JP3246192B2 - 放射線照射装置 - Google Patents

放射線照射装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、3次元方向から放射
線を照射することができる放射線照射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図32は従来の方式による3次元照射治
療機の側面図である。図において1は照射部本体であ
り、主としてCアーム2、放射線を照射する放射線発生
部3、放射線を規定範囲に絞るX線コリメータ4、X線
コリメータ4で絞られた放射線をナロービームとして取
り出すX線アプリケータ5から構成される。6は本治療
で患者を支持移動させる治療台、7は患者が直接横たわ
る治療台ベッド、8は本治療で治療が行われる患者、9
はアイソセンタ−(照射中心位置)10は照射部支持
体、11は照射部本体1のψ方向回転用軸受、12は放
射線治療装置の電源・制御箱、13はφ方向回転駆動用
モータ、14はギヤ、15はピニオン、16は照射部本
体1のψ方向回転用駆動モータ、17はピニオン、18
はアイドラ、19はラック、20は照射部支持体10に
取りつけられたバランスウェイト、21は架台である。
【0003】次に動作について説明する。φ方向回転駆
動モータ13の出力がピニオン15からギヤ14に伝達
され照射部支持体10がφ方向回転し、それにともない
照射部本体1、バランスウェイト20もφ方向回転す
る。また、ψ方向回転駆動モータ16の出力がピニオン
17、アイドラ18からラック19に伝達され、照射部
本体1がψ方向回転する。照射部本体1をφ方向回転、
ψ方向回転させて3次元照射治療を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の照射部本体方式
による3次元照射放射線治療機の回転バランス調整機構
は以上のように構成されているので照射部本体1がψ方
向回転することにより、バランスウェイト20との間に
φ方向回転に対するアンバランスモーメントが発生し、
それを回転させるためにφ方向回転用の大容量のモー
タ、ギヤ、ピニオンが必要であり、架台21にかかる曲
げモーメントも変化するため照射位置精度の低下が生じ
た。また照射部本体をψ方向回転させるために大容量の
ψ方向回転用モータ、ギヤ、ピニオンが必要であり、か
つ照射部本体がψ重力方向に自由落下する恐れがある、
等の問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、バランスウェイトの取付方、駆
動方法などを変更することにより、φ方向回転に対する
アンバランスモーメントが発生しないように(発生しに
くいように)したものである。また、上記問題点を解決
すると同時に、ψ方向回転重力方向の照射部本体自由落
下も防ぐことのできる放射線照射装置を得ることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る放射線照
射装置においては、アイソセンタ−を通る第1の軸回り
に回転する照射部本体と、この照射部本体を支持すると
ともに上記アイソセンタ−を通る第2の軸回りに回転す
る照射部支持体と、バランスウェイトとを備え、上記バ
ランスウェイトは、上記照射部本体の回転に応動して、
上記照射部本体の重心に対し上記第2の軸に関して対称
な位置と上記アイソセンタ−とを結ぶ線の延長線上であ
って上記照射部本体の重心と釣り合いがとれる位置に移
動する。
【0007】また、この発明に係る放射線照射装置にお
いては、上記バランスウェイトは、その自由落下力が上
記照射部本体の第1の軸回り方向の自由落下力に対して
逆方向に作用するように設けられる。
【0008】また、この発明に係る放射線照射装置にお
いては、上記バランスウェイトは上 記第1の軸回りに回
転可能に設けられ、上記照射部本体の回転方向に対して
逆方向に回転する。
【0009】また、この発明に係る放射線照射装置にお
いては、上記バランスウェイトは上記照射部支持体とと
もに回転するように上記照射部支持体に設けられるとと
もに、上記照射部本体の回転に応動して上記照射部支持
体に対して直線運動する。
【0010】また、この発明に係る放射線照射装置にお
いては、上記バランスウェイトは、滑車に通されたワイ
ヤを介して上記照射部本体に接続され、上記滑車には上
記ワイヤのたるみを防止するためのテンション機構が設
けられる。
【0011】また、この発明に係る放射線照射装置にお
いては、上記照射部本体に設けられたカムフロア、およ
び上記カムフロアの回転運動に応動して直線運動するス
ライダを用いて、上記照射部本体の回転運動を上記バラ
ンスウェイトを直線運動させるための駆動力に変換す
る。
【0012】また、この発明に係る放射線照射装置にお
いては、上記照射部本体に設けられたスライダ、および
該スライダの回転運動に応動して直線運動するカムフロ
アを用いて、上記照射部本体の回転運動を上記バランス
ウェイトを直線運動させるための駆動力に変換する。
【0013】また、この発明に係る放射線照射装置にお
いては、上記スライダは上記カムフロアを挟み込む溝部
を有し、該溝部は上記アイソセンタ−と上記照射部本体
の重心とを結んだ延長線の方向に上記カムフロアが移動
するように設けられる。
【0014】また、この発明に係る放射線照射装置にお
いては、上記バランスウェイトとは別のバランスウェイ
トを上記照射部本体に設け、上記スライダは上記カムフ
ロアを挟み込む溝部を有し、該溝部は上記照射部本体お
よび上記別のバランスウェイトから定まる重心と上記ア
イソセンタ−とを結んだ延長線の方向に上記カムフロ
が移動するように設けられる。
【0015】また、この発明に係る放射線照射装置にお
いては、上記バランスウェイトとは別のバランスウェイ
トを、上記照射部本体の重心が上記第1の軸回りに回転
したときの重心の中心が上記第2の軸上になるように上
記照射部本体に設ける。
【0016】また、この発明に係る放射線照射装置にお
いては、上記バランスウェイトとは別のバランスウェイ
トを上記照射部支持体に、上記照射部支持体の重心に対
し上記第2の軸に関し対称な位置に設ける。
【0017】また、この発明に係る放射線照射装置にお
いては、上記バランスウェイトは、ギヤ又は滑車に通さ
れたワイヤを介して上記照射部本体に接続される。
【0018】さらにまた、この発明に係る放射線照射装
置においては、アイソセンタ−を通る第1の軸回りに回
転する照射部本体と、この照射部本体を支持するととも
にアイソセンタ−を通る第2の軸回りに回転する照射部
支持体と、上記照射部本体の重心位置に対し、上記第2
の軸に関して対称な位置と上記アイソセンタ−を結ぶ線
の延長線上で上記照射部本体の重心と釣合がとれる位置
に上記第1の軸回りに回転可能に設けたバランスウェイ
トを備え、上記バランスウェイトと上記照射部本体から
定まる重心が上記第2の軸上にくるように上記バランス
ウェイトの回転をギヤ機構により行うとともに、上記照
射部支持体に上記照射部支持体の重心に対し上記第2の
軸に関し対称な位置に別のバランスウェイトを備える。
【0019】
【作用】上記のように構成された放射線照射装置におい
ては、バランスウェイトを、照射部本体の回転に応動さ
せて、照射部本体の重心に対し上記第2の軸に関して対
称な位置とアイソセンタ−とを結ぶ線の延長線上であっ
て照射部本体の重心と釣り合いがとれる位置まで移動さ
せることで、照射部本体の第2の軸回りに対する回転バ
ランスをとりつつ、バランスウェイトの治療台との干渉
を防ぐ。
【0020】また、バランスウェイトの自由落下力を照
射部本体の第1の軸回り方向の自由落下力に対して逆方
向に作用させることで、第1の軸回りに対する回転バラ
ンスをとる。
【0021】また、バランスウェイトを照射部本体の回
転方向に対して逆方向に回転させ、バランスウェイトと
照射部本体とから定まる重心を第2の軸上に配すること
で、回転バランスをとりつつ、アイソセンタ−下方のス
ペースを確保する。
【0022】また、バランスウェイトを照射部支持体に
設け、該バランスウェイトを照射部支持体に対して直線
運動させることで、回転バランスをとりつつ、アイソセ
ンタ−下方のスペースを確保する。
【0023】また、バランスウェイトを滑車に通された
ワイヤを介して照射部本体に接続し、該滑車にワイヤの
たるみを防止するためのテンション機構を設けること
で、バランス誤差を少なくする。
