JP3244341U - 液面計及び荷役車用組電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】補液警告灯の発光を広角の範囲から視認できると共にユーザに対して効果的な警告ができる、液面計及び荷役車用組電池を提供する。【解決手段】液面計50は、電源灯57Aと、電源灯57Aとは異なる色の光を発光する補液警告灯57Bと、電源灯57Aと補液警告灯57Bとが設けられる表示面53と、電源灯57A及び補液警告灯57Bを制御する制御基板61と、を備える。電源灯57A及び補液警告灯57Bは、表示面53の略中央部に配置されている。制御基板61は、補液警告灯57Bを点灯又は点滅させる際に電源灯57Aを消灯させる。【選択図】図3

Description

本考案は、液面計及び荷役車用組電池に関する。
フォークリフト、ゴルフカート等の車両に搭載される組電池が知られている。例えば、非特許文献1には、複数の鉛蓄電池が鉄製の筐体(収納ケース)に収容され、鉛蓄電池を直列に接続した組電池が開示されている。このような組電池には、鉛蓄電池の液面状態を監視する液面計が設けられている。液面計は、緑色の光を発する電源灯と赤色の光を発する補液警告灯とを備えている。電源灯の発光は、作動していることを示し、補液警告灯の発光は、鉛蓄電池が補水時期にあることを示す。ここでいう発光には、点灯及び点灯を含む。ユーザは、補液警告灯の発光を確認することで、鉛蓄電池が補水時期にあることを認識している。
電気車用バッテリー SUPER<LIFTTOP>ECO バッテリーフォークリフト用 エナジーウィズ株式会社 カタログ作成年月 2022年5月 No.BQ-602A
上記従来の液面計では、電源灯と補液警告灯とが一方向(例えば幅方向)に離間して配列されているため、例えば、電源灯及び補液警告灯の配列方向の一方である側方の電源灯から液面計を見た時には(図5の従来例1参照)、補液警告灯が見えにくい範囲が大きくなり、広角範囲からの視認性に課題があった。車両に搭載される組電池に設けられる液面計は、他の構成物に対する配置の関係から、液面計を正面から見ることができず側方からしか見ることができない場合もある。また、上記従来の液面計では、電源灯は常時点灯しているため、補液警告灯が点滅(点灯)したとしてもユーザへの警告効果が薄れる恐れがあった。
そこで、本考案の目的は、補液警告灯の発光を広角の範囲から視認できると共にユーザに対して効果的な警告ができる、液面計及び荷役車用組電池を提供することにある。
本考案に係る液面計は、電源灯と、電源灯とは異なる色の光を発光する補液警告灯と、電源灯と補液警告灯とが設けられる表示面と、電源灯及び補液警告灯を制御する制御部と、を備え、電源灯及び補液警告灯は、表示面の略中央部に配置されており、制御部は、補液警告灯を点灯又は点滅させる際に電源灯を消灯させる。
この構成の液面計では、表示面の略中央部に配置される電源灯及び補液警告灯は、中央部から離れた位置に配置される電源灯及び補液警告灯と比べて、広角の範囲から視認が可能となる。また、この構成の液面計では、電源灯と補液警告灯とでは、点灯又は点滅する光の色が異なっているため、ユーザは補液警告灯が点灯又は点滅していることを明確に認識できる。この結果、補液警告灯を広角の範囲から視認できると共にユーザに対して効果的な警告ができる。
本考案に係る液面計では、電源灯及び補液警告灯は、カバー部に覆われた状態で表示面の略中央部に配置されてもよい。この構成の液面計では、表示面の略中央部に配置されるカバー部に覆われる電源灯及び補液警告灯は、中央部から離れた位置に配置される電源灯及び補液警告灯と比べて、広角の範囲から視認が可能となる。
本考案の液面計は、表示面の周囲を囲うと共に表示面から突出する第一枠部を更に備え、カバー部は、その頂部が表示面と第一枠部の端面との間に位置するように、又は、表示面と面一となるように、形成されてもよい。この構成では、何らかの物体が表示面側に接触したときに、表示面に形成されるカバー部ひいては電源灯及び補液警告灯が損傷することを抑制できる。
本考案の液面計は、カバー部の周囲を囲うと共に表示面から突出する第二枠部を更に備え、カバー部は、その頂部が表示面と第二枠部の端面との間に位置するように、又は、表示面と面一となるように、形成されてもよい。この構成では、表示面よりも面積が小さな物体が表示面側に接触したときに、表示面に形成されるカバー部ひいては電源灯及び補液警告灯が損傷することを抑制できる。
