JP3244827U - Nose trap - Google Patents
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Abstract
【課題】対象動物の鼻先をくくって捕獲する鼻くくり罠を提供する。【解決手段】鼻くくり罠を、締め込み可能なくくり部5と、くくり部5が外周面に取り付けられる筒状部4と、筒状部4の底部側に設けられる餌受け部7と、餌受け部7の上方に設けられ、筒状部4内に動物の鼻先を押し込んだことの負荷を受けて可動する可動部8とを備えたものとし、可動部8の可動によりくくり部5が筒状部4から外れて締め込まれることで、筒状部4内に押し込まれた動物の鼻先をくくる構成にするとともに、動物が鼻先を押し込む筒状部4を、くくり部5が取り付けられる側が斜め上方に向くように設置した。【選択図】図4[Problem] To provide a snout trap for trapping a target animal by snagging its snout. [Solution] A snout trap includes a tightenable neck 5, a cylindrical part 4 to which the neck 5 is attached to the outer peripheral surface, a bait receiving part 7 provided on the bottom side of the cylindrical part 4, and a bait. A movable part 8 is provided above the receiving part 7 and moves under the load of pushing the snout of an animal into the cylindrical part 4, and the movement of the movable part 8 causes the neck part 5 to move into the cylindrical part 4. By being removed from the shaped part 4 and tightened, the snout of the animal pushed into the cylindrical part 4 is tied up, and the cylindrical part 4 into which the animal pushes its snout is made so that the side to which the cuff 5 is attached is slanted. It was installed facing upwards. [Selection diagram] Figure 4
Description
本考案は、イノシシや鹿などの動物を捕獲するための鼻くくり罠の技術分野に関する。 The present invention relates to the technical field of snout traps for capturing animals such as wild boars and deer.
今日、各地で農業放棄地が発生し、山野においてイノシシ(猪)や鹿などの対象獣類(動物)の繁殖が著しく、このような野獣は、人間生活に害を及ぼすおそれがある。そこで、例えばくくり罠などの罠で対象獣類を捕獲して駆除する試みがなされている。 Today, agricultural land is being abandoned in various places, and target animals such as wild boars and deer are breeding rapidly in the mountains, and these wild animals may pose a threat to human life. Therefore, attempts have been made to capture and exterminate target animals using traps such as tie traps.
この種のくくり罠としては、イノシシ(猪)や鹿などの対象動物の脚をくくって捕獲する脚くくり罠が、汎用的に用いられている(例えば、特許文献1参照)。
一方、対象動物の首をくくって捕獲する首くくり罠も提唱されている(例えば、特許文献2参照。)。
As this type of tie trap, a leg tie trap that captures a target animal such as a wild boar or deer by tying its legs together is commonly used (for example, see Patent Document 1).
On the other hand, a decapitation trap for capturing a target animal by hanging it around its neck has also been proposed (see, for example, Patent Document 2).
しかしながら、前記脚くくり罠は、該脚くくり罠で捕獲した動物が暴れるため、その後の処理をする際に危険を伴う惧れがあるという問題がある。
また、首くくり罠は、現在の法令ではわな径の規制(12cm以内)があるため、動物の首径がわな径の規制以上の場合には用いることができない。さらに、首くくり罠においても、脚くくり罠と同様に、捕獲した動物が暴れるため、その後の処理をする際に危険を伴う惧れがあるという問題があり、これらに本考案の解決すべき課題がある。
However, the leg trap has a problem in that the animals captured with the leg trap become violent and may be dangerous during subsequent disposal.
Furthermore, as current laws and regulations limit the diameter of the trap (within 12 cm), neck traps cannot be used if the animal's neck diameter exceeds the trap diameter regulation. Furthermore, similar to the leg-hanging trap, the neck-hanging trap also has the problem that the captured animal becomes violent, which may pose a danger during subsequent disposal. be.
