JP3242783U - 独立二次防壁式タイプb貯蔵タンク - Google Patents

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Abstract

船体構造内に設置されている独立二次防壁式タイプB独立貯蔵タンク(1)であって、タイプB貯蔵タンク(1)の一次防壁(3)と船体構造(2)との間には支持層が設置されており、支持層は頂部支持機構(5)、側方支持機構(6)及び垂直支持機構(7)を含む。タイプB貯蔵タンク(1)の底部の、一次防壁(3)と船体構造(2)との間にはさらに二次防壁(4)が設置されており、二次防壁(4)の形状はタイプB貯蔵タンク(1)の底部外部輪郭構造と同じであり、二次防壁(4)は垂直支持機構(7)によって支持固定されている。該独立二次防壁式タイプB貯蔵タンクは、異なる規模の液体漏出に対応し、船体構造に対してさらなる破壊、損失をもたらすという結果を防止することができる。

Description

本考案は、船舶及び海洋構造物の技術分野に関し、具体的には独立二次防壁式構造がより強固で、安全性がより高いタイプB貯蔵タンクに関する。
国際海事機関(IMO)は、その「液化ガスのばら積み輸送のための船舶の構造及び設備に関する国際規則」(IGCコード)及び「ガスまたはその他の低引火点燃料を使用する船舶の安全に関する国際規則」(IGFコード)において、タイプBの独立貯蔵タンク(以下、「タイプBタンク」と略称する)の機能と定義を明確に限定している。タイプBタンクは大型船舶及び海洋工事構造物に多く用いられており、その機能には液化ガスの輸送、液化ガス燃料タンクとしての使用などが含まれているが、これらに限らず、その積載する液化ガスは、液化天然ガス(LNG)、液体アンモニア燃料(NH3)、液化エチレンガス(LEG)などが含まれているが、これらに限らない。
IMO IGF/IGCの規定によると、タイプBタンクには少量漏出保護システムを有する部分的な二次防壁を設置する必要がある。従来のタイプB貯蔵タンクには頂部と底部にしか支持構造が設置されていないので、船舶が航行する過程で横揺れや縦揺れが発生すると、船舶の揺れが貯蔵タンクに影響を与え、貯蔵タンクも揺れるので、タイプBタンクの失効破損リスクが増加し、それにより液化ガスの漏出を引き起こしていた。
図1、2に示すように、従来のタイプB貯蔵タンクは、主に1:プリズム形タイプB貯蔵タンクと、2:球形タイプB貯蔵タンクという2種類の形式に分類されている。そのうち、プリズム形タイプB貯蔵タンクは、内部の液化ガスの揺れ効果をうまく抑制することができ、形状設計面でも非常に柔軟性があるので、高い載貨容積利用率と船型の整合性を実現することができる。しかし、プリズム形タイプB貯蔵タンクは応力集中点が多く、安全リスク上の問題が大きいため、詳細な応力分析を行う必要がある。球形タイプB貯蔵タンクは良好な耐圧効果を有し、構造の安全性が高く、破壊リスクは比較的低い。しかし、球形の載貨容積利用率は低く、積載可能な液化ガスの容量は限られている。
上記の多くの問題を解決するために、本考案では独立二次防壁式タイプB貯蔵タンクを提供しており、タイプB貯蔵タンクが液化ガスを輸送する過程での構造の安定性を実現し、漏出した少量の低温液体を二次防壁に効率よく収集及び処理させるだけでなく、極端な動作モードで大量に漏れた低温液体を収容することもできるので、輸送の安全を保証し、液化ガスの漏出を防止するという目的を果たしている。それと同時に、タイプB貯蔵タンクの載貨容積利用率を向上させ、その運行過程における機能性を最適化し、液化ガスの積載効率を向上させている。ここで採用している技術手法は以下の通りである。
新型のタイプB独立貯蔵タンクであって、タイプB貯蔵タンクは船体構造内に設置され、タイプB貯蔵タンクが持つ一次防壁と船体構造との間には支持層が設置されており、支持層は頂部支持機構、側方支持機構及び垂直支持機構を含み、タイプB貯蔵タンクは支持層によって船体構造内に固定されている。
一次防壁と船体構造との間に設置されている支持層、及び一次防壁の内表面に設置されている骨組み及び強フレーム構造は、タイプB貯蔵タンクを予め保護し、タイプB貯蔵タンクが漏出を引き起こす危険要素を排除している。