【0024】また、照射部本体に設けられたカムフロ
ア、およびカムフロアの回転運動に応動して直線運動す
るスライダを用いて、照射部本体の回転運動をバランス
ウェイトを直線運動させるための駆動力に変換すること
で、回転バランスを向上させる。
【0025】また、照射部本体に設けられたスライダ、
および該スライダの回転運動に応動して直線運動するカ
ムフロアを用いて、照射部本体の回転運動をバランスウ
ェイトを直線運動させるための駆動力に変換すること
で、回転バランスを向上させる。
【0026】また、アイソセンタ−と照射部本体の重心
とを結んだ延長線の方向にカムフロアが移動するように
スライダに溝部を設けることにより、回転バランスを向
上さ せる。
【0027】また、別のバランスウェイトを照射部本体
に設け、照射部本体および上記別のバランスウェイトか
ら定まる重心とアイソセンタ−とを結んだ延長線の方向
にカムフロアが移動するようにスライダにも溝部を設け
ることにより、回転バランスを向上させる。
【0028】また、別のバランスウェイトを、第1の軸
回りの重心の中心が第2の軸上になるように照射部本体
に設けることで、回転バランスを向上させる。
【0029】また、別のバランスウェイトを照射部支持
体に、照射部支持体の重心に対し第2の軸に関し対称な
位置に設けることで、回転バランスを向上させる。
【0030】また、ギヤ又は滑車に通されたワイヤを介
してバランスウェイトを照射部本体に接続することで、
回転バランスを向上させる。
【0031】また、アイソセンタ−を通る第1の軸回り
に回転する照射部本体と、この照射部本体を支持すると
ともにアイソセンタ−を通る第2の軸回りに回転する照
射部支持体と、照射部本体の重心位置に対し、第2の軸
に関して対称な位置とアイソセンタ−を結ぶ線の延長線
上で照射部本体の重心と釣合がとれる位置に第1の軸回
りに回転可能に設けたバランスウェイトを備え、バラン
スウェイトと照射部本体から定まる重心が第2の軸上に
くるようにバランスウェイトの回転をギヤ機構により行
うとともに、照射部支持体に照射部支持体の重心に対し
第2の軸に関し対称な位置に別のバランスウェイトを備
えることで、照射部本体の第2の軸回りに対する回転バ
ランスを向上させつつ、バランスウェイトの治療台との
干渉を防ぐ。
【0032】
【実施例】実施例1. 図1はこの発明の一実施例である放射線照射装置用回転
バランス調整機構を示す側面図、図2は動作原理図であ
る。図1において、1〜19は従来装置のものと同一で
あり、その説明を省略する。1aは主としてCアーム
2、放射線発生部3、X線コリメータ4、X線アプリケ
ータ5から構成される照射部本体1の重心、22は照射
部本体1の重心1aとアイソセンタ−9を結んだ延長線
上に位置し、かつ、上記照射部本体1に設けられたバラ
ンスウェイトである。
【0033】次に動作について図2により説明する。図
2においてY軸とZ軸の交点はアイソセンタ−−9であ
り、Waは照射部本体1の総重量、Wbはバランスウェ
イトの重量、ψaは照射部本体1のψ方向回転移動量、
ψbはバランスウェイト22のψ方向回転移動量、A1
は照射部本体1の重心の初期位置、A2 は照射部本体1
がψa回転したときの照射部本体1の重心位置を示す。
1 はバランスウェイト22の重心の初期位置、B2
バランスウェイト22がψb回転したときの重心位置で
あり、A1 の位置はYa1 ,Za1 で示され、A2 の位
置はYa2 ,Za2 で示される。B1 の位置はYb1
Zb1 で示され、B2 の位置はYb2 ,Zb2 で示され
る。θ1 は、照射部本体1の重心1aの初期位置A1
Y軸からの角度であり、r1 は照射部本体1の重心1a
のψ方向回転半径、r2 はバランスウェイト22の重心
のψ方向回転半径を示す。
【0034】照射部本体1の総重量Waは初期位置A1
の位置(初期角度θ1 )から半径r1 の大きさでψaだ
け回転しA2 の位置まで回転する。それにあわせて、照
射部本体1の重心位置とアイソセンタ−−9にたいして
対称な位置に重心のある照射部本体1に取り付けられた
バランスウェイト22の重心もB1 の位置からB2 の位
置まで移動する。この時の回転バランスについて説明す
る。まずφ方向回転の回転バランスについて説明する。
照射部本体1がφ方向回転するとき照射部本体1の総重
量WaがY軸に及ぼす回転モーメントをMa1 とする
と、照射部本体1の総重量Waと照射部本体1の初期位
置A1 のZ座標Za1の積で現されるから、 Ma1 =Wa×Za1 となる。同様にしてバランスウェイト22の総重量Wb
がB1 の位置でY軸に及ぼす回転モーメントをMb1
すると Mb1 =Wb×Zb1 とあらわされる。Ma1 とMb1 がつりあうためには、
Ma1 =Mb1 とならなければならないから Wb=Wa×Za1 /Zb1 =Wa×r1 /r2 ・・・・・・・ (1) となる重さのバランスウェイトを任意のZ座標Zb1
位置に置けばよい。つまりこの状態が放射線照射装置の
初期状態となる。次にこの状態に於いて、照射部本体1
の重心がψa回転したときのψ軸回りのバランスを見
る。照射部本体1のψ方向回転量ψaと同じ量だけバラ
ンスウェイト22がψ方向回転するとしたら、 ψ1 =ψ2 である。照射部本体1がψa回転したときの照射部本体
1の重心位置A2 のZ座標Za2 は Za2 =r1 ×SIN(θ1 −ψa) とあらわされるから、X軸にかかる回転モーメントをM
2 とすると Ma2 =Wa×r1 ×SIN(θ1 −ψa) となる。同様にしてバランスウェイト22の重量Wbが
2 の位置でY軸に及ぼす回転モーメントをMb2 とす
ると Mb2 =Wb×Zb2 =−(Wb×r2 ×SIN(θ1 −ψa)) (1)式より Mb2 =−(Wa×r1 ×SIN(θ1 −ψa)) となり照射部本体がψ方向回転してもつねにY軸回りの
回転バランスはとれていることとなる。
【0035】次にX軸回りのバランスについて考えると
照射部本体1がどのような位置にあっても照射部本体1
の重心1のX軸に及ぼす回転モーメントは MPa=Wa×r1 であり、バランスウェイト22の重量WbがX軸に及ぼ
す回転モーメントをMPbとすると MPb=Wb×r2 である。(1)式より Wb=Wa×r1 /r2 となるので MPb=Wa×r1 となりMPaとMPbは常に逆向きに作用しているの
で、いかなる照射部本体1の位置に於いてもX軸の回転
バランスはつりあっている。
【0036】従ってこの実施例によれば、バランスウエ
イト22と照射部本体1から定まる重心がアイソセンタ
−9上にあるので、照射部本体1がどのψ方向回転位置
にあったとしても、ψ方向回転、φ方向回転とも回転バ
ランスが保たれていることになる。従って照射部本体1
のψ方向回転への自由落下の心配が軽減されるととも
に、φ方向回転、ψ方向回転とも駆動モータ16、ピニ
オン15、ギヤ14の重量が軽減できる。
【0037】実施例2. 図3はこの発明の他の実施例である放射線照射装置用回
転バランス調整機構を示す側面図、図4は動作原理図で
ある。図3において1〜22は実施例1と同じであり、
その説明を省略する。23は照射部支持体の重心に対し
て対称な位置に設けたバランスウェイトである。
【0038】次に動作について図4により説明する。図
4においてWa,Wb,ψa,ψb,A1 ,A2 ,B
1 ,B2 ,θ1 ,r1,r2 ,Ya1 ,Ya2 ,Yb
1 ,Yb2 ,Za1 ,Za2 ,Zb1 ,Zb2 は実施例
1と同じであり、その説明を省略する。Wcは照射部支
持体10の総重量、Wdはバランスウェイト23の重
量、Cは照射部支持体10の重心位置、Dはバランスウ
ェイト23の重心位置であり、ZcはCのZ座標、Zd
はDのZ座標を示す。
【0039】照射部本体1の回転に対するφ方向回転、
ψ方向回転の回転バランスについては、実施例1と同様
である。照射部本体1が任意のψ位置でφ方向回転する
とき照射部支持体10のY軸に照射部支持体10の総重
量Wcが及ぼす回転モーメントをMcとすると、 Mc=Wc×Zc となり、バランスウェイト23の総重量Wdがφ軸に及
ぼす回転モーメントをMdとすると、 Md=Wd×Zd となる。ここでバランスウェイト23を Wd=Wc×Zc/Zd となる重量にすると、 Mc=Md となり、照射部支持体10に対するY軸の回転バランス
が完全にとれることになる。したがって、本実施例によ
れば、照射部本体1がどのような位置にあっても、照射
