JP3246926U - マイクロバブル発生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置構成の簡易化を図ることができるとともに、液状媒体へ注入物を定量で注入して拡散することができるマイクロバブル発生装置を提供する。【解決手段】マイクロバブル発生装置10は、液状媒体が貯留された槽11と繋がれて液状媒体を循環させる循環構造12と、液状媒体中にガスを導入するガス導入構造13と、縮径部が設けられた流路を液状媒体が通ることで生じる圧力差を利用してガスが導入された液状媒体中にマイクロバブルを発生させるノズル14と、液状媒体がノズル14内の流路の縮径部を通ることで生じる負圧を利用して注入物をノズル14内へ吸引させて液状媒体に注入する注入構造15と、ノズル14内へ吸引される注入物の吸引量を調整する吸引量調整構造16とを備えている。【選択図】図3
Description
本考案は、槽内に貯留された液状媒体を循環させ、循環する液状媒体中にガスを導入してマイクロバルブを発生させ、さらに循環する液状媒体中に液体及び/又は気体からなる注入物を注入するマイクロバブル発生装置に関するものである。
液中にマイクロバルブを発生させ、さらに液体薬剤等を注入する装置として、特許文献1が開示されている。この装置は、ベンチュリ方式のマイクロバブル発生ノズルを備えている。ベンチュリ方式のマイクロバブル発生ノズルは、空気が溶解された液がノズル内を流れる際に圧力差を生じさせることで、マイクロバブルを発生させることができる。また、マイクロバブル発生ノズルには吸水気管が取り付けられており、液がノズル内を流れる際の圧力差でノズル内に生じる負圧力を利用して、吸水気管からノズル内に液体薬剤等を吸引することができる。このため、マイクロバブル発生ノズルは、ノズル内に吸引された液体薬剤等を液内に注入し、且つマイクロバブルによって液体薬剤等を液中に拡散させることができる。
通常、処理反応槽の液中に液体薬剤等を注入する装置は、ポンプを使用して液体薬剤等を液中に定量注入する構造と、ポンプを使用したエアー曝気で液体薬剤等が注入された液を撹拌する構造との2種類の構造を組み合わせたものが主流とされている。こうした装置は、液体薬剤等の注入用と撹拌用に複数のポンプを必要とし、特に、複数種類の液体薬剤等を用いる場合には、液体薬剤等の種類数に応じた数の注入用ポンプを必要とする。また、ポンプは吸込側と吐出側との流量バランスを保つための清掃メンテナンスに工数を要する。このため、装置構成の大型化、複雑化、繁雑化等の不具合が生じる。さらに、エアー曝気による撹拌は、液体薬剤等を液中へ十分に拡散することができず、処理反応槽内における液体薬剤等の濃度の均一化に時間を要する。
上記特許文献1の技術は、マイクロバブル発生ノズルが、ノズル内の負圧力を利用して吸水気管から液体薬剤等を吸引して液中に注入することができ、液中にマイクロバブルを発生させることで液体薬剤等を液中に拡散することができるから、液体薬剤等の注入と拡散を実質的に1つのポンプで賄うことが可能であり、上述した問題を解決できることになる。
しかし、上記のマイクロバブル発生ノズルを装置に実際に組み込む場合、例えば、液体薬剤等の注入量について、特許文献1の技術では考慮されておらず、実際に実用可能とするための技術が求められている実情がある。
上記特許文献1の技術は、マイクロバブル発生ノズルが、ノズル内の負圧力を利用して吸水気管から液体薬剤等を吸引して液中に注入することができ、液中にマイクロバブルを発生させることで液体薬剤等を液中に拡散することができるから、液体薬剤等の注入と拡散を実質的に1つのポンプで賄うことが可能であり、上述した問題を解決できることになる。
しかし、上記のマイクロバブル発生ノズルを装置に実際に組み込む場合、例えば、液体薬剤等の注入量について、特許文献1の技術では考慮されておらず、実際に実用可能とするための技術が求められている実情がある。
本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであり、装置構成の簡易化を図ることができるとともに、液状媒体へ注入物を定量で注入して拡散することができるマイクロバブル発生装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案は以下に示される。
[1]ポンプ、前記ポンプの吸込側に接続された吸込管、及び前記ポンプの吐出側に接続された吐出管を備え、液状媒体が貯留された槽と繋がれて前記液状媒体を循環させる循環構造と、
前記吸込管に接続された導入管、及び前記導入管内にガスを導入する導入部を備え、前記導入管内を流れる前記液状媒体中に前記ガスを導入するガス導入構造と、
両端が開口された筒状をなし、一端の開口が前記液状媒体の入口、他端の開口が前記液状媒体の出口となるように前記吐出管に接続されたケース、前記ケースの内部に収容されたコア、及び前記コアを貫通して前記ケースの前記入口から前記出口へ向かう方向へ伸び、且つ前記入口側が前記出口側よりも縮径されたテーパ状の縮径部を有する複数の流路を備え、前記縮径部を有する前記流路を前記液状媒体が通ることで生じる圧力差を利用して前記ガスが導入された前記液状媒体中にマイクロバブルを発生させるノズルと、
前記ノズル内と連通するように前記流路の前記縮径部と対応する位置に接続された吸引管、液体及び/又は気体からなる注入物を供給する注入物供給部、及び前記吸引管と前記注入物供給部を接続する注入管を備え、前記液状媒体が前記縮径部を通ることで生じる負圧を利用して前記注入物を前記ノズル内へ吸引させて前記液状媒体に注入する注入構造と、
前記注入管に接続された調整弁、及び前記調整弁及び前記ポンプを操作するコントローラを備え、前記ノズル内へ吸引される前記注入物の吸引量を調整する吸引量調整構造とを備えることを特徴とするマイクロバブル発生装置。