支持層によって、タイプB貯蔵タンクを船体構造内に支持固定して貯蔵タンクの上、下、左、右に対する全方位の固定を行うことで、タイプB貯蔵タンクの船舶航行過程における安全性能を保証している。船舶に横揺れまたは縦揺れが発生すると、頂部支持機構と垂直支持機構が結合し、両列の側方支持機構が結合して、それぞれが縦方向及び横方向の拘束を行うことで、タイプB貯蔵タンクが横揺れや縦揺れによって揺動しないようにし、タイプB貯蔵タンクの安定性を保証しているので、タイプB貯蔵タンク内の液化ガスの漏出を防止することができる。一次防壁両側の側方支持機構は対称に設置されており、タイプB貯蔵タンク両側の受力も対称である。頂部支持機構が垂直支持機構と係合してタイプB貯蔵タンクの縦方向の揺動を規制し、両側の側方支持機構が係合してタイプB貯蔵タンクの横方向の揺動を規制することで、液化ガスの運送の安全を保証している。一次防壁には、ステンレス鋼、9%Ni鋼、高マンガン低温鋼、アルミニウム合金など、低温性能を有する金属材料を採用することができる。
そのうち、タイプBタンクの縦方向とは、船体及び海洋工事構造物の縦方向と同じ、即ちその長手方向を指す。
タイプBタンクの横方向とは、船体及び海洋工事構造物の横方向と同じ、即ちその幅方向を指す。
タイプBタンクの垂直方向とは、船体及び海洋工事構造物の垂直方向と同じ、即ちその高さ方向を指す。
本考案の支持層は、タイプB貯蔵タンクを支持する作用を果たすだけでなく、主にタイプB貯蔵タンクに対する第一段階の保護を行って、タイプB貯蔵タンクを船体構造内部に固定し、全方位から力を加えてタイプB貯蔵タンクを挟持することで、タイプB貯蔵タンクが船舶の航行過程で破損することを防止し、それにより液化ガスの漏出を防止している。頂部支持機構は垂直支持機構と対応し、両側の側方支持機構は互いに対応しており、対称の力を加え、点と点で力を加えて挟持する構造を採用することで、比較的少ない施工材料により最大の固定効果を実現し、施工原料を節約して、施工コストを引き下げることができる。
タイプB貯蔵タンクの底部の、一次防壁と船体構造との間には、さらに二次防壁が設置されており、二次防壁の形状はタイプB貯蔵タンクの船底部、外部の輪郭構造と同じであり、タイプB貯蔵タンクの底部を包み込んでおり、二次防壁頂部の最高点はタイプB貯蔵タンクの斜縁の最高点と同じか、またはそれより高く、二次防壁は移行機構によって船体構造と固定接続されており、二次防壁は垂直支持機構によって一次防壁と船体構造の間に固定され、二次防壁頂部の最高点はタイプB貯蔵タンクの斜縁の最高点の上方800~1000mmに位置する。二次防壁は独立して一次防壁と船体構造の間に設置されており、その形状は船舶の底部外側の輪郭構造と同じであり、一次防壁を保護し、漏れた液化ガスを収容する役割を果たしており、この構造を採用することで、IMO IGF/IGCの関連規定を満たすと同時に、漏出保護装置や低温液体処理装置の設置を減らしており、貯蔵タンク内の液化ガスが漏れ出し、一次防壁を通過して、一次防壁の外表面に沿って二次防壁内に流入した場合には、タイプB貯蔵タンクの底部にお椀のように配置された二次防壁によって、漏出した液化ガスを受け入れる準備ができている。
船体が動いて揺れが発生し、船舶の横方向または縦方向の揺れに一定の傾斜角が生じ、二次防壁の斜縁より高い部分が船舶において傾斜角を形成する場合でも、一次防壁の底部を完全に覆い、一次防壁を保護して、液化ガスの漏出状況に対応することができる。
二次防壁頂部の辺縁に沿って、等間隔に1周、移行機構が設置されている。移行機構は異形鋼構造の足場を有し、鋼構造の足場の片端は船体構造と溶接され、他端は鋼製挟持部材と溶接されており、鋼製挟持部材は一辺に開口を有する四角い凹溝であり、凹溝の開口は下向きで、内部には積層板が詰められており、二次防壁の頂部は積層板内に挿入されて固定されている。積層板の幅は、好適には300~400mmであるが、これに限らない。移行機構によって二次防壁頂部の安定性を強化しており、それと同時に、移行機構を点検修理用足場とすることもでき、移行機構に梯子を架設することで、操作者が梯子を通って二次防壁と船体構造、一次防壁との間の空間内に進入することができる。鋼構造足場の幅は、好適には800~1000mmであるが、これに限らず、800~1000mmの寸法幅を採用すると、鋼構造足場に梯子を架設するのに便利である。
二次防壁は1枚の板であり、板の辺縁には上向きに立ち上がる平面止め板または弧形止め板があり、板の長さはタイプB貯蔵タンクの最低平面の長さを下回らず、タイプB貯蔵タンクの最大長さを下回り、板の幅はタイプB貯蔵タンクの最低平面の幅を下回らず、タイプB貯蔵タンク下方の船倉空間の最大幅を下回る。二次防壁の一次防壁寄りの側では、板面上に1つまたは複数の収集槽が固定されており、収集槽は上向きに開口し、底部は二次防壁上に固定されており、一次防壁の外表面の、タイプB貯蔵タンクの液体漏出のハイリスク位置または領域には漏出した液体を誘導して収集槽内に流入させる導流装置が設置されている。導流装置は線状槽であってもよいし、管であってもよく、導流装置は、漏出した液体の流れを誘導することができる、収集槽内の何らかの装置であってよい。収集槽の材質は二次防壁の材質と同じであり、収集槽と二次防壁は材料が互いに結合する方式で固定接続されている。収集槽は二次防壁上の任意の位置に設置することができ、収集槽の設置位置には融通性があり、タイプB貯蔵タンクの底部の垂直支持機構またはその他の重要な部材を避けることができ、好適には、収集槽は二次防壁の隅に設置される。二次防壁に、このような板と収集槽、導流装置を結合させた構造方式を採用することで、大量、少量の液体漏出に対応できると同時に、空間を節約して、より大きな融通性を持たせることができる。
二次防壁は、一次防壁と船体構造の間の領域を2つに分けており、一次防壁の外表面と二次防壁の内表面が第1領域を形成し、二次防壁の外表面と船体構造の内表面が第2領域を形成している。操作者は、第1領域または第2領域内に進入し、第1領域または第2領域内の設備の点検修理を行うことができる。そのうち、第1領域内にはガス漏れの検出装置を設置することができ、また、第1領域及び第2領域内には不活性ガスが充填されている。二次防壁は薄板構造を採用しており、その厚さは一次防壁の板材の厚さを上回らず、その厚さは好適には10mm~15mmであるが、これに限らない。二次防壁の主な機能は、液体が少量漏出した際の受け皿であり、船体構造が低温液体の影響を受けないよう保護し、受力メカニズム上では機械負荷だけを伝達するので、薄板の形式で設置することができ、これにより構造重量を最適化し、コストを節約している。
二次防壁の内表面には第1屈曲防止層が被覆されており、第1屈曲防止層はT型材であり、T型材は二次防壁の内表面に溶接されており、T型材の横方向の接続線及び縦方向の接続線は互いに交差し、全体的なメッシュ型を形成しており、このメッシュ型の構造により、二次防壁の内表面が力を均等に受け、二次防壁を全体的に制御することができ、冷却による収縮変形を受けることを防いでいる。さらに、液体が漏れた場合、液化ガスをより適切に収容できることも保証しており、タイプB貯蔵タンクに漏出が発生しても、タイプB貯蔵タンクの安全性を保障することができ、タイプB貯蔵タンクに保護措置を提供することで、点検修理者にできるだけ早く一次防壁を点検修理させ、漏出を止め、危険係数を減少させて、損失を軽減させることができる。
一次防壁の頂部の、タイプB貯蔵タンクの長手方向に沿って、1列の頂部支持機構が設置されており、一次防壁の両側の、タイプB貯蔵タンクの高さ方向に沿って、1列の側方支持機構が設置されており、一次防壁の底部の、タイプB貯蔵タンクの長手方向に沿って、複数列の垂直支持機構が設置されている。頂部支持機構、垂直支持機構、側方支持機構が形成する全体支持層は、タイプB貯蔵タンクをしっかりと固定し、船体構造の中間に挟み込むことで、タイプB貯蔵タンクが船舶の横揺れ、縦揺れまたはその他の外部衝撃の影響を受けないことを保証しており、タイプB貯蔵タンクを保護して、液化ガスの漏出を防止している。一次防壁の頂部には1列の頂部支持機構が設置されており、複数の頂部支持機構が一次防壁の頂部に設置され、タイプB貯蔵タンクの長手方向に沿って、複数の頂部支持機構が等間隔で設置されている。一次防壁の両側の、タイプB貯蔵タンクの高さ方向に沿って、それぞれ1列の側方支持機構が設置されており、側方支持機構間は等間隔に設置されている。一次防壁底部の、タイプB貯蔵タンクの長手方向に沿って、複数列の垂直支持機構が設置されており、垂直支持機構間は等間隔に設置されている。頂部支持機構、側方支持機構、垂直支持機構は、モジュール化された形式で一次防壁の頂部、一次防壁の側面及び一次防壁の底部にそれぞれ固定され、全体的な支持層を形成している。
二次防壁と一次防壁の間の距離は950~1050mmであり、二次防壁と船体構造の間の距離は650~750mmである。即ち、第1領域の間隔は950~1050mm、第2領域の間隔は650~750mmであり、2つの領域を設置することで、検査員が船体構造内に進入しやすくなり、タイプB貯蔵タンクの一次防壁の外表面と二次防壁の内表面の検査が行いやすので、一次防壁の外表面をリアルタイムで監視し、異常があれば速やかに修理して、液化ガスが漏れる前に問題を解決し、液化ガスの漏出を防止することができる。
上記の独立二次防壁式タイプB貯蔵タンクでは、さらに、タイプB貯蔵タンクの外表面が1層の絶縁層で被覆されている。絶縁層は一次防壁の外表面と接触し、一次防壁の外表面に貼着されている。タイプB貯蔵タンクの外部には一定の厚さの完全な被包層が形成されており、保温断熱の効果を有している。
独立二次防壁の構造配置、及び二次防壁内の第1屈曲防止層により、タイプB貯蔵タンクの底部と船体構造との間の空間が2つの部分に分割され、タイプB貯蔵タンクと船体構造との間に十分な空間を持たせているので、一次防壁、二次防壁、船体構造に対して随時点検修理を行って、速やかに問題を発見し、速やかに問題を解決することができる。
本考案のこのような構造は、タイプB貯蔵タンクの漏出の危険要素を排除しており、また、タイプB貯蔵タンクに避けられない原因で漏出が発生しても、本考案の技術手法により、液化ガスの漏出を速やかに解決し、液化ガスが漏れて船体構造にさらに多くの破損や損失が生じることを防ぐ効果を果たしている。また、本考案は、規模の異なる液体漏出にも対応することができる。
本考案の有益な効果は以下の通りである。
二次防壁は一種の独立構造として一次防壁と船体構造の間に位置しており、かつ運行及びメンテナンス期間の要求を満たす点検修理空間を有しているので、人員が出入りして点検を行い、一次防壁、二次防壁、支持構造の運行状態をメンテナンスしやすいので、構造の安全性及びメンテナンス性にとって有利である。
二次防壁を一次防壁または船体構造表面から独立させることで、二次防壁と周辺構造の接続部分の局部応力を解放し、船体運動または機械振動が二次防壁構造の安全性に及ぼす影響を最大限に低下させている。
二次防壁自体が漏れた液体の受け皿であり、被覆面積がかなり大きいので、落下してきた低温液体を柔軟に処理することができ、漏出量が少なければ、漏出した液体は液滴流の形で漏れ出し、液滴流となった漏出液体が導流装置によって収集槽内に流れ込み、収集槽が漏出液体を収集する。液滴流自体は、一次防壁と二次防壁に囲まれた内部空間内で蒸発して気体となることもあるが、不活性ガスパージシステムによってパージすることができる。漏出量がかなり多い場合は、後続の点検修理及び応急処置の時間を稼ぐために、二次防壁自体が一定時間分の漏出液体を貯蔵することができる。また、従来の形式の二次防壁には十分な点検修理空間がなく、漏出した液体を収集して処理するシステムが別途必要であったため、建造及びメンテナンスのコストが明らかに増加していた。
図1は、従来の飛沫よけフィルムを有するプリズム形タイプBタンクの構造概略図である。
図2は、従来の球形タイプB貯蔵タンクの構造概略図である。
図3は、本考案の貯蔵タンクと船体構造の正面構造概略図である。
図4は、図3中のA-Aの断面構造概略図である。
図5は、移行機構の正面構造概略図である。
図6は、移行機構の上面構造概略図である。
図7は、二次防壁の両側壁と底部が垂直の形式の正面構造概略図であり、この形式の二次防壁の最高点はタイプB貯蔵タンクの斜縁の最高点より高く、移行機構によって船体構造と接続されている。
図8は、二次防壁の両側壁と底部が垂直の形式の側面構造概略図であり、この形式の二次防壁の最高点はタイプB貯蔵タンクの斜縁の最高点より高く、移行機構によって船体構造と接続されている。
図9は、二次防壁の両側壁と底部夾角が鈍角を呈する形式の正面構造概略図であり、この形式の二次防壁の最高点はタイプB貯蔵タンクの斜縁の最高点より高く、移行機構によって船体構造と接続されている。
図10は、二次防壁の両側壁と底部夾角が鈍角を呈する形式の側面構造概略図であり、この形式の二次防壁の最高点はタイプB貯蔵タンクの斜縁の最高点より高く、移行機構によって船体構造と接続されている。
図11は、図8、図9、図10の上面構造概略図である。
図12は、二次防壁の両側壁と底部が垂直の形式の正面構造概略図であり、この形式の二次防壁の最高点はタイプB貯蔵タンクの斜縁の最高点に等しく、移行機構によって船体構造と接続されている。
図13は、二次防壁の両側壁と底部が垂直の形式の側面構造概略図であり、この形式の二次防壁の最高点はタイプB貯蔵タンクの斜縁の最高点に等しく、移行機構によって船体構造と接続されている。
図14は、二次防壁の両側壁と底部夾角が鈍角を呈する形式の正面構造概略図であり、この形式の二次防壁の最高点はタイプB貯蔵タンクの斜縁の最高点に等しく、移行機構によって船体構造と接続されている。
図15は、二次防壁の両側壁と底部夾角が鈍角を呈する形式の側面構造概略図であり、この形式の二次防壁の最高点はタイプB貯蔵タンクの斜縁の最高点に等しく、移行機構によって船体構造と接続されている。
図16は、図13、図14、図15、図16の上面構造概略図である。
図17は、二次防壁の最高点がタイプB貯蔵タンクの斜縁の最高点に等しい、二次防壁の頂部と移行機構の接続構造の概略図である。
図18は、タイプB貯蔵タンクの底部に斜縁構造を採用し、二次防壁が板である場合の正面構造概略図である。
図19は、図18の側面構造概略図である。
図20は、タイプB貯蔵タンク底部の辺縁に円弧構造を採用し、二次防壁が板である場合の正面構造概略図である。
図21は、図20の側面構造概略図である。
そのうち、
2-船体構造
3-一次防壁
4-二次防壁
5-頂部支持機構
6-側方支持機構
7-垂直支持機構
8-絶縁層
9-T型材
10-飛沫よけフィルム
11-収集槽
12-強フレーム
51-積層板
52-挟持部材
53-ブラケット
54-鋼構造足場
図面と結び付けて、本考案についてさらに説明する。
図3、4に示しているのは独立二次防壁式タイプB貯蔵タンクであり、一次防壁3を持つタイプB貯蔵タンク1を有し、一次防壁にはステンレス金属材料を採用しており、タイプB貯蔵タンクは船体構造2内に設置され、船体構造と一次防壁との間には支持層が設置されており、タイプB貯蔵タンクは支持層によって船体構造内に固定されている。タイプB貯蔵タンクの底部では、一次防壁と船体構造の間にさらに二次防壁4が設置されており、二次防壁の形状はタイプB貯蔵タンクの底部、外部の輪郭と同じであり(図7、8、9、10、12、13、14、15の通り)、二次防壁頂部の最高点はタイプB貯蔵タンクの斜縁の最高点の上方900mmの部分に位置しており、移行機構の片端は船体構造と溶接され、他端は二次防壁頂部に接続されている。二次防壁頂部の辺縁に沿って、等間隔に1周、移行機構が設置されている(図11、16の通り)。図5、6に示すように、移行機構は異形鋼構造足場54を有し、鋼構造足場の幅は900mmを採用しており、この幅を採用することで、鋼構造足場上に梯子を架設することができるので、施工者が梯子を伝って船体構造と一次防壁との間の領域内に進入することが容易である。鋼構造足場の片端は船体構造と溶接され、他端には鋼製の挟持部材52が溶接されており、挟持部材は片側が開口している四角い凹溝であり、挟持部材は下向きに開口し、内部には積層板51が詰められており、積層板と挟持部材の凹溝は接着剤によって接着固定されており、二次防壁の頂部は積層板内に挿入され、接着剤によって積層板と接着固定されている。鋼構造足場と船体構造の接続部位にはブラケット53が溶接され、構造の安定性を強化している。挟持部材と鋼構造足場の間には斜角の移行部があり、幅の変化を実現することができる。積層板と鋼構造の柔軟な接続を採用することで、船体構造の荷重が二次防壁に伝達されることを防止しており、このようにすることで、二次防壁側壁の安定性を強化することができ、また比較的大きな船体の荷重が二次防壁の薄板上に直接作用することも回避している。
支持層は、頂部支持機構5、側方支持機構6、垂直支持機構7により構成される全体支持層であり、頂部支持機構は一次防壁の頂部に設置され、タイプB貯蔵タンクの長手方向中心線に沿って1列の頂部支持機構が設置されており、頂部支持機構全体は長方形で、タイプB貯蔵タンクの有する強フレーム12上に跨がり、タイプB貯蔵タンクの長手方向中心線に垂直である。頂部支持機構のタイプB貯蔵タンク頂部に対する力の支持、把持面積を増やすことで、タイプB貯蔵タンク頂部に対する把持力を強化し、タイプB貯蔵タンクをより有効に制御する。
一次防壁底部の、タイプB貯蔵タンクの長手方向中心線の両側に沿って、複数列の垂直支持機構が設置されており、垂直支持機構はタイプB貯蔵タンク底部の強フレーム12部分に位置している。頂部支持機構は垂直支持機構と対応し、タイプB貯蔵タンクの頂部把持力と底部把持力が対応することを保証しており、上、下から印加される力が対応することで、タイプB貯蔵タンクに対してより有効な固定、支持を行うことができる。頂部支持機構と垂直支持機構が係合することで、タイプB貯蔵タンクを有効に固定している。
一次防壁の両側の、一次防壁の高さ方向中心線に沿って、1列の側方支持機構がそれぞれ設置されており、側方支持機構全体は長方形で、縦方向の強フレーム構造12上に跨がり、高さ方向中心線に垂直である。タイプB貯蔵タンクの両側の高さ方向中心線上には1列の側方支持機構が設置され、かつ側方支持機構が縦方向の強フレーム構造上に横向きに跨がっているという構造により、側方支持機構のタイプB貯蔵タンク側面に対する力の支持、把持面積を増やしており、それにより横方向上でタイプB貯蔵タンクを有効に固定し、船舶の横揺れがタイプB貯蔵タンクに影響を与えることを防止し、漏出が発生するリスクを低下させている。頂部支持機構、側方支持機構及び垂直支持機構が全体的な支持層を形成し、タイプB貯蔵タンクの一次防壁の外部を被包している。
貯蔵タンク底部の、一次防壁と船体構造との間には二次防壁4が設置されており、二次防壁の形状は貯蔵タンク底部の外部輪郭構造と同じであり、垂直支持機構の中部に差し込まれ、垂直支持機構によって固定されている。図3に示すように、二次防壁はタイプB貯蔵タンクの斜縁部分に位置し、垂直支持機構が設置されており、垂直支持機構によって二次防壁を船体構造と一次防壁の間に固定している。二次防壁は、一次防壁と船体構造を2つの領域に分割しており、二次防壁の内表面と一次防壁の外表面が第1領域を形成し、二次防壁の外表面と船体構造の内表面が第2領域を形成している。二次防壁と一次防壁の間の距離は1000mm、二次防壁と船体構造の間の距離は700mmであり、1000mm及び700mmの距離を設置することで、施工者が第1領域、第2領域に入る際に、一次防壁の外表面、二次防壁、船体構造の内表面の点検修理を行うための十分な点検修理空間があることを保証することができる。第1領域内にはさらに検出装置が取り付けられ、不活性ガスが充填されており、検出装置は漏出したガスを検出し、速やかに問題を発見して解決することができる。
二次防壁の内表面には1層の第1屈曲防止層が敷設されており、第1屈曲防止層はT型材9であり、複数のT型材が等間隔で二次防壁の内表面に敷設され、全体的にメッシュ型を呈する第1屈曲防止層を形成しており、二次防壁が冷却されて変形することを有効に回避し、二次防壁が冷却された後の屈曲応力を排除している。一次防壁の外表面にはさらに1層の絶縁層8が貼着されており、絶縁層は頂部支持機構、側方支持機構、垂直支持機構の部分で切断されている。
独立二次防壁式タイプB貯蔵タンクは、一次防壁3を持つタイプB貯蔵タンク1を有し、タイプB貯蔵タンクは船体構造2内に設置され、船体構造と一次防壁との間には支持層が設置されており、支持層の構造は実施例1における支持層の構造と同じであり、タイプB貯蔵タンクは支持層によって船体構造内に固定されている。タイプB貯蔵タンクの底部の、一次防壁と船体構造との間には二次防壁が設置されており、二次防壁の形状はタイプB貯蔵タンクの底部、外部の輪郭と同じであり、二次防壁は垂直支持機構によって支持、固定され、二次防壁は、一次防壁と船体構造の間の空間を、第1領域及び第2領域という2つの領域に分割している。二次防壁と一次防壁の間の距離は900mm、二次防壁と船体構造の間の距離は600mmであり、900mm及び600mmの距離を設置することで、施工者が第1領域、第2領域に入る際に、一次防壁の外表面、二次防壁、船体構造の内表面の点検修理を行うための十分な点検修理空間があることを保証することができる。その二次防壁の最高点はタイプB貯蔵タンクの斜縁部分の最高点に等しく、即ち、二次防壁の最高点はタイプB貯蔵タンクの斜縁部分に位置する。
図17に示すように、二次防壁の最高点がタイプB貯蔵タンクの斜縁部分の最高点に等しい場合、二次防壁の頂部は移行機構の持つ挟持部材内に斜めに挿入され、挟持部材内の積層板と接着固定される。二次防壁頂端の辺縁に沿って、移行機構が等間隔に1周設置されており、移行機構の構造は実施例1における移行機構の構造と同じである。二次防壁の頂部辺縁に沿って、移行機構が等間隔に1周設置されており、移行機構の持つ鋼構造足場の幅は900mmであり、鋼構造足場の片端は船体構造と溶接され、他端には鋼製挟持部材が溶接されており、挟持部材内には積層板が接着され、積層板の幅は350mmが採用されており、二次防壁の頂部は積層板内に斜めに挿入されて、積層板と接着固定され、二次防壁頂部の安定性を保証している。
図18、19に示す独立二次防壁式タイプB貯蔵タンクは、一次防壁3の横方向上の底部辺縁が斜縁構造になっており、斜縁角度は好適には45°であるが、これに限らず、一次防壁の側方向上の底部辺縁は直角構造であり、すべての辺縁及び面と面との間の移行にはいずれも丸み付けによる移行が採用され、その半径は好適には100mm~1000mmであるが、これに限らず、構造局部の応力集中を減らすことで、構造の受圧効率を向上させている。一次防壁の外表面には絶縁層8が敷設されている。
二次防壁4は一次防壁3と船体構造2との間に位置し、二次防壁と一次防壁及び船体構造との間は垂直機構によって接続され、垂直支持機構の中間に差し込まれている。二次防壁は1枚の板であり、その厚さは15mmで、板の長さはタイプB貯蔵タンクの最低平面の長さを下回らず、タイプB貯蔵タンクの最大長さを下回り、板の幅はタイプB貯蔵タンクの最低平面の幅を下回らず、タイプB貯蔵タンクの最大幅を下回る。二次防壁の一次防壁寄りの側の四隅には、漏出した液体を収容する収集槽11が設置されている。板の辺縁は上向きに立ち上がった平面止め板であり、かつ二次防壁の底部との移行には丸み付けが用いられており、丸みの半径は好適には50mm~500mmであるが、これに限らず、止め板と板が結合してトレイを形成し、液体の収容効果をさらに高めている。二次防壁の最高点と絶縁層の外表面には600mm~700mmの点検修理空間が残されており、二次防壁の底面と船体構造の間には600mm~700mmの点検修理空間が残されている。
疲労及び亀裂拡大の計算により、液体漏出のハイリスク位置または領域を確定する。タイプB貯蔵タンクの一次防壁の外表面には導流装置が設置されており、導流装置は導流槽(図中未表示)であり、導流槽の片端は収集槽内まで延伸している。少量の液体漏出が発生した場合、導流槽は漏出した液体を収集槽内に導流することができ、収集槽は漏出した液体を収集して、後続の人的な処理に備える。
独立二次防壁式タイプB貯蔵タンクについて、図20、21に示すように、図面と結び付けて本考案をさらに説明すると、一次防壁3の横方向上の底部辺縁は円弧構造であり、その半径は好適には500mm~10000mmあるが、これに限らず、側方向上の底部辺縁は円弧構造であり、その半径は好適には500mm~10000mmであるが、これに限らない。一次防壁の外表面には絶縁層8が敷設されている。
二次防壁4は一次防壁3と船体構造2との間に位置し、二次防壁と一次防壁及び船体構造との間は垂直機構によって接続され、垂直支持機構の中間に差し込まれている。二次防壁は1枚の板であり、板の長さはタイプB貯蔵タンクの最低平面の長さを下回らず、タイプB貯蔵タンクの最大長さを下回り、板の幅はタイプB貯蔵タンクの最低平面の幅を下回らず、タイプB貯蔵タンクの最大幅を下回る。二次防壁の一次防壁寄りの側は、垂直支持機構の位置または領域を妨害せず、漏出した液体を収容する収集槽11が設置されている。板の辺縁は上向きに立ち上がった弧形止め板であり、弧形止め板の丸みの半径は好適には50mm~1000mmであるが、これに限らず、止め板と板が結合してトレイを形成し、液体の収容効果をさらに高めている。二次防壁の最高点と絶縁層の外表面には600mm~700mmの点検修理空間が残されており、二次防壁の底面と船体構造の間には600mm~700mmの点検修理空間が残されている。
疲労及び亀裂拡大の計算により、液体漏出のハイリスク位置または領域を確定する。タイプB貯蔵タンクの一次防壁の外表面には導流装置が設置されており、導流装置は導流槽(図中未表示)であり、導流槽の片端は収集槽内まで延伸している。少量の液体漏出が発生した場合、導流槽は漏出した液体を収集槽内に導流することができ、収集槽は漏出した液体を収集して、後続の人的な処理に備える。
本考案で採用しているこのタイプB貯蔵タンク構造は、タイプB貯蔵タンクに対して全方位の保護を行い、液化ガスの漏出を引き起こすおそれのある危険要素を取り除き、タイプB貯蔵タンクに対するリアルタイム検出及び監視を行って、タイプB貯蔵タンクの船舶航行過程における安全性を保障することができる。

Claims (9)

  1. タイプB貯蔵タンクが船体構造内に設置されている独立二次防壁式タイプB独立貯蔵タンクにおいて、タイプB貯蔵タンクが持つ一次防壁(3)と船体構造(2)との間には支持層が設置されており、支持層は頂部支持機構(5)、側方支持機構(6)及び垂直支持機構(7)を含み、タイプB貯蔵タンクは支持層によって船体構造内に固定されており、
    タイプB貯蔵タンクの底部の、一次防壁と船体構造との間には、さらに二次防壁(4)が設置されており、二次防壁の形状はタイプB貯蔵タンクの底部、外部の輪郭構造と同じであり、タイプB貯蔵タンクの底部を包み込んでおり、二次防壁頂部の最高点はタイプB貯蔵タンクの斜縁の最高点と同じか、またはそれより高く、二次防壁頂部は移行機構によって船体構造と固定接続されており、二次防壁が垂直支持機構を介して一次防壁と船体構造との間に固定され、二次防壁の内表面が第1屈曲防止層に被覆されていることを特徴とする、
    独立二次防壁式タイプB貯蔵タンク。
  2. 二次防壁は1枚の板であり、板の辺縁には上向きに立ち上がる平面止め板または弧形止め板があり、板の長さはタイプB貯蔵タンクの最低平面の長さを下回らず、タイプB貯蔵タンクの最大長さを下回り、板の幅はタイプB貯蔵タンクの最低平面の幅を下回らず、タイプB貯蔵タンク下方の船倉空間の最大幅を下回り、一次防壁の外表面の、タイプB貯蔵タンクの液体漏出のハイリスク位置または領域には導流装置が設置されており、二次防壁の一次防壁寄りの側では、板面上に1つまたは複数の収集槽(11)が固定されており、収集槽は上向きに開口しており、底部は二次防壁上に固定されており、導流装置が漏出した液体を収集槽内まで導流することを特徴とする、請求項1に記載の独立二次防壁式タイプB貯蔵タンク。
  3. 二次防壁頂部の辺縁に沿って、等間隔に1周、移行機構が設置されていることを特徴とする、請求項1に記載の独立二次防壁式タイプB貯蔵タンク。
  4. 移行機構は異形鋼構造足場(54)を有し、鋼構造足場の片端は船体構造と溶接され、他端は鋼構造挟持部材(52)と溶接されており、鋼構造挟持部材は1辺に開口を有する四角い凹溝であり、凹溝の開口は下向きで、内部には積層板(51)が詰められており、二次防壁の頂部が積層板内に挿入されて固定されていることを特徴とする、請求項3に記載の独立二次防壁式タイプB貯蔵タンク。
  5. 二次防壁頂部の最高点が、タイプB貯蔵タンクの斜縁の最高点より800~1000mm上方に位置していることを特徴とする、請求項1に記載の独立二次防壁式タイプB貯蔵タンク。
  6. 第1屈曲防止層はT型材(9)であり、T型材は二次防壁の内表面に溶接され、全体的にメッシュ型を呈する第1屈曲防止層を形成していることを特徴とする、請求項1に記載の独立二次防壁式タイプB貯蔵タンク。
  7. 一次防壁の頂部の、タイプB貯蔵タンクの長手方向に沿って、1列の頂部支持機構が設置されており、一次防壁の両側の、タイプB貯蔵タンクの高さ方向に沿って、1列の側方支持機構が設置されており、一次防壁の底部の、タイプB貯蔵タンクの長手方向に沿って、複数列の垂直支持機構が設置されていることを特徴とする、請求項1に記載の独立二次防壁式タイプB貯蔵タンク。
  8. 二次防壁と一次防壁との間の距離が950~1050mm、二次防壁と船体構造との間の距離が650~750mmであることを特徴とする、請求項1に記載の独立二次防壁式タイプB貯蔵タンク。
  9. 一次防壁の外表面に1層の絶縁層(8)が貼着されていることを特徴とする、請求項1に記載の独立二次防壁式タイプB貯蔵タンク。
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