JP3251673B2 - 酸化窒素生成の抑制方法 - Google Patents
酸化窒素生成の抑制方法Info
- Publication number
- JP3251673B2 JP3251673B2 JP33418592A JP33418592A JP3251673B2 JP 3251673 B2 JP3251673 B2 JP 3251673B2 JP 33418592 A JP33418592 A JP 33418592A JP 33418592 A JP33418592 A JP 33418592A JP 3251673 B2 JP3251673 B2 JP 3251673B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aminoguanidine
- nitric oxide
- oxide synthase
- induced
- vascular
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/185—Acids; Anhydrides, halides or salts thereof, e.g. sulfur acids, imidic, hydrazonic or hydroximic acids
- A61K31/19—Carboxylic acids, e.g. valproic acid
- A61K31/195—Carboxylic acids, e.g. valproic acid having an amino group
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/13—Amines
- A61K31/155—Amidines (), e.g. guanidine (H2N—C(=NH)—NH2), isourea (N=C(OH)—NH2), isothiourea (—N=C(SH)—NH2)
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P13/00—Drugs for disorders of the urinary system
- A61P13/12—Drugs for disorders of the urinary system of the kidneys
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P27/00—Drugs for disorders of the senses
- A61P27/02—Ophthalmic agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P29/00—Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P3/00—Drugs for disorders of the metabolism
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P37/00—Drugs for immunological or allergic disorders
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P37/00—Drugs for immunological or allergic disorders
- A61P37/02—Immunomodulators
- A61P37/06—Immunosuppressants, e.g. drugs for graft rejection
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P43/00—Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
- A61P9/02—Non-specific cardiovascular stimulants, e.g. drugs for syncope, antihypotensives
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
- A61P9/10—Drugs for disorders of the cardiovascular system for treating ischaemic or atherosclerotic diseases, e.g. antianginal drugs, coronary vasodilators, drugs for myocardial infarction, retinopathy, cerebrovascula insufficiency, renal arteriosclerosis
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
- A61P9/12—Antihypertensives
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Public Health (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Cardiology (AREA)
- Immunology (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Urology & Nephrology (AREA)
- Vascular Medicine (AREA)
- Ophthalmology & Optometry (AREA)
- Diabetes (AREA)
- Hematology (AREA)
- Obesity (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Neurology (AREA)
- Neurosurgery (AREA)
- Pain & Pain Management (AREA)
- Rheumatology (AREA)
- Transplantation (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は温血哺乳動物における酸
化窒素(nitric oxide)生成の抑制方法に
関するものであり、さらに特に酸化窒素産生の抑制剤と
して、アミノグアニジンを投与することに関するもので
ある。
化窒素(nitric oxide)生成の抑制方法に
関するものであり、さらに特に酸化窒素産生の抑制剤と
して、アミノグアニジンを投与することに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】酸化窒素シンターゼはL−アルギニンの
L−シトルリンおよび酸化窒素(NO. )への混合機能
的酸化を触媒する(1,2)。NO. は当該酸素のイソ
形に依存して、シグナル分子またはエフェクター分子と
して作用するものと見做される。構成イソ形の酸化窒素
シンターゼは少量のNO. を産生し、このNO. はグア
ニル酸シクラーゼを活性化して、内皮依存性弛緩(2)
および神経伝達(3)を仲介するcGMPの生成をもた
らす。NO. はさらに大量にサイトカインおよび内毒素
誘導イソ形の酸化窒素シンターゼによって産生され、マ
クロファージにおいて、標的細胞に対するマクロファー
ジの細胞毒性作用を仲介するものと見做されるエフェク
ター分子として機能する(4)。
L−シトルリンおよび酸化窒素(NO. )への混合機能
的酸化を触媒する(1,2)。NO. は当該酸素のイソ
形に依存して、シグナル分子またはエフェクター分子と
して作用するものと見做される。構成イソ形の酸化窒素
シンターゼは少量のNO. を産生し、このNO. はグア
ニル酸シクラーゼを活性化して、内皮依存性弛緩(2)
および神経伝達(3)を仲介するcGMPの生成をもた
らす。NO. はさらに大量にサイトカインおよび内毒素
誘導イソ形の酸化窒素シンターゼによって産生され、マ
クロファージにおいて、標的細胞に対するマクロファー
ジの細胞毒性作用を仲介するものと見做されるエフェク
ター分子として機能する(4)。
【0003】NO. は強力な血管拡張体であり、血流を
増加させるので、そしてまたNO.産生を刺激する血管
活性剤(たとえば、ヒスタミンおよびブラディキニン)
は血流および血管透過性の両方を増加させるので、NO
. は糖尿病およびグルコース値上昇により誘発される血
流および血管透過性の増加に関与するものでありうる
(5)。
増加させるので、そしてまたNO.産生を刺激する血管
活性剤(たとえば、ヒスタミンおよびブラディキニン)
は血流および血管透過性の両方を増加させるので、NO
. は糖尿病およびグルコース値上昇により誘発される血
流および血管透過性の増加に関与するものでありうる
(5)。
【0004】最近に、インターロイキン−1(IL−
1)は膵島におけるサイトキン誘導イソ形の酸化窒素シ
ンターゼの発現を誘発させることが示された。NO. の
産生は膵島機能に対するIL−1の抑制作用を仲介する
エフェクター分子であるものとする提案がなされた
(6,7)。NG −モノメチル−L−アルギニン(NM
MA)によって防止されるIL−1誘発EPR検出性鉄
−ニトロシルコンプレックスの発現は、膵島による酸化
窒素生成の確認に使用された(8)。また、タンパク質
合成抑制剤であるシクロヘキシミドはIL−1−誘発ニ
トライト(nitrite)生成、cGMP蓄積および
膵島によるEPR検出性鉄−ニトロシルコンプレックス
生成を阻止することが示され、これによって、IL−1
が膵島においてサイトキン誘導イソ形の酸化窒素シンタ
ーゼを誘発することが確認された(7)。
1)は膵島におけるサイトキン誘導イソ形の酸化窒素シ
ンターゼの発現を誘発させることが示された。NO. の
産生は膵島機能に対するIL−1の抑制作用を仲介する
エフェクター分子であるものとする提案がなされた
(6,7)。NG −モノメチル−L−アルギニン(NM
MA)によって防止されるIL−1誘発EPR検出性鉄
−ニトロシルコンプレックスの発現は、膵島による酸化
窒素生成の確認に使用された(8)。また、タンパク質
合成抑制剤であるシクロヘキシミドはIL−1−誘発ニ
トライト(nitrite)生成、cGMP蓄積および
膵島によるEPR検出性鉄−ニトロシルコンプレックス
生成を阻止することが示され、これによって、IL−1
が膵島においてサイトキン誘導イソ形の酸化窒素シンタ
ーゼを誘発することが確認された(7)。
【0005】糖尿病合併症の病因はソルビトール、my
o−イノシトールおよび1,2−ジアシル−sn−グリ
セロールの代謝不均衡に、およびまた細胞および細胞外
の構成成分の非酵素的グリケーション(glycati
on)に関連している(5)。このグリケーション関連
性は求核性ヒドラジン化合物であるアミノグアニジンが
これらのグリケーション生成物の生成を妨害し、そして
また数種の糖尿病により誘発される血管変質(5,
9)、神経変質(10)およびコラーゲン変性(11)
の発現を弱めるという証拠によって支持される。
o−イノシトールおよび1,2−ジアシル−sn−グリ
セロールの代謝不均衡に、およびまた細胞および細胞外
の構成成分の非酵素的グリケーション(glycati
on)に関連している(5)。このグリケーション関連
性は求核性ヒドラジン化合物であるアミノグアニジンが
これらのグリケーション生成物の生成を妨害し、そして
また数種の糖尿病により誘発される血管変質(5,
9)、神経変質(10)およびコラーゲン変性(11)
の発現を弱めるという証拠によって支持される。
【0006】Bucala等は最近になって(12)、
グリケート化アルブミンによるインビトロNO. の抑制
がアミノグアニジン(これはアルブミンがグリケート化
剤にさらされるときに存在する)によって弱められるこ
とを報告し、そしてまたグリケーション生成物がNO.
活性を弱めることによって内皮依存性弛緩を減少させう
ることを示唆した。
グリケート化アルブミンによるインビトロNO. の抑制
がアミノグアニジン(これはアルブミンがグリケート化
剤にさらされるときに存在する)によって弱められるこ
とを報告し、そしてまたグリケーション生成物がNO.
