JP3244347U - 同軸プレートスピーカー付きノイズキャンセルヘッドホン - Google Patents

Abstract

【課題】音質の整体性を向上し音声の深さをより深くし、ヘッドホンの全音域の効果を向上させ、かつｓｏｎｙ（登録商標）のＨＤオーディオのＨｉｒｅｓ標準に達する音質を獲得できる、同軸プレートスピーカー付きノイズキャンセルヘッドホンを提供する。【解決手段】ヘッドホン本体１の内部には、中低周波数の振動を担当する第一ムービングコイルスピーカー５と、中高周波数の振動を担当するプレートスピーカーまたは第二ムービングコイルスピーカー３とが取り付けられ、第一ムービングコイルスピーカーの軸線とプレートスピーカーまたは第二ムービングコイルスピーカーの軸線は重畳している。同軸プレートスピーカー付きノイズキャンセルヘッドホンは同軸配置方法により中低周波数の振動を担当する第一ムービングコイルスピーカーの軸線と中高周波数の振動を担当するプレートスピーカーまたは第二ムービングコイルスピーカーの軸線とを同軸に配置させる。【選択図】図３

Description

この考案は、ヘッドホンの技術分野に属し、特に、同軸プレートスピーカー付きノイズキャンセルヘッドホンに関するものである。

従来の（ノイズキャンセル）ヘッドホンは通常、１つのムービングコイルスピーカーを含むが、一部のノイズキャンセルヘッドホンは１つのムービングコイル付きスピーカーと１つの高周波のムービングコイルスピーカーを含む。大型ムービングコイルスピーカーは低音の効果が優れているが、高音の効果が劣っている。高周波のムービングコイルで高周波の音声を補償することにより、希望の音域に獲得することができず、sonyのＨＤオーディオ（High Definition Audio）のHires標準に達する音質を獲得することができない。

そのため、この考案は同軸プレートスピーカー付きノイズキャンセルヘッドホンを提供する。

この考案の目的は、同軸プレートスピーカー付きノイズキャンセルヘッドホンを提供することにより、従来の技術の問題を解決するか或いは緩和し、かつ所定の考案の効果を奏することにある。

この考案の実施例に係る同軸プレートスピーカー付きノイズキャンセルヘッドホンはヘッドホン本体を含み、前記ヘッドホン本体の内部には、中低周波数の振動を担当する第一ムービングコイルスピーカーと、中高周波数の振動を担当するプレートスピーカーまたは第二ムービングコイルスピーカーとが取り付けられ、
前記第一ムービングコイルスピーカーの軸線とプレートスピーカーまたは第二ムービングコイルスピーカーの軸線は重畳している。

この考案の実施例において、前記第一ムービングコイルスピーカーとプレートスピーカーまたは第二ムービングコイルスピーカーとの間には濾過網が取り付けられている。

この考案の実施例において、前記ヘッドホン本体上には弾性部が取り付けられている。

この考案の実施例において、前記ヘッドホン本体の一側には結合部が連結されている。

この考案の実施例において、プレートスピーカーまたは第二ムービングコイルスピーカーが位置している前記ヘッドホン本体の内部の一側にはマイクが取り付けられている。

この考案の同軸プレートスピーカー付きノイズキャンセルヘッドホンにより下記考案の効果を奏することができる。
この考案の同軸プレートスピーカー付きノイズキャンセルヘッドホンは同軸配置方法を採用することにより中低周波数の振動を担当する第一ムービングコイルスピーカーの軸線と中高周波数の振動を担当するプレートスピーカーまたは第二ムービングコイルスピーカーの軸線とを同軸に配置させる。それにより、音質の整体性を更に向上させ、音声の深さをより深くし、ヘッドホンの全音域の効果を向上させ、かつsonyのＨＤオーディオのHires標準に達する音質を獲得することができる。

前記考案の概要は、この考案の事項を概略的に説明するものであり、この考案を限定するものでない。以上、考案の概要、実施形態及び特徴を概略的に説明してきたが、以下、この考案の図面及び明細書によりこの考案の事項、実施形態及び特徴を詳細に説明する。

この考案の実施例または従来の技術に係る技術的事項をより詳細に説明するため、以下、この考案の実施例または従来の技術に係る図面を簡単に説明する。注意すべきことは、下記図面はこの考案の例示にしか過ぎないものであるため、この技術分野の技術者は創造的な研究をしなくても下記図面により他の図面を想像することができる。
この考案の実施例に係る同軸プレートスピーカー付きノイズキャンセルヘッドホンの構造を示す図である。 弾性部が除去されたこの考案の同軸プレートスピーカー付きノイズキャンセルヘッドホンの構造を示す図である。 この考案の実施例に係る同軸プレートスピーカー付きノイズキャンセルヘッドホンの濾過網の構造を示す図である。 この考案の実施例に係る同軸プレートスピーカー付きノイズキャンセルヘッドホンの構造を示す断面図である。

以下、この考案の実施例に係る技術的事項を説明するが、下記実施例はこの考案の例示にしか過ぎないものである。この技術分野の技術者は、下記実施例に対して設計の変更、改良及び代替をすることにより、この考案の要旨を逸脱しない範囲内の他の実施例を獲得することができる。すなわち、下記実施例はこの考案の例示にしか過ぎないものであり、下記実施例によりこの考案の範囲を限定する意図はない。

注意すべきことは、「第一」、「第二」、「対称」、「陳列」等の用語は、技術的特徴の相違点を区分するか或いは技術的特徴の位置を説明するものであり、技術的特徴の重要性または技術的特徴の数量を明示するか或いは暗示するものでない。「第一」、「対称」等の用語が付いている事項は１つまたは複数の特徴が含まれていることを明示するか或いは暗示する。「２つ」、「３つ」等の用語が付いていない特徴の数量を限定するとき、前記特徴は１つまたは複数の特徴が含まれていることを明示するか或いは暗示する。

