分の一面から延び
外周面にネジが形成されたネジ軸部とを備える。フラン
ジ状部分とネジ軸部とを通して軸孔が形成され、該ネジ
軸部には軸方向に該ネジ軸部の自由端まで延びるスリッ
トが形成される。芯部材は、鋲本体の軸孔に挿入されて
該鋲本体に固定される。該芯部材は、鋲本体の軸孔に挿
入されたとき該ネジ軸を半径方向外向きに押し拡げるよ
うに構成される。さらに、鋲本体のネジ状部分には、ネ
ジ軸部とは反対側の面に複数のスパイク突起が形成され
る。本発明の好ましい態様においては、芯部材は、先端
部が鋲本体のフランジ状部分に形成されたスパイク突起
の先端部より突出するように構成する。また、フランジ
状部分のスパイク突起が形成された面は、中央部が高く
周辺部に向かって低くなる湾曲形状とすることが好まし
い。芯部材は鋲本体のネジ軸部の自由端に向かって先細
に形成し、ネジ軸部のフランジ状部分側の根元部を半径
方向外向きに押し拡げるような形状となっている。
【0005】本発明のさらに別の態様においては、鋲本
体に形成される軸孔は、フランジ状部分のスパイク突起
が形成された面に開口する大径部と、ネジ軸部に形成さ
れた小径部とを有し、芯部材は、該大径部と小径部との
間に形成される肩部に着座するフランジを有する。この
場合、軸孔は、ネジ軸部の自由端側に拡径部を有し、芯
部材は、該ネジ軸部の自由端側に隣接する端部が半径方
向に拡げられてフランジとの間にネジ軸部の材料を挟ん
で鋲本体に固定されるようにすることが好ましい。ネジ
軸部には、直径方向に相対する位置に2個のスリットを
形成することが好ましい。本発明において鋲本体を構成
するプラスチック材料としては、ウレタン系のエラスト
マー材料が好ましいが、他のプラスチック材料を使用す
ることも勿論可能である。芯部材は、ステンレス鋼のよ
うな耐蝕性の鉄系材料により形成することが好ましい。
【0006】本発明の運動靴用の鋲は、鋲本体がプラス
チック材料により形成されており、ネジ軸部の外ネジも
プラスチック材料であるが、ネジ軸部は軸方向に自由端
まで延びるスリットを備え、金属材料の芯部材により内
側から拡径された状態で支持されているので、靴底のネ
ジ孔にネジ込まれた状態で、使用中に緩みを生じるのを
防止できる。また、金属製の芯部材の先端が鋲本体のス
パイク突起の先端より突出する構造では、突出した金属
製芯部材の先端によって、傾斜面の歩行に際しての滑り
を防止する効果が得られる。
【0007】
【実施例】 以下、本発明の実施例を図に示すゴルフ靴
用の鋲について説明する。図1(a) (b) を参照すると、
本発明のこの実施例によるゴルフ靴用の鋲1は、鋲本体
2と芯部材3とから構成される。図2(a) (b) (c) は鋲
本体2を示すもので、この鋲本体2は、ウレタン系のエ
ラストマー材料等のプラスチック材料から形成される。
鋲本体2は、円板状のフランジ状部分4と、該フランジ
状部分4の片側の面から直角方向に延びるネジ軸部5を
備える。ネジ軸部5は、図2(b) に示すように、外周に
外ネジ5aを有する。鋲本体2には、フランジ状部分4
とネジ軸部5を軸方向に貫通して軸孔6が形成されてい
る。この軸孔6は、フランジ状部分4のネジ軸部5とは
反対側の面に開口する大径部6aと、ネジ軸部5を貫通
する小径部6bと、ネジ軸部5の自由端に開口する拡径
部6cとからなる。軸孔6の大径部6aと小径部6bの
間には肩部6dが形成される。
【0008】図2(b) に示すように、鋲本体2のネジ軸
とは反対側の面は、中央部が高く、周辺に向かって低く
なる湾曲形状である。この湾曲形状の面に多数のスパイ
ク突起7が形成されている。スパイク突起7の先端は、
フランジ状部分4の湾曲形状の面と同様に、該フランジ
状部分の中央部に位置する突起7が最も高く、周辺部に
位置する突起が低くなるように形成される。また、図1
(a) 及び図2(a) に示すように、2つの隣接するスパイ
ク突起7は、根元部が突条8により互いに接続されてい
る。この突条8は、スパイク突起7の剛性を高めるよう
に作用する。図2(c) に示すように、ネジ軸部5は、直
径方向に相対向する位置に、軸方向スリット9が形成さ
れている。このスリット9は、ネジ軸部5のほぼ全長に
わたって形成される。図2(b) において、軸孔6の小径
部6bは、ネジ軸部5の自由端に向かって直径が僅かに
減少するように、先細に形成されており、大径部6a側
の端部の直径が拡径部6c側の端部の直径より大きい。
また、フランジ状部分4の湾曲形状の面には、図2(a)
(d) に示すように、直径方向に相対向する位置に、締め
つけ工具受け用の凹部10が形成されている。
【0009】図3は芯部材3を示すもので、右半分は断
面で示されている。芯部材3は、長さ方向中間部にフラ
ンジ3aを有し、該フランジ3aの片側に延びるように
芯軸3bが形成されている。この芯軸3bは、フランジ
3a側の根元部から先端に向けて直径が減少するよう
に、先細形状となっている。芯軸3aは、根元部の直径
が軸孔6の小径部6bの肩部6d側の端部の直径より僅
かに大きく、先端部の直径が軸孔6の小径部6bの拡径
部6c側の端部の直径にほぼ等しい。芯部材3の芯軸3
bの先端には、軸方向内方に向けて凹部3cが形成され
ている。さらに、芯部材3は、フランジ3aから芯軸3
bとは反対方向に延びるスパイク突起3dを有する。こ
のスパイク突起3dは、芯部材3のフランジ3aが鋲本
体2の軸孔6の肩部6dに着座したとき該スパイク突起
3dが鋲本体2のスパイク突起7より僅かに突出する長
さとする。