活性を弱めることによって内皮依存性弛緩を減少させう
ることを示唆した。
【0007】
【発明の開示】発明の簡単な説明 本発明にしたがい、温血哺乳動物における酸化窒素産生
の新規抑制方法が提供される。この方法は少量である
が、酸化窒素産生の抑制に有効な量のアミノグアニジン
を温血哺乳動物に投与することからなる。
の新規抑制方法が提供される。この方法は少量である
が、酸化窒素産生の抑制に有効な量のアミノグアニジン
を温血哺乳動物に投与することからなる。
【0008】現時点で、糖尿病合併症の病因は不明のま
ま残されており、これらの合併病を防止することが証明
された公知処置方法は存在していない。糖尿病合併症は
血糖値およびグリケート化ヘモグロビンにより反映され
るように重篤な糖尿病に強く関連しており、血糖値を正
常にする努力によって、糖尿病合併症を防止および(ま
たは)後退させる試みの効果の実証は残されている。
ま残されており、これらの合併病を防止することが証明
された公知処置方法は存在していない。糖尿病合併症は
血糖値およびグリケート化ヘモグロビンにより反映され
るように重篤な糖尿病に強く関連しており、血糖値を正
常にする努力によって、糖尿病合併症を防止および(ま
たは)後退させる試みの効果の実証は残されている。
【0009】実験動物における糖尿病合併症がソルビト
ール回路を経るグルコースの増大した代謝に関連すると
いうかなりの証拠は存在するが、この代謝回路の阻害剤
がヒト糖尿病の合併症を防止するのに効果があるか否か
は不明のままである。糖尿病ラットにおける組織ソルビ
トールレベルはアミノグアニジンによって影響されない
ので、アミノグアニジンがソルビトール回路代謝に影響
を及ぼすようには見えない。
ール回路を経るグルコースの増大した代謝に関連すると
いうかなりの証拠は存在するが、この代謝回路の阻害剤
がヒト糖尿病の合併症を防止するのに効果があるか否か
は不明のままである。糖尿病ラットにおける組織ソルビ
トールレベルはアミノグアニジンによって影響されない
ので、アミノグアニジンがソルビトール回路代謝に影響
を及ぼすようには見えない。
【0010】アミノグアニジンは進行した非酵素的グリ
ケーション生成物の生成を防止することが報告されてい
るが、この作用を仲介するメカニズムは不明のままであ
る。非酵素的グリケーション生成物は多数の細胞および
細胞外の構成成分中に、およびまた糖尿病ではない、お
よび糖尿病のヒトおよび動物の組織中に見い出されてい
る。これらの生成物は、ほとんど全部の組織で非選択的
に生成され、蓄積するものと見做され、この組織は糖尿
病合併症に臨床的に重要な部位であるとは限らない。し
たがって、糖尿病合併症の病因における進行したグリケ
ーション最終生成物の重要性は不明のままである。
ケーション生成物の生成を防止することが報告されてい
るが、この作用を仲介するメカニズムは不明のままであ
る。非酵素的グリケーション生成物は多数の細胞および
細胞外の構成成分中に、およびまた糖尿病ではない、お
よび糖尿病のヒトおよび動物の組織中に見い出されてい
る。これらの生成物は、ほとんど全部の組織で非選択的
に生成され、蓄積するものと見做され、この組織は糖尿
病合併症に臨床的に重要な部位であるとは限らない。し
たがって、糖尿病合併症の病因における進行したグリケ
ーション最終生成物の重要性は不明のままである。
【0011】アミノグアニジンによって阻止される血管
機能異常は糖尿病合併症の特徴であり、臓器損傷を伴な
う最終段階的構造変化に関連している(そしてまた関与
しうる)。
機能異常は糖尿病合併症の特徴であり、臓器損傷を伴な
う最終段階的構造変化に関連している(そしてまた関与
しうる)。
【0012】アミノグアニジンの新規特徴は糖尿病ラッ
トの大動脈、神経および眼組織における血管機能障害の
発現を選択的に防止するが(血糖値は低下させない)、
糖尿病によってその血管機能が変性されていない組織に
おける血管機能には影響を及ぼさないことにある。同様
に、アミノグアニジンは(糖尿病に対して投与される同
一用量で)、対照ラットの組織のいずれにおいても、そ
の血管機能に対する作用を有しておらず、この組織には
糖尿病では血管機能障害がアミノグアニジンによって防
止される組織も含まれる。
トの大動脈、神経および眼組織における血管機能障害の
発現を選択的に防止するが(血糖値は低下させない)、
糖尿病によってその血管機能が変性されていない組織に
おける血管機能には影響を及ぼさないことにある。同様
に、アミノグアニジンは(糖尿病に対して投与される同
一用量で)、対照ラットの組織のいずれにおいても、そ
の血管機能に対する作用を有しておらず、この組織には
糖尿病では血管機能障害がアミノグアニジンによって防
止される組織も含まれる。
【0013】アミノグアニジンの第二の格別で予想外の
特徴は培養Rin m5F細胞(げっし動物インシュリ
ノーマ細胞系)におけるIL−1β誘導酸化窒素シンタ
ーゼに対するその阻害能力の点でNMMA(これは誘導
イソ形および構成イソ形の両方の酸化窒素シンターゼの
阻害剤として認められている)と均等の効力を有すると
ともに、他方では動脈血圧を高める点ではNMMAの効
力の僅か40分の1以下であることにある。この事実は
当該医薬を血管および糖尿病進行によって打撃を受けた
他の組織の誘導酸化窒素シンターゼは阻害するが、血管
構成酸化窒素シンターゼは阻害しない(これが阻害され
ると高血圧が生じる)、投与量で投与することができる
ことからアミノグアニジンの治療的に極めて大きい利点
を示している。
特徴は培養Rin m5F細胞(げっし動物インシュリ
ノーマ細胞系)におけるIL−1β誘導酸化窒素シンタ
ーゼに対するその阻害能力の点でNMMA(これは誘導
イソ形および構成イソ形の両方の酸化窒素シンターゼの
阻害剤として認められている)と均等の効力を有すると
ともに、他方では動脈血圧を高める点ではNMMAの効
力の僅か40分の1以下であることにある。この事実は
当該医薬を血管および糖尿病進行によって打撃を受けた
他の組織の誘導酸化窒素シンターゼは阻害するが、血管
構成酸化窒素シンターゼは阻害しない(これが阻害され
ると高血圧が生じる)、投与量で投与することができる
ことからアミノグアニジンの治療的に極めて大きい利点
を示している。
【0014】酸化窒素産生に対するアミノグアニジンの
有用な抑制活性の本発明による発見はまた、この医薬を
下記の目的で使用できることを示唆している: 1. 糖尿病合併症の防止(これはアミノグアニジンが
糖尿病誘発血管機能障害を防止するという証拠にもとづ
いている)。 2. 活性化したマクロファージおよびその他の細胞に
よる酸化窒素産生に関連しうる広範囲の急性および慢性
の疾患の予防/処置。このような疾患の例には、タイプ
1糖尿病、痛風、神経炎、神経学的障害、心不全、卒
中、糸球体腎炎、コラーゲン疾患、移植臓器拒絶反応お
よび免疫メカニズムによるその他の疾患が含まれる。
有用な抑制活性の本発明による発見はまた、この医薬を
下記の目的で使用できることを示唆している: 1. 糖尿病合併症の防止(これはアミノグアニジンが
糖尿病誘発血管機能障害を防止するという証拠にもとづ
いている)。 2. 活性化したマクロファージおよびその他の細胞に
よる酸化窒素産生に関連しうる広範囲の急性および慢性
の疾患の予防/処置。このような疾患の例には、タイプ
1糖尿病、痛風、神経炎、神経学的障害、心不全、卒
中、糸球体腎炎、コラーゲン疾患、移植臓器拒絶反応お
よび免疫メカニズムによるその他の疾患が含まれる。
【0015】3. 血圧降下、すなわち敗血症性ショッ
クの処置。 4. 酸化窒素産生抑制用のアミノグアニジン類縁化合
物の開発。 5. 酸化窒素産生の基質として働くことができ、従っ
て高血圧症、冠状動脈疾患、末梢血管疾患、血管けいれ
ん、および一般的眼血管系疾患の防止/処置に有用であ
ることができるアミノグアニジン類縁化合物の開発。
クの処置。 4. 酸化窒素産生抑制用のアミノグアニジン類縁化合
物の開発。 5. 酸化窒素産生の基質として働くことができ、従っ
て高血圧症、冠状動脈疾患、末梢血管疾患、血管けいれ
ん、および一般的眼血管系疾患の防止/処置に有用であ
ることができるアミノグアニジン類縁化合物の開発。
【0016】発明の詳細な説明 本明細書は本発明の構成に係る主題を指摘し、特許請求
している請求の範囲によりまとめられているが、本発明
は添付図面と組合せた、下記の本発明の好適態様の詳細
な説明からさらに充分に理解することができる。
している請求の範囲によりまとめられているが、本発明
は添付図面と組合せた、下記の本発明の好適態様の詳細
な説明からさらに充分に理解することができる。
【0017】これらの添付図面において、Fig1はI
L−1β誘導酸化窒素生成に対するアミノグアニジン
(AG)の作用効果を示すパネルA;Rin m5F細
胞によるcGMP蓄積を示すパネルB;および膵島によ
るグルコース刺激分泌のIL−1β誘発抑制を示すパネ
ルCからなるグラフである。
L−1β誘導酸化窒素生成に対するアミノグアニジン
(AG)の作用効果を示すパネルA;Rin m5F細