[2]前記ガス導入構造において、前記導入管は、前記吸込管よりも小径とされ、前記導入管内における前記液状媒体の流速を調節するバルブが接続されている[1]に記載のマイクロバブル発生装置。
[3]前記槽が浴槽であり、前記液状媒体が湯水であり、前記ガスが酸素である[1]又は[2]に記載のマイクロバブル発生装置。に記載のマイクロバブル発生装置。
[4]ポンプ、前記ポンプの吸込側に接続された吸込管、及び前記ポンプの吐出側に接続された吐出管を備え、液状媒体が貯留された槽と繋がれて前記液状媒体を循環させる循環構造と、
前記吸込管に接続された前記吸込管よりも小径の導入管、前記導入管に接続されて前記液状媒体の流速を調節するバルブ、及び前記導入管内にガスを導入する導入部を備え、前記液状媒体が前記吸込管から前記導入管へ流れることで生じる負圧を利用して前記導入管内に前記ガスを吸引し、前記液状媒体中に導入するガス導入構造と、
両端が開口された筒状をなし、一端の開口が前記液状媒体の入口、他端の開口が前記液状媒体の出口となるように前記吐出管に接続されたケース、前記ケースの内部に収容されたコア、及び前記コアを貫通して前記ケースの前記入口から前記出口へ向かう方向へ伸び、且つ前記入口側が前記出口側よりも縮径されたテーパ状の縮径部を有する複数の流路を備え、前記縮径部を有する前記流路を前記液状媒体が通ることで生じる圧力差を利用して前記ガスが導入された前記液状媒体中にマイクロバブルを発生させるノズルと、
前記ノズル内と連通するように前記流路の前記縮径部と対応する位置に接続された吸引管、液体及び/又は気体からなる注入物を供給する注入物供給部、及び前記吸引管と前記注入物供給部を接続する注入管を備え、前記液状媒体が前記縮径部を通ることで生じる負圧を利用して前記注入物を前記ノズル内へ吸引させて前記液状媒体に注入する注入構造と、
前記注入管に接続された調整弁、及び前記調整弁及び前記ポンプを操作するコントローラを備え、前記ノズル内へ吸引される前記注入物の吸引量を調整する吸引量調整構造とを備えることを特徴とするマイクロバブル発生装置。
[5]ポンプ、前記ポンプの吸込側に接続された吸込管、及び前記ポンプの吐出側に接続された吐出管を備え、湯水が貯留された浴槽と繋がれて前記湯水を循環させる循環構造と、
前記吸込管に接続された前記吸込管よりも小径の導入管、前記導入管に接続されて前記湯水の流速を調節するバルブ、及び前記導入管内に酸素を導入する導入部を備え、前記湯水が前記吸込管から前記導入管へ流れることで生じる負圧を利用して前記導入管内に前記酸素を吸引し、前記湯水中に導入するガス導入構造と、
両端が開口された筒状をなし、一端の開口が湯水の入口、他端の開口が前記湯水の出口となるように前記吐出管に接続されたケース、前記ケースの内部に収容されたコア、及び前記コアを貫通して前記ケースの前記入口から前記出口へ向かう方向へ伸び、且つ前記入口側が前記出口側よりも縮径されたテーパ状の縮径部を有する複数の流路を備え、前記縮径部を有する前記流路を前記湯水が通ることで生じる圧力差を利用して前記酸素が導入された前記湯水中にマイクロバブルを発生させるノズルと、
前記ノズル内と連通するように前記流路の前記縮径部と対応する位置に接続された吸引管、液体及び/又は気体からなる注入物を供給する注入物供給部、及び前記吸引管と前記注入物供給部を接続する注入管を備え、前記湯水が前記縮径部を通ることで生じる負圧を利用して前記注入物を前記ノズル内へ吸引させて前記湯水に注入する注入構造と、
前記注入管に接続された調整弁、及び前記調整弁及び前記ポンプを操作するコントローラを備え、前記ノズル内へ吸引される前記注入物の吸引量を調整する吸引量調整構造とを備えることを特徴とする浴槽用のマイクロバブル発生装置。
[1]ポンプ、前記ポンプの吸込側に接続された吸込管、及び前記ポンプの吐出側に接続された吐出管を備え、液状媒体が貯留された槽と繋がれて前記液状媒体を循環させる循環構造と、
前記吸込管に接続された導入管、及び前記導入管内にガスを導入する導入部を備え、前記導入管内を流れる前記液状媒体中に前記ガスを導入するガス導入構造と、
両端が開口された筒状をなし、一端の開口が前記液状媒体の入口、他端の開口が前記液状媒体の出口となるように前記吐出管に接続されたケース、前記ケースの内部に収容されたコア、及び前記コアを貫通して前記ケースの前記入口から前記出口へ向かう方向へ伸び、且つ前記入口側が前記出口側よりも縮径されたテーパ状の縮径部を有する複数の流路を備え、前記縮径部を有する前記流路を前記液状媒体が通ることで生じる圧力差を利用して前記ガスが導入された前記液状媒体中にマイクロバブルを発生させるノズルと、
前記ノズル内と連通するように前記流路の前記縮径部と対応する位置に接続された吸引管、液体及び/又は気体からなる注入物を供給する注入物供給部、及び前記吸引管と前記注入物供給部を接続する注入管を備え、前記液状媒体が前記縮径部を通ることで生じる負圧を利用して前記注入物を前記ノズル内へ吸引させて前記液状媒体に注入する注入構造と、
前記注入管に接続された調整弁、及び前記調整弁及び前記ポンプを操作するコントローラを備え、前記ノズル内へ吸引される前記注入物の吸引量を調整する吸引量調整構造とを備えることを特徴とするマイクロバブル発生装置。
[2]前記ガス導入構造において、前記導入管は、前記吸込管よりも小径とされ、前記導入管内における前記液状媒体の流速を調節するバルブが接続されている[1]に記載のマイクロバブル発生装置。
[3]前記槽が浴槽であり、前記液状媒体が湯水であり、前記ガスが酸素である[1]又は[2]に記載のマイクロバブル発生装置。に記載のマイクロバブル発生装置。
[4]ポンプ、前記ポンプの吸込側に接続された吸込管、及び前記ポンプの吐出側に接続された吐出管を備え、液状媒体が貯留された槽と繋がれて前記液状媒体を循環させる循環構造と、
前記吸込管に接続された前記吸込管よりも小径の導入管、前記導入管に接続されて前記液状媒体の流速を調節するバルブ、及び前記導入管内にガスを導入する導入部を備え、前記液状媒体が前記吸込管から前記導入管へ流れることで生じる負圧を利用して前記導入管内に前記ガスを吸引し、前記液状媒体中に導入するガス導入構造と、