注意すべきことは、この考案の明細書において、特別な説明がない限り、「装着」、「接続」、「連結」等の用語を広義に解する必要がある。例えば、連結されるとのことは、固定状態に連結されるか或いは、着脱可能に連結されるか或いは、一体に連結されるか或いは、機械的に連結されるか或いは、直接に連結されるか或いは、溶接により連結されるか或いは、中間部品により間接的に連結されるか或いは、２つの部品の内部が連通状態に連結されることを意味することができる。この技術分野の技術者は具体的な状況により各用語の意味を適当に理解することができる。

以下、図面によりこの考案の実施例を詳細に説明する。

図１～図４に示すとおり、この考案の実施例に係る同軸プレートスピーカー付きノイズキャンセルヘッドホン（Noise cancelling Headphone）はヘッドホン本体１を含む。ヘッドホン本体１の内部には、中低周波数（Medium and low frequency）の振動を担当する第一ムービングコイルスピーカー（moving-coil loudspeaker）５と、中高周波数（medium high frequency）の振動を担当するプレートスピーカー（plate speaker）または第二ムービングコイルスピーカー３とが取り付けられている。

図４の軸線Ｘ１－Ｘ１が示すとおり、第一ムービングコイルスピーカー５の軸線とプレートスピーカーまたは第二ムービングコイルスピーカー３の軸線は重畳している。この考案は第一ムービングコイルスピーカー５の軸線とプレートスピーカーまたは第二ムービングコイルスピーカー３の軸線とを同軸に配置させることにより、音質の整体性を更に向上させ、音声の深さをより深くし、ヘッドホンの全音域の効果を向上させることができる。

本実施例において、第一ムービングコイルスピーカー５とプレートスピーカーまたは第二ムービングコイルスピーカー３との間には濾過網６が取り付けられている。それにより外部の埃がヘッドホンの内部に入ることを防止することができる。

本実施例において、ヘッドホン本体１上には弾性部２が取り付けられている。ヘッドホン本体１を使用者の頭部に着用するとき、弾性部２がヘッドホン本体１上に取り付けられていることにより使用上の快適性を向上させることができる。

本実施例において、ヘッドホン本体１の一側には結合部１１が連結されている。それによりヘッドホンの支持枠をヘッドホン本体１に結合させることができる。

本実施例において、プレートスピーカーまたは第二ムービングコイルスピーカー３が位置しているヘッドホン本体１の内部の一側にはマイク４が取り付けられている。マイク４が取り付けられることにより通話をすることができる。

この考案の同軸プレートスピーカー付きノイズキャンセルヘッドホンは同軸配置方法を採用することにより第一ムービングコイルスピーカー５（中低周波数の振動を担当する）の軸線とプレートスピーカーまたは第二ムービングコイルスピーカー３（高周波のプレートスピーカーまたは第二ムービングコイルスピーカー３の効果は高周波の第一ムービングコイルスピーカー５の効果より優れている）の軸線とを同軸に配置させる。それにより、音質の整体性を更に向上させ、音声の深さをより深くし、ヘッドホンの全音域の効果を向上させ、かつsonyのＨＤオーディオ（High Definition Audio）のHires標準に達する音質を獲得することができる。

以上、この考案の具体的な実施例を説明してきたが、前記実施例はこの考案の例示にしか過ぎないものであるため、この考案は前記実施例の構成にのみ限定されるものでない。この技術分野の技術者はこの考案の要旨を逸脱しない範囲内において前記実施例に対して設計の変更、改良及び代替をすることができ、それらがあってもこの考案の実用新案登録請求の範囲が定めた範囲に含まれることは当然である。この考案の範囲はこの考案の実用新案登録請求の範囲により定められる。

１ ヘッドホン本体
１１ 結合部
２ 弾性部
３ 第二ムービングコイルスピーカー
４ マイク
５ 第一ムービングコイルスピーカー
６ 濾過網

Claims (5)

1. ヘッドホン本体（１）を含む同軸プレートスピーカー付きノイズキャンセルヘッドホンであって、前記ヘッドホン本体（１）の内部には、中低周波数の振動を担当する第一ムービングコイルスピーカー（５）と、中高周波数の振動を担当するプレートスピーカーまたは第二ムービングコイルスピーカー（３）とが取り付けられ、
   前記第一ムービングコイルスピーカー（５）の軸線とプレートスピーカーまたは第二ムービングコイルスピーカー（３）の軸線は重畳していることを特徴とする同軸プレートスピーカー付きノイズキャンセルヘッドホン。
2. 前記第一ムービングコイルスピーカー（５）とプレートスピーカーまたは第二ムービングコイルスピーカー（３）との間には濾過網（６）が取り付けられていることを特徴とする請求項１に記載の同軸プレートスピーカー付きノイズキャンセルヘッドホン。
3. 前記ヘッドホン本体（１）上には弾性部（２）が取り付けられていることを特徴とする請求項１に記載の同軸プレートスピーカー付きノイズキャンセルヘッドホン。
4. 前記ヘッドホン本体（１）の一側には結合部（１１）が連結されていることを特徴とする請求項１に記載の同軸プレートスピーカー付きノイズキャンセルヘッドホン。
5. プレートスピーカーまたは第二ムービングコイルスピーカー（３）が位置している前記ヘッドホン本体（１）の内部の一側にはマイク（４）が取り付けられていることを特徴とする請求項１に記載の同軸プレートスピーカー付きノイズキャンセルヘッドホン。