JP3246792U - 車載用アンテナ取付基台及びラジアル装置 - Google Patents

Abstract

【課題】電流給電型アンテナを接地が無くても使用できるようにするアンテナ基台及びラジアル装置を提供する。【解決手段】高周波的接地がとれない環境において、高周波的接地と同等の効果が期待できるラジアル装置であり、使用周波数に合った長さのラジアル線３を使用し、基台１は固定ナット６により、基台取付金具７に固定し、ラジアル装置は基台にネジにより直接取付ける。マグネットを使ったラジアル支柱４によりラジアル線を固定する。【選択図】図３

Description

本考案は、アンテナ基台及びラジアル装置に関する。

近年、車載用アンテナは取付場所もなく、大型アンテナは敬遠され、短いアンテナを必要とされる事が多い。そのため電流給電型アンテナは短くできるため使用される事が多いが、その場合車体もアンテナの一部として動作させるため、必ず高周波的に接地（取付部直下で車体と直流的に接続）されている事が必要である。

登録実用新案第３９８３１０号公報

高周波的に接地が必要な短い電流給電型のアンテナを設置するが、設置位置がガラス面のみであるなど，高周波的接地がとれない車両が増えてきている。

高周波的接地と同等の効果が期待できるラジアル装置をアンテナ取付基台に接続する。本考案のラジアル装置は、アンテナ取付基台にネジにて嵌合し、長いラジアルを必要とする場合にもある程度曲げた状態で車体に取り付けて使用できる。

基台部が車体と高周波的接地のない環境においてもアンテナを使用できるようになり、車載用アンテナの取付範囲が格段に広がり、通信距離においても有利に働く。車両だけでなく、他の取付場所においても同様に使用する事もできる。

図１は直接ラジアルを取り付けられるようにネジ穴を持つ構造にした基台示す説明図である。 図２はラジアル線を固定するラジアル支柱を示す説明図である。 図３は本考案の実施の形態による基台、ラジアル装置の構成を示す説明図である。 図４は同基台、ラジアル装置を実際に車に取り付けた様子を示す説明図である。

アンテナ基台に複数ヶ所の取付穴を設け、設置する向きに合わせて直接取り付けられる構造とした。超弾性合金などで構成したラジアル線を使用し軽く、復元性があり車体に取り付けての使用も問題ない。ラジアル線中間点で支柱により車体と離して設置できる構造とした。支柱は、強力なマグネットで車体部分に吸着できるため、走行にも支障なく洗車時は簡単に取り外しが出来る。車のボディ以外の場所にはマグネットが付かないため、ガラス、樹脂の部分には車側に小さな補助鉄版を貼り付ける事で対応できる。

以下、添付図面に従い実施例を示す。ラジアル線２は、基台１にネジにより固定する。基台１は、下部から固定ナット４を使い固定する。ラジアル線１は支柱３の穴を通し、マグネットにより車体に固定する。支柱３はインピーダンスの調整が出来るように複数の穴を設け、最適な高さを選択できるようにしてある。また、基台１上部にアンテナを取付し、電流給電型、電圧給電型を問わずアンテナが使用できるようになる。支柱３によりラジアル線２を車体に固定する。

１ 基台（同軸ケーブル付き）
２ 直接ラジアルを取り付けられるようにネジ穴
３ ラジアル線
４ ラジアル支柱
５ ラジアル線と車体との距離を可変できるようにした穴
６ 固定ナット
７ 基台取付金具
８ 車体

Claims (2)

1. アンテナを取付ける基台であって、直接ラジアルを取り付けられるようにネジ穴を持つ構造にした基台
2. 絶縁体で構成されたラジアル支柱であって、複数の取付穴によりラジアル線と車体との距離を可変できるようにし，マグネットにて自由な位置に固定できるようにした請求項１に記載の基台に取り付けるラジアル線を固定するラジアル支柱

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