JP3251685B2 - 菌根菌検出用dnaプローブ - Google Patents

菌根菌検出用dnaプローブ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマツタケ菌、ホンシメジ
菌等の菌根菌の核酸と相補的結合するDNAを含むプロ
ーブに関し、さらに具体的には、菌根菌の検出に有用な
菌根菌検出用DNAプローブに関する。
【従来の技術】マツタケ、ホンシメジ等の菌根菌キノコ
は、自然環境の荒廃により発生が極度に減少している。
このため、これら菌根菌キノコの人工栽培が積極的に試
みられている。これらの方法として、例えば林地におけ
る胞子の散布や菌の植菌、感染苗による二次感染等が行
われている。しかし、菌根菌の成育は極度に遅いので、
これらの方法による人工栽培の成果が判明するまでに
は、少なくとも5年以上を要していた。また、成育の遅
い菌根菌を土壌や菌根から直接に分離することは殆ど不
可能であり、菌が分離できた場合にも、菌根菌の中でも
マツタケ菌やホンシメジ菌等は形態的な特徴に乏しいの
で菌の同定が著しく困難であった。このため、菌根菌を
視覚的に検出できる方法の開発が切望されていた。
【0002】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段】従って本発明は、マツタケ菌、ホンシメジ菌等
の菌根菌の検出に有用な検出手段を提供することを目的
とするものである。本発明者は、菌根菌の菌糸が松等の
宿主植物の根に活着ないし増殖しているか否かを正確に
判定することができる手段として、菌根菌の有する核酸
のうち、菌根菌に固有の配列を有する核酸に特異的に相
補的な結合ができるオリゴヌクレオチドを含むDNA
が、菌根菌検出用のDNAプローブとして有用であるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち本発
明は、菌根菌の核酸と特異的に相補結合するオリゴヌク
レオチドを含むDNAプローブを提供するものである。
該プローブに含まれるDNAは、菌根菌由来の核酸のう
ち、菌根菌に固有の配列を有する核酸に対して相補的に
結合する性質を有する。この様なDNAとしては、好ま
しくは、(1) 菌根菌由来の18Sr RNAの塩基配列中
に含まれる菌根菌固有の塩基配列に相補的なDNA;
(2) 菌根菌由来の18Sr RNAをコードするセンスD
NAの塩基配列中に含まれる菌根菌固有の塩基配列に相
補的なDNA;及び(3) 菌根菌由来の18Sr RNAを
コードするセンスDNAに相補的なアンチセンスDNA
の塩基配列中に含まれる菌根菌固有の塩基配列に相補的
なDNAを挙げることができる。
【0003】本発明のDNAプローブは、例えば以下の
工程: (1) 複数のキノコの菌糸または子実体より核酸(RNA
またはDNA)を抽出する工程; (2) 核酸の塩基配列を決定する工程; (3) 塩基配列を比較して目的とする菌特有の塩基配列を
選択する工程; (4) 固有の塩基配列を含むRNAもしくはDNAに相補
的な配列を含むDNAプローブ(いわゆる標識配列特異
的オリゴヌクレオチドプローブ)を製造する工程;及び (5) 目的とする菌、異種の菌、及び無関係の生物のDN
Aと、上記のDNAプローブとをハイブリッド形成さ
せ、DNAプローブ中に設けられた標識によりプローブ
を検出し、該DNAプローブが目的とする菌由来のDN
Aのみを検出することを確認する工程、を含む製造方法
により製造することができる。本発明のDNAプローブ
の製造方法に好適に使用される、リボソームRNA及び
該リボソームRNA(r RNA)をコードするDNA
は、マツタケ菌、ホンシメジ菌等の菌根菌から抽出すれ
ばよい。使用する菌糸体としては、液体培養又は固体培
