JP3243782B2 - シールドカバー付きコネクタ - Google Patents

シールドカバー付きコネクタ

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JP3243782B2 JP23714195A JP23714195A JP3243782B2 JP 3243782 B2 JP3243782 B2 JP 3243782B2 JP 23714195 A JP23714195 A JP 23714195A JP 23714195 A JP23714195 A JP 23714195A JP 3243782 B2 JP3243782 B2 JP 3243782B2
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁波遮蔽用のシ
ールドカバーを有するコネクタにおいて、コネクタ内の
端子金具に接続された電線に対する引張りなどの過度の
張力による端子金具の抜け出しや、端子金具の損傷ある
いは電線の切断等を防止するための電線保護具を備えた
シールドカバー付きコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシールドカバー付きコネクタは、
たとえば図4に示すように、相嵌合する雄コネクタaと
雌コネクタbの外側に金属製のシールドカバーcを備え
ており、シールドカバーcは雄コネクタaと共に、電気
機器などの構造体Sに装着するようにしている。シール
ド電線dを構成するシールド線eはシールドカバーcに
接続され、シールド電線dの芯線fは雌コネクタb内の
端子金具に接続されている。
【0003】そのため、シールドカバーcを構造体Sか
ら取り外した場合、図5に示すように、シールド電線d
の芯線fが引っ張られ、雌コネクタb内の端子金具が引
き抜かれたり、芯線fが破断するなどの障害が発生する
問題点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に着目してなされたもので、コネクタ内の端子金具に
接続された電線に対し過大な張力が加えられた際に、そ
の張力が端子金具に直接波及するのを防止するための電
線保護具を備えたシールドカバー付きコネクタを提供す
ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、相嵌合する一対のコネクタを、電磁波遮
断用のシールドカバーで被包して成るシールドカバー付
きコネクタであって、前記シールドカバーを通して導入
される電線と接続する一方のコネクタに、電線保持壁を
有する電線保護具を着脱自在に装着し、該電線保持壁と
一方のコネクタのハウジングに立設した電線抑止壁との
間を通じて一方のコネクタの端子収容室へ電線を導入
るとともに、一方のコネクタのハウジングに案内突部を
設け、電線保護具に該案内突部を挿入する案内溝を形成
し、前記電線保護具は、前記案内突部と前記案内溝に沿
ってスライドされて前記一方のコネクタに着脱され、前
記電線保持壁と前記電線抑止壁とは、前記電線保護具の
前記一方のコネクタに対する着脱方向に対し直交する方
向に沿って延びているとともに互いの間に電線を挟むこ
を特徴とする。
【0006】請求項2に記載したように、前記電線保護
具にシールドカバーに対する係止部を付設し、シールド
カバーの内壁に該係止部と当接する係止段部を設けるこ
とが好ましい。
【0007】本発明のシールドカバー付きコネクタは、
コネクタの端子収容室に挿着する端子金具に接続するシ
ールド電線の芯線を、電線保護具の電線保持壁と一方の
コネクタのハウジングに設けた電線抑止壁との間を通じ
て端子収容室へ導入するようにしているため、芯線が引
っ張られても電線保持壁によってその張力が受け止めら
れ、端子金具は芯線の張力による悪影響を受けることが
ない。
【0008】また、電線保護具に係止部を付設し、シー
ルドカバーの内壁に形成した係止段部を該係止部と当
させることにより、コネクタのハウジングをシールドカ
バーに対し安定した状態に係止することができる。端子
金具を装着したハウジングがシールドカバーに対して安
定した状態に保持されるため、コネクタ内の端子金具が
外力によって振動を起こすことがなくなり、振動による
障害の発生が解消される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について説
明する。図1は、本発明の実施例に係わる電線保護具を
備えたシールドカバー付きコネクタAを構成する一方の
コネクタ1と、電線保護具4を示す斜視図であり、図2
は、電気機器などの構造体Sにシールドカバー付きコネ
クタAを装着した状態を示す縦断面図である。シールド
カバー付きコネクタAは、相嵌合する一対のコネクタ
1、2と、シールドカバー3と、電線保護具4とから成
る。
【0010】一方のコネクタ1は、合成樹脂材の成形加
工により形成されたハウジング5の内部に複数の端子収
容室6を有し、端子収容室6内に雌型の端子金具7を収
容している。端子金具7にはシールド電線8の芯線8a
が接続されている。ハウジング5の円弧状に形成された
周壁5aの両側にはそれぞれ案内突部9が突設されてい
る。ハウジング5の上端壁5bには、電線抑止壁10が
端子収容室6に並行して立設されている。
【0011】他方のコネクタ2の内部には、図示してい
ないが端子金具7と嵌合する雄型の端子金具を収容して
いる。シールドカバー3は、導電性金属板のプレス加工
により形成され、上部に電線導入管11が設けられてい
る。導入管11の外側には、固定部材12を嵌着してあ
り、シールド電線8のシールド線8bを固定部材12に
より緊締してシールドカバー3に固定するようにしてい
る。シールドカバー3の内壁3aの上部には、係止段部
3bが内側に突設されている。
【0012】電線保護具4は、合成樹脂材の成形加工に
より形成され、一方のコネクタ1のハウジング5に着脱
自在に装着するようにしてある。電線保護具4には、板
状の係止部4aの下面両側に案内溝13、13が形成さ
れ、案内溝13、13間に電線保持壁14が垂設されて
いる。
【0013】一方のコネクタ1に電線保護具4を装着す
るには、端子収容室6から導出されるシールド電線8の
芯線8aを押さえ込むようにして、ハウジング5の両側
の案内突部9に電線保護具4の案内溝13、13を挿入
する。芯線8aは、装着された電線保護具4の電線保持
壁14と、ハウジング5の電線抑止壁10との間でS字
状に屈曲した状態で保持される。
【0014】そのため、シールドカバー3を構造体Sか
ら取り外した場合等において、シールド電線8が引っ張
られて芯線8aに過大な張力が加えられても、電線保護
具4の電線保持壁14によって張力の大部分が支えられ
ることになり、端子金具7に張力が直接作用することが
なく、端子金具7の抜け出しが確実に防止される。
【0015】電線保護具4を装着した後、相手側のコネ
クタ2とコネクタ1とを嵌合し、コネクタ1の上からシ
ールドカバー3を被せて構造体Sに装着する。このと
き、電線保護具4の係止部4aと、シールドカバー3の
係止段部3bとが当接し、電線保護具4を介してコネク
タ1が安定した状態で保持されるため、コネクタ1内の
端子金具7および芯線8aが外力による振動を起こすこ
とがなくなり、振動による障害の発生が解消される。
【0016】
【発明の効果】本発明のシールドカバー付きコネクタ
は、コネクタの端子収容室に挿着する端子金具に接続す
るシールド電線の芯線に過度の張力が加えられても電線
保持壁によってその張力が受け止められ、端子金具が芯
線の張力によって抜け出したり、端子金具が損傷を受け
ることがない。また、電線保護具に係止部を付設し、シ
ールドカバーの内壁に形成した係止段部を該係止部と当
接させることにより、端子金具を装着したハウジングが
シールドカバーに対して安定した状態に保持され、コネ
クタ内の端子金具が外力によって振動を起こすことがな
くなり、振動による障害の発生が解消され、信頼性およ
び耐久性が向上するなどの多大な利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる一方のコネクタと電線
保護具を示す斜視図である。
【図2】図1の電線保護具を装着したシールドカバー付
きコネクタを示す縦断面図である。
【図3】図2のシールドカバー付きコネクタのX−X線
断面図である。
【図4】従来のシールドカバー付きコネクタを示す縦断
面図である。
【図5】図4のシールドカバーを取り外した状態を示す
説明図である。
【符号の説明】
A シールドカバー付きコネクタ 1 一方のコネクタ 2 他方のコネクタ 3 シールドカバー 3a 内壁 3b 係止段部 4 電線保護具 4a 係止部 5 ハウジング 6 端子収容室 8 シールド電線 8a 芯線 9 案内突部 10 電線抑止壁 13 案内溝 14 電線保持壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/648 - 13/658 H01R 13/56

