JP3246164U - 止水機構、止水栓、給水口部材、給湯口部材および給湯器 - Google Patents

止水機構、止水栓、給水口部材、給湯口部材および給湯器 Download PDF

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Abstract

【課題】軸部材としてたとえば、作業者が携行するドライバを用いて容易に開栓できる止水機構、開栓を容易化した止水栓、止水機構または止水栓を備える給水口部材または給湯口部材を備える給湯器を提供する。【解決手段】給水口部材6または給湯口部材に開口された水抜き口40の止水機構であって、水抜き口をねじ止めによって閉栓する止水栓44と、止水栓に設けられて軸部材の装着が可能な溝部(第1溝部60)とを備え、止水栓を開栓するとき、溝部に軸部材62を装着して開栓に必要な回転トルクを止水栓に付与することが可能である。【選択図】図2

Description

本考案はたとえば、ガス給湯器などの給湯機器の機構部品に係り、給湯機器のメンテナンスなどを実施するとき、機器内からの水抜きの際に開栓される水抜き口の止水機構、水抜き口を閉栓する止水栓または止水機構を含む給水口部材または給湯器に関する。
ガス給湯器などの給湯機器には給水のための給水口部材や、給湯のための給湯口部材が設置され、給水口部材または給湯口部材にはメンテナンスなどの便宜を図るため、給湯機器内の水抜きの際に開栓される止水栓が設置されている。通常時、止水栓は閉栓されて止水状態に維持され、機器内の残留水を抜く際に開栓され、給湯機器内の水抜きの後、メンテナンスが実施される。
斯かる止水機構に関し、給湯器に設置された複合弁に水抜き構造を備えることが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2)。また、給湯器の給湯回路に水抜き栓を備える出湯管が設置され、水抜き栓を開栓して水抜きを行うことが知られている(たとえば、特許文献3)。
実開平1-136856号明細書および図面 実開平1-141982号明細書および図面 特開2019-23531号公報
ところで、給水口部材または給湯口部材の水抜き口を閉栓する止水栓は、給湯器のメンテナンスなど、機器内の残留水を抜く際に開栓されるのみであり、通常は閉栓状態に維持される。
そして、止水栓の開閉は手動操作に委ねられている。この手動操作の便宜のため、止水栓には摘まみ部が設けられ、従来品はコインを係合させる係合溝が設けられている。開栓時、摘まみ部を指で摘まみまたは係合溝部にコインを係合させて止水栓に回転トルクを付与することが行われてきた。
しかしながら、止水栓は給水口部材または給湯口部材にねじ止めされてはいるものの、Oリングを挟み込んでシール固定されているために経年変化を受け、給水口部材または給湯口部材に止水栓が固着してしまうことが少なくない。
止水栓の固定強度が高い場合には指操作やコイン操作で止水栓を外すことは厄介であり、開栓に手間取る場合にはプライヤーなどの配管用工具を用いるなど、大がかりな作業となる。配管用工具を用いた場合、止水栓を挟むための保持力を維持しながら、配管用工具から止水栓に回転トルクを付与するため、狭い空間部での操作に手間取るなどの課題がある。
既述の特許文献1~3には斯かる課題の開示や示唆はなく、特許文献1~3に開示された構成では斯かる課題を解決することができない。
そこで、本考案の第1の目的は、止水栓に回転トルクを付与するための軸部材としてたとえば、作業者が携行するドライバ軸部を用いて容易に開栓できる止水機構を提供する。
また、本考案の第2の目的は、開栓を容易化した止水栓を提供する。
また、本考案の第3の目的は、開栓を容易化した止水機構または止水栓を備える給水口部材または給湯口部材を提供する。
また、本考案の第4の目的は、開栓を容易化した止水機構、止水栓、給水口部材または給湯口部材を備える給湯器を提供する。
上記目的を達成するため、本考案の止水機構によれば、給水口部材または給湯口部材に開口された水抜き口の止水機構であって、前記水抜き口をねじ止めによって閉栓する止水栓と、前記止水栓に設けられて軸部材の装着が可能な溝部とを備え、前記止水栓を開栓するとき、前記溝部に前記軸部材を装着して開栓に必要な回転トルクを前記止水栓に付与することが可能である。