養したものや、子実体の一部を用いればよい。該リボソ
ームRNA及び該DNAの抽出は、通常の方法、例えば
サムブルックらの方法(Sambrook、1989、Molecular Cl
oning Cold Spring Harbor Laboratory Press 、以下、
Mol.Clon.と略す)等により行うことができるが、可能
な限り分解されていない高純度の核酸の得られる方法で
あれば、いかなる方法を用いてもよい。
【0004】DNAの塩基配列は、当業者に周知の方法
で決定すればよい。例えばPCR法(ポリメラーゼ連鎖
反応、Saiki ら、1985、Science 230. 1350 〜1354) で
増幅後、適当なプラスミドに挿入し、該プラスミドで大
腸菌を形質転換してクローン化した後、大腸菌の増殖に
よりプラスミドを増幅して、該プラスミドに挿入された
リボソームRNAをコードするDNAの塩基配列をジデ
オキシ法(Sanger、1977、Proc. Natl. Acad. Sci. 74
:373)で決定すればよい。リボソームRNAの部分塩
基配列の決定は、逆転写酵素を使用した方法により決定
できる。また、cDNAの一部をPCRで増幅後、DN
Aポリメラーゼを用いて直接に配列を決定してもよい。
また化学的な塩基配列の決定法を使用してもよい。上記
の様にして得られたDNAもしくはRNAの塩基配列を
比較することにより、菌根菌由来の核酸における菌根菌
に固有の配列を見出し、該配列に相補的な10数個以
上、好ましくは16〜20塩基のDNAを選択して、菌
根菌に固有な核酸と特異的に結合するDNAとすればよ
い。該DNAは全自動のDNA合成機(例えば、Applie
d Biosystems社製、380B等) で化学的に合成すればよ
い。
【0005】本発明のDNAプローブは、上記のオリゴ
ヌクレオチドを含み、菌根菌の検出用として使用できる
プローブである。該DNAプローブは、周知のいずれか
の方法によって検出可能であればよいが、一般的には、
一つ以上の標識原子または基により標識されていること
が好ましい。本発明のDNAプローブに使用される標識
の例としては、当業者に周知の標識である32P、35Sの
様な放射性原子;ビオチン基あるいはアビジン類;又は
酵素等を挙げることができる。抗原抗体系を利用する場
合には抗原を含んでもよい。本発明のDNAプローブの
好ましい一態様として、32P放射性標識化若しくは35
放射性標識化DNAプローブを挙げることができる。こ
れらの標識化DNAプローブも本発明の範囲に包含され
る。標識化DNAプローブの製造方法としては、例えば
上記DNAの製造後に、5’末端に放射性の燐酸基を導
入する方法;3’末端に放射性の燐酸基、またはビオチ
ンを結合したヌクレオチドを転移させて標識する方法;
オリゴヌクレオチドの製造時に5’末端にアミノ基を導
入した後、蛍光物質で修飾するか、酵素を結合する方法
を挙げることができるが、これらの方法に限定されるこ
とはない。5’末端または3’末端にビオチンが結合し
たDNAプローブは、当業者に周知の方法で自動的合成
が可能である。
【0006】本発明のDNAプローブの使用方法として
は、キノコの菌糸もしくは子実体から抽出した核酸を、
直接又はPCR法で増幅し高分子膜にブロットして固定
した後、本発明のDNAプローブをハイブリダイズさせ
ればよい。本発明のDNAプローブのハイブリダイゼー
ションに使用される支持体としては、薄膜、粉末、粒状
物、ゲル、ビーズ、繊維等の他、分散液、エマルジョン
等を挙げることができる。これらは適当なカラムに充填
して使用してもよい。これらのうち薄膜が好ましく、例
えばニトロセルローズ膜、ナイロン膜を使用すればよ
い。菌根菌由来のDNAのうち、本発明のDNAプロー
ブと相補的配列を有し菌根菌に固有の核酸は、本発明の