本考案は、上記の如き実情に鑑み上記の課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の考案は、ワイヤに連続して設けられこのワイヤを引き込むことで締め込み可能なくくり部と、このくくり部が外周面に取り付けられる筒状部と、この筒状部の底部側に設けられた餌受け部と、前記くくり部を締め込むための締め込み部と、前記餌受け部の上方に設けられ、前記筒状部内に動物の鼻先を押し込んだことの負荷を受けて可動する可動部と、を備え、前記くくり部は、前記可動部の可動にて前記筒状部から外れることで前記締め込み部にて締め込まれ、前記筒状部内に押し込まれた動物の鼻先をくくる構成とされ、前記筒状部は、前記くくり部を取り付ける側を斜め上方に向けて設置されることを特徴とする鼻くくり罠である。
請求項2の考案は、上下方向に延出した本体部を備え、前記筒状部は、前記くくり部を取り付ける側を斜め上方に向けて前記本体部に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の鼻くくり罠である。
請求項3の考案は、前記本体部から斜め上方に向けて取り付けられた管状の収容部を備え、前記筒状部は、前記収容部に収容されて取り付けられ、この収容部と前記筒状部との間にくくり部が収容可能とされていることを特徴とする請求項2記載の鼻くくり罠である。
請求項4の考案は、前記収容部の外周面には、前記くくり部に連続するワイヤを仮止めする仮止め部が設けられていることを特徴とする請求項3記載の鼻くくり罠である。
請求項5の考案は、前記仮止め部は、前記収容部の軸方向に沿って前記ワイヤを係止して仮止めする係止凹部を有し、前記収容部の外周面の周回り方向下側に設けられていることを特徴とする請求項4記載の鼻くくり罠である。
The present invention was created with the aim of solving the above problems in view of the above-mentioned circumstances. a cylindrical portion to which the cylindrical portion is attached to the outer peripheral surface; a bait receiving portion provided on the bottom side of the cylindrical portion; a tightening portion for tightening the cylindrical portion; a movable part provided above the feed receiving part and movable under the load of pushing the snout of an animal into the cylindrical part; When it comes off from the tightening part, it is tightened by the tightening part, and the snout of the animal pushed into the cylindrical part is tied. It is a nose-clipping trap that is characterized by being set up.
The invention according to
The invention according to
The invention according to
According to a fifth aspect of the present invention, the temporary fixing part has a locking recess for temporarily fixing the wire by locking the wire along the axial direction of the housing part, and the temporary fixing part has a locking recess for temporarily fixing the wire by locking the wire along the axial direction of the housing part, and 5. The nose cuff trap according to
請求項1の考案とすることにより、鼻くくり罠によって、イノシシ(猪)などの動物の急所である鼻先(吻端)をくくり部で締め付けて捕獲することになって、捕獲動物の行動を制御することができて、その後の処理をする際に安全性を確保できる。また、くくり部の径は、動物の鼻先に対応した径となるから、首くくり罠のようにわな径の規制を破ることなく動物を捕獲できることになる。さらに、鼻くくり罠は、くくり部を取り付ける側を斜め上方に向けて筒状部が設置されるため、筒状部底部側の餌受け部の餌を食べようとする際に、筒状部内に設置された可動部まで動物の鼻先を確実かつ正確に押し込ませることができる。よって、効率よくかつ的確に動物の鼻先をくくり部にてくくることができるから、効率よくかつ的確に動物を捕獲できる。