両端が開口された筒状をなし、一端の開口が前記液状媒体の入口、他端の開口が前記液状媒体の出口となるように前記吐出管に接続されたケース、前記ケースの内部に収容されたコア、及び前記コアを貫通して前記ケースの前記入口から前記出口へ向かう方向へ伸び、且つ前記入口側が前記出口側よりも縮径されたテーパ状の縮径部を有する複数の流路を備え、前記縮径部を有する前記流路を前記液状媒体が通ることで生じる圧力差を利用して前記ガスが導入された前記液状媒体中にマイクロバブルを発生させるノズルと、
前記ノズル内と連通するように前記流路の前記縮径部と対応する位置に接続された吸引管、液体及び/又は気体からなる注入物を供給する注入物供給部、及び前記吸引管と前記注入物供給部を接続する注入管を備え、前記液状媒体が前記縮径部を通ることで生じる負圧を利用して前記注入物を前記ノズル内へ吸引させて前記液状媒体に注入する注入構造と、
前記注入管に接続された調整弁、及び前記調整弁及び前記ポンプを操作するコントローラを備え、前記ノズル内へ吸引される前記注入物の吸引量を調整する吸引量調整構造とを備えることを特徴とするマイクロバブル発生装置。
[5]ポンプ、前記ポンプの吸込側に接続された吸込管、及び前記ポンプの吐出側に接続された吐出管を備え、湯水が貯留された浴槽と繋がれて前記湯水を循環させる循環構造と、
前記吸込管に接続された前記吸込管よりも小径の導入管、前記導入管に接続されて前記湯水の流速を調節するバルブ、及び前記導入管内に酸素を導入する導入部を備え、前記湯水が前記吸込管から前記導入管へ流れることで生じる負圧を利用して前記導入管内に前記酸素を吸引し、前記湯水中に導入するガス導入構造と、
両端が開口された筒状をなし、一端の開口が湯水の入口、他端の開口が前記湯水の出口となるように前記吐出管に接続されたケース、前記ケースの内部に収容されたコア、及び前記コアを貫通して前記ケースの前記入口から前記出口へ向かう方向へ伸び、且つ前記入口側が前記出口側よりも縮径されたテーパ状の縮径部を有する複数の流路を備え、前記縮径部を有する前記流路を前記湯水が通ることで生じる圧力差を利用して前記酸素が導入された前記湯水中にマイクロバブルを発生させるノズルと、
前記ノズル内と連通するように前記流路の前記縮径部と対応する位置に接続された吸引管、液体及び/又は気体からなる注入物を供給する注入物供給部、及び前記吸引管と前記注入物供給部を接続する注入管を備え、前記湯水が前記縮径部を通ることで生じる負圧を利用して前記注入物を前記ノズル内へ吸引させて前記湯水に注入する注入構造と、
前記注入管に接続された調整弁、及び前記調整弁及び前記ポンプを操作するコントローラを備え、前記ノズル内へ吸引される前記注入物の吸引量を調整する吸引量調整構造とを備えることを特徴とする浴槽用のマイクロバブル発生装置。
本考案のマイクロバブル発生装置は、ガスを導入された液状媒体中にマイクロバブルを発生させるノズル、ノズル内へ注入物を吸引して液状媒体に注入する注入構造を備えており、ノズルは、所謂ベンチュリ式のものであって、内部を液状媒体が流れることにより、マイクロバブルを発生させることができ、さらに注入構造でノズル内へ注入物を吸引するための負圧を発生させることができる。マイクロバブル発生装置は、液状媒体を循環させる循環構造を備えており、液状媒体が循環して流れる限り、ノズルによるマイクロバブルの発生と、注入構造による注入物の液状媒体への注入とを行うことができるから、必要なポンプは循環用のもののみとすることができる。また、マイクロバブル発生装置は、注入物の吸引量を調整する吸引量調整構造を備えている。よって、マイクロバブル発生装置は、装置構成の簡易化を図ることができるとともに、液状媒体へ注入物を定量で注入して拡散することができる。
ここで示される事項は例示的なもの及び本考案の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本考案の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本考案の根本的な理解のために必要である程度以上に本考案の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本考案の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
本考案のマイクロバブル発生装置10は、液状媒体が貯留された槽11と繋げて使用され、槽11との間で液状媒体を循環させるとともに、液状媒体中へのガスの導入によってマイクロバルブを発生させ、さらに、液状媒体中へ液体及び/又は気体からなる注入物を注入するものである。
マイクロバブル発生装置10は、液状媒体を循環させる循環構造12と、液状媒体中へガスを導入するガス導入構造13と、液状媒体中にマイクロバルブを発生させるノズル14と、液状媒体中に注入物を注入する注入構造15と、注入物の注入量の調節に係る調整構造16とを備えている(図1~図3参照)。
マイクロバブル発生装置10は、液状媒体を循環させる循環構造12と、液状媒体中へガスを導入するガス導入構造13と、液状媒体中にマイクロバルブを発生させるノズル14と、液状媒体中に注入物を注入する注入構造15と、注入物の注入量の調節に係る調整構造16とを備えている(図1~図3参照)。
槽11は、液状媒体を貯留できるものであれば、用途、構成、容積等について特に限定されない。こうした槽11としては、メッキ槽、浴槽等を挙げることができる。
液状媒体は、槽11の用途等に応じて選択され、特に限定されないが、例えば、メッキ槽であればメッキ液、浴槽であれば湯水等とすることができる。
液状媒体は、槽11の用途等に応じて選択され、特に限定されないが、例えば、メッキ槽であればメッキ液、浴槽であれば湯水等とすることができる。