DNAプローブと相補的に強固に結合する。DNAプロ
ーブが放射性標識されている場合は、X線フィルムまた
は印画紙に密着させてオートラジオグラフィーを行えば
よい。また、本発明の好ましい態様であるビオチン化D
NAプローブは、蛍光色素または酵素を結合したアビヂ
ンと強固な複合体を形成するので、直接的に、または酵
素反応の後に発色により光学的に検出が可能となる。後
者の場合には、アビヂン又はストレプトアビヂンに結合
された酵素パーオキシダーゼまたはアルカリホスファタ
ーゼを用いて、着色反応または発光反応により検出すれ
ばよい。検出のために使用される酵素としては上記の酵
素の他に、一般的な要件として、(1) 常温及び使用温度
において充分な安定性を有すること;(2) 直接的又は間
接的なプローブとの結合による活性の低下の無いこと;
(3) 検出感度を満足する基質に対する高い活性を有する
こと;及び(4) 使用に耐える高純度の試薬が入手可能で
あるか、入手可能な試薬から容易に調製出来ること等の
条件を備えている限り、いかなる酵素を用いてもよい。
【0007】例えば、検出用の酵素としてパーオキシダ
ーゼを使用する場合には、基質としてジアミノベンヂジ
ン又は4−クロロナフトール等の水可溶性基質を用い、
過酸化水素の存在で反応させて水不溶性の着色化合物を
形成させればよい。ジアミノベンヂジンを使用した場合
には褐色物質が生成し、4−クロロナフトールを使用し
た場合には紫色物質が生成するので、目的に応じて適宜
選択すればよい。また、酵素としてアルカリホスファタ
ーゼを使用する場合には、基質としては5−ブロモ−4
−クロロ−3−インドリルホスフェート(BCIP) とニト
ロブル−テトラゾリウム(NBT)を用いて発色させて可視
化すればよい。以上の検出方法は、本発明のDNAプロ
ーブの使用方法を説明する目的で例示的に挙げられたも
のであり、本発明のDNAプローブの使用方法はこれら
に限定されることはない。例えば、本発明のDNAプロ
ーブの本来の特性、すなわち菌根菌の核酸に固有の配列
に相補的に結合する性質を利用し、菌根菌の核酸の特異
配列とのみ作用する特異プライマーとして、核酸の合成
反応に関与することを確認してもよい。この際、核酸が
リボソームRNAの場合には逆転写酵素の特異プライマ
ーとして、染色体DNAの場合にはDNAポリメラーゼ
又は逆転写酵素の特異プライマーとして作用することを
確認すればよい。また、DNAポリメラーゼとして耐熱
性の酵素を使用する場合には、いわゆるPCR法により
目的の菌の核酸を大量に増幅し得るので、このような場
合には単なる蛍光染色によっても検出可能である。
【0008】
【発明の効果】本発明のDNAプローブは、菌根菌由来
の核酸のうち18Sr RNAや該RNAをコードするDN
Aに存在する菌根菌に固有の核酸配列に対して特異的に
結合するので、菌根菌を迅速かつ簡易に検出することが
できるので有用である。また、菌根菌の菌糸が松等の宿
主植物の根に活着ないし増殖しているか否かを正確に判
定することができる。
【実施例】以下に本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されること
はない。 実施例1 マツタケ菌検出用DNAプローブ 1)挿入DNAの調製 マツタケ菌保存菌株IFONo.6918, No.6924 、及びホンシ
メジ菌分離菌株Ls.No.1を特開昭56-106524号公報記載
の培地(0.25%酵母エキス、0.25%バクトソイト
ン、2%ブドウ糖)に液体培養し、菌糸を培地一面に生
育させて菌糸を集菌した後、液体窒素により直ちに凍結
させた。その菌糸体を液体窒素中でホモジナイザー(日
本精機株式会社製)により毎分1万回転で粉砕した。粉
砕された菌糸体を、5容のSTE(Mol. Clon.記載の0.