請求項2の考案とすることにより、例えば本体部を樹木等に固定することにより、くくり部を取り付ける側を斜め上方に向けて筒状部を設置できる。よって、効率よくかつ的確に動物の鼻先をくくり部にてくくることができ、効率よくかつ的確に動物を捕獲できる。
請求項3の考案とすることにより、収容部と筒状部との間にくくり部を収納できるので、このくくり部の筒状部への取り付けを確実にできるとともに、くくり部の不用意な誤作動を回避できる。
請求項4の考案とすることにより、収容部の外周面に設けられた仮止め部にてくくり部に連続するワイヤを仮止めできるから、くくり部の固定を容易かつ確実にでき、不用意なくくり部の誤作動や筒状部からの外れを防止できる。
請求項5の考案とすることにより、くくり部に連続するワイヤを仮止め部の係止凹部に係止させて仮止めすることで、くくり部に連続するワイヤを収容部の周回り方向下側で収容部の軸方向に沿って仮止めできる。よって、くくり部に連続するワイヤを動物が気付きにくい位置に設置できるため、効率よくかつ的確に動物の鼻先をくくって捕獲できる。
By adopting the invention of
According to the invention of
By adopting the invention of
By adopting the invention of
According to the invention of
以下、本考案の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図面において、1はイノシシや鹿などの動物の鼻先をくくって捕獲するために用いられる鼻くくり罠であって、該鼻くくり罠1は、木や杭等に固定される本体部2、該本体部2に一体形成される収容部3、該収容部3に収容される筒状部4、該筒状部4の外周面に懸回される締め込み可能なくくり部5、該くくり部5を締め込むための弾機6、筒状部4の底部側に設けられる餌受け部7、筒状部4内に動物の鼻先を押し込んだことの負荷を受けて可動する可動部8等を備えて構成されている。そして、可動部8の可動に伴いくくり部5が筒状部4から外れて締め込まれることで、筒状部4内に押し込まれた動物の鼻先をくくって捕獲するように構成されている。
Embodiments of the present invention will be described below based on the drawings. In the drawing,
前記本体部2は、上方が開口した円筒形状のものであって、該本体部2は、軸方向が上下方向を向く状態で、樹木や杭等の固定部10に例えばワイヤ等の固定部材11を介して固定される。この場合に、本体部2の外周面部にはリング状の係止具2aが複数固着されていて、該係止具2aに固定部材11を係止できるようになっている。さらに、本体部2の上方開口は、開閉自在な蓋体2bによって覆蓋されるようになっているとともに、本体部2の筒内には餌を受ける餌受け部7が取り付けられている。該餌受け部7は、後述するように筒状部4の底部側(下部側)に位置するように設けられるが、該餌受け部7の詳細については後述する。尚、図中、2cは蓋体を固定するためのネジである。
The
さらに、前記本体部2には、該本体部2の上下方向中間部から斜め上方に向けて延びる円管状の収容部3が、該収容部3の筒内と本体部2の筒内とが連通する状態で一体形成されている。該収容部3の上方側は開口しており、該開口から収容部3内に筒状部4を出し入れ自在に収容できるようになっている。この場合に、収容部3の筒内下端部には、収容部3筒内を横切る状態で棒状の位置決め部材12が取り付けられており、該位置決め部材12に、収容部3に収容された筒状部4の下端部が当接するようになっている。
Furthermore, the
前記筒状部4は、軸方向両側が開口した円筒形状のものであって、該筒状部4の径は、捕獲したい動物の鼻先の寸法に応じて適宜設計されるが、この場合に、筒状部4の外周面部に懸回されるくくり部5の径が、法令上のわな径の規制以内(12cm以内)となるように設計される。該筒状部4は、前述したように、収容部3の上方開口から収容部3内に出し入れ自在に収容されるが、筒状部4を収容部3内に収容した状態で、該筒状部4の下端部が前記位置決め部材12に当接することで筒状部4の下端位置の位置決めがなされるとともに、収容部3の内周面部と筒状部4の外周面部との間には間隙Sを存するように設計されている。そして、収容部3の外周面側から内周面側に螺入した複数(本実施の形態では計4つ)の固定ネジ13の先端部を筒状部4の外周面に押し付けることで、筒状部4は収容部3内に固定されるが、この場合に、前述したように収容部3は本体部2から斜め上方に向けて延びるように形成されているため、筒状部4は上端側が斜め上方を向く状態で設置されるようになっているとともに、収容部3に収納された筒状部4の筒底部側(下部側)は、前記本体部2の筒内と連通する状態になっている。
The
ここで、前述したように、本体部2の筒内には餌受け部7が取り付けられるが、該餌受け部7は、図4に示すごとく、水平状(本体部2の軸心方向と直行する方向)ではなく、筒状部4底部側との連通側が下方となり、反連通側が上方となるよう傾斜状に設けられている。これにより、本体部2の上方開口や筒状部4の上方開口から投入された餌は、傾斜状の餌受け部7により筒状部4の底部(下部)側に溜まるように構成されているとともに、該餌は、筒状部4の上方開口から望めるようになっている。また、餌受け部7には、複数の水抜き用の小孔7aが設けられていて、筒状部4の上方開口から浸入した雨水等が餌受け部7に滞留しないように配慮されている。
