JP3245870U

JP3245870U - シルトフェンス

Info

Publication number: JP3245870U
Application number: JP2023004716U
Authority: JP
Inventors: 英治安田
Original assignee: アサヒ産業有限会社
Priority date: 2023-12-31
Filing date: 2023-12-31
Publication date: 2024-02-29
Anticipated expiration: 2033-12-31

Abstract

【課題】本考案の課題は、沈下性のあるゴミを捕集することができるシルトフェンスを提供することである。【解決手段】フロート１、カーテン３を有するシルトフェンス１０である。カーテン３の表側と裏側の両方にゴミを捕集するためのポケット３ａ、３ｂが設けられる。カーテンの表側に設けられたポケット３ａからカーテンの裏側に設けられたポケット３ｂにゴミを通すことができる貫通孔３ａ１を有している。【選択図】図３

Description

本考案は、シルトフェンスに関する。

従来、水浄化領域の面積（吸着剤や微生物付着担体の量）及び水流量調節領域の面積（透水性やろ過性）を、浄化の状況に応じて、簡易な操作で、適宜容易に変更することができるシルトフェンス（水域浄化フェンス）が開発されている（例えば、特許文献１）。

特開２０１２－１８０７３３

しかし、特許文献１に記載されたシルトフェンスでは、カーテンに取り付けられた水浄化ユニットで水を浄化する構成であるため、沈下性のあるゴミを捕集できないという問題がある。

本考案は、このような事に鑑みてなされたものであり、沈下性のあるゴミを捕集することができるシルトフェンスを提供することである。

上記目的は、
フロート１、カーテン３を有するシルトフェンスであって、
カーテンの表側と裏側の両方にゴミを捕集するためのポケット３ａ、３ｂが設けられ、
カーテンの表側に設けられたポケット３ａからカーテンの裏側に設けられたポケット３ｂにゴミを通すことができる貫通孔３ａ１を有している、シルトフェンス１０
によって達成される。

本考案によれば、沈下性のあるゴミを捕集することができるシルトフェンスを提供することができる。

本考案の実施形態によるシルトフェンス１０を説明する図である。本考案の実施形態によるシルトフェンス１０を説明する図である。本考案の実施形態によるシルトフェンス１０を説明する図である。

以下、図１～図３を用いて、本考案の実施形態のシェルトフェンス１０を説明する。なお、以下の全ての図面においては、理解を容易にするため、各構成要素の寸法や比率などは適宜異ならせて図示している。

図１は、本考案の実施形態のシェルトフェンス１０の正面図であり、図２は、シェルトフェンス１０の裏面図である。図１及び図２に示す点線部分は、表面から視認できない部分を表している。

図１及び図２に示すように、本考案の実施形態のシェルトフェンス１０は、フロート１、カーテン３、ウェイト５を有している。

シルトフェンス１０のカーテン３は、表側にポケット３ａが設けられ（図１参照）、裏側にポケット３ｂが設けられている（図２参照）。本実施形態にでは、ポケット３ａよりもポケット３ｂの方が大きく、ポケット３ａの底面に設けられた貫通孔３ａ１によってポケット３ａとポケット３ｂが導通している。なお、本実施形態においては一つのポケット３ａに貫通孔３ａ１が３個設けられる構成であるが、貫通孔３ａ１は３個より少なくてもよいし、３個よりも多くてもよい。また、貫通孔３ａ１は、一つの大きな孔であってもよいし、メッシュ状で小さい孔が複数個で構成される場合があってもよい。また、貫通孔３ａ１は、ポケット３ａの底部に設けられるが、底部以外の箇所に設けられる場合があってもよい。

図３は、本考案の実施形態のシェルトフェンス１０で沈下性のあるゴミを捕集している様子を表している図である。水面付近を漂っているゴミがフロート１に衝突し、沈下していく。沈下したゴミは、ポケット３ａに捕集され、更にポケット３ａの底部まで沈下していく。底部まで達したゴミは、水流によって貫通孔３ａ１を通り、裏面に設けられたポケット３ｂへと移動し、ポケット３ｂで捕集される。

本実施形態では、ポケット３ａの底部よりもポケット３ｂの底部が下方に位置するため、重力と水流によってポケット３ａのゴミがポケット３ｂに移動する。また、ポケット３ａの開口部は、ポケット３ｂの開口部よりも広い。なお、ポケット３ｂの開口部を閉じてもよい。

本考案の実施形態のシェルトフェンス１０は、以下の効果を奏する。
（あ）ポケット３ａの開口部を大きく開くことでゴミの捕集確率を高めつつも、ゴミが開口部の狭いポケット３ｂに移動させることで、ポケットから外に逃げ出す確率を小さくすることができる。
（い）マイクロプラスチックゴミも捕集できる。
（う）ゴミがポケットに捕集されるため、捕集されたゴミを容易に取り除くことができる。

上述の実施形態は、本考案の好適な一例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本考案の範囲は、上述の説明によって不当に限定されるものではない。また、上述の実施形態で説明される構成の全てが本考案の必須の構成要件ではない。また、上述の実施形態で説明される構成は相互に付け足したり組み合わせたりしてもよい。

本考案は、シェルトフェンスにおいて広く利用可能である。

１０シルトフェンス
１フロート
３カーテン
３ａ、３ｂポケット
３ａ１貫通孔
５ウェイト

Claims

フロート、カーテンを有するシルトフェンスであって、
カーテンの表側と裏側の両方にゴミを捕集するためのポケットが設けられ、
カーテンの表側に設けられたポケットからカーテンの裏側に設けられたポケットにゴミを通すことができる貫通孔を有している、シルトフェンス。