1M NaCl, 10mM Tris・塩酸(pH8.0)/1mM EDTA) で抽出し
た。抽出液をフェノール処理した後、遠心分離でフェノ
ールを除去し、残ったフェノールをクロロフォルムで抽
出除去した。その後、2容のアルコールを加えてDNA
等を沈澱させ分離した。
【0009】上記のDNA等を少量のTE(10mM Tris・
塩酸(pH8.0)/1mM EDTA) に溶解し、DNase を失活させ
たRNase AでRNAを分解し、アルコールを2〜3容
加えてDNAを沈澱させた後、沈澱を遠心分離した。D
NAの沈澱を70%のアルコールで洗浄して遠心分離し
た。沈澱を軽く真空乾燥し適当量のTEに溶解して鋳型
のDNAとした。下記の表1に記載された2種のプライ
マー:
【表1】 プライマー1 GGTGGTGCATGGCCG (酵母18Sr RNA(1266−1280)に相当) プライマー2 CCGCAGGTTCACCTAC (酵母18Sr RNAc (1790−1775)に相
当、但しCは相補鎖) 及び上記の鋳型DNAを用い、マツタケ菌他の18Sr
RNA遺伝子の部分DNAを94℃で1分間、55℃で
1.5分間、さらに72℃で2.5分間にわたり40サイク
ルのPCR反応で増幅した。一部を1%の寒天ゲルによ
る電気泳動で目的のDNA断片であることを確認し、残
余はガラス粉末(Gene clean:フナコシ株式会社製)の
吸脱着で精製した。バイオ101社(Bio101社)の標準
仕様(Double Gene Clean Method) に従い、DNAポリ
メラーゼIとポリヌクレオチドキナーゼを用いて平滑化
と5’側燐酸付加を行い、ガラス粉末(Gene clean) の
吸脱着で精製した。
【0010】2)ベクターの調製 市販のpUC18DNA(東洋紡株式会社製)50μg
を、制限酵素SmaI(250ユニット)を用いて30
℃で1時間分解した。フェノール及びクロロホルム処理
を行った後、エタノール沈澱によりDNAを精製した。
得られたDNAを大腸菌のアルカリフォスファターゼ
(16ユニット)を用いて65℃で30分脱燐酸分解し
た。フェノール及びクロロホルム処理の後、エタノール
沈澱又はガラス粉末(Gene clean) の吸脱着で精製し
た。 3)ライゲーション反応 制限酵素SmaIで切断し脱燐酸したpUC18ベクタ
ーDNA(約33ng)と、PCRで増幅平滑化した52
5塩基の挿入DNAを混合して凍結乾燥した。ライゲー
ション溶液A(宝酒造株式会社のライゲーション キッ
ト)4μlを加えよく溶解し、ライゲーション溶液B
(0.5μl)を加えて4℃で16時間以上にわたり長時
間反応させた。 4)トランスホーメーション 氷冷したプラスチックチューブ(Falcon2059) にライゲ
ーションした上記DNAを加え、凍結保存された大腸菌
コンピテントセルDH5(東洋紡株式会社製)を氷水中
で融解した溶液50μlを加えて氷中で30分間放置し
た。その後、42℃のヒートショックを30秒間行い、
氷水中で2分間放置した。SOC培地(東洋紡株式会社
製DH5に添付の培地)450μlを加えて、37℃で
1時間振盪培養した。
【0011】この間に、それぞれ2%のX−Gal及び
IPTG50μlを、1%寒天平板、100μg/mlア
ンピシリン入りLB(1リットル中、バクトトリプトン
10g、バクト酵母エキス5g、NaCl10gを含む)平
板に塗布した。これらの寒天平板に上記の培養液200
μlを塗布し、37℃で1晩培養した後、青色のコロニ
ーの中に散在する白色のコロニーを竹串で採取した。 5)組み換えプラスミドの抽出精製 15mlのプラスチックチューブ中に1.5mlの滅菌LB培
地を加え、上記の白色コロニーを植菌した後、37度で
一晩培養した。培養混液を1.5mlのプラスチックチュー
ブに移して8000回転で3分間遠心した。上澄液を注
意深く除去し、残渣に10μlの蒸留水を加えて懸濁し
た。それぞれ200μlの0.2NNaOH、1%SDSを加
え、チューブを上下に転倒させて穏やかに混合溶菌し
た。次に180μlの3M酢酸ソーダ(pH5.2)を加え
て同様に混合し、析出した高分子を遠心分離した。上澄
を400μl採取し、それぞれ200μlのフェノー