本考案の荷役車用組電池は、電気的に接続された複数の蓄電池と、上記の液面計と、を備え、液面計は、複数の蓄電池における少なくとも一つの蓄電池の液面を検知するように設けられてもよい。この構成の荷役車用組電池では、組電池を構成する蓄電池が補水時期にあることをユーザに報知できる。
本考案によれば、補液警告灯の発光を広角の範囲から視認できると共にユーザに対して効果的な警告ができる。
図1は、実施形態に係る組電池を示す斜視図である。 図2は、図1に含まれる蓄電池を示す斜視図である。 図3は、図1に含まれる液面計を示す正面図である。 図4(A)は、図3に示される液面計を側方から見た側面図であり、図4(B)は、図3の液面計を斜め側方から斜視図である。 図5は、図3に示される液面計の視認範囲と従来の液面計の視認範囲とを示す説明図である。 図6は、変形例に係る液面計を示す正面図である。
以下、添付図面を参照して、本考案の一側面の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1に示される組電池(荷役車用組電池)100は、同種類の単電池を複数有するパック電池であり、例えば、電動フォークリフト等の荷役車の電動車(もしくは電気車)の主電源、及び停電時等に利用されるバックアップ用電源等に用いられる。組電池100は、複数の蓄電池1と、筐体20と、液面計50と、接続部70と、を備える。
筐体20は、複数の蓄電池1を収容する。筐体20は、導電性を有する部材によって形成されている。筐体20は、有底筒状に形成されている。筐体20は、例えば金属板もしくは合金板によって形成されている。本実施形態では、筐体20は、平面視にて長方形状を有しているが、多角形状を有してもよいし、円形状を有してもよいし、楕円形状を有してもよい。以下では、平面視にて短辺が延在する方向を第一方向Xとし、長辺が延在する方向を第二方向Yとし、第一方向X及び第二方向Yに直交する方向を第三方向Zとする。本実施形態では、第三方向Zは上下方向(鉛直方向)に相当し、且つ、第三方向Zから見ることは、平面視に相当する。
本実施形態の筐体20には、合計24個の蓄電池1が収容されている。隣り合う蓄電池1同士は、複数の接続部材23によって電気的に接続される。接続部材23は、例えば、隣り合う蓄電池1の両方に接続される導電部と、当該導電部を保護する保護部とを有する。本実施形態では、複数の接続部材23を用いることによって、複数の蓄電池1が直列接続されているが、これに限られない。複数の蓄電池1は、互いに並列接続されてもよい。
ここで、図2を参照しながら、蓄電池1の構造を説明する。図2に示されるように、蓄電池1は、例えば、鉛蓄電池である。本実施形態では、蓄電池1は、例えば、クラッド式電極を備えるクラッド式鉛蓄電池である。蓄電池1は、電極群3と、正極端子5Aと、負極端子5Bと、補水栓6と、ケース7とを備える。ケース7は、本体8と、蓋9とを有する。
本体8は、有底筒状に形成された電槽である。本体8は、例えばポリプロピレン等の材料で形成されている。本体8は、電極群3及び電解液を収容する。蓋9は、本体8の開口部を覆い、蓄電池1の上面を構成している。蓋9には、正極端子5Aと、負極端子5Bと、補水栓6とが設けられる。補水栓6は、正極端子5Aと負極端子5Bとの間に設けられる。
電極群3は、複数の極板の集合体であり、複数の正極10と、複数の負極12と、複数のセパレータ13とを有する。電極群3では、正極10と負極12とが交互に配置されている。隣り合う正極10と負極12との間には、セパレータ13が位置する。このため、正極10、セパレータ13及び負極12は、所定方向において順に重なる。本実施形態では、電極群3において、正極10、負極12及びセパレータ13の配列方向(以下、単に「配列方向」もしくは「積層方向」と称することもある)の端部には、負極12が配置されている。加えて、正極10と、負極12と、セパレータ13との集合体は、電池用電極群(極板群)とも呼称される。電極群3及び電解液が本体8に収容されるとき、電解液は、正極10とセパレータ13との隙間、セパレータ13内等に存在する。なお、上記配列方向(積層方向)は、第一方向Xに相当する。