循環構造12は、ポンプ21と、ポンプ21の吸込側に接続された吸込管22と、ポンプの吐出側に接続された吐出管23とを備えている(図1~図3参照)。
ポンプ21は、吸込側から液状媒体を吸込み、その液状媒体を吐出側から吐出できるものであれば、種類等について特に限定されない。通常、ポンプ21には汎用ポンプを使用することができる。また、汎用ポンプは、吸い込んだ液体(液状媒体)に回転旋回流を与え、圧力液として吐出側から吐出することができる。
ポンプ21は、吸込側から液状媒体を吸込み、その液状媒体を吐出側から吐出できるものであれば、種類等について特に限定されない。通常、ポンプ21には汎用ポンプを使用することができる。また、汎用ポンプは、吸い込んだ液体(液状媒体)に回転旋回流を与え、圧力液として吐出側から吐出することができる。
吸込管22は、一端がポンプ21の吸込側に接続されており、他端が槽11の内部に投入等されることにより、槽11と接続等されている。吐出管23もまた、一端がポンプ21の吐出側に接続されており、他端が槽11の内部に投入等されることにより、槽11と接続されている。
循環構造12は、ポンプ21を駆動させることで、吸込管22を介して槽11の内部の液状媒体をポンプ21へと吸込み、ポンプ21の内部で液状媒体に圧力を付与して、その液状媒体を吐出管23を介して槽11の内部へ吐出することができる。吸込管22は、ポンプ21が駆動している間、槽11とマイクロバブル発生装置10との間で液状媒体を循環させることができる。
循環構造12は、ポンプ21を駆動させることで、吸込管22を介して槽11の内部の液状媒体をポンプ21へと吸込み、ポンプ21の内部で液状媒体に圧力を付与して、その液状媒体を吐出管23を介して槽11の内部へ吐出することができる。吸込管22は、ポンプ21が駆動している間、槽11とマイクロバブル発生装置10との間で液状媒体を循環させることができる。
ガス導入構造13は、マイクロバルブ発生の由来となるガスを液状媒体中に導入させるものである。
ガスは、マイクロバルブ発生の由来とすることができるのであれば、特に限定されない。こうしたガスとして、空気、酸素、窒素などを用いることができ、通常、空気を用いることができる。
ガスは、マイクロバルブ発生の由来とすることができるのであれば、特に限定されない。こうしたガスとして、空気、酸素、窒素などを用いることができ、通常、空気を用いることができる。
ガス導入構造13は、導入管31と、導入管31内にガスを導入する導入部32とを備えている(図3、図4参照)。導入管31は吸込管22に接続されており、その内部をポンプ21へ吸い込まれる液状媒体が流れている。
導入部32は、管体からなり、導入管31の内部と外部を連通させるように、導入管31の周壁を貫通して取り付けられている。
導入部32は、管体からなり、導入管31の内部と外部を連通させるように、導入管31の周壁を貫通して取り付けられている。
ガス導入構造13は、導入部32を介して導入管31の内部へガスを送り込むことにより、導入管31の内部を流れる液状媒体中にガスを導入させることができる。
液状媒体中に導入されたガスは、液状媒体とともにポンプ21の内部へ吸い込まれ、ポンプ21の内部で圧力を加えられることにより、液状媒体中に溶解させることができる。即ち、ガス導入構造13は、液状媒体中に空気や酸素や窒素等といったガスを導入させることで、溶存空気液、溶存酸素液、溶存窒素液等の溶存ガス液を得るための構造ということができる。
液状媒体中に導入されたガスは、液状媒体とともにポンプ21の内部へ吸い込まれ、ポンプ21の内部で圧力を加えられることにより、液状媒体中に溶解させることができる。即ち、ガス導入構造13は、液状媒体中に空気や酸素や窒素等といったガスを導入させることで、溶存空気液、溶存酸素液、溶存窒素液等の溶存ガス液を得るための構造ということができる。
ガス導入構造13において、導入管31は、その内径が、接続される吸込管22の内径よりも小径のものとすることができる(図4参照)。
この場合、吸込管22からの液状媒体の流れが導入管31で絞られることにより、導入管31内における液状媒体の流速が増加し、その流速の増加に伴って導入管31内に負圧が発生する現象、つまりはベンチュリ効果が発生する。
そして、ガス導入構造13は、ベンチュリ効果で導入管31内に発生した負圧を利用することにより、導入部32を介して導入管31の内部へガスを吸引することができる。
この場合、吸込管22からの液状媒体の流れが導入管31で絞られることにより、導入管31内における液状媒体の流速が増加し、その流速の増加に伴って導入管31内に負圧が発生する現象、つまりはベンチュリ効果が発生する。
そして、ガス導入構造13は、ベンチュリ効果で導入管31内に発生した負圧を利用することにより、導入部32を介して導入管31の内部へガスを吸引することができる。
導入管31には、導入管31内の液状媒体の流速を調節するバルブ34を取り付けることができる。ベンチュリ効果で導入管31の内部へガスを吸引する場合、バルブ34を使用して液状媒体の流速を調節することにより、導入管31の内部へのガスの吸引量を調整することができる。
即ち、ベンチュリ効果では、管内における流体の流速の増減に伴い、発生する負圧の大きさが変動する。よって、ガス導入構造13は、バルブ34を使用して液状媒体の流速を調節し、導入管31の内部に発生する負圧の大きさを調節することにより、導入管31の内部へのガスの吸引量の調整が可能となる。
なお、ガスの吸引量の調整については、例えば、液状媒体の流速が増すように調節することでガスの吸引量を増加させることができ、液状媒体の流速が減るように調節することでガスの吸引量を低減させることができる。
即ち、ベンチュリ効果では、管内における流体の流速の増減に伴い、発生する負圧の大きさが変動する。よって、ガス導入構造13は、バルブ34を使用して液状媒体の流速を調節し、導入管31の内部に発生する負圧の大きさを調節することにより、導入管31の内部へのガスの吸引量の調整が可能となる。
