JP3244202U - Memsセンサを備える電子ターゲット構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】組み立て作業が簡単で、内部電源供給部によりターゲットの外部にケーブルを接続する必要がなく、且つ無線電波により場所が制限されず、干渉されにくく、さらにターゲット間の相互作用の設定を簡易化し、ターゲットモードの多様性を高めることのできるMEMSセンサを備える電子ターゲット構造を提供する。【解決手段】MEMSセンサを備える電子ターゲット構造は、ターゲット台11及びターゲット台に設けられるターゲット表面12を備える複数の電子ターゲットキャリア1と、ターゲット台内部に設けられる内部電源供給部と、ターゲット台内部に設けられ且つ内部電源供給部に電気的に接続されるメイン制御装置3と、ターゲット表面の内側に設けられ且つメイン制御装置に電気的に接続されるMEMSセンサ4と、メイン制御装置に電気的に接続されるとともに無線電波発射部51及び無線電波受信部52を備える無線通信制御装置5からなる。【選択図】図1

Description

本考案は、電子ターゲットの構造に関し、特に、組み立てが簡単且つ便利であり、設置のハードルが低いとともに損傷しにくく、通信範囲が広く且つ通信速度が速いといった特徴を備えることで、ターゲット間のインタラクティブモードを構成することができ、全体的な設定プロセスが簡易化されることで、ターゲットモードの多様性を高めることができるとともに、娯楽效果またはトレーニング効果を高めることのできるMEMSセンサを備える電子ターゲット構造に関する。
電子ターゲットは、射撃訓練システムの核心である。実戦のシュミレーションをする場合またはサバイバルゲームにおいて、電子ターゲットの体積の大きさは、電子ターゲットにおいて様々な形状をしたターゲットの位置が制限されるかどうかに影響する。電子ターゲットの重量は、応用できるターゲットのタイプ(固定ターゲットまたは吊り下げ式ターゲット)に影響し、電子ターゲットにおけるセンサの品質は、訓練結果の正確度に影響する。電子ターゲットのセンサの耐久性と消費電力は、電子ターゲットの設置コストに影響する。上述の問題はいずれも電子ターゲットセンサと密接に関係している。しかしながら、数多くのセンサの中で、MEMSセンサは上述の問題を解決することができるにもかかわらず、MEMSセンサが結合された電子ターゲットは残念ながら未だに存在していない。
電子ターゲットは、名前を見て分かる通り電力が供給されて初めて作動する。そのため、電子ターゲットの外側には、通常電線が露出している。電子ターゲットの用途によっては、露出した電線に銃弾が的中して電線が破損してしまうことがよくあるとともに、電子ターゲットの使用位置と場所によって、特に屋外で使用する際には、非常に長い電線を敷設しなければならず不便である。
さらに、異なるトレーニングまたはゲームモードに応じ、各電子ターゲット間において相互に情報を送信する必要がある。一般には、メインサーバーを中継媒体とし、電子ターゲットの信号をネットワーク信号またはブルートゥース(登録商標)信号によって互いに送信する。しかしながら、ネットワーク信号は、人里離れた場所へ行けば行くほど信号が弱くなり、遮断されやすい上に、距離が制限される。さらに、いずれの信号も干渉されやすい。
従って、上述の電子ターゲットを使用する際に、以下に挙げる問題点及び欠点が存在し、改善が期待されている。
一、一般的なセンサと電子ターゲットを組み合わせて使用すると、重量と体積を小さくすることができないため、連結プロセスが煩雑になり、製造コストが増加する。
二、外側に露出した電線は損傷しやすいとともに、場所のレイアウトによっては非常に長い電線を敷設する必要がある。
三、電子ターゲット間の通信は、メインサーバーを経由する必要があるためリアルタイム性が失われるとともに、ネットワーク信号及びブルートゥース(登録商標)信号は、人里離れた場所では信号が弱く、遮断されやすいとともに、距離が制限されるという問題が存在する。