正極10は、例えば、クラッド式正極板である。蓄電池1においては、各正極10は、正極端子5Aと電気的に接続されている。各正極10と正極端子5Aとは、正極ストラップ17によって電気的に接続されている。正極10は、集電体と、集電体の一部を収容する複数の筒状体15(チューブ)と、筒状体15に収容される正極材と、集電体に装着される上部連座及び下部連座と、を有する。集電体の構成材料は、導電性材料であればよく、例えば、鉛-カルシウム-錫系合金、鉛-アンチモン-ヒ素系合金等の鉛合金が挙げられる。鉛合金は、セレン、銀、ビスマス等を含んでもよい。
複数の筒状体15は、活物質保持用チューブ(クラッドチューブ)群を構成する絶縁部材である。活物質保持用チューブ群は、いわゆる「ガントレット」とも称される筒状の多孔体チューブの集合体である。このため、各筒状体15には、複数の孔が設けられる。本実施形態では、筒状体15の厚さは均一であるが、これに限られない。各筒状体15は、第三方向Zに沿って延在しており、対応する集電体の芯金を収容する。各筒状体15は、例えば樹脂成形物である。
正極材は、芯金と共に、筒状体15の内部に充填されている。正極材は、筒状体15の内部にて芯金を囲っている。正極材は、活物質を含む。活物質には、化成後の活物質及び化成前の活物質の原料の双方が包含される。正極材は、化成後の活物質を含有している。化成後の正極材は、例えば、正極活物質の原料を含む。本実施形態では、正極材は、正極活物質と、添加剤とを含み得る。正極活物質は、例えば、鉛粉、鉛丹等である。添加剤としては、炭素材料、又は、補強用短繊維等が挙げられる。化成後の正極活物質は、例えば二酸化鉛等である。
上部連座は、集電体の連結部に装着される絶縁構造体であり、第三方向Zから見て連結部を覆う。上部連座は、第三方向Zにおける各筒状体15の一端を封止する。下部連座は、集電体の複数の芯金に装着される絶縁構造体である。下部連座は、例えば、集電体の芯金を、絶縁性を有する樹脂部材に挿入及び嵌合することによって、集電体に装着される。下部連座は、第三方向Zにおける各筒状体15の他端を封止する。これにより、正極10における各筒状体15の位置が、上部連座及び下部連座によって固定される。
負極12は、蓄電池1における負極板であり、負極端子5Bと電気的に接続されている。各負極12と負極端子5Bとは、負極ストラップ18によって電気的に接続されている。負極12は、集電体と、負極材とを有する。集電体は、例えば鋳造によって形成され、負極材を保持する負極格子体と、負極ストラップ18に電気的に接続される耳部と、を有する。負極材は、負極活物質と、添加剤とを含み得る。負極活物質は、例えば、海綿状鉛等である。添加剤としては、硫酸バリウム、炭素材料、リグニン、又は、補強用短繊維等が挙げられる。
セパレータ13は、正極10と負極12との短絡を防止するための電池用部材(電池用セパレータ)である。セパレータ13は、正極10と負極12との間を電気的には絶縁する一方でイオンを透過させ、且つ、正極10側における酸化性及び負極12側における還元性に対する耐性を備えるものであれば、特に制限されない。このようなセパレータ13の材料(材質)としては、ガラス繊維、樹脂、無機物等が挙げられる。
液面計50は、蓄電池1の本体8に収容された電解液の液面の位置を監視する。より詳細には、液面計50は、電解液の液面位置が所定位置を下回ったときにユーザにその旨を報知する。液面計50は、複数の蓄電池1における少なくとも一つの蓄電池1の液面を検知するように設けられる。本実施形態では、液面計50は、複数の蓄電池1における一つの蓄電池1の液面を検知するように設けられる。図1に示されるように、液面計50は、筐体20の側面に取り付けられている。液面計50は、例えば両面テープによって筐体20に取り付けられる。図3及び図4に示されるように、液面計50は、本体部51と、電源灯57Aと、補液警告灯57Bと、液面検知部60と、を備える。
本体部51は、直方体の箱状体であり、電源灯57A、補液警告灯57B及び液面検知部60の一部を収容又は支持する。本体部51は、耐酸性のある熱可塑性樹脂(例えば、ABS樹脂、PP樹脂)等の材料によって形成されている。本体部51の一つの面は平坦な表示面53として構成される。表示面53の略中央部には、電源灯57A及び補液警告灯57Bを覆う光透過性のカバー部59が設けられている。例えば、カバー部59は、カバー部59の少なくとも一部が表示面53の重心位置と重なるように配置されてもよい。また、カバー部59(又は電源灯57A及び補液警告灯57B)は、例えば、カバー部59(又は電源灯57A及び補液警告灯57B)が表示面53の縦方向(Z方向)における中心位置から縦方向に表示面53の縦全体の長さの15%(望ましくは10%)の範囲内かつ横方向(Y方向)における表示面53の中心位置から横方向に表示面53の横全体の長さの15%(望ましくは10%)の範囲内に配置されてもよい。カバー部59は、扁平なドーム状に形成されている。カバー部59は、例えば、PC樹脂等の材料によって形成されている。電源灯57A及び補液警告灯57Bから発光される光はカバー部59を透過する。このような構成の液面計50は、電源灯57A及び補液警告灯57Bの発光によって、カバー部59が発光しているように見える。