部本体1の総重量とバランスウェイトの重量のφ方向回
転及びψ方向回転の回転バランスを保つことができ、か
つ照射部支持体10のφ方向回転バランスもバランスウ
ェイトによって解消できるので、放射線照射装置の回転
部分の回転バランスが、すべて保てるようになる。ま
た、そのためにφ方向回転、ψ方向回転とも、駆動モー
タ、ピニオン、ギヤの重量を軽減することができる。
【0040】実施例3. 図5はこの発明の他の実施例である放射線照射装置用回
転バランス調整機構を示す側面図、図6は主要部分の斜
視図、図7は動作原理図である。図5,6において1〜
23は実施例2と同じであり、その説明を省略する。2
4は可動式バランスウェイト、25は可動式バランスウ
ェイト24に取り付けられているラック、26は照射部
本体1のラック19とバランスウェイト24用のラック
25をつなぐピニオンであり、バランスウェイト24は
照射部本体1の重心位置1aに対し、Y軸に関して対称
な位置とアイソセンタ−9を結ぶ線の延長線上で照射部
本体1の重心と釣合がとれる位置に取付けられている。
【0041】次に動作について説明する。従来例と同
様、φ方向回転駆動モータ13の出力がピニオン15か
らギヤ14に伝達され照射部支持体10がφ方向に回転
し、それにともない照射部本体1、バランスウェイト2
4、バランスウェイト23もφ方向回転する。次に照射
部本体1がψ方向に回転駆動する場合であるが、ψ方向
の駆動モータ16の出力がピニオン17、アイドラ18
からラック19に伝達され、照射部本体1がψ方向回転
する。このとき照射部本体1に取り付けられたラック1
9の動きが、ギヤ26に伝わりラック19を駆動させて
バランスウェイト24が照射部本体1と逆方向に動く。
【0042】次に以上の動作におけるバランスの関係に
つき図7により説明する。図7において、Wa,Wb,
Wc,Wd,ψa,A1 ,A2 ,C,D,θ1 、r1
2,Ya1 ,Ya2 ,Za1 ,Za2 ,Zc,Zdは
実施例2と同じであり、その説明を省略する。E1 はバ
ランスウェイト24の重心の初期位置、E2 はバランス
ウェイト24がψe回転したときのバランスウェイト2
4の重心位置であり、E1 の位置はYe1 ,Ze1 で示
され、E2 の位置はYe2 ,Ze2 で示される。
【0043】照射部本体1の総重量Waは初期位置A1
の位置(初期角度θ1 )から半径r1 の大きさでψaだ
け回転しA2 の位置まで回転する。それにあわせて、照
射部本体1の重心位置とY軸にたいして対称な位置に重
心のあるバランスウェイトの総重量WeもE1 の位置か
らE2 の位置までψaと同じ大きさψeだけ1の回転す
る方向と逆向きに移動する。この時のφ方向回転バラン
スについて説明する。照射部本体全体がφ方向回転する
とき照射部本体1の総重量WaがY軸に及ぼす回転モー
メントはMa1、照射部本体1の総重量Waと照射部本
体1の初期位置A1 のZ座標Za1 の積で現されるか
ら、 Ma1 =Wa×Za1 となる。同様にしてバランスウェイト24の総重量We
がE1 の位置でY軸に及ぼす回転モーメントをMe1
すると Me1 =We×Ze1 とあらわされる。Ma1 とMe1 がつりあうためには、
Ma1 =Me1 とならなければならないから We=Wa×Za1 /Ze1 =Wa×r1 /r2 ・・・・・・・・ (2) となる重さのバランスウェイトを任意のZ座標Ze1
位置に置けばよい。つまりこの状態が放射瀬員照射装置
の初期状態となる。この状態に於いて、照射部本体1の
重心がψa回転したときのY軸回りのバランスを見る。
照射部本体1のψ方向回転量ψaと同じ量だけバランス
ウェイト24がψ方向回転するとしたら、ψa=ψe
(ψeは逆方向)である。照射部本体1がψa回転した
ときの照射部本体1の重心位置A2 のZ座標Za2 は Za2 =r1 ×SIN(θ1 −ψa) とあらわされるから、X軸にかかる回転モーメントをM
2 とすると Ma2 =Wa×r1 ×SIN(θ1 −ψa) となる。同様にしてバランスウェイト24の重量Weが
2 の位置でY軸に及ぼ す回転モーメントをMe2 とすると Me2 =Wb×Zb2 =−(Wb×r2 ×SIN(θ1 −ψa)) (2)式より Me2 =−(Wa×r1 ×SIN(θ1 −ψa)) となり照射部本体1がψ方向回転してもつねにY軸回り
の回転バランスはとれていることとなる。
【0044】従ってこの実施例によれば、バランスウエ
イト24と照射部本体1から定まる重心がY軸上にある
ので、回転照射部本体1がどのψ方向回転位置にあった
としても、ψ方向回転、ψ方向回転とも回転バランスが
保たれていることになる。従って照射部本体1のψ方向
回転への自由落下の心配が軽減されるとともに、φ方向
回転、ψ方向回転とも駆動モータ16、ピニオン15、
ギヤ14の重量が軽減できる。また、バランスウェイト
24が照射部本体1とψ方向回転に対して逆方向に動く
ため、バランスウェイト24の治療台6との干渉を防ぐ
ことができる。
【0045】実施例4. 実施例3ではバランスウェイトをギヤ駆動としたが、本
実施例はワイヤ駆動としたもので図8,9により説明す
る。図8は放射線照射装置用回転バランス調整機構を示
す側面図、図9は動作原理図である。図8において、1
〜23は実施例3と同じであり、その説明を省略する。
27はバランスウェイト24を取りつけたレール、28
はレールをガイドするガイドブロック、29はバランス
ウェイト24を移動させるワイヤ、30はワイヤを通す
滑車機構である。
【0046】次に図9により動作につき説明する。A3
は照射部本体1の重心の初期位置A1 をアイソセンタ−
9から距離r2 まで延長した位置で照射部本体1上の
点、A4は照射部本体1の重心位置A2 が照射部本体1
のψ1回転によってA2 まで移動したときのA3 の移動
位置、29はA3 とE1 を結ぶためのワイヤ、30はワ
イヤ29を通すための滑車である。
【0047】バランスウェイト24とワイヤ29は照射
部本体1に設けられたレール27に沿って移動するが、
φ方向回転に関しては、照射部本体1の動き、バランス
ウェイトの動きとも実施例3と変わらず、実施例3で示
すようにどのような照射部本体ψ位置に対しても常にバ
ランスがとれている。次に、ψ方向回転のバランスウェ
イトについて説明する。照射部本体1の総重量WA のX
軸に対する回転モーメントMPaは、照射部本体1がど
のようなψ位置にあっても、常に MPa=Wa×r1 であらわされる。またワイヤ29、滑車機構30を通し
て照射部本体1に取り付けられているバランスウェイト
24のX軸に関する回転モーメントMPeは、 MPe=We×r2 となり実施例3に於ける(2)式より、We=Wa×r
1 /r2 であるから MPa=MPe となる。MPeは照射部本体1に取り付けられた接点A
3 で照射部本体1の総重量WA の照射部本体1の自由落
下とは逆向きに働くので、照射部本体1のどのようなψ
方向回転位置についても、ψ方向回転のバランスを保つ
ことができる。
【0048】以上より、この本実施例によれば、照射部
本体1がどのような位置にあっても、照射部本体1の総
重量とバランスウェイト24の重量のφ方向回転及びψ
方向回転の回転バランスを保つことができ、そのために
φ方向回転、ψ方向回転とも、駆動モータ、ピニオン、
ギヤの容量を軽減することができる。また、バランスウ
ェイトが、照射部本体1の駆動方向と逆方向に動くた
め、照射部本体1がψ方向回転しても治療台との干渉を
防ぐことができる。
【0049】実施例5. 図10はこの発明の他の実施例である放射線照射装置回
転バランス調整機構を示す側面図、図11は動作原理図
である。図10において、1〜23は実施例3と同じで
あり、その説明を省略する。31はバランスウェイト、
32はバランスウェイト31を直線移動させるラック、
33はアイドラー34を介してラック32を駆動する駆
動モータである。バランスウェイト24の重心は照射部
本体1の重心位置とY軸に対し対称位置の延長線上にあ
るように設けられている。
【0050】次に動作について図11により説明する。
図11において、Wa,Wc,Wd,ψa,A1 ,A
2 ,C,D,θ1 ,Ya1 ,Ya2 ,Za1 ,Za2
Zc,Zdは実施例2と同じであり、その説明を省略す
る。Wfはバランスウェイト31の総重量、F1 はバラ
ンスウェイト31の重心の初期位置、F2 はバランスウ
ェイト31が直線移動量L1 を移動した後の位置、Yf