上記目的を達成するため、本考案の止水栓によれば、給水口部材または給湯口部材に開口された水抜き口を閉栓する止水栓であって、前記水抜き口をねじ止めによって閉栓する止水部と、前記止水部の操作に用いられる操作部と、前記操作部に設けられて軸部材が装着可能な溝部とを備え、前記水抜き口を開栓するとき、前記溝部に前記軸部材を装着して開栓に必要な回転トルクを前記止水部に付与することが可能である。
この止水栓において、前記止水部は、空洞部を備え、この空洞部に前記操作部上に開口された開口部を備える。
この止水栓において、前記溝部は、前記止水部の中心軸と交差方向に形成されている。
この止水栓において、前記溝部は、前記止水部の中心軸と交差方向の面部に形成されて十文字形または一文字形の溝である。
この止水栓において、前記溝部は、前記軸部材が装着可能な第1溝部と、前記軸部材より幅の狭い板部材が装着可能な第2溝部とを含む。
この止水栓において、前記溝部は、前記軸部材の装着を案内する案内部を含む。
この止水栓において、前記止水部は、前記水抜き口に固定されるねじ部と、前記給水口部材または前記給湯口部材の内壁に密着して止水する止水リングとを備える。
この止水栓において、前記止水部は、前記給水口部材の給水路に給水フィルタを備える。
この止水栓において、前記止水部および前記操作部は、合成樹脂材または金属材で形成されて一体化され、または合成樹脂材または金属材を含んで一体化されている。
この止水栓において、前記第1溝部および前記第2溝部は前記操作部上の共通位置または異なる位置に形成されている。
この止水栓において、前記溝部は、前記止水部の中心軸と交差方向前記操作部に形成された透孔を含む。
この止水栓において、前記操作部は、前記給水口部材または給湯口部材から突出して周壁部に凹凸部を含むつまみ部を備える。
上記目的を達成するため、本考案の給水口部材によれば、前記止水機構または前記止水栓を含む。
上記目的を達成するため、本考案の給湯口部材によれば、前記止水機構または前記止水栓を含む。
上記目的を達成するため、本考案の給湯器によれば、前記止水機構、前記止水栓、前記給水口部材または前記給湯口部材を含む。
本考案によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) 本考案の止水機構によれば、経年劣化などにより給水口部材または給湯口部材に止水栓が固着するなどにより、止水栓の開栓に手間取る場合にあっても、止水栓の溝部にドライバ軸などの軸部材を装着し、この軸部材によって開栓のための回転トルクを止水栓に付与でき、容易に開栓することができる。
(2) 本考案の止水栓によれば、経年劣化などにより給水口部材または給湯口部材において止水栓が固着するなどにより、止水栓の開栓に手間取る場合にあっても、操作部にある溝部にドライバ軸などの軸部材を装着し、軸部材によって開栓のための回転トルクを止水部に付与でき、容易に開栓することができる。
(3) 本考案の給水口部材または給湯口部材によれば、経年劣化などにより給水口部材または給湯口部材において止水栓が固着するなどにより、止水栓の開栓に手間取る場合にあっても、水抜き口を閉栓する止水栓の開栓を容易化できる。
(4) 本考案の給湯器によれば、止水機構に止水栓、止水栓を含む給水口部材または給湯口部材を給湯器に備えても、止水栓の開栓が容易であるから、開栓に手間取ることがなく、給湯器からの水抜きを迅速に行うことができる。
そして、本考案の他の目的、特徴および利点は、添付図面および各実施の形態を参照することにより、一層明確になるであろう。
図1は、第1の実施の形態に係る給水口部材を含むガス給湯器の一部を示す図である。 図2は、給水口部材の止水機構を分解して示す分解断面図である。 図3は、止水状態にある給水口部材を示す断面図である。 図4は、止水栓を示す斜視図である。 図5のAは、止水栓の開栓操作を示す斜視図であり、図5のBは、軸部材の着脱を示す図である。 給湯器の水抜きを示す断面図である。 図7のAは、第2の実施の形態に係る止水栓を示す斜視図であり、図7のBは、第3の実施の形態に係る止水栓を示す図である。 図8のAは、第4の実施の形態に係る止水栓を示す図であり、図8のBは、第5の実施の形態に係る止水栓を示す図である。 図9のAは、第6の実施の形態に係る止水栓を示す図であり、図9のBは、第7の実施の形態に係る止水栓を示す図である。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本考案の第1の実施の形態に係るガス給湯器の一部を示している。図1に示す構成は本考案の一例であり、斯かる構成に本考案が限定されるものではない。