従って、本考案の申請者は、上述の欠点に鑑み、関連データを収集するとともに、多方面の検討と考慮を行い、且つ本業界で蓄積された長年の経験に基づいて、弛まぬ試作と修正を経た末に、組み立てが簡単且つ便利であり、組み立てのハードルが低く且つ損傷しにくく、通信範囲が広く且つ通信速度が速いといった特徴を備えることで、ターゲット間のインタラクティブモードを構成することができ、全体的な設定プロセスが簡易化されることで、ターゲットモードの多様性を高めることができるとともに、娯楽效果またはトレーニング効果も高めることのできるMEMSセンサを備える電子ターゲット構造を考案した。
本考案は、主に、MEMSセンサを電子ターゲット構造に組み合わせることで、体積が小さい、軽い、消費電力が低い、耐久性がある、低価格である、及び、性能が安定しているといったMEMSセンサの特徴により、電子ターゲット構造の設置動作を簡易化するとともに、電子ターゲット構造の設置コストを低減するMEMSセンサを備える電子ターゲット構造を提供することを目的とする。
本考案は、さらに、無線通信制御装置を装備することで、電子ターゲット本体が無線で信号を送受信する機能を備え、それにより、ターゲット間の相互作用をよりリアルタイムにするとともに、868MHzから1GHzの周波数帯の無線電波通信により、信号通信が距離及び場所の制限を受けず、安定した通信品質を備えることのできるMEMSセンサを備える電子ターゲット構造を提供することを目的とする。
本考案は、さらに、内部電源供給部が外部電源に取って代わることで、周囲の配線作業を省く事ができ、組み立てやすく、設置面でのハードルが低いとともに、ケーブルが損傷するリスクのないMEMSセンサを備える電子ターゲット構造を提供することを目的とする。
本考案は、さらに、MEMSセンサと、内部電源供給部と、無線通信制御装置を組み合わせることにより、ターゲット間のインタラクティブモードを構成することができ、全体的な設定プロセスが簡易化され、さらに、ターゲットモードを多様化することができるとともに、娯楽效果またはトレーニング効果を高めることのできるMEMSセンサを備える電子ターゲット構造を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本考案の主な構造は、ターゲット台及びターゲット表面を備える複数の電子ターゲットキャリアと、ターゲット台内部に設けられる内部電源供給部と、ターゲット台内部に設けられ且つ内部電源供給部に電気的に接続されるメイン制御装置と、ターゲット表面の内側に設けられ且つメイン制御装置に電気的に接続されるMEMSセンサと、メイン制御装置に設けられ且つメイン制御装置に電気的に接続される無線通信制御装置からなる。また、前記無線通信制御装置は、無線電波を発射する無線電波発射部と、別の電子ターゲットキャリアからの無線電波を受信する無線電波受信部を備えるとともに、無線電波の周波数帯は、868MHzから1GHzである。
ターゲット台内部に内部電源供給部が設けられることで、メイン制御装置等の電子モジュールに電力を直接供給することができ、それにより、電子ターゲットキャリアは、外部に電線を敷設する必要がなく、設置作業が簡単であり、電源の位置によって電子ターゲットキャリアの配置位置が制限されることもないとともに、流れ弾によって電線が損傷することもない。加えて、本考案のセンサは、MEMSセンサを採用し、センサ自体が体積が小さい、軽い、消費電力が低いという特徴を備えることで、効果的に重量を軽くするとともに体積を縮小できることでより敷設しやすく、さらに、全体的な耐久性を高めることができる。さらに、本考案は、無線通信制御装置を電子ターゲットキャリアと電子ターゲットキャリア間の通信の架け橋として採用している。MEMSセンサによってターゲット表面に射撃されたと判断されると、射撃されたターゲットの情報がメイン制御装置に送信される際に、設定モードに基づいて出力される射撃された電子ターゲットキャリアの反応動作制御信号以外に、無線電波発射部によって別の電子ターゲットキャリアの対応動作制御信号が直接送信されるとともに、別の電子ターゲットキャリアの無線電波受信部によって前記対応動作制御信号が直接受信され且つ実行される。付加的なサーバーを介して信号を送信する必要がないためリアルタイム性に優れるとともに、使用する周波数帯の範囲はネットワーク信号と分離されているため、干渉されにくく、また、この周波数帯域の無線電波は、広い送信範囲を備え、人里離れた場所で信号が弱くなることがないため、信号の送信品質が比較的安定する。MEMSセンサは低価格で性能が安定していることにより、ターゲットの射撃モードの設定をコスト、距離、位置、及び場所の制限を受けずに多様化できるため、より高い娯楽效果とトレーニング効果を提供することができる。