はF1 とF2 のY座標、Zf1 はF1 のZ座標、Zf2
はF2 のZ座標である。
【0051】照射部本体1の総重量Waは初期位置A1
の位置(初期角度θ1 )から半径r1 の大きさでψaだ
け回転しA2 の位置まで回転する。それにあわせて、照
射部本体1の重心位置とY軸にたいして対称な位置の延
長線上の重心のあるバランスウェイトの総重量WeもF
1 の位置から、常に照射部本体1の重心位置とY軸に対
して対称な位置の延長線上にあるように直線上方にL1
の距離を動いてF2 まで駆動する。その際のφ方向回転
のバランスについて説明する。照射部本体全体がφ方向
回転するとき照射部本体1の全体の総重量WaがY軸に
及ぼす回転モーメントMa1 は、照射部本体1の総重量
Waと照射部本体1の初期位置A1 のZ座標Za1 の積
で現されるから、 Ma1 =Wa×Za1 となる。同様にしてバランスウェイト21の総重量Wf
がF1 の位置でY軸に及ぼす回転モーメントをMf1
すると Mf1 =Wf×Zf1 とあらわされる。ここでバランスウェイト31の重量を Wf=Wa×Ya1 /Yf・・・・・・・・(3) とすると Mf1 =Wa×Ya1 /Yf×Zf1 となる。また、バランスウェイト31の重心の初期位置
1 は照射部本体1の重心の初期位置A1 とY軸に対し
て対称であるから Zf1 =Yf1 ×tanθ1 =Yf1 ×Za1 /Ya1 Mf1 =Wa×Za1 であるから Ma1 =Mf1 となりφ方向回転についてのバランスがとれる。これは
照射部本体1の初期位置A1 (θ1 )についてのみ成り
立つ式ではなくバランスウェイト31が照射部本体1の
重心位置のY軸に対して対称な位置の延長線上を動いて
いる間は常に成り立つ。
【0052】したがって、この例によれば、照射部本体
1がどのような位置にあっても、照射部本体1の総重量
Waとバランスウェイト31の重量のφ方向回転の回転
バランスを保つことができるとともに、照射部支持体1
0についても実施例2と同様に回転バランスを保つこと
ができ、φ及びψ方向回転用の、駆動モータ、ピニオ
ン、ギヤの容量を軽減することができる。また、バラン
スウェイトが照射部本体のψ方向回転方向と逆方向に動
くため、バランスウェイトの治療台との干渉を防ぐこと
ができるとともに、アイソセンタ−9下方のスペースを
確保できるため操作性を向上させることができる。
【0053】実施例6. 図12(a)はこの発明の他の実施例である放射線照射
装置回転バランス調整機構を示す平面図、図12(b)
は側面図、図13(a),13(b)は動作原理図であ
る。図12(a),(b)において1〜23は実施例5
と同じであり、その説明を省略する。35は実施例5に
示されたバランスウェイト31の初期位置F1 に重心が
あるように取り付けられた照射部支持体10上をガイド
に沿って(図示せず)移動するバランスウェイト、36
はバランスウェイト35を駆動させるためのワイヤA、
37は照射部本体1に取り付けられたワイヤB、38は
ワイヤA36を通すための滑車、39はワイヤB37を
通すための滑車、40は滑車A37、滑車B38を連結
し動力を伝えるためのシャフトである。
【0054】次に動作についた説明する。従来例と同
様、φ方向回転駆動モータ13の出力がピニオン15か
らギヤ14に伝達され照射部支持体10がφ方向回転
し、それにともない照射部本体1、バランスウェイト3
5、バランスウェイト23もφ方向回転する。このとき
実施例5で示したように照射部本体1、照射部支持体1
0、バランスウェイト35、バランスウェイト23全体
のφ方向回転バランスは保たれている。また、ψ方向回
転バランスについても照射部本体10とバランスウェイ
ト35のψ方向回転自由落下力が相殺されているため、
X軸方向アンバランスが軽減され、照射部本体1のψ方
向回転自由落下の心配は軽減される。次に照射部本体1
がψ方向回転駆動する場合であるが、ψ駆動モータ16
の出力がピニオン17、アイドラ18からラック19に
伝達され、照射部本体1がψ方向回転する。このとき照
射部本体1に取り付けられたワイヤB37が滑車B39
をまわし、動力がシャフト40、滑車A38、ワイヤ3
6Aを通してバランスウェイト35に伝わり、バランス
ウェイト35を駆動させる。よって、バランスウェイト
35は照射部本体1の重心とY軸に関して逆方向に動
き、ψ方向回転の回転アンバランスを軽減する。またバ
ランスウェイト35の重量は照射部本体1のψ軸方向自
由落下力と常に逆向きに作用するため、ψ方向回転アン
バランスも軽減することができる。
【0055】次に以上の動作におけるバランスの関係に
ついて図13(a),(b)により説明する。図におい
て、Wa,Wc,Wd,Wf,ψa,θ1 ,A1 ,A
2 ,C,D1 ,F1 ,F2 、Ya1 ,Ya2 ,Za1
Za2 ,Zc,Zd,Zf1 ,Zf2 は実施例5と同じ
であり、その説明を省略する。H1 はA1 をアイソセン
タ9からY座標Yhまで延ばした照射部本体1上の点、
2 は照射部本体1がA1 からA2 まで移動したときの
1 の移動点、36,37はH1 とF1 を結ぶためのワ
イヤA,B、38,39は滑車A,B、Whは接点H1
の自由落下荷重である。φ方向回転の回転バランスにつ
いては、照射部本体1の動き、バランスウェイト35の
動きとも実施例5と変わらず、実施例5で示すようにど
のような照射部本体ψ位置に対しても常にバランスがと
れている。次にX軸に関する回転バランスについて説明
する。照射部本体1の総重量WaがA1 の位置で及ぼす
照射部本体1のψ回転方向の自由落下荷重をWa1 とす
ると図13(b)に示すようにWa1 =Wacosθ1
であり、この荷重の垂直方向自由落下荷重をWa2 とす
ると Wa2 =Wa1 cosθ1 =Wacos2 θ1 従って、H1 の位置での照射本体1の垂直方向自由落下
荷重は Wh=(Ya1 /Yf)Wa2 =(Ya1 /Yf)Wa×cos2 θ1 となる。接点H1 においては、バランスウェイト35の
総重量Wfが、常に上向きに同じ大きさでかかっている
ので、接点H1 でのバランスは、実施例5の計算式
(3)式より Wf−Wh=Wa×Ya1 /Yf−Wa2 ×Ya1 /Yf Wf−Wh=Wa×Ya1 /Yf−Wa×(Ya1 /Yf)×cos2 θ1 =Wa×(Ya1 /Yf)×(1−cos2 θ1 ) となりアンバランスがかなり軽減される。なお、cos
θ1 =1つまりθ1 =0の時にアンバランスは最小とな
る。
【0056】従ってこの実施例によれば、可動式バラン
スウェイト35の作用により、φ方向回転、ψ方向回転
とも回転アンバランスを軽減することができる。よって
照射部本体1のψ方向回転への自由落下の心配が軽減さ
れるとともに、φ方向回転、ψ方向回転とも駆動モー
タ、ピニオン、ギヤの容量が軽減できる。また、バラン
スウェイト35がアイソセンタ−9と離れた位置を移動
するため、バランスウェイト35の治療台6と照射部本
体1がX軸回転しても干渉を防ぐことができるのはもち
ろんのこと、アイソセンタ−9下方のスペースが確保で
きるため、操作性を高めることができる。
【0057】実施例7. 図14(a)はこの発明の他の実施例である放射線照射
装置回転バランス調整機構を示す平面図、図14(b)
は側面図、図15は部分斜視図である。図14(a),
(b)において1〜19は従来例、35〜40は実施例
6と同じであり、その説明を省略する。図において、4
1は照射部本体1の重心がψ方向回転したときの重心の
中心が、Y軸上にくるようになるように、重量、位置を
設定されたバランスウェイトである。次に動作について
説明する。従来例と同様、φ方向回転駆動モータ13の
出力がピニオン15からギヤ14に伝達され照射部支持
体10がφ方向回転し、それにともない照射部本体1、
バランスウェイト23、バランスウェイト41もφ方向
に回転する。このとき実施例5で示したように照射部本
体1、照射部支持体10、バランスウェイト35、バラ
ンスウェイト23全体のφ方向回転バランスは保たれて
いる。また、ψ方向回転バランスについても照射部本体
1とバランスウェイト41を合せた荷重とバランスウェ
イト35のψ方向回転自由落下力が相殺されているた
め、X軸方向アンバランスが軽減され、照射部本体1の
ψ方向回転自由落下の心配は軽減される。次に照射部本
体1がψ方向回転駆動する場合であるが、ψ駆動モータ
16の出力がピニオン17、アイドラ18からラック1
