JP3243219U - 充電装置つき腕時計バンド - Google Patents

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貴之 清水
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Abstract

【課題】充電する際に、スマートウオッチに別部材の充電装置を保管場所から探し出してスマートウオッチに接続する必要がなく、充電装置を保管した保管場所を捜す必要もなく、簡単に充電作業が行える充電装置つき腕時計バンドを提供する。【解決手段】充電装置つき腕時計バンドは、時計1の裏面3に磁力を有し、受信コイルが内設された受信部と、時計に接続された時計バンド2と、時計の裏面と略対向する時計バンドの位置に取り付けられた磁力を有し、送信コイルが内設された送信部となる充電パッド4を有し、充電パッドに接続された電力供給線5から供給された電力を充電パッドを介して時計に充電できる。【選択図】図1

Description

本考案は、例えばスマートウオッチなど腕時計に使用される腕時計バンドに係り、特にスマートウオッチなどに使用される充電装置つき腕時計バンドに関するものである。
近年、電気を動力源として作動するスマートウオッチが数多く提供されている。
そして、近年のスマートウオッチは時計機能だけでなく、例えば血圧計測機能などの健康維持のための計測機能やストップウオッチ機能など多機能が搭載されたスマートウオッチが提供されている。
ここで、前記スマートウオッチは電気を動力源として作動するものであり、電気が消費されると、必ず充電する必要が生じる。
しかるに、従来の充電装置は前記スマートウオッチとは分離されて構成されており、充電する際には、前記スマートウオッチに別部材の充電装置を探し出し、それをスマートウオッチと接続させ、もって充電作業を行わなければならなかった。
しかしながら、別部材の充電装置をスマートウオッチと離れた異なる場所に保管しておくことが多く、そのため、その保管場所を失念したり、場合によっては充電装置をなくしてしまったりすることがあった。
実用新案登録第3226508号
本考案は、前記従来の課題を解消するために創案されたものであり、従来の充電装置のようにスマートウオッチと分離されて構成されてはおらず、スマートウオッチの時計バンドに充電装置を取り付けて構成したものであり、もって充電する際に、スマートウオッチに別部材の充電装置を保管場所から探し出してスマートウオッチに接続する必要がなく、もって充電装置を保管した保管場所を捜す必要もなく、簡単に充電作業が行える充電装置つき腕時計バンドを提供することを目的とするものである。
本考案は、
時計の裏面に磁力を有し、受信コイルが内設された受信部と、時計に接続された時計バンドと、前記時計の裏面と略対向する時計バンドの位置に取り付けられた磁力を有し、送信コイルが内設された送信部となる充電パッドを有し、
前記充電パッドに接続された電力供給線から供給された電力を前記充電パッドを介して、時計に充電できる構成とした、
ことを特徴とするものである。
本考案によれば、従来の充電装置のようにスマートウオッチと分離されて構成されてはおらず、スマートウオッチの時計バンドに充電装置を予め取り付けされており、もって充電する際に、スマートウオッチに別部材の充電装置を保管場所から探し出して装着する必要がなく、もって、簡単に充電作業が行える充電装置つき腕時計バンドを提供出来るとの優れた効果を奏する。
本考案の実施例の構成を説明する説明図である。
以下、本考案を図に示す実施例に基づいて説明する。
図1は本考案の構成説明図である。
符号1はスマートウオッチなど腕時計用の時計を示す。近年は前述したように腕時計型のスマートウオッチが若者向けに数多く販売されているが、電気によって作動する時計であればスマートウオッチに限定されるものではない。
次に、符号2は時計バンドを示す。該時計バンド2の材質については何ら限定されるものではなく、革製、あるいは布製、あるいは金属製でも構わない。そして、この腕時計バンド2を腕に取り付けたとき、スマートウオッチ1など時計1の裏面3とほぼ対向する時計バンド2の箇所に充電パッド4が設けられている。該充電パッド4の形状については何ら限定はない。円盤状でも構わないし、四角形型あるいは多角形型の形状でも構わない。本考案の実施例では略四角型板状の充電パッド4としてある。
さらに、この充電パッド4には電力供給線5が接続されており、電力源からこの電力供給線5を介して充電パッド4に電力が送出される構成とされている。
ここで、電力供給線5は、略帯板状に形成され、かつ半円状に湾曲して時計バンド2の裏側に配置されており、腕に時計バンド2を装着しても電力供給線5が邪魔にならないような構成とされている。
しかるに、前記充電パッド4、電力供給線5、及び時計1の裏面3によって充電装置が構成されるものとなる。
次に、本考案による充電装置を使用した充電操作につき説明する。
まず、スマートウオッチなど電力で動く時計1のバッテリーが消耗し、充電する必要が生じたとする。その際、本考案では、充電する充電装置を用意する必要がない。時計バンド2に充電装置が取り付けてあるからである。
従って、充電する必要が生じたときは、時計バンド2を外して腕から時計1を外す。次いで、時計1の裏面3と時計バンド2に取り付けてある充電パッド4の表面とを接触させる。すると、時計1の裏面3と充電パッド4の表面側は予め磁力が起磁されて磁石状になっており、両者の面を接触させると時計1の裏面3と充電パッド4は磁力により吸引されるものとなる。
前記した電力供給線5の先端は、例えばアダプターを介してUSBのAタイプあるいはCタイプなどに接続できる構造となっており、電力源から電力の供給を受けて充電パッド4に電力を供給できる様に構成されている。すなわち、ワイヤレス充電が行えるものとなっている。
例えば、充電パッド4内には送電用コイルが内蔵されており、該充電パッド4に電流が流れると磁界が発生する。その充電パッド4の表面にスマートフォンなど時計1の裏面3を接触させておくと、時計1内部の受電用コイルが反応し、磁力を電力に変換する(電磁誘導)のである。
なお、ワイヤレス充電には前述した電磁誘導方式や磁界共鳴方式、あるいは電界結合方式、電波受信方式などの方法があるが、現在は電磁誘導方式が主流となっている。しかし、本考案は電磁誘導方式に限定されるものではない。
前記電磁誘導方式に利用されているのは、磁石同士を近づけると磁界が発生して電流が流れるという原理である。
すなわち、充電パッド4には送電用コイルが内蔵されており、電流を流すことで磁界が発生する。その中にスマートフォンなど時計1を置くことで時計1内部の受電用コイルが反応し、磁力を電力に変換する(電磁誘導)という仕組みなのである。
その動作をさらに説明すると、充電パット4の中に組み込まれた送電用コイルが信号を送って受信コイルを検索する。次いで、時計1側の受信コイルが見つかると、送電用コイルに電流が流れて磁界が発生する。
すると、スマートフォンなど時計1内部の受信コイルが磁界に反応して電磁誘導が始まり、時計1側の受信コイルに電流が流れ、時計1内のバッテリーに電力が蓄えられるのである。
(本考案のメリット)
充電用の接続ケーブルを別途用意しなくとも充電できるメリットがある。すなわち、充電用の接続ケーブルを抜き挿しせずに時計1の裏面3と充電パッドの表面を接触させるだけで充電できるので、コネクタ部分の消耗や破損、ケーブルの断線などのトラブルの心配がない。
また、ワイヤレス充電に対応しているスマートフォンなどの時計1であればその機種を問わず充電が出来る。
また、スマートフォンなど時計1の充電用接続端子のタイプに関係なく、ワイヤレス充電にさえ対応していれば本考案によって充電できるので、スマートフォンなどの時計1以外の機器を本考案によって充電することも出来る。
1 時計
2 時計バンド
3 時計の裏面
4 充電パッド
5 電力供給線

Claims (1)

  1. 時計の裏面に磁力を有し、受信コイルが内設された受信部と、時計に接続された時計バンドと、前記時計の裏面と略対向する時計バンドの位置に取り付けられた磁力を有し、送信コイルが内設された送信部となる充電パッドを有し、
    前記充電パッドに接続された電力供給線から供給された電力を前記充電パッドを介して、時計に充電できる構成とした、
    ことを特徴とする充電装置つき時計バンド。

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