上述の技術により、従来の電子ターゲットに存在する、重量及び体積を小さくできない、連結プロセスが煩雑である、製造コストが高い、電線が損傷しやすい、電線の敷設が煩雑である、ターゲット間の通信におけるリアルタイム性に欠ける、さらに、場所及び距離の制限がある等の問題を解決して、上述の利点による実用進歩性を達成する。
本考案の好ましい実施例1における斜視透視図である。 本考案の好ましい実施例1における分解図である。 本考案の好ましい実施例1における使用状態を示した図である。 本考案の好ましい実施例1における実施図である。 本考案の好ましい実施例2における斜視透視図である。 本考案の好ましい実施例3における分解図である。 本考案の好ましい実施例4における別の角度から見た斜視透視図である。 本考案の好ましい実施例4における動作図1である。 本考案の好ましい実施例4における動作図2である。 本考案の好ましい実施例5における斜視透視図である。 本考案の好ましい実施例6における斜視透視図である。 本考案の好ましい実施例6における実施図である。 本考案の好ましい実施例7における実施図である。
図1から図4を参照する。図1から図4は、本考案の好ましい実施例1における斜視透視図から実施図である。図から分かる通り、本考案は、複数の電子ターゲットキャリア1と、内部電源供給部2と、メイン制御装置3と、MEMSセンサ4と、無線通信制御装置5からなる。
複数の電子ターゲットキャリア1は、ターゲット台11と、前記ターゲット台11に設けられるターゲット表面12を備える。
内部電源供給部2は、前記ターゲット台11内に設けられ、本実施例では、使い捨て電池を例として挙げる。
メイン制御装置3は、前記ターゲット台11内に設けられるとともに、前記内部電源供給部2に電気的に接続される。
MEMSセンサ4は、前記ターゲット表面12の内側に設けられるとともに、前記メイン制御装置3に電気的に接続される。前記MEMSセンサ4は、MEMS震動センサ、MEMS気圧センサ、または、MEMS光源センサのうちのいずれかであり(Micro Electro Mechanical Systems、MEMS)、本実施例では、MEMS震動センサを例として挙げる。
無線通信制御装置5は、前記メイン制御装置3上に設けられ且つ前記メイン制御装置3に電気的に接続されるとともに、無線電波を発射する無線電波発射部51と、別の前記電子ターゲットキャリア1からの無線電波を受信する無線電波受信部52を備え、さらに、前記無線電波の周波数帯は、868MHzから1GHzである。
上述の説明により、本技術の構造について理解することができる。この構造を対応させ組み合わせることで、組み立てが簡単且つ便利であり、組み立てのハードルが低く損傷しにくい、通信範囲が広く且つ通信速度が速いといった特徴を備えることができ、それにより、ターゲット間のインタラクティブモードが構成され、全体的な設定プロセスが簡易化され、さらには、ターゲットの射撃モードを多様化することができ、娯楽效果またはトレーニング効果を高めることができるといったメリットが得られる。図3を見て分かる通り、ターゲット台11内には内部電源供給部2が設けられているため、メイン制御装置3に電力を直接供給することができ、さらに、MEMSセンサ4と無線通信制御装置5にも間接的に電力が供給される。これにより、電子ターゲットキャリア1は、外部に電線を敷設する必要がなく、電源の位置によって電子ターゲットキャリア1の配置位置が制限されることもない。さらに、設置動作が簡単であり、設置のハードルが低いため、屋外(例えば、野外または山など)で敷設するのに適しており、さらに、電線が全て電子ターゲットキャリア1内に隠されているため、流れ弾によって電線が損傷することなく、故障または破損も生じにくい。