9に伝達され、照射部本体1がψ方向回転する。このと
き照射部本体1に取り付けられたワイヤA36が滑車B
39をまわし、動力がシャフト40、滑車A38、ワイ
ヤA36を通してバランスウェイト35に伝わり、バラ
ンスウェイト35を駆動させる。よって、バランスウェ
イト35は照射部本体1の重心とY軸に関して逆方向に
動き、φ方向回転の回転アンバランスを軽減する。また
バランスウェイト35の重量は照射部本体1のX軸方向
自由落下と常に逆向きに作用するため、ψ方向回転アン
バランスも軽減することができる。また、実施例6でバ
ランスの関係は(1−cos2 θ1 )によることを示し
たが、本実施例のようにバランスウェイト41を設ける
ことにより(1−cos2θ1 )の値を小さくできる
(θ1 の値を小さくすることができるため)ことでアン
バランスをより軽減できる。したがって、照射部本体1
とバランスウェイト41全体の重心がY軸と対称にψ方
向回転をするため、照射部本体1、バランスウェイト4
1を合わせた重心のψ方向回転自由落下荷重の変動が最
小限に抑えられ、実施例6よりも、よりψ方向回転のア
ンバランスが軽減できる。しかもバランスウェイト35
の初期位置を上方にあげれるためアイソセンタ−の位置
を下げることが可能であり、装置の小型化も可能とな
る。
【0058】従ってこの実施例によれば、可動式バラン
スウェイト35、バランスウェイト41の作用により、
φ方向回転、ψ方向回転ともより回転アンバランスを軽
減することができる。よって照射部本体1のψ方向回転
への自由落下の心配が軽減されるとともに、φ方向回
転、ψ方向回転とも駆動モータ、ピニオン、ギヤの容量
が軽減できる。また、バランスウェイト35がアイソセ
ンタ−9と離れた位置を移動するため、バランスウェイ
ト35の治療台6との干渉を防ぐことができるのはもち
ろんのこと、アイソセンタ−9下方のスペースが確保で
きるため、操作性を高めることができる。しかもバラン
スウェイト41の効用により、バランスウェイト35の
初期位置を下げることが可能となり、アイソセンタ−を
下げることによって、操作性をより高めることができ、
且つ装置の小型化が可能となる。
【0059】実施例8. 図16(a)はこの発明の他の実施例である放射線照射
装置回転バランス調整機構を示す平面図、図16(b)
は側面図、図17は斜視図である。図16(a),
(b)において、1〜41は実施例7と同じであり、4
2は照射部本体1に取り付けられているワイヤB37が
バランスウェイト用ワイヤA36よりも移動ストローク
が長いために生じるワイヤのたるみを防止するための、
テンショナ、43はテンショナ42を照射部支持体1に
取り付けるためのブラケットである。
【0060】次に動作について説明する。従来例7と同
様、φ方向回転駆動モータ13の出力がピニオン15か
らギヤ14に伝達され照射部支持体10がφ方向回転
し、それにともない照射部本体1、バランスウェイト3
5、バランスウェイト23、バランスウェイト41もφ
方向回転する。このとき実施例5で示したように照射部
本体1、照射部支持体10、バランスウェイト35、バ
ランスウェイト23全体のφ方向回転バランスは保たれ
ている。また、ψ方向回転バランスについても照射部本
体1とバランスウェイト41を合わせた荷重とバランス
ウェイト35のψ方向回転自由落下力が相殺されている
ため、ψ軸方向アンバランスが軽減され、照射部本体1
のψ方向回転自由落下の心配は軽減される。次に照射部
本体1がψ方向回転駆動する場合であるが、ψ方向駆動
モータ16の出力がピニオン17、アイドラ18からラ
ック19に伝達され、照射部本体1がψ方向回転する。
このとき照射部本体1に取り付けられたワイヤB37が
滑車B39をまわし、動力がシャフト40、滑車A3
8、ワイヤA36を通してバランスウェイト35に伝わ
り、バランスウェイト35を駆動させる。よって、バラ
ンスウェイト35は照射部本体1の重心とY軸に関して
逆方向に動き、φ方向回転の回転アンバランスを軽減す
る。またバランスウェイト35の重量は照射部本体1及
びバランスウェイト41のX軸方向自由落下と常に逆向
きに作用するため、ψ方向回転アンバランスも軽減する
ことができる。またこの時、照射部本体1に取り付けら
れたワイヤB37は照射部本体1のψ方向運動に合わせ
て円弧運動するに対し、バランスウェイト35に取り付
けられたワイヤA36はバランスウェイトの動きに合わ
せて直線運動するため、ワイヤA36とワイヤB37の
ストロークに誤差が生じ、ワイヤB37にたるみが生じ
てしまうのを、テンショナ42によってワイヤB37に
常にテンションをかけてやり、たるみを解消する事がで
きる。
【0061】従ってこの実施例によれば、可動式バラン
スウェイト35、バランスウェイト41の作用により、
φ方向回転、ψ方向回転ともより回転アンバランスを軽
減することができる。よって照射部本体1のψ方向回転
への自由落下の心配が軽減されるとともに、φ方向回
転、ψ方向回転とも駆動モータ、ピニオン、ギヤの容量
が軽減でき、しかもテンショナ42の効用によりワイヤ
B37のたるみを解消し、よりアンバランスの誤差を少
なくすることができる。また、バランスウェイト35が
アイソセンタ−9と離れた位置を移動するため、バラン
スウェイト35の治療台との干渉を防ぐことができるの
はもちろんのこと、アイソセンタ−9下方のスペースが
確保できるため、操作性を高めることができる。かつバ
ランスウェイト41の効用により、バランスウェイト3
5の初期位置を下げることが可能となり、アイソセンタ
−9を下げることによって、操作性をより高めることが
でき、且つ装置の小型化が可能となる。
【0062】実施例9. 図18(a)はこの発明の他の実施例である放射線照射
装置回転バランス調整機構を示す平面図、図18(b)
は側面図、図9は部分斜視図である。図に於いて、1〜
41は実施例7と同じであり、44は滑車A38を通し
て2つのバランスウェイトをつないでいるワイヤ、45
は照射部本体1に接続され、一端をワイヤ44に引っか
けているフックである。
【0063】次に動作について説明する。従来例7と同
様、φ方向回転駆動モータ13の出力がピニオン15か
らギヤ14に伝達され照射部支持体10がφ方向回転
し、それにともない照射部本体1、バランスウェイト3
5、バランスウェイト23、バランスウェイト41もφ
方向回転する。このとき実施例5で示したように照射部
本体1、照射部支持体10、バランスウェイト35、バ
ランスウェイト23全体のφ方向回転バランスは保たれ
ている。また、ψ方向回転バランスについても照射部本
体1とバランスウェイト41を合わせた荷重とバランス
ウェイト35のψ方向回転自由落下力が相殺されている
ため、ψ軸方向アンバランスが軽減され、照射部本体1
のψ方向回転自由落下の心配は軽減される。次に照射部
本体1がψ方向回転駆動する場合であるが、ψ方向駆動
モータ16の出力がピニオン17、アイドラ18からラ
ック19に伝達され、照射部本体1がψ方向回転する。
このとき照射部本体1に取り付けられたフック45がワ
イヤ44を引っ張り下げ、バランスウェイト35は照射
部本体1の重心とY軸に関して逆方向に動き、φ方向回
転の回転アンバランスを軽減する。またバランスウェイ
ト35重量は照射部本体1及びバランスウェイト41の
X軸方向自由落下力と常に逆向きに作用するため、ψ方
向回転アンバランスも軽減することができ、しかも照射
部本体1とワイヤの動力伝達に、ワイヤとフックのみし
か使用していないため構造を非常に単純に円運動を直線
運動に変換することができる。
【0064】従ってこの実施例によれば、可動式バラン
スウェイト35、バランスウェイト41の作用により、
φ方向回転、ψ方向回転ともより回転アンバランスを軽
減することができる。よって照射部本体1のψ方向回転
への自由落下の心配が軽減されるとともに、φ方向回
転、ψ方向回転とも駆動モータ、ピニオン、ギヤの重量
が軽減でき、しかもバランスウェイト35の駆動方法に
ワイヤ、フック方式を採用したことにより、構造をより
単純にすることができる。また、バランスウェイト35
がアイソセンタ−9と離れた位置を移動するため、バラ
ンスウェイト35の治療台6との干渉を防ぐことができ
るのはもちろんのこと、アイソセンタ−9下方のスペー
スが確保できるため、操作性を高めることができる。か
つバランスウェイト41の効用により、バランスウェイ
ト35の初期位置を下げることが可能となり、アイソセ
ンタ−を下げることによって、操作性をより高めること
ができ、且つ装置の小型化が可能となる。
【0065】実施例10. 図20(a)はこの発明の他の実施例である放射線照射
装置回転バランス調整機構を示す平面図、図は動作原理
図である。図20(b)は側面図、図21,22は部分
斜視図である。図に於いて、1〜41は実施例7と同じ
であり、46は照射部支持体10にリニアガイドを介し
て取り付けられていて、ワイヤB37とつながれている
スライダ、47は照射部本体1に設置されているカムフ
ロア、48はスライダ46に設置されているリニアガイ
ドブロック、49は照射部支持体1に設置されているレ
ールである。46はカムフロア47を挟み込んでいる構
造となっており、また、設置されたリニアガイドブロッ
ク48がレール49の上を直線運動することによりスラ
イダ46は照射部支持体10上を直線運動するようにな
っている。
【0066】次に動作について説明する。従来例7と同
様、φ方向回転駆動モータ13の出力がピニオン15か
らギヤ14に伝達され照射部支持体10がφ方向回転
し、それにともない照射部本体1、バランスウェイト3
5、バランスウェイト23、バランスウェイト41もφ
方向回転する。このとき実施例5で示したように照射部
本体1、照射部支持体10、バランスウェイト35、バ
ランスウェイト23全体のφ方向回転バランスは保たれ
ている。また、ψ方向回転バランスについても照射部本
体1とバランスウェイト41を合わせた荷重とバランス
ウェイト35のψ方向回転自由落下力が相殺されている
ため、ψ軸方向アンバランスが軽減され、照射部本体1
のψ方向回転自由落下の心配は軽減される。次に照射部
本体1がψ方向回転駆動する場合であるが、ψ方向駆動
モータ16の出力がピニオン17、アイドラ18からラ
ック19に伝達され、照射部本体1がψ方向回転する。
このとき照射部本体1に取り付けられたカムフロア47
がスライダ46を押し下げ、スライダ46はカムフロア
47の上下運動分だけ直線移動する。スライダ46に取
り付けられているワイヤB37から、滑車B39、シャ
フト40、滑車A38、ワイヤA36を通って、動力バ
ランスウェイト35に伝わる。よって、スライダ46の
移動量とバランスウェイト35の移動量は完全に一致し
ているためφ方向回転のアンバランスが完全に解消され
る。バランスウェイト35は照射部本体1の重心とY軸
に関して逆方向に動き、φ方向回転の回転アンバランス
を軽減する。またバランスウェイト35重量は照射部本
体1及びバランスウェイト41のX軸方向自由落下力と
常に逆向きに作用するため、ψ方向回転アンバランスも
軽減することができ、しかも照射部本体1とワイヤのイ
ンターフェイスにスライダを使用したことによって、円
運動を直線運動に変換することができ、ワイヤのたるみ
等による誤差の問題が解消される。
【0067】従ってこの実施例によれば、可動式バラン
スウェイト35、バランスウェイト41、インターフェ
イスにスライダ方式を用いたことの作用により、φ方向
回転のアンバランスを完全に解消すると同時にψ方向回
転の回転アンバランスを軽減することができる。よって
照射部本体1のψ方向への自由落下の心配が軽減される
とともに、φ方向回転、ψ方向回転とも駆動モータ、ピ
ニオン、ギヤの重量が軽減できる。また、バランスウェ
イト35がアイソセンタ−9と離れた位置を移動するた
め、バランスウェイト35の治療台6との干渉を防ぐこ
とができるのはもちろんのこと、アイソセンタ−9下方
のスペースが確保できるため、操作性を高めることがで
きる。かつバランスウェイト41の効用により、バラン
スウェイト35の初期位置を下げることが可能となり、
アイソセンタ−を下げることによって、操作性をより高
めることができ、且つ装置の小型化が可能となる。
【0068】実施例11. 図23(a)はこの発明の他の実施例である放射線照射
装置回転バランス調整機構を示す平面図、図23(b)
は側面図、図24は部分斜視図である。図において、1
〜49は実施例10と同じであり、50は一端をバラン
スウェイト35、多端をスライダ46にとりつけてある
ワイヤ、51はワイヤ50を通す滑車である。滑車51
は実施例10の滑車A38と垂直の向きに取り付けてあ
る。次に動作について説明する。動作・効用について
は、実施例10にあげたものとまったく同様であるが、
実施例10の滑車A38の向きを変えて、シャフト40
をなくし、ワイヤを直接スライダ46とバランスウェイ
ト35につなげることによって、実施例10で示した効
果の他に、構造を簡単にできるとともに、ワイヤのスリ
ップ等によるバランスウェイト位置のズレを防ぐことが
できる。
【0069】実施例12. 図25(a)はこの発明の他の実施例である放射線照射
装置回転バランス調整機構を示す平面図、図25(b)
は側面図、図26は部分断面図、図27,28は動作説
明図である。図において、1〜51は実施例11と同じ
であり、52は照射部本体1に、アイソセンタ−9と照
射部本体1の全体の重心(照射部本体1とバランスウェ
イト41を合わせた重心)との延長線上に常に溝がくる
ように取り付けられたスライダ、53はスライダ52に
挟み込まれているカムフロア、53aはカムフロアシャ
フト、54はカムフロア53を取り付け、ワイヤでバラ
ンスウェイト35につながれているリニアガイドブロッ
ク、55はリニアガイドブロック54が滑るレールであ
る。
【0070】次に動作について説明する。動作・効用に
ついては、実施例11にあげたものとまったく同様であ
るが、実施例11のスライダ46と、カムフロア47の
位置関係を逆転させたことによって得られる効果につ
き、実施例11と比較して図27,28により説明す
る。実施例11の動作を示す図27において、ψはY軸
からのψ方向回転角、Whは照射部本体1及びバランス
ウェイト41の全体のカムフロア53の位置でかかる垂
直方向の荷重を示し、Wh1 は照射部本体1の回転によ
り、照射部本体1に取りつけられたカムフロア47が照
射部支持体10に取り付けられたスライダ46にかかる
ψ方向回転荷重を示し、Wh2 は回転方向荷重Wh1
垂直方向落下荷重である。Wfはバランスウェイト35
が照射部本体1を引き上げようとする力を示す。Wh
1 ,Wh2 は Wh1 =Whcosψ Wh2 =Whcos2 ψ と表わされ、カムフロア47はスライダ46に常に垂直
にあたっているので、照射部本体1の重量のψ方向回転
の自由落下に及ぼす力Wh2 は、角度ψによって変化す
るが、バランスウェイト35により照射部本体1を引き
上げようとする力Wfは変わらない。従ってWh=Wf
とした時のバランスは Wf−Whcos2 ψ=Wh(1−cos2 ψ) となり、ψ2 0の時はつり合うがそれ以外はWh(1−
cos2 ψ)のアンバランスが残る。本実施例の動作を
示す図28において、Wh,Wh1 ,Wfは図27と同
じでよりWf1 は、バランスウェイト35がスライダ5
2に及ぼすψ方向回転に対する引っ張りの荷重である。
本実施例ではスライダ52を照射部本体1に取りつけた
のでψ回転と同期してスライダ52を傾けたことと同じ
になり、ψ方向回転自由落下荷重Wh1 はWh1 =Wh
cosψであり、バランスウエイト35がスライダ5に
及ぼすψ方向回転の引張力をWf1 とするとWf1 =W
fcosψであるから、 Wh=Wf・・・・・(3) とすれば、いかなるψに対してもWh1 =Wf1 となり
バランスがとれることになる。また(3)式を満たすバ
ランスウェイト35をスライダ52の上下移動量と同じ
移動量だけ逆向きに動かした場合、ψ方向の回転バラン
スも完全に解消できることとなる。
【0071】従って、本実施例によれば、実施例10、
11に示した効果の他に、φ方向回転、ψ方向回転とも
に完全に回転バランスを解消することができる。
【0072】実施例13. 図29(a)はこの発明の他の実施例である放射線照射
装置回転バランス調整機構を示す平面図、図29(b)
は側面図であり、30は部分斜視図である。1〜41は
実施例7と同じであり、56はラック19の動力を伝え
るピニオン57はアイドラ18に接続されているギヤ、
58はギヤ57の軸となるシャフト、59はシャフト5
8の回転を直角上方向の軸回りの回転に変換するギヤ機
構、60はバランスウェイト35に取り付けられている
ナット、61は照射部支持体10に取り付けられていて
シャフト58の回転に合わせて動くボールネジである。