ル、クロロホルムを加えて良く攪拌した後、遠心分離し
た。上澄を分離し、2倍容のアルコールを加えて−20
度以下で10分間以上放置した後、遠心沈澱した。さら
に70%のアルコールで良く洗浄した後、再度遠心分離
した。上澄を注意深く除去した後、残渣を短時間真空乾
燥した。 6)挿入DNAの確認 上記のプラスミドDNAを20μg/mlのRNase 10
0μlに溶解し、2μlの該溶液をマイクロチューブに
とり、10倍濃度のH緩衝液(1μl)、それぞれ0.5
μlの制限酵素PstI及びEcoRI溶液、蒸留水5
μlを混合して37度で2〜4時間にわたり分解した。
反応混液に着色指示薬2μlを加えてエチジウムブロミ
ド(0.5μg/ml)を含有する寒天ゲルで電気泳動し
た。紫外線ランプの照射下で写真撮影を行い、目的の大
きさのDNAが挿入されていることを確認した。
【0012】7)塩基配列決定用プラスミドの増幅精製 目的の組換え体コロニーを3mlのLB培地で一晩培養
し、集菌してリゾチーム溶液で処理した後、SDS−Na
OHで溶菌させた。酢酸カリウム緩衝液で酸性にした後フ
ェノール処理し、エタノール沈澱によりプラスミドDN
Aを単離した。該DNAを少量のTE溶液に溶解してR
Nase Aで処理した後、20%PEG−2.5MNaClを3
/5容加えてプラスミドを沈澱させた。70%エタノー
ルで洗った後、残渣を真空乾燥した。得られたDNAを
少量のTE溶液に溶解して塩基配列決定用のプラスミド
溶液とした。前記工程6と同様の操作によりアガロース
ゲル電気泳動を行い、挿入プラスミドを確認した。ま
た、IPTGとXgal の寒天平板でクロンの再確認をし
た。 8)塩基配列の決定 上記のプラスミド溶液を1/4容の2NNaOHで変性させ
た後、3Mの酢酸ソーダ(pH4.5)3/8容で酸性と
し、3倍量のエタノールを加えて沈澱させた。70%の
エタノールで洗って真空乾燥した。残渣を蒸留水に溶解
し、プライマーとアンニーリングバッファーを加えて6
5℃に2分間保ち、その後に徐冷してアンニーリングさ
せた。ラベリングミックス、35Sラベル化dCTP、及
びT7−DNAポリメラーゼを加えてラベリング反応を
行った。予め分注した4種のシーケンスミックスにラベ
リング反応液を加えてシーケンス反応を行い、反応停止
液を加えて反応を停止させた。46%の尿素を含む6%
のアクリルアミドゲルで電気泳動した後、X線フィルム
(Amersham,Hyper film MP) を用いてオートラジオグラ
フィを行い、現像フィルムから塩基配列を読み取った。
逆プライマーを使用して同様に塩基配列を読み取り、全
配列の決定を行った。
【0013】9)特異配列の探索 上記の様にして決定したマツタケ菌とホンシメジ菌の1
8SのリボゾームRNAをコードする遺伝子DNAの部
分塩基配列を用いて、ホモロジイ検索により相互に相違
する可変配列を探索した。 10)配列特異オリゴヌクレオチドプローブの作成 上記の可変配列を中心にオリゴプローブとして最適の特
異配列を含む10ないし100塩基、好ましくは15〜
20塩基のDNA配列を設計して、オリゴヌクレオチド
を全自動のDNA合成機(ABI380B)で合成した
(表2参照)。ポリヌクレオチドキナーゼを用いて得ら
れたオリゴヌクレオチドの5′末端を32P放射性ラベル
した。 11)マツタケ菌DNAプローブの特異性 前記工程1のPCRで増幅したマツタケ菌及びホンシメ
ジ菌と、菌根菌由来ではないコントロールDNAのDN
A部分鎖を、1%の寒天ゲルで電気泳動した後、ニトロ
セルローズフィルターにサザンブロット法により移行さ
せた。フィルターを1×SSC(150 mM NaCl,15mMクエ
ン酸ナトリウム)で洗浄した後に風乾し、75℃で2時
間乾熱した。DNAを固定したフィルターを、ハイブリ
ダイゼーション緩衝液(6×SSC .5×デンハーツ液,
1% SDS,200 μg/mlサケ精子DNA)を用いて37℃で
6時間にわたりハイブリダイゼーションさせた。その
後、上記の32P放射性ラベル化DNAプローブを加えて
37℃でハイブリダイゼーションを行った。
【0014】1%のSDS(Sodium Dodecyl Sulfate)
を含む2×SSCを用いて37℃で3回洗浄し、X線フ
