JP3244144U - ゴミ収容容器及びゴミ収容設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】堅牢であり、かつ、操作が簡便なゴミ収容容器及びゴミ収容設備を提供する。【解決手段】ゴミ収容容器1の収容本体10は、右側面第一ジャバラ板1bに第一ジャバラ板両サイド丁番1eを介して連結された右側面第二ジャバラ板1cと、右側面第二ジャバラ板1cに第二ジャバラ板両サイド丁番1fを介して連結された右側面第三ジャバラ板1dとを有し、左側面第一ジャバラ板1b2に第一ジャバラ板両サイド丁番1eを介して連結された左側面第二ジャバラ板1c2と、左側面第二ジャバラ板1c2に第二ジャバラ板両サイド丁番1fを介して連結された左側面第三ジャバラ板1d2とを有し、各丁番1e、1fの近傍に、蛇腹構造が最後まで展開することを途中で規制する右側面ジャバラ板角度調整金具ボリューム1m及び左側面ジャバラ板角度調整金具ボリューム1m2を有している。【選択図】図8

Description

本考案は、ゴミを収容するためのゴミ収容容器及びゴミ収容設備に関するものである。
従来、ゴミが一時的に屋外で保管されるゴミ集積場には、カラスやネズミ等の小動物によってゴミが荒らされることを防ぐために、積まれたゴミ袋を網で覆う方法や、蓋付きの容器にゴミを収容する方法等の対策が施されている。
例えば、下記特許文献1に記載されたゴミ集積場カバー装置(以下、「文献公知1発明」と記す。)や、下記特許文献2に記載されたゴミ収納装置(以下、「文献公知2発明」と記す。)は、折り畳み式であり、不使用時には折り畳まれることで嵩張らず、使用時には展開されて多くのゴミを収容することが可能となる。
登録実用新案第3163662号公報 特開2009-113883号公報
上記したとおり、屋外で一時的にゴミを保管する場合、折り畳み式の容器が好まれており、更に、堅牢であることや、操作が簡便であること等が求められる。
本考案は、上記の実情に鑑みて提案されたものであり、堅牢であり、かつ、操作が簡便なゴミ収容容器及びゴミ収容設備の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本考案に係るゴミ収容容器は、ゴミが投入される開口部を上面に有し、前記開口部を通してゴミが収容される収容空間を内側に有する収容本体と、前記開口部を覆う蓋と、を有し、前記収容本体が、背面板と、前記背面板と前記収容空間を空けて対面した正面板と、前記背面板の左右各端部と前記正面板の左右各端部とに連結された一対の側面板と、前記背面板の下端部と前記正面板の下端部とに連結された底面板と、を有し、前記側面板が、前記背面板又は前記正面板に対して直角に固定された側面固定板部と、複数の側板片部と前記側板片部に連結された側板継目部とで構成されたことによって折り畳み及び展開可能であって、前記側面固定板部に連結された側面折畳板部と、を有し、前記底面板が、複数の底板片部と前記底板片部に連結された底板継目部とで構成されたことによって折り畳み及び展開可能であり、前記蓋が、複数の蓋板片部と前記蓋板片部同士の間の蓋板継目部とで構成されたことによって折り畳み及び展開可能であり、前記側面折畳板部及び前記底面板が折り畳まれると共に、前記正面板と前記背面板とが近接し、かつ、前記蓋が折り畳まれた状態である収納状態と、前記側面折畳板部及び前記底面板が展開すると共に、前記正面板と前記背面板とが遠のき、かつ、前記蓋が展開した状態である展開状態とに変化するものであり、展開された前記側面折畳板部において互いに隣接した前記側板片部のうち、前記側板継目部を介して隣り合う側板端面部、展開された前記底面板において互いに隣接する前記底板片部のうち、前記底板継目部を介して隣り合う底板端面部、及び、展開された前記蓋において互いに隣接した前記蓋板片部のうち、前記蓋板継目部を介して隣り合う蓋板端面部の少なくとも何れかに、最後まで展開することを途中で規制する規制部が取り付けられた、ことを特徴とする。
本考案に係るゴミ収容容器は、前記背面板と前記側面固定板部との入隅部及び/又は前記正面板と前記側面固定板部との入隅部に、折り畳まれた前記蓋が収容される蓋収容部が取り付けられた、ことを特徴とする。
本考案に係るゴミ収容容器は、前記蓋収容部が、前記入隅部の下部に在り、展開された前記蓋が載せられる台座部が、前記入隅部の上部に取り付けられ、前記台座部が、板状の台座本体板片部と、板状の台座支持板片部と、を有し、前記台座本体板片部の縁辺である第一縁辺が、前記背面板又は前記正面板の上部に連結され、前記第一縁辺に隣接した縁辺である第二縁辺に、前記台座支持板片部が連結され、前記台座本体板片部が前記背面板又は前記正面板と対面し、かつ、前記台座支持板片部が前記台座本体板片部と同一平面内で前記台座本体板片部と隣接して前記背面板又は前記正面板と対面した不使用状態と、前記台座本体板片部が前記背面板又は前記正面板から離れて前記開口部と同一平面内に在り、かつ、前記台座支持板片部が前記台座本体板片部に対して折れて前記台座本体板片部よりも下方で前記背面板又は前記正面板に当たった使用状態とに変化するものであり、前記蓋が、最端の前記蓋板片部の裏面に、前記使用状態における前記台座本体板片部に篏合する第一篏合部と、前記展開状態において前記台座本体板片部が連結された前記背面板と対面した前記正面部の上部、又は、前記展開状態において前記台座本体板片部が連結された前記正面板と対面した前記背面板の上部に篏合する第二篏合部と、を有する、ことを特徴とする。
本考案に係るゴミ収容設備は、設置面に固定される基板と、前記基板に固定され、前記収容本体が収容される収容本体収容空間と、前記蓋が収容される蓋収容空間とを内側に有する筐体と、を有し、前記筐体が、前記基板から起立する筐体背面部と、前記筐体背面部の上端部に連結された筐体蓋部と、前記基板から起立して前記筐体背面部の左右両各端部に対して直角に固定された一対の筐体側面部と、前記筐体側面部の正面側の端部に連結された扉部と、前記筐体側面部同士の間において前記筐体背面部に固定されたことで、前記収容本体収容空間と前記蓋収容空間とに区画した仕切り面部と、を有する、ことを特徴とする。