胞によるcGMP蓄積を示すパネルB;および膵島によ
るグルコース刺激分泌のIL−1β誘発抑制を示すパネ
ルCからなるグラフである。
【0018】Fig2はEPR分光測定法による、膵島
によるIL−1−誘発鉄−ニトロシルコンプレックス生
成に対するアミノグアニジン(AG)の作用効果を示す
グラフである。Fig3は平均動脈血圧(MAP)に対
するアミノグアニジン(AG)およびNG −モノメチル
−L−アルギニン(NMMA)の作用効果を示すグラフ
である。Fig4はグルコース−(Glu)に対するア
ミノグアニジン(AG)およびNG −モノメチル−L−
アルギニン(NMMA)の作用効果(パネルA)、およ
び血管アルブミン透過性(パネルB)および血流(パネ
ルC)の糖尿病誘発増加を示すグラフである。
によるIL−1−誘発鉄−ニトロシルコンプレックス生
成に対するアミノグアニジン(AG)の作用効果を示す
グラフである。Fig3は平均動脈血圧(MAP)に対
するアミノグアニジン(AG)およびNG −モノメチル
−L−アルギニン(NMMA)の作用効果を示すグラフ
である。Fig4はグルコース−(Glu)に対するア
ミノグアニジン(AG)およびNG −モノメチル−L−
アルギニン(NMMA)の作用効果(パネルA)、およ
び血管アルブミン透過性(パネルB)および血流(パネ
ルC)の糖尿病誘発増加を示すグラフである。
【0019】アミノグアニジンはL−アルギニンおよび
酸化窒素シンターゼの競合阻害剤、すなわちNMMAと
構造的に極めて類似しているから、すなわちこれらの化
合物は2個の化学的に均等なグアニド窒素基を有してい
るから、酸化窒素のIL−1β誘発生成、およびRin
m5F細胞によるcGMPに対するアミノグアニジン
の作用効果を試験し、また同様の試験におけるNMMA
の作用効果と比較した。
酸化窒素シンターゼの競合阻害剤、すなわちNMMAと
構造的に極めて類似しているから、すなわちこれらの化
合物は2個の化学的に均等なグアニド窒素基を有してい
るから、酸化窒素のIL−1β誘発生成、およびRin
m5F細胞によるcGMPに対するアミノグアニジン
の作用効果を試験し、また同様の試験におけるNMMA
の作用効果と比較した。
【0020】Rin m5F細胞系は、げっし類動物の
β細胞のインシュリノーマ細胞系であり、この細胞系は
サイトキン誘導イソ形の酸化窒素シンターゼを含有する
ことが最近に証明されたものである(13)。Fig1
AはIL−1β 5単位/ml±指定濃度のアミノグア
ニジンまたはNMMAとともに18時間キンキュベート
したRin m5F細胞からのニトライト(酸化窒素の
酸化生成物)のIL−1β誘発生成に対するアミノグア
ニジンおよびNMMAの投与量応答を示している。これ
らの化合物は両方ともに、投与量依存様相でIL−1β
誘発ニトライト生成を抑制する。これらの化合物は両方
ともに、−10μMの濃度で最大の半分まで抑制する。
β細胞のインシュリノーマ細胞系であり、この細胞系は
サイトキン誘導イソ形の酸化窒素シンターゼを含有する
ことが最近に証明されたものである(13)。Fig1
AはIL−1β 5単位/ml±指定濃度のアミノグア
ニジンまたはNMMAとともに18時間キンキュベート
したRin m5F細胞からのニトライト(酸化窒素の
酸化生成物)のIL−1β誘発生成に対するアミノグア
ニジンおよびNMMAの投与量応答を示している。これ
らの化合物は両方ともに、投与量依存様相でIL−1β
誘発ニトライト生成を抑制する。これらの化合物は両方
ともに、−10μMの濃度で最大の半分まで抑制する。
【0021】次いで、NO. 産生に係る非常に敏感な尺
度である、IL−1β−誘発cGMP蓄積に対するアミ
ノグアニジンの作用効果を試験した。Rin m5F細
胞は、5単位/ml IL−1β±0.5mM NMM
Aまたは0.5mMアミノグアニジンにより18時間処
理し、次いでホスホジエステラーゼ阻害剤であるイソブ
チル−メチルキサンチン(1mM)とともに3時間イン
キュベートした。Fig1Bは、Rin m5F細胞に
おけるcGMPのIL−1β誘発蓄積がアミノグアニジ
ンによりおよびまたNMMAにより完全に阻止されるこ
とを示しており、さらにまたアミノグアニジンが酸化窒
素シンターゼを阻害する証拠を提供している。
度である、IL−1β−誘発cGMP蓄積に対するアミ
ノグアニジンの作用効果を試験した。Rin m5F細
胞は、5単位/ml IL−1β±0.5mM NMM
Aまたは0.5mMアミノグアニジンにより18時間処
理し、次いでホスホジエステラーゼ阻害剤であるイソブ
チル−メチルキサンチン(1mM)とともに3時間イン
キュベートした。Fig1Bは、Rin m5F細胞に
おけるcGMPのIL−1β誘発蓄積がアミノグアニジ
ンによりおよびまたNMMAにより完全に阻止されるこ
とを示しており、さらにまたアミノグアニジンが酸化窒
素シンターゼを阻害する証拠を提供している。
【0022】グルコース刺激インシュリン分泌のIL−
1β誘発抑制に対するアミノグアニジンの効果をまた試
験した。Fig1Cは、グルコース刺激インシュリン分
泌が、膵島をIL−1βにより18時間予備処置するこ
とによって有意に抑制することを示している。アミノグ
アニジン(0.5mM)はこのインシュリン分泌に係る
IL−1β誘発抑制を完全に防止する。IL−1βが存
在しない場合には、アミノグアニジンは膵島によるイン
シュリン分泌を僅かに強めるが、この効果は非処置対照
膵島によるインシュリン分泌に比較して、統計学的に有
意ではない(p>0.075)。NMMAはまた、イン
シュリン分泌の僅かな強化およびインシュリン分泌に係
るIL−1β誘発抑制の完全な阻止を示している
(8)。このNMMAおよびアミノグアニジンにより誘
発されるインシュリン分泌に対する僅かな刺激は構成イ
ソ形および誘導イソ形の両方の酸化窒素シンターゼの阻
害によるものでありうる(7,8)。
1β誘発抑制に対するアミノグアニジンの効果をまた試
験した。Fig1Cは、グルコース刺激インシュリン分
泌が、膵島をIL−1βにより18時間予備処置するこ
とによって有意に抑制することを示している。アミノグ
アニジン(0.5mM)はこのインシュリン分泌に係る
IL−1β誘発抑制を完全に防止する。IL−1βが存
在しない場合には、アミノグアニジンは膵島によるイン
シュリン分泌を僅かに強めるが、この効果は非処置対照
膵島によるインシュリン分泌に比較して、統計学的に有
意ではない(p>0.075)。NMMAはまた、イン
シュリン分泌の僅かな強化およびインシュリン分泌に係
るIL−1β誘発抑制の完全な阻止を示している
(8)。このNMMAおよびアミノグアニジンにより誘
発されるインシュリン分泌に対する僅かな刺激は構成イ
ソ形および誘導イソ形の両方の酸化窒素シンターゼの阻
害によるものでありうる(7,8)。
【0023】アミノグアニジンがIL−1β誘発酸化窒
素シンターゼ活性を抑制することを確認するために、膵
島によるg=2.04 EPR−検出性鉄−ニトロシル
特徴物質のIL−1β誘発生成に対するアミノグアニジ
ンの効果を試験した。Fig2はアミノグアニジン
(0.5mM)がこのIL−1β誘発鉄−ニトロシル特
徴物質の生成を完全に阻止することを証明している。こ
の図面はまた、EPR分光測定法に使用されたものと同
一の膵島によるニトライトの併発的生成を示している。
素シンターゼ活性を抑制することを確認するために、膵
島によるg=2.04 EPR−検出性鉄−ニトロシル
特徴物質のIL−1β誘発生成に対するアミノグアニジ
ンの効果を試験した。Fig2はアミノグアニジン
(0.5mM)がこのIL−1β誘発鉄−ニトロシル特
徴物質の生成を完全に阻止することを証明している。こ
の図面はまた、EPR分光測定法に使用されたものと同
一の膵島によるニトライトの併発的生成を示している。
【0024】このg=2.04 鉄−ニトロシルEPR
検出性特徴物質の生成は従来技術において、IL−1β
により処置された膵島における(7,8)、活性化した
マクロファージにおける(14)、およびまた活性化し
たマクロファージにより認識される標的細胞における
(15)、NO. の生成の確認に使用されてきた。この
特徴物質(鉄−ジニトロシルコンプレックス)の生成は
酵素含有鉄からの非ヘム鉄の分離は、酸化窒素がインシ
ュリン分泌を抑制するのと同じメカニズムでありうる可
能性と一致している。これらの結果は、アミノグアニジ
ンが酸化窒素シンターゼのサイトキン誘導イソ形の強力
な阻害剤であることを確証するものである。
検出性特徴物質の生成は従来技術において、IL−1β
により処置された膵島における(7,8)、活性化した
マクロファージにおける(14)、およびまた活性化し
たマクロファージにより認識される標的細胞における
(15)、NO. の生成の確認に使用されてきた。この
特徴物質(鉄−ジニトロシルコンプレックス)の生成は
酵素含有鉄からの非ヘム鉄の分離は、酸化窒素がインシ
ュリン分泌を抑制するのと同じメカニズムでありうる可
能性と一致している。これらの結果は、アミノグアニジ
ンが酸化窒素シンターゼのサイトキン誘導イソ形の強力