さらに、本考案のセンサは、MEMSセンサ4を採用しており、前記MEMSセンサ4は、ミクロレベルの立体構造により、感知したり機能を実行したりする鍵となる構成部品であり、前記MEMSセンサ4は、電子信号の処理機能、機械構造の作動機能を備え、機械部品と電子部品を1つのシリコンチップ上に整合することで、一度に数百個または数千個の機械部品を完成させることができるため、生産コストを効果的に低減することができる。さらに、MEMSセンサ4は、半導体技術におけるフォトリソグラフィ、腐食、薄膜等の一連の従来の技術と材料を採用しているため、その製造技術は、成熟しており、従って、製造プロセスの精度を向上させることができる。また、光学画像の方法を応用することで、非常に小さく且つ精密な機械部品を製造することができる。効果的に体積を縮小し、重量を減らすことができるが、MEMSセンサ4は、超精密機械加工により重点を置いているとともに、マイクロエレクトロニクス、材料等の複数の分野に関連しており、さらに、そのチョッパー・アンプの信号調節には、静電容量センシング(capacitive sensing)が利用されることで、消費電力が低い、優れたノイズ性能、及び低温度係数といった長所を備え、それにより、電力消費率、耐久性、及び安定性において優れた性能を備える。そのうち、体積が小さい、軽い、消費電力が低い等の特徴により、効果的に重量を減らし体積を縮小することができるため敷設しやすく、内部電源供給部2の使用時間を延長することもできるため、MEMSセンサ4は、内部電源供給部2と連携して使用されることで、全体的な耐久性がより向上する。
使用者が電子ターゲットキャリア1aのターゲット表面12aを射撃すると、MEMSセンサ4aは、その感知動作によりターゲット表面12aが射撃されたと判断するとともに、射撃されたターゲットの情報を生成してメイン制御装置3aに送信する。この際、メイン制御装置3aは、所定の設定内容に基づいて、反応動作制御信号を生成し射撃された電子ターゲットキャリア1aに送信する(前記反応動作制御信号は、例えば、射撃時間、射撃位置、累積得点等の記録に使用される)と同時に、対応動作制御信号を生成して少なくとも1つの別の電子ターゲットキャリア1bに送信する。この送信動作は、電子ターゲットキャリア1aの無線電波発射部51aが信号を送信し、さらに、電子ターゲットキャリア1bの無線電波受信部52bによって信号が受信された後、前記電子ターゲットキャリア1bのメイン制御装置3bによって対応動作制御信号の命令(本実施例の対応動作制御信号の使用方法は、例として、反応動作制御信号の使用方法と同じとする)が実行されることによって行われる。
本考案は、無線通信制御装置5を電子ターゲットキャリア1aと電子ターゲットキャリア1b間の通信の架け橋とする。前記無線電波の技術原理は、導体に流れる電流の強さが変化することで無線電波が生じ、さらに、変調技術により情報を無線電波に乗せて送信する。電波が空間を伝播して受信端末に到達すると、電波によって生じる電磁場変化により導体に電流が発生し、さらに、復調技術によって電流変化の中から情報が取り出されることで、情報を送信する目的が達成される。従って、無線通信制御装置5は、回路チップを設置するための基板53とアンテナ54を備え、前記基板53は、メイン制御装置3の命令(デジタル信号)を電流信号に変換し、電流信号と無線電波の間の変換は、回路チップ化された無線電波発射部51と無線電波受信部52によって実行される。従って、上述の対応動作制御信号の送信動作は、電子ターゲットキャリア1aの無線電波発射部51aによって電子ターゲットキャリア1bの無線電波受信部52bに送信される。付加的なサーバーを介して信号を送信する必要がないためリアルタイム性に優れるとともに、前記回路チップの使用周波数帯の範囲は、868MHzから1GHz(各国の法令に基づき、実際には、868MHzまたは915MHz等の周波数帯が使用されている。)であり、ネットワーク信号と明らかに分離されているため、干渉されにくく、また、この周波数帯域の無線電波は、広い送信範囲を備え、人里離れた場所で信号が弱くなることがないため、信号の送信品質が比較的安定する。MEMSセンサ4は、低価格で性能が安定していることにより、ターゲットの射撃モードの設定をコスト、距離、位置、及び場所の制限を比較的受けずに多様化できるため、より高い娯楽效果とトレーニング効果を提供することができる。
