JP3249432B2 - 衣類乾燥機用補助具 - Google Patents

衣類乾燥機用補助具

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JP3249432B2 JP16818097A JP16818097A JP3249432B2 JP 3249432 B2 JP3249432 B2 JP 3249432B2 JP 16818097 A JP16818097 A JP 16818097A JP 16818097 A JP16818097 A JP 16818097A JP 3249432 B2 JP3249432 B2 JP 3249432B2
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    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
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    • D06F59/02Supports adapted to retain the shape of particular articles being dried, e.g. incorporating heating means for garments
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    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F58/00Domestic laundry dryers
    • D06F58/02Domestic laundry dryers having dryer drums rotating about a horizontal axis
    • D06F58/04Details 
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラム式の衣類乾
燥機に用いる衣類乾燥機用補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭用の衣類乾燥機は、湿った衣類を収
容したドラム内に乾燥した熱風を供給し、衣類から蒸発
した水分を含む湿った熱風を冷却することにより除湿
し、乾燥させた空気をヒータにて再加熱してドラムへ循
環する構成となっている。ドラムは水平軸を中心にゆっ
くりと回転され、これによりドラム内の衣類は攪拌され
てむらのない乾燥が実行される。
【0003】近年、経済性等の側面から、従来は専門の
ドライクリーニング業者に依頼していたドライクリーニ
ング指定マーク付の衣類(以下「ドライマーク衣類」と
いう)を一般の家庭で洗濯することも多くなってきてお
り、このような衣類を対象とする洗濯コースを設けた洗
濯機や該洗濯機に使用する洗剤等が相次いで商品化され
ている。また、上記衣類乾燥機においても、家庭で洗濯
されたドライマーク衣類を適正に乾燥できるように工夫
がなされたものが商品化されつつある。
【0004】一般に、ドライマーク衣類は、攪拌や摩擦
等の機械的ストレスにより、布傷み、縮み、型崩れ等を
生じ易い。そこで、従来の衣類乾燥機においてドライマ
ーク衣類を乾燥する際には静止乾燥棚を利用するのが一
般的である。静止乾燥棚は、ドラム内部に該ドラムが回
転しても位置が固定されるように装着され、衣類は該棚
上に折り畳んで載置される。乾燥運転時に衣類は動かな
いので、衣類に対する機械的ストレスは全くない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、衣類は
折り畳んだ状態で固定されて置かれているので、熱風は
衣類の上面と下面とに均一には当たりにくく、しかも折
り畳んだ衣類の内側には熱風が到達しない。このため、
通常、所定の運転時間だけ乾燥を行なった後に、内側に
なっていた部分が外側になるように衣類を載置し直し、
再度乾燥運転を行なう必要があった。従って、使用者に
とっては大変手間がかかると共に、乾燥に要する時間も
長かった。
【0006】本発明は上記問題を解決するために成され
たもので、その目的とするところは、ドライマーク衣類
に対する損傷を抑え且つ効率的に乾燥することができる
衣類乾燥機用補助具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係る第1の衣類乾燥機用補助具は、