な阻害剤であることを確証するものである。
【0025】構成(血管)酸化窒素シンターゼ活性に対
するアミノグアニジンの効果は、麻酔した正常なラット
にアミノグアニジンを静脈注射した後の平均動脈血圧
(MAP)の変化を追跡することによって評価した。F
ig3には、アミノグアニジンおよびNMMAの投与量
応答が示されている。これらの化合物は両方ともに、投
与量依存様相でMAPを高めるが、NMMAはアミノグ
アニジンよりも少なくとも10倍以上強力である。
するアミノグアニジンの効果は、麻酔した正常なラット
にアミノグアニジンを静脈注射した後の平均動脈血圧
(MAP)の変化を追跡することによって評価した。F
ig3には、アミノグアニジンおよびNMMAの投与量
応答が示されている。これらの化合物は両方ともに、投
与量依存様相でMAPを高めるが、NMMAはアミノグ
アニジンよりも少なくとも10倍以上強力である。
【0026】この感受性の差違はジアミンオキシダーゼ
活性(16)に対するアミノグアニジンの阻害効果によ
るようには見えない。何故ならば、ジフェンヒドラミン
(H 1 レセプターブロッカー)による前処置がMAPの
アミノグアニジン誘発増加に対し効果を有していないか
らである(13)。これらの観測結果は、アミノグアニ
ジンおよびNMMAはインビトロサイトキン誘発酸化窒
素シンターゼの均等な阻害剤であるが、構成イソ形酸化
窒素シンターゼのインビボ阻害剤としては、アミノグア
ニジンが予想外にかつまた有利に、NMMAよりも効力
が低いことを示唆している。
活性(16)に対するアミノグアニジンの阻害効果によ
るようには見えない。何故ならば、ジフェンヒドラミン
(H 1 レセプターブロッカー)による前処置がMAPの
アミノグアニジン誘発増加に対し効果を有していないか
らである(13)。これらの観測結果は、アミノグアニ
ジンおよびNMMAはインビトロサイトキン誘発酸化窒
素シンターゼの均等な阻害剤であるが、構成イソ形酸化
窒素シンターゼのインビボ阻害剤としては、アミノグア
ニジンが予想外にかつまた有利に、NMMAよりも効力
が低いことを示唆している。
【0027】グルコース誘発血管機能障害の仲介に係る
NO. の推定される役割を評価するために、 131I−ア
ルブミンの血管クリアランスにおける30mMグルコー
ス誘発増加に対する1mMアミノグアニジンまたは1m
M NMMAの作用効果を糖尿病でないラットの皮膚腔
肉芽組織モデルで試験した。Fig4Aに示されている
ように、新しく調製した肉芽組織を30mMグルコース
に1日2回で6〜7日間さらすと、 131I−アルブミン
クリアランスの増加は−2倍(p<0.005)になっ
た。これはアミノグアニジンまたはNMMAの同時投与
によって完全に阻止される。
NO. の推定される役割を評価するために、 131I−ア
ルブミンの血管クリアランスにおける30mMグルコー
ス誘発増加に対する1mMアミノグアニジンまたは1m
M NMMAの作用効果を糖尿病でないラットの皮膚腔
肉芽組織モデルで試験した。Fig4Aに示されている
ように、新しく調製した肉芽組織を30mMグルコース
に1日2回で6〜7日間さらすと、 131I−アルブミン
クリアランスの増加は−2倍(p<0.005)になっ
た。これはアミノグアニジンまたはNMMAの同時投与
によって完全に阻止される。
【0028】同様に、5週間持続しているストレプトゾ
トシン誘発糖尿病に被患しているラットにおいて、アミ
ノグアニジン(50mg/kg/日、皮下注射)は、網
膜を含む眼組織(p<0.001)(Fig4B)、坐
骨神経(9)および大動脈(13)における 131I−ア
ルブミンクリアランスを2〜4倍阻止する。同様に、4
ヶ月持続している糖尿病に被患しているラットにおい
て、アミノグアニジンは網膜(Fig4C)およびその
他の眼組織ならびに坐骨神経(13)における血流増加
を防止した(p<0.001)。これらの試験におい
て、アミノグアニジンは血圧または組織ソルビトールに
対して、およびまたmyo−イノシトールレベルに対し
て(13)、作用性を有していなかった。
トシン誘発糖尿病に被患しているラットにおいて、アミ
ノグアニジン(50mg/kg/日、皮下注射)は、網
膜を含む眼組織(p<0.001)(Fig4B)、坐
骨神経(9)および大動脈(13)における 131I−ア
ルブミンクリアランスを2〜4倍阻止する。同様に、4
ヶ月持続している糖尿病に被患しているラットにおい
て、アミノグアニジンは網膜(Fig4C)およびその
他の眼組織ならびに坐骨神経(13)における血流増加
を防止した(p<0.001)。これらの試験におい
て、アミノグアニジンは血圧または組織ソルビトールに
対して、およびまたmyo−イノシトールレベルに対し
て(13)、作用性を有していなかった。
【0029】アミノグアニジンおよびNMMAが 131I
−アルブミン透過性に係る糖尿病誘発およびグルコース
誘発増加を防止するという発見は糖尿病による損傷した
血管障壁機能および増加した血流の調整におけるNO.
の役割を示唆している。この考え方は次の証拠と一致す
る:1)糖尿病でない動物において、ヒスタミンおよび
ブラディキニンなどの血管系活性剤により生じる増加し
た血管透過性および血流は増加したNO. 産生と組合さ
れていること、および2)NO. はこれが産生された細
胞の代謝および機能に関与すること(2,4)。
−アルブミン透過性に係る糖尿病誘発およびグルコース
誘発増加を防止するという発見は糖尿病による損傷した
血管障壁機能および増加した血流の調整におけるNO.
の役割を示唆している。この考え方は次の証拠と一致す
る:1)糖尿病でない動物において、ヒスタミンおよび
ブラディキニンなどの血管系活性剤により生じる増加し
た血管透過性および血流は増加したNO. 産生と組合さ
れていること、および2)NO. はこれが産生された細
胞の代謝および機能に関与すること(2,4)。
【0030】これらの試験における血管機能の正常化は
進行したグリケーション最終生成物の阻止よりはむしろ
アミノグアニジンによる酸化窒素シンターゼ活性の阻害
を反映するものであるという推定は肉芽組織モデルにお
ける高められたグルコースの短時間持続(最大48時
間)(17)および糖尿病でないラットの肉芽組織にお
ける1mMソルビトール誘発による高められた血管アル
ブミン透過性のアミノグアニジンによる防止(18)に
よって強力に支持されている。
進行したグリケーション最終生成物の阻止よりはむしろ
アミノグアニジンによる酸化窒素シンターゼ活性の阻害
を反映するものであるという推定は肉芽組織モデルにお
ける高められたグルコースの短時間持続(最大48時
間)(17)および糖尿病でないラットの肉芽組織にお
ける1mMソルビトール誘発による高められた血管アル
ブミン透過性のアミノグアニジンによる防止(18)に
よって強力に支持されている。
【0031】これらの発見はピルビン酸塩およびソルビ
トール回路の阻害剤がまたグルコース誘発による高めら
れた血管透過を防止するという証明(17,18)と組
合されて、NAD(P)NAD(P)H+ におけるソル
ビトール回路−関連レドックス不均衡(5)とNADP
H依存酸化窒素合成とNO. による酸化的代謝の阻止
(4)との間の相互関係は糖尿病合併症の病因に関して
重要でありうることを示唆している。
トール回路の阻害剤がまたグルコース誘発による高めら
れた血管透過を防止するという証明(17,18)と組
合されて、NAD(P)NAD(P)H+ におけるソル
ビトール回路−関連レドックス不均衡(5)とNADP
H依存酸化窒素合成とNO. による酸化的代謝の阻止
(4)との間の相互関係は糖尿病合併症の病因に関して
重要でありうることを示唆している。
【0032】
【実施例】本発明をさらに説明するために、下記の詳細
な例を行なったが、本発明をこれらの特定の例に、ある
いは本明細書の詳細な記載に制限されるものではないと
理解されるべきである。これらの例で得られた結果を添
付するFig1〜4に示す。
な例を行なったが、本発明をこれらの特定の例に、ある
いは本明細書の詳細な記載に制限されるものではないと
理解されるべきである。これらの例で得られた結果を添
付するFig1〜4に示す。
【0033】例1 この例はIL−1β−誘発ニトライト生成、およびRi
n m5F細胞によるcGMP蓄積、およびまた膵島に
よるグルコース刺激インシュリン分泌のIL−1β−誘
発抑制(Fig1A)に対するアミノグアニジンの作用
効果を例示するものである。Washington U
niversity Tissue Culture
Support Centerから入手したRin m
5F細胞を、トリプシン/EDTA処理によって増殖フ
ラスコから取り出し(55〜80百万細胞/フラス
コ)、次いで1mlペトリ皿に適量づつ分けた(1〜2
百万Rin m5F細胞/条件)。これらの細胞を完全
CMRL−1066組織培養培地(10%加熱不活性化
した牛胎児血清、2mM L−グルタミン、50単位/
mlペニシリン、および50μg/mlストレプトマイ