ィルム(アマシャムHyper film MP )に対して1晩にわ
たりオートラジオグラフィを行い、マツタケ菌検出用D
NAプローブがホンシメジ菌及びコントロールのDNA
部分鎖とクロス反応をしないことを確認した。 12)各種の培養菌糸のDNAを用いた特異性確認 松の根に菌根を作る可能性のある各種のキノコ菌(例え
ばアミタケやヌメリイグチ)の培養菌糸のDNAを抽出
した。DNAが微量の場合には、必要に応じて工程1に
記載されたPCRで増幅後、該DNAプローブが目的の
菌とのみ反応することを上記工程11と同様の方法によ
り確認した。 13)実地の試料によるプローブの実用性確認 マツタケ子実体及びマツタケ菌が寄主の植物である松の
根と形成するシロの土からDNAを抽出し、上記の工程
11と同様の方法でプローブの実用性を確認した。
【表2】 プローブ 塩基配列 MP1 AGCCAGCGGCCAGCAA MP2 TCAAAGCCAATCCGGAG MP3 AGCTTCTCAGCAATAAGG
【0015】実施例2 1)ビオチン標識化マツタケ菌検出用DNAプローブ作
成 実施例1の工程10に記載されたDNAプローブの合成
に際し、最終段階でビオチンホスホアミダイト(アマシ
ャム社製)を導入してDNAプローブをビオチン標識化
した。 Bio−MP1 Biotin−AGCCAGCGGCCAGCAA Bio−MP2 Biotin−TCAAAGCCAATCCGGAG Bio−MP3 Biotin−AGCTTCTCAGCAATAAGG 2)ビオチン標識化DNAプローブ特異性確認 実施例1の工程11において、32Pラベルのプローブの
代わりにビオチン標識化DNAプローブ(約0.5pmol/
cm2 )を使用した。サザンブロット後に乾燥したナイロ
ン膜を、ハイブリダイゼーション緩衝液(5×SSPE、5
×デンハーツ液、0.5%トリトンX−100 )を用いて4
2℃で15分予備処理し、上記のビオチン標識化DNA
プローブを加えて更に42℃で3時間にわたりハイブリ
ダイゼーションさせた。膜を42℃で5分間にわたり、
洗浄液(5×SSPE、0.1%トリトンX−100 )で2回洗
浄した。得られた膜を1μl/mlのストレプトアビジン
西洋ワサビパーオキシダーゼ(BRL)を含む緩衝液
(1M尿素,1%デキストラン硫酸,5%トリトンX−
100 ,PBS )で3時間インキュベートした。同じ緩衝液
で5分間の洗浄を2回行った後、酵素反応緩衝液(0.1
Mクエン酸ナトリウム,pH5)を用いて膜を1回洗浄
し、次に、0.5mg/mlのTMB(テトラメチルベンヂジ
ン)を含む同一緩衝液で10分間にわたりプレインキュ
ベーションを行なった。その後、30%の過酸化水素水
(0.5μl/ml)を加えて発色させた。この結果、ビオ
チン標識化マツタケ菌検出用DNAプローブは、ホンシ
メジ菌及びコントロールDNA部分鎖とクロス反応をし
ないことが確認された。
【0016】3)各種の培養菌糸のDNAを用いた特異
性の確認 マツタケ菌およびホンシメジ菌の他に、マツタケのシロ
のできる環境に発生するキノコであるアミタケ菌、ヌメ
リイグチ菌、マツタケ菌の近縁菌であるアメリカマツタ
ケ菌、バカマツタケ菌、マツタケモドキ菌、ニセマツタ
ケ菌の培養菌糸のDNAに対する特異性を、Plex検
出キット(ミリポア社製)を用いてミリポア社のマニュ
アルに基づいて確認した。実施例1の11)の工程に従っ
て、上記のキノコの培養菌糸のDNAをPCRで増幅し
た後、1%の寒天ゲルで電気泳動し、ナイロン膜 Immob
ilon-S(ミリポア社製)に一晩キャピラリーブロットし
て移行させた。ナイロン膜を75℃で15分間にわたり
真空乾燥した後、紫外線を照射してDNA断片を膜にク
ロスリンクさせ、Bio−MP1を64℃でハイブリダ
イズさせた。洗浄液で2〜3回洗浄し、ストレプトアビ
ジン溶液で処理した後、洗浄液でさらに2〜3回洗浄し
て、ビオチンアルカリフォスファターゼ溶液で処理し
た。アルカリ性洗浄液で2〜3回洗浄し、基質のLum
igen−PPDで発光させた。発光処理後、15〜3
0分後にX線フィルム(FujiRX)に2〜10分感
光させた。現像処理により、マツタケ菌の2株とアメリ