本考案に係るゴミ収容設備は、前記蓋収容空間において、前記収納状態の前記蓋が前記蓋収容空間に収容された蓋収容状態と、前記蓋が前記開口部と同一平面内に露出した蓋露出状態とに変化する蓋出し入れ装置を有し、前記蓋出し入れ装置が、前記筐体背面部に固定された固定部と、前記固定部に連結され、垂直位置又は水平位置に移動する蓋昇降部と、最端の前記蓋板片部が固定されていて前記蓋昇降部に固定された台座板と、前記台座板の先端に連結されて前記蓋に近づく方向又は離れる方向に移動する端板部と、一端が前記固定部に支持されて他端が前記蓋昇降部に形成された長手の孔レール部に連結されたロックバーと、一端が前記ロックバーに連結されて他端が前記端板部に連結されたワイヤーと、前記台座板及び前記端板部に連結されたハンドル部と、を有し、前記蓋収容状態では、前記蓋昇降部が垂直位置にあり、前記ハンドル部が前記蓋の上面側にあり、前記蓋昇降部が水平位置に上昇した前記蓋露出状態において、前記ハンドル部が前記蓋から離れる方向に操作されることで、前記ロックバーが前記孔レール部の係止溝に係止して前記蓋露出状態がロックされ、前記ハンドル部が前記蓋の上面側に向けて操作されることで前記端板部が連動して前記ワイヤーが引っ張られ、前記ロックバーが前記係止溝から外れ、前記蓋露出状態のロックが解除される、ことを特徴とする。
本考案に係るゴミ収容容器は、ゴミが投入される開口部を上面に有し、開口部を通してゴミが収容される収容空間を内側に有する収容本体と、開口部を覆う蓋とを有し、収容本体が、背面板と、背面板と収容空間を空けて対面した正面板と、背面板の左右各端部と正面板の左右各端部とに連結された一対の側面板と、背面板の下端部と正面板の下端部とに連結された底面板とを有し、側面板が、背面板又は正面板に対して直角に固定された側面固定板部と、複数の側板片部と側板片部に連結された側板継目部とで構成されたことによって折り畳み及び展開可能であって、側面固定板部に連結された側面折畳板部とを有し、底面板が、複数の底板片部と底板片部に連結された底板継目部とで構成されたことによって折り畳み及び展開可能であり、蓋が、複数の蓋板片部と蓋板片部同士の間の蓋板継目部とで構成されたことによって折り畳み及び展開可能であり、側面折畳板部及び底面板が折り畳まれると共に、正面板と背面板とが近接し、かつ、蓋が折り畳まれた状態である収納状態と、側面折畳板部及び底面板が展開すると共に、正面板と背面板とが遠のき、かつ、蓋が展開した状態である展開状態とに変化するものであり、展開された側面折畳板部において互いに隣接した側板片部のうち、側板継目部を介して隣り合う側板端面部、展開された底面板において互いに隣接する底板片部のうち、底板継目部を介して隣り合う底板端面部、及び、展開された蓋において互いに隣接した蓋板片部のうち、蓋板継目部を介して隣り合う蓋板端面部の少なくとも何れかに、最後まで展開することを途中で規制する規制部が取り付けられている。すなわち、側面折畳板部、底面板及び/又は蓋が、折り畳み及び展開可能な蛇腹構造であるうえ、規制部によって、完全な展開が規制される。詳説すれば、一般的な蛇腹構造は、展開すると平坦となるが、本考案の蛇腹構造は、規制部によって、山折れ又は谷折れの状態で留まり平坦とならない。蛇腹構造が平坦である場合、蛇腹構造に対して水平方向に力が加わっても、押された蛇腹構造は、平坦なまま水平に移動し、折り畳まれない。一方で、本考案の蛇腹構造は、展開状態が山折れ又は谷折れの状態であるため、蛇腹構造に対して水平方向に力が加わると、蛇腹構造は、自然と折り畳まれる。よって、ゴミ収容容器は、操作が簡便である。また、ゴミ収容容器は、折り畳み時及び展開時において、広いスペースを要しないうえ、折り畳まれたゴミ収容容器も、広い設置スペースを要しない。よって、省スペース化に資する。また、ゴミ収容容器は、板材で構成されているため、堅牢である。更に、各部材が、ポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂製や、アルミニウム、チタン等の軽金属等であれば、低コストであり、材料の入手が容易であるため、製品化も容易である。
本考案に係るゴミ収容容器は、背面板と側面固定板部との入隅部及び/又は正面板と側面固定板部との入隅部に、折り畳まれた蓋が収容される蓋収容部が取り付けられている。蓋が折り畳まれた状態で収容本体内に収容されるため、省スペース化に資する。
本考案に係るゴミ収容容器は、蓋収容部が、入隅部の下部に在り、展開された蓋が載せられる台座部が、入隅部の上部に取り付けられ、台座部が、板状の台座本体板片部と、板状の台座支持板片部とを有し、台座本体板片部の縁辺である第一縁辺が、背面板又は正面板の上部に連結され、第一縁辺に隣接した縁辺である第二縁辺に、台座支持板片部が連結され、台座本体板片部が背面板又は正面板と対面し、かつ、台座支持板片部が台座本体板片部と同一平面内で台座本体板片部と隣接して背面板又は正面板と対面した不使用状態と、台座本体板片部が背面板又は正面板から離れて開口部と同一平面内に在り、かつ、台座支持板片部が台座本体板片部に対して折れて台座本体板片部よりも下方で背面板又は正面板に当たった使用状態とに変化するものであり、記蓋が、最端の蓋板片部の裏面に、使用状態における台座本体板片部に篏合する第一篏合部と、展開状態において台座本体板片部が連結された背面板と対面した正面部の上部、又は、展開状態において台座本体板片部が連結された正面板と対面した背面板の上部に篏合する第二篏合部と、を有している。すなわち、収納状態では、台座部が不使用状態となり、一方で、展開状態では、台座部が組み立てられて使用状態となり、蓋が台座部に篏合して展開される。よって、ゴミ収容容器は、操作が簡便であり、蓋や台座部の管理も簡便である。
本考案に係るゴミ収容設備は、設置面に固定される基板と、基板に固定され、収容本体が収容される収容本体収容空間と、蓋が収容される蓋収容空間とを内側に有する筐体とを有し、筐体が、基板から起立する筐体背面部と、筐体背面部の上端部に連結された筐体蓋部と、基板から起立して筐体背面部の左右両各端部に対して直角に固定された一対の筐体側面部と、筐体側面部の正面側の端部に連結された扉部と、筐体側面部同士の間において筐体背面部に固定されたことで、収容本体収容空間と蓋収容空間とに区画した仕切り面部とを有している。すなわち、ゴミ収容容器が収容可能なゴミ収容設備として利用することもできる。