図5を併せて参照する。図5は、本考案の好ましい実施例2における斜視透視図である。図から分かる通り、本実施例と上述の実施例の主な違いとして、メイン制御装置3の一側に充電制御モジュール21が設けられ、前記内部電源供給部2に電気的に接続される。本実施例では、前記充電制御モジュール21は、メイン制御装置3に連結される充電制御パネル211と、充電制御パネル211に設けられるコネクタソケット212を備える。従って、本実施例の内部電源供給部2は、充電電池(例えば、リチウム電池)であることができる。使用者は、ターゲット台11の裏面から雄コネクタをコネクタソケット212に差し込むことで、内部電源供給部2を充電することができ、ターゲット台11を分解する必要がないため、使用上より便利である。充電制御パネル211は、電圧変換機能、過充電保護機能等の制御機能を備える。
図6を併せて参照する。図6は、本考案の好ましい実施例3における分解図である。図から分かる通り、本実施例と上述実施例の主な違いとして、ターゲット台11には保護カバー111が設けられるとともに、前記ターゲット表面12は、前記保護カバー111上に設けられ、さらに、前記ターゲット台11と前記保護カバー111の間には、脱落防止位置決めユニット13が設けられる。前記保護カバー111は、ターゲット台11の開口を密閉するのに用いられることで、射撃時の銃弾が内部構造に当たるのを防ぐことができ、メイン制御装置3、無線通信制御装置5等の内部構造の損傷リスクを低減することができる。本実施例の脱落防止位置決めユニット13は、ターゲット台11における側壁上のL型係止溝131に設けられるとともに、保護カバー111における内側壁上の凸リブ132にも設けられることを例とする。従って、保護カバー111とターゲット台11を組み立てる際に、保護カバー111をターゲット台11上に置くとともに、わずかに回転させて凸リブ132が自然にL型係止溝131の中に落ちてはまるようにした後、もう一度時計回りに回転させることで固定される。この固定方法により、綺麗な外観を維持することができるとともに、簡単且つ迅速に組み立てることができる利便性も達成される。
図7から図9を合わせて参照する。図7から図9は、本考案の好ましい実施例4における別の角度から見た斜視透視図から動作図2である。図から分かる通り、本実施例と上述の実施例の主な違いとして、脱落防止位置決めユニット13は、ほぞ14と、ターゲット台11とほぞ14の間に設けられる第2弾性部品15を備える。ほぞ14のターゲット台11及び保護カバー111に対する位置決め方向は、脱落防止位置決めユニット13のターゲット台11及び保護カバー111に対する位置決め方向とは異なる。本実施例では、前記ほぞ14は、H型であり、その下側の2本の脚部分は、ターゲット台11の第1係止溝11aと、保護カバー111の一側に隣接する第2係止溝111aの中にそれぞれ固定されるのに用いられる。加えて、第2弾性部品15がZ方向上の下方向に押す動作により、ターゲット台11と保護カバー111がY方向から分離するのを防ぐことができるとともに、脱落防止位置決めユニット13によるターゲット台11の側壁の周方向への位置決め動作(及びX-Z平面上の位置決め)が組み合わされることで、ターゲット台11と保護カバー111が振動で離脱するのをより効果的に防ぐことができる。
図8及び図9に示す通り、使用者がターゲット台11及び保護カバー111を分解したい場合、Z軸に沿って上方向に押し、ほぞ14をターゲット台11内に押し込むことで、ターゲット台11と保護カバー111へのほぞ14の固定が解除される。保護カバー111を回転させる動作により、脱落防止位置決めユニット13の固定が解除され、保護カバー111とターゲット台11を簡単に分離することができる。ほぞ14のみを押して、保護カバー111を回転させない場合、ほぞ14に加えられる力が緩められると、第2弾性部品15による押し込み動作によって、自動的に固定状態に戻り、誤接触によって開いてしまうのを防ぐことができる。