表示面53には、表示面53の周囲を囲うと共に表示面53から突出する第一枠部55が設けられている。第一枠部55の表示面53からの突出量は、例えば、0.5mm~5.0mmである。カバー部59は、その頂部59Aが表示面53と第一枠部55の端面55Aとの間に位置するように、又は、表示面53と面一となるように、形成される。本実施形態では、カバー部59は、その頂部59Aが表示面53と第一枠部55の端面55Aとの間に位置するように形成されており、カバー部59における頂部59Aの表示面53からの突出量は、例えば、0.5mm~5.0mmである。端面55Aは、平面であっても曲面であってもよい。端面55Aが曲面であるときの第一枠部55の突出量とは、表示面53と、表示面53から最も突出した地点である頂部との距離をいう。
電源灯57Aの点灯は、液面計50が正常に作動していることを示す。電源灯57Aは、例えばLED(Light Emitting Diode)である。本実施形態の電源灯57Aは、緑色の光を発光する。補液警告灯57Bの点滅は、蓄電池1が補水時期であることを示す。補液警告灯57Bは、例えばLEDである。本実施形態の補液警告灯57Bは、電源灯57Aの発光色とは異なる赤色の光を発光する。電源灯57A及び補液警告灯57Bは、Y方向に並べて配置される。電源灯57Aの点灯及び補液警告灯57Bの点滅は、後段にて詳述する制御基板(制御部)61によって制御される。
液面検知部60は、液面が所定位置にあるか否かを検知する構成であってもよいし、液面位置を検知する構成であってもよい。液面検知部60は、図示しないセンサ及び制御基板61と、配線63とを主に含んで構成される。制御基板61は、電源灯57Aの点灯及び補液警告灯57Bの点滅を制御する。制御基板61は、補液警告灯57Bを点灯又は点滅させる際に電源灯57Aを消灯させる。
接続部70は、荷役車に搭載されたモータ及び制御装置等に接続され、複数の蓄電池1からモータ及び制御装置等に電力を供給する。
上記実施形態の液面計50における作用効果について説明する。上記実施形態の液面計50では、表示面53の略中央部に配置されるカバー部59に覆われる電源灯57A及び補液警告灯57Bは、表示面53の中央部から離れた位置に電源灯57A及び補液警告灯57Bが配置される場合と比べて、広角の範囲から視認が可能となる。
具体的には、図5に示されるように、電源灯及び補液警告灯が表示面の中央部から離れた状態で配列されると共に、表示面の周囲を囲い、表示面から突出する第一枠部が形成された構成の液面計(従来例1)に比べて、本実施形態の液面計50は、図4(B)に示されるように、側方側(図5の矢印側)からカバー部59を見ることができる範囲が広がる。これにより、従来例1の構成の液面計150における視認範囲S1に比べて、本実施形態の構成の液面計における視認範囲Sの方が広くなる。また、電源灯57A及び補液警告灯57Bが表示面53の中央部から離れた状態に配列されると共に、電源灯57A及び補液警告灯57Bのそれぞれを囲い、表示面53から突出する二つの第三枠部255,255が形成された構成の液面計250(従来例2)に比べて、本実施形態の液面計50は、図4(B)に示されるように、側方側(図5の矢印側)からカバー部59を見ることができる範囲が広がる。これにより、従来例2の構成の液面計250における視認範囲S2に比べて、本実施形態の構成の液面計50における視認範囲Sの方が広くなる。
また、この構成の液面計50では、補水時期ではないものの正常に動作しているときと、補水時期であるときとでは、カバー部59を介して出射される光の色が異なっているので、ユーザは蓄電池1が補水時期にあることを明確に認識できる。この結果、補水時期であることを示す補液警告灯57Bの点滅を広角の範囲から視認できると共にユーザに対して効果的な警告ができる。