水平軸周りを回転するドラム内に衣類を収容し該ドラム
内に熱風を送り込んで衣類を乾燥する衣類乾燥機におい
て、ドラム内部に装着して用いる衣類乾燥機用補助具で
あって、その内部に衣類を平面的に収納し、収納された
衣類と共に二つ折り以上に折り返して使用するネット状
の袋部材と、該袋部材の折返し線がドラムの径方向と一
致するように該袋部材をドラム内部に着脱自在に張架す
るための取着部材と、を備えることを特徴としている。
【0008】また、本発明に係る第2の衣類乾燥機用補
助具は、上記第1の衣類乾燥機用補助具において、前記
袋部材はドラム内の熱風の流れ方向に対して平面的に収
納された衣類が略平行に位置するように該ドラム内に張
架されることを特徴としている。
【0009】また、本発明に係る第3の衣類乾燥機用補
助具は、上記第2の衣類乾燥機用補助具において、前記
袋部材は略平行な二箇所の折返し線を有することを特徴
としている。
【0010】また、本発明に係る第4の衣類乾燥機用補
助具は、上記第3の衣類乾燥機用補助具において、前記
取着部材は前記袋部材の二箇所の折返し線に挟まれた中
央面の両端部に固定されると共に、前記袋部材は二箇所
の折返し線にて同一方向に折り返した折返し面の対向す
る両端部を互いに着脱自在に連結するための止着部材を
有し、該止着部材にて連結された折返し面側の折返し線
に垂直方向の長さが前記中央面の長さよりも長くなるよ
うに前記折返し線の位置が決められることを特徴として
いる。
【0011】また、本発明に係る第5の衣類乾燥機用補
助具は、上記第1乃至第4のいずれかの衣類乾燥機用補
助具において、前記取着部材は、ドラムの内周壁に対向
して設けられる二箇所のバッフルに対応して前記袋部材
の両端に設けた係着部材であることを特徴としている。
【0012】また、本発明に係る第6の衣類乾燥機用補
助具は、上記第1乃至第4のいずれかの衣類乾燥機用補
助具において、前記取着部材は、金属製のドラムの内周
壁面に対して磁力により吸着する吸着部材であることを
特徴としている。
【0013】また、本発明に係る第7の衣類乾燥機用補
助具は、上記第6の衣類乾燥機用補助具において、前記
吸着部材のドラム内周壁側の密着面は、該内周壁の曲面
に対応して湾曲した形状であることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態及び発明の効果】上記本発明に係る
第1の衣類乾燥機用補助具では、衣類は広げた状態で
(小さく折り畳んだ状態でなく)袋部材の内部に収納さ
れ、ドラム内壁面に該袋部材が接触しないように所定の
折返し線で折り返しされた状態でドラム内部に取り付け
られる。すなわち、取着部材により袋部材はドラム内部
の空間に架設される。ドラムの回転に伴い袋部材に収納
された衣類も回転するので、全体に均一に熱風が当たり
易く、むらなく迅速に乾燥することができる。また、衣
類は攪拌されたりドラムの内周壁面に激しく衝突したり
することがないので、衣類に対する機械的ストレスは少
なく、衣類の損傷を軽減することができる。更には、袋
部材を折り返すことによりドラム回転時の該袋部材内部
の衣類の移動が妨げられるので、衣類の布同士、又は布
と袋部材との摩擦による衣類の損傷も抑えることができ
る。
【0015】上記衣類乾燥機用補助具を用いる通常の衣
類乾燥機では、ドラム回転等による空気流の乱れを除
き、熱風は略一方向に流れる。従って、袋部材をドラム
内に取り付ける際、平面状の衣類が熱風に対し略垂直又
は斜めになるように装着されると、一方の面には熱風が
直接当たらず該面は乾きにくい。そこで、第2の衣類乾
燥機用補助具では、熱風の方向に対し平面状の衣類が略
平行に位置するように袋部材を装着する。このため、衣
類の両面が熱風に晒され易いので、むらなく乾燥が一層
効率的に行なえる。
【0016】上記第3の衣類乾燥機用補助具では、袋部
材が略平行な二箇所の折返し線にて内部の衣類と共に折
り返されると、該衣類は袋部材のネットにより挟み込ま
れた状態で軽く固定される。このため、ドラム回転時の
袋部材内での衣類の移動はより確実に防止されるので、
衣類の布同士、又は布と袋部材との摩擦による衣類の損
傷は一層軽減される。また、衣類が袋部材内部で片寄ら
ないので、乾燥時に衣類に皺が多く発生することを防止
することもできる。
【0017】上記第4の衣類乾燥機用補助具では、袋部
材の両折返し面の端部が例えばスナップボタンやマジッ