本考案に係るゴミ収容設備は、蓋収容空間において、収納状態の蓋が蓋収容空間に収容された蓋収容状態と、蓋が開口部と同一平面内に露出した蓋露出状態とに変化する蓋出し入れ装置を有し、蓋出し入れ装置が、筐体背面部に固定された固定部と、固定部に連結され、垂直位置又は水平位置に移動する蓋昇降部と、最端の蓋板片部が固定されていて蓋昇降部に固定された台座板と、台座板の先端に連結されて蓋に近づく方向又は離れる方向に移動する端板部と、一端が固定部に支持されて他端が蓋昇降部に形成された長手の孔レール部に連結されたロックバーと、一端がロックバーに連結されて他端が端板部に連結されたワイヤーと、台座板及び端板部に連結されたハンドル部とを有し、記蓋収容状態では、蓋昇降部が垂直位置にあり、ハンドル部が蓋の上面側にあり、蓋昇降部が水平位置に上昇した蓋露出状態において、ハンドル部が蓋から離れる方向に操作されることで、ロックバーが孔レール部の係止溝に係止して蓋露出状態がロックされ、ハンドル部が蓋の上面側に向けて操作されることで端板部が連動してワイヤーが引っ張られ、ロックバーが係止溝から外れ、蓋露出状態のロックが解除される。蓋は、折り畳み時及び展開時において、広いスペースを要しないうえ、折り畳まれた蓋も、広い設置スペースを要しない。よって、省スペース化に資する。
図1は、本考案の第一実施形態に係るゴミ収容設備の収納状態が示された収納状態外観斜視図である。 図2は、本考案の第一実施形態に係るゴミ収容設備が収納状態から展開状態に変化する過程が示された第一過程斜視図である。 図3は、本考案の第一実施形態に係るゴミ収容設備が収納状態から展開状態に変化する過程が示された第二過程斜視図である。 図4は、本考案の第一実施形態に係るゴミ収容設備の展開状態が示された展開状態斜視図である。 図5は、本考案の第一実施形態に係るゴミ収容設備の基板が示された基板外観斜視図である。 図6は、本考案の第一実施形態に係るゴミ収容設備の筐体が示された筐体外観斜視図である。 図7は、本考案の第一実施形態に係るゴミ収容容器の収容本体が示された収容本体外観斜視図である。 図8は、本考案の第一実施形態に係るゴミ収容容器の収容本体の展開状態の平面が示された展開状態平面図である。 図9は、本考案の第一実施形態に係るゴミ収容容器の収容本体の収納状態の平面が示された収納状態平面図である。 図10は、本考案の第一実施形態に係るゴミ収容容器の収容本体の収納状態の概略断面が示された収納状態断面図である。 図11は、本考案の第一実施形態に係るゴミ収容容器の収容本体の展開状態における底面板の規制部を説明するためのものであり、(a)は、底面板規制部説明図であり、(b)は、規制部説明図である。 図12は、本考案の第一実施形態に係るゴミ収容容器の収容本体の展開状態における側面折畳板部の規制部を説明するためのものであり、(a)は、規制部材説明図であり、(b)は、側面折畳板部規制部側面説明図であり、(c)は、側面折畳板部規制部上面説明図ある。 図13は、本考案の第一実施形態に係るゴミ収容容器の蓋を説明するための蓋説明図である。 図14は、本考案の第一実施形態に係るゴミ収容設備の蓋出し入れ装置の概略説明図である。 図15は、本考案の第一実施形態に係るゴミ収容設備の蓋出し入れ装置が蓋収容状態のときの蓋収容状態側面図である。 図16は、本考案の第一実施形態に係るゴミ収容設備の蓋出し入れ装置が蓋露出状態のときであって、ロックが解除されている場合の蓋露出状態ロック解除側面図である。 図17は、本考案の第一実施形態に係るゴミ収容設備の蓋出し入れ装置が蓋露出状態のときであって、ロックされている場合の蓋露出状態ロック側面図である。 図18は、本考案の第一実施形態に係るゴミ収容設備の蓋出し入れ装置を説明するためのものであって、(a)は、スローダウンヒンジが示されたスローダウンヒンジ説明図であり、(b)はハンドル部のロック機構が示されたロック機構説明図である。 図19は、本考案の第二実施形態に係るゴミ収容容器の展開状態が示された展開状態斜視図である。 図20は、本考案の第二実施形態に係るゴミ収容容器の収納状態の平面が示された収納状態平面図である。 図21は、本考案の第二実施形態に係るゴミ収容容器の蓋を説明するためのものであって、(a)は、収納状態の蓋の説明図であり、(b)は、蓋に形成された台座部についての台座部説明図である。 図22は、本考案の第二実施形態に係るゴミ収容容器の台座部を説明するためのものであり、(a)は、不使用状態説明図であり、(b)は使用状態説明図であり、(c)は、使用状態俯瞰図である。
以下、本考案の実施形態に係るゴミ収容容器1及びゴミ収容設備100を図面に基づいて説明する。図1ないし4には、第一実施形態に係るゴミ収容設備100が示されている。
図1ないし4に示されているとおり、ゴミ収容設備100は、設置面に固定される基板4と、この基板4の上に固定された筐体2と、この筐体2の内側に収容されたゴミ収容容器1とを有している。ゴミ収容容器1は、ゴミが収容される収容本体10と、この収容本体10の上蓋3aとから構成され、それぞれが蛇腹構造によって折り畳まれて筐体2に収容されている。筐体2は、正面及び上面が開閉自在であり、筐体2の内側から、収容本体10と上蓋3aとが引き出されて展開する。上蓋3aは、収容本体10の上面の開口部に被せられる。
ここで、基板4、筐体2、及びゴミ収容容器1を図面に基づいて詳説する。図5には基板4が示され、図6には筐体2が示されている。図7ないし13には、ゴミ収容容器1が示されている。
図5に示されているとおり、基板4は薄板状であり、設置面に固定され、かつ、筐体2が固定されるものである。基板4は、薄板状、かつ、上面視においてコ字型の基板本体4aと、この基板本体4aから直角に立ち上がった筐体接続用L字型ステー4cとを有している。基板本体4aには、複数の孔4dが形成され、これらの孔4dには、固定用アンカーボルト4bが通される。この固定用アンカーボルト4bによって、基板4が設置面に固定される(図1参照)。筐体接続用L字型ステー4cは、基板4の内周縁にそれぞれ形成されている。
図6に示されているとおり、筐体2は箱型であり、正面側が開放され、上面が開閉自在に構成されている。筐体2は、背面である背面壁板2aと、この背面壁板2aの上端部に連結された上部保護カバー2dと、背面壁板2aの左右両各端部に対して直角に固定された右側面板2c及び左側面板2c2と、右側面板2c及び左側面板2c2の正面側の端部に連結された右側観音開き扉2e及び左側観音開き扉2e2と、右側面板2c及び左側面板2c2の間において背面壁板2aに固定されたことで、筐体2の内部空間を区画した仕切り板2bと、上蓋3aを出し入れするための蓋出し入れ装置3(図6において省略)とを有している。筐体2の内部空間は、仕切り板2bによって、ゴミ収容容器1の収容本体10が収容される収容本体収容空間(図中右側)と、ゴミ収容容器1の上蓋3aが収容される蓋収容空間(図中左側)とに区画されている。収容本体収容空間は、蓋収容空間よりも広く形成されている。
上部保護カバー2dは、複数の丁番2gを介して背面壁板2aの上端部に連結され、背面壁板2aに対して自在に開閉する。上部保護カバー2dの正面側の端部は、下方に向けて直角に折れ曲がっている。上部保護カバー2dの左端と左側面板2c2とには、スローダウンヒンジ2jが連結され、このスローダウンヒンジ2jによって、上部保護カバー2dが急に閉じることが規制されている。右側観音開き扉2eは、複数の丁番2fを介して右側面板2cに連結され、右側面板2cに対して自在に開閉する。左側観音開き扉2e2は、複数の丁番2f2を介して左側面板2c2に連結され、左側面板2c2に対して自在に開閉する。背面壁板2a、右側面板2c及び左側面板2c2は、基板4の基板本体4aに起立し、筐体接続用L字型ステー4cに固定される(図1参照)。
図7及び8に示されているとおり、ゴミ収容容器1の収容本体10は、ゴミが投入される開口部を上面に有し、内側に、開口部を通してゴミが収容される収容空間を有している。収容本体10は、奥側腹板1a2と、この奥側腹板1a2と収容空間を空けて対面した手前側腹板1aと、奥側腹板1a2の左右各端部と手前側腹板1aの左右各端部とに連結された右側面板11及び左側面板12と、奥側腹板1a2の下端部の中央部分と手前側腹板1aの下端部の中央部分とに連結された底面板15とを有している。
奥側腹板1a2の上端部及び手前側腹板1aの上端部は、右側面板11及び左側面板12よりも高く突出している。突出した部位は、収容本体10が筐体2に収容された際、筐体2の背面壁板2aと、自在に着脱されるゴミ収容容器押え板2hとの間に配置される。突出した部位がゴミ収容容器押え板2hに引っ掛かることで、収容本体10は、筐体2の収容本体収容空間内に留まる(図3参照)。奥側腹板1a2の下端部の左右両端部には、奥側腹板底部両サイドキャスター1hが固定され、手前側腹板1aの下端部の左右両端部には、手前側腹板底部両サイドキャスター1gが固定されている。
右側面板11は、手前側腹板1aに対して直角に固定された右側面第一ジャバラ板1bと、この右側面第一ジャバラ板1bに連結された右側面折畳板部13とを有している。右側面折畳板部13は、右側面第一ジャバラ板1bに複数の第一ジャバラ板両サイド丁番1eを介して連結された右側面第二ジャバラ板1cと、この右側面第二ジャバラ板1cに複数の第二ジャバラ板両サイド丁番1fを介して連結された右側面第三ジャバラ板1dとを有している。右側面第三ジャバラ板1dは、複数の第三ジャバラ板丁番1nを介して奥側腹板1a2に連結されている。右側面折畳板部13は、右側面第二ジャバラ板1c、右側面第三ジャバラ板1d、第一ジャバラ板両サイド丁番1e、第二ジャバラ板両サイド丁番1f及び第三ジャバラ板丁番1nによって構成された蛇腹構造を有し、この蛇腹構造によって、折り畳み及び展開可能である。
左側面板12は、奥側腹板1a2に対して直角に固定された左側面第一ジャバラ板1b2と、この左側面第一ジャバラ板1b2に連結された左側面折畳板部14とを有している。左側面折畳板部14は、左側面第一ジャバラ板1b2に複数の第一ジャバラ板両サイド丁番1eを介して連結された左側面第二ジャバラ板1c2と、この左側面第二ジャバラ板1c2に複数の第二ジャバラ板両サイド丁番1fを介して連結された左側面第三ジャバラ板1d2とを有している。左側面第三ジャバラ板1d2は、複数の第三ジャバラ板丁番1nを介して手前側腹板1aに連結されている。左側面折畳板部14は、左側面第二ジャバラ板1c2、左側面第三ジャバラ板1d2、第一ジャバラ板両サイド丁番1e、第二ジャバラ板両サイド丁番1f及び第三ジャバラ板丁番1nによって構成された蛇腹構造を有し、この蛇腹構造によって、折り畳み及び展開可能である。
底面板15は、手前側中央底面板1iと、この手前側中央底面板1iに複数の中央底面板丁番1kを介して連結された奥側中央底面板1i2とを有している。手前側中央底面板1iは、複数の手前側-中央底面板丁番1jを介して手前側腹板1aに連結され、奥側中央底面板1i2は、複数の奥側-中央底面板丁番1j2を介して奥側腹板1a2に連結されている。底面板15は、手前側中央底面板1i、奥側中央底面板1i2、中央底面板丁番1k、手前側-中央底面板丁番1j及び奥側-中央底面板丁番1j2によって構成された蛇腹構造を有し、この蛇腹構造によって、折り畳み及び展開可能である。
図8ないし10に示されているとおり、ゴミ収容容器1の収容本体10は、上記した右側面板11の右側面折畳板部13、左側面板12の左側面折畳板部14及び底面板15に形成されたそれぞれの蛇腹構造によって、収納状態又は展開状態に変化する。詳説すれば、展開状態では、図8に示されているとおり、右側面折畳板部13、左側面折畳板部14及び底面板15が展開すると共に、手前側腹板1aと奥側腹板1a2とが遠のいている。したがって、収容本体10の内側には、広い収容空間が形成され、ゴミ等を収容することが可能となる。一方で、収納状態では、図9及び10に示されているとおり、右側面折畳板部13、左側面折畳板部14及び底面板15が折り畳まれると共に、手前側腹板1aと奥側腹板1a2とが近接している。したがって、コンパクトに収まる。
図8に示されているとおり、収容本体10は、展開状態において、蛇腹構造が最後まで展開することを途中で規制する規制部を有している。規制部は、第一ジャバラ板両サイド丁番1e、第二ジャバラ板両サイド丁番1f及び中央底面板丁番1kの近傍に取り付けられている。ここで、規制部を図面に基づいて説明する。図11及び12には、規制部が示されている。
図11(a)に示されているとおり、展開された底面板15において互いに隣接する手前側中央底面板1i又は奥側中央底面板1i2のうち、中央底面板丁番1kを介して隣り合う底板端面部16には、規制部として、中央底面板角度調整金具ボリューム1lが取り付けられている。同図(b)に示されているとおり、中央底面板角度調整金具ボリューム1lは、例えば、ネジである。展開状態において、手前側中央底面板1iと奥側中央底面板1i2との間に中央底面板角度調整金具ボリューム1lが介在することで、蛇腹構造が最後まで展開することが途中で規制され、底面板15は、側面視において、山折れの状態を維持する。中央底面板角度調整金具ボリューム1lは、底板端面部16に対して任意の深さで取り付けられるため、中央底面板角度調整金具ボリューム1lが深くねじ込まれた場合、山折れの隆起の度合いは小さくなる。一方で、中央底面板角度調整金具ボリューム1lが浅くねじ込まれた場合、山折れの隆起の度合いは大きくなる。
図12(a)(b)に示されているとおり、展開された右側面折畳板部13において互いに隣接した右側面第二ジャバラ板1c又は右側面第三ジャバラ板1dのうち、第二ジャバラ板両サイド丁番1fを介して隣り合う側板端面部17には、規制部として、右側面ジャバラ板角度調整金具ボリューム1mが取り付けられている。同様に、互いに隣り合う右側面第三ジャバラ板1d又は右側面第二ジャバラ板1cのうち、第一ジャバラ板両サイド丁番1eを介して隣り合う側板端面部17aにも、規制部として、右側面ジャバラ板角度調整金具ボリューム1mが取り付けられている。同図(c)に示されているとおり、右側面ジャバラ板角度調整金具ボリューム1mは、例えば、L字状であり、右側面第三ジャバラ板1dの外面にネジによって留められる。L字状の端部は、側板端面部17に配置される。展開状態において、右側面第二ジャバラ板1cと右側面第三ジャバラ板1dとの間に右側面ジャバラ板角度調整金具ボリューム1mが介在することで、蛇腹構造が最後まで展開することが途中で規制され、右側面折畳板部13は、上面視において、山折れ又は谷折れの状態を維持する。右側面ジャバラ板角度調整金具ボリューム1mは、ネジが緩められた状態では、自在に移動可能であるため、側板端面部17に対する突出の度合いが調整され、任意の位置で留められる。右側面ジャバラ板角度調整金具ボリューム1mの位置が側板端面部17に近い場合、山折れの隆起の度合いは小さくなる。一方で、右側面ジャバラ板角度調整金具ボリューム1mの位置が側板端面部17から遠い場合、山折れの隆起の度合いは大きくなる。
なお、左側面折畳板部14の左側面ジャバラ板角度調整金具ボリューム1m2は、右側面ジャバラ板角度調整金具ボリューム1mと同じ構成であるため、説明を省略する。また、中央底面板角度調整金具ボリューム1l、右側面ジャバラ板角度調整金具ボリューム1m及び左側面ジャバラ板角度調整金具ボリューム1m2の構成は、ネジ(図11(b))、釘、L字状(図12(c))等、任意である。
図13に示されているとおり、ゴミ収容容器1の上蓋3aは、例えば、風呂蓋であり、複数の蓋板片部31と、この蓋板片部31同士の間に連接された谷側肉薄ヒンジ3m1及び山側肉薄ヒンジ3m2とを有している。上蓋3aは、蓋板片部31、谷側肉薄ヒンジ3m1及び山側肉薄ヒンジ3m2で構成された蛇腹構造を有し、この蛇腹構造によって、折り畳み及び展開可能である。上蓋3aは、展開状態では展開し(図4参照)、収納状態では折り畳まれる(図3参照)。展開された上蓋3aにおいて互いに隣接した蓋板片部31のうち、谷側肉薄ヒンジ3m1又は山側肉薄ヒンジ3m2を介して隣り合う蓋板端面部32には、規制部として、起伏調整ストッパー3lが取り付けられている。起伏調整ストッパー3lは、例えばネジである。展開状態において、蓋板片部31同士の間に起伏調整ストッパー3lが介在することで、蛇腹構造が最後まで展開することが途中で規制され、上蓋3aは、側面視において、山折れ又は谷折れの状態を維持する。起伏調整ストッパー3lは、蓋板端面部32に対して任意の深さで取り付けられるため、起伏調整ストッパー3lが深くねじ込まれた場合、山折れの隆起の度合いは小さくなる。一方で、起伏調整ストッパー3lが浅くねじ込まれた場合、山折れの隆起の度合いは大きくなる。
なお、本実施形態には、規制部が、底板端面部16、側板端面部17及び蓋板端面部32の少なくとも何れかに取り付けられている態様を含む。したがって、例えば、中央底面板角度調整金具ボリューム1lのみを有する態様、右側面ジャバラ板角度調整金具ボリューム1mのみを有する態様、左側面ジャバラ板角度調整金具ボリューム1m2のみを有する態様、起伏調整ストッパー3lのみを有する態様、及び、これらが任意に組み合わさった態様がある。
上記のとおり、本実施形態に係るゴミ収容容器1及びゴミ収容設備100は、折り畳み及び展開可能な蛇腹構造であるうえ、規制部によって、完全な展開が規制される。詳説すれば、蛇腹構造は、展開状態が山折れ又は谷折れの状態であるため、蛇腹構造に対して水平方向に力が加わると、蛇腹構造は、自然と折り畳まれる。よって、ゴミ収容容器1は、操作が簡便である。また、ゴミ収容容器1は、折り畳み時及び展開時において、広いスペースを要しないうえ、折り畳まれたゴミ収容容器1も、広い設置スペースを要しない。よって、省スペース化に資する。また、ゴミ収容容器1は、板材で構成されているため、堅牢である。更に、各部材が、ポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂製や、アルミニウム、チタン等の軽金属等であれば、低コストであり、材料の入手が容易であるため、製品化も容易である。
次に、筐体2に備えられた蓋出し入れ装置3を図面に基づいて説明する。図14ないし18には、蓋出し入れ装置3が示されている。
蓋出し入れ装置3は、筐体2の蓋収容空間に取り付けられており、収納状態の上蓋3aが蓋収容空間に収容された蓋収容状態(図2参照)と、上蓋3aが開口部と同一平面内に露出した蓋露出状態(図3参照)とに変化する。図14ないし18に示されているとおり、蓋出し入れ装置3は、第一開閉シンギ3c及び第二開閉シンギ3c2と(開閉シンギは、背面壁板2aに固定される固定部33と、この固定部33に対して回転自在に連結され、垂直位置又は水平位置に移動する蓋昇降部34と、この昇降部34に固定されて上蓋3aの最端の蓋板片部31が固定された台座板3bとから構成されている。)、台座板3bの先端に回転自在に連結された保護板3fと、一端が固定部33に回転自在に支持されて他端が蓋昇降部34に形成された長手の孔レール部38にスライド自在に連結されたロックバー35と(ロックバー35は、第一ロックバー36と、この第一ロックバー36の他端に回転自在に連結された第二ロックバー37と、第一ロックバー36と第二ロックバー37との間に介在したいコイルスプリング(図示省略)と、第二ロックバー37に固定された第一シンギロックレバー改造補強板3dと、この第一シンギロックレバー改造補強板3dと第二シンギロックレバー改造補強板3d2とに連結された橋渡しステー3d3とから構成されている。)、一端がロックバー35の橋渡しステー3d3に連結されて他端が保護板3fに連結されて複数のワイヤー誘導リング3iに支持されたワイヤー3eと、台座板3b及び保護板3fに連結されたハンドル部と(ハンドル部は、コ字状であって上蓋3aを跨いで台座板3bの上方を渡されたアーチ型金具3gと、一端がアーチ型金具3gに連結されて他端が保護板3fに連結された連携ステー3g2と、アーチ型金具3gに固定されたアーチ型金具取っ手3hとから構成されている。)、を有している。
図15に示されているとおり、蓋収容状態では、蓋昇降部34は垂直位にあり、アーチ型金具3gが、上蓋3aの上面側に配置されている。この蓋収容状態において、上蓋3aに固定されている上蓋取っ手3jが引き上げられると、蓋昇降部34が水平位置に上昇(同図において反時計回りに回転)し、図16に示されているとおり、蓋露出状態となる。この蓋露出状態において、アーチ型金具取っ手3hが把持され、アーチ型金具3gが、上蓋3aから離れる方向(同図において時計回り)に操作されると、図17に示されているとおり、連携ステー3g2を介して保護板3fが上蓋3aから離れる方向(同図において時計回り)に連動する。同時に、保護板3fに連結されたワイヤー3eが緩み、コイルスプリングの復元力によって、ロックバー35の第二ロックバー37と第一ロックバー36とが近づくと共に、ロックバー35が孔レール部38をスライドして係止溝39に係止される。したがって、露出状態がロックされる。
ロックを解除する場合は、上記と反対の手順を経る。すなわち、図17に示されているとおり、露出状態がロックされた状態において、アーチ型金具3gが、上蓋3aの上面側に向けて近づく方向(同図において反時計回り)に操作されると、図16に示されているとおり、連携ステー3g2を介して保護板3fが上蓋3aに近づく方向(同図において反時計回り)に連動する。同時に、保護板3fに連結されたワイヤー3eが引っ張られ、コイルスプリングの弾性力に反してロックバー35の第二ロックバー37と第一ロックバー36とが離れると共に、ロックバー35が孔レール部38の係止溝39から外れてスライドする。したがって、露出状態のロックが解除される。ロックが解除されると蓋昇降部34が下降(同図において時計回りに回転)し、図15に示されているとおり、蓋収容状態となる。
このように、アーチ型金具3gが操作されることで露出状態のロックが解除されて蓋収容状態に変化するため、不本意にアーチ型金具3gが操作されてハンドル部が稼働しないよう、蓋出し入れ装置3は、スライド式落下防止ストッパー3nを有している。図18(b)に示されているとおり、スライド式落下防止ストッパー3nは、台座板3bと上蓋3aとの間に取り付けられており、出し入れ自在である。スライド式落下防止ストッパー3nが突出している状態では、スライド式落下防止ストッパー3nは、アーチ型金具3gの上にあるため、アーチ型金具3gは、スライド式落下防止ストッパー3nに遮られ、上蓋3aの上面側に向けて近づく方向(同図において時計回り)に移動できない。スライド式落下防止ストッパー3nが押し込まれてアーチ型金具3gの上から外れると、アーチ型金具3gは、上蓋3aの上面側に向けて近づく方向(同図において時計回り)に移動することが可能となる。
また、露出状態のロックが解除された際、蓋昇降部34が急に下降しないよう、蓋出し入れ装置3は、スローダウンヒンジ3kを有している。図18(b)に示されているとおり、スローダウンヒンジ3kは、仕切り板2b又は左側面板2c2と台座板3bとに連結されている。
上記のとおり、本実施形態に係るゴミ収容設備100の蓋出し入れ装置3によれば、上蓋3aは、折り畳み時及び展開時において、広いスペースを要しないうえ、折り畳まれた上蓋3aも、広い設置スペースを要しない。よって、省スペース化に資する。
以上のとおり、第一実施形態に係るゴミ収容容器1及びゴミ収容設備100が構成されている。
次に、第二実施形態に係るゴミ収容容器201を図面に基づいて説明する。図19ないし22には、第二実施形態に係るゴミ収容容器201が示されている。第二実施形態は、ゴミ収容容器201単体であり、必ずしも筐体2を要しない。なお、以下では、第一実施形態に係るゴミ収容容器1と異なる構成が主に説明され、ゴミ収容容器1と同一の構成の説明は、ゴミ収容容器1と同一の符号を図示することをもって、適宜省略されている。
図19に示されているとおり、ゴミ収容容器201は、二枚のセパレート上蓋3a2,3a3を有している。セパレート上蓋3a2,3a3の上面には、セパレート上蓋取っ手3j1,3j2が固定されている。図20に示されているとおり、収容本体10の奥側腹板1a2と左側面第一ジャバラ板1b2との入隅部18、及び、手前側腹板1aと右側面第一ジャバラ板1bとの入隅部18には、折り畳まれたセパレート上蓋3a2,3a3が収容される蓋未使用時格納台座1u1,1u2が取り付けられている。蓋未使用時格納台座1u1,1u2は、入隅部18の下部に在る。
図21(a)に示されているとおり、セパレート上蓋3a2,3a3は、収納状態において固定バンド3a9で留められる。図21(b)に示されているとおり、セパレート上蓋3a2,3a3は、最端の蓋板片部31の裏面に裏面補強板3a4が固定されている。裏面補強板3a4には、第一コ字型レール3a11、第二コ字型レール3a6及び凸面キャッチロック3a8が固定されている。詳説すれば、第一コ字型レール3a11は、四角形の平板である固定用ベース3a10の三辺の縁から、固定用レール仕切り板3a7及び固定用レール3a5によって形成されたコ字状のレールが立ち上がったものである。第一コ字型レール3a11は、裏面補強板3a4の上端寄りに配置されている。第二コ字型レール3a6は、裏面補強板3a4の下端寄りに配置されている。凸面キャッチロック3a8は、第一コ字型レール3a11及び第二コ字型レール3a6の近傍に配置されている。
図22に示されているとおり、収容本体10は、展開されたセパレート上蓋3a2,3a3が載せられる台座部1vと、セパレート上蓋3a2,3a3の凸面キャッチロック3a8と篏合するキャッチロック凹部1tとを有している。台座部1vは、入隅部18の上部に取り付けられ、キャッチロック凹部1tは、台座部1vの近傍、及び、入隅部18と対面した手前側腹板1a及び奥側腹板1a2の内面に固定されている。なお、台座部1vは、奥側腹板1a2と左側面第一ジャバラ板1b2との入隅部18、及び、手前側腹板1aと右側面第一ジャバラ板1bとの入隅部18の何れにも在るが、何れの台座部1vも同様の構成であるため、以下では、奥側腹板1a2と左側面第一ジャバラ板1b2との入隅部18に取り付けられた台座部1vについて説明する。
台座部1vは、板状の台座本体部1pと、板状の台座部支え板1qとを有している。台座本体部1pの縁辺である第一縁辺1v1が、収容本体10の奥側腹板1a2の上部に複数の台座部丁番1sを介して連結され、第一縁辺1v1に隣接した縁辺である第二縁辺1v2に、台座部支え板1qが複数の支え板丁番1rを介して連結されている。
台座部1vは、折り畳まれた不使用状態から、セパレート上蓋3a3が載せられる使用状態に変化する。詳説すれば、不使用状態では、台座本体部1pが奥側腹板1a2と対面し、かつ、台座部支え板1qが台座本体部1pと同一平面内で台座本体部1pと隣接して奥側腹板1a2と対面している。この不使用状態において、台座本体部1pが奥側腹板1a2から離れて収容本体10の開口部と同一平面内に配置され、次いで、台座部支え板1qが台座本体部1pに対して下方に折れ、台座本体部1pよりも下方で奥側腹板1a2に当たることで、使用状態となる。
使用状態において、セパレート上蓋3a3が、台座部1vに載せられる。詳説すれば、セパレート上蓋3a3の第一コ字型レール3a11が、台座部1vの台座本体部1pに篏合し、セパレート上蓋3a3の第二コ字型レール3a6が、展開状態における手前側腹板1aの上部に篏合する。その際、セパレート上蓋3a3の二つの凸面キャッチロック3a8が、二つのキャッチロック凹部1tにそれぞれ篏合する。この状態で、セパレート上蓋3a3が展開するため、セパレート上蓋3a3がズレることがない。よって、ゴミ収容容器201は、操作が簡便であり、セパレート上蓋3a3や台座部1vの管理も簡便である。
以上、本考案の実施形態を詳述したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではない。そして本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
1,201 ゴミ収容容器
1a 手前側腹板(正面板)
1a2 奥側腹板(背面板)
1b 右側面第一ジャバラ板(側面固定板部)
1b2 左側面第一ジャバラ板(側面固定板部)
1c 右側面第二ジャバラ板(側板片部)
1c2 左側面第二ジャバラ板(側板片部)
1d 右側面第三ジャバラ板(側板片部)
1d2 左側面第三ジャバラ板(側板片部)
1e 第一ジャバラ板両サイド丁番(側板継目部)
1f 第二ジャバラ板両サイド丁番(側板継目部)
1g 手前側腹板底部両サイドキャスター
1h 奥側腹板底部両サイドキャスター
1i 手前側中央底面板(底板片部)
1i2 奥側中央底面板(底板片部)
1j 手前側-中央底面板丁番(底板継目部)
1j2 奥側-中央底面板丁番(底板継目部)
1k 中央底面板丁番(底板継目部)
1l 中央底面板角度調整金具ボリューム(規制部)
1m 右側面ジャバラ板角度調整金具ボリューム(規制部)
1m2 左側面ジャバラ板角度調整金具ボリューム(規制部)
1n 第三ジャバラ板丁番(側板継目部)
1p 台座本体部(台座本体板片部)
1q 台座部支え板(台座支持板片部)
1r 支え板丁番
1s 台座部丁番
1t キャッチロック凹部
1u1 蓋未使用時格納台座(蓋収容部)
1u2 蓋未使用時格納台座(蓋収容部)
1v 台座部
1v1 第一縁辺
1v2 第二縁辺
10 収容本体
11 右側面板(側面板)
12 左側面板(側面板)
13 右側面折畳板部
14 左側面折畳板部
15 底面板
16 底板端面部
17 側板端面部
17a 側板端面部
18 入隅部
2 筐体
2a 背面壁板(筐体背面部)
2b 仕切り板(仕切り面部)
2c 右側面板(筐体側面部)
2c2 左側面板(筐体側面部)
2d 上部保護カバー(筐体蓋部)
2e 右側観音開き扉(扉部)
2e2 左側観音開き扉(扉部)
2f 丁番
2f2 丁番
2g 丁番
2h ゴミ収容容器押え板
2i 丁番
2j スローダウンヒンジ
3 蓋出し入れ装置
3a 上蓋(蓋)
3a2 セパレート上蓋(蓋)
3a3 セパレート上蓋(蓋)
3a4 裏面補強板
3a5 固定用レール
3a6 第二コ字型レール(第二篏合部)
3a7 固定用レール仕切り板
3a8 凸面キャッチロック
3a9 固定バンド
3a10 固定用ベース
3a11 第一コ字型レール(第一篏合部)
3b 台座板
3c 第一開閉シンギ
3c2 第二開閉シンギ
3d 第一シンギロックレバー改造補強板
3d2 第二シンギロックレバー改造補強板
3d3 橋渡しステー
3e ワイヤー
3f 保護板(端板部)
3g アーチ型金具(ハンドル部)
3g2 連携ステー(ハンドル部)
3h アーチ型金具取っ手(ハンドル部)
3i ワイヤー誘導リング
3j 上蓋取っ手
3j1 セパレート上蓋取っ手
3j2 セパレート上蓋取っ手
3k スローダウンヒンジ
3l 起伏調整ストッパー(規制部)
3m1 谷側肉薄ヒンジ(蓋板継目部)
3m2 山側肉薄ヒンジ(蓋板継目部)
3n スライド式落下防止ストッパー
31 蓋板片部
32 蓋板端面部
33 固定部
34 蓋昇降部
35 ロックバー
36 第一ロックバー
37 第二ロックバー
38 孔レール部
39 係止溝
4 基板
4a 基板本体
4b 固定用アンカーボルト
4c 筐体接続用L字型ステー
4d 孔
100 ゴミ収容設備

Claims (5)

  1. ゴミが投入される開口部を上面に有し、前記開口部を通してゴミが収容される収容空間を内側に有する収容本体と、前記開口部を覆う蓋と、を有し、
    前記収容本体が、
    背面板と、
    前記背面板と前記収容空間を空けて対面した正面板と、
    前記背面板の左右各端部と前記正面板の左右各端部とに連結された一対の側面板と、
    前記背面板の下端部と前記正面板の下端部とに連結された底面板と、を有し、
    前記側面板が、
    前記背面板又は前記正面板に対して直角に固定された側面固定板部と、
    複数の側板片部と前記側板片部に連結された側板継目部とで構成されたことによって折り畳み及び展開可能であって、前記側面固定板部に連結された側面折畳板部と、を有し、
    前記底面板が、複数の底板片部と前記底板片部に連結された底板継目部とで構成されたことによって折り畳み及び展開可能であり、
    前記蓋が、複数の蓋板片部と前記蓋板片部同士の間の蓋板継目部とで構成されたことによって折り畳み及び展開可能であり、
    前記側面折畳板部及び前記底面板が折り畳まれると共に、前記正面板と前記背面板とが近接し、かつ、前記蓋が折り畳まれた状態である収納状態と、前記側面折畳板部及び前記底面板が展開すると共に、前記正面板と前記背面板とが遠のき、かつ、前記蓋が展開した状態である展開状態とに変化するものであり、
    展開された前記側面折畳板部において互いに隣接した前記側板片部のうち、前記側板継目部を介して隣り合う側板端面部、展開された前記底面板において互いに隣接する前記底板片部のうち、前記底板継目部を介して隣り合う底板端面部、及び、展開された前記蓋において互いに隣接した前記蓋板片部のうち、前記蓋板継目部を介して隣り合う蓋板端面部の少なくとも何れかに、最後まで展開することを途中で規制する規制部が取り付けられた、
    ことを特徴とするゴミ収容容器。
  2. 前記背面板と前記側面固定板部との入隅部及び/又は前記正面板と前記側面固定板部との入隅部に、折り畳まれた前記蓋が収容される蓋収容部が取り付けられた、
    ことを特徴とする請求項1に記載されたゴミ収容容器。
  3. 前記蓋収容部が、前記入隅部の下部に在り、
    展開された前記蓋が載せられる台座部が、前記入隅部の上部に取り付けられ、
    前記台座部が、
    板状の台座本体板片部と、
    板状の台座支持板片部と、を有し、
    前記台座本体板片部の縁辺である第一縁辺が、前記背面板又は前記正面板の上部に連結され、前記第一縁辺に隣接した縁辺である第二縁辺に、前記台座支持板片部が連結され、
    前記台座本体板片部が前記背面板又は前記正面板と対面し、かつ、前記台座支持板片部が前記台座本体板片部と同一平面内で前記台座本体板片部と隣接して前記背面板又は前記正面板と対面した不使用状態と、前記台座本体板片部が前記背面板又は前記正面板から離れて前記開口部と同一平面内に在り、かつ、前記台座支持板片部が前記台座本体板片部に対して折れて前記台座本体板片部よりも下方で前記背面板又は前記正面板に当たった使用状態とに変化するものであり、
    前記蓋が、
    最端の前記蓋板片部の裏面に、前記使用状態における前記台座本体板片部に篏合する第一篏合部と、前記展開状態において前記台座本体板片部が連結された前記背面板と対面した前記正面部の上部、又は、前記展開状態において前記台座本体板片部が連結された前記正面板と対面した前記背面板の上部に篏合する第二篏合部と、を有する、
    ことを特徴とする請求項2に記載されたゴミ収容容器。
  4. 設置面に固定される基板と、
    前記基板に固定され、請求項1に記載された前記収容本体が収容される収容本体収容空間と、請求項1に記載された前記蓋が収容される蓋収容空間とを内側に有する筐体と、を有し、
    前記筐体が、
    前記基板から起立する筐体背面部と、
    前記筐体背面部の上端部に連結された筐体蓋部と、
    前記基板から起立して前記筐体背面部の左右両各端部に対して直角に固定された一対の筐体側面部と、
    前記筐体側面部の正面側の端部に連結された扉部と、
    前記筐体側面部同士の間において前記筐体背面部に固定されたことで、前記収容本体収容空間と前記蓋収容空間とに区画した仕切り面部と、を有する、
    ことを特徴とするゴミ収容設備。
  5. 前記蓋収容空間において、前記収納状態の前記蓋が前記蓋収容空間に収容された蓋収容状態と、前記蓋が前記開口部と同一平面内に露出した蓋露出状態とに変化する蓋出し入れ装置を有し、
    前記蓋出し入れ装置が、
    前記筐体背面部に固定された固定部と、
    前記固定部に連結され、垂直位置又は水平位置に移動する蓋昇降部と、
    最端の前記蓋板片部が固定されていて前記蓋昇降部に固定された台座板と、
    前記台座板の先端に連結されて前記蓋に近づく方向又は離れる方向に移動する端板部と、
    一端が前記固定部に支持されて他端が前記蓋昇降部に形成された長手の孔レール部に連結されたロックバーと、
    一端が前記ロックバーに連結されて他端が前記端板部に連結されたワイヤーと、
    前記台座板及び前記端板部に連結されたハンドル部と、を有し、
    前記蓋収容状態では、前記蓋昇降部が垂直位置にあり、前記ハンドル部が前記蓋の上面側にあり、
    前記蓋昇降部が水平位置に上昇した前記蓋露出状態において、前記ハンドル部が前記蓋から離れる方向に操作されることで、前記ロックバーが前記孔レール部の係止溝に係止して前記蓋露出状態がロックされ、前記ハンドル部が前記蓋の上面側に向けて操作されることで前記端板部が連動して前記ワイヤーが引っ張られ、前記ロックバーが前記係止溝から外れ、前記蓋露出状態のロックが解除される、
    ことを特徴とする請求項4に記載されたゴミ収容設備。
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