なお、ガスの吸引量の調整については、例えば、液状媒体の流速が増すように調節することでガスの吸引量を増加させることができ、液状媒体の流速が減るように調節することでガスの吸引量を低減させることができる。
導入部32は、ガス導入構造13へガスを供給するガス供給管35と接続することができる。
ガス供給管35は、途中で2つに分岐させることができ、一方に第1電磁弁36Aを接続することができる。
第1電磁弁36Aは、開くことでガス供給管35への自然空気の供給を許容し、閉じることでガス供給管35への自然空気の供給を規制することができる。
ガス供給管35は、途中で2つに分岐させることができ、一方に第1電磁弁36Aを接続することができる。
第1電磁弁36Aは、開くことでガス供給管35への自然空気の供給を許容し、閉じることでガス供給管35への自然空気の供給を規制することができる。
分岐させたガス供給管35の他方には、第2電磁弁36Bを介して、サブタンク37及びボンベ38を接続することができる。
第2電磁弁36Bは、開くことでガス供給管35へのガスの供給を許容し、閉じることでガス供給管35へのガスの供給を規制することができる。
ボンベ38には、窒素や酸素等の自然空気以外のガスを高圧状態で蓄えることができ、サブタンク37は、ボンベ38からガス供給管35へ供給されるガスの圧力を下げることができる
る。
第2電磁弁36Bは、開くことでガス供給管35へのガスの供給を許容し、閉じることでガス供給管35へのガスの供給を規制することができる。
ボンベ38には、窒素や酸素等の自然空気以外のガスを高圧状態で蓄えることができ、サブタンク37は、ボンベ38からガス供給管35へ供給されるガスの圧力を下げることができる
る。
導入部32には、ガス供給管35を介して、自然空気及び/又は自然空気以外のガスを供給することができる。
即ち、第1電磁弁36Aが開かれ、第2電磁弁36Bが閉じられた場合、ガス供給管35を介して導入部32には、自然空気を供給することができる。
また、第1電磁弁36Aが閉じられ、第2電磁弁36Bが開かれた場合、ガス供給管35を介して導入部32には、自然空気以外のガスを供給することができる。
あるいは、第1電磁弁36A及び第2電磁弁36Bが開かれた場合、ガス供給管35を介して導入部32には、自然空気とガスの混合気体を供給することができる。
即ち、第1電磁弁36Aが開かれ、第2電磁弁36Bが閉じられた場合、ガス供給管35を介して導入部32には、自然空気を供給することができる。
また、第1電磁弁36Aが閉じられ、第2電磁弁36Bが開かれた場合、ガス供給管35を介して導入部32には、自然空気以外のガスを供給することができる。
あるいは、第1電磁弁36A及び第2電磁弁36Bが開かれた場合、ガス供給管35を介して導入部32には、自然空気とガスの混合気体を供給することができる。
なお、ボンベ38はガスの種類毎に複数個を設ける、あるいは種類毎に複数個を用意して必要に応じて交換することができる。
ボンベ38の容量は、好ましくは3~5m3とすることができる。
ボンベ38におけるガスの充填圧力は、14MPa程度とすることができ、サブタンク37は、そのガスの圧力を0.05MPa程度まで低くすることができる。
ボンベ38の容量は、好ましくは3~5m3とすることができる。
ボンベ38におけるガスの充填圧力は、14MPa程度とすることができ、サブタンク37は、そのガスの圧力を0.05MPa程度まで低くすることができる。
ノズル14は、ガスが導入された液状媒体中にマイクロバルブを発生させるものである。
ノズル14は、吐出管23に接続されたケースと、ケース41の内部に収容されたコア42と、コア42に設けられた複数の流路43とを備えている(図5(a)、(b)参照)。
ケース41は、両端が開口された円筒状に形成されており、一端(図5(a)中で左端)の開口が液状媒体の入口41Aとされ、他端(図5(a)中で右端)の開口が液状媒体の出口41Bとされている。
コア42は、円柱状に形成されており、ケース41の内部に収容されている。
ノズル14は、吐出管23に接続されたケースと、ケース41の内部に収容されたコア42と、コア42に設けられた複数の流路43とを備えている(図5(a)、(b)参照)。
ケース41は、両端が開口された円筒状に形成されており、一端(図5(a)中で左端)の開口が液状媒体の入口41Aとされ、他端(図5(a)中で右端)の開口が液状媒体の出口41Bとされている。
コア42は、円柱状に形成されており、ケース41の内部に収容されている。
流路43は、コア42を貫通してケース41の入口41Aから出口41Bへ向かう方向へ伸びるように形成されている。ノズル14は、その内部において、ケース41の入口41Aからコア42の流路43を通ってケース41の出口41Bへ向かうように、液状媒体を流すことができる。
流路43は、径が略一定となるようにコア42の一端側(入口側)に設けられた導入部32と、出口41B側へ進むに従い拡径するようにコア42の他端側(出口側)に設けられたテーパ部43Bと、導入部32とテーパ部43Bの間に設けられて径が絞られた縮径部44とを有している。
流路43の数は、特に限定されないが、好ましくは2~30個、より好ましくは3~20個、さらに好ましくは4~10個を設けることができる。
複数の流路43の配置は、特に限定されないが、通常、コア42の周方向に沿って並ぶ配置とすることができ、このとき等間隔おきの配置とすることができる。
流路43は、径が略一定となるようにコア42の一端側(入口側)に設けられた導入部32と、出口41B側へ進むに従い拡径するようにコア42の他端側(出口側)に設けられたテーパ部43Bと、導入部32とテーパ部43Bの間に設けられて径が絞られた縮径部44とを有している。
流路43の数は、特に限定されないが、好ましくは2~30個、より好ましくは3~20個、さらに好ましくは4~10個を設けることができる。
複数の流路43の配置は、特に限定されないが、通常、コア42の周方向に沿って並ぶ配置とすることができ、このとき等間隔おきの配置とすることができる。