クテープ等の止着部材で固定され、その折返し面が下側
になるようにドラム内部に架設されると、両折返し面が
下垂して中央面と共に断面略三角形状を成す。ドラムが
回転すると、両折返し面は折返し線近傍を軸として蝶動
し、折り返された内側の面、つまり断面略三角形状の内
部の空間にも熱風が送り込まれる。このため、衣類全体
に熱風がより行き渡り易く、むらなく効率的に乾燥が行
なえる。
【0018】上記1乃至第4の衣類乾燥機用補助具は使
用者によって簡単にドラム内部に着脱できるようにする
と共に、装着した状態ではドラムが回転しても外れるこ
とがないように安定して取り付けられる必要がある。そ
こで、上記第5の衣類乾燥機用補助具では、ドラムの内
周壁に対向して設けられる二箇所のバッフルに対応する
係着部材により袋部材をドラム内部に架設している。バ
ッフル側には係着部材に対応して適宜の凹部、孔等を設
けるようにすることができる。
【0019】また、上記第6の衣類乾燥機用補助具で
は、磁石の吸引力によりドラムの内周壁面に袋部材を取
り付ける。このため、ドラムがステンレス等の金属製で
あるものに限定されるが、ドラムの内周壁面に任意の箇
所に取付が可能であるので、装着が容易である。また、
第7の衣類乾燥機用補助具では、吸着部材が安定的にド
ラム内周壁面に張り付くので、ドラム回転時に脱落する
恐れが少なくなる。
【0020】
【実施例】以下、本発明による衣類乾燥機用補助具の一
実施例である乾燥用ネット袋を図に基づいて説明する。
まず、本実施例の乾燥用ネット袋を使用する衣類乾燥機
の全体構成を図1の側面縦断面図を参照して説明する。
衣類乾燥機1の機枠2の前面中央には衣類投入口3が設
けられ、その開口はドア4により開閉される。機枠2の
背面には後面板5が止着され、後面板5の略中央には外
部空気の吸気口6が形成されている。一方、機枠2の下
面には空気の排気口7が形成されている。機枠2内にお
いて、衣類投入口3を取り囲むように環状の板金製のド
ラム支持板8が取り付けられ、また後部には後面板5と
所定間隔を保って横方向に支持板9が架設されている。
この支持板9には一部を切り欠いたファンケーシング1
0が固定されており、これにより機枠2内はファン室1
1と乾燥室12とに区画されている。
【0021】乾燥室12内には水平軸型のドラム13
が、前面開口を衣類投入口3に対向させた状態でドラム
支持板8にフェルト等を介して支持され、後面側は主軸
14により回転自在に軸支されている。ドラム13の背
面にはリントフィルタ16に被覆された空気出口15が
形成される一方、前面のドラム支持板8の下部には空気
取入口17が形成されている。支持板9には乾燥室12
とファン室11とを連通する連通口18が形成され、空
気出口15からの空気流が確実に連通口18に至るよう
にシール部材19がドラム13と支持板9との間に取り
付けられている。
【0022】ファン室11内においては、主軸14に円
板状の合成樹脂製の両面ファン20が固着され、乾燥室
12側に位置する循環ファン20aと後面板5側に位置
する冷却ファン20bとがそれぞれ放射状に表裏一体に
形成されている。ファンケーシング10内には両面ファ
ン20を囲むように隔壁21が設けられ、この隔壁21
の略中央の円形開口に両面ファン20を収容することに
より、この両面ファン20と隔壁21とが相まってファ
ン室11内を乾燥風路22と冷却風路23とに区画して
いる。両面ファン20の周縁には乾燥風路22へ向けて
開口する同心状の回転溝が一体形成され、一方、隔壁2
1の内周縁には冷却風路23へ向けて開口する同心状の
固定溝が形成されており、両面ファン20の回転溝と隔
壁21の固定溝とは相互に非接触状態で遊嵌されてい
る。すなわち、両面ファン20の回転溝と隔壁21の固
定溝とはラビリンス結合を成している。このため、乾燥
風路22と冷却風路23との間は空気の交換ができない
ようになっている。
【0023】乾燥風路22の下部とドラム支持板8に形
成されている空気取入口17とは乾燥ダクト24により
連結されており、その内部の空気取入口17付近にはヒ
ータ25が配置されている。このヒータ25は、例えば
ハニカム形状の半導体ヒータで構成されている。乾燥ダ
クト24の最下部には、乾燥ダクト24内に凝縮した除
湿水を機外に排出するための排水口26が設けられてい
る。また、機枠2内の底部にはモータ27が配置され、
モータ27はドラム13の外周面に巻掛けられたVベル
ト32にプーリ31を介して回転力を与える一方、プー