シンを追加したCMRL)またはアミノグアニジンまた
はNMMAを追加した完全CMRL−10661ml中
で18時間(95%空気および5%CO2 の雰囲気の下
に)、インキュベートした。
n m5F細胞によるcGMP蓄積、およびまた膵島に
よるグルコース刺激インシュリン分泌のIL−1β−誘
発抑制(Fig1A)に対するアミノグアニジンの作用
効果を例示するものである。Washington U
niversity Tissue Culture
Support Centerから入手したRin m
5F細胞を、トリプシン/EDTA処理によって増殖フ
ラスコから取り出し(55〜80百万細胞/フラス
コ)、次いで1mlペトリ皿に適量づつ分けた(1〜2
百万Rin m5F細胞/条件)。これらの細胞を完全
CMRL−1066組織培養培地(10%加熱不活性化
した牛胎児血清、2mM L−グルタミン、50単位/
mlペニシリン、および50μg/mlストレプトマイ
シンを追加したCMRL)またはアミノグアニジンまた
はNMMAを追加した完全CMRL−10661ml中
で18時間(95%空気および5%CO2 の雰囲気の下
に)、インキュベートした。
【0034】インキュベーションの後に、上澄液を採取
し、すでに開示されている慣用の方法(8、19)によ
って、100μlづつに関してニトライトを測定した。
これらの結果は少なくとも3回の独立した試験のデータ
から平均値±SEMとして表わした(Fig1B)。c
GMP蓄積は上記のとおりに、5単位/ml IL−1
β、0.5mMアミノグアニジン−HClまたは0.5
mM NMMA、またはIL−1βとアミノグアニジン
−HCl、あるいはIL−1βとNMMAを追加した完
全cGRL−1066 1ml中で18時間インキュベ
ートした8百万のRin m5F細胞に対して測定し
た。この18時間の処理の後に、これらのRin m5
F細胞を1mMイソブチル−メチルキサンチン含有完全
cMRL−1066 1ml中でさらに3時間インキュ
ベートした。IL−1βによって誘発されたcGMP生
成を、NEN−DuPontから市販されている慣用の
cGMP RIAキットを用いて測定した(7)。デー
タは3回の独立した試験の平均値±SEMで表わされる
(Fig1C)。
し、すでに開示されている慣用の方法(8、19)によ
って、100μlづつに関してニトライトを測定した。
これらの結果は少なくとも3回の独立した試験のデータ
から平均値±SEMとして表わした(Fig1B)。c
GMP蓄積は上記のとおりに、5単位/ml IL−1
β、0.5mMアミノグアニジン−HClまたは0.5
mM NMMA、またはIL−1βとアミノグアニジン
−HCl、あるいはIL−1βとNMMAを追加した完
全cGRL−1066 1ml中で18時間インキュベ
ートした8百万のRin m5F細胞に対して測定し
た。この18時間の処理の後に、これらのRin m5
F細胞を1mMイソブチル−メチルキサンチン含有完全
cMRL−1066 1ml中でさらに3時間インキュ
ベートした。IL−1βによって誘発されたcGMP生
成を、NEN−DuPontから市販されている慣用の
cGMP RIAキットを用いて測定した(7)。デー
タは3回の独立した試験の平均値±SEMで表わされる
(Fig1C)。
【0035】インシュリン分泌試験では、雄のSpra
gue−Dawleyラット(250〜300g)から
すでに開示されている慣用の方法(20)によって、コ
ラゲナーゼ消化により、膵島を単離した。この単離した
膵島(120/ml)を37℃で95%空気および5%
CO2 の雰囲気の下に、完全CMRL−1066中で、
あるいは5単位/ml IL−1β、0.5mMアミノ
グアニジン−HClまたはIL−1βとアミノグアニジ
ン−HClとを含有する完全CMRL−1066中で予
備処理した。この予備処理後に、この膵島を、3mM
D−グルコースおよび0.5%BSAを含有するKre
bs−Ringer重炭酸塩緩衝液(KRB:25mM
Hepes、115mM NaCl、24mM Na
HCO3、5mM KCl、1mM MgCl2 、2.
5mM CaCl2 、pH7.4)1ml/洗浄で3回
洗浄した。
gue−Dawleyラット(250〜300g)から
すでに開示されている慣用の方法(20)によって、コ
ラゲナーゼ消化により、膵島を単離した。この単離した
膵島(120/ml)を37℃で95%空気および5%
CO2 の雰囲気の下に、完全CMRL−1066中で、
あるいは5単位/ml IL−1β、0.5mMアミノ
グアニジン−HClまたはIL−1βとアミノグアニジ
ン−HClとを含有する完全CMRL−1066中で予
備処理した。この予備処理後に、この膵島を、3mM
D−グルコースおよび0.5%BSAを含有するKre
bs−Ringer重炭酸塩緩衝液(KRB:25mM
Hepes、115mM NaCl、24mM Na
HCO3、5mM KCl、1mM MgCl2 、2.
5mM CaCl2 、pH7.4)1ml/洗浄で3回
洗浄した。
【0036】一群20の膵島を10×75mmのシリコ
ン処理したホウケイ酸ガラス管中に数え入れ、同一緩衝
液200μl中で30分間予備インキュベートした。こ
の予備インキュベーション緩衝液を分離し、3mM D
−グルコースまたは20mMD−グルコースを含有する
新鮮なKRB200μlの添加により、グルコース刺激
インシュリン分泌を開始させ、引続いて30分間インキ
ュベートした。
ン処理したホウケイ酸ガラス管中に数え入れ、同一緩衝
液200μl中で30分間予備インキュベートした。こ
の予備インキュベーション緩衝液を分離し、3mM D
−グルコースまたは20mMD−グルコースを含有する
新鮮なKRB200μlの添加により、グルコース刺激
インシュリン分泌を開始させ、引続いて30分間インキ
ュベートした。
【0037】この予備インキュベーションおよびインキ
ュベーションは両方ともに、95%空気および5%CO
2 の雰囲気の下に37℃で行なった。このインキュベー
ション液中のインシュリン含有量を放射免疫検定法によ
って測定した。これらの結果を3回の独立した試験のデ
ータから平均値±SEMとして表わす。統計学的有意値
(p<0.05)はStudents t−テストによ
って決定した。
ュベーションは両方ともに、95%空気および5%CO
2 の雰囲気の下に37℃で行なった。このインキュベー
ション液中のインシュリン含有量を放射免疫検定法によ
って測定した。これらの結果を3回の独立した試験のデ
ータから平均値±SEMとして表わす。統計学的有意値
(p<0.05)はStudents t−テストによ
って決定した。
【0038】例2 この例は膵島によって生成されるIL−1−誘発鉄−ニ
トロシルコンプレックスに対するアミノグアニジンの作
用効果を例示するものである。単離した膵島(240
0)を完全CMRL−1066、または5単位/ml
IL−1β、0.5mMアミノグアニジン−HCl、ま
たはIL−1βおよびアミノグアニジン−HClの両方
を含有する完全CMRL−1066 3ml中で、95
%空気および5%CO2 の雰囲気の下に37℃において
18時間培養した。これらの膵島を遠心分離し、−70
℃で凍結させた。
トロシルコンプレックスに対するアミノグアニジンの作
用効果を例示するものである。単離した膵島(240
0)を完全CMRL−1066、または5単位/ml
IL−1β、0.5mMアミノグアニジン−HCl、ま
たはIL−1βおよびアミノグアニジン−HClの両方
を含有する完全CMRL−1066 3ml中で、95
%空気および5%CO2 の雰囲気の下に37℃において
18時間培養した。これらの膵島を遠心分離し、−70
℃で凍結させた。
【0039】この膵島に対して、9.5GHzマイクロ
ウェーブブリッジを備えたVarian E−109分
光測光計を用いるEPR分光測光を77Kで行なった。
この電力は1mWであり、変調周波数は100KHzで
あり、変調増幅数は8ガウスであり、そしてマイクロ波
周波数は9.109GHzであった。このEPR分光測
光に使用したものと同一の膵島培養上澄液の100μl
づつに対して、例1(Fig1A)に記載のとおりにし
て、ニトライトを測定した。1条件当りで少なくとも2
400の膵島を含む3回の独立した試験のデータをFi
g2に示す。IL−1β−誘発鉄−ニトロシルg=2.
04コンプレックスおよび非局在化電子g=2.002
3特徴(全ての細胞に見い出される)は矢印で示されて
いる。
ウェーブブリッジを備えたVarian E−109分
光測光計を用いるEPR分光測光を77Kで行なった。
この電力は1mWであり、変調周波数は100KHzで
あり、変調増幅数は8ガウスであり、そしてマイクロ波
周波数は9.109GHzであった。このEPR分光測
光に使用したものと同一の膵島培養上澄液の100μl
づつに対して、例1(Fig1A)に記載のとおりにし
て、ニトライトを測定した。1条件当りで少なくとも2
400の膵島を含む3回の独立した試験のデータをFi
g2に示す。IL−1β−誘発鉄−ニトロシルg=2.