Here, as mentioned above, the
一方、前記筒状部4の外周面部の上端部には、ループ状のくくり部5が懸回される。該くくり部5は、ワイヤ14の先端部に形成された小径の通し輪5aにワイヤ14の中間部を移動自在に挿通することで形成される拡縮自在なループ状のものであって、弾機6によって締め込み側に付勢されているとともに、該弾機6の付勢力(締め込み力)によって、筒状部4の外周面部に懸回された状態が保持されるようになっている。そして、該筒状部4の外周面部に懸回されたくくり部5は、可動部8の可動に伴い筒状部4から外れることで締め込まれるが、該可動部8については後述する。尚、図中、15はくくり部5の締め込み過ぎを規制するべく位置調整自在にくくり部5に止着される締め付け防止金具であって、捕獲したい動物に応じて適宜位置に止着される。
On the other hand, a loop-shaped
前記筒状部4の外周面部に懸回されたくくり部5は、前記収容部3の内周面部と筒状部4の外周面部との間の間隙Sに収容されるとともに、該くくり部5に連続するワイヤ14は、収容部3の上部の周回り方向下面に切り欠き形成された凹状の切り欠き部3aから収容部3外に出て、収容部3の外周面部の周回り方向下側にネジ16bを介して取り付けられた仮止め部16に仮止めされた状態で収容部3の下方に引き出されるようになっている。前記仮止め部16は、例えば硬質ゴム材等の素材で形成されており、収容部3の軸方向に沿ってワイヤ14を係止して仮止めする凹溝状の係止凹部16aを有している。そして、くくり部5を筒状部4の外周面部に懸回する場合に、くくり部5に連続するワイヤ14を仮止め部16の係止凹部16aに予め係止しておくことで、くくり部5に対してワイヤ14が下方に延び、且つ、くくり部5近傍部位のワイヤ14の不用意な動きを抑えた状態で懸回作業を行えることになって、懸回作業を容易かつ確実に行うことができるとともに、不用意なくくり部5の誤作動や筒状部4からの外れを防止できるようになっている。尚、図中、16cは仮止め部16の取り付け座であって、該取り付け座16cは、仮止め部16と共に前記ネジ16bで収容部3の外周面部に止着される。
The hooked
前記ワイヤ14には、該ワイヤ14を引き込んでくくり部5を締め込むための弾機6が装着されている。該弾機6は、本考案の締め込み部を構成するものであるが、本実施の形態ではワイヤ14に遊嵌状に外嵌するコイル弾機であって、弾機6の先端部(くくり部5側)および基端部(反くくり部5側)は、ワイヤ14に移動自在に外嵌された先端側支持リング17、基端側支持リング18によってそれぞれ支持されるように構成されている。さらに、基端側支持リング18の基端側には、該基端側支持リング18の基端側への移動を規制するストッパ19がワイヤ14に位置調整自在に止着されており、該ストッパ19の止着位置を調整することで基端側支持リング18の位置調整を行えるようになっているとともに、該基端側支持リング18の位置調整を行うことでくくり部5の締め付け力を調整できるようになっている。さらに、前記ワイヤ14のストッパ19止着部位よりも基端側には、ヨリモドシ20を介して保留用ワイヤ21が接続されており、該保留用ワイヤ21の基端部は、シャックル等の連結部材22を介して、前記本体部2の外周面部に固着された係止具2aに係止されるようになっている。尚、前記先端側支持リング17は、くくり部5が筒状部4の外周面部に懸回された状態では、くくり部5を形成する通し輪5aに当接することで先端側支持リング17の先端側への移動が規制されるようになっている。
A
一方、前記可動部8は、筒状部4内に動物の鼻先を押し込んだことの負荷を受けて可動して、前記筒状部4の外周面部に懸回されたくくり部5を筒状部4から外すべく作動するものであるが、該可動部8は、後述する作動杆24、可動シャフト25等の部材を用いて構成されている。
On the other hand, the
前記作動杆24は、筒状部4の外周面部に取り付けられた筒状の第一支持部材26に、筒状部4の軸方向に沿って上下移動自在に支持されている。この場合に、作動杆24の上下端部は、第一支持部材26の上下端から突出しているとともに、該上下端部には円盤状の上側当接部24a、下側当接部24bがそれぞれ止着されていて、作動杆24は、上側当接部24aが第一支持部材26の上端に当接することでこれ以上の下動が規制される下動位置と、下側当接部24bが第一支持部材26の下端に当接することでこれ以上の上動が規制される上動位置との間を上下移動できるように構成されている。さらに、下動位置の作動杆24の上側当接部24aには、前記筒状部4外周面部の上端部に懸回されたくくり部5が上側から当接するように構成されている。そして、後述するように下側当接部24bに作動杆24を上動せしめる力が作用していない状態では、弾機6の付勢力を受けて懸回状態に保持されるくくり部5が上側当接部24aに上側から当接することによって、作動杆24は下動位置に保持されるようになっている。