流路43は、径が絞られた縮径部44を有しており、流路43における液状媒体の流れは、導入部32から縮径部44へ向かう際、縮径部44で絞られることで、ベンチュリ効果により、流速が上がって圧力が下がる。
流路43は、出口41B側へ進むに従い拡径するテーパ部43Bを有しており、流路43における液状媒体の流れは、テーパ部43Bにおいて、出口41B側へ進むに従い流速が下がる。
即ち、流路43内を流れる液状媒体が導入部32、縮径部44、テーパ部43Bと順番に通ることで、流路43内には圧力差を発生させることができる。
ガスが導入された状態の液状媒体は、ポンプ21内部で圧力を加えられることにより、ガスが溶解している。ノズル14は、流路43内を液状媒体が流れる際、流路43内に発生した圧力差の影響でガスが液状媒体中から溶け出すことにより、ガスの微細な気泡であるマイクロバブルを発生させることができる。
流路43は、出口41B側へ進むに従い拡径するテーパ部43Bを有しており、流路43における液状媒体の流れは、テーパ部43Bにおいて、出口41B側へ進むに従い流速が下がる。
即ち、流路43内を流れる液状媒体が導入部32、縮径部44、テーパ部43Bと順番に通ることで、流路43内には圧力差を発生させることができる。
ガスが導入された状態の液状媒体は、ポンプ21内部で圧力を加えられることにより、ガスが溶解している。ノズル14は、流路43内を液状媒体が流れる際、流路43内に発生した圧力差の影響でガスが液状媒体中から溶け出すことにより、ガスの微細な気泡であるマイクロバブルを発生させることができる。
注入構造15は、注入物をノズル14内へ吸引させて液状媒体に注入するものである。
注入構造15は、ノズル14に取り付けられた吸引管51と、液体及び/又は気体からなる注入物を供給する注入物供給部52と、吸引管51と注入物供給部52を接続する注入管53とを備えている(図3及び図5(a)、(b)参照)。
ノズル14において、ケース41とコアとの間には間隙が設けられ、この間隙はノズル14の出口41Bへ向かって開放され、注入物をノズル14内へ吸引する吸引路45とされている。また、コア42には、縮径部44と吸引路45とを連通させる連通孔46が設けられている。
吸引管51は、ノズル14内の吸引路45と連通するように、コア42の流路43に設けられた縮径部44と対応する位置に接続されている。
注入構造15は、ノズル14に取り付けられた吸引管51と、液体及び/又は気体からなる注入物を供給する注入物供給部52と、吸引管51と注入物供給部52を接続する注入管53とを備えている(図3及び図5(a)、(b)参照)。
ノズル14において、ケース41とコアとの間には間隙が設けられ、この間隙はノズル14の出口41Bへ向かって開放され、注入物をノズル14内へ吸引する吸引路45とされている。また、コア42には、縮径部44と吸引路45とを連通させる連通孔46が設けられている。
吸引管51は、ノズル14内の吸引路45と連通するように、コア42の流路43に設けられた縮径部44と対応する位置に接続されている。
注入物供給部52は、注入物を計量する計量器52Aと、注入物を貯めるタンク52Bとを有することができる。計量器52Aと、注入物を貯めるタンク52Bは、切替弁52Cを介して接続することができ、何れか一方又は双方から注入物を供給することができる。
注入物は、液体及び/又は気体からなるものであれば、特に限定されず、槽11の用途等に応じたものが選択される。例えば、槽11がメッキ槽であれば酸化剤や還元剤等を用いることができ、浴槽であれば、入浴剤、香料、洗浄剤、薬剤等を用いることができる。
注入物は、液体及び/又は気体からなるものであれば、特に限定されず、槽11の用途等に応じたものが選択される。例えば、槽11がメッキ槽であれば酸化剤や還元剤等を用いることができ、浴槽であれば、入浴剤、香料、洗浄剤、薬剤等を用いることができる。
注入物供給部52は、複数種類の注入物を使用する場合、使用する注入物の数に応じた複数個を設けることができ、その数は特に限定されない。例えば、図3に示した装置では、4種類の注入物を使用するものとして、4個の注入物供給部52が設けられている。
なお、計量器52Aは、注入物の注入量が設定通りとなるように、注入量を校正して調整するためのものである。計量器52Aは、注入量の校正が可能であれば、その種類等について限定されず、例えば、メスシリンダ等を使用することができる。
即ち、注入物供給部52は、計量器52Aを備える場合、注入物の注入開始時に計量器52Aから注入物を供給して注入量が設定通りになるように校正した後、切替弁52Cを使用して、注入物の供給をタンク52Bに切り替えることができる。
なお、計量器52Aは、注入物の注入量が設定通りとなるように、注入量を校正して調整するためのものである。計量器52Aは、注入量の校正が可能であれば、その種類等について限定されず、例えば、メスシリンダ等を使用することができる。
即ち、注入物供給部52は、計量器52Aを備える場合、注入物の注入開始時に計量器52Aから注入物を供給して注入量が設定通りになるように校正した後、切替弁52Cを使用して、注入物の供給をタンク52Bに切り替えることができる。
注入管53は、吸引管51と注入物供給部52を接続するものであり、注入物供給部52が複数個の場合、途中で分岐させて、それぞれの注入物供給部52と接続することができる。
注入管53は、端部をさらに槽11へと伸ばして繋げることにより、注入管53内に液状媒体を流すことができる。この場合、槽11へと吐出される液状媒体中に注入物を予め拡散させることができる。
注入管53は、端部をさらに槽11へと伸ばして繋げることにより、注入管53内に液状媒体を流すことができる。この場合、槽11へと吐出される液状媒体中に注入物を予め拡散させることができる。
