JP3243263U - 雄ねじ部材 - Google Patents

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孝一 田中
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藤田螺子工業株式会社
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Abstract

【課題】緩み止め機能を有したうえで、締め付け時の抵抗を低減させ作業性を向上させた雄ねじ部材を提供する。【解決手段】ねじ山13を有する雄ねじ部材10であって、雄ねじ部材10は、ねじ山13における両側の圧力側フランク15と、遊び側フランク17に、外方に膨出する膨出部20が配設されている。膨出部20は、雄ねじ部材10の周方向、又は、つる巻き方向、において断続的に配設されている。【選択図】図1

Description

実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 公開日 2022年12月7、8日 他別紙1の通り 公開場所 株式会社デンソー 他4カ所別紙1の通り 愛知県刈谷市昭和町1-1 〔刊行物等〕 配布日 2022年12月7、8日 他別紙1の通り 配布場所 株式会社デンソー 他2カ所別紙1の通り 愛知県刈谷市昭和町1-1
本考案は、緩み止め機能を有する雄ねじ部材に関するものである。
従来の雄ねじ部材として、特許文献1に記載されるものがあり、これによれば、軸部の外周に雄ねじが形成されたねじ山の頂部が、一定の厚みを有するようにねじ山の両側のフランクにおけるねじ山頂部側にそれぞれ外方に膨出する膨出部を設ける構成となっていた。そして、この雄ねじ部材をナットもしくは被締結部材に形成された雌ねじにねじ込む際に、上記両膨出部を、上記雌ねじのねじ山における谷部に干渉させて食い込ませ、その食い込み部分における摩擦抵抗により雄ねじ部材の緩みを防止するようにしていた。
特開昭63-176810号公報
しかし、上記の雄ねじ部材では、複数周のねじ山に亘って膨出部が連続して配設されているので、締め付け時の抵抗が大きく作業性が低下するという問題があった。
本考案は、上記事情に鑑み、緩み止め機能を有したうえで、締め付け時の抵抗を低減させ作業性を向上させた雄ねじ部材を提供することを目的とする。
請求項1記載の考案では、ねじ山を有する雄ねじ部材であって、
前記ねじ山における両側のフランクに、外方に膨出する膨出部が配設され、前記膨出部は、前記雄ねじ部材の周方向、又は、つる巻き方向、において断続的に配設されている。
これによれば、緩み止め機能を有したうえで、膨出部を、雄ねじ部材の周方向、又は、つる巻き方向、において断続的に配設することで、締め付け時の接触抵抗を低減させ作業性を向上させることができる。
また、前記膨出部が、前記ねじ山の、前記雄ねじ部材の軸線方向における所定範囲に配設されている。
これによれば、例えば、ねじ山全周に断続的なゆるみ防止形状を付けたい場合には、雄ねじ部材のピッチの1.5倍の幅を所定範囲とするような設定が可能となる。
また、前記膨出部が、前記雄ねじ部材の軸線方向において、複数箇所配設されている。
これによれば、ボルトナット締めのような構成に用いる場合に、間に配される板材等の厚みに応じて、緩み止め機能が生じる部分の設定を予め設定することが可能となる。
本考案の一実施形態としての雄ねじ部材の正面図である。 同実施形態の機能の説明図である。 ねじり強度試験の結果を示す図である。 戻りトルク試験の結果を示す図である。 振動試験の結果を示す図である。
本考案の雄ねじ部材の一実施形態について図面に基づいて説明する。
雄ねじ部材10は、金属製で、図1に示すように、頭部11と、ねじ部12と、を備え、本実施形態では、雌ねじ部材としてのナットと螺合されるボルトとされている。
頭部11は、六角柱状に形成され、頭部11の図1紙面における左面から右面に向かう有底孔として形成された図示しないドライバー用の凹部が配設されている。
ねじ部12は、頭部11から図1紙面における右側に延びるように形成されている。ねじ部12には、圧力側フランク15と、遊び側フランク17と、を有したねじ山13が形成されている。
ねじ山における、圧力側フランク15と、遊び側フランク17に、外方に膨出する膨出部20が配設されている。
膨出部20は、雄ねじ部材10の周方向において断続的に配設されている。
膨出部20が、ねじ山13の、雄ねじ部材10の軸線方向における所定範囲に配設されている。本実施形態では、また、膨出部20の雄ねじ部材10の軸線方向における範囲については、ねじ山13全周に断続的なゆるみ防止形状を付ける狙いより、ねじのピッチの1.5倍の幅としている。
