JP3242809U - 建築工事基礎ピット用迅速繰り出し装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動的に繰り出しを行うことができ、そして測定ロープが収集時に堆積して絡み合うことを回避し、使用過程において必要に応じて案内フレームの高さ及び方位を調整することができる建築工事基礎ピット用迅速繰り出し装置を提供する。【解決手段】建築工事基礎ピット用迅速繰り出し装置は、荷重板を含み、荷重板の下端にローラが固定的に接続され、荷重板の一側の上端に手すりが固定的に接続され、荷重板の中央部の上端にモータが固定的に取り付けられ、モータの一側に固定バッフルが設置され、固定バッフルの一側に回転ロッドが固定的に接続される。本考案では、モータ、固定バッフル、可動バッフル、調整用回転ハンドルと可動ロッドの共同作用により、装置が巻き取りと繰り出しの機能を有し、測定ロープリールを取り外して交換しやすい。【選択図】図1

Description

本考案は、繰り出し装置の技術分野に係り、具体的には建築工事基礎ピット用迅速繰り出し装置に関するものである。
建築工事は、建設工事の一部であり、様々な家屋建築及びその付属施設の建造とそれと組み合わせた線路、管路、設備の取り付け活動により形成された工事実体を指す。建築工事は、人々の生産、居住、学習、公共活動などの需要を満たす工場、劇場、ホテル、店舗、学校、病院及び住宅などを含む。基礎ピットは、建物の基礎と地下室の施工を行うために掘削された地面以下の空間であり、建築工事に応用される。建築工事の施工過程において、次のステップの施工を行うために基礎ピット内に糸を繰り出して測定する必要がある。従来の技術には以下の問題が存在する。
例えば、中国特許の建築工事基礎ピット用迅速繰り出し装置(公開番号CN114604697A、出願日2022年4月8日)には、以下の内容が開示されている。この建築工事基礎ピット用迅速繰り出し装置は、支持底板を含み、支持底板の上端に設置され、基礎ピットの施工過程において垂直度検出用糸を繰り出す繰り出し組立体と、支持底板の上端に設置され、測定ロープを巻き取る巻き取りドラムとを更に含み、上記巻き取りドラムは、巻き取りモータの出力端に固定的に接続され、上記巻き取りモータの下端に支持するための第1の支持ロッドが固定的に接続され、上記測定ロープの端部に重量物ブロックが固定的に接続され、上記繰り出し組立体は、巻き取りドラムに測定ロープを引っ張るように巻き取らせる引っ張り組立体と、必要に応じて測定ロープの遠近距離を調整する遠近距離調整組立体とを含む。類似する構造設計では、長時間の使用により測定ロープが磨損して壊れた後、巻き取りドラムを取り外して交換することができず、また測定時に手動で正確に繰り出す場合、繰り出し過ぎて非常に使用しにくくなりやすい。
上記技術的課題を解決するために、本考案は、以下の技術手段を用いる。
建築工事基礎ピット用迅速繰り出し装置は、荷重板を含み、前記荷重板の下端にローラが固定的に接続され、前記荷重板の一側の上端に手すりが固定的に接続され、前記荷重板の中央部の上端にモータが固定的に取り付けられ、前記モータの一側に固定バッフルが設置され、前記固定バッフルの一側に回転ロッドが固定的に接続され、前記回転ロッドの一端に可動バッフルが設置され、前記可動バッフルの一側の内部に調整用回転ハンドルが固定的に取り付けられ、前記固定バッフルの上端に取り付けフレームが設置され、前記取り付けフレームの下端の外側に第1の係止ボルトが固定的に取り付けられ、前記荷重板の他側の上端に昇降装置が固定的に取り付けられる。
本考案の技術手段の更なる改良としては、前記可動バッフルの下端の外側に摺動板が固定的に接続され、前記摺動板の外側に係止溝が設置され、前記可動バッフルの外側に固定板が固定的に接続される。
本考案の技術手段の更なる改良としては、前記固定板の一端の内部に可動ロッドが貫通して設置され、前記可動ロッドの下端の外側にバネが嵌設され、前記可動ロッドの下端にボトムブロックが固定的に接続される。
本考案の技術手段の更なる改良としては、前記取り付けフレームの上端の内部に摺動溝が形成され、前記取り付けフレームの上端に電動スライダが固定的に取り付けられ、前記第1の係止ボルトの数は2組であり、2組の前記第1の係止ボルトはそれぞれ取り付けフレームの下端の両側に取り付けられる。
本考案の技術手段の更なる改良としては、前記電動スライダの下端に接続ブロックが固定的に接続され、前記接続ブロックの下端に位置決めリングが固定的に接続される。
本考案の技術手段の更なる改良としては、前記昇降装置の外側に第2の係止ボルトが設置され、前記昇降装置の上端に回転フレームが固定的に接続され、前記回転フレームの内部に案内輪が固定的に取り付けられる。
本考案の技術手段の更なる改良としては、前記回転フレームの底端に回転軸が設置され、前記昇降装置は回転軸により回転フレームに固定的に接続され、前記案内輪の数は2組である。
上記技術手段を用いるため、本考案は、従来の技術に対して、収めた技術的進歩は以下のとおりである。
1、本考案に係る建築工事基礎ピット用迅速繰り出し装置では、モータ、固定バッフル、可動バッフル、調整用回転ハンドルと可動ロッドの共同作用により、装置が巻き取り及び繰り出しの機能を有し、そして測定ロープリールを取り外して交換しやすく、モータにより回転ロッドを固定バッフルと可動バッフルの内側に固定的に回転させるように駆動し、そして可動バッフルの外側に調整用回転ハンドルを設置することにより、繰り出しを正確に調整しやすく、更に可動ロッドが固定板により可動バッフルに固定的に接続され、スプールを取り付ける時に、可動ロッドを引き抜くことによりボトムブロックが荷重板から離れるように駆動し、可動バッフルを移動させてスプールを固定し、可動ロッドとボトムブロックとの間に取り付けられたバネによりボトムブロックがスプリングバックして荷重板に固定されることにより、スプールの取り付け及び固定を行い、可動バッフルの利便性を向上させ、必要に応じてサイズを調整することができ、装置の実用性を向上させる。
2、本考案に係る建築工事基礎ピット用迅速繰り出し装置では、取り付けフレーム、電動スライダ、位置決めリングと第1の係止ボルトの共同作用により、装置が自動的に繰り出しを行うことができ、そして測定ロープが収集時に堆積して絡み合うことを回避し、固定バッフルの上端と可動バッフルの上端に取り付けフレームを接続し、第1の係止ボルトを用いて取り付けフレームの両側の下端をそれぞれ固定バッフル及び可動バッフルに固定し、更に取り付けフレームの上端に電動スライダを取り付け、電動スライダにより位置決めリングが取り付けフレームの内側に左右に移動するように駆動することにより、収集時に測定ロープが堆積して後続の使用に影響を与えることを効果的に回避することができる。
3、本考案に係る建築工事基礎ピット用迅速繰り出し装置では、昇降装置、回転フレームと案内輪の共同作用により、使用過程において必要に応じて案内フレームの高さ及び方位を調整することができ、巻き取り装置の前側に昇降装置を取り付け、第2の係止ボルトを用いて昇降装置を調整した後に固定し、そして昇降装置の上端に回転フレームを設置し、回転フレームの内側に取り付けられた案内輪から測定糸を出すことにより、使用時に測定糸を案内しやすく、糸ずれで収集及び繰り出し過程においてひっかかることを防止し、装置の利便性を向上させる。
本考案の建築工事基礎ピット用迅速繰り出し装置の全体概略構成図である。 本考案の建築工事基礎ピット用迅速繰り出し装置の巻き取りドラムの概略構成図である。 本考案の建築工事基礎ピット用迅速繰り出し装置の位置決めリングの概略構成図である。 本考案の建築工事基礎ピット用迅速繰り出し装置の案内フレームの概略構成図である。
以下、実施例を参照しながら、本考案を更に詳細に説明する。
図1~図4に示すように、本考案に係る建築工事基礎ピット用迅速繰り出し装置は、荷重板1を含み、荷重板1の下端にローラ2が固定的に接続され、荷重板1の一側の上端に手すり3が固定的に接続され、荷重板1の中央部の上端にモータ4が固定的に取り付けられ、モータ4の一側に固定バッフル5が設置され、固定バッフル5の一側に回転ロッド6が固定的に接続され、回転ロッド6の一端に可動バッフル7が設置され、可動バッフル7の一側の内部に調整用回転ハンドル8が固定的に取り付けられ、可動バッフル7の下端の外側に摺動板10が固定的に接続され、摺動板10の外側に係止溝9が設置され、可動バッフル7の外側に固定板11が固定的に接続され、固定バッフル5の上端に取り付けフレーム15が設置され、取り付けフレーム15の下端の外側に第1の係止ボルト19が固定的に取り付けられ、荷重板1の他側の上端に昇降装置20が固定的に取り付けられる。
本実施例では、装置が巻き取り及び繰り出しの機能を有し、そして測定ロープリールを取り外して交換しやすく、モータ4により回転ロッド6を固定バッフル5と可動バッフル7の内側に固定的に回転させるように駆動し、そして可動バッフル7の外側に調整用回転ハンドル8を設置することにより、繰り出しを正確に調整しやすく、更に可動ロッド12が固定板11により可動バッフル7に固定的に接続され、スプールを取り付ける時に、可動ロッド12を引き抜くことによりボトムブロック14が荷重板1から離れるように駆動し、可動バッフル7を移動させてスプールを固定し、可動ロッド12とボトムブロック14との間に取り付けられたバネ13によりボトムブロック14がスプリングバックして荷重板1に固定されることにより、スプールの取り付け及び固定を行い、可動バッフル7の利便性を向上させ、必要に応じてサイズを調整することができ、装置の実用性を向上させる。
図1~4に示すように、実施例1を基に、本考案に係る技術手段では、好ましくは、取り付けフレーム15の上端の内部に摺動溝が形成され、取り付けフレーム15の上端に電動スライダ16が固定的に取り付けられ、第1の係止ボルト19の数は2組であり、2組の第1の係止ボルト19はそれぞれ取り付けフレーム15の下端の両側に取り付けられ、電動スライダ16の下端に接続ブロック17が固定的に接続され、接続ブロック17の下端に位置決めリング18が固定的に接続される。
本実施例では、装置が自動的に繰り出しを行うことができ、そして測定ロープが収集時に堆積して絡み合うことを回避し、固定バッフル5の上端と可動バッフル7の上端に取り付けフレーム15を接続し、第1の係止ボルト19を用いて取り付けフレーム15の両側の下端をそれぞれ固定バッフル5及び可動バッフル7に固定し、更に取り付けフレーム15の上端に電動スライダ16を取り付け、電動スライダ16により位置決めリング18が取り付けフレーム15の内側に左右に移動するように駆動することにより、収集時に測定ロープが堆積して後続の使用に影響を与えることを効果的に回避することができる。
図1~4に示すように、実施例1を基に、本考案に係る技術手段では、好ましくは、昇降装置20の外側に第2の係止ボルト21が設置され、昇降装置20の上端に回転フレーム22が固定的に接続され、回転フレーム22の内部に案内輪23が固定的に取り付けられ、回転フレーム22の底端に回転軸が設置され、昇降装置20は回転軸により回転フレーム22に固定的に接続され、案内輪23の数は2組である。
本実施例では、使用過程において必要に応じて案内フレームの高さ及び方位を調整することができ、巻き取り装置の前側に昇降装置20を取り付け、第2の係止ボルト21を用いて昇降装置20を調整した後に固定し、そして昇降装置20の上端に回転フレーム22を設置し、回転フレーム22の内側に取り付けられた案内輪23から測定糸を出すことにより、使用時に測定糸を案内しやすく、糸ずれで収集及び繰り出し過程においてひっかかることを防止し、装置の利便性を向上させる。
図1~4に示すように、実施例1を基に、本考案に係る技術手段では、好ましくは、固定板11の一端の内部に可動ロッド12が貫通して設置され、可動ロッド12の下端の外側にバネ13が嵌設され、可動ロッド12の下端にボトムブロック14が固定的に接続される。
以下、該建築工事基礎ピット用迅速繰り出し装置の動作原理について具体的に説明する。
図1~図4に示すように、この建築工事基礎ピット用迅速繰り出し装置を使用する際に、モータ4により回転ロッド6を固定バッフル5と可動バッフル7の内側に固定的に回転させるように駆動し、そして可動バッフル7の外側に調整用回転ハンドル8を設置することにより、繰り出しを正確に調整しやすく、更に可動ロッド12が固定板11により可動バッフル7に固定的に接続され、スプールを取り付ける時に、可動ロッド12を引き抜くことによりボトムブロック14が荷重板1から離れるように駆動し、可動バッフル7を移動させてスプールを固定し、可動ロッド12とボトムブロック14との間に取り付けられたバネ13によりボトムブロック14がスプリングバックして荷重板1に固定されることにより、スプールの取り付け及び固定を行い、可動バッフル7の利便性を向上させ、必要に応じてサイズを調整することができ、装置の実用性を向上させ、固定バッフル5の上端と可動バッフル7の上端に取り付けフレーム15を接続し、第1の係止ボルト19を用いて取り付けフレーム15の両側の下端をそれぞれ固定バッフル5及び可動バッフル7に固定し、更に取り付けフレーム15の上端に電動スライダ16を取り付け、電動スライダ16により位置決めリング18が取り付けフレーム15の内側に左右に移動するように駆動することにより、収集時に測定ロープが堆積して後続の使用に影響を与えることを効果的に回避することができ、巻き取り装置の前側に昇降装置20を取り付け、第2の係止ボルト21を用いて昇降装置20を調整した後に固定し、そして昇降装置20の上端に回転フレーム22を設置し、回転フレーム22の内側に取り付けられた案内輪23から測定糸を出すことにより、使用時に測定糸を案内しやすく、糸ずれで収集及び繰り出し過程においてひっかかることを防止し、装置の利便性を向上させる。
以上、本考案を一般的に詳細に説明したが、本考案を基に、いくつかの修正又は改良を行うことができ、これは当業者にとって自明である。したがって、本考案の思想と精神から逸脱せずに行われる修正又は改良は、いずれも本考案の保護範囲内にある。
1、荷重板、2、ローラ、3、手すり、4、モータ、5、固定バッフル、6、回転ロッド、7、可動バッフル、8、調整用回転ハンドル、9、係止溝、10、摺動板、11、固定板、12、可動ロッド、13、バネ、14、ボトムブロック、15、取り付けフレーム、16、電動スライダ、17、接続ブロック、18、位置決めリング、19、第1の係止ボルト、20、昇降装置、21、第2の係止ボルト、22、回転フレーム、23、案内輪

Claims (7)

  1. 荷重板(1)を含む建築工事基礎ピット用迅速繰り出し装置であって、前記荷重板(1)の下端にローラ(2)が固定的に接続され、前記荷重板(1)の一側の上端に手すり(3)が固定的に接続され、前記荷重板(1)の中央部の上端にモータ(4)が固定的に取り付けられ、前記モータ(4)の一側に固定バッフル(5)が設置され、前記固定バッフル(5)の一側に回転ロッド(6)が固定的に接続され、前記回転ロッド(6)の一端に可動バッフル(7)が設置され、前記可動バッフル(7)の一側の内部に調整用回転ハンドル(8)が固定的に取り付けられ、前記固定バッフル(5)の上端に取り付けフレーム(15)が設置され、前記取り付けフレーム(15)の下端の外側に第1の係止ボルト(19)が固定的に取り付けられ、前記荷重板(1)の他側の上端に昇降装置(20)が固定的に取り付けられる、ことを特徴とする建築工事基礎ピット用迅速繰り出し装置。
  2. 前記可動バッフル(7)の下端の外側に摺動板(10)が固定的に接続され、前記摺動板(10)の外側に係止溝(9)が設置され、前記可動バッフル(7)の外側に固定板(11)が固定的に接続される、ことを特徴とする請求項1に記載の建築工事基礎ピット用迅速繰り出し装置。
  3. 前記固定板(11)の一端の内部に可動ロッド(12)が貫通して設置され、前記可動ロッド(12)の下端の外側にバネ(13)が嵌設され、前記可動ロッド(12)の下端にボトムブロック(14)が固定的に接続される、ことを特徴とする請求項2に記載の建築工事基礎ピット用迅速繰り出し装置。
  4. 前記取り付けフレーム(15)の上端の内部に摺動溝が形成され、前記取り付けフレーム(15)の上端に電動スライダ(16)が固定的に取り付けられ、前記第1の係止ボルト(19)の数は2組であり、2組の前記第1の係止ボルト(19)はそれぞれ取り付けフレーム(15)の下端の両側に取り付けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の建築工事基礎ピット用迅速繰り出し装置。
  5. 前記電動スライダ(16)の下端に接続ブロック(17)が固定的に接続され、前記接続ブロック(17)の下端に位置決めリング(18)が固定的に接続される、ことを特徴とする請求項4に記載の建築工事基礎ピット用迅速繰り出し装置。
  6. 前記昇降装置(20)の外側に第2の係止ボルト(21)が設置され、前記昇降装置(20)の上端に回転フレーム(22)が固定的に接続され、前記回転フレーム(22)の内部に案内輪(23)が固定的に取り付けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の建築工事基礎ピット用迅速繰り出し装置。
  7. 前記回転フレーム(22)の底端に回転軸が設置され、前記昇降装置(20)は回転軸により回転フレーム(22)に固定的に接続され、前記案内輪(23)の数は2組である、ことを特徴とする請求項6に記載の建築工事基礎ピット用迅速繰り出し装置。
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