図10を併せて参照する。図10は、本考案の好ましい実施例5における斜視透視図である。図から分かる通り、本実施例と上述の実施例の主な違いとして、ターゲット表面12と保護カバー111の間には、浮遊固定ユニット16が備えられ、前記浮遊固定ユニット16は、前記保護カバー111に設けられる複数の第1弾性部品161と、各前記第1弾性部品161及び前記ターゲット表面12に両端がそれぞれ連結される複数の固定部品162を備える。そのうち、第1弾性部品161は、引張ばねであり、その一端は、保護カバー111に固定され、他端は、固定部品162を連結するのに用いられる。固定部品162は、薄板状の締結構造であり、ターゲット表面12の外周部に連結される。本実施例の浮遊固定ユニット16は、三組の第1弾性部品161及び固定部品162がターゲット表面12に均一に連結され、各第1弾性部品161による外側に引っ張る張力によって、ターゲット表面12が第1弾性部品161と同じ高さの平面上に固定されることにより、保護カバー111の間に隙間が生じるとともに浮遊效果が形成される。これにより、ターゲット表面12の振動感度が大幅に向上し、振動感知装置のMEMSセンサを組み合わせることで、感知精度をより効果的に高めることができる。
図11及び図12を併せて参照する。図11及び図12は、本考案の好ましい実施例6における斜視透視図及び実施図である。図から分かる通り、本実施例と上述の実施例の主な違いとして、メイン制御装置3は、ターゲット台11内に設けられる発声部品31と、前記ターゲット台11上に設けられる少なくとも1つの発光部品32と、前記ターゲット台11上に設けられるモード制御モジュール33を備える。そのうち、発声部品31は、スピーカーを例とし、発光部品32は、リング状のLED表示ボードを例とするとともに、ターゲット台11の保護カバー111の表面に設けられ、さらに、透光ランプカバーがその上に覆設される。モード制御モジュール33は、ディップスイッチ(DIP Switch)を例とするとともに、ターゲット台11における底板の内側に設けられることで、スイッチ面がターゲット台11底面に露出し、それにより、使用者は手動でメイン制御装置3を設定することができる。
本考案の内部電源供給部2及び無線通信制御装置5の設計により、電子ターゲットキャリア1の設置のハードルが下がり、各種人里離れた場所またはネットワーク信号が比較的弱いエリア(例えば野外または山)にも容易に設置することができるとともに、無線通信制御装置5によって、電子ターゲットキャリア1は迅速に相互に作用することができ、サーバーを介さず送信できる。例えば、電子ターゲットキャリア1aの発光部品32aの発光を設定し、使用者が射撃する目標を表示する。射撃後に、本体の発声部品31aによって命中したことが注意喚起且つ告知される他、同時に、本体の発光部品32aが消灯するとともに、無線通信制御装置5によって対応動作制御信号が電子ターゲットキャリア1bに送信され、それにより、その発光部品32bの発光が制御され、使用者を次の射撃目標に誘導する。また、例えば、ゲームモードでは、電子ターゲットキャリア1aが数回射撃されてから、次の射撃目標に誘導されるように設定することができる。これにより、本考案は、設計上の多くの制限または複雑な敷設手順なしに、娯楽モードまたはトレーニングモードの設計を多様化することができ、自由度を高めることができる。
図13を併せて参照する。図13は、本考案の好ましい実施例7における実施図である。図から分かる通り、本実施例と上述の実施例の主な違いとして、無線通信制御装置5は、アプリケーションソフト接続モジュール55を備えることで、情報がモバイル電子装置6に接続され、それにより、モバイル電子装置6上のモバイルアプリケーションソフトと連携してメイン制御装置3により電子ターゲットキャリア1を開閉し、各ターゲットが射撃されたかどうか、または故障情報等の設定が表示される。前記アプリケーションソフト接続モジュール55の接続信号がネットワーク信号である場合、使用者は、単一の電子ターゲットキャリア1のみを設定することで、無線通信制御装置5によりその他の電子ターゲットキャリア1の設定を完了することができる。アプリケーションソフト接続モジュール55は、デジタル信号を無線電波信号に変換することができ、使用者は、すべての電子ターゲットキャリア1を直接1つずつ設定することができる。言い換えると、電子ターゲットキャリア1とモバイル電子装置6の間の接続方法は制限されない。
1、1a、1b 電子ターゲットキャリア
11 ターゲット台
11a 第1係止溝
111 保護カバー