<ガス給湯器2>
このガス給湯器2(以下、「給湯器2」と称する)は本考案の給湯器の一例である。この給湯器2の給湯器筐体4(以下、「筐体4」と称する)には給水口部材6が設置されている。この給水口部材6には、筐体4の外側で給水配管8が連結され、筐体4の内側で筐体内配管10が連結される。給湯時、給水Wが給水配管8から給水口部材6を通して筐体内配管10より燃焼室12の熱交換器14に導かれる。
給水口部材6は止水機構16を備える。この止水機構16はたとえば、給湯器2のメンテナンスなどを実施するときに用いられる。給湯器2からの水抜きの際、止水機構16の止水解除(=開栓)を行い、給湯器2内に水崩れを強制的に生じさせて給湯器2から水抜きが行われる。水崩れとは、止水機構16の開栓により給湯器2内に大気圧を作用させ、筐体内配管10などの残留水の保持が解除されることである。水抜き後、給湯器2のメンテナンスが実施される。
<給水口部材6および止水機構16>
図2は、給水口部材6の止水機構16を分解して示している。図2において、図1と同一部分には同一符号を付してある。
給水口部材6はたとえば、金属材で形成され、筐体取付け部18、給水フィルタ設置部20および給水配管連結部24を含み、給水配管8ないし筐体内配管10に給水路26を構成している。
筐体取付け部18は、筐体4に貫通させて固定される直管部であり、フランジ部28を備えている。このフランジ部28は筐体4の外部に配置され、給水口部材6が筐体4に固定されている。
給水フィルタ設置部20は筐体取付け部18の下端側と給水配管連結部24の上端側部との間に配置され、止水栓44に取り付けられた給水フィルタ30が挿抜可能に設置される。筐体取付け部18の下端側と給水フィルタ設置部20との間には給水路26を狭める小径口部32が形成され、この小径口部32と給水フィルタ設置部20の底部との間にフィルタ設置位置が設定され、この位置に給水フィルタ30が維持される。給水フィルタ30は、円筒状に形成された籠状のリブ34に樹脂メッシュ36が設置されて給水Wからごみなどの夾雑物を除去する濾過機能を果たす。
この給水フィルタ設置部20には水抜き口部38が形成され、この水抜き口部38に開口された水抜き口40が給水路26に連通している。この水抜き口40は、筐体内配管10からの水抜き用であるとともに、給水フィルタ30を挿抜用の開口である。水抜き口部38は給水フィルタ設置部20に開口された管路であり、その開口内壁部にはねじ部42が形成され、このねじ部42に止水栓44がねじ止めされる。水抜き口部38のねじ部42に止水栓44が取り付けられて水抜き口40が閉栓されるので、水抜き口部38、そのねじ部42および止水栓44を以て止水機構16が構成されている。より詳細に述べれば止水機構16には水抜き口部38のねじ部42に係合されるねじ部52を備える止水部46も含まれる。
止水栓44には水抜き口40を閉栓のための止水部46が設けられ、この止水部46の先端部には給水フィルタ取付け部48が形成され、この給水フィルタ取付け部48に給水フィルタ30が着脱可能に取付けられる。
止水部46には止水リング50が装着され、この止水リング50はゴムなどの止水材で形成されたたとえば、Oリングであり、水抜き口部38の内壁部に密着して止水機能を果たす。止水部46は外周にねじ部52を備え、止水時、ねじ部52を水抜き口部38のねじ部42に係合させて水抜き口40に止水部46を挿入し、水抜き口部38と止水栓44を合体させる。
止水部46には操作部54が一体に形成されている。この操作部54は止水栓44の回動操作に用いられる本開示のつまみ部の一例である。この操作部54には外周に凹凸部56が形成され、ヒトの指によって操作部54から止水部46に開栓のための回転トルクを付与することができる。この実施の形態では、操作部54および止水部46には空洞部58が形成され、止水栓44の軽量化や省資源化が図られている。