リ28、ファンベルト29を介して冷却ファン20bの
中央に形成されたプーリ30に回転力を与えている。
【0024】而して、乾燥運転時には、モータ27の回
転駆動力により、ドラム13が低速で、両面ファン20
は高速でそれぞれ回転され、同時にヒータ25に通電さ
れて乾燥風が加熱される。これにより、循環ファン20
aの回転で生起した風が、乾燥風路22、乾燥ダクト2
4、ドラム13を通って循環し、熱風がドラム13内を
通過する際に衣類から水分を奪う。一方、冷却ファン2
0bの回転により、外気が吸気口6から冷却風路23内
に導入され排気口7から排出される。このとき両面ファ
ン20自体が冷気により冷却される。ドラム13を通過
した後の水分を含む熱気は両面ファン20に接触して冷
却され、凝縮した水が乾燥風路22の内壁を流下して排
水口26から排出される。
【0025】次に、本実施例の乾燥用ネット袋を図2〜
図7を参照して説明する。図2は、本実施例の乾燥用ネ
ット袋の平面図、図3はこの乾燥用ネット袋を上記衣類
乾燥機のドラム13内部に取り付けたときのドラム内部
の正面図、図4は図3の上面図、図5は図3のB1−B2
線断面図、図6は図3のC部分の拡大図、図7は乾燥用
ネット袋を広げて衣類を収納した状態を示す平面図であ
る。
【0026】この乾燥用ネット袋は、図2に示すよう
に、内部に衣類を収納するための四辺形状の袋部40
と、袋部40の両端中央付近に取り付けられた取着部5
0とから成る。袋部40の袋本体41は適当な大きさの
網目を有するネットから成り、図2では上辺がネットの
折返し辺となり、他の三辺において細長い布材により袋
本体41を閉塞する耳部(縫着部)42を形成してい
る。対向する両側の二辺の耳部42は袋本体41よりも
両側(図2では上下方向)に延出しており、その上端及
び下端にはそれぞれ互いに着脱自在に嵌合する凸側スナ
ップボタン43a及び凹側スナップボタン43bが縫い
付けられている。また、袋本体41には、大きなL字状
の衣類収納口44が設けられ、該収納口44はファスナ
ー45で開閉自在となっている。
【0027】袋本体41を構成するネットは、機械的摩
擦及び熱に対して強い素材を用いることが好ましく、例
えば太さが420デニールのナイロン100%の糸が適
当である。また、内部に収納した衣類との摩擦を軽減す
ると共に過度の伸縮性を抑制するには、ナイロン糸の表
面に樹脂材をコーティングすることが好ましい。ネット
の網目は、小さ過ぎると空気の流通が悪くなり乾燥しに
くく、逆に大き過ぎると内部の衣類が網目からはみ出す
恐れがある。このため、六角形で開口の大きさが4mm
×6mm程度のものが適当である。
【0028】取着部50は、図6に示すように、耳部4
2の中央付近を上下から挟み込んで袋本体41に固定さ
れる挟持部材51と、該挟持部材51にネジ52で取り
付けられた幅広のピンチ53とから構成される。ピンチ
53は、軸54を中心に回動する二つの可動部材55、
56をねじりコイルバネ等の付勢部材57で連結した構
成を有し、可動部材55、56に力を加えない状態では
両可動部材55、56のL字形先端のツメ55a、56
aが当接している。
【0029】上記乾燥用ネット袋を用いて乾燥を行なう
際には、まず、図2に示すように袋本体41を広げた状
態でファスナー45開いて収納口44を開放し、内部に
衣類を収納する。通常の大きさの長袖セーターのような
衣類では、図7に示すように、衣類60の両袖部を胴体
側に折り返しさえすれば、そのまま広げた袋本体41内
に収納することができる。そして、この状態でファスナ
ー45を閉じ、A1線及びA2線近傍で内側の衣類60と
共に袋本体41の両側(図2、図7では上側及び下側)
を同方向に折り返す。これにより、両側の折返し面41
b、41cの縁端の一部が重なった三つ折り状態とな
る。そして、両端の耳部42の凸側スナップボタン43
aと凹側スナップボタン43bとを止める。このように
衣類60を袋本体41と共に折り返すと、衣類60は両
面からネットに挟まれ且つ軽く押し付けられるので、袋
本体41内部で移動して片寄ることを防止することがで
きる。
【0030】その後、このように衣類60を収納した乾
燥用ネット袋を衣類乾燥機の衣類投入口3からドラム1
3内に入れ、図3及び図4に示すように、ドラム13の
内周壁に180°対向して設けられている二個の小型バ
ッフル131に対し両端のピンチ53で取り付ける。図
6に示すように、小型バッフル131の両側面にはピン