111a 第2係止溝
12、12a ターゲット表面
13 脱落防止位置決めユニット
131 L型係止溝
132 凸リブ
14 ほぞ
15 第2弾性部品
16 浮遊固定ユニット
161 第1弾性部品
162 固定部品
2 内部電源供給部
21 充電制御モジュール
211 充電制御パネル
212 コネクタソケット
3、3a、3b メイン制御装置
31、31a 発声部品
32、32a、32b 発光部品
33 モード制御モジュール
4、4a MEMSセンサ
5 無線通信制御装置
51、51a 無線電波発射部
52、52b 無線電波受信部
53 基板
54 アンテナ
55 アプリケーションソフト接続モジュール
6 モバイル電子装置

Claims (10)

  1. 複数の電子ターゲットキャリアと、内部電源供給部と、メイン制御装置と、MEMSセンサと、無線通信制御装置とからなるMEMSセンサを備える電子ターゲット構造であって、
    前記複数の電子ターゲットキャリアは、ターゲット台と、前記ターゲット台に設けられるターゲット表面を備え、
    前記内部電源供給部は、前記ターゲット台内に設けられ、
    前記メイン制御装置は、前記ターゲット台内に設けられるとともに、前記内部電源供給部に電気的に接続され、
    前記MEMSセンサは、前記ターゲット表面の内側に設けられるとともに、前記メイン制御装置に電気的に接続され、
    前記無線通信制御装置は、前記メイン制御装置上に設けられ且つ前記メイン制御装置に電気的に接続されるとともに、無線電波を発射する無線電波発射部と、別の前記電子ターゲットキャリアからの無線電波を受信する無線電波受信部を備え、さらに、前記無線電波の周波数帯は、868MHzから1GHzであることを特徴とする、MEMSセンサを備える電子ターゲット構造。
  2. 前記メイン制御装置の一側には充電制御モジュールが設けられ、前記内部電源供給部に電気的に接続されることを特徴とする、請求項1に記載のMEMSセンサを備える電子ターゲット構造。
  3. 前記メイン制御装置は、前記ターゲット台に設けられるモード制御モジュールを備えることを特徴とする、請求項1に記載のMEMSセンサを備える電子ターゲット構造。
  4. 前記メイン制御装置は、前記ターゲット台内に設けられる発声部品を備えることを特徴とする、請求項1に記載のMEMSセンサを備える電子ターゲット構造。
  5. 前記メイン制御装置は、前記ターゲット台に設けられる少なくともの1つの発光部品を備えることを特徴とする、請求項1に記載のMEMSセンサを備える電子ターゲット構造。
  6. 前記ターゲット台には、保護カバーが設けられるとともに、前記ターゲット表面は、前記保護カバー上に設けられることを特徴とする、請求項1に記載のMEMSセンサを備える電子ターゲット構造。
  7. 前記ターゲット表面と前記保護カバーの間は、浮遊固定ユニットを備え、前記浮遊固定ユニットは、前記保護カバーに設けられる複数の第1弾性部品と、各前記第1弾性部品及び前記ターゲット表面に両端がそれぞれ連結される複数の固定部品を備えることを特徴とする、請求項6に記載のMEMSセンサを備える電子ターゲット構造。
  8. 前記ターゲット台と前記保護カバーの間は、脱落防止位置決めユニットを備えることを特徴とする、請求項6に記載のMEMSセンサを備える電子ターゲット構造。
  9. 前記脱落防止位置決めユニットは、ほぞと、前記ターゲット台と前記ほぞの間に設けられる第2弾性部品を備え、前記ほぞの前記ターゲット台及び前記保護カバーに対する位置決め方向は、前記脱落防止位置決めユニットの前記ターゲット台及び前記保護カバーに対する位置決め方向とは異なることを特徴とする、請求項8に記載のMEMSセンサを備える電子ターゲット構造。
  10. 前記無線通信制御装置は、アプリケーションソフト接続モジュールを備えることを特徴とする、請求項1に記載のMEMSセンサを備える電子ターゲット構造。
JP2023003003U 2023-08-21 2023-08-21 Memsセンサを備える電子ターゲット構造 Active JP3244202U (ja)

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