そして、操作部54の端面部には止水部46と交差方向に第1溝部60が形成されている。この第1溝部60は本開示の溝部の一例であり、ドライバ軸などの軸部材62の直径より大きい幅に形成されており、軸部材62の挿入を案内する案内部64と、装着された軸部材62を第1溝部60内に維持させるための底部66を備えている。第1溝部60に軸部材62を装着し、軸部材62から止水部46に開栓に必要な回転トルクを付与することができる。
この実施の形態では、第1溝部60に第2溝部68が形成されている。この第2溝部68は、ドライバ軸などの軸部材62軸径より厚みが小さいコインなどの板状部材が着脱可能であり、この板状部材から止水部46に開栓に必要な回転トルクを付与することもできる。
そして、給水配管連結部24にはねじ部70が設けられ、このねじ部70に連結部材72が固定され、この連結部材72を以て給水配管連結部24に給水配管8が連結されている。
図3は、止水栓44が取り付けられて止水状態に維持された給水口部材6を示している。このように、止水機構16はねじ部42、52、止水部46および止水リング50を含んで水抜き口40を閉栓し、給水口部材6の水抜き口40を止水状態に維持する。
<止水栓44>
図4は、操作部54を上方に向けた止水栓44を示している。図4において、図2と同一部分には同一符号を付してある。座標軸XYZにおいて、Z軸方向が止水栓44を閉栓または開栓のための回動中心である中心軸方向を示している。
操作部54は、止水部46と一体に形成され、水抜き口部38から給水口部材6の外側に突出する部材である。この操作部54には空洞部58を跨って対向する第1溝部60が形成されている。この実施の形態では第1溝部60および第2溝部68が十字方向に形成されている。
<止水栓44の開栓操作>
図5のAは、止水栓44の開栓操作を示す斜視図である。軸部材62としてたとえば、ドライバ74の軸部76を第1溝部60に挿入する。操作部54の中心軸Oを中心にたとえば、反時計方向にドライバ74から開栓に必要な回転トルクTを付与すれば、止水栓44を開栓することができる。
図5のBは、第1溝部60に対するドライバ74の軸部76の着脱を示している。
<給湯器2からの水抜き>
図6は、給湯器2の筐体内配管10からの水抜きを示している。止水栓44を開栓すると、水抜き口部38の水抜き口40が大気に解放され、水抜き口40から空気Airが筐体内配管10に進入する。これにより水崩れが生じ、筐体内配管10内の残留水Wxが水抜き口40から排出される。
<第1の実施の形態の効果>
(1) 第1の実施の形態に係る止水機構16によれば、経年劣化などにより給水口部材6に止水栓44が固着して開栓に手間取る場合にあっても、ドライバ74の軸部76などの軸部材62を止水栓44の第1溝部60に装着し、軸部材62から開栓のための回転トルクを止水栓44に付与でき、容易に開栓することができる。
(2) 止水栓44によれば、経年劣化などにより給水口部材6に止水栓44が固着して開栓に手間取る場合にあっても、操作部54にある第1溝部60にドライバ74の軸部76などの軸部材62を装着し、この軸部材62から開栓のための回転トルクを止水部46に付与でき、容易に開栓することができる。
(3) 給水口部材6によれば、経年劣化などにより給水口部材6に止水栓44が固着して開栓に手間取る場合にあっても、水抜き口40を閉栓する止水栓44を容易に開栓することができる。
(4) 給湯器2によれば、止水機構16に止水栓44を含む給水口部材6を給湯器2に備えても、止水栓44の開栓が容易であるから、開栓に手間取ることがなく、給湯器2からの水抜きを迅速に行うことができる。
〔第2の実施の形態〕
図7のAは、第2の実施の形態に係る止水栓44を示している。第1の実施の形態に係る止水栓44では、操作部54に十字方向に第1溝部60および第2溝部68を形成したが、図7のAに示すように、操作部54に一文字方向に第1溝部60および第2溝部68を形成してもよい。
<第2の実施の形態の効果>
この第2の実施の形態によれば、溝構造を単純化することができる。
〔第3の実施の形態〕
図7のBは、第3の実施の形態に係る止水栓44を示している。第1の実施の形態に係る止水栓44では、操作部54の同一箇所に第1溝部60および第2溝部68を形成したが、図7のBに示すように、第1溝部60と第2溝部68の位置を異ならせ、これらを交互に形成してもよい。