また、本実施形態では、周方向において断続的に形成される膨出部20は、例えば、ローレット形状の転造工法を用いることにより、安価に加工されている。膨出部20は、雄ねじ部材10の軸線方向において、二箇所箇所配設されている。これは、膨出部20については、ねじ加工(転造)の安定性を考慮し、二箇所設けている。
雌ねじ部材40は、金属製で、六角筒状に形成され、内周面側にねじ部42を備え、本実施形態では、雄ねじ部材10と螺合されるナットとされている。
ねじ部42には、圧力側フランク45と、遊び側フランク47と、を有したねじ山43が形成されている。
雄ねじ部材10の機能作用を説明する。
本発明の雄ねじ部材10は、図2に参照するように、雄ねじ部材10のねじ山13の頂点部が、断続的に形成された膨出部20により、雌ねじ部材40のねじ部42のねじ山43を変形させ密着させるので、通常のフランク面の摩擦力とかしめ部の密着で、通常の雄ねじ部材と雌ねじ部材の、ねじ山のフランク面同士の摩擦による結合よりも、ゆるみにくい状態となる。
また、周方向において、断続的に膨出部20を形成することにより、締め付け時の抵抗を低減させ作業性の向上が期待される。
なお、膨出部20の位置については組付けた状態で、雌ねじ部材40のねじ部42の、軸線方向における、中心部にかかるような位置が好ましい。
雄ねじ部材10の実験結果について説明する。
試験材質:SWCH45K
強度区分:7T
表面処理:亜鉛三価クロメート
で行った。
図3は、ねじり強度試験の結果である。破壊トルク約60rpmにおいて、平均値が、通常品は、14.4N・mであるのに対し、本願発明の雄ねじ部材は、14.7N・mと、通常品のねじ部材と比較しても同等なねじ強度を保持している。
図4は、戻りトルク試験の結果である。締付トルク5N・m(破断トルク50%)での戻りトルクは、平均値が、ねじロック材を塗布した通常品は、3.7681N・mであるのに対し、本願発明の雄ねじ部材は、4.3708N・mと、ねじロック剤を凌駕する戻りトルク値を発揮し緩みに対して強い結果が得られた。
図5は、振動試験の結果である。ゆるみ試験で用いられる振動試験(NAS3350)において規格30、000サイクルを満足し、過剰テスト(締付トルク小、潤滑油塗付)状況においても規格を満足した。
以上のことより、本考案の雄ねじ部材10は、強度と緩み止め効果を両立させているといえる。
本考案の雄ねじ部材10では、ねじ山13を有する雄ねじ部材10であって、
ねじ山13における両側の圧力側フランク15と、遊び側フランク17に、外方に膨出する膨出部20が配設され、膨出部20は、雄ねじ部材10の周方向において断続的に配設されている。
これによれば、緩み止め機能を有したうえで、膨出部20を、雄ねじ部材10の周方向において断続的に配設することで、締め付け時の接触抵抗を低減させ作業性を向上させることができる。
また、膨出部20が、ねじ山13の、雄ねじ部材10の軸線方向における所定範囲に配設されている。
これによれば、本実施形態のように、ねじ山13全周に断続的なゆるみ防止形状を付けたい場合には、雄ねじ部材10のピッチの1.5倍の幅を所定範囲とするような設定が可能となる。
また、膨出部20が、雄ねじ部材10の軸線方向において、二箇所配設されている。
これによれば、ボルトナット締めのような構成に用いる場合に、間に配される板材等の厚みに応じて、緩み止め機能が生じる部分の設定を予め設定することが可能となる。
本考案の雄ねじ部材は上記構成に限定されるものではない。即ち、本考案の要旨を逸脱しない限り各種の設計変更等が可能である。以下に、変形した態様を例示する。
例えば、膨出部20は、雄ねじ部材10のつる巻き方向、において断続的に配設することも可能である。
また、膨出部20は、機能上は一箇所配設するだけで問題ないといえるが、使用態様に応じて、雄ねじ部材10の軸線方向において、二以外の数を配設することも可能である。
また、膨出部20は、使用態様に応じて、雄ねじ部材10のピッチの1.5倍の幅以外とすることができる。
10 雄ねじ部材
11 頭部
12 ねじ部
13 ねじ山
15 圧力側フランク
17 遊び側フランク
20 膨出部

Claims (3)

  1. ねじ山を有する雄ねじ部材であって、
    前記ねじ山における両側のフランクに、外方に膨出する膨出部が配設され、前記膨出部は、前記雄ねじ部材の周方向、又は、つる巻き方向、において断続的に配設されていることを特徴とする雄ねじ部材。
  2. 前記膨出部が、前記ねじ山の、前記雄ねじ部材の軸線方向における所定範囲に配設されていることを特徴とする請求項1記載の雄ねじ部材。
  3. 前記膨出部が、前記雄ねじ部材の軸線方向において、複数箇所配設されていることを特徴とする請求項2記載の雄ねじ部材。
JP2023002112U 2023-06-16 2023-06-16 雄ねじ部材 Active JP3243263U (ja)

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