04コンプレックスおよび非局在化電子g=2.002
3特徴(全ての細胞に見い出される)は矢印で示されて
いる。
【0040】例3 この例は平均動脈血圧に対するアミノグアニジンおよび
NMMAの作用効果を例示するものである。正常な雄の
Sprague−Dawleyラットを100mg/体
重kgのイナクチン(Inactin)により麻酔し、
その左大腿静脈(トレーナー注入用)および右腸骨動脈
(血圧測定用)に、ヘパリン処理塩類溶液を満したポリ
エチレン製管を付け、そしてまた気管にカニューレを付
け、連続排気補助用の小型げっし動物用呼吸器に連結し
た。
NMMAの作用効果を例示するものである。正常な雄の
Sprague−Dawleyラットを100mg/体
重kgのイナクチン(Inactin)により麻酔し、
その左大腿静脈(トレーナー注入用)および右腸骨動脈
(血圧測定用)に、ヘパリン処理塩類溶液を満したポリ
エチレン製管を付け、そしてまた気管にカニューレを付
け、連続排気補助用の小型げっし動物用呼吸器に連結し
た。
【0041】動脈血圧を安定にした後に、アミノグアニ
ジンまたはNMMAを、その量を増加しながら、別々の
動物に静脈注入し、血圧増加最高値を記録した。これら
の結果をFig3に示す。この結果はベースラインより
上の血圧の増加パーセントとして表わされており、アミ
ノグアニジンに関してはn=6の、そしてNMMAに関
してはn=5の平均値±SEMを示す。
ジンまたはNMMAを、その量を増加しながら、別々の
動物に静脈注入し、血圧増加最高値を記録した。これら
の結果をFig3に示す。この結果はベースラインより
上の血圧の増加パーセントとして表わされており、アミ
ノグアニジンに関してはn=6の、そしてNMMAに関
してはn=5の平均値±SEMを示す。
【0042】例4 この例は血管アルブミン透過性および血流におけるグル
コース−誘発および糖尿病−誘発の増大に対するアミノ
グアニジンおよびNMMAの作用効果を例示するもので
ある(Fig4A)。血管アルブミン透過性に係るグル
コース−誘発増大は慣用の肉芽組織、皮膚腔モデル(1
7)で評価した。簡単に言えば、麻酔した正常な糖尿病
ではないラットの背中の中心の両側から2cmの円形の
皮膚を切り取った。ステンレス鋼ねじ込キャップを備え
たプラスチック容器(このキャップは容易に取りはづす
ことができ、このプラスチック容器の内部を構成してい
る管状肉芽組織に薬剤を添加できるようにするものであ
る)を傷口の境界線の部位で皮膚に縫合した。
コース−誘発および糖尿病−誘発の増大に対するアミノ
グアニジンおよびNMMAの作用効果を例示するもので
ある(Fig4A)。血管アルブミン透過性に係るグル
コース−誘発増大は慣用の肉芽組織、皮膚腔モデル(1
7)で評価した。簡単に言えば、麻酔した正常な糖尿病
ではないラットの背中の中心の両側から2cmの円形の
皮膚を切り取った。ステンレス鋼ねじ込キャップを備え
たプラスチック容器(このキャップは容易に取りはづす
ことができ、このプラスチック容器の内部を構成してい
る管状肉芽組織に薬剤を添加できるようにするものであ
る)を傷口の境界線の部位で皮膚に縫合した。
【0043】これらの容器挿入後の7日目に、5mMグ
ルコース、または30mMグルコース、または30mM
グルコース+1mMアミノグアニジン、または30mM
グルコース+1mM NMMAを含有するHepes緩
衝液(pH7.4)1.5ml(25mM Hepe
s、137mM NaCl、4.2mM KCl、3m
M Na2 HPO4 、03.mM L−アルギニン、1
00μg/mlペニシリンG、10μg/mlゲンタマ
イシン)を各管のそれぞれに加えた(各試験毎にn=
4)。
ルコース、または30mMグルコース、または30mM
グルコース+1mMアミノグアニジン、または30mM
グルコース+1mM NMMAを含有するHepes緩
衝液(pH7.4)1.5ml(25mM Hepe
s、137mM NaCl、4.2mM KCl、3m
M Na2 HPO4 、03.mM L−アルギニン、1
00μg/mlペニシリンG、10μg/mlゲンタマ
イシン)を各管のそれぞれに加えた(各試験毎にn=
4)。
【0044】溶液は毎日新しく調製し、各管中に一日2
回(9:00AMおよび5:00PM)、7日間加え
た。最後の処置の1時間以内に、すでに開示されている
慣用の方法(21)によって、アルブミンクリアランス
を評価した(Fig4B)。初期体重〜250gの雄の
Sprague−Dawleyラットを、糖尿病でない
対照(n=8)と、5mg/体重kgのアミノグアニジ
ンにより処置した対照(n=8)と非処置の糖尿病群
(n=11)と同一用量のアミノグアニジンにより処置
した糖尿病群(n=9)とに分けた。
回(9:00AMおよび5:00PM)、7日間加え
た。最後の処置の1時間以内に、すでに開示されている
慣用の方法(21)によって、アルブミンクリアランス
を評価した(Fig4B)。初期体重〜250gの雄の
Sprague−Dawleyラットを、糖尿病でない
対照(n=8)と、5mg/体重kgのアミノグアニジ
ンにより処置した対照(n=8)と非処置の糖尿病群
(n=11)と同一用量のアミノグアニジンにより処置
した糖尿病群(n=9)とに分けた。
【0045】糖尿病はストレプトゾトシンの静脈注射に
よって発症させ、この時点で、第2群および第4群のラ
ットにアミノグアニジンを一日一回、皮下投与した。こ
れらのラットは糖尿病発病の5週間後に血管透過性試験
に使用した。網膜血管のアルブミン透過性はすでに開示
されている(21)慣用の定量的アイソトープ−稀釈技
法によって評価した。この技法は血管アルブミン透過性
の評価のために 131I−BSAを注入し(循環時間10
分)、そしてまた血管内 131I−BSA組織活性を補正
するために、血管空間参考トレーサー(vascula
r spacereference tracer)と
して 125I−BSA(循環時間2分)を注入することに
もとづいている。
よって発症させ、この時点で、第2群および第4群のラ
ットにアミノグアニジンを一日一回、皮下投与した。こ
れらのラットは糖尿病発病の5週間後に血管透過性試験
に使用した。網膜血管のアルブミン透過性はすでに開示
されている(21)慣用の定量的アイソトープ−稀釈技
法によって評価した。この技法は血管アルブミン透過性
の評価のために 131I−BSAを注入し(循環時間10
分)、そしてまた血管内 131I−BSA組織活性を補正
するために、血管空間参考トレーサー(vascula
r spacereference tracer)と
して 125I−BSA(循環時間2分)を注入することに
もとづいている。
【0046】131I−BSA血管クリアランス(μg血
漿/g組織含水重量/分)を計算するためには、網膜の
131I−BSA活性を網膜血管内に含まれているトレー
サーに関して補正した;この血管−補正した 131I−B
SA血漿活性を、トレーサー注入後の1分、5分および
10分の時点で採取した血漿試料から得た時間−平均
131I−BSA血漿活性により割算し、引続いてトレー
サー循環時間(10分)により割算し、次いで組織含水
重量1gあたりに標準化した(Fig4C)。
漿/g組織含水重量/分)を計算するためには、網膜の
131I−BSA活性を網膜血管内に含まれているトレー
サーに関して補正した;この血管−補正した 131I−B
SA血漿活性を、トレーサー注入後の1分、5分および
10分の時点で採取した血漿試料から得た時間−平均
131I−BSA血漿活性により割算し、引続いてトレー
サー循環時間(10分)により割算し、次いで組織含水
重量1gあたりに標準化した(Fig4C)。
【0047】糖尿病発病の4ヶ月後に、すでに開示され
ている慣用の技法(22)によって、85Sr−標識した
微球体を用いて、網膜血流を測定した(各群当りn=
7)。この網膜血流を測定するためには、網膜の85Sr
の総活性を採取注射器から得た対照血液試料の85Srの
総活性により割算し、次いでポンプ採取速度を掛算す
る。この総活性はml/組織含水重量g/分の単位で表
わされる。
ている慣用の技法(22)によって、85Sr−標識した
微球体を用いて、網膜血流を測定した(各群当りn=
7)。この網膜血流を測定するためには、網膜の85Sr
の総活性を採取注射器から得た対照血液試料の85Srの
総活性により割算し、次いでポンプ採取速度を掛算す
る。この総活性はml/組織含水重量g/分の単位で表
わされる。
【0048】本明細書に記載の酸化窒素生成に対するア
ミノグアニジン抑制剤は慣用の手段によって、好ましく
は医薬的に許容される稀釈剤および担体とともに組成物
として、温血哺乳動物に投与するために使用することが
できる。この活性抑制剤の投与量は有効量でなければな
らない。すなわち医薬的に有益であるが、その使用にと
もなう利益を超える毒性作用が存在しない量であるべき
である。
ミノグアニジン抑制剤は慣用の手段によって、好ましく
は医薬的に許容される稀釈剤および担体とともに組成物
として、温血哺乳動物に投与するために使用することが
できる。この活性抑制剤の投与量は有効量でなければな
らない。すなわち医薬的に有益であるが、その使用にと
もなう利益を超える毒性作用が存在しない量であるべき
である。
【0049】成人に対する一日薬用量は通常、約1mg
の医薬/体重kgから上の範囲であるものと予想され
る。適当な投与経路はカプセル、錠剤、シロップ、エリ
キシルなどの形態で経口投与であるが、非経口投与、た
とえば静脈、腹腔または皮下投与も使用することができ
る。水性溶液、たとえば生理食塩水中の医薬を静脈投与
することもできる。医薬を医薬的に許容される稀釈剤お
よび担体に入れた治療用量形態の適当な製剤は当分野の
一般的参考書、たとえばRemington’sPha
rmaceutical Sciences,Arth
ur Osol編、16版、1980、Mack出版
社、Easton,PA.を参考にして調製することが
できる。
の医薬/体重kgから上の範囲であるものと予想され
る。適当な投与経路はカプセル、錠剤、シロップ、エリ
キシルなどの形態で経口投与であるが、非経口投与、た
とえば静脈、腹腔または皮下投与も使用することができ
る。水性溶液、たとえば生理食塩水中の医薬を静脈投与
することもできる。医薬を医薬的に許容される稀釈剤お
よび担体に入れた治療用量形態の適当な製剤は当分野の
一般的参考書、たとえばRemington’sPha
rmaceutical Sciences,Arth
ur Osol編、16版、1980、Mack出版
社、Easton,PA.を参考にして調製することが
できる。
【0050】種々のその他の例は、本発明の精神および
範囲から逸脱することなく、本明細書を読むことによっ
て、当業者にとり明白であろう。これらの例の全部が、
特許請求の範囲内に包含されるものとする。
範囲から逸脱することなく、本明細書を読むことによっ
て、当業者にとり明白であろう。これらの例の全部が、
特許請求の範囲内に包含されるものとする。
【0051】本明細書中で数字で表わされている参考刊
行物は下記のとおりであり、これらの記載をここに追加
する: 1. D.J.Stuehr,H.J.Cho,N.