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相嵌合する一対のコネクタを、電磁波遮
    断用のシールドカバーで被包して成るシールドカバー付
    きコネクタであって、 前記シールドカバーを通して導入される電線と接続する
    一方のコネクタに、電線保持壁を有する電線保護具を着
    脱自在に装着し、該電線保持壁と一方のコネクタのハウ
    ジングに立設した電線抑止壁との間を通じて一方のコネ
    クタの端子収容室へ電線を導入するとともに、 一方のコネクタのハウジングに案内突部を設け、電線保
    護具に該案内突部を挿入する案内溝を形成し、 前記電線保護具は、前記案内突部と前記案内溝に沿って
    スライドされて前記一方のコネクタに着脱され、 前記電線保持壁と前記電線抑止壁とは、前記電線保護具
    の前記一方のコネクタに対する着脱方向に対し直交する
    方向に沿って延びているとともに互いの間に電線を挟む
    ことを特徴とするシールドカバー付きコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記電線保護具にシールドカバーに対す
    る係止部を付設し、シールドカバーの内壁に該係止部と
    当接する係止段部を設けたことを特徴とする請求項1記
    載のシールドカバー付きコネクタ。
JP23714195A 1995-09-14 1995-09-14 シールドカバー付きコネクタ Expired - Fee Related JP3243782B2 (ja)

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