チ53の両可動部材55、56のツメ55a、56aが
嵌入する凹部132が形成されている。この凹部132
にツメ55a、56aが嵌入するようにピンチ53を取
り付けることにより、ピンチ53は小型バッフル131
安定的に固定され、ドラム13回転時にも脱落すること
がない。
【0031】袋本体41に力を加えないときの両ピンチ
53間の寸法は、衣類を内部に収納した状態で(衣類を
収納すると袋が膨らみ寸法が短くなる)、対向する二個
の小型バッフル131間の取付寸法よりも適度に(例え
ば10mm程度)短くなるようにしている。従って、図
3に示すように乾燥用ネット袋を装着するには、袋本体
41を両側に引っ張った状態で、袋本体41に適当なテ
ンションを加えて取り付ける必要がある。このため、袋
本体41内に衣類が収納されていても、その重量による
袋本体41の中央付近の下垂が少なくなる。袋本体41
の下垂が大きいとドラム13の回転時に揺れが大きくな
り、内部の衣類に対して大きな加速が加わると共に袋内
部で衣類が移動し易くなるが、上述のような取付によ
り、袋本体41の揺れを少なくすることができる。
【0032】従って、本実施例の乾燥用ネット袋をドラ
ム13内に適正に取り付けた状態では、図3及び図5に
示すように、袋本体41の三つ折りの中央面41aは略
水平に張支され、両側の折返し面41b、41cはスナ
ップボタン43a、43bの止着により定まる位置まで
下垂して、その内側には断面略三角形状の空間41dが
形成される。このような状態でドラム13が回転される
と、図5に示すように袋本体41の折返し面41b、4
1cが下側に位置するときには該折返し部41b、41
cは下垂して内側の空間41dが大きくなり、折返し面
41b、41cが上側にくると該折返し面41b、41
cが中央面41aの上に密着し、内側の空間41dは殆
どなくなる。すなわち、ドラム13の回転に伴って折返
し面41b、41cは折返し線A1、A2近傍を軸として
矢印Eの方向に蝶動するから、この動作により空気流が
生じ、内側の空間41dにも熱風が送り込まれる。この
ため、内側の空間41dに面する衣類60の表面も熱風
に晒され、良好に乾燥することができる。
【0033】なお、本実施例のような乾燥用ネット袋を
利用すれば、衣類に対する機械的ストレスは大きく軽減
される。しかしながら、より一層、機械的ストレスを減
らすには、衣類乾燥機において、ドライ乾燥のコースを
設け、該コースが選択された際には、ドラムの回転速度
を一般の衣類の乾燥コースよりも遅くし、また、大きな
加速度を加えないように、ドラムの回転開始及び停止時
にはその回転速度の立上り及び立下りを緩慢にするよう
な制御を行なうことが好ましい。更には、該ドライ乾燥
コースが選択された際には、ヒータの出力制御等を行な
うことにより、一般の衣類の乾燥コースよりもドラムに
供給される熱風の温度を低くし、衣類の温度があまり高
くならないようにすることが好ましい。
【0034】次に、本発明の衣類乾燥機用補助具の他の
実施例を図8により説明する。本実施例の乾燥用ネット
袋は、取着部50が上記実施例と相違する。すなわち、
本実施例の乾燥用ネット袋では、図8に示すように、挟
持部材51に磁石ホルダ58をネジ52で固着し、磁石
ホルダ58に保持される固定用磁石59が金属製のドラ
ム13内周壁面に吸着するようにしている。固定用磁石
59の密着面は、ドラム13の内周壁面の曲面に対応し
て膨出した曲面となっている。従って、ドラム13の内
周壁面に対し、広い密着面積をもって安定的に吸着させ
ることができる。このような取着部50の構成によれ
ば、ドラム13内周壁の任意の位置に乾燥機用ネット袋
を装着することが可能であるので着脱が容易になる。
【0035】ところで、このような固定用磁石を用いた
ネット袋は、衣類乾燥機のみならず洗濯機にも利用する
ことができる。図9は、上記の構造の衣類ネット袋を洗
濯機に用いたときの洗濯機の側面縦断面図である。洗濯
機70の外槽71内には回転自在の主軸72により洗濯
槽73が軸支されている。衣類ネット袋は、下垂した下
端が洗濯槽73底部に設けられた回転翼74に接触しな
いように、洗濯槽73の底部から所定の高さに取り付け
られる。なお、このような洗濯機用の衣類ネット袋で
は、広げた袋本体41の周囲を取り囲んで洗濯槽73の
円周面が存在するので、取着部50の固定用磁石の曲面
の方向は図8に示したものに対し垂直になっている。
【0036】なお、上記実施例は一例であって、本発明
の趣旨に沿った範囲で適宜変形や修正を行なえることは
明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の衣類乾燥機用補助具を用いる衣類乾
燥機の側面縦断面図。
【図2】 本発明の衣類乾燥機用補助具の一実施例であ
る乾燥用ネット袋の平面図。
【図3】 本実施例の乾燥用ネット袋を図1の衣類乾燥
機のドラム内部に取り付けたときのドラム内部の正面
図。
【図4】 図3の上面図。
【図5】 図3のB1−B2線断面図。
【図6】 図3のC部分の拡大図。
【図7】 本実施例の乾燥用ネット袋を広げて衣類を収
納した状態を示す平面図。
【図8】 本発明の他の実施例による乾燥用ネット袋の
取着部の拡大図。
【図9】 洗濯機用衣類ネットとして使用したときの洗
濯機の側面縦断面図。
【符号の説明】
13…ドラム 131…小型バッフル 40…袋部 41…袋本体 41a…中央面 41b、41c…折返し面 42…耳部 43、43a、43b…スナップボタン 44…衣類収納口 50…取着部 51…挟持部材 53…ピンチ 59…固定用磁石 A1、A2…折返し線
フロントページの続き (72)発明者 奥 俊一郎 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 中野 明男 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−173597(JP,A) 特開 平4−307096(JP,A) 特開 平2−142599(JP,A) 実開 平3−38099(JP,U) 実開 昭50−38570(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 59/00 D06F 58/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平軸周りを回転するドラム内に衣類を
    収容し該ドラム内に熱風を送り込んで衣類を乾燥する衣
    類乾燥機において、ドラム内部に装着して用いる衣類乾
    燥機用補助具であって、その内部に衣類を平面的に収納
    し、収納された衣類と共に二つ折り以上に折り返して使
    用するネット状の袋部材と、該袋部材の折返し線がドラ
    ムの径方向と一致するように該袋部材をドラム内部に着
    脱自在に張架するための取着部材と、を備えることを特
    徴とする衣類乾燥機用補助具。
  2. 【請求項2】 前記袋部材はドラム内の熱風の流れ方向
    に対して平面的に収納された衣類が略平行に位置するよ
    うに該ドラム内に張架されることを特徴とする請求項1
    に記載の衣類乾燥機用補助具。
  3. 【請求項3】 前記袋部材は略平行な二箇所の折返し線
    を有することを特徴とする請求項2に記載の衣類乾燥機
    用補助具。
  4. 【請求項4】 前記取着部材は前記袋部材の二箇所の折
    返し線に挟まれた中央面の両端部に固定されると共に、
    前記袋部材は二箇所の折返し線にて同一方向に折り返し
    た折返し面の対向する両端部を互いに着脱自在に連結す
    るための止着部材を有し、該止着部材にて連結された折
    返し面側の折返し線に垂直方向の長さが該折返し面に挟
    まれた中央面の長さよりも長くなるように前記折返し線
    の位置が決められることを特徴とする請求項3に記載の
    衣類乾燥機用補助具。
  5. 【請求項5】 前記取着部材は、ドラムの内周壁に対向
    して設けられる二箇所のバッフルに対応して前記袋部材
    の両端に設けた係着部材であることを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれかに記載の衣類乾燥機用補助具。
  6. 【請求項6】 前記取着部材は、金属製のドラムの内周
    壁面に対して磁力により吸着する吸着部材であることを
    特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の衣類乾燥
    機用補助具。
  7. 【請求項7】 前記吸着部材のドラム内周壁側の密着面
    は、該内周壁の曲面に対応して湾曲した形状であること
    を特徴とする請求項6に記載の衣類乾燥機用補助具。
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