上記実施形態の液面計50のカバー部59は、その頂部59Aが表示面53と第一枠部55の端面55Aとの間に位置するように形成されている。これにより、何らかの物体が表示面53側に接触したときに、表示面53に形成されるカバー部59ひいては電源灯57A及び補液警告灯57Bが損傷することを抑制できる。
上記実施形態の組電池100では、液面計50が複数の蓄電池1における一つの蓄電池1の液面を検知するように設けられている。これにより、組電池100では、組電池100を構成する一つの蓄電池1が補水時期にあることをユーザに報知できる。
以上、一実施形態について説明したが、本考案は、上記実施形態に限られない。考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態の液面計50には、表示面53の周囲を囲う第一枠部55が設けられている例を挙げて説明したが、この構成に代えて又は加えて、図6に示されるように、カバー部59の周囲を囲うと共に表示面53から突出する第二枠部155を更に備えてもよい。また、カバー部59は、その頂部59Aが表示面53と第二枠部155の端面155Aとの間に位置するように、又は、表示面53と面一となるように、形成されてもよい。このような変形例では、表示面53よりも面積が小さな物体が表示面53側に接触したときに、表示面53に形成されるカバー部59ひいては電源灯57A及び補液警告灯57Bが損傷することを抑制できる。
上記実施形態及び上記変形例の液面計50の本体部51は、直方体状に形成されている例を挙げて説明したが、例えば立方体状、円柱体状に形成されてもよい。また、カバー部59に覆われる電源灯57A及び補液警告灯57Bは、Y方向に配列される例を挙げて説明したが、Z方向に配列されてもよいし、Z方向からずれた斜め方向に配列されてもよい。
上記実施形態及び上記変形例では、電源灯57A及び補液警告灯57Bがカバー部59に覆われている例を挙げて説明したが、電源灯57A及び補液警告灯57Bはカバー部59に覆われずにそれぞれ表示面53から露出していてもよい。
上記実施形態及び上記変形例では、電源灯57A及び補液警告灯57Bがそれぞれ別々に設けられている例(すなわち二灯設けられている例)を挙げて説明したが、上記の電源灯57が発光する光の色と、補液警告灯57Bが発光する光の色との二色を切り替え可能に構成された一灯のLED等の灯部が設けられてもよい。
上記実施形態の電源灯57Aは緑色に発光し、補液警告灯57Bは赤色に発光する例を挙げて説明したが、これに限定されない。電源灯57Aと補液警告灯57Bとが発光する光の色は、互いに異なっておればよい。
1…蓄電池、20…筐体、50…液面計、53…表示面、55…第一枠部、55A…端面、57A…電源灯、57B…補液警告灯、59…カバー部、59A…頂部、60…液面検知部、61…制御基板(制御部)、63…配線、100…組電池(荷役車用組電池)、155…第二枠部、155A…端面。

Claims (5)

  1. 電源灯と、
    前記電源灯とは異なる色の光を発光する補液警告灯と、
    前記電源灯と前記補液警告灯とが設けられる表示面と、
    前記電源灯及び前記補液警告灯を制御する制御部と、を備え、
    前記電源灯及び前記補液警告灯は、前記表示面の略中央部に配置されており、
    前記制御部は、前記補液警告灯を点灯又は点滅させる際に前記電源灯を消灯させる、液面計。
  2. 前記電源灯及び前記補液警告灯は、カバー部に覆われた状態で前記表示面の略中央部に配置されている、請求項1記載の液面計。
  3. 前記表示面の周囲を囲うと共に前記表示面から突出する第一枠部を更に備え、
    前記カバー部は、その頂部が前記表示面と前記第一枠部の端面との間に位置するように、又は、前記表示面と面一となるように、形成されている、請求項2記載の液面計。
  4. 前記カバー部の周囲を囲うと共に前記表示面から突出する第二枠部を更に備え、
    前記カバー部は、その頂部が前記表示面と前記第二枠部の端面との間に位置するように、又は、前記表示面と面一となるように、形成されている、請求項2記載の液面計。
  5. 電気的に接続された複数の蓄電池と、
    請求項1~4の何れか一項記載の液面計と、を備え、
    前記液面計は、前記複数の蓄電池における少なくとも一つの蓄電池の液面を検知するように設けられている、荷役車用組電池。
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