カマツタケ菌のみに相当する箇所に黒化したバンドが出
現した。Bio−MP1 マツタケ特異プローブは、実用
に供しうる特異性の高いプローブであることが確認でき
た。Bio−MP1と同様にして、ナイロン膜にクロス
リンクした各種のキノコのPCR産物のDNA断片に対
して、Bio−MP2を57℃で、Bio−MP3を5
2℃でそれぞれハイブリダイズさせ、同様に処理するこ
とにより各プローブの特異性を確認した。その結果、B
io−MP2およびBio−MP3は、共にマツタケの
発生環境に発生するホンシメジ、アミタケ、ヌメリイグ
チのDNAとはほとんどハイブリダイズしないが、Bi
o−MP2はマツタケ近縁菌のDNAとほとんど同程度
にハイブリダイズし、Bio−MP3はマツタケ近縁菌
のDNAと程度の差はあるがハイブリダイズすることが
確認された。
【0017】実施例3 1)32P標識化ホンシメジ検出用DNAプローブの作成 実施例1のマツタケ検出用DNAプローブと同様の方法
により、ホンシメジ菌に固有の配列を見いだし、該配列
に相補的なDNA配列を含むDNAプローブを製造した
(表3参照)。その後、実施例1と同様の方法により該
DNAプローブを32P標識化した。 2)上記のDNAプローブについて、実施例1の工程1
1と同様の方法によりホンシメジ菌に固有の核酸を検出
できるDNAプローブであることを確認した。 実施例4 1)ビチオン標識化ホンシメジ検出用DNAプローブの
作成 実施例2と同様の方法により、ビオチン標識化ホンシメ
ジ検出用DNAプローブを製造した。 2)実施例2の工程2と同様の方法により、ビオチン標
識化ホンシメジ菌検出用DNAプローブを核酸試料とハ
イブリダイゼーションし、洗浄後の膜をBRL社のキッ
ト(Photo Gene) を用いてブロックした後、ストレプト
アビジンアルカリホスファターゼとインキュベートし
た。検出試薬で処理した後、X線フィルム(アマシャム
Hyper Film) に対して30分間露光して現像した。この
結果、本発明のホンシメジ菌検出用DNAプローブはマ
ツタケ菌及びコントロールDNAと交差しないDNAプ
ローブであることが確認できた。
【表3】 プローブ 塩基配列 SP1 AGCCGGCGACCAGCCGAA SP2 TCCCCGAAGCCGGTCCGAAG SP3 AACTTCCCAGCAACGGGG
【0018】実施例5 下記のマツタケ特異プライマーを製造した。 cMPR1 GGCTTTTGCTGGCCGCTGGC MPR2 GGCTCCTCAAAGCCAATCCGG MPR3 GCTTCTCAGCAATAAGGTGCC cMPR1はMP1のマツタケ特異塩基配列を含む配列
の相補配列を有するDNAである。cMPR1、MPR
2、およびMPR3は、PCRのプライマーとして有効
に作用するように、3′末端にG、Cが連続しているD
NAである。 1)マツタケ特異プライマーcMPR1とMPR2によ
るPCR プライマーcMPR1とMPR2の組み合わせによるP
CRを、マツタケ菌の2株とその近縁菌アメリカマツタ
ケ菌、バカマツタケ菌、マツタケモドキ菌、ニセマツタ
ケ菌、および菌根菌のアミタケ菌、ホンジメジ菌、ヌメ
リイグチ菌、腐生菌のエノキタケ菌、マンネンタケ菌、
ナメコ菌のDNAを鋳型にして、95℃の変性1分、6
5℃のアニール1.5分、72℃の伸長反応2.5分の条件
で35サイクル行った。PCRの結果増幅された343
塩基対のDNA断片を1%の寒天ゲルで電気泳動し、エ
チジウムブロマイドで染色した後、紫外線照射下でDN
A断片の有無を目視し、さらに写真撮影することにより
確認した。この結果、PCRにおいてマツタケ特異プラ
イマーcMPR1とMPR2を組み合わせて用いると、
マツタケ近縁菌のDNAはマツタケ菌とほぼ同等に増幅
されるが、他の菌根菌および腐生菌のDNAは、ほとん
ど増幅されないことが認められた。
【0019】2)マツタケ特異プライマーcMPR1と
MPR3によるPCR 上記のキノコ菌のDNAを鋳型にして、95℃の変性1
分、73℃のアニール伸長反応3分の条件で35サイク
ルのPCRを行った。PCRの結果増幅された370塩
基対のDNA断片を上記と同様に確認した。この結果、