ノズル14の流路43内では、液状媒体の流れが縮径部44で絞られることで、ベンチュリ効果により、流速が上がって負圧が発生する。この負圧は、連通孔46を介して吸引路45へと伝わり、吸引路45を負圧とする。
注入構造15は、吸引路45の負圧を利用して吸引管51に吸引力を発生させ、注入管53を介して注入物供給部52から注入物を吸引し、吸引路45へと送る。
吸引路45へ送られた注入物は、図5(a)中に矢印で示したように、ノズル14の出口41Bへ向かって流れ、その際、液状媒体へ注入される。
なお、ノズル14のコア42には、攪拌羽47が取り付けられており、液状媒体へ注入された注入物は、攪拌羽47によって液状媒体とともに攪拌されることにより、液状媒体中へ均一に拡散させることができる。
注入構造15は、吸引路45の負圧を利用して吸引管51に吸引力を発生させ、注入管53を介して注入物供給部52から注入物を吸引し、吸引路45へと送る。
吸引路45へ送られた注入物は、図5(a)中に矢印で示したように、ノズル14の出口41Bへ向かって流れ、その際、液状媒体へ注入される。
なお、ノズル14のコア42には、攪拌羽47が取り付けられており、液状媒体へ注入された注入物は、攪拌羽47によって液状媒体とともに攪拌されることにより、液状媒体中へ均一に拡散させることができる。
調整構造16は、ノズル14内へ吸引される注入物の吸引量を調整するものである。
調整構造16は、注入管に接続された調整弁61と、調整弁61及びポンプ21を操作するコントローラ62とを備えている。
調整弁61は、注入物供給部52と注入管53との間に取り付けられており、注入物供給部52から注入管53へと吸い出される注入物の吸引量を調整することができる。調整弁61は、注入物の吸引量を調整することができるのであれば、種類等について特に限定されず、例えば、電動弁や電磁弁を用いることができる。
調整構造16は、注入管に接続された調整弁61と、調整弁61及びポンプ21を操作するコントローラ62とを備えている。
調整弁61は、注入物供給部52と注入管53との間に取り付けられており、注入物供給部52から注入管53へと吸い出される注入物の吸引量を調整することができる。調整弁61は、注入物の吸引量を調整することができるのであれば、種類等について特に限定されず、例えば、電動弁や電磁弁を用いることができる。
コントローラ62は、CPUやMPU等の演算処理部と、HDD、SSD、ROM等の記憶領域部とを備える電子計算機(コンピュータ)を内蔵しており、記憶されたプログラムに従い、調整弁61及びポンプ21を操作し、調整弁61の開度やポンプ21の回転数等を制御することができる。
即ち、調整構造16は、コントローラ62が調整弁61及びポンプ21を操作して、吸引に係る負圧の大きさや、調整弁61の開度を調節することで、注入物供給部52からの注入物の吸引量を調整することができる。
即ち、調整構造16は、コントローラ62が調整弁61及びポンプ21を操作して、吸引に係る負圧の大きさや、調整弁61の開度を調節することで、注入物供給部52からの注入物の吸引量を調整することができる。
上記のマイクロバブル発生装置10は、循環構造12が備える1つのポンプ21を使用し、液状媒体を循環させることにより、ガス導入構造1313及び注入物供給部52では発生する負圧を利用してガス及び注入物の吸引を可能とし、ノズル14では圧力差を利用してマイクロバブルを発生させることができる。
マイクロバブルを発生させた液状媒体中に注入されて拡散された注入物は、例えば、強酸や強アルカリの薬剤であっても、マイクロバブルによる緩衝作用で熱反応を抑えることができる。さらに、注入物は、マイクロバブルの拡散作用で液状媒体中に短時間で均一に拡散されるため、槽11内における濃度を短時間で均一にすることができる。
マイクロバブルを発生させた液状媒体中に注入されて拡散された注入物は、例えば、強酸や強アルカリの薬剤であっても、マイクロバブルによる緩衝作用で熱反応を抑えることができる。さらに、注入物は、マイクロバブルの拡散作用で液状媒体中に短時間で均一に拡散されるため、槽11内における濃度を短時間で均一にすることができる。
上記のマイクロバブル発生装置10は、槽として湯水を貯留した浴槽11Aを用いることで、浴槽用のものとすることができる(図6参照)。
浴槽用のマイクロバブル発生装置10において、ガスには酸素が使用される。
即ち、酸素の使用により、湯水中の酸素過飽和溶解による酸素濃度上昇と、液表面でのマイクロバブルの破裂による酸素濃度の上昇により、皮膚や鼻呼吸で効率よく高濃度の酸素を体内に吸収でき、時間制限等(約10分程度)の入浴でリラックス効果等が得られる。
また、浴槽用のマイクロバブル発生装置10において、注入物は、入浴剤、ボディシャンプー、殺菌剤などを使用することができる。
浴槽用のマイクロバブル発生装置10において、ガスには酸素が使用される。
即ち、酸素の使用により、湯水中の酸素過飽和溶解による酸素濃度上昇と、液表面でのマイクロバブルの破裂による酸素濃度の上昇により、皮膚や鼻呼吸で効率よく高濃度の酸素を体内に吸収でき、時間制限等(約10分程度)の入浴でリラックス効果等が得られる。
また、浴槽用のマイクロバブル発生装置10において、注入物は、入浴剤、ボディシャンプー、殺菌剤などを使用することができる。
10;マイクロバブル発生装置、
11;槽、11A;浴槽、
12;循環構造、21;ポンプ、22;吸込管、23;吐出管、
13;ガス導入構造、31;導入管、32;導入部、34;バルブ、35;ガス供給管、36A;第1電磁弁、36B;第2電磁弁、37;サブタンク、38;ボンベ、
14;ノズル、41;ケース、41A;入口、41B;出口、42;コア、43;流路、43A;導入部、44;縮径部、43B;テーパ部、45;吸引路、46;連通孔、47;攪拌羽、
15;注入構造、51;吸引管、52;注入物供給部、52A;計量器、52B;タンク、52C;切替弁、53;注入管、
16;調整構造、61;調整弁、62;コントローラ。
11;槽、11A;浴槽、