<第3の実施の形態の効果>
この第3の実施の形態によれば、第1溝部60および第2溝部68を互いに干渉させることなく形成できる。
〔第4の実施の形態〕
図8のAは、第4の実施の形態に係る止水栓44を示している。第1の実施の形態では止水栓44に空洞部58を形成しているが、この空洞部58のない構成としてもよい。この第4の実施の形態に係る止水栓44では空洞部58を形成しないで十字方向に第1溝部60および第2溝部68を形成してもよい。
<第4の実施の形態の効果>
この第4の実施の形態によれば、止水栓44ないし操作部54の強度を増強させることができる。
〔第5の実施の形態〕
図8のBは、第5の実施の形態に係る止水栓44を示している。この実施の形態に係る止水栓44では、第4の実施の形態と同様に空洞部58を形成しないで一文字方向に第1溝部60および第2溝部68を形成してもよい。
<第5の実施の形態の効果>
この第5の実施の形態によれば、止水栓44ないし操作部54の強度を増強させることができるとともに、溝部構造を単純化できる。
〔第6の実施の形態〕
図9のAは、第6の実施の形態に係る止水栓44を示している。この実施の形態に係る止水栓44では、空洞部58を形成しないで異なる位置で十字方向に第1溝部60および第2溝部68を形成してもよい。
<第6の実施の形態の効果>
この第6の実施の形態によれば、第1溝部60および第2溝部68を互いに干渉させることなく形成でき、止水栓44ないし操作部54の強度を増強させることができる。
〔第7の実施の形態〕
図9のBは、第7の実施の形態に係る止水栓44を示している。この実施の形態に係る止水栓44では、空洞部58を形成しないで異なる位置で一文字方向に第1溝部60および第2溝部68が形成されている。
<第7の実施の形態の効果>
この第7の実施の形態によれば、第1溝部60および第2溝部68を互いに干渉させることなく形成でき、止水栓44ないし操作部54の強度を増強させることができる。
〔第8の実施の形態〕
上記実施の形態では給水口部材6に用いた止水機構16や止水栓44を例示したが、これら止水機構16や止水栓44は図示しない給湯口部材や給湯口部材を備える給湯器2に備えてもよい。
<第8の実施の形態の効果>
(1) 第8の実施の形態によれば、経年劣化などにより給湯口部材に止水栓44が固着して開栓に手間取る場合にあっても、ドライバ74の軸部76などの軸部材62を止水栓44の第1溝部60に装着し、軸部材62から開栓のための回転トルクを止水栓44に付与でき、容易に開栓することができる。
(2) 給湯器2によれば、止水機構16に止水栓44を含む給湯口部材を給湯器2に備えても、止水栓44の開栓が容易であるから、開栓に手間取ることがなく、給湯器2からの水抜きを迅速に行うことができる。
〔他の実施の形態〕
上記実施の形態では止水栓44または止水部46が合成樹脂材または金属材で形成することを述べているが、合成樹脂材に金属材を含む構成としてもよい。
上記実施の形態では操作部54を円筒状に形成しているが角筒状に形成し、側面の各辺部に第1溝部60または第2溝部68を形成してもよい。
上記実施の形態では第1溝部60を例示しているが、軸部材62が挿入可能な貫通孔などの図示しない透孔を以て溝部としてもよい。つまり第1溝部60には透孔が含まれる。
止水栓44は、第1溝部60のみを備える止水栓44であってもよい。
また、上記実施の形態では第1溝部60に湾曲した凹部を例示しているが、断面正方形、断面長方形または断面多角形の凹部であってもよいし、この場合軸部材62は断面円形でもよいが、第1溝部60の断面形状に適合する断面正方形、断面長方形または断面多角形であってもよい。
以上説明したように、本考案の最も好ましい実施の形態等について説明したが、本考案は、上記記載に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載され、または明細書に開示された考案の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本考案の範囲に含まれることは言うまでもない。
本考案に係る止水機構、止水栓、給水口部材、給湯口部材または給湯器によれば、経年劣化などにより給水口部材または給湯口部材と止水栓が固着状態になり開栓に手間取るなどの場合にあっても、ドライバ軸などの軸部材を止水栓の溝部に装着し、軸部材によって開栓のための回転トルクを止水栓に付与でき、容易に開栓して水抜きを行うことができ、給湯機器のメンテナンスなどの迅速化に寄与することができる。
2 ガス給湯器
4 給湯器筐体
6 給水口部材
8 給水配管
10 筐体内配管
12 燃焼室
14 熱交換器
16 止水機構
18 筐体取付け部
20 給水フィルタ設置部
24 給水配管連結部
26 給水路
28 フランジ部
30 給水フィルタ
32 小径口部
34 リブ
36 樹脂メッシュ
38 水抜き口部
40 水抜き口
42、52、70 ねじ部
44 止水栓
46 止水部
48 給水フィルタ取付け部
50 止水リング
54 操作部
56 凹凸部
58 空洞部
60 第1溝部
62 軸部材
64 案内部
66 底部
68 第2溝部
72 連結部材
74 ドライバ
76 軸部

Claims (16)

  1. 給水口部材または給湯口部材に開口された水抜き口の止水機構であって、
    前記水抜き口をねじ止めによって閉栓する止水栓と、
    前記止水栓に設けられて軸部材の装着が可能な溝部と、
    を備え、
    前記止水栓を開栓するとき、前記溝部に前記軸部材を装着して開栓に必要な回転トルクを前記止水栓に付与することが可能である、止水機構。
  2. 給水口部材または給湯口部材に開口された水抜き口を閉栓する止水栓であって、
    前記水抜き口をねじ止めによって閉栓する止水部と、
    前記止水部の操作に用いられる操作部と、
    前記操作部に設けられて軸部材が装着可能な溝部と、
    を備え、
    前記水抜き口を開栓するとき、前記溝部に前記軸部材を装着して開栓に必要な回転トルクを前記止水部に付与することが可能である、止水栓。
  3. 前記止水部は、空洞部を備え、この空洞部に前記操作部上に開口された開口部を備える請求項2に記載の止水栓。
  4. 前記溝部は、前記止水部の中心軸と交差方向に形成されている、請求項2に記載の止水栓。
  5. 前記溝部は、前記止水部の中心軸と交差方向の面部に形成されて十文字形または一文字形の溝である、請求項2に記載の止水栓。
  6. 前記溝部は、
    前記軸部材が装着可能な第1溝部と、
    前記軸部材より幅の狭い板部材が装着可能な第2溝部と、
    を含む、請求項2に記載の止水栓。
  7. 前記溝部は、前記軸部材の装着を案内する案内部を含む、請求項2に記載の止水栓。
  8. 前記止水部は、
    前記水抜き口に固定されるねじ部と、
    前記給水口部材または前記給湯口部材の内壁に密着して止水する止水リングと、
    を備える、請求項2に記載の止水栓。
  9. 前記止水部は、
    前記給水口部材の給水路に給水フィルタを備える、請求項2に記載の止水栓。
  10. 前記止水部および前記操作部は、合成樹脂材または金属材で形成されて一体化され、または合成樹脂材または金属材を含んで一体化された、請求項2に記載の止水栓。
  11. 前記第1溝部および前記第2溝部は前記操作部上の共通位置または異なる位置に形成されている、請求項6に記載の止水栓。
  12. 前記溝部は、前記止水部の中心軸と交差方向前記操作部に形成された透孔を含む、請求項2に記載の止水栓。
  13. 前記操作部は、前記給水口部材または給湯口部材から突出して周壁部に凹凸部を含むつまみ部を備える、請求項2に記載の止水栓。
  14. 請求項1に記載の止水機構、または請求項2ないし請求項13の何れかの請求項に記載の止水栓を含む、給水口部材。
  15. 請求項1に記載の止水機構、または請求項2ないし請求項8の何れかの請求項に記載の止水栓、請求項10ないし請求項13の何れかの請求項に記載の止水栓を含む、給湯口部材。
  16. 請求項1に記載の止水機構、請求項2ないし請求項13の何れかの請求項に記載の止水栓、請求項14に記載の給水口部材または請求項15に記載の給湯口部材を含む、給湯器。
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