ここで、前記作動杆24および該作動杆24を支持する第一支持部材26は、前述した収容部3の内周面部と筒状部4の外周面部との間の間隙Sに配設されるが、作動杆24の上側当接部24aの筒状部4側は、筒状部4の上端部の周回り方向上面に切り欠き形成された凹部4aから筒状部4の筒内に入り込むように設計されており、これによって、筒状部4の外周面部に懸回されたくくり部5に上側当接部24aが広面積で接触できるようになっている。尚、下側当接部24bは、上側当接部24aよりも小径に形成されていて、前記間隙S内に収まるように構成されている。また、図中、26aは第一支持部材26を筒状部4の外周面部に取り付けるためのブラケット、26bは該ブラケット26aを筒状部4の外周面部に固定するネジである。
The operating
Here, the operating
また、前記可動シャフト25は、筒状部4に開設された長孔4bを通って筒状部4の筒内外を貫通する状態で、筒状部4の内周面部に固定された第二支持部材27に支軸27aを介して上下揺動自在に支持された細棒状のものであって、該可動シャフト25の筒状部4筒内に位置する部分は、筒状部4内に押し込まれた動物の鼻先により押圧される被押圧部25aとして機能し、可動シャフト25の筒状部4筒外に位置する部分は、前記作動杆24の下側当接部24bに下側から当接して作動杆24に作用する作用部25bとして機能するように構成されている。そして、該可動シャフト25は、前記支軸27aを軸として、被押圧部25aが筒状部4の筒内を直径状に横切り、且つ、作用部25bが前記下動位置の作動杆24の下側当接部24bに当接する待機姿勢と、被押圧部25aの先端側が筒状部4下部方向(筒奥方向)を向き、且つ、作用部25bが上動して下側当接部24bを介して作動杆24を上動せしめる作動姿勢とに揺動変姿するようになっている。尚、前記可動シャフト25の被押圧部25aは、筒状部4の底部側に設けられた前記餌受け部7の上方に位置していて、餌受け部7に載置された餌を食べようとする動物が鼻先を筒状部4に押し込むことで該鼻先が待機姿勢の被押圧部25aに当接するようになっている。また、図中、27bは第二支持部材27を筒状部4に固定するネジである。
Further, the
つまり、筒状部4内に動物の鼻先が押し込まれていない状態、つまり可動シャフト25の被押圧部25aに負荷が働いていない状態では、筒状部4の外周面部に懸回されたくくり部5は弾機6の付勢力によって懸回状態に保持されているとともに、該懸回状態のくくり部5が作動杆24の上側当接部24aに上側から当接することで、作動杆24は下動位置に保持される。そして、該下動位置の作動杆24の下側当接部24bが可動シャフト25の作用部25bに上側から当接することで、可動シャフト25は、被押圧部25aが筒状部4の筒内を直径状に横切る待機姿勢に保持される。
前記可動シャフト25が待機姿勢になっている状態で、筒状部4内に動物の鼻先が押し込まれると、該鼻先により被押圧部25aが筒状部4の下部方向(筒奥方向)に押され、これにより可動シャフト25は、被押圧部25aの先端側が筒状部4下部方向を向く作動姿勢に変姿する。該作動姿勢への変姿に伴い、可動シャフト25の作用部25bが上動して作動杆24を上動せしめる。さらに、該作動杆24の上動により、作動杆24の上側当接部24aに上側から当接しているくくり部5が上方に持ち上げられて筒状部4から外れる。そして、該筒状部4から外れたくくり部5は、弾機6の付勢力によって締め込まれて、筒状部4の筒内に押し込まれた動物の鼻先をくくるようになっている。
In other words, when the snout of the animal is not pushed into the
When the tip of the animal's snout is pushed into the
叙述の如く構成された本考案の実施の形態において、鼻くくり罠1は、ワイヤ14に連続して設けられこのワイヤ14を引き込むことで締め込み可能なくくり部5と、該くくり部5が外周面に取り付けられる筒状部4と、該筒状部4の底部側に設けられた餌受け部7と、くくり部5を締め込むための弾機6(締め込み部)と、餌受け部7の上方に設けられ、筒状部4内に動物の鼻先を押し込んだことの負荷を受けて可動する可動部8(作動杆24および可動シャフト25)等を備えて構成されるとともに、前記くくり部5は、可動部8の可動によって筒状部4から外れることで弾機6により締め込まれて、筒状部4内に押し込まれた動物の鼻先をくくることになるが、このものにおいて、前記筒状部4は、くくり部5を取り付ける側を斜め上方に向けて設置されることになる。
このように、本実施の形態にあっては、鼻くくり罠1によって、イノシシ(猪)などの動物の急所である鼻先(吻端)をくくり部5で締め付けて捕獲することになり、しかして、捕獲した動物の行動を制御することができて、その後の処理をする際の安全性を確保できる。また、くくり部5の径は、動物の鼻先に対応した径で良いから、首くくり罠のようにわな径の規制を破ることなく動物を捕獲することができる。
しかも、この鼻くくり罠1において、外周面にくくり部5が取り付けられる筒状部4は、くくり部5の取り付け側を斜め上方に向けて設置されることになるから、筒状部4底部側の餌受け部7の餌を食べるようとする際に、筒状部4内に設置された可動部8まで動物の鼻先を確実かつ正確に押し込ませることができることになる。そして、該筒状部4に押し込まれた動物の鼻先をくくり部5でくくることで、効率よくかつ的確に動物を捕獲することができる。
In the embodiment of the present invention configured as described above, the
As described above, in this embodiment, the
Moreover, in this
さらに、前記鼻くくり罠1は、上下方向に延出した本体部2を備えており、該本体部2に、前記筒状部4は、くくり部5を取り付ける側を斜め上方に向けて取り付けられることになる。これにより、例えば本体部2を樹木や杭等に固定することで、筒状部4を、くくり部5取り付け側を斜め上方に向けた状態で容易に設置できることになる。
Further, the
さらにこのものにおいて、本体部2は、該本体部2から斜め上方に向けて取り付けられた管状の収容部3を備えており、該収容部3に前記筒状部4が収容されるとともに、この収容部3と筒状部4との間にくくり部5が収容されることになる。これにより、収容部3と筒状部4との間に収容されたくくり部5が外部に殆ど露出することなく、くくり部5を動物から目隠しできるとともに、くくり部5の不用意な誤作動を確実に回避できる。
Furthermore, in this device, the
さらにこのものにおいて、前記収容部3の外周面には、くくり部5に連続するワイヤ14を仮止めする仮止め部16が設けられており、これにより、くくり部5および該くくり部5に連続するワイヤ14の固定を容易かつ確実にできることになって、不用意なくくり部5の誤作動や筒状部4からの外れを防止できる。
Furthermore, in this device, a
さらに、前記仮止め部16は、収容部3の軸方向に沿ってワイヤ14を係止して仮止めする係止凹部16aを有していて、収容部3の外周面の周回り方向下側に設けられている。これにより、くくり部5を筒状部4の外周面に懸回する場合に、くくり部5に連続するワイヤ14を仮止め部16の係止凹部16aに予め係止しておくことで、くくり部5に対してワイヤ14が収容部3の外周面周回り方向下側において軸方向に沿って下方に延び、且つ、くくり部5近傍部位のワイヤ14の不用意な動きを抑えた状態で懸回作業を行えることになって、くくり部5の懸回作業を容易かつ確実に行うことができるとともに、不用意なくくり部5の誤作動や筒状部4からの外れを確実に防止できる。しかも、くくり部5に連続するワイヤ14を動物が気付きにくい位置に配置できるため、効率よくかつ的確に動物の鼻先をくくって捕獲できることになる。
Further, the
尚、本考案は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、様々な変形態様が含まれるとともに、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。例えば、前記実施の形態では、くくり部に連続するワイヤを、収容部の外周面の周回り方向下側に設けられた仮止め部に仮止めした状態で収容部の下側に引き出す構成になっているが、くくり部に連続するワイヤを、収容部と本体部との連通部分から本体部の筒内側に引き出して本体部の筒内に収納するとともに、本体部にワイヤ引き出し用孔を開設し、該ワイヤ引き出し用孔から本体部の外部にワイヤを引き出して、該引き出したワイヤを本体部外周面に固着された係止具に固定する構成にすることもできる。 It should be noted that the present invention is of course not limited to the embodiments described above, includes various modifications, and is not necessarily limited to having all the configurations described. For example, in the embodiment described above, the wire continuous to the tie part is temporarily fixed to the temporary fixing part provided on the lower side of the outer peripheral surface of the accommodation part in the circumferential direction, and then pulled out to the lower side of the accommodation part. However, the wire continuous to the tie part is pulled out from the communicating part between the storage part and the main body part to the inside of the cylinder of the main body part and stored in the cylinder of the main part, and a hole for drawing out the wire is opened in the main part. Alternatively, the wire may be drawn out of the main body through the wire drawing hole, and the drawn wire may be fixed to a locking tool fixed to the outer peripheral surface of the main body.
1 鼻くくり罠
2 本体部
3 収容部
4 筒状部
5 くくり部
6 弾機
7 餌受け部
8 可動部
S 間隙
13 固定ネジ
14 ワイヤ
16 仮止め部
16a 係止凹部
24 作動杆
25 可動シャフト
S 間隙
1
Claims (5)
このくくり部が外周面に取り付けられる筒状部と、
この筒状部の底部側に設けられた餌受け部と、
前記くくり部を締め込むための締め込み部と、
前記餌受け部の上方に設けられ、前記筒状部内に動物の鼻先を押し込んだことの負荷を受けて可動する可動部と、を備え、
前記くくり部は、前記可動部の可動にて前記筒状部から外れることで前記締め込み部にて締め込まれ、前記筒状部内に押し込まれた動物の鼻先をくくる構成とされ、
前記筒状部は、前記くくり部を取り付ける側を斜め上方に向けて設置される、
ことを特徴とする鼻くくり罠。 a cut-out portion that is continuously provided on the wire and can be tightened by pulling the wire;
A cylindrical part to which this constriction part is attached to the outer circumferential surface;
A bait receiving part provided on the bottom side of this cylindrical part,
a tightening part for tightening the tie part;
a movable part provided above the feed receiving part and movable under the load of pushing the snout of the animal into the cylindrical part;
The tie part is configured to be detached from the cylindrical part by movement of the movable part and tightened by the tightening part, and to tie the snout of the animal pushed into the cylindrical part,
The cylindrical part is installed with the side to which the tie part is attached facing diagonally upward;
A nose snag trap that is characterized by:
前記筒状部は、前記くくり部を取り付ける側を斜め上方に向けて前記本体部に取り付けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の鼻くくり罠。 Equipped with a main body that extends in the vertical direction,
The cylindrical part is attached to the main body part with the side to which the tie part is attached facing diagonally upward;
The nose snag trap according to claim 1, characterized in that:
前記筒状部は、前記収容部に収容されて取り付けられ、この収容部と前記筒状部との間にくくり部が収容可能とされている、
ことを特徴とする請求項2記載の鼻くくり罠。 comprising a tubular accommodating part attached obliquely upward from the main body part,
The cylindrical part is housed and attached to the accommodating part, and a scoop part can be accommodated between the accommodating part and the cylindrical part.
The nose snag trap according to claim 2, characterized in that:
ことを特徴とする請求項3記載の鼻くくり罠。 A temporary fixing part is provided on the outer circumferential surface of the housing part, for temporarily fixing a wire continuous to the tie part.
The nose snag trap according to claim 3, characterized in that:
ことを特徴とする請求項4記載の鼻くくり罠。 The temporary fixing part has a locking recess for temporarily fixing the wire by locking it along the axial direction of the accommodation part, and is provided on the lower side in the circumferential direction of the outer peripheral surface of the accommodation part.
The nose snag trap according to claim 4, characterized in that:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023003636U JP3244827U (en) | 2023-10-04 | 2023-10-04 | Nose trap |
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JP2023003636U JP3244827U (en) | 2023-10-04 | 2023-10-04 | Nose trap |
Publications (1)
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JP3244827U true JP3244827U (en) | 2023-12-01 |
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Family Applications (1)
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JP2023003636U Active JP3244827U (en) | 2023-10-04 | 2023-10-04 | Nose trap |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3244827U (en) |
-
2023
- 2023-10-04 JP JP2023003636U patent/JP3244827U/en active Active
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