12;循環構造、21;ポンプ、22;吸込管、23;吐出管、
13;ガス導入構造、31;導入管、32;導入部、34;バルブ、35;ガス供給管、36A;第1電磁弁、36B;第2電磁弁、37;サブタンク、38;ボンベ、
14;ノズル、41;ケース、41A;入口、41B;出口、42;コア、43;流路、43A;導入部、44;縮径部、43B;テーパ部、45;吸引路、46;連通孔、47;攪拌羽、
15;注入構造、51;吸引管、52;注入物供給部、52A;計量器、52B;タンク、52C;切替弁、53;注入管、
16;調整構造、61;調整弁、62;コントローラ。
Claims (5)
- ポンプ、前記ポンプの吸込側に接続された吸込管、及び前記ポンプの吐出側に接続された吐出管を備え、液状媒体が貯留された槽と繋がれて前記液状媒体を循環させる循環構造と、
前記吸込管に接続された導入管、及び前記導入管内にガスを導入する導入部を備え、前記導入管内を流れる前記液状媒体中に前記ガスを導入するガス導入構造と、
両端が開口された筒状をなし、一端の開口が前記液状媒体の入口、他端の開口が前記液状媒体の出口となるように前記吐出管に接続されたケース、前記ケースの内部に収容されたコア、及び前記コアを貫通して前記ケースの前記入口から前記出口へ向かう方向へ伸び、且つ径が絞られた縮径部を有する複数の流路を備え、前記縮径部を有する前記流路を前記液状媒体が通ることで生じる圧力差を利用して前記ガスが導入された前記液状媒体中にマイクロバブルを発生させるノズルと、
前記ノズル内と連通するように前記流路の前記縮径部と対応する位置に接続された吸引管、液体及び/又は気体からなる注入物を供給する注入物供給部、及び前記吸引管と前記注入物供給部を接続する注入管を備え、前記液状媒体が前記縮径部を通ることで生じる負圧を利用して前記注入物を前記ノズル内へ吸引させて前記液状媒体に注入する注入構造と、
前記注入管に接続された調整弁、及び前記調整弁及び前記ポンプを操作するコントローラを備え、前記ノズル内へ吸引される前記注入物の吸引量を調整する調整構造とを備えることを特徴とする気液注入装置。 - 前記ガス導入構造において、前記導入管は、前記吸込管よりも小径とされ、前記導入管内における前記液状媒体の流速を調節するバルブが接続されている請求項1に記載の気液注入装置。
- 前記槽が浴槽であり、前記液状媒体が湯水であり、前記ガスが酸素である請求項1又は2に記載の気液注入装置。
- ポンプ、前記ポンプの吸込側に接続された吸込管、及び前記ポンプの吐出側に接続された吐出管を備え、液状媒体が貯留された槽と繋がれて前記液状媒体を循環させる循環構造と、
前記吸込管に接続された前記吸込管よりも小径の導入管、前記導入管に接続されて前記液状媒体の流速を調節するバルブ、及び前記導入管内にガスを導入する導入部を備え、前記液状媒体が前記吸込管から前記導入管へ流れることで生じる負圧を利用して前記導入管内に前記ガスを吸引し、前記液状媒体中に導入するガス導入構造と、
両端が開口された筒状をなし、一端の開口が前記液状媒体の入口、他端の開口が前記液状媒体の出口となるように前記吐出管に接続されたケース、前記ケースの内部に収容されたコア、及び前記コアを貫通して前記ケースの前記入口から前記出口へ向かう方向へ伸び、且つ前記入口側が前記出口側よりも縮径されたテーパ状の縮径部を有する複数の流路を備え、前記縮径部を有する前記流路を前記液状媒体が通ることで生じる圧力差を利用して前記ガスが導入された前記液状媒体中にマイクロバブルを発生させるノズルと、
前記ノズル内と連通するように前記流路の前記縮径部と対応する位置に接続された吸引管、液体及び/又は気体からなる注入物を供給する注入物供給部、及び前記吸引管と前記注入物供給部を接続する注入管を備え、前記液状媒体が前記縮径部を通ることで生じる負圧を利用して前記注入物を前記ノズル内へ吸引させて前記液状媒体に注入する注入構造と、
前記注入管に接続された調整弁、及び前記調整弁及び前記ポンプを操作するコントローラを備え、前記ノズル内へ吸引される前記注入物の吸引量を調整する調整構造とを備えることを特徴とする気液注入装置。 - ポンプ、前記ポンプの吸込側に接続された吸込管、及び前記ポンプの吐出側に接続された吐出管を備え、湯水が貯留された浴槽と繋がれて前記湯水を循環させる循環構造と、
前記吸込管に接続された前記吸込管よりも小径の導入管、前記導入管に接続されて前記湯水の流速を調節するバルブ、及び前記導入管内に酸素を導入する導入部を備え、前記湯水が前記吸込管から前記導入管へ流れることで生じる負圧を利用して前記導入管内に前記酸素を吸引し、前記湯水中に導入するガス導入構造と、
両端が開口された筒状をなし、一端の開口が湯水の入口、他端の開口が前記湯水の出口となるように前記吐出管に接続されたケース、前記ケースの内部に収容されたコア、及び前記コアを貫通して前記ケースの前記入口から前記出口へ向かう方向へ伸び、且つ前記入口側が前記出口側よりも縮径されたテーパ状の縮径部を有する複数の流路を備え、前記縮径部を有する前記流路を前記湯水が通ることで生じる圧力差を利用して前記酸素が導入された前記湯水中にマイクロバブルを発生させるノズルと、
前記ノズル内と連通するように前記流路の前記縮径部と対応する位置に接続された吸引管、液体及び/又は気体からなる注入物を供給する注入物供給部、及び前記吸引管と前記注入物供給部を接続する注入管を備え、前記湯水が前記縮径部を通ることで生じる負圧を利用して前記注入物を前記ノズル内へ吸引させて前記湯水に注入する注入構造と、
前記注入管に接続された調整弁、及び前記調整弁及び前記ポンプを操作するコントローラを備え、前記ノズル内へ吸引される前記注入物の吸引量を調整する調整構造とを備えることを特徴とする浴槽用の気液注入装置。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3246926 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |