JP3243319U - 緊急時用防寒服 - Google Patents

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Abstract

【課題】災害避難時に着用して寒さを凌げるほか、緊急避難時の日々の生活において多くの有用性を発揮する緊急時用の防寒服を提供する。【解決手段】2枚の不織布シートの間に独立気泡で発泡させたポリエチレンシートを挟んで形成した服生地によって、上下つなぎ服タイプに形成した防寒服EPであって、この防寒服EPはその上着1が両袖3、4の先端に前記服生地で形成した手袋7、8を一体に備えると共に、そのズボン2が両筒5、6の下端に前記服生地で形成した足袋9、10を一体に備えている。【選択図】図1

Description

本考案は、特に災害時の避難場所などで着用して有用なつなぎ服タイプの緊急時用の防寒服に関する。なお、本考案に係る緊急時用防寒服は、通常時の防寒服としても利用できる。
従来より、台風、地震等の災害時に、命を守るために安全な避難所や避難施設に避難することが行われている。
しかし、緊急に避難しなければならない状況下では、言わば着のみ着のままでの非難になることもままあり、このような避難状況が冬期や寒冷地で生じた場合には、寒くて眠れないとか、凍傷にかかるなどの問題が生じていた。
因みに、従来、冬期や寒冷地、或は寒冷海域などでの作業用の防寒服としてはつなぎ服タイプの耐寒耐水服など様々な防寒服が提案され、実用にも供されているが、災害時の緊急避難場所で全体をくるむように容易且つ手軽に着用できることは勿論、着用したままでの手作業や排泄を問題なくこなすことができ、さらに不使用時にはコンパクトに折畳んで格納、保管できるようにした緊急時専用の防寒服は未だ見られない(特許文献1~3参照)。
特開2007-331524号公報 特開平6-32283号公報 実開昭60-110419号公報
本考案は、上記のような冬期や寒冷地の避難所などでの災害避難時に着用して寒さを凌げるほか、緊急避難時の日々の生活において多くの有用性を発揮する緊急時用の防寒服を提供することを課題とする。
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案に係る緊急時用防寒服の構成は2枚の不織布シートの間に独立気泡で発泡させたポリエチレンシートを挟んで形成した服生地によって、ファスナーの開閉で着脱する上下つなぎ服タイプに形成した防寒服であって、この防寒服はその上着が両袖の先端に前記服生地で形成した手袋を一体に備えると共に、そのズボンが両筒の下端に前記服生地で形成した足袋を一体に備えていることを特徴とする。
上記防寒服の上着の両袖に一体に形成された手袋は手の掌の指側に線状の開口部を設けて指を当該開口部から手袋の外へ露出できるように形成されている。
本考案において、上記防寒服のズボンの両筒に一体に形成された足袋は、足の腹側の外面にスベリ止めを形成している。
また、前記ズボンの筒と一体に形成される足袋は、足袋のはき口の全周がズボンの筒の下端の全周と一体に形成された形態のほかに、はき口の一部のみをズボンの筒の下端の一部と一体に形成し、足袋を履かない着用形態のものもある。
本考案防寒服は、上着の襟にフードを一体に設けたタイプとフードを設けないタイプの2タイプがある。いずれのタイプでも、防寒服を着脱するためのファスナーが上着の襟元からズボンの前部にかけて設けられるが、本考案ではこのファスナーをW(ダブル)スライダーを有するファスナーとし、ズボンの前部から下腹部を通り背面の左右臀部の間に至る部位まで設ける構成とする。
本考案防寒服は2枚の不織布シートの間に独立気泡で発泡させたポリエチレンシートを挟んで形成した服生地によって、上下つなぎ服タイプに形成したから、服生地がきわめて軽量であって風を通さず、保温性、耐寒性が高い。そして服生地が2枚の不織布と独立気泡を抱いた発泡ポリエチレン等の薄くて柔軟な独立気泡性シートで形成されているから、不使用時にはコンパクトに折畳むことができる。
本考案防寒服はその上着が両袖の先端に前記服生地で形成した手袋を一体に備えると共に、そのズボンが両筒の下端に前記服生地で形成した足袋を一体に備えているから、手先から足先までを含んで防寒性が高い。
さらに、両袖と一体の手袋を、指先を手袋から出せるように形成し、また足袋もズボンの筒に一部を結合した形に形成したものは、手足が露出するので、通常の上下つなぎ服と同じ感覚で着用でき、様々な作業を行う上で便宜である。
加えて、着脱用のWスライダーのファスナーを、防寒服の前身頃の中央部から股間部を通って背面の臀部にまで通して設けたので、背面側のスライダーでファスナーを開ければ、襟元のスライダーを降ろすことなく、排泄ができる。
本考案に係る緊急時用防寒服の一例の正面図。 図1の緊急時用防寒服の背面図。 本考案の緊急時用防寒服に用いた服生地の構造を模式的に示す拡大断面図。
次に、本考案に係る緊急時用防寒服の実施の形態例について説明する。
図1、図2に示す緊急時用防寒服EP(以下、防寒服EPともいう。)は、上着1とズボン2とが上下つなぎ服タイプに一体に形成されたものである。
防寒服EPにおいて、3、4は上着1が備える右袖と左袖、5、6はズボン2が備える左右のズボン筒である。
本考案においては、左右の袖3、4は先端に上着1と同じ服生地で形成した左右の手袋7、8を袖3、4と一体に備えている。
また左右のズボン筒5、6はその下端(先端)にズボン2と同じ服生地で形成した足袋9、10をズボン筒5、6と一体に備えている。
ここで、上着1とズボン2は、上下つなぎ服タイプに形成されているから同じ服生地Cmで形成されている。
前記の手袋7、8は、袖3、4に対してファスナーやホックボタン等で結合、分離可能に形成することもできる、この点は、足袋9、10がズボン筒5、6に対してファスナー等により結合、分離可能に形成できることと共通する。一部一体タイプの手袋7,8と足袋9,10は、紛失しない。
上記手袋7、8は、手の掌側に線状の開口部Loを設けて着用時に手袋7、8から指を出せるようにすることが好ましい。
一方、足袋9、10については、はき口の一部のみをズボン筒5、6の下端に一体的に結合させて形成しておき、ズボン2をはいた状態で足袋9、10を脱ぐことができるようにすることもできる。
また足袋9、10の下面(足袋の底の外面、足の腹側に対応する面の外側)には、図示しないが、滑り止めとしてウレタンを適宜滑り止めパターンで塗布又はプリントしておくと、避難している体育館等の床で滑りにくく、歩行しやすくなる。
図1、図2において、11は上着1の襟部に上着1と一体に形成されたフードである。フード11も上着1と一体形成とするか、ファスナー等で結合、分離自在とするかは、任意である。図1、図2のフード11は上着1と同じ服生地Cmで一体に形成されている。
図1、図2において、12はフード11の前面の開口部の下部から上着1、ズボン2の前身頃にかけて配置した防寒服EPの着脱用のファスナーであるが、本考案ではこのファスナー12が前身頃から股間部を通って防寒服背面の臀部の部位まで延長して設けられている。
ファスナー12をW(ダブル)スライダー12a、12bとして上記形態で配置すると、排泄時に背面の臀部から股間を通って前面の下腹部まで、排泄動作に必要な部位のファスナー12を下方のスライダー12bで部分的に開くことができるから、防寒服EPを着たままで排泄行為を円滑に行うことができる。
図において13、14は上着1の前身頃と後身頃に配置したテープ状の反射材である。
以上に説明した本考案の緊急時用防寒服EPに使用されている服生地Cmは、図3に摸式的に示した構造を有する素材である。
即ち、図3の服生地Cmは、0.5mm~3mm程度の厚さになるように柔軟な独立気泡性シートの一例として用いた独立気泡を抱かせて発泡成形した柔軟なポリエチレンシート21と、このポリエチレンシート21の表、裏両面に配置された合成樹脂系の2枚の不織布22a、22bとからなり、この3部材21、22a、22bを3層に非接着又は非縫合で積層したものである。なお独立気泡の柔軟な発泡シートであればポリエチレン以外の、例えばNBRゴム(アクリロニトリルブタジエンゴム)、シリコーンゴム、CRゴム(クロロプレンゴム)、ポリオレフィン樹脂等による独立気泡性発泡シートであってもよい。
上記の服生地Cmは、工業的に低コストで大量生産可能な材料であるから、本考案の緊急時用防寒服EPを低価格で製造し提供することが可能になる。
また、服生地Cmは薄くて柔軟な独立気泡をもつポリエチレンシート21を両面から柔らかな質感の不織布22a、22bで挟んだだけの構造(非接着構造、非縫合構造)であるから、着用者の身体になじみ易く、着心地も優れたものである。
本考案は以上の通りであるから、災害時の避難所などで着用する緊急時用の防寒服として極めて有用である。
EP 緊急時用防寒服
1 上着
2 ズボン
3,4 左右の袖
5,6 左右のズボン筒
7,8 左右の手袋
9,10 左右の足袋
11 フード
12 ファスナー
13,14 反射材
Cm 服生地
21 ポリエチレンシート
22a,22b 不織布(不織布シート)

Claims (5)

  1. 2枚の不織布シートの間に独立気泡性の柔軟なシートを挟んで形成した服生地によって、ファスナーの開閉で着脱する上下つなぎ服タイプに形成した防寒服であって、この防寒服はその上着が両袖の先端に前記服生地で形成した手袋を一体に備えると共に、そのズボンが両筒の下端に前記服生地で形成した足袋を一体に備えていることを特徴とする緊急時用防寒服。
  2. 前記手袋は、手の掌の指側に線状の開口部を設けて指を当該開口部から手袋の外へ露出できるように形成した請求項1の緊急時用防寒服。
  3. 前記足袋は、足の腹側の外面にスベリ止めを備える請求項1の緊急時用防寒服。
  4. 前記足袋は、はき口の一部のみをズボンの筒の下端と一体に形成した請求項1の緊急時用防寒服。
  5. 前記ファスナーは、ダブルスライダーを備え、且つ前記上着の襟口から前記ズボンの前部を経て股間を通り背面の臀部に至る部位まで設ける請求項1~4のいずれかの緊急時用防寒服。
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