マツタケ特異プライマーcMPR1とMPR3の組み合
わせを用いた極めて高いアニール温度を特徴とするPC
Rでは、菌根菌および腐生菌のDNAはほとんど増幅さ
れず、また、マツタケ近縁菌についてもアメリカマツタ
ケ菌のDNAを除いて明らかにマツタケ菌のDNAと増
幅の度合いが異なることが認められた。
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:16 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 特徴を表す記号:rRNA 特徴を決定した方法:E 配列 AGCCAGCGGC CAGCAA 配列番号:2 配列の長さ:17 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 特徴を表す記号:rRNA 特徴を決定した方法:E 配列 TCAAAGCCAA TCCGGAG 配列番号:3 配列の長さ:18 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 特徴を表す記号:rRNA 特徴を決定した方法:E 配列 AGCTTCTCAG CAATAAGG 配列番号:4 配列の長さ:18 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 特徴を表す記号:rRNA 特徴を決定した方法:E 配列 AGCCGGCGAC CAGCCGAA 配列番号:5 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 特徴を表す記号:rRNA 特徴を決定した方法:E 配列 TCCCCGAAGC CGGTCCGAAG 配列番号:6 配列の長さ:18 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 特徴を表す記号:rRNA 特徴を決定した方法:E 配列 AACTTCCCAG CAACGGGG 配列番号:7 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 特徴を表す記号:rRNA 特徴を決定した方法:E 配列 GGCTTTTGCT GGCCGCTGGC 配列番号:8 配列の長さ:21 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 特徴を表す記号:rRNA 特徴を決定した方法:E 配列 GGCTCCTCAA AGCCAATCCG G 配列番号:9 配列の長さ:21 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 特徴を表す記号:rRNA 特徴を決定した方法:E 配列 GCTTCTCAGC AATAAGGTGC C
フロントページの続き (56)参考文献 Plant and Soil,Vo l.116,p.1−7(1989) Agriculture,Ecosy stems Environ.,No. 28,p.431−435(1989)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列番号:1〜3から選択されるDNA
    基配列からなるマツタケ菌検出用DNAプローブ。
  2. 【請求項2】 配列番号:1〜3から選択されるDNA
    配列の相補鎖であるマツタケ菌検出用DNAプローブ。
  3. 【請求項3】 配列番号:7〜9から選択されるDNA
    基配列からなるマツタケ菌検出用DNAプローブ。
  4. 【請求項4】 配列番号:7〜9から選択されるDNA
    基配列からなる、マツタケ菌DNAをPCR法により増幅して
    マツタケ菌を検出するためのプライマー
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Agriculture,Ecosystems Environ.,No.28,p.431−435(1989)
Plant and Soil,Vol.116,p.1−7(1989)

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