S.Kwon,M.F.Weise,C.F.Nath
an,Proc.Natl.Acad.Sci.USA
88,7773(1991). 2. S.Moncada,R.M.J.Palme
r,E.A.Higgs,Pharmacol.Rev
iews 43,109(1991). 3. J.Garthwaite,Trends Ne
urol.Sci.14:60(1991). 4. J.B.Hibbs,Jr.,等、in Nit
ric Oxidefrom L−Arginine:
a Bioregulatory System,S.
Moncada and E.Higgs,編、Els
evier,New York,(1990)189−
223頁. 5. G.Pugliese,R.G.Tilton,
J.R.Williamson,Diabetes/M
etabolism Reviews 7,35(19
91). 6. C.Southern,D.Schulste
r,I.C.Green,Febs Lett.27
6,42(1990).
行物は下記のとおりであり、これらの記載をここに追加
する: 1. D.J.Stuehr,H.J.Cho,N.
S.Kwon,M.F.Weise,C.F.Nath
an,Proc.Natl.Acad.Sci.USA
88,7773(1991). 2. S.Moncada,R.M.J.Palme
r,E.A.Higgs,Pharmacol.Rev
iews 43,109(1991). 3. J.Garthwaite,Trends Ne
urol.Sci.14:60(1991). 4. J.B.Hibbs,Jr.,等、in Nit
ric Oxidefrom L−Arginine:
a Bioregulatory System,S.
Moncada and E.Higgs,編、Els
evier,New York,(1990)189−
223頁. 5. G.Pugliese,R.G.Tilton,
J.R.Williamson,Diabetes/M
etabolism Reviews 7,35(19
91). 6. C.Southern,D.Schulste
r,I.C.Green,Febs Lett.27
6,42(1990).
【0052】7. J.A.Corbett,J.L.
Wang,M.A.Sweetland,J.R.La
ncaster,Jr.,M.L.McDaniel,
Biochemical J.(付録). 8. J.A.Corbett,J.R.Lances
ter,Jr.M.A.Sweetland,M.L.
McDaniel,J.Biol.Chem.266,
21351−21354(1991). 9. J.R.Williamson等、Diabet
e & Metab.16,3369(1990).
T.Soulis−Liparota,M.Coope
r,D.Papazoglou,B.Clarke,
G.Jerums,Diabetes 40,1328
(1991). 10. M.Kihara等、Proc.Natl.A
cad.Sci.USA 88,6107(199
1). 11. M.Brownlee,A.Cerami,
H.Vlassara,N.Engl.J.Med.3
18,1315(1988). M.Brownle
e,H.Vlassara,A.Kooney,P.U
lrich,A.Cerami,Science 23
2,1629(1986). 12. R.Bucala,K.J.Tracey,
A.Cerami,J.Clin.Invest.8
7,432(1991). 13. 公開されていない。
Wang,M.A.Sweetland,J.R.La
ncaster,Jr.,M.L.McDaniel,
Biochemical J.(付録). 8. J.A.Corbett,J.R.Lances
ter,Jr.M.A.Sweetland,M.L.
McDaniel,J.Biol.Chem.266,
21351−21354(1991). 9. J.R.Williamson等、Diabet
e & Metab.16,3369(1990).
T.Soulis−Liparota,M.Coope
r,D.Papazoglou,B.Clarke,
G.Jerums,Diabetes 40,1328
(1991). 10. M.Kihara等、Proc.Natl.A
cad.Sci.USA 88,6107(199
1). 11. M.Brownlee,A.Cerami,
H.Vlassara,N.Engl.J.Med.3
18,1315(1988). M.Brownle
e,H.Vlassara,A.Kooney,P.U
lrich,A.Cerami,Science 23
2,1629(1986). 12. R.Bucala,K.J.Tracey,
A.Cerami,J.Clin.Invest.8
7,432(1991). 13. 公開されていない。
【0053】14. J.R.Lancaster,J
r.,J.B.Hibbs,Jr.Proc.Nat
l.Acad.Sci.USA 87,1223(19
90). 15. J.C.Drapier,C.Pellat,
Y.Henry J.Biol.Chem.266,1
0162(1991). 16. M.A.Beaven,R.E.Shaff
Biochem.Pharmacol.24,979
(1975). 17. J.R.Williamson,J.Cli
n.Invest.85,1167(1990).
B.A.Wolf等、J.Clin.Invest.8
7,31(1991). 18. K.Chang,W.Allison,J.H
arlow,J.R.Williamson,Diab
etes 40,210A(1991). 19. L.C.Green等、Anal.Bioch
em.126,131(1982). 20. M.L.McDaniel,J.R.Colc
a,N.Kotagal,P.E.Lacy,Meth
ods Enzymol.98,182(1983). 21. G.Pugliese等、Diabetolg
ia 32,847(1990). G.Puglie
se等、Metabol 39,690(1990). 22. R.G.Tilton,K.Chang,C.
Weigel,C.Kilo,J.R.William
son,Invest.Ophthalmal.Vi
s.Sci.29,861(1988).
r.,J.B.Hibbs,Jr.Proc.Nat
l.Acad.Sci.USA 87,1223(19
90). 15. J.C.Drapier,C.Pellat,
Y.Henry J.Biol.Chem.266,1
0162(1991). 16. M.A.Beaven,R.E.Shaff
Biochem.Pharmacol.24,979
(1975). 17. J.R.Williamson,J.Cli
n.Invest.85,1167(1990).
B.A.Wolf等、J.Clin.Invest.8
7,31(1991). 18. K.Chang,W.Allison,J.H
arlow,J.R.Williamson,Diab
etes 40,210A(1991). 19. L.C.Green等、Anal.Bioch
em.126,131(1982). 20. M.L.McDaniel,J.R.Colc
a,N.Kotagal,P.E.Lacy,Meth
ods Enzymol.98,182(1983). 21. G.Pugliese等、Diabetolg
ia 32,847(1990). G.Puglie
se等、Metabol 39,690(1990). 22. R.G.Tilton,K.Chang,C.
Weigel,C.Kilo,J.R.William
son,Invest.Ophthalmal.Vi
s.Sci.29,861(1988).