【0073】次に動作について説明する。従来例7と同
様、φ方向回転駆動モータ13の出力がピニオン15か
らギヤ14に伝達され照射部支持体10がφ方向回転
し、それにともない照射部本体1、バランスウェイト3
5、バランスウェイト23、バランスウェイト41もφ
方向回転する。このとき実施例5で示したように照射部
本体1、照射部支持体10、バランスウェイト35、バ
ランスウェイト23全体のφ方向回転バランスは保たれ
ている。また、ψ方向回転バランスについても照射部本
体1とバランスウェイト41を合わせた荷重とバランス
ウェイト35のψ方向回転自由落下力が相殺されている
ため、X軸方向アンバランスが軽減され、照射部本体1
のψ方向自由落下の心配は軽減される。次に照射部本体
1がψ方向回転駆動する場合であるが、ψ方向駆動モー
タ16の出力がピニオン17、アイドラ18からラック
19に伝達され、照射部本体1がψ方向回転する。この
とき照射部本体1に取り付けられたラック19の回転力
が、ピニオン56、ギヤ57、シャフト58、ギヤ機構
59を伝わって、ボールネジ61を回す。ボールネジ6
1が回転することによって、バランスウェイト35に固
定されたナットが推進力を保ち、バランスウェイト35
は照射部本体1の重心とφ軸に関して逆方向に動き、φ
方向回転の回転アンバランスを軽減する。またバランス
ウェイト35重量は照射部本体1及びバランスウェイト
41のX軸方向自由落下力と常に逆向きに作用するた
め、ψ方向回転アンバランスも軽減することができ、し
かも照射部本体1の円運動をボールネジ機構によってバ
ランスウェイト35の直線運動に変換しているために、
ワイヤのたるみ等による誤差を軽減できφ方向、ψ方向
回転のアンバランスを実施例7よりもより軽減すること
ができる。
【0074】従ってこの実施例によれば、可動式バラン
スウェイト35、バランスウェイト41の作用により、
φ方向回転、ψ方向回転ともより回転アンバランスを軽
減することができる。よって照射部本体1のψ方向回転
への自由落下の心配が軽減されるとともに、φ方向回
転、ψ方向回転とも駆動モータ、ピニオン、ギヤの重量
が軽減でき、しかもバランスウェイト35の駆動方法に
ボールネジ方式を採用したことにより、よりアンバラン
スの誤差を少なくすることができる。また、バランスウ
ェイト35がアイソセンタ−9と離れた位置を移動する
ため、バランスウェイト35の治療台6との干渉を防ぐ
ことができるのはもちろんのこと、アイソセンタ−9下
方のスペースが確保できるため、操作性を高めることが
できる。かつバランスウェイト41の効用により、バラ
ンスウェイト35の初期位置を下げることが可能とな
り、アイソセンタ−を下げることによって、操作性をよ
り高めることができ、且つ装置の小型化が可能となる。
【0075】実施例14. 図31(a)はこの発明の他の実施例である放射線照射
装置回転バランス調整機構を示す平面図、図31(b)
は側面図である。図において、1〜49は実施例10と
同じであり、62はバランスウェイトに取り付けられて
いるチェーン、63はスライダに取り付けられているチ
ェーン、64,65はそれぞれチェーン62,63用の
スプロケットである。次に動作について説明する。動
作、効用については、実施例10にあげたものと同様で
あるが、それに加え、ワイヤの変わりにチェーンを動力
伝達機構に使用しているためにワイヤのスリップ等によ
るバランスウェイト位置のズレを防ぐことができる。
【0076】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に示すような効果を奏する。この発明
に係る放射線照射装置においては、アイソセンタ−を通
る第1の軸回りに回転する照射部本体と、この照射部本
体を支持するとともにアイソセンタ−を通る第2の軸回
りに回転する照射部支持体と、バランスウェイトとを備
え、バランスウェイトは、照射部本体の回転に応動し
て、照射部本体の重心に対し第2の軸に関して対称な位
置とアイソセンタ−とを結ぶ線の延長線上であって照射
部本体の重心と釣り合いがとれる位置に移動するので、
照射部本体の第2の軸回りに対する回転バランスをとり
つつ、バランスウェイトの治療台との干渉を防ぐことが
できる。
【0077】また、この発明に係る放射線照射装置にお
いては、バランスウェイトは、その自由落下力が照射部
本体の第1の軸回り方向の自由落下力に対して逆方向に
作用するように設けられるので、第1の軸回りに対する
回転バランスをとることができる。
【0078】また、この発明に係る放射線照射装置にお
いては、バランスウェイトは第1の軸回りに回転可能に
設けられ、照射部本体の回転方向に対して逆方向に回転
するので、回転バランスをとりつつ、アイソセンタ−下
方のスペースを確保することができる。
【0079】また、この発明に係る放射線照射装置にお
いては、バランスウェイトは照射部支持体とともに回転
するように照射部支持体に設けられるとともに、上記照
射部本体の回転に応動して照射部支持体に対して直線運
動するので、回転バランスをとりつつ、アイソセンタ−
下方のスペースを確保することができる。
【0080】また、この発明に係る放射線照射装置にお
いては、バランスウェイトは、滑車に通されたワイヤを
介して照射部本体に接続され、滑車にはワイヤのたるみ
を防止するためのテンション機構が設けられるので、バ
ランス誤差を少なくすることができる。
【0081】また、この発明に係る放射線照射装置にお
いては、照射部本体に設けられたカムフロア、およびカ
ムフロアの回転運動に応動して直線運動するスライダを
用いて、照射部本体の回転運動をバランスウェイトを直
線運動させるための駆動力に変換するので、回転バラン
スが向上する。
【0082】また、この発明に係る放射線照射装置にお
いては、照射部本体に設けられたスライダ、および該ス
ライダの回転運動に応動して直線運動するカムフロアを
用いて、照射部本体の回転運動をバランスウェイトを直
線運動させるための駆動力に変換するので、回転バラン
スが向上する。
【0083】また、この発明に係る放射線照射装置にお
いては、スライダはカムフロアを挟み込む溝部を有し、
該溝部はアイソセンタ−と照射部本体の重心とを結んだ
延長線の方向にカムフロアが移動するように設けられる
ので、回転バランスが向上する。
【0084】また、この発明に係る放射線照射装置にお
いては、バランスウェイトとは別のバランスウェイトを
照射部本体に設け、スライダはカムフロアを挟み込む溝
部を有し、該溝部は照射部本体および別のバランスウェ
イトから定まる重心とアイソ センタ−とを結んだ延長線
の方向にカムフロアが移動するように設けられるので、
回転バランスが向上する。
【0085】また、この発明に係る放射線照射装置にお
いては、上記バランスウェイトとは別のバランスウェイ
トを、上記照射部本体の重心が上記第1の軸回りに回転
したときの重心の中心が上記第2の軸上になるように上
記照射部本体に設けたので、回転バランスが向上する。
【0086】また、この発明に係る放射線照射装置にお
いては、上記バランスウェイトとは別のバランスウェイ
トを照射部支持体に、照射部支持体の重心に対し第2の
軸に関し対称な位置に設けたので、回転バランスが向上
する。
【0087】また、この発明に係る放射線照射装置にお
いては、バランスウェイトは、ギヤ又は滑車に通された
ワイヤを介して照射部本体に接続されるので、回転バラ
ンスが向上する。
【0088】さらにまた、この発明に係る放射線照射装
置においては、アイソセンタ−を通る第1の軸回りに回
転する照射部本体と、この照射部本体を支持するととも
にアイソセンタ−を通る第2の軸回りに回転する照射部
支持体と、照射部本体の重心位置に対し、第2の軸に関
して対称な位置とアイソセンタ−を結ぶ線の延長線上で
照射部本体の重心と釣合がとれる位置に第1の軸回りに
回転可能に設けたバランスウェイトを備え、バランスウ
ェイトと照射部本体から定まる重心が第2の軸上にくる
ようにバランスウェイトの回転をギヤ機構により行うと
ともに、照射部支持体に照射部支持体の重心に対し第2
の軸に関し対称な位置に別のバランスウェイトを備えた
ので、照射部本体の第2の軸回りに対する回転バランス
を向上させつつ、バランスウェイトの治療台との干渉を
防ぐ。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示す側面図。
【図2】 この発明の一実施例の動作説明図。
【図3】 この発明の他の実施例を示す側面図。
【図4】 この発明の他の実施例の動作説明図。
【図5】 この発明の他の実施例を示す部分側面図。
【図6】 この発明の他の実施例を示す部分斜視図。
【図7】 この発明の他の実施例の動作説明図。
【図8】 この発明の他の実施例を示す側面図。
【図9】 この発明の他の実施例の動作説明図。
【図10】 この発明の他の実施例を示す側面図。
【図11】 この発明の他の実施例の動作説明図。
【図12】 この発明の他の実施例を示す平面図及び側
面図。
【図13】 この発明の他の実施例の動作説明図。
【図14】 この発明の他の実施例を示す平面図及び側
面図。
【図15】 この発明の他の実施例を示す部分斜視図。
【図16】 この発明の他の実施例を示す平面図及び側
面図。
【図17】 この発明の他の実施例を示す部分斜視図。
【図18】 この発明の他の実施例を示す平面図及び側
面図。
【図19】 この発明の他の実施例を示す部分斜視図。
【図20】 この発明の他の実施例を示す平面図及び側
面図。
【図21】 この発明の他の実施例の部分斜視図。
【図22】 この発明の他の実施例を示す部分斜視図。
【図23】 この発明の他の実施例を示す平面図及び側
面図。
【図24】 この発明の他の実施例の部分斜視図。
【図25】 この発明の他の実施例を示す平面図及び側
面図。
【図26】 この発明の他の実施例を示す部分斜視図。
【図27】 この発明の他の実施例の動作説明図。
【図28】 この発明の他の実施例の動作説明図。
【図29】 この発明の他の実施例を示す平面図及び側
面図。
【図30】 この発明の他の実施例を示す部分斜視図。
【図31】 この発明の他の実施例を示す平面図及び側
面図。
【図32】 従来の実施例を示す側面図。
【符号の説明】
1 照射部本体重心 1a 照射部本体重心 2Cアーム 3 放射線発生部 4 X線コリメータ 5 X線アプリケータ 6 治療台 7 治療台ベッド 8 患者 9 アイソセンタ− 10 照射部支持体 11 方向回転軸受 12 電源・制御箱 13 φ方向回転駆動モータ 14 ギヤ 15 ピニオン 16 ψ方向回転駆動モータ 17 ピニオン 18 アイドラ 19 ラック 20 バランスウェイト 21 架台 22 バランスウェイト 23 バランスウェイト 24 バランスウェイト 25 ラック 26 ピニオン 27 レール 28 ガイドブロック 29 ワイヤ 30 滑車 31 バランスウェイト 32 ラック 33 駆動モータ 34 アイドラー 35 バランスウェイト 36 ワイヤA 37 ワイヤB 38 滑車A 39 滑車B 40 シャフト 41 バランスウェイト 42 テンショナ 43 ブラケット 44 ワイヤ 45 フック 46 スライダ 47 カムフロア 48 リニアガイドブロック 49 レール 50 ワイヤ 51 滑車 52 スライダ 53 カムフロア 53a カムフロアシャフト 54 リニアガイドブロック 55 レール 56 ピニオン 57 ギヤ 58 シャフト 59 ギヤ機構 60 ナット 61 ボールネジ 62 チェーン 63 チェーン 64 スプロケット 65 スプロケット

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アイソセンタ−を通る第1の軸回りに回
    転する照射部本体と、 この照射部本体を支持するとともに上記アイソセンタ−
    を通る第2の軸回りに回転する照射部支持体と、バランスウェイトとを備え、 上記バランスウェイトは、上記照射部本体の回転に応動
    して、上記照射部本体の重心に対し上記第2の軸に関し
    て対称な位置と上記アイソセンタ−とを結ぶ線の延長線
    上であって上記照射部本体の重心と釣り合いがとれる位
    置に移動することを特徴とする放射線照射装置。
  2. 【請求項2】 上記バランスウェイトは、その自由落下
    力が上記照射部本体の第1の軸回り方向の自由落下力に
    対して逆方向に作用するように設けられることを特徴と
    する請求項1に記載の放射線照射装置。
  3. 【請求項3】 上記バランスウェイトは上記第1の軸回
    りに回転可能に設けられ、上記照射部本体の回転方向に
    対して逆方向に回転することを特徴とする請求項1又は
    2に記載の放射線照射装置。
  4. 【請求項4】 上記バランスウェイトは上記照射部支持
    体とともに回転するように上記照射部支持体に設けられ
    るとともに、上記照射部本体の回転に応動して上記照射
    部支持体に対して直線運動することを特徴とする請求項
    1又は2に記載の放射線照射装置。
  5. 【請求項5】 上記バランスウェイトは、滑車に通され
    たワイヤを介して上記照射部本体に接続され、上記滑車
    には上記ワイヤのたるみを防止するためのテンション機
    構が設けられることを特徴とする請求項4に記載の放射
    線照射装置。
  6. 【請求項6】 上記照射部本体に設けられたカムフロ
    ア、および上記カムフロアの回転運動に応動して直線運
    動するスライダを用いて、上記照射部本体の回転運動を
    上記バランスウェイトを直線運動させるための駆動力に
    変換することを特徴とする請求項4に記載の放射線照射
    装置。
  7. 【請求項7】 上記照射部本体に設けられたスライダ、
    および該スライダの回転運動に応動して直線運動するカ
    ムフロアを用いて、上記照射部本体の回転運動を上記バ
    ランスウェイトを直線運動させるための駆動力に変換す
    ることを特徴とする請求項4に記載の放射線照射装置。
  8. 【請求項8】 上記スライダは上記カムフロアを挟み込
    む溝部を有し、該溝部は上記アイソセンタ−と上記照射
    部本体の重心とを結んだ延長線の方向に上記カムフロア
    が移動するように設けられることを特徴とする請求項6
    に記載の放射線照射装置。
  9. 【請求項9】 上記バランスウェイトとは別のバランス
    ウェイトを上記照射部本体に設け、上記スライダは上記
    カムフロアを挟み込む溝部を有し、該溝部は上記照射部
    本体および上記別のバランスウェイトから定まる重心と
    上記アイソセンタ−とを結んだ延長線の方向に上記カム
    フロアが移動するように設けられることを特徴とする請
    求項6に記載の放射線照射装置。
  10. 【請求項10】 上記バランスウェイトとは別のバラン
    スウェイトを、上記照射部本体の重心が上記第1の軸回
    りに回転したときの重心の中心が上記第2の軸上になる
    ように上記照射部本体に設けたことを特徴とする請求項
    1〜4のいずれかに記載の放射線照射装置。
  11. 【請求項11】 上記バランスウェイトとは別のバラン
    スウェイトを上記照射部支持体に、上記照射部支持体の
    重心に対し上記第2の軸に関し対称な位置に設けたこと
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の放射線照
    射装置。
  12. 【請求項12】 上記バランスウェイトは、ギヤ又は滑
    車に通されたワイヤを介して上記照射部本体に接続され
    ることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の放
    射線照射装置。
  13. 【請求項13】 アイソセンタ−を通る第1の軸回りに
    回転する照射部本体と、この照射部本体を支持するとと
    もにアイソセンタ−を通る第2の軸回りに回転する照射
    部支持体と、上記照射部本体の重心位置に対し、上記第
    2の軸に関して対称な位置と上記アイソセンタを結ぶ
    線の延長線上で上記照射部本体の重心と釣合がとれる位
    置に上記第1の軸回りに回転可能に設けたバランスウェ
    イトを備え、上記バランスウェイトと上記照射部本体か
    ら定まる重心が上記第2の軸上にくるように上記バラン
    スウェイトの回転をギヤ機構により行うとともに、上記
    照射部支持体に上記照射部支持体の重心に対し上記第2
    の軸に関し対称な位置に別のバランスウェイトを備えた
    ことを特徴とする放射線照射装置
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