【0010】図1(b) にこの実施例の鋲の組立状態を示
す。芯部材3は、芯軸3bがフランジ状部分4の側から
鋲本体2の軸孔6に挿入される。芯部材3のフランジ3
aが鋲本体2の軸孔6に形成された肩部6dに着座した
状態で、芯部材3の芯軸3bの先端の凹部3c部分を半
径方向外向きに変形させて軸孔6の拡径部6cに係合さ
せる。このようにして、芯部材3が鋲本体2の軸孔6の
小径部6bにおいてフランジ3aと芯軸3bの先端部と
の間に鋲本体の材料を挟むようにして、鋲本体2に固定
される。このとき、芯部材3の芯軸3bは根元部の直径
が鋲本体2の軸孔6の小径部6bの直径より大きく、鋲
本体のネジ軸5はスリット9により分割されているの
で、ネジ軸5は半径方向に押し拡げられ、内方から芯部
材3により支持される。
【0011】このようにして形成された鋲1は、ゴルフ
靴の底に設けたネジ孔(図示せず)にネジ込まれる。ネ
ジ込みに際しては、ゴルフ靴の鋲の取り付けに通常使用
される工具を使用し、工具のピンをフランジ状部分4の
凹部10に係合させて回転させればよい。この本発明の
実施例による鋲1は、鋲本体2がプラスチック材料によ
り形成されているが、芯部材3が金属製であり、ネジ軸
5を半径方向に押し拡げた状態で内方から支持するの
で、靴底に取り付けた状態で、ねじ込みが緩むことがな
い。また、大部分がプラスチック材料製であるので、ゴ
ルフ場のグリーンを傷める恐れもない。さらに、鋲のス
パイク突起が磨耗した場合の交換も、通常の鋲と同様に
可能である。以上、本発明を一実施例について図面を参
照して説明したが、本発明は、この実施例の構造の詳細
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例によるゴルフ靴用の鋲を示
すもので、(a) は斜視図、(b) は一部断面の側面図であ
る。
【図2】 本発明の実施例の鋲を構成する鋲本体を示す
もので、(a) は平面図、(b) は一部断面で示す側面図、
(c) は底面図、(d) は(a) のD−Dにおける断面図であ
る。
【図3】 本発明の実施例の鋲を構成する芯部材を一部
断面で示す側面図である。
【符号の説明】
1・・・鋲、2・・・鋲本体、3・・・芯部材、4・・
・フランジ状部分、5・・・ネジ軸、6・・・軸孔、7
・・・スパイク突起、9・・・スリット、

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジ状部分と該フランジ状部分の一
    面から延び外周面にネジが形成されたネジ軸部とを備
    え、前記フランジ状部分と前記ネジ軸部とを通して軸孔
    が形成され、前記ネジ軸部には軸方向に該ネジ軸部の自
    由端まで延びるスリットが形成されたプラスチック材料
    製の鋲本体と、 前記鋲本体の前記軸孔に挿入されて該鋲本体に固定され
    た金属材料製の芯部材と、からなり、 前記フランジ状部分には、前記ネジ軸部とは反対側の面
    に複数のスパイク突起が形成され、 前記芯部材は、前記鋲本体の前記軸孔に挿入されたとき
    前記ネジ軸を半径方向外向きに押し拡げるようになった
    運動用靴の鋲であって、 前記芯部材は前記鋲本体の前記ネジ軸部の自由端に向か
    って先細になっており、前記ネジ軸部のフランジ状部分
    側の根元部を半径方向外向きに押し拡げるようになった
    ことを特徴とする運動用靴の鋲。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した運動用靴の鋲であっ
    て、前記芯部材は、先端部が前記鋲本体のフランジ状部
    分に形成された前記スパイク突起の先端部より突出して
    いることを特徴とする運動用靴の鋲。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載した運動用
    靴の鋲であって、前記フランジ状部分の前記スパイク突
    起が形成された面は、中央部が高く周辺部に向かって低
    くなる湾曲形状を有することを特徴とする運動用靴の
    鋲。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項に記載した運動用靴の鋲であって、前記鋲本体に形成
    される軸孔は、前記フランジ状部分の前記スパイク突起
    が形成された面に開口する大径部と前記ネジ軸部に形成
    された小径部とを有し、前記芯部材は、前記大径部と前
    記小径部との間に形成される肩部に着座するフランジを
    有することを特徴とする運動用靴の鋲。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載した運動用靴の鋲であっ
    て、前記軸孔は、前記ネジ軸部の自由端側に拡径部を有
    し、前記芯部材は、前記ネジ軸部の自由端側に隣接する
    端部が半径方向に拡げられて前記フランジとの間に前記
    ネジ軸部の材料を挟んで前記鋲本体に固定されることを
    特徴とする運動用靴の鋲。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれか1
    項に記載した運動用靴の鋲であって、前記ネジ軸部に
    は、直径方向に相対する位置に2個のスリットが形成さ
    れたことを特徴とする運動用靴の鋲。
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