【0054】政府支援の証明 本研究は部分的に、Nationai Institu
tes of Health認可DK06181、T3
2DK07296、EY06600、HL39934お
よびDK20579によって支援された。
tes of Health認可DK06181、T3
2DK07296、EY06600、HL39934お
よびDK20579によって支援された。
【図1】IL−1β−誘発ニトライト生成に対するアミ
ノグアニジンの効果を示すグラフ(Fig.1A)。
ノグアニジンの効果を示すグラフ(Fig.1A)。
【図2】Rin m5F細胞によるCGMP蓄積に対す
るアミノグアニジンの効果を示すグラフ(Fig.1
B)。
るアミノグアニジンの効果を示すグラフ(Fig.1
B)。
【図3】膵島によるグルコース刺激分泌のIL−1β−
誘発抑制に対するアミノグアニジンの効果を示すグラフ
(Fig.1C)。
誘発抑制に対するアミノグアニジンの効果を示すグラフ
(Fig.1C)。
【図4】膵島によるIL−1−誘発鉄−ニトロシル コ
ンプレックス生成に対するアミノグアニジンの効果を示
すグラフ(Fig.2)。
ンプレックス生成に対するアミノグアニジンの効果を示
すグラフ(Fig.2)。
【図5】平均動脈血圧に対するアミノグアニジンの効果
およびNG −モノメチル−L−アルギニンの効果を示す
グラフ(Fig.3)。
およびNG −モノメチル−L−アルギニンの効果を示す
グラフ(Fig.3)。
【図6】血管アルブミン透過性に係るグルコース−誘発
増大に対するアミノグアニジンおよびNG −モノメチル
−L−アルギニンの効果を示すグラフ(Fig.4
A)。
増大に対するアミノグアニジンおよびNG −モノメチル
−L−アルギニンの効果を示すグラフ(Fig.4
A)。
【図7】血管アルブミン透過性に係る糖尿病誘発増大に
対するアミノグアニジンおよびNG −モノメチル−L−
アルギニンの効果を示すグラフ(Fig.4B)。
対するアミノグアニジンおよびNG −モノメチル−L−
アルギニンの効果を示すグラフ(Fig.4B)。
【図8】血流に係る糖尿病誘発増加に係るアミノグアニ
ジンおよびNG −モノメチル−L−アルギニンの効果を
示すグラフ(Fig.4C)。
ジンおよびNG −モノメチル−L−アルギニンの効果を
示すグラフ(Fig.4C)。
AG アミノグアニジン NMMA NG −モノメチル−L−グアニジン MPA 平均動脈血圧 Glu グルコース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61P 29/00 101 A61P 29/00 101 37/00 37/00 37/06 37/06 43/00 111 43/00 111 (72)発明者 マイクル リン マックダニエル アメリカ合衆国ミズリー州セント ルイ ス,ウオリック レーン 820 (72)発明者 ロナルド ジーン ティルトン アメリカ合衆国ミズリー州セント ルイ ス,ウエスト パイン 4302 (56)参考文献 特開 昭62−142114(JP,A) 特開 昭64−56614(JP,A) Science,Vol.232,No 4758(1986),p.1629−1632 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 31/155 CA(STN)
Claims (7)
- 【請求項1】 アミノグアニジンを有効成分として含有
する酸化窒素シンターゼ阻害剤。 - 【請求項2】 アミノグアニジンを有効成分として含有
する酸化窒素シンターゼ阻害剤(ただし、二次グリコシ
ル化最終産物生成抑制剤ではない)。 - 【請求項3】 アミノグアニジンを有効成分として含有
する、高血圧を生じさせる構成血管酸化窒素シンターゼ
を阻害することなく、疾患の進行により打撃を受けた組
織における誘導酸化窒素シンターゼを阻害する、酸化窒
素シンターゼ阻害剤。 - 【請求項4】 アミノグアニジンを有効成分として含有
する、神経炎、神経学的障害、心筋梗塞、卒中、血圧降
下、糸球体腎炎または免疫系の疾患を治療するための医
薬組成物(ただし、前記糸球体腎炎は、酸化窒素シンタ
ーゼ阻害剤ではない、二次グリコシル化最終産物生成抑
制剤による治療に対しては抵抗性である)。 - 【請求項5】 免疫系の疾患が、移植臓器拒絶反応また
は慢性関節リウマチである請求項4に記載の医薬組成
物。 - 【請求項6】 血圧降下が敗血症によるものである請求
項4に記載の医薬組成物。 - 【請求項7】 疾患が、酸化窒素シンターゼ阻害剤では
ない、二次グリコシル化最終産物生成抑制剤による治療
に対しては抵抗性である、請求項4〜6のいずれか1項
に記載の医薬組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US80791291A | 1991-12-16 | 1991-12-16 | |
US807912 | 1991-12-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05255079A JPH05255079A (ja) | 1993-10-05 |
JP3251673B2 true JP3251673B2 (ja) | 2002-01-28 |
Family
ID=25197413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33418592A Expired - Fee Related JP3251673B2 (ja) | 1991-12-16 | 1992-12-15 | 酸化窒素生成の抑制方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0547558B1 (ja) |
JP (1) | JP3251673B2 (ja) |
AT (1) | ATE191847T1 (ja) |
CA (1) | CA2085399A1 (ja) |
DE (1) | DE69230928T2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5358969A (en) * | 1991-12-16 | 1994-10-25 | Washington University | Method of inhibiting nitric oxide formation |
IL107771A0 (en) * | 1992-11-27 | 1994-02-27 | Wellcome Found | Pharmaceutical compositions containing isothiourea derivatives certain such novel compounds and their preparation |
CZ29996A3 (en) * | 1993-08-12 | 1996-09-11 | Astra Ab | Amidine derivatives with activities of nitrogen oxide sythetase |
AU1209995A (en) * | 1993-11-17 | 1995-06-06 | Duke University Medical Center | Use of nitric oxide synthase inhibitors in the treatment of autoimmune diseases |
ATE182889T1 (de) * | 1994-05-07 | 1999-08-15 | Astra Ab | Bicyclische amidinderivate als no-synthetase inhibitoren |
WO1996021445A1 (en) * | 1995-01-13 | 1996-07-18 | The General Hospital Corporation | Methods of inhibiting neurodegenerative diseases |
US5929063A (en) * | 1995-03-24 | 1999-07-27 | Children's Hospital Medical Center | Mercapto and seleno derivatives as inhibitors of nitric oxide synthase |
US5674907A (en) * | 1995-03-24 | 1997-10-07 | Children's Hospital Medical Center | Mercapto derivatives as inhibitors of nitric oxide synthase |
US5780513A (en) * | 1996-08-22 | 1998-07-14 | Washington University | Method of inhibiting the release of bioactive IL-1 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3541218A (en) * | 1969-06-18 | 1970-11-17 | Lilly Co Eli | Omicron-fluorobenzylaminoguanidine for diabetes |
US4758583A (en) * | 1984-03-19 | 1988-07-19 | The Rockefeller University | Method and agents for inhibiting protein aging |
EP0339496A3 (en) * | 1988-04-26 | 1991-05-08 | Ono Pharmaceutical Co., Ltd. | Aminoguanidine derivatives |
-
1992
- 1992-12-15 AT AT92121318T patent/ATE191847T1/de not_active IP Right Cessation
- 1992-12-15 EP EP92121318A patent/EP0547558B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-12-15 DE DE69230928T patent/DE69230928T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-12-15 JP JP33418592A patent/JP3251673B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1992-12-15 CA CA002085399A patent/CA2085399A1/en not_active Abandoned
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
Science,Vol.232,No4758(1986),p.1629−1632 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05255079A (ja) | 1993-10-05 |
EP0547558B1 (en) | 2000-04-19 |
ATE191847T1 (de) | 2000-05-15 |
DE69230928T2 (de) | 2001-01-11 |
EP0547558A1 (en) | 1993-06-23 |
CA2085399A1 (en) | 1993-06-17 |
DE69230928D1 (de) | 2000-05-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5246971A (en) | Method of inhibiting nitric oxide formation | |
EP0784429B1 (en) | Therapeutic combinations of venous dilators and arterial dilators | |
Alderton et al. | GW274150 and GW273629 are potent and highly selective inhibitors of inducible nitric oxide synthase in vitro and in vivo | |
US5246970A (en) | Method of inhibiting nitric oxide formation | |
US6617337B1 (en) | Use of nitroxides for the treatment of essential hypertension | |
WO1996010910A9 (en) | Method and formulation of stimulating nitric oxide synthesis | |
JP3251673B2 (ja) | 酸化窒素生成の抑制方法 | |
Jailer et al. | The influence of orally administered alkali and acid on the renal excretion of quinacrine, chloroquine and santoquine | |
US5358969A (en) | Method of inhibiting nitric oxide formation | |
KR100879253B1 (ko) | 에이디피-라이보실 사이클레이즈 억제제를 이용한 고혈압 및 당뇨병성 신증의 치료제 | |
US20100249224A1 (en) | Methods and compositions for modulating glutamate dehydrogenase | |
KR20090102782A (ko) | 의약 조성물 | |
WO1996012483A1 (en) | Method of inhibiting nitric oxide formation | |
FI68970C (fi) | Foerfarande foer framstaellning av en ny medicinskt anvaendbarhemin-foerening | |
WO2002026231A1 (en) | Use of nitroxides for the treatment of vascular disorders in a diabetic mammal | |
US5710181A (en) | Inhibition of nitric oxide formation in inflammatory bowel disease | |
JPH07506568A (ja) | 糖尿病治療のための既存の薬剤の使用 | |
US5780513A (en) | Method of inhibiting the release of bioactive IL-1 | |
US11458144B1 (en) | Methods for using 5-HMF analogs with increased solubility to inhibit or reverse RBC sickling | |
JP2020520904A (ja) | 薬剤、組成物、及びそれに関連する方法 | |
EP2671576B1 (en) | Pharmaceutical composition for treating diseases associated with insulin resistance and ß-cell dysfunction | |
JP2756941B2 (ja) | 2−クロロ−3−アリールアミノ−1,4−ナフトキノン誘導体の血小板凝集抑制剤としての用途 | |
JP2793096B2 (ja) | イミダゾリン誘導体及び血圧維持薬 | |
JPH05320072A (ja) | 虚血性脳疾患治療薬 | |
Russell et al. | GW274150 and GW273629 are potent and highly selective inhibitors of inducible nitric oxide synthase in vitro and in... |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081116 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |