JP3250581B2 - 回転体用トランスミッタの固定方法 - Google Patents

回転体用トランスミッタの固定方法

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JP3250581B2
JP3250581B2 JP21112493A JP21112493A JP3250581B2 JP 3250581 B2 JP3250581 B2 JP 3250581B2 JP 21112493 A JP21112493 A JP 21112493A JP 21112493 A JP21112493 A JP 21112493A JP 3250581 B2 JP3250581 B2 JP 3250581B2
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秀靖 飯沼
伸也 皆川
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転体用テレメータの
トランスミッタで、回転体に取付けられる回転体用トラ
ンスミッタの固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】回転体用テレメータは回転体の歪み、振
動、トルク、温度、加速度などの測定データをテレメー
タの固定部へ伝送し、表示するシステムである。回転体
用テレメータ・システムは回転体に取付けられるセンサ
と、同じく回転体に取付けられるトランスミッタと、ト
ランスミッタの信号伝送面と対向して固定部に設けられ
る受信用アンテナとトランスミッタ電源供給の為の電力
用コイルと、この受信用アンテナと電力用コイルに接続
し固定した位置に置かれるレシーバおよび電源から構成
される。
【0003】歪み、温度などの物理量はトランスミッタ
に接続したストレインゲージ、熱電対などにより電気量
に変換され、トランスミッタはその変化量に比例して無
線の搬送波の周波数を変化させ送信する。センサとトラ
ンスミッタを回転体に取付け、固定側の受信用アンテナ
にて測定データを受信しレシーバで記録、表示する。ト
ランスミッタは固定側の受信用アンテナ近傍にある電力
用コイルから誘導方式により電源を供給され、上記動作
が可能となる。
【0004】図3は回転軸にトランスミッタを従来の方
法で取付けた状態を示す縦断面図である。トランスミッ
タ1は信号伝送面2を回転軸6と対向して配置し、裏面
3を回転軸6に固定された支持部材5に固定する。トラ
ンスミッタ1には大きな遠心力が作用し、支持部材5に
も大きな遠心力とこれによる引っ張り応力が働くため、
支持部材5は金属材料で構成されている。トランスミッ
タ1は電源を必要とするので、電池を有する場合と、コ
イルを設け、固定側支持部材4に設けた固定側コイルと
の間で誘導方式により電気の供給を受ける場合とがあ
る。トランスミッタ1の信号伝送面2の内側には送信用
アンテナ7と回転側電力用コイル8が設けられている。
固定側支持部材4はトランスミッタ1と回転軸6との間
で、信号伝送面2に対向して配置され、受信用アンテナ
9と固定側電力用コイル10を送信用アンテナ7と回転
側電力用コイル8に対向した位置に有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】支持部材5は大きな遠
心力と引っ張り応力に耐えるため、金属材料で構成され
ている。この支持部材5で信号伝送面2を押さえてしま
うと、この支持部材5を通して電力、信号の伝送が出来
ないため、信号伝送面2を回転軸6に対向して配置し、
この信号伝送面2と回転軸6との間に固定側支持部材4
を配置している。このためトランスミッタ1の支持構造
や固定側支持部材4の取付け構造が複雑になっていた。
【0006】本発明は上述の問題点に鑑みて成されたも
ので、トランスミッタの支持部材に非金属材料を用い、
信号伝送面を回転軸の半径外方向に向けてトランスミッ
タを配置することにより、トランスミッタとアンテナの
取付け構造を簡単化した回転体用トランスミッタの固定
方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、回転体外表面に設置され回転体からの信
号を伝送する回転体用トランスミッタの固定方法におい
て、トランスミッタの信号伝送面を回転体の回転軸の半
径方向外方に向けて配置し、該信号伝送面を回転軸を取
り囲むリング状の非金属材料よりなる支持部材で押さ
え、前記トランスミッタを回転体に固定するようにした
ものである。
【0008】また、前記非金属材料をガラス・エポキシ
樹脂の複合材としたものである。
【0009】
【作用】トランスミッタの信号伝送面を回転軸の半径方
向外方に向けて配置し、信号伝送面を回転軸を取り囲む
リング状の非金属材料よりなる支持部材で押さえ、トラ
ンスミッタを回転体に固定する。このような支持方法に
より支持構造も簡単になる。信号伝送面を非金属材料の
支持部材で押さえても、非金属材料は電波を通すので信
号の伝送に支障をきたさない。このためアンテナを支持
部材に対向して取付ければよいので、従来のように回転
軸とトランスミッタの間に取付ける必要がなく、アンテ
ナの支持構造も簡単になる。
【0010】非金属材料としてガラス・エポキシ樹脂の
複合材を用いると、強度的にも十分耐え、エポキシ樹脂
は誘電率が高いので、信号の伝達が良くなり、信号伝送
面とアンテナの間隔を大きくすることができる。これに
よりアンテナの取付けや支持構造が簡単になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本実施例の縦断面図、図2は図1のX−X
断面図である。なお、図3と同一符号は同一のものを表
す。トランスミッタ1の支持部材は、回転軸6に嵌合す
る円筒で一端にフランジを有する円筒支持部材12と、
円筒支持部材12の他端のフランジとなるフランジ支持
部材13と、トランスミッタ1の信号伝送面2を押さえ
るリング状の押さえ支持部材11よりなる。円筒支持部
材12の円周上90°おきにトランスミッタ1がその信
号伝送面2を回転軸6の半径方向外方に向けて配置さ
れ、側壁14と円筒支持部材12のフランジとフランジ
支持部材13のフランジにより四周を囲まれ、裏面3は
円筒支持部材12の円筒面に接している。押さえ支持部
材11はガラス・エポキシ樹脂の複合材(FRP)であ
るが、他の支持部材12、13、側壁14は金属材料、
FRPのいずれでも良い。大きな遠心力を受けるトラン
スミッタ1は、その信号伝送面2を押さえ支持部材11
のリングによって押さえられ、円筒支持部材12を介し
て回転軸6に固定される。リングには引張り力のみ加わ
るのでガラス・エポキシ樹脂の複合材で十分耐えられ
る。本実施例では、トランスミッタ1を回転軸6に取付
けたが、回転軸6に取付けられた回転体にも同様にして
取付けることができる。
【0012】固定側支持部材4は信号伝送面2と、押さ
え支持部材11を介して、対向して配置され、回転しな
い固定部に固定されている。トランスミッタ1には送信
用アンテナ7と送信用アンテナ7に信号を送る信号送信
器15と誘導方式により電源を得るための回転側電力用
コイル8が設けられており、固定側支持部材4にはこれ
らに対応して受信用アンテナ9と固定側電力用コイル1
0が設けられている。固定側支持部材4とトランスミッ
タ1の信号伝送面2との間には押さえ支持部材11が介
在するが、誘電率の高いエポキシ樹脂なので、送信用ア
ンテナ7と受信用アンテナ9との電波の伝達、電力用コ
イル8、10間の誘導起電力の発生には有効であり、固
定側支持部材4と信号伝送面2の間隔を大きくすること
ができる。
【0013】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
はトランスミッタを、その信号伝送面を回転体の回転軸
の半径方向外方に向けて配置し、この信号伝送面を回転
軸を取り囲むリング状支持部材で押さえることにより回
転体に固定するので、支持部材を非金属材料とすること
ができ、回転するトランスミッタの外側にアンテナを非
金属材料の支持部材を介して配置できるようになる。こ
れにより、トランスミッタの支持構造およびアンテナの
取付けが簡単になるとともにコンパクトな構造とするこ
とができる。また、トランスミッタを固定する支持部材
をガラス・エポキシ樹脂の複合材とすることにより、ト
ランスミッタとアンテナ間の信号、電力の伝達効率が向
上するので両者の間隔を大きくすることができ、トラン
スミッタやアンテナの配置が容易となる。以上によりス
ペースに余裕が少ない場合でもトランスミッタの組み込
みが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図 1】本発明の実施例の縦断面図である。
【図 2】図1のX−X断面図である。
【図 3】従来のトランスミッタの固定方法を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 トランスミッタ 2 信号伝送面 3 裏面 4 固定側支持部材 6 回転軸(回転体) 7 送信用アンテナ 8 回転側電力用コイル 9 受信用アンテナ 10 固定側電力用コイル 11 押さえ支持部材(支持部材) 12 円筒支持部材 13 フランジ支持部材 14 側壁 15 信号送信器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−161540(JP,A) 特開 昭59−19441(JP,A) 特開 平4−205497(JP,A) 特開 昭62−229397(JP,A) 実開 平4−66695(JP,U) 実開 昭49−68446(JP,U) 実公 昭36−27898(JP,Y1) 実公 昭57−45718(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08C 17/00 G08C 19/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体外表面に設置され回転体からの信
    号を伝送する回転体用トランスミッタの固定方法におい
    て、 トランスミッタの信号伝送面を回転体の回転軸の半径方
    向外方に向けて配置し、該信号伝送面を回転軸を取り囲
    むリング状の非金属材料よりなる支持部材で押さえ、前
    記トランスミッタを回転体に固定することを特徴とする
    回転体用トランスミッタの固定方法。
  2. 【請求項2】 前記非金属材料をガラス・エポキシ樹脂
    の複合材としたことを特徴とする請求項1記載の回転体
    用トランスミッタの固定方法。
JP21112493A 1993-08-26 1993-08-26 回転体用トランスミッタの固定方法 Expired - Lifetime JP3250581B2 (ja)

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JPS542111Y2 (ja) * 1972-09-25 1979-01-29
JPS5745718Y2 (ja) * 1978-10-25 1982-10-08
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JP2978559B2 (ja) * 1990-11-30 1999-11-15 株式会社日本システム研究所 信号伝送装置

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